JPH05329881A - 曲面を有する複合体の製造方法 - Google Patents

曲面を有する複合体の製造方法

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JPH05329881A
JPH05329881A JP14409092A JP14409092A JPH05329881A JP H05329881 A JPH05329881 A JP H05329881A JP 14409092 A JP14409092 A JP 14409092A JP 14409092 A JP14409092 A JP 14409092A JP H05329881 A JPH05329881 A JP H05329881A
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resin
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fixed
ring piece
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JP14409092A
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Kazuo Kito
和男 鬼頭
Yoshitomo Morita
良知 森田
Toru Hiratsuka
徹 平塚
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 厚さ30〜600μmの金属シート状物16
を成型機の固定側金型4,5,6,7と可動側金型8,
9,10の間に置き、可動側金型8,9,10に固定さ
れた複数のピストン12で環状駒13を垂下させること
により金属シート状物16の周囲を固定側金型4,5,
6,7に押圧した後、キャビティ15内に溶融した熱可
塑性樹脂17を射出すると共にピストン圧を制御して環
状駒13の押圧力を制御しながら曲面を有する可動金型
8,9,10で型閉めすることにより、溶融樹脂17と
金属シート状物16の圧縮加工と絞り加工を同時に行な
う曲面を有する複合体の製造方法。 【効果】 金属シート状物の絞り加工と樹脂との複合射
出成形を1工程で行なうことができ、得られた複合体
は、しわ、破れがなく、層間接着が良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は曲面を有する複合体の製
造方法に関し、更に詳しくは、曲面にしわがなく、層間
接着力が大きい複合体を射出圧縮成形法で製造する方法
に関し、たとえばBS受信用パラボラアンテナ、道路カ
ーブミラー、電磁波遮蔽用筐体等の製造に利用できるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、パラボラアンテナリフレクターの
反射鏡体などのように球面や放物曲面を有する成形品の
材質としては、電波反射特性の優れた金属板を用いプレ
ス成形にて製品を得ていた。しかし、金属は重量が重い
ために近年、表層の反射材に金属箔を用い、これと軽量
で成形性に優れた熱可塑性樹脂との複合体が主流になっ
てきている。
【0003】従来からシート状物 (以下シートと言う)
を金型の固定側と可動側の間に置いて型締めすることに
よってシートをキャビティ形状に絞り加工した後、溶融
樹脂をキャビティ内に供給する射出成形法で複合体を得
る方法 (実開昭59−18460号公報等) や、予備賦
形シートを金型の固定側と可動側の間に置き、金型内に
樹脂を注入した後金型を閉じる射出圧縮成形法で複合体
を得る方法 (特開昭60−54821号公報) や単独も
しくは2種以上の密着積層複合シートを金型の固定側と
可動側の間に置き、該複合シートがキャビティに当たる
前にキャビティの周囲にクランプ駒を設け、クランプ駒
でシートをクランプして、圧縮しろ分残して金型を閉
じ、該金型内に溶融樹脂を所定量注入した後、圧縮しろ
分だけ圧縮する射出成形法で複合体を得る方法 (特公昭
63−66651号公報) が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、射出成
形で複合体を得る方法では、シートの周囲がクランプさ
れる前にキャビティ形状に絞り加工されるので、キャビ
ティ形状が複雑且つ曲率を持っているものでは、金型を
閉じて絞り加工をした時にシートにしわや破れが発生し
やすく、形状によっては予め予備絞り加工が必要であっ
たりする。また、射出圧縮成形方法でも特開昭60−5
4821号公報に記載の方法では、シートの周囲を可動
駒でクランプして、クランプ圧力を調節しているが、そ
のクランプ圧力の制御機構がないために、シートの材
質、金型キャビティ形状が複雑且つ曲率をもっているも
のでは、金型を圧縮しろ分残して閉じて絞り加工する時
にシートにしわや破れが入る。また、シートの絞り加工
時にしわや破れが入らなくするためには、シートの材
質、肉厚を選定する必要があり、金型形状に限界があ
る。また、ホットランナー部に樹脂の計量と金型を圧縮
しろ分閉じる時の逆流を防ぐためのシャット機構を設け
ているため、熱安定性の悪い樹脂では、劣化すると言う
問題が残っている。一方、特公昭63−66651号公
報の方法では、貼合わせをする表皮層の材質が比較的ド
レープ性のあるものを使用しているため、金型キャビテ
ィ形状が複雑且つ、曲率をもっているものでも、表皮層
を金型周囲でクランプしてクランプ力を油圧シリンダ
ー、圧空シリンダー等の調節機構を用いて、しわ、破れ
のない複合体を得ることはできる。しかし、シートの材
質が金属で薄肉品の場合、金型キャビティ形状が複雑且
つ、曲率をもっているもの、たとえばパラボラアンテナ
のような放物線状の曲率を持っているものでは、金属シ
ートに加わるクランプ力が一定していても、絞り加工す
る時に雄型によって、金属シートに2次元方向の引張応
力が加わり、樹脂を金型内に注入して金型を圧縮しろ分
閉じた時に、金属シート上の引張応力のアンバランス部
分にしわが入る。また、溶融樹脂を注入して成形する時
に、金属シート表面に積層されている樹脂の保護層が溶
けて流動し、金属シートがむき出しになるために金属シ
ートが腐食されやすく、外観が劣ってしまう欠点があ
る。また、前記同様、樹脂供給をホットランナー方式で
行うために、樹脂の滞留部分や滞留時間が長く熱安定性
の悪い樹脂は使用出来ないと言う問題が残っている。本
発明の目的は、上記問題を解決し、シートの破れ、しわ
の発生がなく、優れた層間接着性を有する曲面を有する
複合体を得るための製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、厚さ
30〜600μmの金属シート状物を成型機の固定側金
型と可動側金型の間に置き、可動側金型に固定された複
数のピストンで環状駒を垂下させることにより金属シー
ト状物の周囲を固定側金型に押圧した後、キャビティ内
に溶融した熱可塑性樹脂を射出すると共にピストン圧を
制御して環状駒の押圧力を制御しながら曲面を有する可
動側金型で型閉めすることにより、溶融樹脂と金属シー
ト状物の圧縮加工と絞り加工を同時に行なうことを特徴
とする曲面を有する複合体の製造方法である。
【0006】
【作 用】本発明は熱可塑性樹脂と金属シートとを貼合
わせて複合化し、層間接着が良好で外観が優れ、かつ強
度、剛性、衝撃強度、形状精度が良好な複合体を得るた
めに、射出成型法を更に改良したものである。本発明に
おいて、溶融した熱可塑性樹脂をキャビティに射出する
際、注入樹脂の正確な計量と金型を閉じる時の樹脂の逆
流を防ぐため、シャットノズル機構を設けることが好ま
しく、射出装置のノズルにロータリバルブを付けること
が好ましい。
【0007】また、一般に、射出圧縮成形においては、
金属シートを絞り加工する場合、金型の固定側と可動側
を直接インロー構造にすると、樹脂が洩れないようにす
るために間隙を小さくする必要があり、金型を閉じる時
に金属シートがインロー部でしごかれて破れたり、金属
シートでインロー部を傷つけて成形回数が多くなるにつ
れて、インロー部から樹脂が洩れて成形品にバリが発生
すると言う不都合を生ずるが、本発明においては、固定
の金型のキャビティの回りにキャビティに接するような
形状をした環状駒を用いたのでインロー部の損傷、樹脂
洩れを防止することができた。
【0008】以下に成形手順を説明する。金型を開いた
状態で金属シートを固定側と可動側の間に置き、金型を
圧縮しろ分残して閉じて金属シートを絞り加工するが、
この時金属シートのクランプが遅れたりするとシートに
しわが入る恐れがある。従って、可動側金型が金属シー
トに当る前に金属シートをクランプする必要がある。
【0009】本発明における環状駒は空気または油によ
り駆動するシリンダからのピストンに固定されており、
クランプ力はシリンダに供給される空気、油の圧力によ
って強弱自在に調節される。シリンダに供給される圧力
は、0.5kgf/cm2 〜10kgf/cm2 が好ましく、更
に好ましくは0.5kgf/cm2 〜5.0kgf/cm2 の間
で微調整される。また、環状駒が接する固定側金型には
環状駒を収納できる掘り込みを設けておき、金型が閉じ
ると共に環状駒がその掘り込みの中に入っていく構造に
することが好ましい。
【0010】次に、溶融樹脂をキャビティ内に注入して
圧縮しろ分だけ金型を閉じる。ここで金型を閉じるタイ
ミングは、樹脂の注入と同時以降であればよいが、成形
品の外観、低歪み等を得るためには、樹脂注入開始から
樹脂注入が完了する間に行うのが好ましい。この時、シ
ートが破れないようにするためにシリンダに供給する圧
力を0.5kgf/cm2 〜10kgf/cm2 間で調節する。
供給圧力が0.5kgf/cm2 未満ではクランプ力が不足
して絞り加工時にシートが滑べってシートにしわが発生
し易くなる。また、10kgf/cm2 以上になるとクラン
プ力が大きすぎて絞り加工時にシートが破れやすくな
る。その後成形品を冷却固化し、金型を開いて成形品を
取出す。
【0011】本発明において使用する金属シート状物と
しては、アルミニュウム、鉄、銅、鉛、ステンレススチ
ール、真鍮、ジュラルミン、トタン、ブリキなどの金属
あるいは合金の箔や上記金属あるいは合金の繊維、マッ
ト、ネットなどが上げられる。金属シート状物の厚みは
30〜600μmの物を使用する。本発明に使用する熱
可塑性樹脂としては公知の熱可塑性樹脂がいずれも使用
でき、例えばオレフィン系重合体 (ポリエチレン、ポリ
プロピレン等) 、アクリレートあるいはメタクリレート
系重合体 (ポリメチルメタクリレート等) 、ポリスチレ
ン、AS樹脂、ABS樹脂、飽和ゴムで強化変成された
スチレン系樹脂、ポリアセタール、ポリアミド (ナイロ
ン6、ナイロン66等) 、ポリエステル (ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等) 、ポ
リカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリウ
レタン等が挙げられる。これらの樹脂は、グラフト、架
橋等公知の方法で変成したものであってもよい。また、
これらの樹脂を2種以上を併用することも可能である。
【0012】また、本発明における熱可塑性樹脂は繊維
状強化材を混練することができる。繊維状強化材として
は、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、シリカ繊
維、シリカ・アルミナ繊維、硼素繊維、窒化硼素繊維、
チタン酸カリ繊維 (ウィスカ)、金属繊維、耐熱性高分
子繊維等公知の繊維がいずれも使用でき、2種以上を併
用することも可能であるが、とくに好ましいのはガラス
繊維、炭素繊維、アラミド繊維、耐熱性高分子繊維等で
ある。
【0013】かかる繊維の含有量は、一般に使用される
強化材レベル (10〜60重量%)である。また、本発
明で用いられる熱可塑性樹脂は、更に、一般に熱可塑性
樹脂に添加される公知の添加剤、例えば酸化防止剤、難
燃剤、染料や顔料等の着色剤、潤滑剤、結晶化促進剤、
結晶核剤、カーボンブラック、ガラスビーズ、ガラス
粉、ガラスフレーク、シリカ、マイカ等の粉粒状あるい
は板状の無機充填剤等を含むものであってもよい。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本発明において使用できる射出圧縮成形装置の1
実施例を示す断面図である。本実施例装置は金型装置1
からなり、図1における金型装置1はパラボラアンテナ
成形のための装置である。
【0015】金型装置1は固定側金型Aおよび可動側金
型Bから構成され、2は固定側取付板であり、3は可動
側取付板である。固定側取付板2には固定側型板4,
5,6,7が取付けられており、一方可動側取付板3に
は可動側型板8,9,10が取付られている。可動側型
板8内には空気シリンダ11が形成されており該シリン
ダ内には型締方向に相対的に往復移動可能なピストン1
2が収容されている。該ピストン12の先端は可動側型
板9内にまで延びている。可動側型板9の内には上記ピ
ストン12の先端部に固定された環状駒13が配置され
ている。該環状駒13は可動側型板9に対し相対的に型
締方向に移動可能である。14は固定側型板7を貫通し
て形成された樹脂射出用スプールである。尚、環状駒1
3と凹面を有する固定側型板7および凸面を有する可動
側型板10との間にキャビティ15が形成される。
【0016】以上の金型装置1は、一般の金型装置と同
様に、図示しない型締め手段により可動側を固定側に対
し相対的に型締め方向に往復移動させることができる。
図1において、空気調節器から配管 (図示せず) にてシ
リンダ11内のピストン12の両側に適宜の圧力の空気
を送給することができ、これによりピストン12および
環状駒13の型締め方向の移動を駆動することができ
る。
【0017】以上の様な射出圧縮成形装置における本発
明方法の1実施例を図2〜図5で説明する。先ず、金型
装置1を型締め状態としておき熱媒およびヒータにより
加熱し、温度が該金型装置1内に射出される樹脂17の
流動温度以下で且つ該樹脂のガラス転移点以上となる様
にする。
【0018】次に、図2に示す様に型締めを開放し、ア
ルミ箔16を固定型と可動型の間に置いて型締めを開始
するが、この時に可動側型板10の凸面頂部がアルミ箔
16に当るすこし前に可動側型板8内にある空気シリン
ダ11内に圧縮空気を供給してピストン12を介して環
状駒13と固定側型板6とでアルミ箔16をクランプす
る。そして可動側を圧縮しろ分開いた状態まで閉じる。
このときのアルミ箔16が絞り加工されるが、アルミ箔
16のしわ、破れが発生しないようにするために環状駒
13のクランプ力の制御が必要で、空気シリンダ11内
の圧縮空気の圧力を制御してピストン12を介して環状
駒13の圧力を0.5kgf/cm2 〜5.0kgf/cm2
制御する。しかる後に、図3の様に射出成形機のシリン
ダ (図示せず) 内で加熱溶融された樹脂17を、型閉め
が完了する前にスプール14を通してキャビティ15内
に所定量射出する。次に、図4の様に環状駒13のクラ
ンプ力を0.5kgf/cm2 〜5.0kgf/cm2 に制御し
ながら、キャビティ15内の溶融樹脂を所定の圧縮しろ
分圧縮してアルミ箔16とキャビティ15内の樹脂17
とを接着と同時にキャビティ15の形状に成形し、所定
の冷却時間終了した後に型を開いて図5に示した構成の
複合体を取出す。
【0019】上記で圧縮しろ分圧縮するタイミングは、
キャビティ15内に樹脂17を射出し始めてから所定量
樹脂の射出完了する間に行なうことが好ましい。また、
キャビティ15内への樹脂供給量を正確にするためと射
出装置側への逆流を防ぐためには、ロータリバルブ等の
ついた射出装置が好ましい。以上の射出圧縮成形によれ
ば実用性の高いBS受信用パラボラアンテナを提供する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳記したごとく本発明によれば、従
来困難であった金属シート状物の絞り加工と熱可塑性樹
脂との複合射出成形を1工程で行うことができ、得られ
た複合体はしわ、破れがなく、層間接着が良好で外観が
優れ、強度、剛性、低歪み性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる射出圧縮成形装置の断面図であ
る。
【図2】図1の装置において金属箔を装填した状態を示
す射出圧縮成形装置の断面図である。
【図3】図2の状態から溶融樹脂を射出した状態を示す
射出圧縮成形装置の断面図である。
【図4】図3の状態から型閉めを完了した状態を示す射
出圧縮成形装置の断面図である。
【図5】本発明の実施例で得られた複合体の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 金型装置 2,3 取付
板 4,5,6,7,8,9,10 型板 11 空気シ
リンダ 12 ピストン 13 環状駒 14 スプール 15 キャビ
ティ 16 アルミ箔 17 注入樹
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さ30〜600μmの金属シート状物
    を成型機の固定側金型と可動側金型の間に置き、可動側
    金型に固定された複数のピストンで環状駒を垂下させる
    ことにより金属シート状物の周囲を固定側金型に押圧し
    た後、キャビティ内に溶融した熱可塑性樹脂を射出する
    と共にピストン圧を制御して環状駒の押圧力を制御しな
    がら曲面を有する可動側金型で型閉めすることにより、
    溶融樹脂と金属シート状物の圧縮加工と絞り加工を同時
    に行なうことを特徴とする曲面を有する複合体の製造方
    法。
JP14409092A 1992-06-04 1992-06-04 曲面を有する複合体の製造方法 Pending JPH05329881A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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NL1019729C2 (nl) * 2002-01-11 2003-07-15 Corus Technology B V Werkwijze en inrichting voor het vervaardigen van een composiet voortbrengsel.
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CN105305090A (zh) * 2015-11-19 2016-02-03 西安空间无线电技术研究所 一种可调整反射面天线模具调整结构

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