JPH05329753A - 自動生産ライン設備制御方式 - Google Patents

自動生産ライン設備制御方式

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JPH05329753A
JPH05329753A JP4133803A JP13380392A JPH05329753A JP H05329753 A JPH05329753 A JP H05329753A JP 4133803 A JP4133803 A JP 4133803A JP 13380392 A JP13380392 A JP 13380392A JP H05329753 A JPH05329753 A JP H05329753A
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JP
Japan
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production line
communication
base plate
optical
control system
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Application number
JP4133803A
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Inventor
Minako Hara
美奈子 原
Hiroyasu Sasaki
博康 佐々木
Eiji Sasaki
英司 佐々木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Optical Communication System (AREA)
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトレスデータ伝送方式を用いた自動
生産ライン設備制御における双方向通信において、往路
と復路の混信、ノイズの発生等の通信機能の劣化を促す
要素を除き、より高効率、高信頼度の双方向通信を行う
こと。 【構成】 生産対象品を載置してライン上を移動する台
板2とライン外の装置10との間で、双方向通信を用い
て生産制御のための情報の授受を行う際、双方向通信の
往路と復路の信号を分離するため、信号の重なる部分に
対して送信位置において往路と復路の信号波の位相を異
なるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンタクトレスデータ
伝送手段を持つ自動生産ライン設備制御方式に係り、特
に、電子応用の生産対象部品又は生産対象機器を載置し
た台板を生産ライン上で移動させて、ライン上の異なる
場所で個別に加工,組立,調整,検査等の作業を順次行
う自動生産ライン設備において、台板上の通信機能を有
する制御部位と生産対象部品又は生産対象機器とを電気
的に接続し、台板側と生産ライン外の装置との間でコン
タクトレスに信号の授受を必要とする自動生産ライン設
備制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】製品を載置しライン上を移動する搬送媒
体とライン外の制御装置との間で双方向通信を行って、
工程管理等を行う制御システムは、特開昭61−164
734号公報に開示されている。この先願においては、
加工組立検査ライン上を製品を保持しつつ搬送可能な本
体と、保持された製品に関する情報を記憶する記録部
と、通信制御,メモリ管理,及び自己判断機能を有する
情報処理部と、製品に関する情報を外部と入出力可能と
する双方向通信部と、これら動作させるための電源を供
給する電源部とを備えた搬送媒体を設け、ライン外の制
御装置と搬送媒体との間でデータの授受を可能にしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先願においては、搬送媒体とライン外の制御装置との
間で双方向通信を行う際の往路と復路の通信可能範囲を
考慮した記述がなく、往路と復路が混信する、或いはノ
イズの発生など通信機能の劣化を促す要素に対処する工
夫が見られない。
【0004】本発明の目的は、生産ライン上の台板側と
生産ライン外の装置側との間の波動を用いたコンタクト
レスの双方向データ通信において、往路と復路の通信可
能範囲を考慮し、往路と復路の混信,ノイズの発生等の
通信機能の劣化を促す要素を除き、より高効率で信頼性
の高い通信を可能をすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、波動による双方向通信を行う際の往路と復
路の通信可能範囲を考慮し、往路と復路が混信する、或
いはノイズの発生等の通信機能の劣化を促す要素を除く
ため、往路と復路の信号を分離するようになし、この分
離手法としては、例えば信号波の位相を変更・調整する
方法をとる。
【0006】
【作用】例えば、往路の信号波と復路の信号波の伝播波
領域が重なる部分に対して、送信位置側において往路と
復路の信号波の位相を異なるように調整するので、各受
信位置においては、往路,復路の各信号の受信すべき信
号のみを分離して受信することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1〜図11に示した実施例
によって説明する。ここで図示した実施例においては、
電子応用の生産対象部品もしくは電子応用の生産対象機
器の検査作業を行う自動生産ライン設備を対象とした制
御方式を取りあげているが、本発明の対象となる自動生
産ラインはこれに限られるものではなく、検査工程以外
にもデータの授受を行う必要性のある作業工程ならば、
加工工程,組立工程,調整工程等の自動生産ライン設備
にも適用可能である。また、以下の実施例においては、
コンタクトレスの通信信号として光信号を用いた例を示
すが、本発明は光以外にも、音波などの波動を伝達手段
とするものにも、適用可能である。
【0008】図1は本発明の1実施例による検査用の自
動生産ライン設備の概要を示す図である。同図におい
て、1は検査ラインで、該検査ライン1の図示せぬコン
ベア上を台板2が搬送されるようになっている。この台
板2は、電子応用の生産対象部品3もしくは電子応用の
生産対象機器3(以下、これを生産対象品3と称す)を
載置し、生産対象品3の電子回路と電気的に接続される
ようになっている。台板2には、台板側制御部4、台板
側双方向通信部5、通信部駆動回路部6、各部3〜6に
電源を供給する電源部7等が設けられている。そして、
生産対象機器3に対する各種検査(生産対象機器3の電
子回路や生産対象機器3全体に対する各種検査)は、台
板2の移動に伴って所定順序で実行され、これは主とし
て検査ライン1に沿った適宜位置に配設された図示せぬ
検査実行手段、もしくは台板2自身の台板側制御部4が
検査用駆動回路部6を介して、自動的に実行する。ま
た、台板側双方向通信部5は、台板側制御部4の制御の
もとに検査ライン1外の後記する装置とコンタクトレス
でデータ通信を行う。
【0009】ここで、台板側制御部4は、例えば各種I
/Oインターフェース、主プログラムや各種固定データ
等を格納したROM、各種データやフラグ等を読み書き
するRAM、全体の制御を司るMPUなどを備えたマイ
クロコンピュータを主体としたもので構成され、検査に
関する情報を生産対象品3との間で授受したり(例えば
検査を実行させたり、検査結果を受け取ったりした
り)、検査に関する情報を台板側双方向通信部5を介し
て外部と授受するようになっている。また、台板側双方
向通信部5は、光通信用モジュール(送信用光通信モジ
ュール及び受信用光通信モジュール)や、電光変換のた
めの送信用ドライバ及び光電変換回路部等を具備し、後
述する検査装置側双方向通信部12とコンタクトレスの
データ通信を行う。
【0010】一方、検査ライン1外には検査装置10が
設置されており、該検査装置10には検査装置側制御部
11、複数組の検査装置側双方向通信部12、光モジュ
ールチャンネルスイッチ13、ディスプレイ装置14、
外部記憶装置15、各部に電源を供給する図示せぬ電源
部等々を備えている。検査装置側制御部11も、各種I
/Oインターフェース、主プログラムや各種固定データ
等を格納したROM、各種データやフラグを読み書きす
るRAM、全体の制御を司るMPUなどを備えたマイク
ロコンピュータを主体としたもので構成され、検査装置
側双方向通信部12を介して前記台板2側と検査に関す
る情報を授受するようになっている。検査装置側双方向
通信部12も、光通信用モジュール(送信用光通信モジ
ュール及び受信用光通信モジュール)や、電光変換のた
めの送信用ドライバ及び光電変換回路部等を具備し、前
記台板側双方向通信部5とコンタクトレスのデータ通信
を行う。なお、ディスプレイ装置14は検査装置側制御
部11の処理結果等を表示し、また、外部記憶装置15
は必要に応じ検査装置側制御部11とデータの授受を行
う。
【0011】ここで、上記した検査装置10側の複数の
検査装置側双方向通信部12の設置間隔DPは、台板2
の移動速度(コンベアの移動速度)M、台板2の長さ
L、検査装置10と台板2との通信モジュール間の距離
W、信号の指向性、信号強度等から決定されている。
【0012】次に、図2によって台板の移動動作と通信
方式の概略とについて説明する。本実施例においては、
台板2は、ライン動作に伴って常に定速で移動、又は、
通信時に速度を緩める程度で基本的にライン全体の流れ
とタクト(要検査時間とその間隔)の関係から望まれる
速度とタイミングにより、台板2を止めずにライン外の
検査装置10との通信を行い、所定の順序で各検査工程
が実行される。
【0013】いま、台板2側の台板側双方向通信部5
が、検査装置10側の或る1つの検査装置側双方向通信
部12の通信可能範囲にある時は、その検査装置側双方
向通信部12と通信を行い、その通信範囲から台板側双
方向通信部5が出て、次の検査装置側双方向通信部12
の通信範囲に入ると、検査装置側制御部11が前記光モ
ジュールチャンネルスイッチ13を切り替えて、次の検
査装置側双方向通信部12と台板側双方向通信部5とが
通信を行うような制御がなされる。
【0014】次に、図3によって台板側及び検査装置側
の双方向通信部の構成について説明する。前記したよう
に、台板側双方向通信部5と検査装置側双方向通信部1
2は、共に送信用光通信モジュールと送信用ドライバ、
及び受信用光通信モジュールと光電変換回路部等で構成
される。いま、図3の光通信方向Aを往路とし、光通信
方向Bを復路としたとき、Paは往路用光送信モジュー
ル、Qaは往路用光受信モジュール、Qbは復路用光送
信モジュール、Pbは復路用光受信モジュールであり、
21は発光素子駆動回路部(送信用ドライバ)、22は
光電変換回路部である。本実施例においては、往路用光
送信モジュールPaと復路用光送信モジュールQbは、
共に赤外光で拡散光を発振するLED、又はLEDと光
学部品とを組み合わせたもので構成され、また、往路用
光受信モジュールQaと復路用光受信モジュールPb
は、共にフォトダイオード、又はフォトダイオードと光
学部品とを組み合わせたもので構成される。なお、これ
ら光送受信モジュールは、上記構成に限らず他の素子で
も同様の特性を持つものであれば構わない。
【0015】通信内容としては、台板2側の復路用光送
信モジュールQbから検査装置10側の復路用光受信モ
ジュールPbへは生産対象機器の製品情報,制御情報,
台板移動情報等が送られ、往路用光送信モジュールPa
から往路用光受信モジュールQaへは製品制御情報,検
査用フラグ等が送られる。なお、製品情報には、例えば
音声データ、画像データ等のデータも場合によっては含
まれる。
【0016】図4は或る仕様のLEDの指向特性を示し
ており、図5は光送信モジュール及びこれからの光信号
を受信する光受信モジュールの相対位置と通信可能範囲
との関係を示している。いま例えば、光送信モジュール
とこれからの信号を受ける光受信モジュール(例えば復
路用光送信モジュールQbと復路用光受信モジュールP
b)との間の距離Wが例えばW=15cmのとき、図4
のLEDの指向特性と光信号変換用電子部品の特性から
決まる信号強度のもとでは、移動する台板2側の復路用
光送信モジュールQbと検査装置10側の復路用光受信
モジュールPbとの通信可能範囲Dは、実験的にほぼ1
6cmとなる(同様に、往路用光受信モジュールQaと
往路用光受信モジュールQaとの通信可能範囲Dもほぼ
16cmとなる)。なお、図5の下側のグラフは、Wが
大きくなるとDも大きくなるが、Wが大きくなるに従っ
て光強度は低下し、光強度の必要レベルに応じてWとD
の関係(値)が定まることを示している。
【0017】図6は、移動する台板側双方向通信部5に
対する各検査装置側双方向通信部12の絶対位置と光強
度との関係を示している。いま例えば、台板2の長さL
をL=45cmとし、台板側双方向通信部5と検査装置
側双方向通信部12との間の距離W(図1,図5で示す
台板側双方向通信部5と検査装置側双方向通信部12と
が向かいあったときの距離W)がW=15cmのとき、
各検査装置側双方向通信部12の復路用光受信モジュー
ルPb1,Pb2,………,PbNの間隔DPは、台板
2の移動速度,処理情報量,情報伝送速度,図4のLE
Dの指向特性と光信号変換用電子部品の特性から決まる
信号強度のもとでの前記した通信可能範囲D=16cm
によって、前後の台板2の光信号が混信せず、且つ前記
したように台板側双方向通信部5に対する検査装置側双
方向通信部12を順次切り替え選択して行く方式の際に
通信が途絶えないようにするためには、DPは16cm
より少し狭い約15cmが適当である。
【0018】図7は、往路用光受信モジュールQaと復
路用光送信モジュールQbの間隔、即ちWQ、並びに往
路用光送信モジュールPaと復路用光受信モジュールP
bの間隔、即ちWPと、通信可能範囲との関係を示して
いる。上述の通信範囲の条件から相対位置でみれば、上
記した例では次の式のようにすれば混信Nを防ぐこと
ができる。 WQ(=WP)>16cm ………式 一方、絶対位置でみれば、検査装置10側の各光モジュ
ールを台板2の移動に伴って通信可能なように切り替え
ていく制御方式であることから、式を満たすというこ
とは、本例では、検査装置10の各検査装置側双方向通
信部12の隣接間隔DP=15cmを考慮すると、不都
合が生ずる。
【0019】そこで、各検査装置側双方向通信部12の
間隔DPを考慮して(DPの条件を満たしつつ)、混信
を防ぐ方法を、図8〜図11を用いて以下に説明する。
波動光学によると、光は横波であることが知られてお
り、或る振幅と位相とをもつ。LEDが発振した光は、
図8に示すように、或る方位角Kを持つ直線偏光である
といえる。同位相の光が重なると、振幅が足し合わさ
れ、混信という状態になりうる。このような状態になっ
てしまってからでは、フォトダイオードが受光する位置
で、それぞれの信号に分割することは困難である。ただ
し、方位角Kが明らかであり、振幅が足し合わさること
のない角度Rがあれば、図11の(d)のように、LE
D(光送信モジュール)の向きを角度Rを持つように設
置する方法によって、往路と復路との光信号を混信のな
いように分離できる。
【0020】波長λ1,方位角Kを持つ直線偏光の位相
は、xy平面,zy平面に表すと、図9の(a)のよう
になる。そこで、位相を変換する光学部品(λ/4位相
差板と呼ぶ部品もある)を、往路または復路のどちらか
一方の光路上の適当な部位に位置するように光モジュー
ルに組み込む。仮に、図11の(a)のように、位相を
変換する光学部品31を1個、復路用光送信モジュール
Qbから復路用光受信モジュールPbへの信号光軸上に
設置したとする。そして、斯様な位相変換用の光学部品
31として例えば図10に示すような、厚さdで、z方
向にnz,x方向にnxの屈折率を持つ物質を、光路上
の適切な位置に設置すると、設置する前の位相に対し
て、次の式のような位相差δを生ずることになる。 δ=2πd(nz−nx)/λ1 ………式 これは、波長λ1,方位角Kを持つ図10の直線偏光L
PLが、xy平面,zy平面に表すと、図9の(b)の
ように位相が変化したために、図10の光学部品31を
通った後、円偏光(または、楕円偏光)CPLに変化し
たことを示している。更に、上記式のような位相差δ
を生ずることから、次の式のような波長λ2へ変化す
る。 λ2=2πd(nz−nx)/δ ………式 従って、復路用光受信モジュールPbの受光素子とし
て、フォトダイオードの波長域が波長λ2を許し、波長
λ1を制限する特性のものを選べば、復路用光受信モジ
ュールPbは、復路用送信モジュールQbからの信号光
のみを受信することができるので、往路用光送信モジュ
ールPaから復路用光受信モジュールPbへ漏れ入る信
号光との分離が可能である。
【0021】図11の(a)では、一方の光送信モジュ
ールQbから出た光信号の波長を変化させて、この変化
させた波長の光信号を、対応する光受信モジュールPb
で受信させるようにしているが、光受信モジュールPb
側にも位相変換用の光学部品32を設けて、変化させた
波長の光信号を元の波長の光信号に戻すようにしてもよ
い。
【0022】また、位相変換用の光学部品31の設置位
置は、図11の(b)に示すように、往路と復路の光信
号が重なる領域のみに同位相を避けるように設けてもよ
い。なお、図11の(b)では送信側の光学部品31で
変化させた波長を、受信側の光学部品32で元の波長に
戻すようにされている。
【0023】さらにまた、位相変換用の光学部品31の
設置数は、図11の(c)に示すように、受信位置での
位相を考慮してあれば、往路と復路の双方に配置するこ
とも可能である。
【0024】さらにまた前述したが、LEDの発振に方
向性があれば、図11の(d)に示すように、往路用L
EDと復路用LEDの向きが異なるように設置すること
でも、往路と復路の光信号を分離することが可能であ
る。
【0025】本実施例においては、このように往路と復
路の光信号を分離する手段を、台板側双方向通信部5と
検査装置側双方向通信部12の少なくとも一方にコンパ
クトに設けているので、台板側双方向通信部5と検査装
置側双方向通信部12と間の空間に光信号分離用の光学
部品を配設することなく(ラインとライン外装置との間
に所定のオープンスペースを確保しつつ)、往路と復路
の光信号を確実に分離することができる。
【0026】なお前記した実施例では、台板2(台板側
双方向通信部5)がライン外の検査装置10(検査装置
側双方向通信部12)に対して移動して双方向通信を行
う例を示したが、ライン外の装置が移動しながら、ある
いは台板とライン外の装置が双方とも同方向又は逆方向
に移動しながら双方向通信を行って、生産対象機器の生
産制御を行う場合にも、本発明は適用可能である。ま
た、台板2側にも複数の台板側双方向通信部5を設けた
構成にも本発明は適用可能であり、この場合には、隣接
する台板側双方向通信部5間の信号も混信を生じないよ
うに分離される(勿論、隣接するライン外装置側の双方
向通信部の信号も混信を生じないように分離される)。
なおまた、台板とライン外の装置の少なくとも一方が複
数の双方向通信部をもち且つ隣接する双方向通信部同志
の通信信号がその伝波方向の角度によらず伝播波路が互
いに重なり合う部分を持つ場合にも(例えば隣接する双
方向通信部が弧状配列されて隣接光軸が平行でない場合
にも)、本発明は適用可能で、この場合も同様に、往路
と復路、並びに隣接する双方向通信部同志の通信信号を
共に分離するように構成される。
【0027】
【発明の効果】以上の如く本発明では、コンタクトレス
データ通信における双方向光通信で、往路と復路の通信
可能範囲を考慮し、往路と復路が混信する、或いは、ノ
イズの発生等の通信機能の劣化を促す要素を除くため
に、信号の重なる部分に対して送信位置で往路と復路の
信号波の位相を異なるように調整するので、それぞれの
受信位置では往路,復路の各信号の受信すべき信号のみ
を受信することができる。従って、通信後の信号を電気
的に変換する時の負荷、ノイズをより少なくする効果が
あり、信頼性が大きく向上する。特に、多量のデータを
信頼性よく交信する必要があり且つ短タクト化が要求さ
れる量産ライン等においては、すなわち、高速で多量の
データを扱う自動生産ライン設備のための通信システム
においては、その効果は顕著である。
【0028】また、受信後の信号をノイズ軽減の為に変
換することをしないですむので、処理時間が短くなり、
ライン上での生産時間が短縮され、時間あたりの製品生
産量が増える効果がある。
【0029】更に、ライン上の台板とライン外の装置と
の間のオープンスペース上に光信号分離用の光学部品を
配置する必要がないので、生産ラインが作動する上での
障害物が無くなり、生産ラインの設置場所やライン設備
構築の自由度が高まる。これにより、ラインの設置時の
搬送の容易さが達成でき、また、波動による通信方式を
採用しているので、その適用範囲(適用場所)も真空
中、冷暗所、宇宙等と広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による検査用の自動生産ライン
設備の概要を示す説明図である。
【図2】台板の移動に伴う交信状態の様子を示す説明図
である。
【図3】台板側とライン外の検査装置側との双方向通信
部の構成を示す説明図である。
【図4】LEDの指向特性の1例を示す説明図である。
【図5】光送受信モジュールの相対位置と通信可能範囲
の関係を示す説明図である。
【図6】光送受信モジュールの絶対位置と光強度の関係
を示す説明図である。
【図7】往路と復路の光信号の重なり等を示す説明図で
ある。
【図8】光波の方位角を示す説明図である。
【図9】位相の変化を示す説明図である。
【図10】位相を変換する光学部品による偏光の様子を
示す説明図である。
【図11】往路と復路の光信号を分離するための手段を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 検査ライン 2 台板 3 生産対象部品もしくは生産対象機器(生産対象品) 4 台板側制御部 5 台板側双方向通信部 10 検査装置 11 検査装置側制御部 12 検査装置側双方向通信部 13 光モジュールチャンネルスイッチ A 光通信方向往路 B 光通信方向復路 Pa 往路用光送信モジュール Pb 復路用光受信モジュール Qa 往路用光受信モジュール Qb 復路用光送信モジュール 31 位相を変換する光学部品 32 位相を変換する光学部品

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクトレスデータ伝送手段を持つ自
    動生産ライン設備において、 生産対象部品又は生産対象機器を載置して生産ライン上
    に位置する台板側に設けられたコンタクトレスの双方向
    通信手段と、上記生産ライン外の装置側に設けられたコ
    ンタクトレスの双方向通信手段とを具備し、上記生産対
    象部品又は生産対象機器の生産制御のために上記台板側
    と上記生産ライン外の装置側との間で双方向通信を行う
    とき、双方向の通信信号を分離するようにしたことを特
    徴とする自動生産ライン設備制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 上記生産対象部品又は生産対象機器と電子的接続が可能
    な上記台板が生産ライン上を移動しながら、又は、上記
    生産ライン外の装置が移動しながら、或いは、上記台板
    と上記生産ライン外の装置とが双方とも同方向又は逆方
    向に移動しながら、上記台板側と上記生産ライン外の装
    置側との間で双方向通信を行うようにしたことを特徴と
    する自動生産ライン設備制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載において、 上記双方向通信手段は光等の波動を用いる通信手段とさ
    れたことを特徴とする自動生産ライン設備制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項4記載において、 上記波動による双方向通信を用いるとき、双方向の通信
    信号をその伝播波の位相特性を利用して分離するように
    したことを特徴とする自動生産ライン設備制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載において、 上記台板側又は上記生産ライン外の装置側の少なくとも
    一方側が、送信部と通信部とからなる通信ユニットを2
    組以上持つ場合、隣接する通信ユニット同志の通信信号
    を分離するようにしたことを特徴とする自動生産ライン
    設備制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載において、 上記台板側又は上記生産ライン外の装置側の少なくとも
    一方側が、送信部と通信部とからなる通信ユニットを2
    組以上持ち、且つ、隣接する通信ユニット同志の通信信
    号がその伝波方向の角度によらず伝播波路が互いに重な
    り合う部分を持つ場合、隣接する通信ユニット同志の通
    信信号を分離するようにしたことを特徴とする自動生産
    ライン設備制御方式。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載において、 上記生産対象部品又は生産対象機器は電子回路を持ち、
    上記台板側と上記生産ライン外の装置側との間の双方向
    通信により、上記生産対象部品又は生産対象機器の加
    工、もしくは組立、もしくは調整、もしくは検査等の生
    産制御を行うようにされたことを特徴とする自動生産ラ
    イン設備制御方式。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、 上記双方向通信手段は光等の波動を用いる双方向通信手
    段とされたことを特徴とする自動生産ライン設備制御方
    式。
  9. 【請求項9】 請求項3又は8記載において、 双方向の通信信号波の少なくともどちらか一方に対し、
    送信時の波長と受信時の波長とを異ならせる手段を設け
    たことを特徴とする自動生産ライン設備制御方式。
  10. 【請求項10】 請求項3又は8記載において、 通信信号の伝播波路上に光学部品を1つ以上設置して、
    双方向の通信信号波の少なくともどちらか一方の波長を
    異ならせるようにしたことを特徴とする自動生産ライン
    設備制御方式。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載において、 双方向の通信信号を分離する手段を、上記台板か、上記
    生産ライン外の装置か、または双方に設置すると共に、
    上記台板と上記生産ライン外の装置との間にオープンス
    ペースを確保するようにしたことを特徴とする自動生産
    ライン設備制御方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008018281A1 (fr) * 2006-08-07 2008-02-14 Hamamatsu Photonics K.K. système de communication optique mobile et procédé de communication optique mobile
CN102768509A (zh) * 2011-05-03 2012-11-07 金石琦 自动控制生产线测试仪
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