JPH05329551A - ワーク曲げ角度測定装置 - Google Patents

ワーク曲げ角度測定装置

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JPH05329551A
JPH05329551A JP13815192A JP13815192A JPH05329551A JP H05329551 A JPH05329551 A JP H05329551A JP 13815192 A JP13815192 A JP 13815192A JP 13815192 A JP13815192 A JP 13815192A JP H05329551 A JPH05329551 A JP H05329551A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ加工装置で曲げられた長尺のワークの曲
げ角度測定精度を高くすると共に、測定結果をフィード
バックして加工精度の向上を計る。 【構成】 左右方向へ適数に分割されていると共に移動
可能なダイ17と、ダイ17に対応した位置に設けられ
たパンチ15との協働によってワークWを曲げ加工装置
1に備えられたワーク曲げ角度測定装置3であって、ダ
イ17と並行に移動自在かつ係合自在なダイ移動手段5
1と、ダイ17と並行に移動自在かつダイ移動手段51
によって明けられたダイ17間の隙間に進入自在で、さ
らに曲げ加工装置1で曲げられたワークWの下方から上
下動可能でかつワークWの曲げ線を境にしたワークW両
辺に当接させて実際の曲げ角度θとすべく、ワークWの
開き量を検出するXリンク式検出具67を有するワーク
開き量検出手段23とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曲げ加工装置として
の、例えばプレスブレーキに備えられたワーク曲げ角度
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばプレスブレーキのよう
な長尺の曲げ加工を行う曲げ加工装置における、ワーク
曲げ角度測定装置に関しては種々なものが知られてい
る。
【0003】第1に、パンチまたはダイの加圧力を測定
しながらワークを曲げることにより、所望の曲げ角度を
測定する装置が知られている。
【0004】第2に、ダイのV溝に突出没入自在のピン
型センサを設けた装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で知られて
いた、例えばプレスブレーキのような長尺の曲げ加工を
行う曲げ加工装置における、ワーク曲げ角度測定装置と
しての第1の装置では、ワークの板厚にばらつきがある
と、適用できないと言う問題がある。
【0006】また、第2の装置では、ダイのV溝巾の部
分でしか測定できない。すなわち、この部分は曲げられ
たワークの角にRがつくところであるから、このRの影
響が全くないところで測定することは困難であり、正確
な曲げ加工を測定することが難しいと言う問題がある。
【0007】この発明の目的は、上記の問題点に鑑み、
ワークを曲げ加工装置で曲げ加工を行なう際長尺のワー
クの長さ方向において、任意の複数箇処の曲げ角度を曲
げ加工装置上で測定が可能であり、ワークの板厚のばら
つきや、曲げRの影響を受けないワーク曲げ角度測定装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、左右方向へ適数に分割されていると共
に移動可能なダイと、このダイと対応した位置に設けら
れたパンチとの協働によってワークに曲げ加工を行う曲
げ加工装置に備えられたワーク曲げ角度測定装置であっ
て、前記ダイと並行に移動自在かつ係合自在なダイ移動
手段と、前記ダイと並行に移動自在かつ前記ダイ移動手
段によってあけられたダイとダイとの間に進入自在で、
さらに曲げ加工装置によって曲げられたワークの下方か
ら上下動可能でかつワークの曲げ線を境にしたワークの
両辺に当接させて実際の曲げ角度とすべく、ワークの開
き量を検出するXリンク式検出具を有するワーク開き量
検出手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】前記の構成において、先ず、ダイと対応した位
置に設けられたパンチとの協働によってワークに曲げ加
工を行った後、ダイ移動手段をダイと並行の左右方向に
移動せしめると共に、所望のダイと係合せしめる。而し
て、上記ダイ移動手段をダイと並行に移動せしめると、
ダイとダイとの間に隙間ができる。
【0010】次に、Xリンク式検出具を有するワーク開
き量検出手段を上記隙間に進入せしめた後、上昇せしめ
て、上述における曲げ加工が施されたワークの曲げ線を
境にした両辺に下方よりXリンク式検出具を当接せしめ
る。そして、このXリンク式検出具の開き工合から、上
記ワーク開き量検出手段は、実際のワークの開き量、即
ちワークの曲げ角度が測定される。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。
【0012】図5,図1,図2を参照しながら、例えば
プレスブレーキのような長尺のワークWに曲げ加工を施
す曲げ加工装置1の概要と、ワーク曲げ角度測定装置3
との関係について説明する。
【0013】まず、図5を参照するに、床面G上に左右
に立設したサイドフレーム5の前面上部にはラム7が油
圧装置9により上下動自在に設けてあり、上記サイドフ
レーム5の前面下部には、ベッド11が床面G上に設け
てある。そして、上記ラム7の下部には取付け部材13
を介して加工面を下に向けたパンチ15が設けてある。
またベッド11上には加工面を上に向けたダイ17がダ
イホルダ19およびスライドベース21を介して設けて
ある。従って、パンチ15とダイ17との協働によりワ
ークWを挾持しながら、ラム7を下方向へ突込むことに
より曲げ加工が行われるようになっている。
【0014】より詳細には、ダイホルダ19は左右方向
に複数個に分割されていて、ワーク開き量検出手段23
(図1参照)が前後方向に出入可能なように、複数の間
隙25が設けてある。同様に、スライドベース21も複
数に分割されていて、ワーク開き量検出手段23が前後
方向に出入可能なように、複数の間隙27が設けてあ
る。スライドベース21の下面には、図1に示されてい
るように、左右方向に延伸した長溝29が設けてある。
また、スライドベース21の上部には、左右方向に延伸
され、かつ開口面を上方に向けた摺動溝31がダイ17
を保持し、かつ左右に移動可能に設けてある。さらに、
ダイ17が上方へ飛び出さないように、ダイ17の下面
には適数のボルト33がスペーサ35を介して上記長溝
29の下方から締付けられて設けてある。さらに、スペ
ーサ35は、スライドベース21の長溝29の底部に左
右方向に延伸して設けた適数の長穴37内を左右に移動
可能に設けてある。
【0015】一方、ダイ17は図5に示されているよう
に、左右方向に複数個(この実施例では5個)、即ち左
からダイ17A,17B,17C,17D,17Eに分
割されていて、それぞれのダイ17A,…,17Eの前
面には左右に1個づつ計2ケの引掛け穴39が設けてあ
る。さらに、それぞれのダイ17A,…,17Eの上部
には、図1に示されているように、開口部を上へ向け、
かつ左右方向に延伸した保持溝41が設けてあり、適数
のスプリング43を介してワークリフタ45が上方へ付
勢されて設けてある。なお、ワークリフタ45がダイ1
7に対して左右に移動しないように、例えばピン47が
設けられている。また、上記ワークリフタタ45の上部
には、前記パンチ15下端の形状に係合するV溝49が
左右に延伸して設けられている。
【0016】他方、ダイ17の前側におけるベッド11
上には、図1,図2に示されているように、ダイ移動手
段51が設けてある。即ち、左右方向に延伸したガイド
レールに案内されてX軸キャリッジ53がダイ17に並
行して移動自在に設けてある。このX軸キャリッジ53
には、左右方向に延伸したボールねじ55が螺合されて
設けてある。このボールねじ55はタイミングベルト5
7を介してサーボモータ59により回転駆動されるよう
になっている。さらに、X軸キャリッジ53には、ピス
トンロッドがそのままショットピン61になったシリン
ダ63が、支持台65を介して前記引掛け穴39に係合
するような高さに設けてある。
【0017】上記構成により、先ず図5におけるよう
に、分割されたダイ17A,…,17Eおよびワークリ
フタ45が互に隙間なく連続した状態において、ワーク
Wをワークリフタ45上に載置せしめた後、油圧装置9
を適宜に操作してラム7を下降させて、パンチ15とダ
イ17およびワークリフタ45との協働により、ワーク
Wを曲げる。
【0018】次に、上述のようにワークWに初段曲げ加
工を施した後、ラム7を規定の位置まで上昇せしめる。
この規定の位置と言うのは、ラム7の上昇にともなっ
て、ワークWとワークリフタ45とはスプリング43の
付勢力によって上昇するが、やがてワークWに負荷がな
くなる位置になる。この位置が上記規定の位置である。
このとき、ワークWはパンチ15とワークリフタ45と
により軽く挾持されてはいるが、ワークWの弾性により
曲げられた角度が少し戻って、外部に取り出した場合と
同じ曲げ角度になっている。
【0019】次に、上記ワークWの曲げ角度を測定すべ
く、測定する場所の下に後で詳述するワーク開き量検出
手段23を前進せしめて挿入できるように、ダイ17お
よびワークリフタ45の適宜な場所に前記スライドベー
ス21の間隙27に続く隙間を形成する。そのため、サ
ーボモータ59を適宜に操作してX軸キャリッジ53を
左右に移動せしめて、ショットピン61を例えばダイ1
7Eの引掛け穴39に位置せしめた後、シリンダ63の
ピストンロッド即ちショットピン61を突出せしめて引
掛け穴39に係合せしめる。而して、再びサーボモータ
59を操作せしめてX軸キャリッジ53を少し右行せし
めると、ダイ17Eは右方に動いてダイ17Dとの間に
少し隙間ができる。次に、ショットピン61を引っ込め
た後、上述と同様の操作をしてショットピン61をダイ
17Dの引掛け穴39に係合せしめて少し左行させる
と、ダイ17A,…,17Dは少し左へ移動する。する
と、ワークリフタ45と共に、ダイ17Dとダイ17E
との間に、スライドベース21の間隙27と同巾の隙間
ができるから、ワーク開き量検手段23が進入可能とな
って、図5における最右方の間隙25,27上方におけ
るワークWの曲げ角度が測定できる。上述と同様の操作
を繰返して、次々と残りの間隙25,27上方における
ワークWの曲げ角度を測定して行く。
【0020】次に、図1,図2,図3,図4に基づいて
ワーク開き量検出手段23について詳述する。但し、図
1,図2におけるXリンク式検出具67はシングルタイ
プであるが、図3におけるXリンク式検出具69はダブ
ルタイプである。
【0021】先づ、ダイ17と並行に左右方向に移動自
在のX軸キャリッジ53上に、前後方向に移動自在、か
つワークW下に進入自在なY軸キャリッジ71が設けて
ある。このY軸キャリッジ71は、X軸キャリッジ53
上に設けられたシリンダ73のピストンロッド75に連
動連結されて駆動されるようになっている。さらに、Y
軸キャリッジ71には、昇降シリンダ77が設けてあ
り、この昇降シリンダ77のピストンロッド79上端に
はベースプレート81が上下動自在に支持されている。
このベースプレート81上にはXリンク式検出具67ま
たはXリンク式検出具69が載置されている。このXリ
ンク式検出具69は上部の腕長が異るXリンクが、互に
干渉しないように適宜な間隔を保って左右にずらして設
けてあって、ワークWの巾方向(前後方向)の角度測定
が複数箇処(図3に示す実施例では2箇処)行えると言
う以外は、Xリンク式検出具67と基本的には変りない
ので同時に説明する。
【0022】Xリンク83には、下部をベースプレート
81に設けた支持ブラケット85に支持された固定ピン
87に揺動自在に指示された第1リンク89と、この第
1リンク89の中央部に設けた中心ピン91に結合開閉
自在に支持された第2リンク93がX状に対をなして設
けられている。上記第1,第2リンク89,93の上部
には、それぞれ、図1,図3において内側に曲げられた
腕の先端に、ワークWに接触して曲げ角度を測定するた
めのローラ状の接触子95が設けてある。また、第2リ
ンク93の下端には摺動子97が固定して設けてある。
【0023】上記第2リンク93の下部におけるベース
プレート81上には測定量変換装置99が設けてある。
この測定量変換装置99内には、ポテンショメータとし
ての主要部である抵抗体101と、この抵抗体101の
両端に電気的に接続された電池103と、この電池10
3のマイナス極に接続されたマイナス端子105と、上
記抵抗体101に摺動しながら接触している前記摺動子
97と、この摺動子97に電気的に接続されているプラ
ス端子107とが設けられていて、測定量変換装置99
全体として、ポテンショメータの機能を果すようになっ
ている。
【0024】また、支持ブラケット85がベースプレー
ト81と共に上昇するときには、前記Xリンク83はワ
ークWの小さい曲げ角度にも対応できるようにすぼんだ
状態で上って来ることが望ましい。そのため、第1、第
2リンク89,93の下部を内方へ引張って付勢するセ
ンタースプリング109が設けてある。さらに、支持ブ
ラケット85が上昇して来るときに、Xリンク83が倒
れることなく適宜な角度で上昇して来るように上記セン
タースプリング109の両側に、このセンタースプリン
グ109より弱いサイドスプリング111,113が設
けてある。これらのサイドスプリング111,113の
他端はベースプレート81に設けられた支持ブラケット
85に支持されたピン115,117に揺動自在に支持
されている。
【0025】次に、ダブル型のXリンク式検出具69に
ついて説明する。ダブル型と言うのは上述のXリンク8
3の右側(図3においては裏側)に上部がXリンク83
より長い長腕Xリンク83Lが中心ピン91部分におい
てスペーサ119を介して適宜な間隔を保って設けてあ
る。但し、このスペーサ119は後述するように、例え
ば硬質ゴムなどの可橈性材料の円筒の両端にナットを埋
込んで、左右から中心ピン91,91Lをねじ込む構成
のものが望ましい。ともかく、長腕Xリンク83Lは、
Xリンク83に比較してワークWの巾方向における外側
部分の角度を測定測定するのが目的である以外は、Xリ
ンク83の構成と同一であるので、長腕Xリンク83L
関連の構成要素は図3中にXリンク83における対応す
る構成要素と同一番号かつサフックスL符号を付して説
明を省略する。
【0026】また、上記マイナス端子105,105L
とプラス端子107,107Lから出力されたポテンシ
ョメータとしての出力である電気量Vを、図4に示され
るようなワーク開き量検出手段23の特性曲線から曲げ
角度θとして認識するために、ワーク開き量検出手段2
3の一部としてA/D変換装置を含む曲げ角度認識装置
121が設けてある。この曲げ角度、認識装置121は
図5に示されるように、曲げ加工装置1の近傍の床面G
上に設けた電気制御装置123内に収納されている。さ
らに、この実施例のワーク曲げ角度測定装置3は自動制
御システムに組込むのに好都合な構成であるので、公知
の手段ではあるが、上記電気制御装置123内には、上
記曲げ角度認識装置121のほかに複数の角度情報を平
均化するための演算装置と、演算された平均角度と所望
の角度とを比較する比較装置と、この比較値に基づいて
油圧装置9に適切なラム突込量を指令するためのマイク
ロコンピュータCPUとが設けられている。
【0027】上記構成により、ワーク開き量検出手段2
3の作用について説明する。先づ前述のようにダイ17
およびワークリフタ45の適宜な場所に、スライドベー
ス21に設けた間隙21に続く隙間を形成せしめた後、
X軸キャリッジ53を左右に移動せしめて、Xリンク式
検出具67を上記の形成せしめた隙間に位置せしめる。
然る後、シリンダ73のピストンロッド75を突出せし
めることにより、Y軸キャリッジ71を前進せしめて、
Xリンク式検出具67をワークWの真下に位置せしめ
る。
【0028】そして、昇降シリンダ77のピストンロッ
ド79を突出せしめてベースプレート81と共に、支持
ブラケット85,固定ピン87を規定の測定位置まで上
昇せしめる。このとき、Xリンク83はセンタースプリ
ング109の付勢力ですぼんだ状態になって上昇して来
ると共に、すぼんだために中心ピン91は後方へ移動す
るから、サイドスプリング113はサイドスプリング1
11よりも強くなるためXリンク83は多少前かがみの
状態で上昇して来る。
【0029】この状態は、2個の接触子95をワークW
の曲げ線を境とした両辺にそれぞれ接触せしめるには好
都合な姿勢である。また、ダブル型のXリンク式検出具
69が使用されている場合は、若し中心ピン91,91
Lが一体となってスペーサ119の軸心を貫くような構
成であると、第1リンク89と長腕第1リンク89Lと
は、固定ピン87,87Lと中心ピン91,91Lとに
よって自由度を失って一体的になっているため、Xリン
ク式検出具67(69)が上昇して来てワークWの前側
の辺に接触するとき、大きい曲げ角度になっている部分
の接触子95または95Lが先に接触すると、他の接触
子95Lまたは95は接触できなくなってしまう。依っ
て、前述のようにスペーサ119は可橈性材料であるこ
とが望ましい。
【0030】ところで、やや前傾した状態で上昇して来
たXリンク83は、先づ後方(図1において左方)の接
触子95がワークWの下部後辺に接触する。そして、上
記やや前傾した状態から直立した状態になりながら、第
1リンク89上端に支持された前方の接触子95もワー
クWの下部前辺に接触する。さらに、ベースプレート8
1および支持ブラケット85が規定位置まで上昇する
と、Xリンク83はセンタースプリング109の付勢力
に抗して広がって、図1,図3におけるように、曲げ角
度θが測定できる状態になる。
【0031】このとき、第2リンク93の下端に装着さ
れた摺動子97はポテンショメータの主要部である抵抗
体101の適宜な位置、即ちワークWの曲げ角度に見合
った開き位置に置かれているので、マイナス端子105
とプラス端子107との間の電位(電気量)は、図4に
示されているように、ワークWの曲げ角度θに対応する
電位(電気量)になっている。つまり、Xリンク83の
開き量が、測定変換装置99によって電気量に変換され
たことになる。
【0032】電気量に変換された角度信号は、電気制御
装置123に伝達される。この電気制御装置123内
で、先づ曲げ角度認識装置121により、予め入力され
ている図4のような特性曲線に基づいて、入力されて来
た電気量から曲げ角度θを認識する。
【0033】上記角度信号は、前述したようにワークW
の長さ方向の複数点および場合によっては巾方向にも複
数点入って来るので、演算装置により平均値が演算され
ることにより、一層正確な曲げ角度を認識することがで
きる。この正確になった曲げ角度は、マイクロコンピュ
ータCPUによって、予め入力された所望の曲げ角度比
較装置によって比較された後、補正量が算出されて、油
圧装置9に次のラム突込量を指令する。そこで、油圧装
置9はフィードバックにより指令された突込量でラム7
を下降せしめることにより、ワークWは所望の曲げ角度
に正確に曲げ加工される。
【0034】以上のごとくこの実施例によれば、ダイ1
7を複数個に分割して適宜に隙間を形成して角度測定が
行えるので、長尺のワークWでも複数箇処の角度測定が
可能であるから、平均的な正確なワーク曲げ角度を検出
できると言う効果がある。
【0035】また必要に応じては腕の長さが異る複数の
Xリンクを組合せたXリンク式検出具69も使用できる
ので、ワークWの巾方向にも複数箇処の測定が可能であ
るから、さらに一層正確なワーク曲げ角度の検出が期待
できるものである。
【0036】また、ワーク開き量検出手段23にはXリ
ンク式検出具67,69が設けられていて、ワークWの
下方から上下動可能でかつ曲げ線を境にしたワークWの
両辺に接触子95を当接せしめることにより、ワークの
開き量を検出するようになっているので、測定点は必ず
しもダイ17のV溝49にはこだわらない。従ってワー
クWの曲げ線附近のRの影響のない正確な曲げ角度が測
定できると言う効果がある。
【0037】さらに、ワークWを曲げ加工装置1から取
外さないで測定可能である上に、Xリンク式検出具6
7,69の開き量が、測定量変換装置99,99Lによ
り電気量に変換されて出て来るから、電気制御装置によ
る自動制御が容易になる。従って、作業能率の向上と、
省力化に効果を奏するものである。
【0038】なお、この発明は、前述の実施例に限定さ
れるものではなく、適宜な変更を行うことにより、それ
以外の態様でも実施しうるものである。
【0039】例えば、この実施例では、ダイ移動手段5
1とワーク開き量検出手段23の左右方向移動手段は、
共通のボールねじ55とX軸キャリッジ53とが使用さ
れているが、別々の左右方向移動手段を用いても差支つ
かえなものである。
【0040】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、この発明によれば、左右方向に分割されて
いると共に移動可能なダイは、このダイと並行に移動自
在かつ係合自在のダイ移動手段によって任意の分割部分
に隙間が形成されるので、曲げ加工装置の機上において
ワークの長さに応じて任意の多数の箇処の曲げ角度を測
定することができると言う効果がある。
【0041】また、ワーク開き量検出手段には、Xリン
ク式検出具が設けられていて、ワークの下方から上下動
可能でかつワークの曲げ線を境にしたワークの両辺に接
触子を当接せしめることによりワークの開き量を検出す
るようになっているので、ワークの曲げ線附近のRの影
響のない正確な曲げ角度を測定できると言う効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、曲げ加工装置の備え
たワーク曲げ角度測定装置の側面図である。
【図2】図1における、一部を断面した平面説明図であ
る。
【図3】Xリンク式検出具の左側面原理説明図である。
【図4】ワーク開き量検出手段の特性曲線の一例であ
る。
【図5】ダイ移動手段およびワーク開き量検出手段を取
り除いた状態の、曲げ加工装置の正面図である。
【符号の説明】
1 曲げ加工装置 3 ワーク曲げ角度測定装置 15 パンチ 17 ダイ 23 ワーク開き量検出手段 51 ダイ移動手段 67 Xリンク式検出具 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向へ適数に分割されていると共に
    移動可能なダイと、このダイと対応した位置に設けられ
    たパンチとの協働によってワークに曲げ加工を行う曲げ
    加工装置に備えられたワーク曲げ角度測定装置であっ
    て、前記ダイと並行に移動自在かつ係合自在なダイ移動
    手段と、前記ダイと並行に移動自在かつ前記ダイ移動手
    段によってあけられたダイとダイとの間に進入自在で、
    さらに曲げ加工装置によって曲げられたワークの下方か
    ら上下動可能でかつワークの曲げ線を境にしたワークの
    両辺に当接させて実際の曲げ角度とすべく、ワークの開
    き量を検出するXリンク式検出具を有するワーク開き量
    検出手段とを備えてなることを特徴とするワーク曲げ角
    度測定装置。
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Cited By (1)

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