JPH05330747A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JPH05330747A
JPH05330747A JP4141520A JP14152092A JPH05330747A JP H05330747 A JPH05330747 A JP H05330747A JP 4141520 A JP4141520 A JP 4141520A JP 14152092 A JP14152092 A JP 14152092A JP H05330747 A JPH05330747 A JP H05330747A
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elevator
speed
torque
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Masanori Yasue
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/28Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical

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  • Automation & Control Theory (AREA)
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  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止摩擦力による起動時の振動を抑え、滑ら
かな起動を行なうエレベータの制御装置を得る。 【構成】 起動時のみトルク指令信号11bに周波数信
号16aを加えて速度制御をするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータ制御装置
に係り、特にエレベータの起動を滑らかに行なえるよう
にしたエレベータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のエレベータ制御装置を示す
ブロック図である。図4において、1はモータ、2はモ
ータ1によって駆動される巻上機、3は巻上機2の綱車
(図示しない)に巻きかけられたメインロープ、4はメ
インロープ3の一端にとり付けられたエレベータのか
ご、5はメインロープ3の他端にとり付けられた釣合お
もりである。又、6はモータの回転軸に設けられモータ
の回転速度を検出し、帰還速度信号6aとして出力する
ための速度検出器、7はかご4に設けられ、かご4内の
負荷(例えば乗客の重さ)を検出し、負荷信号7aとし
て出力する秤装置、8はモータ1に接続されてモータ1
を駆動するための電源を供給する電力変換器、9は電力
変換器8とモータ1との間に設けられモータ電流を検出
して電流信号9aとして出力する電流検出器である。更
に、10はエレベータの速度指令信号10aを発生する
速度指令発生装置、11は速度指令発生装置10及び速
度検出器6の出力側に接続され、速度指令信号10aお
よび帰還速度信号6aに基づいて第1のトルク指令信号
11aを発生する速度制御装置である。12は秤装置7
の出力側に接続され秤装置7の出力であるかご4の負荷
信号7aからかご4側と釣り合いおもり5側のアンバラ
ンス荷重を演算し、アンバランス荷重に基づいてトルク
補償信号12aを出力する秤補償装置、13は速度制御
装置11及び秤補償装置12の出力側に接続され、第1
のトルク補償信号11aにトルク補償信号12aを加え
第2のトルク指令信号を得る加算器、14は速度検出器
6、電流検出器9及び加算器13の出力側に接続され、
第2のトルク指令信号11b、帰還速度信号6a及び電
流信号9aにより電力変換器8への入力信号14aを形
成するトルク制御装置である。
【0003】次に、以上のように構成された従来のエレ
ベータ制御装置の動作について説明する。かご4に乗客
が乗り込むと秤装置7によってかご4の負荷が検出さ
れ、秤補償装置12によってトルク補償信号12aが演
算される。トルク補償信号12aはかご4側と釣合おも
り5側とのアンバランス荷重に釣り合うためのモータト
ルクに対応する。エレベータの起動後、速度指令信号1
0aと帰還速度信号6aに基づいて速度制御装置11か
ら第1のトルク指令信号11aが出力される。通常、速
度制御の演算は速度指令信号10aと帰還速度信号6a
の偏差によるPI演算が用いられる。第1のトルク指令
信号11aは加算器13によりトルク補償信号12aと
加え合わされて第2のトルク指令信号11bとなる。第
2のトルク指令信号11bはトルク制御装置14に入力
され、トルク制御装置14の出力信号13aに基づいて
電力変換器8はモータ1を駆動し、かご4が昇降され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ制御
装置は以上のように構成されているため、次のような問
題点があった。一般に、静止した物体が動き始めるため
には最大静止摩擦力に打ち勝つための外力が必要とな
る。この最大静止摩擦力は物体が動いているときの動摩
擦力に比べ、たいへん大きな力である。減速機付きのエ
レベータを起動する際にも、減速機の歯車(図示しな
い)などの各部には大きな静止摩擦力が働くため、大き
な起動トルクが必要となる。しかし、起動直後は起動ト
ルクよりも小さい動摩擦力が働くため、エレベータは必
要以上のトルクで駆動されることとなり、これを速度制
御装置が補償しようとするため大きな振動を伴うことに
なる。
【0005】これを図5によって説明する。エレベータ
の起動前、第2のトルク指令信号11bには図5(b)
に示されるようにアンバランス荷重を補償するためのト
ルクが予め与えられている。エレベータの起動時、図5
(a)に示されるように速度指令信号10aが上昇して
帰還速度信号6aとの偏差が大きくなり、PI演算によ
って第2のトルク指令信号11bが静止摩擦力に打ち勝
つだけの値になったところでエレベータが動き始める。
しかし、前述したように起動直後は必要以上のトルクで
駆動されるためエレベータは過剰に加速される。このた
め、速度制御装置11によってトルク指令信号11bが
急減し、図5(c)に示されるようにかご4の加速度信
号に大きな振動が発生する。速度制御系の応答が十分速
ければこのような振動は抑えられるが、通常のエレベー
タでは制御系の応答は速くできない。
【0006】この発明は前述したような問題点を解決す
るためになされたもので、静止摩擦力による起動時の振
動を抑えるエレベータの制御装置を得ることを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ制御装置は、トルク指令信号を出力してモータを駆動
することによりエレベータの速度制御を行なうトルク指
令信号出力手段と、前記エレベータに設けられ前記エレ
ベータの負荷を検出する負荷検出手段と、 前記エレベ
ータが起動した時から所定の速度に達するまでの起動期
間を検出する起動検出手段と、この起動検出手段及び前
記負荷検出手段に接続され、前記負荷に応じた周波数信
号を前記起動期間に亘り出力する発振器とを備え、この
発振器により出力された前記周波数信号が前記トルク指
令信号に加えられようにしたものである。
【0008】
【作用】この発明におけるエレベータ制御装置は、以下
のように作用する。エレベータの起動時にトルク指令信
号に加えられる周波数信号は、モータをその周波数及び
振幅に応じて振動させる。このモータの振動により、減
速機の歯車も振動し、静止摩擦力が動摩擦力に変わるた
め、大きな起動トルクは必要なくなる。したがって、エ
レベータの起動直後にも駆動トルクの大きな変動はなく
滑らかな起動が可能となる。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明のエレベータ制御装置を示すブロッ
ク図である。15は速度検出器6及びエレベータの起動
スイッチ(図示しない)に接続された起動検出装置であ
って、エレベータが起動された時から所定の速度に達す
るまでの起動期間を検出し、この起動期間に亘り起動検
出信号15aを出力する起動検出装置、16は秤装置7
及び起動検出装置15に接続され、起動期間に亘って負
荷信号7aに応じた振幅と周波数の微小正弦波を周波数
信号16aとして発生する発振器、17は第2のトルク
指令信号11bに周波数信号16aを加え、第3のトル
ク指令信号11cとしてトルク制御装置14に出力する
加算器である。モータ1〜トルク制御装置14は図4に
示したものと同じである。尚、周波数信号16aは減速
機(図示しない)が振動しても、減速機とロープ3系の
減衰により、かご4までは振動が伝わらないような振幅
と周波数に設定されている。又、減速機付きエレベータ
ではカ行時と回生時で、負荷のアンバランス荷重に対す
るモータの駆動トルクの特性が大きく異なるため、秤補
償装置12におけるアンバランス荷重とトルク補償信号
12aとの関係は図2に示すように設定される。図2に
おいて、FLUはエレベータの上昇時に負荷が最大の場
合、NLDはエレベータの下降時に負荷が最小の場合、
FLDはエレベータの下降時に負荷が最大の場合、NL
Uはエレベータの上昇時に負荷が最小の場合を示してい
る。
【0010】次に動作を図1,図3について説明する。
図3(a)は起動時の速度指令信号10aと帰還速度信
号6a、図3(b)は第3のトルク指令信号11c、図
3(c)はかご4の加速度信号をそれぞれ示す図であ
る。起動と同時に起動検出信号15aが起動検出装置1
5より出力され、周波数信号16aが発振器16から出
力される。トルク制御装置14への入力信号である第3
のトルク指令信号11cは、加算器17により第2のト
ルク指令信号11bに周波数信号16aを加えて形成さ
れる。周波数信号16aによりモータ1は微小に振動さ
れ、モータ1の振動により減速機の歯車(図示しない)
も微小に振動する。減速機が振動しても、減速機とロー
プ3系の減衰により、かご4までは振動が伝わらない。
よって、見かけ上エレベータが静止していても、減速機
の摩擦力は静止摩擦力ではなく動摩擦力となり、従って
速度指令信号10aが上昇して動き始める際にも大きな
駆動トルクは必要なく、帰還速度信号6aは速度指令信
号10aに追従してエレベータは滑らかに起動される。
また、エレベータが動き始め、所定の速度に達すると、
起動検出装置15は起動検出信号15aの出力を停止
し、発振器16は周波数信号16aの出力を停止する。
従って、エレベータが動き始めた後は第2のトルク指令
信号11bによって滑らかに運転される。
【0011】以上、この発明の実施例において、速度指
令発生装置10、速度制御装置11、秤装置7、秤補償
装置12及び加算器13は請求項1におけるトルク指令
信号出力手段を構成し、第2のトルク指令信号11bは
請求項1におけるトルク指令信号を構成し、秤装置7は
請求項1における負荷検出手段を構成し、起動検出装置
15及び速度検出器6は請求項1における起動検出手段
を構成している。尚、実施例では周波数信号16aとし
て微小正弦波を用いたが、この発明はかかる正弦波に限
定されることはなく、パルス波等であってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るエレベー
タ制御装置は、トルク指令信号を出力してモータを駆動
することによりエレベータの速度制御を行なうトルク指
令信号出力手段と、前記エレベータに設けられ前記エレ
ベータの負荷を検出する負荷検出手段と、 前記エレベ
ータが起動した時から所定の速度に達するまでの起動期
間を検出する起動検出手段と、この起動検出手段及び前
記負荷検出手段に接続され、前記負荷に応じた周波数信
号を前記起動期間に亘り出力する発振器とを備え、この
発振器により出力された前記周波数信号が前記トルク指
令信号に加えられようにしたので静止摩擦力による起動
トルクの増大がなく、減速機付きのエレベータの起動を
滑らかに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるエレベータ制御装置を
示すブロック図である。
【図2】アンバランス荷重とトルク補償信号との関係を
示す図である。
【図3】この発明の実施例による起動時の各信号波形を
示す図である。
【図4】従来のエレベータ制御装置を示すブロック図で
ある。
【図5】従来のエレベータ制御装置による起動時の各信
号波形を示す図である。
【符号の説明】
1 モータ 4 かご 6 速度検出器 7 秤装置 10 速度指令発生装置 11 速度制御装置 12 秤補償装置 15 起動検出装置 16 発振器 17 加算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図4は従来のエレベータ制御装置を示す
ブロック図である。図4において、1はモータ、2はモ
ータ1によって駆動される巻上機、3は巻上機2の綱車
(図示しない)に巻きかけられたメインロープ、4はメ
インロープ3の一端にとり付けられたエレベータのか
ご、5はメインロープ3の他端にとり付けられた釣合お
もりである。又、6はモータの回転軸に設けられモータ
の回転速度を検出し、帰還速度信号6aとして出力する
ための速度検出器、7はかご4に設けられ、かご4内の
負荷(例えば乗客の重さ)を検出し、負荷信号7aとし
て出力する秤装置、8はモータ1に接続されてモータ1
を駆動するための電源を供給する電力変換器、9は電力
変換器8とモータ1との間に設けられモータ電流を検出
して電流信号9aとして出力する電流検出器である。更
に、10はエレベータの速度指令信号10aを発生する
速度指令発生装置、11は速度指令発生装置10及び速
度検出器6の出力側に接続され、速度指令信号10aお
よび帰還速度信号6aに基づいて第1のトルク指令信号
11aを発生する速度制御装置である。12は秤装置7
の出力側に接続され秤装置7の出力であるかご4の負荷
信号7aからかご4側と釣り合いおもり5側のアンバラ
ンス荷重を演算し、アンバランス荷重に基づいてトルク
補償信号12aを出力する秤補償装置、13は速度制御
装置11及び秤補償装置12の出力側に接続され、第1
のトルク補償信号11aにトルク補償信号12aを加え
第2のトルク指令信号11bを得る加算器、14は速度
検出器6、電流検出器9及び加算器13の出力側に接続
され、第2のトルク指令信号11b、帰還速度信号6a
及び電流信号9aにより電力変換器8への入力信号14
aを形成するトルク制御装置である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】次に、以上のように構成された従来のエレ
ベータ制御装置の動作について説明する。かご4に乗客
が乗り込むと秤装置7によってかご4の負荷が検出さ
れ、秤補償装置12によってトルク補償信号12aが演
算される。トルク補償信号12aはかご4側と釣合おも
り5側とのアンバランス荷重に釣り合うためのモータト
ルクに対応する。エレベータの起動後、速度指令信号1
0aと帰還速度信号6aに基づいて速度制御装置11か
ら第1のトルク指令信号11aが出力される。通常、速
度制御の演算は速度指令信号10aと帰還速度信号6a
の偏差によるPI演算が用いられる。第1のトルク指令
信号11aは加算器13によりトルク補償信号12aと
加え合わされて第2のトルク指令信号11bとなる。第
2のトルク指令信号11bはトルク制御装置14に入力
され、トルク制御装置14の出力信号14aに基づいて
電力変換器8はモータ1を駆動し、かご4が昇降され
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ制御装置は、トルク指令信号を出力してモータを駆動
することによりエレベータの速度制御を行なうトルク指
令信号出力手段と、前記エレベータに設けられ前記エレ
ベータの負荷を検出する負荷検出手段と、前記エレベー
タが起動した時から所定の速度に達するまでの起動期間
を検出する起動検出手段と、この起動検出手段及び前記
負荷検出手段に接続され、前記負荷に応じた周波数を有
するディザ信号を前記起動期間に亘り出力する発振器と
を備え、この発振器により出力された前記ディザ信号
前記トルク指令信号に加えられようにしたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】この発明におけるエレベータ制御装置は、以下
のように作用する。エレベータの起動時にトルク指令信
号に加えられるディザ信号は、モータをその周波数及び
振幅に応じて振動させる。このモータの振動により、減
速機の歯車も振動し、静止摩擦力が動摩擦力に変わるた
め、大きな起動トルクは必要なくなる。したがって、エ
レベータの起動直後にも駆動トルクの大きな変動はなく
滑らかな起動が可能となる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明のエレベータ制御装置を示すブロッ
ク図である。15は速度検出器6及びエレベータの起動
スイッチ(図示しない)に接続された起動検出装置であ
って、エレベータが起動された時から所定の速度に達す
るまでの起動期間を検出し、この起動期間に亘り起動検
出信号15aを出力する起動検出装置、16は秤装置7
及び起動検出装置15に接続され、起動期間に亘って負
荷信号7aに応じた振幅と周波数の微小正弦波をディザ
信号16aとして発生する発振器、17は第2のトルク
指令信号11bにディザ信号16aを加え、第3のトル
ク指令信号11cとしてトルク制御装置14に出力する
加算器である。モータ1〜トルク制御装置14は図4に
示したものと同じである。尚、ディザ信号16aは減速
機(図示しない)が振動しても、減速機とロープ3系の
減衰により、かご4までは振動が伝わらないような振幅
と周波数に設定されている。又、減速機付きエレベータ
ではカ行時と回生時で、負荷のアンバランス荷重に対す
るモータの駆動トルクの特性が大きく異なるため、秤補
償装置12におけるアンバランス荷重とトルク補償信号
12aとの関係は図2に示すように設定される。図2に
おいて、FLUはエレベータの上昇時に負荷が最大の場
合、NLDはエレベータの下降時に負荷が最小の場合、
FLDはエレベータの下降時に負荷が最大の場合、NL
Uはエレベータの上昇時に負荷が最小の場合を示してい
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】次に動作を図1,図3について説明する。
図3(a)は起動時の速度指令信号10aと帰還速度信
号6a、図3(b)は第3のトルク指令信号11c、図
3(c)はかご4の加速度信号をそれぞれ示す図であ
る。起動と同時に起動検出信号15aが起動検出装置1
5より出力され、ディザ信号16aが発振器16から出
力される。トルク制御装置14への入力信号である第3
のトルク指令信号11cは、加算器17により第2のト
ルク指令信号11bにディザ信号16aを加えて形成さ
れる。ディザ信号16aによりモータ1は微小に振動さ
れ、モータ1の振動により減速機の歯車(図示しない)
も微小に振動する。減速機が振動しても、減速機とロー
プ系の減衰により、かご4までは振動が伝わらない。よ
って、見かけ上エレベータが静止していても、減速機の
摩擦力は静止摩擦力ではなく動摩擦力となり、従って速
度指令信号10aが上昇して動き始める際にも大きな駆
動トルクは必要なく、帰還速度信号6aは速度指令信号
10aに追従してエレベータは滑らかに起動される。ま
た、エレベータが動き始め、所定の速度に達すると、起
動検出装置15は起動検出信号15aの出力を停止し、
発振器16はディザ信号16aの出力を停止する。従っ
て、エレベータが動き始めた後は第2のトルク指令信号
11bによって滑らかに運転される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】以上、この発明の実施例において、速度指
令発生装置10、速度制御装置11、秤装置7、秤補償
装置12及び加算器13は請求項1におけるトルク指令
信号出力手段を構成し、第2のトルク指令信号11bは
請求項1におけるトルク指令信号を構成し、秤装置7は
請求項1における負荷検出手段を構成し、起動検出装置
15及び速度検出器6は請求項1における起動検出手段
を構成している。尚、実施例ではディザ信号16aとし
て微小正弦波を用いたが、この発明はかかる正弦波に限
定されることはなく、パルス波等であってもよい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るエレベー
タ制御装置は、トルク指令信号を出力してモータを駆動
することによりエレベータの速度制御を行なうトルク指
令信号出力手段と、前記エレベータに設けられ前記エレ
ベータの負荷を検出する負荷検出手段と、 前記エレベ
ータが起動した時から所定の速度に達するまでの起動期
間を検出する起動検出手段と、この起動検出手段及び前
記負荷検出手段に接続され、前記負荷に応じた周波数を
有するディザ信号を前記起動期間に亘り出力する発振器
とを備え、この発振器により出力された前記ディザ信号
が前記トルク指令信号に加えられようにしたので静止摩
擦力による起動トルクの増大がなく、減速機付きのエレ
ベータの起動を滑らかに行なうことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク指令信号を出力してモータを駆動
    することによりエレベータの速度制御を行なうトルク指
    令信号出力手段と、 前記エレベータに設けられ前記エレベータの負荷を検出
    する負荷検出手段と、 前記エレベータが起動した時から所定の速度に達するま
    での起動期間を検出する起動検出手段と、 この起動検出手段及び前記負荷検出手段に接続され、前
    記負荷に応じた周波数信号を前記起動期間に亘り出力す
    る発振器とを備え、 この発振器により出力された前記周波数信号が前記トル
    ク指令信号に加えられることを特徴とするエレベータ制
    御装置。
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