JPH053299A - スタテイツクメモリ - Google Patents
スタテイツクメモリInfo
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- JPH053299A JPH053299A JP3262842A JP26284291A JPH053299A JP H053299 A JPH053299 A JP H053299A JP 3262842 A JP3262842 A JP 3262842A JP 26284291 A JP26284291 A JP 26284291A JP H053299 A JPH053299 A JP H053299A
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Landscapes
- Static Random-Access Memory (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲートサイズを大きくしたりあるいはこれを
製造時のばらつきが増大する程度に小さくすることな
く、メモリセルのドライバMOSFETとアクセスMO
SFETとのレシオ(両トランジスタの電流供給能力
比)を大きくとれるようにして、チップサイズの増大や
製造余裕の低下を招くことなくメモリセルの動作安定性
を向上させる。 【構成】 1対のドライバMOSFETと、各ドライバ
MOSFETのドレインと電源との間に接続された2本
の負荷抵抗と、各ドライバMOSFETのドレインとビ
ット線との間に接続された、ゲートがワード線に接続さ
れた2個のアクセスMOSFETと、を有するメモリに
おいて、アクセスMOSFETのゲート酸化膜3bの膜
厚をドライバMOSFETのゲート酸化膜の膜厚より厚
くする。
製造時のばらつきが増大する程度に小さくすることな
く、メモリセルのドライバMOSFETとアクセスMO
SFETとのレシオ(両トランジスタの電流供給能力
比)を大きくとれるようにして、チップサイズの増大や
製造余裕の低下を招くことなくメモリセルの動作安定性
を向上させる。 【構成】 1対のドライバMOSFETと、各ドライバ
MOSFETのドレインと電源との間に接続された2本
の負荷抵抗と、各ドライバMOSFETのドレインとビ
ット線との間に接続された、ゲートがワード線に接続さ
れた2個のアクセスMOSFETと、を有するメモリに
おいて、アクセスMOSFETのゲート酸化膜3bの膜
厚をドライバMOSFETのゲート酸化膜の膜厚より厚
くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスタティックメモリに関
し、特にMOSFETを用いたスタティックメモリに関
する。
し、特にMOSFETを用いたスタティックメモリに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、スタティックメモリはフリッ
プフロップの設計の良否が製品のよしあしを決めている
が、その設計時にもっとも重要とされる項目はメモリセ
ルの安定性である。而して、IEEE JOURNAL OF SOLID-ST
ATE CIRCUITS VOL.SC-22 NO.5,OCTOBER 1987 にはフリ
ップフロップをCMOSインバータで構成したスタティ
ックメモリセルと、抵抗負荷のインバータで構成したス
タティックメモリセルとを対比させてメモリセルの安定
度について検討されているが、この論文でも論じられて
いるように、安定度を向上させるためにもっとも有効で
確実な方法はいわゆるセルレシオを大きくすることであ
る。
プフロップの設計の良否が製品のよしあしを決めている
が、その設計時にもっとも重要とされる項目はメモリセ
ルの安定性である。而して、IEEE JOURNAL OF SOLID-ST
ATE CIRCUITS VOL.SC-22 NO.5,OCTOBER 1987 にはフリ
ップフロップをCMOSインバータで構成したスタティ
ックメモリセルと、抵抗負荷のインバータで構成したス
タティックメモリセルとを対比させてメモリセルの安定
度について検討されているが、この論文でも論じられて
いるように、安定度を向上させるためにもっとも有効で
確実な方法はいわゆるセルレシオを大きくすることであ
る。
【0003】以下にセルレシオとセルの安定度との関係
について図面を参照して説明する。図10は、典型的な
スタティックメモリのビット線負荷回路とメモリセルの
回路図である。同図において、D、D*(*は上線の代
わり)は1対のビット線、Wはワード線、Q1、Q2は
メモリセルのフリップフロップのインバータを構成する
ドライバMOSFET、Q3、Q4はメモリセルとビッ
ト線D、D*との間を接続するアクセスMOSFET、
R1、R2はメモリセルのフリップフロップのインバー
タを構成する負荷抵抗、Q5、Q6はビット線D、D*
の負荷MOSFETである。ここで、メモリセルを構成
するMOSFETは全てnチャネルMOSFET、ビッ
ト線負荷MOSFETはpチャネルMOSFETである
ものとする。
について図面を参照して説明する。図10は、典型的な
スタティックメモリのビット線負荷回路とメモリセルの
回路図である。同図において、D、D*(*は上線の代
わり)は1対のビット線、Wはワード線、Q1、Q2は
メモリセルのフリップフロップのインバータを構成する
ドライバMOSFET、Q3、Q4はメモリセルとビッ
ト線D、D*との間を接続するアクセスMOSFET、
R1、R2はメモリセルのフリップフロップのインバー
タを構成する負荷抵抗、Q5、Q6はビット線D、D*
の負荷MOSFETである。ここで、メモリセルを構成
するMOSFETは全てnチャネルMOSFET、ビッ
ト線負荷MOSFETはpチャネルMOSFETである
ものとする。
【0004】次に、簡単にこの回路の動作について説明
する。メモリセルにデータを書き込むときは書き込み回
路(図10では省略されている)からビット線に書き込
みデータが送られ、ビット線の一方がVCCレベル、他方
がほぼGNDレベルになる。たとえば、節点AがHレベ
ル、節点BがLレベルであるセルに逆のデータを書き込
むときはワード線Wを選択状態(VCCレベル)にし、ビ
ット線DをほぼGNDレベルに、D*をVCCレベルにす
る。すると、節点AはアクセスMOSFETQ3を通し
てHレベルがビット線のLレベルに抜かれてLレベルに
なる。すると、ドライバMOSFETQ2がオフし、そ
のためアクセスMOSFETQ4を通じてビット線D*
のHレベルが節点Bに入る。以上により、メモリセルに
逆のデータを書き込むことができる。
する。メモリセルにデータを書き込むときは書き込み回
路(図10では省略されている)からビット線に書き込
みデータが送られ、ビット線の一方がVCCレベル、他方
がほぼGNDレベルになる。たとえば、節点AがHレベ
ル、節点BがLレベルであるセルに逆のデータを書き込
むときはワード線Wを選択状態(VCCレベル)にし、ビ
ット線DをほぼGNDレベルに、D*をVCCレベルにす
る。すると、節点AはアクセスMOSFETQ3を通し
てHレベルがビット線のLレベルに抜かれてLレベルに
なる。すると、ドライバMOSFETQ2がオフし、そ
のためアクセスMOSFETQ4を通じてビット線D*
のHレベルが節点Bに入る。以上により、メモリセルに
逆のデータを書き込むことができる。
【0005】データが書き込まれた直後はメモリセルの
HレベルはVCCよりアクセスMOSFETのスレッショ
ルド電圧VT だけ低い電圧になっている。書き込みが終
了するとワード線WがLレベルになってメモリセルは保
持状態になる。この状態ではアクセスMOSFETQ
3、Q4はともにオフ、ドライバMOSFETQ1はオ
ン、Q2はオフとなっている。セルの負荷抵抗R1、R
2は共に100Gオーム以上の高抵抗を用いるため、メ
モリセルのLレベルは、ほぼ完全にGNDレベルとな
る。一方、Hレベルは前述したように、書き込み直後は
VCCからアクセスMOSFETのVT 分だけ低い電圧に
なっているがセル負荷抵抗によって徐々に充電され、最
終的にはVCCレベルに到達する。つまり、データ保持状
態で、書き込み後充分に時間が経過した状態ではセルの
LレベルはGND、HレベルはVCCとなっている。
HレベルはVCCよりアクセスMOSFETのスレッショ
ルド電圧VT だけ低い電圧になっている。書き込みが終
了するとワード線WがLレベルになってメモリセルは保
持状態になる。この状態ではアクセスMOSFETQ
3、Q4はともにオフ、ドライバMOSFETQ1はオ
ン、Q2はオフとなっている。セルの負荷抵抗R1、R
2は共に100Gオーム以上の高抵抗を用いるため、メ
モリセルのLレベルは、ほぼ完全にGNDレベルとな
る。一方、Hレベルは前述したように、書き込み直後は
VCCからアクセスMOSFETのVT 分だけ低い電圧に
なっているがセル負荷抵抗によって徐々に充電され、最
終的にはVCCレベルに到達する。つまり、データ保持状
態で、書き込み後充分に時間が経過した状態ではセルの
LレベルはGND、HレベルはVCCとなっている。
【0006】次に、読み出し動作について説明する。読
み出し動作では、通常ビット線がプリチャージされた状
態でワード線が選択される。すなわち、ワード線がHレ
ベルになるときはビット線D、D*の電位はVCCレベル
になっている。従って、ワード線レベルが上昇していく
と、まずメモリセルのL側節点に接続されているアクセ
スMOSFETがオンし、メモリセルのLレベルが上昇
し始める。しかし、通常の状態では、導通しているドラ
イバMOSFETによってこのレベルは下げられ、これ
に続いてプリチャージされたワード線のレベルもGND
レベル近くまで下げられる。一方Hレベル節点側のビッ
ト線はLレベルに抜かれることはなくプリチャージされ
たままにとどまる。すなわち、メモリセルが保持してい
た情報はビット線に読み出されたことになる。
み出し動作では、通常ビット線がプリチャージされた状
態でワード線が選択される。すなわち、ワード線がHレ
ベルになるときはビット線D、D*の電位はVCCレベル
になっている。従って、ワード線レベルが上昇していく
と、まずメモリセルのL側節点に接続されているアクセ
スMOSFETがオンし、メモリセルのLレベルが上昇
し始める。しかし、通常の状態では、導通しているドラ
イバMOSFETによってこのレベルは下げられ、これ
に続いてプリチャージされたワード線のレベルもGND
レベル近くまで下げられる。一方Hレベル節点側のビッ
ト線はLレベルに抜かれることはなくプリチャージされ
たままにとどまる。すなわち、メモリセルが保持してい
た情報はビット線に読み出されたことになる。
【0007】而して、上記読み出し過程において、L側
節点のLレベルがどこまで上昇するかがメモリセルの安
定度を決める重要なファクタとなる。もし、Lレベルが
ドライバMOSFETのスレッショルド電圧を超える
と、メモリセルのHレベルはVCCレベルからワード線電
圧よりアクセスMOSFETのスレッショルド電圧だけ
低い電圧まで急激に低下する。従って、メモリセルのH
レベルとLレベルとの電位差が小さくなり、現実のメモ
リセルではセルデータのHとLが反転してしまうことが
起こりうる。このようなセルデータの反転が起きないよ
うにするためにはメモリセルのLレベルが高くならない
ように(具体的にはドライバMOSFETのスレッショ
ルド電圧を超えないように)する必要がある。
節点のLレベルがどこまで上昇するかがメモリセルの安
定度を決める重要なファクタとなる。もし、Lレベルが
ドライバMOSFETのスレッショルド電圧を超える
と、メモリセルのHレベルはVCCレベルからワード線電
圧よりアクセスMOSFETのスレッショルド電圧だけ
低い電圧まで急激に低下する。従って、メモリセルのH
レベルとLレベルとの電位差が小さくなり、現実のメモ
リセルではセルデータのHとLが反転してしまうことが
起こりうる。このようなセルデータの反転が起きないよ
うにするためにはメモリセルのLレベルが高くならない
ように(具体的にはドライバMOSFETのスレッショ
ルド電圧を超えないように)する必要がある。
【0008】次に、メモリセルのLレベルがどのように
して決まるのかを図11、図12を参照して説明する。
図11は図10に示した回路図の一部分を取り出したも
ので、図11のQ3は図10のQ5、Q6に対応し、図
11のQ2は図10のQ3、Q4に対応し、図11のQ
1は図10のQ1、Q2に対応し、図11のRは図10
のR1、R2に対応している。
して決まるのかを図11、図12を参照して説明する。
図11は図10に示した回路図の一部分を取り出したも
ので、図11のQ3は図10のQ5、Q6に対応し、図
11のQ2は図10のQ3、Q4に対応し、図11のQ
1は図10のQ1、Q2に対応し、図11のRは図10
のR1、R2に対応している。
【0009】今、図10で節点AがLレベル、節点Bが
Hレベルである時に、ワード線が上昇しVCCレベルにな
ったとすると、節点Aのレベルは図11でQ1のゲート
電極(節点B)にVCCを印加した時の節点Aのレベルに
等しい。ところで図11の回路はQ1をドライバMOS
FETとし、Q2、Q3の二つのMOSFETを直列接
続したものと、抵抗Rを並列にした回路を負荷素子とす
るインバータと考えることができる。そこでこのインバ
ータの入出力特性をとると図12のようになる。図12
はQ1とQ2の電流供給能力の比(一般にレシオと呼ば
れる)をパラメータにしたときの入出力特性の変化を示
したもので、Q1の電流供給能力がQ2のそれに対して
2倍、3倍、4倍になった場合について示した。これか
らわかるように能力比が大きくなるほど、同じ入力電圧
に対して出力電圧が低くなる。
Hレベルである時に、ワード線が上昇しVCCレベルにな
ったとすると、節点Aのレベルは図11でQ1のゲート
電極(節点B)にVCCを印加した時の節点Aのレベルに
等しい。ところで図11の回路はQ1をドライバMOS
FETとし、Q2、Q3の二つのMOSFETを直列接
続したものと、抵抗Rを並列にした回路を負荷素子とす
るインバータと考えることができる。そこでこのインバ
ータの入出力特性をとると図12のようになる。図12
はQ1とQ2の電流供給能力の比(一般にレシオと呼ば
れる)をパラメータにしたときの入出力特性の変化を示
したもので、Q1の電流供給能力がQ2のそれに対して
2倍、3倍、4倍になった場合について示した。これか
らわかるように能力比が大きくなるほど、同じ入力電圧
に対して出力電圧が低くなる。
【0010】すなわち、メモリセルの安定度を高くする
ためにはメモリセルのドライバMOSFETとアクセス
MOSFETとの能力比(レシオ)を大きくとってワー
ド線が上昇したときのメモリセルのLレベルが高くなら
ないようにすればよい。ところで、MOSFETの電流
供給能力を表す定数としては利得係数βが用いられる。
そして、この利得係数βは、主としてプロセスの違いに
よって決定されるプロセス利得係数KとMOSFETの
ゲートの縦横比(W/L)の積で与えられる。すなわ
ち、β=K・W/L。また、レシオrはドライバMOS
FETの利得係数βD とアクセスMOSFETの利得係
数βA の比で与えられる。すなわち、r=βD /βA 。
ためにはメモリセルのドライバMOSFETとアクセス
MOSFETとの能力比(レシオ)を大きくとってワー
ド線が上昇したときのメモリセルのLレベルが高くなら
ないようにすればよい。ところで、MOSFETの電流
供給能力を表す定数としては利得係数βが用いられる。
そして、この利得係数βは、主としてプロセスの違いに
よって決定されるプロセス利得係数KとMOSFETの
ゲートの縦横比(W/L)の積で与えられる。すなわ
ち、β=K・W/L。また、レシオrはドライバMOS
FETの利得係数βD とアクセスMOSFETの利得係
数βA の比で与えられる。すなわち、r=βD /βA 。
【0011】従来技術では、レシオを大きくするため
に、ドライバMOSFETの縦横比(W/L)を大きく
し、アクセスMOSFETのそれを小さくすること、す
なわち、ドライバMOSFETのゲート幅を大きくし、
そのゲート長を短くする、アクセスMOSFETのゲー
ト幅を小さくし、そのゲート長を長くする、ことが行わ
れてきた。
に、ドライバMOSFETの縦横比(W/L)を大きく
し、アクセスMOSFETのそれを小さくすること、す
なわち、ドライバMOSFETのゲート幅を大きくし、
そのゲート長を短くする、アクセスMOSFETのゲー
ト幅を小さくし、そのゲート長を長くする、ことが行わ
れてきた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
技術では、メモリセルの安定度の向上のために、ドラ
イバMOSFETのゲート幅を大きくするかアクセスM
OSFETのゲート長を長くする、ドライバMOSF
ETのゲート長を短くするかアクセスMOSFETのゲ
ート幅を小さくする、ことが行われてきた。しかし、こ
の技術をさらに進めようとすると、前者ではチップサイ
ズが大きくなるという問題が起こり、また後者では製造
ばらつきにより耐圧の低下や動作の不安定が起こり、歩
留りが大幅に低下する。即ち、現状では従来技術の延長
上でまたはの対策を採ることはいずれも好ましくな
い結果を招く。
技術では、メモリセルの安定度の向上のために、ドラ
イバMOSFETのゲート幅を大きくするかアクセスM
OSFETのゲート長を長くする、ドライバMOSF
ETのゲート長を短くするかアクセスMOSFETのゲ
ート幅を小さくする、ことが行われてきた。しかし、こ
の技術をさらに進めようとすると、前者ではチップサイ
ズが大きくなるという問題が起こり、また後者では製造
ばらつきにより耐圧の低下や動作の不安定が起こり、歩
留りが大幅に低下する。即ち、現状では従来技術の延長
上でまたはの対策を採ることはいずれも好ましくな
い結果を招く。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のスタティックメ
モリは、複数のメモリセルを有し、各メモリセルが、ゲ
ートとドレインとが交差接続された1対のドライバMO
SFETと、各ドライバMOSFETのドレインと電源
との間にそれぞれ接続された2つの負荷素子と、各ドラ
イバMOSFETのドレインと1対のビット線との間に
それぞれ接続され、ゲートがワード線に接続された2つ
のアクセスMOSFETと、を構成要素としているもの
であって、前記ドライバMOSFETのゲートの縦横比
は前記アクセスMOSFETのゲートのそれより大きく
設定され、かつ前記ドライバMOSFETの利得係数と
前記アクセスMOSFETの利得係数との比は前記ドラ
イバMOSFETのゲートの縦横比と前記アクセスMO
SFETのゲートの縦横比との比より大きく設定されて
いることを特徴としている。
モリは、複数のメモリセルを有し、各メモリセルが、ゲ
ートとドレインとが交差接続された1対のドライバMO
SFETと、各ドライバMOSFETのドレインと電源
との間にそれぞれ接続された2つの負荷素子と、各ドラ
イバMOSFETのドレインと1対のビット線との間に
それぞれ接続され、ゲートがワード線に接続された2つ
のアクセスMOSFETと、を構成要素としているもの
であって、前記ドライバMOSFETのゲートの縦横比
は前記アクセスMOSFETのゲートのそれより大きく
設定され、かつ前記ドライバMOSFETの利得係数と
前記アクセスMOSFETの利得係数との比は前記ドラ
イバMOSFETのゲートの縦横比と前記アクセスMO
SFETのゲートの縦横比との比より大きく設定されて
いることを特徴としている。
【0014】ドライバMOSFETとアクセスMOSF
ETとの利得係数の比をこれらのトランジスタの縦横比
の比以上とするには、例えば、アクセスMOSFETの
ゲート酸化膜の膜厚をドライバMOSFETのそれより
厚くする、各トランジスタをLDD(Lightly Doped Dr
ain ) 構造またはDD(Double Diffused Drain )構造
とし、アクセスMOSFETの低不純物濃度領域の不純
物濃度をドライバMOSFETの低不純物濃度領域のそ
れより低くする、あるいは、アクセスMOSFETのソ
ース・ドレイン領域のいずれか一方または両方の不純物
濃度をドライバMOSFETのソース・ドレイン領域の
不純物濃度より低くする、等の手段が採用される。
ETとの利得係数の比をこれらのトランジスタの縦横比
の比以上とするには、例えば、アクセスMOSFETの
ゲート酸化膜の膜厚をドライバMOSFETのそれより
厚くする、各トランジスタをLDD(Lightly Doped Dr
ain ) 構造またはDD(Double Diffused Drain )構造
とし、アクセスMOSFETの低不純物濃度領域の不純
物濃度をドライバMOSFETの低不純物濃度領域のそ
れより低くする、あるいは、アクセスMOSFETのソ
ース・ドレイン領域のいずれか一方または両方の不純物
濃度をドライバMOSFETのソース・ドレイン領域の
不純物濃度より低くする、等の手段が採用される。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す断面図
である。同図において、1はpウェル、2はフィールド
酸化膜、3a、4aはそれぞれドライバMOSFETの
ゲート酸化膜とゲート電極、3b、4bはそれぞれアク
セスMOSFETのゲート酸化膜とゲート電極、5はソ
ース、ドレイン領域を構成するn+ 型拡散層である。図
1に示されるように、本実施例においてはアクセスMO
SFETのゲート酸化膜3bの膜厚がドライバMOSF
ETのゲート酸化膜3aの膜厚より厚くなされている。
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す断面図
である。同図において、1はpウェル、2はフィールド
酸化膜、3a、4aはそれぞれドライバMOSFETの
ゲート酸化膜とゲート電極、3b、4bはそれぞれアク
セスMOSFETのゲート酸化膜とゲート電極、5はソ
ース、ドレイン領域を構成するn+ 型拡散層である。図
1に示されるように、本実施例においてはアクセスMO
SFETのゲート酸化膜3bの膜厚がドライバMOSF
ETのゲート酸化膜3aの膜厚より厚くなされている。
【0016】次に、図2を参照して第1の実施例の製造
方法について説明する。まず、常法により、pウェル1
上に素子分離のために必要なフィールド酸化膜2を形成
し[図2の(a)]、続いて熱酸化法により全面に膜厚
70Åのゲート酸化膜前駆体3cを形成する[図2の
(b)]。
方法について説明する。まず、常法により、pウェル1
上に素子分離のために必要なフィールド酸化膜2を形成
し[図2の(a)]、続いて熱酸化法により全面に膜厚
70Åのゲート酸化膜前駆体3cを形成する[図2の
(b)]。
【0017】次に、ゲート酸化膜前駆体3c上にフォト
レジスト8aを塗布し、アクセスMOSFET部分にフ
ォトレジストが残るようにした後、酸化膜をエッチング
する[図2の(c)]。
レジスト8aを塗布し、アクセスMOSFET部分にフ
ォトレジストが残るようにした後、酸化膜をエッチング
する[図2の(c)]。
【0018】続いて、フォトレジスト8を剥離し、再び
熱酸化法により必要なドライバMOSFETのゲート酸
化膜厚分(180Å)の酸化膜を成長させてゲート酸化
膜3aを形成する[図2の(d)]。これにより、アク
セスMOSFETのゲート酸化膜3bの厚さはゲート酸
化膜前駆体3cの膜厚70ÅとドライバMOSFETの
ゲート酸化膜3aの膜厚180Åとの和の250Åとな
る。次に、多結晶シリコンを堆積し、これをパターニン
グしてゲート電極4a、4bを形成し、その後、イオン
注入工程、熱処理工程を経て図1に示した装置を得る。
熱酸化法により必要なドライバMOSFETのゲート酸
化膜厚分(180Å)の酸化膜を成長させてゲート酸化
膜3aを形成する[図2の(d)]。これにより、アク
セスMOSFETのゲート酸化膜3bの厚さはゲート酸
化膜前駆体3cの膜厚70ÅとドライバMOSFETの
ゲート酸化膜3aの膜厚180Åとの和の250Åとな
る。次に、多結晶シリコンを堆積し、これをパターニン
グしてゲート電極4a、4bを形成し、その後、イオン
注入工程、熱処理工程を経て図1に示した装置を得る。
【0019】次に、図3を参照して、第1の実施例によ
りレシオがどの程度改善されるかについて説明する。図
3はMOSFETの能力を表す指標であるプロセス利得
係数Kがゲート酸化膜膜厚とどのような関係にあるかを
示したグラフで、横軸にゲート酸化膜膜厚を縦軸にプロ
セス利得係数をとっている。第1の実施例では、ドライ
バMOSFETのゲート酸化膜3aの厚さが180Å、
アクセスMOSFETのゲート酸化膜3bの膜厚は25
0Åであるから、ドライバMOSFETのプロセス利得
係数は約320μS(micro siemens )/V、アクセス
MOSFETのそれは約240μS/Vとなる。
りレシオがどの程度改善されるかについて説明する。図
3はMOSFETの能力を表す指標であるプロセス利得
係数Kがゲート酸化膜膜厚とどのような関係にあるかを
示したグラフで、横軸にゲート酸化膜膜厚を縦軸にプロ
セス利得係数をとっている。第1の実施例では、ドライ
バMOSFETのゲート酸化膜3aの厚さが180Å、
アクセスMOSFETのゲート酸化膜3bの膜厚は25
0Åであるから、ドライバMOSFETのプロセス利得
係数は約320μS(micro siemens )/V、アクセス
MOSFETのそれは約240μS/Vとなる。
【0020】レシオrは、プロセス利得係数の比とゲー
ト縦横比の比との積で与えられるが、ここで、ゲート電
極4aの縦横比とゲート電極4bの縦横比との比が3で
あるものとすると、レシオrは、 r=(320/240)×3=4 となる。一方、第1の実施例と同一のゲートサイズで従
来法によりメモリセルを構成した場合のレシオは3であ
るから、本実施例において、レシオについて33%の改
善がなされたことになる。
ト縦横比の比との積で与えられるが、ここで、ゲート電
極4aの縦横比とゲート電極4bの縦横比との比が3で
あるものとすると、レシオrは、 r=(320/240)×3=4 となる。一方、第1の実施例と同一のゲートサイズで従
来法によりメモリセルを構成した場合のレシオは3であ
るから、本実施例において、レシオについて33%の改
善がなされたことになる。
【0021】図4は本発明の第2の実施例を示す断面図
である。本実施例は、近年一般的に用いられるようにな
ってきたいわゆるLDD構造のMOSFETの電流供給
能力が、LDD構造に特有の低不純物濃度領域の不純物
濃度によって変化することに着目してなされたものであ
り、アクセスMOSFETの低不純物濃度拡散層の不純
物濃度をドライバMOSFETの低不純物濃度拡散層の
不純物濃度より低くすることによりレシオを大きくする
というものである。
である。本実施例は、近年一般的に用いられるようにな
ってきたいわゆるLDD構造のMOSFETの電流供給
能力が、LDD構造に特有の低不純物濃度領域の不純物
濃度によって変化することに着目してなされたものであ
り、アクセスMOSFETの低不純物濃度拡散層の不純
物濃度をドライバMOSFETの低不純物濃度拡散層の
不純物濃度より低くすることによりレシオを大きくする
というものである。
【0022】図4において、1はpウェル、2はフィー
ルド酸化膜、3はゲート酸化膜、4aはドライバMOS
FETのゲート電極、4bはアクセスMOSFETのゲ
ート電極、5はn+ 型拡散層、6aはn- 型拡散層、6
bはn--型拡散層、7はサイドウォールである。
ルド酸化膜、3はゲート酸化膜、4aはドライバMOS
FETのゲート電極、4bはアクセスMOSFETのゲ
ート電極、5はn+ 型拡散層、6aはn- 型拡散層、6
bはn--型拡散層、7はサイドウォールである。
【0023】次に、図5を参照して第2の実施例の製造
方法について説明する。まず、従来と同様な工程でゲー
ト電極4a、4bまでを形成する[図5の(a)]。次
に、ゲート電極をマスクにして全面にアクセスMOSF
ETの低不純物濃度拡散層の不純物濃度になるようにド
ーズ量1×1013/cm2 でイオン注入を行いn--型拡散
層6bを形成する[図5の(b)]。
方法について説明する。まず、従来と同様な工程でゲー
ト電極4a、4bまでを形成する[図5の(a)]。次
に、ゲート電極をマスクにして全面にアクセスMOSF
ETの低不純物濃度拡散層の不純物濃度になるようにド
ーズ量1×1013/cm2 でイオン注入を行いn--型拡散
層6bを形成する[図5の(b)]。
【0024】次に、フォトレジスト8aを塗布し、アク
セスMOSFET部分にフォトレジストが残るようにし
た後、ドライバMOSFETの低不純物濃度になるよう
にドーズ量2×1013/cm2 でイオン注入を行い、n-
型拡散層6aを形成する。従って、n- 型拡散層6aへ
のドーズ量は3×1013/cm2 となる。
セスMOSFET部分にフォトレジストが残るようにし
た後、ドライバMOSFETの低不純物濃度になるよう
にドーズ量2×1013/cm2 でイオン注入を行い、n-
型拡散層6aを形成する。従って、n- 型拡散層6aへ
のドーズ量は3×1013/cm2 となる。
【0025】この後、フォトレジスト8aを取り去った
後サイドウォール7を形成し、高濃度不純物イオン注入
によりn+ 型拡散層5を形成すれば、図4に示す本実施
例装置が得られる。
後サイドウォール7を形成し、高濃度不純物イオン注入
によりn+ 型拡散層5を形成すれば、図4に示す本実施
例装置が得られる。
【0026】次に、図6を参照して第2の実施例によ
り、レシオがどの程度改善されるかについて説明する。
図6は、LDD構造のMOSFETの電流供給能力が低
不純物濃度拡散層の不純物濃度とどのような関係にある
かを示したグラフで、横軸に低不純物濃度拡散層の不純
物イオン注入量を、縦軸にプロセス利得係数Kをとって
いる。
り、レシオがどの程度改善されるかについて説明する。
図6は、LDD構造のMOSFETの電流供給能力が低
不純物濃度拡散層の不純物濃度とどのような関係にある
かを示したグラフで、横軸に低不純物濃度拡散層の不純
物イオン注入量を、縦軸にプロセス利得係数Kをとって
いる。
【0027】第2の実施例では、ドライバMOSFET
のn- 型拡散層6aへのイオン注入量は3×1013/cm
2 であり、アクセスMOSFETのn--型拡散層6bへ
のイオン注入量は1×1013/cm2 であるから、ドライ
バMOSFETのプロセス利得係数は347μS/V、
アクセスMOSFETのプロセス利得係数は220μS
/Vとなる。
のn- 型拡散層6aへのイオン注入量は3×1013/cm
2 であり、アクセスMOSFETのn--型拡散層6bへ
のイオン注入量は1×1013/cm2 であるから、ドライ
バMOSFETのプロセス利得係数は347μS/V、
アクセスMOSFETのプロセス利得係数は220μS
/Vとなる。
【0028】ここで、ゲート電極4aと4bとの縦横比
の比が3であるものとすると、レシオrは、 r=(347/220)×3=4.7 となる。従って、従来法による場合のレシオ3に対し、
57%の改善がなされたことになる。
の比が3であるものとすると、レシオrは、 r=(347/220)×3=4.7 となる。従って、従来法による場合のレシオ3に対し、
57%の改善がなされたことになる。
【0029】図7の(c)は本発明の第3の実施例を示
す断面図であり、図7の(a)、(b)はその製造方法
を説明するための工程断面図である。図7の(a)に示
されるように、ゲート酸化膜3の一部を除去した後、多
結晶シリコンを被着し、これに不純物をドープした後パ
ターニングして、アクセスMOSFETのゲート電極4
b、および図示されないドライバMOSFETのゲート
電極と接続され、一端が基板上のn型拡散層9と接触す
る多結晶シリコン配線4を形成する。
す断面図であり、図7の(a)、(b)はその製造方法
を説明するための工程断面図である。図7の(a)に示
されるように、ゲート酸化膜3の一部を除去した後、多
結晶シリコンを被着し、これに不純物をドープした後パ
ターニングして、アクセスMOSFETのゲート電極4
b、および図示されないドライバMOSFETのゲート
電極と接続され、一端が基板上のn型拡散層9と接触す
る多結晶シリコン配線4を形成する。
【0030】次に、アクセスMOSFETのソース・ド
レイン領域形成個所の、ドライバMOSFETのゲート
電極と接続される側、即ち記憶ノード側領域上にフォト
レジスト8bを形成し、Asを、加速エネルギー:50
keV、ドーズ量:5×1015/cm2 でイオン注入し
て、アクセスMOSFETのビット線側ソース・ドレイ
ン領域およびドライバMOSFETのソース・ドレイン
領域(図示なし)となるn+ 拡散層5を形成する。
レイン領域形成個所の、ドライバMOSFETのゲート
電極と接続される側、即ち記憶ノード側領域上にフォト
レジスト8bを形成し、Asを、加速エネルギー:50
keV、ドーズ量:5×1015/cm2 でイオン注入し
て、アクセスMOSFETのビット線側ソース・ドレイ
ン領域およびドライバMOSFETのソース・ドレイン
領域(図示なし)となるn+ 拡散層5を形成する。
【0031】次に、図7の(b)に示されるように、フ
ォトレジスト8bを除去した後、再びAsを、加速エネ
ルギー:50keV、ドーズ量:5×1014/cm2 でイ
オン注入して、アクセスMOSFETの記憶ノード側ソ
ース・ドレイン領域としてn- 型拡散層6aを形成す
る。
ォトレジスト8bを除去した後、再びAsを、加速エネ
ルギー:50keV、ドーズ量:5×1014/cm2 でイ
オン注入して、アクセスMOSFETの記憶ノード側ソ
ース・ドレイン領域としてn- 型拡散層6aを形成す
る。
【0032】次に、層間絶縁膜10を形成し、これにコ
ンタクトホールを形成した後、高抵抗素子と記憶ノード
部とを接続する多結晶シリコン配線11を形成し、さら
に層間絶縁膜12およびビット線を構成するAl配線1
3を形成する。
ンタクトホールを形成した後、高抵抗素子と記憶ノード
部とを接続する多結晶シリコン配線11を形成し、さら
に層間絶縁膜12およびビット線を構成するAl配線1
3を形成する。
【0033】本実施例では、n型拡散層9、n+ 型拡散
層5、n- 型拡散層6aの不純物濃度をそれぞれA、
B、Cとするとき、B》A≧Cとなされている。このよ
うに、本実施例では、アクセスMOSFETの記憶ノー
ド側ソース・ドレイン領域の不純物濃度を下げこのトラ
ンジスタの電流供給能力を低下させているが、ここで注
意すべきことは、この領域の不純物濃度を下げすぎると
レシオはよくなっても抵抗値が高くなり書き込み速度が
遅くなるため、下限値が存在することである。
層5、n- 型拡散層6aの不純物濃度をそれぞれA、
B、Cとするとき、B》A≧Cとなされている。このよ
うに、本実施例では、アクセスMOSFETの記憶ノー
ド側ソース・ドレイン領域の不純物濃度を下げこのトラ
ンジスタの電流供給能力を低下させているが、ここで注
意すべきことは、この領域の不純物濃度を下げすぎると
レシオはよくなっても抵抗値が高くなり書き込み速度が
遅くなるため、下限値が存在することである。
【0034】次に、図8を参照して本実施例のレシオの
改善程度について説明する。図8に示されるように、ア
クセスMOSFETの一方のソース・ドレイン領域への
イオン注入のドーズ量を5×1015/cm2 から5×10
14/cm2 に下げることにより電流供給能力は84%に低
下する。従って、レシオrは、 r=3/0.84=3.57 となり、レシオは従来の3に対して19%改善される。
改善程度について説明する。図8に示されるように、ア
クセスMOSFETの一方のソース・ドレイン領域への
イオン注入のドーズ量を5×1015/cm2 から5×10
14/cm2 に下げることにより電流供給能力は84%に低
下する。従って、レシオrは、 r=3/0.84=3.57 となり、レシオは従来の3に対して19%改善される。
【0035】図9の(c)は本発明の第4の実施例を示
す断面図であり、図9の(a)、(b)はその製造方法
を説明するための工程断面図である。本実施例では、ア
クセスMOSFETのビット線側ソース・ドレイン領域
およびドライバMOSFETのソース・ドレイン領域が
LDD構造となされた例に関する。図9の(a)に示す
ように、アクセスMOSFETのゲート電極4b、ドラ
イバMOSFETのゲート電極に接続された多結晶シリ
コン配線4を形成した後、Pを、加速エネルギー:35
keV、ドーズ量:3×1013/cm2 でイオン注入し
て、n- 型拡散層6aを形成する。
す断面図であり、図9の(a)、(b)はその製造方法
を説明するための工程断面図である。本実施例では、ア
クセスMOSFETのビット線側ソース・ドレイン領域
およびドライバMOSFETのソース・ドレイン領域が
LDD構造となされた例に関する。図9の(a)に示す
ように、アクセスMOSFETのゲート電極4b、ドラ
イバMOSFETのゲート電極に接続された多結晶シリ
コン配線4を形成した後、Pを、加速エネルギー:35
keV、ドーズ量:3×1013/cm2 でイオン注入し
て、n- 型拡散層6aを形成する。
【0036】次に、ゲート電極4bおよび図示されてい
ないドライバ側MOSFETのゲート電極の側壁にサイ
ドウォール7を形成し、記憶ノード側ソース・ドレイン
領域上にフォトレジスト8bを形成する。次に、As
を、加速エネルギー:50keV、ドーズ量:5×10
15/cm2 でイオン注入して、アクセスMOSFETのビ
ット線側ソース・ドレイン領域およびドライバMOSF
ETのソース・ドレイン領域としてn+ 型拡散層5を形
成し[図9の(b)]、その後、フォトレジスト8bを
剥離する[図9の(c)]。これ以降の工程は先の実施
例と同様である。
ないドライバ側MOSFETのゲート電極の側壁にサイ
ドウォール7を形成し、記憶ノード側ソース・ドレイン
領域上にフォトレジスト8bを形成する。次に、As
を、加速エネルギー:50keV、ドーズ量:5×10
15/cm2 でイオン注入して、アクセスMOSFETのビ
ット線側ソース・ドレイン領域およびドライバMOSF
ETのソース・ドレイン領域としてn+ 型拡散層5を形
成し[図9の(b)]、その後、フォトレジスト8bを
剥離する[図9の(c)]。これ以降の工程は先の実施
例と同様である。
【0037】以上、本発明の望ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、例えば、第1の実施例を変更してドライバMO
SFETのゲート絶縁膜を窒化膜としたり(アクセスM
OSFETのゲート絶縁膜は酸化膜のまま)(この場
合、両トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚はほぼ同程度
とすることができる)、第2の実施例のLDD構造のM
OSFETに代えて二重拡散ドレイン構造(いわゆるD
D構造)のものを採用したりすることができる。
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はなく、例えば、第1の実施例を変更してドライバMO
SFETのゲート絶縁膜を窒化膜としたり(アクセスM
OSFETのゲート絶縁膜は酸化膜のまま)(この場
合、両トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚はほぼ同程度
とすることができる)、第2の実施例のLDD構造のM
OSFETに代えて二重拡散ドレイン構造(いわゆるD
D構造)のものを採用したりすることができる。
【0038】さらに、第3の実施例を変更してビット線
側のソース・ドレイン領域の方をn- 型拡散層によって
構成したり(記憶ノード側はn+ 型拡散層とする)、あ
るいはビット線側および記憶ノード側の両方のソース・
ドレイン領域の不純物濃度を下げることもでき(この場
合には、一方のソース・ドレイン領域を低不純物濃度領
域で構成した場合の該領域の不純物濃度よりも高い不純
物濃度領域によりソース・ドレイン領域を構成する)、
また第4の実施例を変更して、ビット線側のLDD構造
のn- 型拡散層と記憶ノード側のソース・ドレイン領域
となるn- 型拡散層との不純物濃度を互いに異ならしめ
ることもできる。
側のソース・ドレイン領域の方をn- 型拡散層によって
構成したり(記憶ノード側はn+ 型拡散層とする)、あ
るいはビット線側および記憶ノード側の両方のソース・
ドレイン領域の不純物濃度を下げることもでき(この場
合には、一方のソース・ドレイン領域を低不純物濃度領
域で構成した場合の該領域の不純物濃度よりも高い不純
物濃度領域によりソース・ドレイン領域を構成する)、
また第4の実施例を変更して、ビット線側のLDD構造
のn- 型拡散層と記憶ノード側のソース・ドレイン領域
となるn- 型拡散層との不純物濃度を互いに異ならしめ
ることもできる。
【0039】ここで、第4の実施例に対する上記変更例
に関し、ホットキャリア抑制効果に対する影響について
検討してみる。一般にMOSFETにおいてホットキャ
リア対策としてLDD構造を採用する場合には、n- 型
拡散層の不純物濃度はデバイスディメンジョンで決まる
最適濃度とし、ソース・ドレイン両側に同濃度の拡散層
を設けるが、上記変更例では、ビット線側のn- 型拡散
層の不純物濃度は上記のようにホットキャリア対策上の
観点から決定され、記憶ノード側のソース・ドレイン領
域の不純物濃度は、メモリセルの動作安定性と動作速度
とを考慮に入れて決定される。
に関し、ホットキャリア抑制効果に対する影響について
検討してみる。一般にMOSFETにおいてホットキャ
リア対策としてLDD構造を採用する場合には、n- 型
拡散層の不純物濃度はデバイスディメンジョンで決まる
最適濃度とし、ソース・ドレイン両側に同濃度の拡散層
を設けるが、上記変更例では、ビット線側のn- 型拡散
層の不純物濃度は上記のようにホットキャリア対策上の
観点から決定され、記憶ノード側のソース・ドレイン領
域の不純物濃度は、メモリセルの動作安定性と動作速度
とを考慮に入れて決定される。
【0040】まず、読み出しモード時には、ビット線は
両方共Hレベルになされるため、両アクセスMOSFE
Tはビット線側がドレインとなる。よって、この場合、
ドレインがLDD構造となるため、ホットキャリアにつ
いては従来構造と同様に考えてよい。次に、書き込み時
について考えてみるに、記憶ノードがLレベルでビット
線がHレベルの場合はビット線側がドレインとなるた
め、読み出しモード時と同様であり、また逆に記憶ノー
ド側がドレインとなる場合、アクセスMOSFETに流
れる電流がノード側容量に蓄えられた電荷だけであるた
めホットキャリアはほとんど問題にはならない。従っ
て、微細化された場合であっても、この変更例におい
て、記憶ノード側のソース・ドレイン領域の不純物濃度
をホットキャリア対策上の濃度と無関係に決定しても不
都合は生じない。
両方共Hレベルになされるため、両アクセスMOSFE
Tはビット線側がドレインとなる。よって、この場合、
ドレインがLDD構造となるため、ホットキャリアにつ
いては従来構造と同様に考えてよい。次に、書き込み時
について考えてみるに、記憶ノードがLレベルでビット
線がHレベルの場合はビット線側がドレインとなるた
め、読み出しモード時と同様であり、また逆に記憶ノー
ド側がドレインとなる場合、アクセスMOSFETに流
れる電流がノード側容量に蓄えられた電荷だけであるた
めホットキャリアはほとんど問題にはならない。従っ
て、微細化された場合であっても、この変更例におい
て、記憶ノード側のソース・ドレイン領域の不純物濃度
をホットキャリア対策上の濃度と無関係に決定しても不
都合は生じない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ドライ
バMOSFETとアクセスMOSFETとの縦横比の比
以上にメモリセルのレシオを大きくするものであるの
で、本発明によれば、チップサイズを大きくすることな
く、また製造余裕や動作余裕を犠牲にすることなくメモ
リセルの安定度を高めることができる。
バMOSFETとアクセスMOSFETとの縦横比の比
以上にメモリセルのレシオを大きくするものであるの
で、本発明によれば、チップサイズを大きくすることな
く、また製造余裕や動作余裕を犠牲にすることなくメモ
リセルの安定度を高めることができる。
【0042】また、本発明においては、第2乃至第4の
実施例では勿論第1の実施例でもアクセスMOSFET
のスレッショルド電圧VT は従来構造に対しほとんど変
化していない。このことはメモリセルのもう一つの動作
安定性に大きく関係する。アクセスMOSFETの電流
供給能力を下げるために例えばチャネルドープを行うこ
とも考えられるが、この場合にはスレッショルド電圧V
T が大幅に高くなる。そのため、書き込み直後のメモリ
セルのHレベルが低下して、書き込んでから十分に時間
が経過しないうちに読み出しを行うと、メモリセルが反
転する恐れがある。これに対し、本発明はしきい値をほ
とんど動かすことなく電流供給能力を下げているため、
メモリセルの反転問題は生じない。
実施例では勿論第1の実施例でもアクセスMOSFET
のスレッショルド電圧VT は従来構造に対しほとんど変
化していない。このことはメモリセルのもう一つの動作
安定性に大きく関係する。アクセスMOSFETの電流
供給能力を下げるために例えばチャネルドープを行うこ
とも考えられるが、この場合にはスレッショルド電圧V
T が大幅に高くなる。そのため、書き込み直後のメモリ
セルのHレベルが低下して、書き込んでから十分に時間
が経過しないうちに読み出しを行うと、メモリセルが反
転する恐れがある。これに対し、本発明はしきい値をほ
とんど動かすことなく電流供給能力を下げているため、
メモリセルの反転問題は生じない。
【0043】近年半導体メモリは高密度化、大容量化の
一途をたどっており、その実現のためにますます高度な
微細加工技術が必要になってきているが、最近では光に
よるリソグラフィの限界のために、これ迄ほど加工精度
が上がらなくなる傾向が見えてきている。このため本来
非常に厳密な対称性を必要とするスタティックメモリセ
ルの非対称性が従来にも増して増大しつつあり、それに
伴ってメモリセルの安定度を確保するためのレシオの改
善が非常に重要になりつつある。本発明は、この様な要
請に応えるものであるので、その産業上の効果は極めて
大きい。
一途をたどっており、その実現のためにますます高度な
微細加工技術が必要になってきているが、最近では光に
よるリソグラフィの限界のために、これ迄ほど加工精度
が上がらなくなる傾向が見えてきている。このため本来
非常に厳密な対称性を必要とするスタティックメモリセ
ルの非対称性が従来にも増して増大しつつあり、それに
伴ってメモリセルの安定度を確保するためのレシオの改
善が非常に重要になりつつある。本発明は、この様な要
請に応えるものであるので、その産業上の効果は極めて
大きい。
【図1】 本発明の第1の実施例を示す断面図。
【図2】 本発明の第1の実施例の製造工程を説明する
ための工程断面図。
ための工程断面図。
【図3】 MOSFETのゲート酸化膜の膜厚とプロセ
ス利得係数の関係を示すグラフ。
ス利得係数の関係を示すグラフ。
【図4】 本発明の第2の実施例を示す断面図。
【図5】 本発明の第2の実施例の製造工程を説明する
ための工程断面図。
ための工程断面図。
【図6】 LDD構造MOSFETの低不純物濃度拡散
層へのドーズ量とプロセス利得係数との関係を示すグラ
フ。
層へのドーズ量とプロセス利得係数との関係を示すグラ
フ。
【図7】 本発明の第3の実施例の製造方法を説明する
ための工程断面図。
ための工程断面図。
【図8】 イオン注入ドーズ量と電流供給能力との関係
を示すグラフ。
を示すグラフ。
【図9】 本発明の第4の実施例の製造方法を説明する
ための工程断面図。
ための工程断面図。
【図10】 スタティックメモリセルの回路図。
【図11】 図10の部分等価回路図。
【図12】 図11の回路の入出力特性を示すグラフ。
1 pウェル
2 フィールド酸化膜
3、3a、3b ゲート酸化膜
3c ゲート酸化膜前駆体
4 多結晶シリコン配線
4a、4b ゲート電極
5 n+ 型拡散層
6a n- 型拡散層
6b n--型拡散層
7 サイドウォール
8a、8b フォトレジスト
9 n型拡散層
10、12 層間絶縁膜
11 多結晶シリコン配線
13 Al配線(ビット線)
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のメモリセルを有し、各メモリセル
が、ゲートとドレインとが交差接続された1対のドライ
バMOSFETと、各ドライバMOSFETのドレイン
と電源との間にそれぞれ接続された2つの負荷素子と、
各ドライバMOSFETのドレインと1対のビット線と
の間にそれぞれ接続され、ゲートがワード線に接続され
た2つのアクセスMOSFETと、を構成要素としてい
るスタティックメモリにおいて、前記ドライバMOSF
ETのゲートの縦横比は前記アクセスMOSFETのゲ
ートのそれより大きく設定され、かつ前記ドライバMO
SFETの利得係数と前記アクセスMOSFETの利得
係数との比は前記ドライバMOSFETのゲートの縦横
比と前記アクセスMOSFETのゲートの縦横比との比
より大きく設定されていることを特徴とするスタティッ
クメモリ。 - 【請求項2】 前記ドライバMOSFETのゲート絶縁
膜の膜厚は前記アクセスMOSFETのそれより薄くな
されている請求項1記載のスタティックメモリ。 - 【請求項3】 前記ドライバMOSFETと前記アクセ
スMOSFETのソース、ドレイン領域にはその対向す
る部分にそれぞれ低不純物濃度領域が形成されており、
かつ、前記ドライバMOSFETの低不純物濃度領域の
不純物濃度が前記アクセスMOSFETの低不純物濃度
領域のそれより高くなされている請求項1記載のスタテ
ィックメモリ。 - 【請求項4】 前記アクセスMOSFETのソース・ド
レイン領域のいずれか一方または両方の不純物濃度が前
記ドライバMOSのソース・ドレイン領域の不純物濃度
より低い請求項1記載のスタティックメモリ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3262842A JP2754977B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-09-13 | スタティックメモリ |
KR1019920016528A KR970007589B1 (ko) | 1991-09-13 | 1992-09-09 | 정적 메모리 장치 |
DE69216728T DE69216728T2 (de) | 1991-09-13 | 1992-09-11 | Hochstabile statische Speichereinrichtung mit Metalloxid-Halbleiter-Feldeffekttransistoren |
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