JPH05330284A - Icカードの製造方法 - Google Patents

Icカードの製造方法

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JPH05330284A
JPH05330284A JP4136964A JP13696492A JPH05330284A JP H05330284 A JPH05330284 A JP H05330284A JP 4136964 A JP4136964 A JP 4136964A JP 13696492 A JP13696492 A JP 13696492A JP H05330284 A JPH05330284 A JP H05330284A
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JP
Japan
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adhesive
resin
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forming material
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JP4136964A
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Masami Shiobara
雅美 塩原
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造が容易で、且つ、ICモジュールが基体に
強固に一体化されるICカードの製造方法を提供するこ
と。 【構成】 金型内に基体形成用の樹脂を流し込むと共
に、前記金型内にICモジュールを押し込み、該ICモ
ジュールを基体に一体化させるICカードの製造方法で
あって、前記ICモジュールの表面に予め、熱又は圧力
により接着性を発揮する接着剤形成物を付着しておき、
該接着剤形成物が付着されたICモジュールを、既に樹
脂が流し込まれている金型のキャビテイー内に押し込ん
で、該キャビテイー内の熱又は圧力により前記接着剤形
成物を接着剤となし、該接着剤によりICモジュールを
基体に接着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードの製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、カード基体形成用の樹脂
にICモジュールを嵌合一体化して作製されるが、上記
一体化の手段として下記a、b、cの技術がある。
【0003】a:インサート成形を用いたもので、例え
ば、特開平2ー251496号公報に示すように、金型
内に基体形成用の樹脂を流し込み、該金型内にICモジ
ュールを押し込んで、該ICモジュールを前記金型内の
基体形成用の樹脂に融着させる方法である。尚、当該公
報の発明は、ICモジュールの位置決めに主に発明の要
旨がなされている。
【0004】b:図2に示すように、基体1にICモジ
ュール2嵌合用の穴3を形成する際、該穴3にアンダー
カット部4を設け、アンカー効果によりICモジュール
2を基体1に一体化させる方法である。
【0005】c:図3に示すように、穴3の底若しくは
ICモジュール2の底に接着剤6を塗布しておいてIC
モジュール2を基体1に接着する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記aの方法は、イン
サート成形を用いているためICモジュール2と基体1
との一体化が容易な半面、両者1、2の融着力が弱いと
いう問題点がある。
【0007】上記bの方法は、薄い基体1の嵌合穴3に
アンダーカット部4を形成する作業が大変であり、更
に、アンカー部5が小さいため、ICカードを曲げた場
合、ICモジュール2が基体1からすぐに外れてしまう
という問題点がある。
【0008】上記cの方法によるICカードは、ICモ
ジュール2が基体1に強固に接着されている。しかし、
このcの方法には製作上の問題がある。すなわち、上記
接着剤6が固化する際、接着剤6に含まれている溶剤が
気化するので、上記嵌合用の穴3に溶剤の蒸気を逃すた
めの孔7もしくは経路を形成する必要があり、この孔7
もしくは経路を形成する作業が大変である。また、上記
孔7の形成の仕方によってはICカードが不体裁なもの
となる。
【0009】本発明は、このような実状下に、ICモジ
ュールが基体に強固に接着されるICカードの製造方法
を提案することを目的としてなされた。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、金
型内に基体形成用の樹脂を流し込むと共に、前記金型内
にICモジュールを押し込み、該ICモジュールを基体
に一体化させるICカードの製造方法であって、前記I
Cモジュールの表面に予め、熱又は圧力により接着性を
発揮する接着剤形成物を付着しておき、該接着剤形成物
が付着されたICモジュールを、既に樹脂が流し込まれ
ている金型のキャビテイー内に押し込んで、該キャビテ
イー内の熱又は圧力により前記接着剤形成物を接着剤と
なし、該接着剤によりICモジュールを基体に接着させ
る構成をとっている。
【0011】ここで、「接着剤形成物」とは、2以上の
物質からなる混合物であって、常温又は常圧では反応せ
ず、加温時又は加圧時に反応して接着機能を発揮するも
のである。
【0012】
【作用】本発明では、ICモジュールに予め接着剤形成
物を固化した状態で付着させておく。具体的には、接着
剤形成物を溶剤に溶かし、該溶液をICモジュールに塗
布し、上記溶剤を揮発させて、接着剤形成物のみが固化
した状態でICモジュールの表面に存する状態としてお
き、当該ICモジュールを、キャビテイーに通ずる透孔
の先端に位置させ、金型内に基体形成用の樹脂を流し込
み、上記樹脂の入っている金型内に、接着剤形成物の塗
布されたICモジュールを押し込む。この押し込みによ
って接着剤形成物は基体形成用の樹脂に接触するが、該
樹脂は既に注入されて流動のない状態となっており、且
つ、ICモジュールに塗布されている接着剤形成物はI
Cモジュールの表面に固化した状態で付着しているた
め、上記接着剤形成物は押し込み時にICモジュールの
表面から流れ落ちない。そして上記接着剤形成物は樹脂
から熱又は圧力を受け、他方、基体形成用の樹脂は放熱
により固化する。この過程において、熱又は圧力により
上記接着剤形成物が化学反応を起こして接着機能を有す
る物質に変わり、つまり上記接着剤形成物が接着剤とな
り、ICモジュールが基体に接着されることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図1(工程図)に基づき説明
する。まず、ICモジュール12の底面(図1において
は上面になる)に予め接着剤形成物16を固化した状態
で付着させておく。ここで、「接着剤形成物16」と
は、2以上の物質からなる混合物であって、常温又は常
圧では反応せず、加温時又は加圧時に反応して接着機能
を発揮するものであり、一例として、ポリエステル系接
着剤とイソシアネートの混合物が挙げられる。上記ポリ
エステル系接着剤は各種のイソシアネートと相溶する。
そして両者は常温において反応せず、高温においてイソ
シアネートがポリエステル系接着剤の架橋剤となり(反
応を起こし)、ポリエステル系接着剤が大きな接着力を
持つようになる。そこでこのような混合物、つまり接着
剤形成物16を溶剤に溶かし、該溶液をICモジュール
12の底面に塗布し、上記溶剤を揮発させて、接着剤形
成物16のみが固化した状態でICモジュール12の表
面(底面)に存する状態としておく(図1のb参照)。
【0014】本考案は、上記のように接着剤形成物16
が固化した状態で付着しているICモジュール12を使
用する。具体的には、金型13のキャビテイー13aに
通ずる透孔13bを形成して該透孔13b内にエレベー
タ17を配置し、該エレベータ17の先端に上記ICモ
ジュール12を位置させる(図1のc参照)。この場合
においてICモジュール12は、後述する樹脂11の注
入時に動かないようにするため、上記透孔13bの内壁
に係着しておく。そして、金型13のキャビテイー13
a内に基体形成用の樹脂11を流し込む。キャビテイー
13a内に充填された基体形成用の樹脂11は、温水で
冷却され直に硬化する。そこで約2秒位の内に(樹脂1
1が固まらない内に)上記エレベータ17を駆動し、I
Cモジュール12を該樹脂11内に押し込む(図1のd
参照)。
【0015】この押し込みによって接着剤形成物16は
高温の基体形成用の樹脂11に接触するが、該樹脂11
は予めキャビテイー13a内にあって流動していない状
態にあり、且つ、ICモジュール12に塗布されている
接着剤形成物16はICモジュール12の表面(底面)
に固化した状態で付着しているため、上記接着剤形成物
16は押し込み時にICモジュール12の表面(底面)
から流れ落ちない。そして上記接着剤形成物16は樹脂
11から高熱を受けて接着力を有する化合物に変化し、
ICモジュール12を放熱により固化した基体形成用の
樹脂11に接着する。つまり、ICモジュール12が基
体形成用の樹脂11に強固に接着されたICカードが得
られる。
【0016】なお、上記実施例では感熱型の接着剤形成
物16を用いているが、感圧型の接着剤形成物を代替え
使用してもよく、要は、ICモジュール12の表面に予
め接着剤形成物16を固化した状態で付着しておき、該
接着剤形成物16が付着されたICモジュール12を、
既に樹脂11が流し込まれているキャビテイー13a内
に押し込む過程を辿ればよい。
【0017】また、上記実施例では、接着剤形成物16
をICモジュール12の底面に付着させているが、樹脂
11と接触する部位であれば何処でも支障はない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インサート成形の手法を用いるため容易にICモジュー
ルを基体に一体化させることができ、ICモジュールに
は接着剤形成物が予め付着されているため、ICモジュ
ールを金型に送り込む際上記接着剤形成物が流れ落ち
ず、接着機能を良好に発揮し、この結果、ICモジュー
ルが基体に強固に一体化された、つまりICモジュール
の剥がれにくいICカードがえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す工程図。
【図2】一従来例を示す断面図。
【図3】他の従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 基体 11 樹脂 2、12 ICモジュール 13 金型 13a キャビテイー 16 接着剤形成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内に基体形成用の樹脂を流し込むと
    共に、前記金型内にICモジュールを押し込み、該IC
    モジュールを基体に一体化させるICカードの製造方法
    であって、前記ICモジュールの表面に予め、熱又は圧
    力により接着性を発揮する接着剤形成物を付着してお
    き、該接着剤形成物が付着されたICモジュールを、既
    に樹脂が流し込まれている金型のキャビテイー内に押し
    込んで、該キャビテイー内の熱又は圧力により前記接着
    剤形成物を接着剤となし、該接着剤によりICモジュー
    ルを基体に接着させることを特徴とするICカードの製
    造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011070357A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Dainippon Printing Co Ltd 接触型icカードの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02301155A (ja) * 1989-05-16 1990-12-13 Citizen Watch Co Ltd Icモジュールの固定方法
JPH0427597A (ja) * 1990-05-23 1992-01-30 Kyodo Printing Co Ltd Icカードの製造方法

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