JPH0532936Y2 - - Google Patents

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JPH0532936Y2
JPH0532936Y2 JP16064988U JP16064988U JPH0532936Y2 JP H0532936 Y2 JPH0532936 Y2 JP H0532936Y2 JP 16064988 U JP16064988 U JP 16064988U JP 16064988 U JP16064988 U JP 16064988U JP H0532936 Y2 JPH0532936 Y2 JP H0532936Y2
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nut
insertion hole
terminal
nut insertion
slip protrusion
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    • Y02E60/12

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、四角柱状のナツト挿通孔が幅方向に
貫通して形成され、かつ正面と上面と背面とのう
ちの少なくとも2つ以上の面に、それぞれ前記ナ
ツト挿通孔に連通するボルト連通孔が形成された
四角柱状の端子と、この端子の前記ナツト挿通孔
に挿通されるナツトとからなる鉛蓄電池の端子部
に関するものである。
(従来の技術) 自動二輪車のように機種が多く、かつコンパク
トに設計される車輌等においては、鉛蓄電池装着
用の空間の容積および形状が極力制限を受け、こ
のために同サイズの鉛蓄電池を搭載する機種で
も、接続する自動二輪車側のワイヤーハーネス端
子は、鉛蓄電池の正面から取付けるもの、あるい
は上面から取付けるものと、それぞれ異なつてい
る。これを1種類の鉛蓄電池でカバーするため、
例えば鉛蓄電池の端子の正面と上面との2箇所に
ボルト挿通孔を設けたものがあつた。これは四角
柱状の端子の横方向から、端子を貫通して四角柱
状のナツト挿通孔を穿設し、ナツト挿通孔に横方
向からナツトを挿入することにより、自動二輪車
側のワイヤーハーネス端子を正面からでも上面か
らでも取付けられるようにしたものである。ま
た、鉛蓄電池が寿命に達するまでにボルトおよび
ナツトは腐蝕等によつてねじ山が損傷するので、
ボルトおよびナツトを自由に交換できるようにな
つていた。
(考案が解決しようとする課題) 自動二輪車はメンテナンスを行なう際、スタン
ドバーを立てるので傾斜状態になる。また、いつ
たん取り外した鉛蓄電池を再び取り付けるには、
一方の手でワイヤーハーネス側の端子孔を鉛蓄電
池端子のボルト挿通孔に合わせ、他方の手でボル
トを挿入することになる。したがつて上記従来の
構成では、ナツトを横方向から挿入しておいて
も、ナツトの滑り出す方向に傾斜する自動二輪車
については、ナツトから手を離すとナツトが滑り
出してしまうので、1人では鉛蓄電池の取り付け
ができないという不都合があつた。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案の鉛蓄電池の
端子部は、四角柱状のナツト挿通孔が幅方向に貫
通して形成され、かつ正面と上面と背面とのうち
の少なくとも2つ以上の面に、それぞれ前記ナツ
ト挿通孔に連通するボルト連通孔が形成された四
角柱状の端子と、この端子の前記ナツト挿通孔に
挿通されるナツトとからなる鉛蓄電池の端子部に
おいて、前記端子の一方の側面近傍に、前記ナツ
ト挿通孔の底壁よりも高く、かつ弾力性を有し、
さらにナツト挿通孔の側壁から前記ナツトの厚さ
寸法よりも若干狭い寸法位置に位置するナツト滑
り止め突起を突設し、前記ナツトを縦長の姿勢で
前記ナツト挿通孔に挿通するときには、ナツト下
端部が前記ナツト滑り止め突起を湾曲させて通過
するように挿入し、前記ナツトを横長の姿勢で前
記ナツト挿通孔に挿通するときには、前記ナツト
滑り止め突起の上方を通過するように挿入する構
成としたものである。
(作用) 端子の一方の側面が斜め下向きに傾斜した状態
であつても、ナツトの挿通姿勢にかかわらず、ナ
ツトは弾力性により復元した位置にあるナツト滑
り止め突起に当接し、ナツト挿通孔からのナツト
滑り出しが確実に阻止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第8図に基
づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例における鉛蓄電池の
端子部の外観斜視図、第2図は同一部切欠平面
図、第3図は同一部切欠正面図、第4図は同左側
面図、第5図はナツトの外観斜視図で、1は鉛蓄
電池の蓋である。蓋1は例えばポリプロピレン等
の弾力性を有する合成樹脂製で、正面上側左端の
角部に四角柱状の凹部2が形成されている。凹部
2の底面2aからは、四角柱状の鉛合金製の端子
3が突出しており、この端子3には四角柱状のナ
ツト挿通孔4が幅方向に貫通して形成されてい
る。すなわちナツト挿通孔4は端子3の両側面に
開口しており、開口面は正方形である。また端子
3には、正面にナツト挿通孔4に連通する円形の
ボルト挿通孔5が形成されており、上面にもナツ
ト挿通孔4に連通する円形のボルト挿通孔6が形
成されている。蓋1の凹部2の底面2aからは、
端子3の左側の側面近傍に、蓋1と一体に形成さ
れたナツト滑り止め突起7が上向きに突設されて
いる。このナツト滑り止め突起7は、ナツト挿通
孔4の底壁4aより若干高く、かつ弾力性を持た
せるため蓋1と一体に形成され、蓋1と同材質の
弾力性を有するポリプロピレン等からなり、適当
な弾力性を持たせるため外形1〜3mmの細長い円
柱状に形成されている。なおナツト滑り止め突起
7はナツト挿通孔4の方向と直交する方向の厚さ
が薄い四角柱状あるいは三角柱状に形成してもよ
い。また蓋1の凹部2の底面2aからは、端子3
の右側の側面近傍に、板状のストツパ8が一体に
上向きに突設されている。ナツト挿通孔4に挿通
されるナツト9は、第5図のように四角柱状であ
り、図外のボルトが螺合する螺孔10が形成され
ている。
ナツト滑り止め突起7とナツト挿通孔4の側壁
4bとの間の寸法A1(第2図)は、ナツト9の
厚さ寸法A2(第5図)よりも若干小さく設定さ
れており、A1<A2の関係になつている。すな
わちナツト9を第6図のように縦長の姿勢で、換
言すればナツト9の上面9aがナツト挿通孔4の
側壁4bに沿うような姿勢でナツト9をナツト挿
通孔4に挿入する際に、ナツト滑り止め突起7が
湾曲しないと通過できないような寸法関係に形成
されている。通常ナツト9の厚さ寸法A2(第5
図)は、ナツト挿通孔4の横方向寸法B1(第4
図)の、1/2より大きく形成されているが、これ
が小さい場合、ナツト挿通孔4の側壁4cとナツ
ト滑り止め突起7との間の寸法E(第2図)の範
囲にナツト滑り止め突起7に隣接してナツト滑り
止め部材(図示せず)を底面2aから突設する。
このナツト滑り止め部材には弾力性を具備させな
くてよい。
ナツト挿通孔4の縦方向および横方向の寸法B
1(第4図)は、ナツト9の側面9bの厚さ方向
と直交する方向の寸法B2(第5図)よりも若干
大きく設定されており、B1>B2の関係になつ
ている。
ナツト9を横長の姿勢で、換言すればナツト9
の正面9cがナツト挿通孔4の側壁4bに沿うよ
うな姿勢でナツト挿通孔4に挿入するときは、ナ
ツト滑り止め突起7の上端7aはナツト挿通孔4
の底壁4aより若干高い位置にあるが、その上の
ナツト挿通間隙、すなわちナツト滑り止め突起7
の上端7aとナツト挿通孔4の天壁4dとの間の
寸法C(第3図)は、ナツト9の厚さ寸法A2
(第5図)よりも若干大きく設定されている。
ストツパ8の上端はナツト挿通孔4の天壁4d
よりも若干下に位置しており、その幅はナツト挿
通孔4の横方向寸法B1(第4図)より若干広く
設定されている。ストツパ8とナツト滑り止め突
起7との対向面間の寸法D1(第3図)は、ナツ
ト9の幅方向の寸法D2(第5図)よりも若干大
く設定され、D1>D2の関係になつている。
ボルト挿通孔5の位置は、ナツト9の縦長の姿
勢でナツト挿通孔4に挿入し、所定の位置に収納
したときに螺孔10とほぼ合致するように配置さ
れている。またボルト挿通孔6の位置は、ナツト
9を横長の姿勢でナツト挿通孔4に挿入し、所定
の位置に収納したとき螺孔10とほぼ合致するよ
うに配置されている。
次に作用を説明する。端子3の正面のボルト挿
通孔5にボルトを挿通して締付ける場合、ナツト
9を縦長の姿勢で端子3の左側の側方からナツト
挿通孔4に挿入する。このとき第6図のようにナ
ツト9の下端部がナツト滑り止め突起7を湾曲さ
せるので挿入が可能である。ナツト9を第7図の
ようにストツパ8に当接するまでナツト挿通孔4
に挿入すれば、湾曲したナツト滑り止め突起7が
復元するので、端子3の左側の側面が斜め下向き
になるように自動二輪車等が傾斜していても、ナ
ツト9がナツト滑り止め突起7に当接し、ナツト
挿通孔4からの滑り出しが阻止される。このあと
ナツト9から手を放していずれかの手で自動二輪
車側のワイヤーハーネス端子を扱い、他方の手に
よつてボルトをナツト9の螺孔10に螺合させる
ことができる。このとき、ナツト9のナツト挿通
孔4への挿入長さはストツパ8により規制されて
いるので、ボルト挿通孔5と螺孔10との位置は
ほぼ正確に一致している。なお、縦長の姿勢で挿
着したナツト9を取り出すには、ボルトを取り外
してからナツト滑り止め突起7を指先でもつてナ
ツト9が滑り出す方向に湾曲させる。
端子3の上面のボルト挿通孔6にボルトを挿通
して締付ける場合、端子3の左側の側方からナツ
ト9を横長の姿勢でナツト挿通孔4に挿入する。
このときナツト9全体がナツト挿通間隙すなわち
ナツト滑り止め突起7の上端10aとナツト挿通
孔4の天壁4dとの間の寸法C(第3図)部分を
通過させることによりナツト挿通孔4への挿入が
可能である。ナツト9を第8図のようにストツパ
8に当接するまでナツト挿通孔4に挿入すれば、
ナツト9はナツト挿通孔4の底壁4aに落ち込む
ので、端子3の左側の側面が斜め下向きになるよ
うに自動二輪車等が傾斜していても、ナツト9が
ナツト滑り止め突起7に当接し、ナツト挿通孔4
からの滑り出しが阻止される。このあとナツト9
から手を放して、いずれかの手で自動二輪車側の
ワイヤーハーネス端子を扱い、他方の手によつて
ボルトをナツト9の螺孔10に螺合させることが
できる。このとき、ナツト9のナツト挿通孔4へ
の挿入長さはストツパ8により規制されているの
で、ボルト挿通孔6と螺孔10との位置はほぼ正
確に一致している。なお、横長の姿勢で挿着した
ナツト9を取り出すには、ボルトを取り外してか
ら先端マイナス形状のドライバー等を使用して、
ナツト9を浮き上がらせてナツト滑り止め突起7
の上を越えさせる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、端子の一
方の側面近傍に、ナツト挿通孔の底壁よりも高
く、かつ弾力性を有し、さらにナツト挿通孔の側
壁からナツトの厚さ寸法よりも若干狭い寸法位置
に位置するナツト滑り止め突起を突設し、ナツト
を縦長の姿勢でナツト挿通孔に挿通するときに
は、ナツト下端部がナツト滑り止め突起を湾曲さ
せて通過するように挿入し、ナツトを横長の姿勢
でナツト挿通孔に挿通するときには、ナツト滑り
止め突起の上方を通過するように挿入する構成と
したので、ナツトが縦長の姿勢であつても横長の
姿勢であつても、端子のナツト挿入側の側面が斜
め下向きになるような状態でボルトの取り付け作
業を行なう際に、ナツトの挿通姿勢に関係なくナ
ツト滑り止め突起によりナツトの滑り出しを確実
に阻止することができ、したがつて鉛蓄電池の取
り付け作業を1人で容易に、しかも迅速に行なう
ことができる。さらにはナツトのねじ山が腐蝕し
た際のナツトの交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における鉛蓄電池の
端子部の外観斜視図、第2図は同一部切欠平面
図、第3図は同一部切欠正面図、第4図は同左側
面図、第5図はナツトの外観斜視図、第6図はナ
ツトを縦長の姿勢で挿入している状態の側面図、
第7図はナツトを縦長の姿勢で挿入し終つた状態
の平面図、第8図はナツトを横長の姿勢で挿入し
終つた状態の平面図である。 3……端子、4……ナツト挿通孔、4a……底
壁、4b……側壁、5,6……ボルト挿通孔、7
……ナツト滑り止め突起、9……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四角柱状のナツト挿通孔が幅方向に貫通して形
    成され、かつ正面と上面と背面とのうちの少なく
    とも2つ以上の面に、それぞれ前記ナツト挿通孔
    に連通するボルト連通孔が形成された四角柱状の
    端子と、この端子の前記ナツト挿通孔に挿通され
    るナツトとからなる鉛蓄電池の端子部において、
    前記端子の一方の側面近傍に、前記ナツト挿通孔
    の底壁よりも高く、かつ弾力性を有し、さらにナ
    ツト挿通孔の側壁から前記ナツトの厚さ寸法より
    も若干狭い寸法位置に位置するナツト滑り止め突
    起を突設し、前記ナツトを縦長の姿勢で前記ナツ
    ト挿通孔に挿通するときには、ナツト下端部が前
    記ナツト滑り止め突起を湾曲させて通過するよう
    に挿入し、前記ナツトを横長の姿勢で前記ナツト
    挿通孔に挿通するときには、前記ナツト滑り止め
    突起の上方を通過するように挿入する構成とした
    ことを特徴とする鉛蓄電池の端子部。
JP16064988U 1988-12-09 1988-12-09 Expired - Lifetime JPH0532936Y2 (ja)

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JP5590338B2 (ja) * 2011-06-27 2014-09-17 株式会社Gsユアサ 鉛蓄電池用樹脂巻き端子、鉛蓄電池用樹脂巻き端子の製造方法、樹脂巻き端子を備えた鉛蓄電池、及び鉛蓄電池を搭載した自動車

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JPH0280964U (ja) 1990-06-21

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