JPH0532958Y2 - - Google Patents

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JPH0532958Y2
JPH0532958Y2 JP2243688U JP2243688U JPH0532958Y2 JP H0532958 Y2 JPH0532958 Y2 JP H0532958Y2 JP 2243688 U JP2243688 U JP 2243688U JP 2243688 U JP2243688 U JP 2243688U JP H0532958 Y2 JPH0532958 Y2 JP H0532958Y2
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ray
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、X線利用装置の防X線カバーに関
し、特に、その開閉構造に特徴を有する防X線カ
バーに関する。
[従来の技術] X線回折装置などのように、X線を利用して試
料の測定や分析を行う装置(以下、X線利用装置
という)では、安全性のために、X縁源や試料
部、測定部などを遮蔽する必要がある。したがつ
て、この種のX線利用装置では、X線源等を遮蔽
するための防X線カバーが設けられている。
第2図は、従来の防X線カバーを示す。キヤビ
ネツト50の上に、直方体の形状をした防X線カ
バー52が載せられてる。防X線カバー52の前
面と左右側面には、透明な含鉛アクリル樹脂製の
引き戸56が、金属製のフレーム54に取り付け
られている。カバー52の上面と背面は、金属
板、または金属含有の合成樹脂板で作られてい
る。このカバー52の中には、X線回折装置など
が収容される。
[考案が解決しようとする課題] 上述した従来の防X線カバーには、次の欠点が
ある。
(a) 防X線カバーの引き戸が開いているときにX
線を発生させないように、X線発生装置の高圧
電源には、引き戸開閉信号に基づくインターロ
ツクが施されている。従来の防X線カバーで
は、前面および左右側面に引き戸が設けられて
いるので、上述のインターロツクが複雑とな
る。すなわち、インターロツク用の配線ケーブ
ルが多くなり、インターロツク回路も多系統に
なる。
(b) もし、上述の引き戸を一つだけ(例えば前面
だけ)設ければ、インターロツクの複雑さは解
消されるが、X線利用装置の取り扱いが不便に
なる。すなわち、作業者は、光学系の調整や試
料の交換等をするに当たつて、左右側面からカ
バー内に手を入れることができなくなる。
(c) この作業性を良くするために、前面の引き戸
を大きくすることが考えられる。そうすれば、
作業者は、その上半身をカバー内に入れて作業
をすることができる。しかし、引き戸を大きく
すれば、防X線カバーが大型になることは避け
られない。
以上の点に鑑み、本考案の目的は、扉を一つに
できて、しかも内部のX線利用装置の取り扱いに
支障を来さないような防X線カバーを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案に係る防X
線カバーは次の構成を有する。
(a) この防X線カバーはX線遮蔽材料で作られ、
その内部に、X線利用装置が収容できる空間を
有する。
(b) 前記カバーは、固定部と一つの扉とからな
る。
(c) 前記固定部には、その前面および上面に、連
続した一つの開口が形成されている。
(d) 前記扉は、前記開口を開閉できるように、前
記固定部に対して回動可能に結合されている。
[作用] この防X線カバーは、一つの扉を開くだけで、
その内部のX線利用装置に対して作業ができるよ
うになつている。すなわち、前面と上面が連続し
た一つの開口となつているので、作業者は、内部
のX線利用装置に対して作業がしやすい。この場
合、防X線カバーを小型にしても、作業性が損な
われることがない。また、扉は一つなので、扉の
開閉に対する高圧電源のインターロツクも一系統
だけで済む。
[実施例] 次に、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例の斜視図である。キ
ヤビネツト10の上には、防X線カバー12が載
せられている。この防X線カバー12は、キヤビ
ネツト10に固定された固定部14と、この固定
部14に対して回動可能に結合された扉16とか
らなる。固定部14の左右は、垂直な側面18,
20となつており、背面も垂直となつている。固
定部14の上面はすべて開口しており、前面も、
その下方の前面パネル21を残して、大部分が開
口している。そして、上面と前面の開口は連続し
て一つの大きな開口23となつている。
扉16は、第1図では開放状態となつている。
扉16は、閉じられた状態で説明すると、カバー
12の上面を形成する水平部分24と、傾斜した
前面を形成する傾斜部分26と、垂直な前面を形
成する垂直部分38とからなる。傾斜部分26に
は、観測窓30が設けられている。固定部14と
扉16との間には、一対のガススプリング32,
34が取り付けられている。したがつて、金属製
の重い扉16も、作業者の手の力で容易に開閉で
きるようになつている。
固定部14の前面パネル21と背面、および扉
16は、厚さ1.6mmの鉄板で作られている。観測
窓30は、透明な含鉛アクリル樹脂(鉛当量で
0.3mmの厚さ)で作られている。固定部14の左
右の側面18,20は、外装が合成樹脂で作ら
れ、内装が厚さ1.6mmの鉄板で作られている。ま
た、右側の側面18の内側には、X線ダイレクト
ビームの遮蔽用として、厚さ3mmの鉛板40が固
定されている。
固定部14の左側の側面20の内側には、マイ
クロスイツチ42が取り付けられている。扉16
が閉じると、マイクロスイツチ42は閉状態にな
る。
防X線カバー12の右側後方には、警告灯43
が取り付けられ、X線が発生中であることを知ら
せるようになつている。
次に、この防X線カバーの働きを説明する。内
部のX線利用装置(第1図ではX線管球44だけ
を図示してある)を使用しているときは、扉16
は、手前に閉じられた状態にある。このとき、マ
イクロスイツチ42は閉状態にあり、X線管の高
圧電源のインターロツクは解除されて、X線に高
電圧を印加できる状態になつている。X線利用装
置に対して試料交換などの作業をする場合は、扉
16を手前から持ち上げて開放状態にする。この
とき、マイクロスイツチ42は開状態となり、高
圧電源はインターロツクされる。扉16を開ける
と、防X線カバー12の前面および上面が広く開
口し、作業は非常にやりやすくなる。
[考案の効果] 本考案の防X線カバーは以上説明されたように
構成されているので、次の効果がある。
(a) 扉が一つなので、X線発生装置の高圧電源に
対する扉開閉のインターロツクが一系統で済
む。
(b) 前面と上面には、連続して一つの開口が形成
されているので、扉が開いているときに、内部
のX線利用装置に対して作業がしやすい。
(c) 防X線カバーを小型にしても、内部のX線利
用装置に対する作業性が損われることがなく、
従来のものに比べて、特に高さ方向に小型化し
やすい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
従来例の斜視図である。 12……防X線カバー、14……固定部、16
……扉、23……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 次の構成を有するX線利用装置の防X線カバ
    ー。 (a) この防X線カバーはX線遮蔽材料で作られ、
    その内部に、X線利用装置が収容できる空間を
    有する。 (b) 前記カバーは、固定部と一つの扉とからな
    る。 (c) 前記固定部には、その前面および上面に、連
    続した一つの開口が形成されている。 (d) 前記扉は、前記開口を開閉できるように、前
    記固定部に対して回動可能に結合されている。
JP2243688U 1988-02-24 1988-02-24 Expired - Lifetime JPH0532958Y2 (ja)

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JP2243688U JPH0532958Y2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24

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JPH01127199U JPH01127199U (ja) 1989-08-30
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JP2011022163A (ja) * 2010-10-29 2011-02-03 Shimadzu Corp X線分析装置
JP5917970B2 (ja) * 2012-03-23 2016-05-18 アンリツインフィビス株式会社 X線検査装置
JP6219580B2 (ja) * 2013-03-26 2017-10-25 株式会社日立製作所 散乱x線遮蔽装置

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