JPH05330377A - 荷役車両 - Google Patents

荷役車両

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JPH05330377A
JPH05330377A JP13721692A JP13721692A JPH05330377A JP H05330377 A JPH05330377 A JP H05330377A JP 13721692 A JP13721692 A JP 13721692A JP 13721692 A JP13721692 A JP 13721692A JP H05330377 A JPH05330377 A JP H05330377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
mast
cargo handling
handling vehicle
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP13721692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nakajo
利博 仲條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷役車両1にコンテナ18等の荷の積卸しを
水平状態で行う。 【構成】 荷役車両1のシャシフレーム2に沿って前後
方向にガイドレール8を敷設し、ガイドレール8に係合
して前後進するマスト支持体9を設け、マスト支持体9
には荷18を保持して昇降する昇降マスト装置6を係止
すると共に、ガイドレール8の前端部にコラム4を立設
し、マスト支持体9の上段と下段とに滑車を設け、上段
と下段の滑車に平衡索体15を掛回し、その一端をガイ
ドレール8の後端、他端をコラム4の上端部に取付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナ等の荷の積卸
しを水平状態で行うことのできる荷役車両に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷役車両としては、図16に示す
ように、シャシフレーム103と荷役アーム104との
間に介在させた油圧シリンダ106の伸長により荷役ア
ーム104を後方に回動して、シャシフレーム103上
のボデイ105を地上へ卸し、また前記とは逆に油圧シ
リンダ106の縮小により荷役アーム104を前方へ回
動して地上のボデイ105をシャシフレーム103上へ
積込むものがある(特開昭59−137225号参
照)。
【0003】しかし、このような荷役車両では、荷役時
にボデイ105が傾斜するため、ボデイ105内の積荷
が飛散するという欠点がある。そこで、荷役時に積荷が
飛散するのを防止するために、図17に示すように、シ
ャシフレーム103の前後に荷役アーム104F,10
4Rを設けて平行リンクを構成し、ボデイ105の水平
状態を維持しながらボデイ105の積卸しを行うことが
できるものが提案されている(特開昭63−93642
号参照)。
【0004】ところが、平行リンク機構を用いた荷役車
両では、積卸しを行う際、ボデイ105は円弧軌跡を描
き高い位置を移動する。従って、室内で荷役作業を行う
場合、ボデイ105が天井に接触する虞れがある。ま
た、平行リンク機構を用いると荷役アーム104F,1
04Rの内側にボデイ105を配設しなければならない
ため、ボデイ105の幅が狭くなり、しかも、ボデイ1
05の前端部の形状も船形に傾斜させるためボデイ10
5の容積が犠牲になるという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は荷役車両に
おけるかかる問題を解決するものであって、コンテナ等
の荷の積卸時に荷を水平状態に維持しながら、上下及び
前後方向へ移動させることにより、積荷の崩れや飛散を
防止すると共に、室内でも天井への接触の虞れがなく安
全に荷役作業を行うことでき、また、荷の幅を広くで
き、前端部の形状も船形に傾斜を付ける必要がなく、荷
の容積を大きくできる荷役車両を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、アウトリガを
備えた車両に、シャシフレームに沿って前後方向にガイ
ドレールを敷設し、このガイドレールに係合して前後進
するマスト支持体を設け、マスト支持体には荷を保持し
て昇降する昇降マスト装置を係止すると共に、ガイドレ
ールの前端部にコラムを立設し、マスト支持体の上段と
下段とに滑車を設け、上段と下段の滑車に平衡索体を掛
回し、その一端をガイドレールの後端に取付け、他端を
コラムの上端部に取付けて荷役車両を構成し、上記課題
を解決している。
【0007】平衡索体をチエンとし、このチエンに係合
するスプロケットと駆動装置とをマスト支持体に設ける
ことにより、平衡索体はマスト支持体の前後進駆動にも
利用することができる。
【0008】
【作用】荷を積込む際には、荷役車両を荷の前端まで後
退接近して停車させ、アウトリガを張出し接地させて安
定を確保した後、マスト支持体を、ガイドレールの後端
にまで後退させ、昇降マスト装置を下降させて荷を連結
する。次に、昇降マスト装置を上昇させて荷を持上げ、
荷の下面がガイドレールの上面より少し高い位置で止め
る。それから、マスト支持体をガイドレールの前端まで
前進させ、昇降マスト装置を下降させて、ガイドレール
上に荷を載置して固定し、アウトリガを格納して荷役車
両を走行させ、積載した荷を所望の場所へ運搬する。
【0009】昇降マスト装置で荷を持上げた場合には、
荷の重量による吊上げモーメントが発生し、マスト支持
体に対して倒伏作用を起こすことになるが、マスト支持
体の上段と下段とに設けた滑車に、平衡索体を掛回しマ
スト支持体が鉛直状態になるようにガイドレールの後端
とコラムの上端部との間に張設しているので、マスト支
持体に対する倒伏作用は抑止され、前後進時にもマスト
支持体は鉛直状態を保ち、荷を水平に保持できる。
【0010】荷を卸す際には、荷役車両を停車させ、ア
ウトリガを張出し接地させて安定を確保した後、積込み
と逆の手順で積荷を卸す。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である荷役車両の
側面図、図2は荷役車両の荷台部分の平面図、図3はそ
の側面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の
5−5線断面図、図6は昇降マスト装置の縦断面図であ
る。この実施例では、荷役車両1は、シャシフレーム2
の前部にキャブ3、シャシフレーム2の後部にアウトリ
ガ7を備えている。キャブ3の後方のシャシフレーム2
上面には、左右両側に沿ってガイドレール8が敷設され
ており、このガイドレール8に係合して前後進するマス
ト支持体9が設けられている。ガイドレール8の前端に
はコラム4が立設されている。
【0012】マスト支持体9は、サドル10と、下端部
が枢支ピン22でサドル10に枢着されたポスト5とで
構成されており、ポスト5の上端部に昇降マスト装置6
が係止ピン19で係止されている。サドル10の下端部
には、ガイドレール8の内側に係合するローラ17Fと
ローラ17Rとが前後のシャフト34F、34Rで枢着
れている。ローラ17F、17Rには、スプロケット2
4F、24Rが並設されており、スプロケット24Fの
下側とスプロケット24Rの上側には走行チエン26を
噛合わせ、走行チエン26の前端はガイドレール8の前
端に止め金27で、走行チエン26の後端はガイドレー
ル8の後端に止め金28で取付けられている。サドル1
0の側面には、走行用の駆動装置としてモータ30と減
速機29とが設けられており、減速機29の出力軸の駆
動スプロケット23の回転が駆動チエン16を介して、
シャフト34Fに固定された被動スプロケット24Dに
伝達され、走行チエン26に噛合ったスプロケット24
Fが回転して、マスト支持体9が前後進する。
【0013】昇降マスト装置6は、外マスト42と内マ
スト39とを摺動自在に嵌装し外マスト42と内マスト
39との間に昇降シリンダ40を取付け、外マスト42
上端部には掛金41を固設している。内マスト39の上
端部には掛金37を具えており、この掛金37がポスト
5の上端部に係止ピン19で係止される。また、この係
止ピン19には滑車20が枢着されており、枢支ピン2
2には滑車21が枢着されている。
【0014】滑車20と滑車21とには、ポスト5が鉛
直状態になるように平衡ロープ15が掛回され、その後
端がガイドレール8の後端に止め金38で、前端はガイ
ドレール8の前端に止め金25で取付けられている。図
7及び図8はこの実施例の荷役車両にコンテナを積込む
場合の積込作業の説明図である。
【0015】コンテナ18をを積込む際には、図7に示
すように、荷役車両1をコンテナ18の前端まで後退接
近して停車させ、アウトリガ7を張出し接地させて安定
を確保した後、マスト支持体9を、ガイドレール8の後
端にまで後退させ、昇降シリンダ40を伸長して昇降マ
スト装置6を下降させてコンテナ18を掛ピン60で掛
金41に連結する。次に、昇降シリンダ40を縮小し図
8に示すように、昇降マスト装置6を上昇させてコンテ
ナ18を持上げ、コンテナ18の下面がガイドレール8
の上面より少し高い位置で止める。それから、モータ3
0を起動してマスト支持体9をガイドレール8の前端ま
で前進させ、昇降マスト装置6を下降させて、図1のよ
うにガイドレール8上にコンテナ18を載置して固定
し、アウトリガ7を格納して荷役車両1を走行させ、積
載したコンテナ18を所望の場所へ運搬する。
【0016】昇降マスト装置6で荷を持上げた場合に
は、コンテナ18の荷重による吊上げモーメントが発生
し、マスト支持体9に対して倒伏作用を起こすことにな
るが、マスト支持体9の滑車20、21に、平衡ロープ
15を掛回しマスト支持体9が鉛直状態になるようにガ
イドレール8の後端とコラム4の上端部との間に張設し
ているので、マスト支持体9に対する倒伏作用は抑止さ
れ、前後進時にもマスト支持体9は鉛直状態を保ち、コ
ンテナ18は水平に保持される。
【0017】コンテナ18を卸す際には、荷役車両1を
停車させ、アウトリガ9を張出し接地させて安定を確保
した後、積込みと逆の手順で卸す。図9は他の実施例の
荷台部分の側面図、図10は図9の10−10線断面図
である。この実施例では、平衡索体として平衡ロープ1
5に代えて平衡チエン15Cを用い、滑車20、21に
代えてスプロケット20S、21Sを設けている。更
に、ポスト5にモータ30と減速機29とを設けて、ス
プロケット20S、21Sを回転させ、マスト支持体9
を前後進させるよう構成しており、駆動チエン16を別
途設ける必要がない。ガイドレール8の後端には、ガイ
ドローラ50を設けてコンテナ18の下面を転支し、前
後進時のコンテナ18の安定を図っている。
【0018】図11は更に他の実施例の説明図、図12
は図11の12−12線断面図である。実施例では、マ
スト支持体9は、サドルとポストが一体化され、その下
部にローラ17を設けている。また、コンテナ18は昇
降マスト装置6に掛ピン60で固定される。図13はシ
ャーシフレーム2とガイドレール8との間に起伏伸縮す
るブーム70を設け、昇降マスト装置6に作業台71を
連結して高所作業車としても使用できるようにした実施
例である。
【0019】図14は昇降マスト装置6に荷役用パレッ
ト72を連結した実施例であり、この荷役用パレット7
2は乗込み角度が小さいため、作業者74が手押し車7
3で荷を容易に積込むことができる。図15は昇降マス
ト装置6に車両運搬用パレット75を連結した実施例で
あり、車両運搬用パレット75の乗込み角度が小さいた
め、車両76は後端が地面に接触することなくスムーズ
に乗込むことができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の荷役車
両は、荷の積卸時に荷を水平状態に維持しながら、上下
及び前後方向へ移動させることにより、積荷の崩れや飛
散を防止すると共に、室内でも天井への接触の虞れがな
く安全に荷役作業を行うことでき、特に背高コンテナの
運搬に好適である。また、荷の重量により発生する吊上
げモーメントに起因する倒伏作用を平衡索体で抑止する
ため、マスト支持体の前後のローラの間隔を広くする必
要がなく、マスト支持体の長さを短くして、積荷の全長
を長くすることができる。更に、荷の前端部を船形にす
る必要がなく、前幅、全高さを車両限度一杯に設定し荷
容積の増大を図ることができる。しかも、荷の形態は、
必要に応じて、コンテナ、作業台、荷役用パレット、車
両運搬用パレット等変更することにより、多様な荷役作
業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である荷役車両の側面図であ
る。
【図2】荷役車両の荷台部分の平面図である。
【図3】荷役車両の荷台部分の側面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】昇降マスト装置の縦断面図である。
【図7】積込作業の説明図である。
【図8】積込作業の説明図である。
【図9】他の実施例の荷台部分の側面図である。
【図10】図9の10−10線断面図である。
【図11】更に他の実施例の説明図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【図13】高所作業車として使用する実施例の説明図で
ある。
【図14】荷役用パレットを連結した実施例の説明図で
ある。
【図15】車両運搬用パレットを連結した実施例の説明
図である。
【図16】従来の荷役車両の説明図である。
【図17】従来の荷役車両の説明図である。
【符号の説明】
1 荷役車両 2 シャシフレーム 4 コラム 5 ポスト 6 昇降マスト装置 7 アウトリガ 8 ガイドレール 9 マスト支持体 10 サドル 15 平衡ロープ 15C 平衡チエン 20 滑車 20S スプロケット 21 滑車 21S スプロケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトリガを備えた車両に、シャシフレ
    ームに沿って前後方向にガイドレールを敷設し、該ガイ
    ドレールに係合して前後進するマスト支持体を設け、該
    マスト支持体には荷を保持して昇降する昇降マスト装置
    を係止すると共に、前記ガイドレールの前端部にコラム
    を立設し、前記マスト支持体の上段と下段とに滑車を設
    け、上段と下段の滑車に平衡索体を掛回し、その一端を
    ガイドレールの後端に取付け、他端をコラムの上端部に
    取付けてなる荷役車両。
  2. 【請求項2】 平衡索体をチエンとし、該チエンに係合
    するスプロケットと駆動装置とをマスト支持体に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
JP13721692A 1992-05-28 1992-05-28 荷役車両 Pending JPH05330377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13721692A JPH05330377A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 荷役車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13721692A JPH05330377A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 荷役車両

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Publication Number Publication Date
JPH05330377A true JPH05330377A (ja) 1993-12-14

Family

ID=15193506

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13721692A Pending JPH05330377A (ja) 1992-05-28 1992-05-28 荷役車両

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JP (1) JPH05330377A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100940889B1 (ko) * 2009-06-05 2010-02-09 지이티 주식회사 스토리지 컨테이너의 로딩과 언로딩 및 운송장치
US20110305550A1 (en) * 2010-06-10 2011-12-15 Andrew Ralph Haire Motor vehicle configured for cargo transport and vehicle-mountable cargo transport apparatus

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010306