JPH05332013A - 縦目地構造 - Google Patents

縦目地構造

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JPH05332013A
JPH05332013A JP16701992A JP16701992A JPH05332013A JP H05332013 A JPH05332013 A JP H05332013A JP 16701992 A JP16701992 A JP 16701992A JP 16701992 A JP16701992 A JP 16701992A JP H05332013 A JPH05332013 A JP H05332013A
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JP
Japan
Prior art keywords
dry wall
locking body
waterproof
wall material
piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP16701992A
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English (en)
Inventor
Toru Hashimoto
徹 橋本
Masahiko Abe
雅彦 阿部
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 3部材よりなる縦目地用ジョイナにおいて、
防水体を備えた敷目板に金属製の係止体、化粧キャップ
を嵌合することにより乾式壁材端部に防水性、意匠性を
具備させる。 【構成】 3部材よりなる縦目地用ジョイナAにおい
て、軟質の合成樹脂材よりなる防水体5を形成した釘打
設片1と上方に突出したガイド片2よりなる断面略逆T
字状で金属製もしくは合成樹脂製で長尺状の敷目板B
と、金属製で断面略樋状で底面部中央の表面側に突出し
た凹溝10を持つ短尺の係止体Cと、断面が樋状で両側
壁が弾性変形して嵌合爪となる長尺状の化粧キャップD
とからなり、敷目板Bを躯体αに固定し、その後、敷目
板Bのガイド片2の左右に乾式壁材F端部を載置して係
止体Cを介して乾式壁材Fを固定し、次に化粧キャップ
Dを係止体Cと一体化することにより、防水体5が乾式
壁材Fの裏面により押圧される縦目地構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物に用いる乾
式壁材(以下、単に壁材という)の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地部の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に金属板を表面材とし、合成樹脂発
泡体を芯材とし、シート状物を裏面材としてサンドイッ
チ構造に形成した壁材、あるいは無機系の材料からなる
壁材を用いて横張り状に壁体を形成した際には、壁材の
長手方向の突き合わせによる継目、所謂縦目地が形成さ
れ、この目地をカバーする方法としては壁材を単に突
き合わせ継目地にコーキング材を植設する方法、断面
H字状のジョイナを使用する方法、断面逆T字状の敷
目地に壁材を配設し、係止体を介して化粧キャップによ
り目地を被覆する方法、等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
はコーキング材が耐候的変化、紫外線劣化により、長期
的に防水性、意匠性を保持することができなかった。前
記はジョイナの両方に形成されているコ字状部分に壁
材を差し込む際に、壁材の変形、破損およびジョイナ自
身の変形を招き、美観性、あるいは防水性に欠ける欠点
があった。前記はこれらの欠点を改善したものである
が、雨水の裏面への漏洩を防止するために、敷目板両端
部の釘打設片に防水用の舌片が用いられているのみであ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、縦目地となる躯体上にT字状断面で長
尺状の敷目板を固定し、その防水体の形成された釘打設
片上に壁材の長手方向の両端部を載置すると共に固定具
で固定して縦目地部を形成し、この敷目板のガイド片先
端に短尺の係止体を前記縦目地部を横断するように装着
し、この係止体に弾性変形を介して化粧キャップを係合
し、縦目地部に露出している固定具、係止体、および敷
目板を被覆して防水性と意匠性に富む縦目地を容易に形
成するようにした縦目地構造に関するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る代表的な縦
目地構造について詳細に説明する。図1は上記縦目地構
造を示す断面図であり、Aは縦目地用ジョイナ(以下、
単にジョイナという)、B、C、DはジョイナAを構成
するための敷目板と係止体と化粧キャップである。
【0006】ジョイナAは図2、図3、図4に示すよう
に、長尺状の金属板(カラー鋼板、アルミニウム板、塩
ビ鋼板、ステンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ
鋼板、クラッド鋼板等)、あるいは合成樹脂材(プラス
チック材)をロール成形、プレス成形、押出成形等によ
って形成した敷目板B、係止体C、化粧キャップDの3
部材よりなるものである。
【0007】敷目板Bは断面略逆T字状に形成した長尺
状の釘打設片1と、釘打設片1の中央を長手方向に沿っ
て突設したガイド片2と、その先端に必要に応じて設け
たガイド部3と、釘打設片1上に形成した防水突条4
と、軟質の合成樹脂材よりなる防水体5と、釘打設片1
の長手方向の端縁をはぜ状に屈曲した舌片6とから形成
したものである。また、ガイド部3は密実、中空いずれ
でもよく、その断面は菱形、正方形、あるいは図示しな
いが楔形、半円形、楕円形などの1種に形成したもので
ある。
【0008】敷目板Bの素材としては図3に示すような
合成樹脂材の押出品(プラスチック材)、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、塩化ビニール樹脂、スチロー
ル樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン、フェノール樹
脂、ユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、フッ素樹
脂、ケイ素樹脂、繊維強化プラスチック、等の一種、あ
るいは金属材よりなり、全体の断面形状、機能としては
同様のものである。
【0009】釘打設片1は敷目板Bを躯体α上に釘等の
固定具βを介して固定する部分である。
【0010】防水体5は軟質の合成樹脂材の押出品であ
り、断面を四角形、円形、あるいは図示しないが半円
形、楕円形などの一種に形成したものである。また、図
4に示すように防水体5を敷目板Bの釘打設片1の舌片
6にかしめて固定することもできる。
【0011】敷目板Bにおいて、防水体5は図1に示す
ように壁材Fの裏面により防水体5が変形した状態で密
着し、防水体5の弾力性(復元力)により壁下地への雨
水の浸入を阻止するものである。
【0012】係止体Cは図5(a)、(b)に示すよう
に例えば長さが5〜200mm位の金属板をプレス成形
して底面部7とその両端を内方に垂直に屈曲し、さらに
その先端を外方にはぜ状に屈曲した係止部8とから断面
を略樋状に形成すると共に、底面部7の中央に側縁と平
行にその表面7aから突出させた突起9と、前記敷目板
Bのガイド片2先端に装着する凹溝10とを設けた短尺
体であり、主に化粧キャップDを離脱なく、かつ、容易
に係止するのに役立つものである。勿論、壁材Fの長手
方向の端部を固定し、壁材Fの変形、離脱を阻止するも
のである。
【0013】また、係止体Cの具体的な形状としては、
図5(a)に示すように角状に形成した凹溝10を有す
る係止体C、図5(b)に示すように楔状の凹溝10と
した係止体Cである。
【0014】化粧キャップDは図6に示すように例えば
長さが600〜7272mm位の弾性変形を発揮できる
厚さに形成した金属製材料を略樋状に形成し、縦目地部
14a、壁材F端部に打設した固定具β、係止体Cを覆
って縦目地14に固定具βの頭などを一切露出させない
ための化粧材、および防水材として役立つものである。
【0015】また、化粧キャップDの具体的な形状とし
ては、化粧面11とその両側縁を内側に角度θ(鋭角)
で屈曲した化粧側面12とその下端を内方に屈曲して先
端を内方に屈曲した係合舌片13よりなるものである。
【0016】ここで各部の寸法関係について簡単に説明
する。いま図1、図2、図3、図4、図5(a)、
(b)、および図6に示すように壁材F間の縦目地14
の幅をW1 、敷目板Bのガイド片2の幅をW2 、高さを
1 、釘打設片1から防水突条4、防水体5、舌片6の
高さをh2 、h3 、h4 、係止体Cの高さをh5 、底面
部7の幅をW3 、凹溝10の幅をW4 、化粧キャップD
の高さをh6 、化粧面11の幅をW5 、係合舌片13間
の幅をW6 、壁材Fの厚さをdとすると、W1 +10〜
50mm≒W3 、W1 ≒W2 <W4 、W3 <W5 、W3
<W6 、h1 >d+h2 、h2 ≒h4 <h3 、h5 ≦h
6 の関係である。
【0017】次に、図1を用いて施工方法について簡単
に説明する。まず間柱、主柱、胴縁よりなる躯体α上に
防水シートEを敷設した壁下地上のジョイナAを用いる
部分に、敷目板Bの釘打設片1を固定具βで打設し、固
定する。次に壁材Eを順々に敷目板Bのガイド片2の左
右に当接し、同時に敷目板Bのガイド片2の先端に所定
ピッチで配設した複数個の係止体Cの凹溝10を嵌め込
み、底面部7を固定具βで躯体α上に固定する。次に係
止体Cに対し化粧キャップDの化粧側面12の1つの先
端を係止すると共に押圧し、化粧キャップDの弾性変形
を介して他下端を係止体Cに係合して図示するような縦
目地14を形成するものである。
【0018】以上説明したのは本発明に係る縦目地構造
の一実施例にすぎず、図7(a)〜(f)、図8(a)
〜(d)に示すような敷目板B、図9(a)〜(d)に
示すような係止体C、図10(a)〜(f)に示すよう
な化粧キャップD、図11に示すようなジョイナAを用
いて形成することもできる。
【0019】図7(a)〜(c)は金属板、図7(d)
〜(f)、および図8(a)〜(d)は合成樹脂材(プ
ラスチック材)より形成した敷目板B、図11は出隅部
に使用するジョイナAを示すものであり、特に図8
(a)、(b)は防水突条4の先端を内方へ屈曲したも
のであり、また図8(c)、(d)は防水突条4の代わ
りに軟質の合成樹脂材(プラスチック材)よりなる防水
ヒレ15を形成したものである。
【0020】また、図1に点線で示すようにコーキング
材Gを形成することもできる。あるいは図9(c)、
(d)に示すように係止体Cの凹溝10にコーキング材
Gを形成し、敷目板Bの先端に嵌合する際に敷目板B、
係合体C、壁材Fを密着させることにより防水性を高め
ることができる。
【0021】
【発明の効果】上述したように本発明に係る縦目地構造
によれば、壁材の端部で形成される縦目地部が外観に
直接現れないため壁材の施工に高い精度は必要なく、し
かもガイド片を基準として壁材端面を当接するだけでよ
いため施工時間を大幅に短縮できる。壁材端部に打設
した固定具は全く外観に現れないため従前と異なり化粧
塗膜を縦目地部に施す必要がなく、底コストとなると共
に、色違いなどによるまだら模様も壁体には生じない。
縦目地は化粧キャップで全て被覆されているため、す
ぐれた防水性、耐候性を有する縦目地となる。軟質の
合成樹脂材よりなる防水体が、常時壁材の裏面により押
圧され変形した状態で密着し、壁下地への雨水の侵入を
阻止し、より防水性を高めることができる。さらに、
化粧キャップの交換が容易なため壁に塗料を全面的に塗
布して補修した際もその色に合った化粧キャップを装着
しうる利点がある。係止体を壁材端部に載置し、か
つ、底面部を躯体に固定したため、壁材表面に変形がな
く、堅牢で、しかも壁材端部を押さえて壁材を確実に支
持できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦目地構造の一実施例を示す断面
図である。
【図2】縦目地用ジョイナの構成部材である敷目板の一
例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図3】縦目地用ジョイナの構成部材である敷目板の一
例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図4】縦目地用ジョイナの構成部材である敷目板の一
例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図5】縦目地用ジョイナの構成部材である係止体の一
例を示す斜視図である。
【図6】縦目地用ジョイナの構成部材である化粧キャッ
プの一例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図7】敷目板のその他の例を示す断面図である。
【図8】敷目板のその他の例を示す断面図である。
【図9】係止体のその他の例を示す斜視図である。
【図10】化粧キャップのその他の例を示す一部切り欠
き斜視図である。
【図11】縦目地用ジョイナのその他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
A 縦目地用ジョイナ B 敷目板 C 係止体 D 化粧キャップ E 防水シート F 乾式壁材 5 防水体 6 舌片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横張り用の乾式壁材を長手方向に突き合
    わせて形成する継目地の構造において、水平面状の釘打
    設片と、少なくとも目地となる端部の板厚の寸法以上と
    した該釘打設片上に垂直に突出したガイド片と、前記釘
    打設片上に形成した軟質の合成樹脂材よりなる防水体と
    からなる断面略逆T字状に形成した長尺状の敷目板と、
    底面部の両側端を内方に屈曲し断面略樋状に形成すると
    共に底面部中央をその表面側に突出せしめて前記敷目板
    の垂直部先端に装着しうる凹溝を形成した短尺状の係止
    体と、断面が樋状で両側壁が弾性変形して嵌合爪となる
    長尺状の化粧キャップとからなり、前記敷目板の釘打設
    片の裏面を躯体に当接して固定し、該躯体上に横張り用
    の乾式壁材をガイド片の左右に配設、固定し、次に上記
    敷目板の乾式壁材の表面から突出した垂直面部先端に前
    記係止体の凹溝を嵌めると共に、その底面部を躯体に所
    定ピッチで複数個固定し、該係止体に前記化粧キャップ
    を係合すると共に、前記防水体が乾式壁材の裏面により
    押圧された状態で一体化し、乾式壁材の端部を被覆した
    ことを特徴とする縦目地構造。
JP16701992A 1992-06-01 1992-06-01 縦目地構造 Pending JPH05332013A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019070233A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 城東テクノ株式会社 目地ジョイナー及びこれを用いた外壁構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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