JPH05329034A - ヘッドレスト装置 - Google Patents
ヘッドレスト装置Info
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- JPH05329034A JPH05329034A JP4162099A JP16209992A JPH05329034A JP H05329034 A JPH05329034 A JP H05329034A JP 4162099 A JP4162099 A JP 4162099A JP 16209992 A JP16209992 A JP 16209992A JP H05329034 A JPH05329034 A JP H05329034A
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- Japan
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- headrest
- seat
- outer block
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドレストをシートバック上端部で簡易迅
速に倒伏、起立させ、後部乗員の前方視野を拡大する際
の操作性を向上させる。また構成が簡易で外観が優れ、
安全性を向上させる。 【構成】 着座者の頭部背面を支えるヘッドレスト１１
を通常時着座者の頭部背面を支える外側ブロック体１２
と、該外側ブロック体１２内部に収納された内側ブロッ
ク体１３とから構成する。内側ブロック体１３をシート
バック上端部から立設されたヘッドレストスティ１７上
端部に取付ける。外側ブロック体１２の前部内側と内側
ブロック体１３の前部外側とをヒンジ部材２７を介して
連結する。外側ブロック体１２を前記ヒンジ部材２７を
中心に前方に回動させる。
速に倒伏、起立させ、後部乗員の前方視野を拡大する際
の操作性を向上させる。また構成が簡易で外観が優れ、
安全性を向上させる。 【構成】 着座者の頭部背面を支えるヘッドレスト１１
を通常時着座者の頭部背面を支える外側ブロック体１２
と、該外側ブロック体１２内部に収納された内側ブロッ
ク体１３とから構成する。内側ブロック体１３をシート
バック上端部から立設されたヘッドレストスティ１７上
端部に取付ける。外側ブロック体１２の前部内側と内側
ブロック体１３の前部外側とをヒンジ部材２７を介して
連結する。外側ブロック体１２を前記ヒンジ部材２７を
中心に前方に回動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両用シート等のヘッド
レスト装置に関し、特にヘッドレストがシートバック上
端部において前後方向に倒伏、起立可能に設けられ、後
席乗員の前方視界を拡大し得るようになされた可倒式の
ヘッドレスト装置に関する。
レスト装置に関し、特にヘッドレストがシートバック上
端部において前後方向に倒伏、起立可能に設けられ、後
席乗員の前方視界を拡大し得るようになされた可倒式の
ヘッドレスト装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、車両用シート等にあっては、自
動車の走行中、着座者を安定して保持すると共に、適切
な座り心地感を与え、長時間にわたる着座状態にあって
もその疲労を出来るだけ軽減し得ることが望まれ、この
為シート各部に種々のサポ−ト装置が付設される。そし
て、このようなサポ−ト装置として最も一般には、着座
者の頭部背面側を支えるようにシ−トバック上端部に付
設されるヘッドレストがある。
動車の走行中、着座者を安定して保持すると共に、適切
な座り心地感を与え、長時間にわたる着座状態にあって
もその疲労を出来るだけ軽減し得ることが望まれ、この
為シート各部に種々のサポ−ト装置が付設される。そし
て、このようなサポ−ト装置として最も一般には、着座
者の頭部背面側を支えるようにシ−トバック上端部に付
設されるヘッドレストがある。
【０００３】ところで、このようなヘッドレストとして
従来から種々の構成のものが知られており、例えばシ−
トバック上端部から突設されたヘッドレストスティにて
支持されるヘッドレストを、シートの前後方向に可動自
在に設けるようにした前後位置調整型のものも周知であ
る。そして、このような可動ヘッドレスト構成とすれ
ば、着座者のフィーリングをより一層向上させることが
可能となる。
従来から種々の構成のものが知られており、例えばシ−
トバック上端部から突設されたヘッドレストスティにて
支持されるヘッドレストを、シートの前後方向に可動自
在に設けるようにした前後位置調整型のものも周知であ
る。そして、このような可動ヘッドレスト構成とすれ
ば、着座者のフィーリングをより一層向上させることが
可能となる。
【０００４】更に、近年この種の車両用シートにあって
は、その前部座席に用いられるヘッドレストを取り外す
ことなく、前後方向に倒伏又は起立自在に構成し、その
シート前側への倒伏時において後部座席に着座した乗員
の前方視野を拡大し、その状態を確保し得るように構成
したものが、例えば、実開昭４７−１８２３７号、実開
昭５２−６３２４号、実公平３−４４５９４号公報等に
より従来既に提案されていた。
は、その前部座席に用いられるヘッドレストを取り外す
ことなく、前後方向に倒伏又は起立自在に構成し、その
シート前側への倒伏時において後部座席に着座した乗員
の前方視野を拡大し、その状態を確保し得るように構成
したものが、例えば、実開昭４７−１８２３７号、実開
昭５２−６３２４号、実公平３−４４５９４号公報等に
より従来既に提案されていた。
【０００５】前記従来の実開昭４７−１８２３７号、実
開昭５２−６３２４号公報記載のヘッドレスト等におい
ては、ヘッドレスト全体を折り畳む構成を採用してい
る。また実公平３−４４５９４号公報のヘッドレスト装
置は、ヘッドレストを、前、後に二分割してなる前、後
部ブロック体を備え、シートバック上端部に立設される
ヘッドレストスティの上端部に後部ブロック体の下端部
を回動自在に軸支し、更にこの後部ブロック体の上端部
に、前部ブロック体の上端部を回動自在に軸支すると共
に、この前部ブロック体の下端部を、前記ヘッドレスト
スティ上端部に設けたロック機構によってロックするこ
とにより、両ブロック体を、互いに組合わせた状態でシ
ートバック上端部に起立させ、ヘッドレストとしての機
能を発揮させ得るような構成とされていた。
開昭５２−６３２４号公報記載のヘッドレスト等におい
ては、ヘッドレスト全体を折り畳む構成を採用してい
る。また実公平３−４４５９４号公報のヘッドレスト装
置は、ヘッドレストを、前、後に二分割してなる前、後
部ブロック体を備え、シートバック上端部に立設される
ヘッドレストスティの上端部に後部ブロック体の下端部
を回動自在に軸支し、更にこの後部ブロック体の上端部
に、前部ブロック体の上端部を回動自在に軸支すると共
に、この前部ブロック体の下端部を、前記ヘッドレスト
スティ上端部に設けたロック機構によってロックするこ
とにより、両ブロック体を、互いに組合わせた状態でシ
ートバック上端部に起立させ、ヘッドレストとしての機
能を発揮させ得るような構成とされていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来構造に
おけるヘッドレストにおいては、ヘッドレストを取り外
した場合には、取り外したヘッドレストを置く場所がな
くヘッドレストを汚損させる虞れを有し、またヘッドレ
ストホルダー等が露出し外観を著しく悪化させる虞れを
有していた。またヘッドレスト全体を折り畳む構成のヘ
ッドレスト装置においては、まくらや頭当て等のヘッド
レスト全体が蝶番等によりシートバックに連結されてい
るだけであるので、ヘッドレストを前倒した場合に、蝶
番等がシートバックの上端に位置し、後席乗員が蝶番等
に衝突する危険性を有していた。
おけるヘッドレストにおいては、ヘッドレストを取り外
した場合には、取り外したヘッドレストを置く場所がな
くヘッドレストを汚損させる虞れを有し、またヘッドレ
ストホルダー等が露出し外観を著しく悪化させる虞れを
有していた。またヘッドレスト全体を折り畳む構成のヘ
ッドレスト装置においては、まくらや頭当て等のヘッド
レスト全体が蝶番等によりシートバックに連結されてい
るだけであるので、ヘッドレストを前倒した場合に、蝶
番等がシートバックの上端に位置し、後席乗員が蝶番等
に衝突する危険性を有していた。
【０００７】またヘッドレストを、前、後に二分割して
なるヘッドレスト装置では、前、後部ブロック体をシー
ト前方に倒伏させ、後部乗員のシート前方での視野を拡
大させる際に、前記ロック機構を外し、前部ブロック体
を一旦上方に回動させた後、これを後部ブロック体と共
に、前記スティ上での軸支部を中心として前倒れさせる
という操作を行なっており、その操作が煩雑で、操作性
が悪い欠点を有するものであった。
なるヘッドレスト装置では、前、後部ブロック体をシー
ト前方に倒伏させ、後部乗員のシート前方での視野を拡
大させる際に、前記ロック機構を外し、前部ブロック体
を一旦上方に回動させた後、これを後部ブロック体と共
に、前記スティ上での軸支部を中心として前倒れさせる
という操作を行なっており、その操作が煩雑で、操作性
が悪い欠点を有するものであった。
【０００８】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、必要最小限の構成部品点数によって簡単に
構成し、しかもヘッドレストを、シートバック上端部で
起立又は倒伏させ、後部乗員の前方視界を必要に応じて
拡大し得ると共に、この起立、倒伏操作を簡易迅速に行
なえ、また外観が優れ、著しく安全性に優れたヘッドレ
スト装置を提供することを目的としている。
ものであり、必要最小限の構成部品点数によって簡単に
構成し、しかもヘッドレストを、シートバック上端部で
起立又は倒伏させ、後部乗員の前方視界を必要に応じて
拡大し得ると共に、この起立、倒伏操作を簡易迅速に行
なえ、また外観が優れ、著しく安全性に優れたヘッドレ
スト装置を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヘッドレス
ト装置は、シートバック上端部に組付けられ、着座者の
頭部背面を支えるヘッドレストを備えたヘッドレスト装
置において、前記ヘッドレストは、通常時着座者の頭部
背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック体内部
に収納された内側ブロック体とから構成され、前記内側
ブロック体がシートバック上端部から立設されたヘッド
レストスティ上端部に取付けられ、前記外側ブロック体
の前部内側と内側ブロック体の前部外側とがヒンジ部材
を介して連結され、前記外側ブロック体を前記ヒンジ部
材を中心に前方に回動させた場合に、前記内側ブロック
体が露出し、後部座席の乗員を保護し得るようになされ
ていることを特徴とする。
ト装置は、シートバック上端部に組付けられ、着座者の
頭部背面を支えるヘッドレストを備えたヘッドレスト装
置において、前記ヘッドレストは、通常時着座者の頭部
背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック体内部
に収納された内側ブロック体とから構成され、前記内側
ブロック体がシートバック上端部から立設されたヘッド
レストスティ上端部に取付けられ、前記外側ブロック体
の前部内側と内側ブロック体の前部外側とがヒンジ部材
を介して連結され、前記外側ブロック体を前記ヒンジ部
材を中心に前方に回動させた場合に、前記内側ブロック
体が露出し、後部座席の乗員を保護し得るようになされ
ていることを特徴とする。
【００１０】
【作用】本発明によれば、ヘッドレストが通常時着座者
の頭部背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック
体内部に収納された内側ブロック体とから構成され、前
記外側ブロック体の前部内側と内側ブロック体の前部外
側とがヒンジ部材を介して連結され、外側ブロック体が
起立状態で着座者の頭部背面を支えると共に、外側ブロ
ック体を前記ヒンジ部材を中心に前方に回動させた場合
に、外側ブロック体内部に収納された内側ブロック体が
露出し、この内側ブロック体が後部座席の乗員を衝撃等
が発生した場合に保護するすることができ、且つ後部座
席の乗員の前方視界を拡大することができる。
の頭部背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック
体内部に収納された内側ブロック体とから構成され、前
記外側ブロック体の前部内側と内側ブロック体の前部外
側とがヒンジ部材を介して連結され、外側ブロック体が
起立状態で着座者の頭部背面を支えると共に、外側ブロ
ック体を前記ヒンジ部材を中心に前方に回動させた場合
に、外側ブロック体内部に収納された内側ブロック体が
露出し、この内側ブロック体が後部座席の乗員を衝撃等
が発生した場合に保護するすることができ、且つ後部座
席の乗員の前方視界を拡大することができる。
【００１１】
【実施例】図１乃至図３は本発明に係るヘッドレスト装
置の一実施例を示すものであり、車両用シート等のヘッ
ドレスト装置のヘッドレスト１１は、図３の(a),(b) か
らも明らかなように、通常時着座者の頭部背面を支える
外側ブロック体１２と、該外側ブロック体１２内部に収
納された内側ブロック体１３とから構成されている。
置の一実施例を示すものであり、車両用シート等のヘッ
ドレスト装置のヘッドレスト１１は、図３の(a),(b) か
らも明らかなように、通常時着座者の頭部背面を支える
外側ブロック体１２と、該外側ブロック体１２内部に収
納された内側ブロック体１３とから構成されている。
【００１２】前記内側ブロック体１３の内側フレーム１
５には左右一対のヘッドレストスティ１７が固着されて
いる。この左右一対のヘッドレストスティ１７がシート
バックの上端部に組み付けられる。尚この左右一対のヘ
ッドレストスティ１７に代えて逆Ｕ字状のヘッドレスト
スティを用いることもできる。また一本のヘッドレスト
スティであってもよい。
５には左右一対のヘッドレストスティ１７が固着されて
いる。この左右一対のヘッドレストスティ１７がシート
バックの上端部に組み付けられる。尚この左右一対のヘ
ッドレストスティ１７に代えて逆Ｕ字状のヘッドレスト
スティを用いることもできる。また一本のヘッドレスト
スティであってもよい。
【００１３】外側ブロック体１２と、内側ブロック体１
３とは相互に密着させることもでき、または空隙を設け
てもよい。図２に示す如く、外側ブロック体１２は外側
フレーム１９を有し、この外側フレーム１９の外周にパ
ッド材２１及び表皮材２２が被覆されている。 前記内
側ブロック体１３の内側フレーム１５の外周にはパッド
材２４及び表皮材２５が被覆されている。
３とは相互に密着させることもでき、または空隙を設け
てもよい。図２に示す如く、外側ブロック体１２は外側
フレーム１９を有し、この外側フレーム１９の外周にパ
ッド材２１及び表皮材２２が被覆されている。 前記内
側ブロック体１３の内側フレーム１５の外周にはパッド
材２４及び表皮材２５が被覆されている。
【００１４】前記外側ブロック体１２の前部内側下端、
本実施例では外側フレーム１９の前部内側下端と、内側
ブロック体１３の前部外側下端、本実施例では内側フレ
ーム１５の底部とが蝶番等のヒンジ部材２７を介して連
結されている。前記外側ブロック体１２を前記ヒンジ部
材２７を中心に前方に回動させた場合に、前記内側ブロ
ック体１３の内側フレーム１５の外周に被覆されたパッ
ド材２４及び表皮材２５が後部座席の乗員を保護し得る
ようになされている。
本実施例では外側フレーム１９の前部内側下端と、内側
ブロック体１３の前部外側下端、本実施例では内側フレ
ーム１５の底部とが蝶番等のヒンジ部材２７を介して連
結されている。前記外側ブロック体１２を前記ヒンジ部
材２７を中心に前方に回動させた場合に、前記内側ブロ
ック体１３の内側フレーム１５の外周に被覆されたパッ
ド材２４及び表皮材２５が後部座席の乗員を保護し得る
ようになされている。
【００１５】図１に示す如く、外側ブロック体１２の外
側フレーム１９の内側には合成樹脂材等から成るフィニ
ッシャ３１が取付けられている。このフィニッシャ３１
の前後両側には断面略Ｌ字状の係合片３２、及び突起部
を有する係合片３３が夫々形成され、係合片３２が外側
フレーム１９に形成された係合穴３５に挿入係止される
ようになされ、また係合片３３が外側フレーム１９に形
成された係合部３６に係合されるようになされている。
側フレーム１９の内側には合成樹脂材等から成るフィニ
ッシャ３１が取付けられている。このフィニッシャ３１
の前後両側には断面略Ｌ字状の係合片３２、及び突起部
を有する係合片３３が夫々形成され、係合片３２が外側
フレーム１９に形成された係合穴３５に挿入係止される
ようになされ、また係合片３３が外側フレーム１９に形
成された係合部３６に係合されるようになされている。
【００１６】外側ブロック体１２の外側フレーム１９と
内側ブロック体１３の内側フレーム１５との間にはロッ
ク機構４１が設けられている。このロック機構４１は外
側ブロック体１２側に設けられたロックシャフト４２
と、内側ブロック体１３側に形成さたロック穴４３を有
している。
内側ブロック体１３の内側フレーム１５との間にはロッ
ク機構４１が設けられている。このロック機構４１は外
側ブロック体１２側に設けられたロックシャフト４２
と、内側ブロック体１３側に形成さたロック穴４３を有
している。
【００１７】尚、図１に示す如く、本実施例では左右両
側にロックシャフト４２を形成したが、何れか一側に設
けるものであってもよい。ロックシャフト４２の外側端
には操作ノブ４５が連結され、またロックシャフト４２
の内側端にはロックピン４７が形成されている。またロ
ックシャフト４２の中間位置にはＥリング５１により一
端が係止されたコイルスプリング４９が取付けられ、コ
イルスプリング４９の他端がフィニッシャ３１側に係止
され、ロックピン４７が前記ロック穴４３と嵌合する方
向に付勢されている。
側にロックシャフト４２を形成したが、何れか一側に設
けるものであってもよい。ロックシャフト４２の外側端
には操作ノブ４５が連結され、またロックシャフト４２
の内側端にはロックピン４７が形成されている。またロ
ックシャフト４２の中間位置にはＥリング５１により一
端が係止されたコイルスプリング４９が取付けられ、コ
イルスプリング４９の他端がフィニッシャ３１側に係止
され、ロックピン４７が前記ロック穴４３と嵌合する方
向に付勢されている。
【００１８】前記内側ブロック体１３の内側フレーム１
５の左右両側には前記ロック穴４３の外周を被覆するロ
ックフィニッシャ５３が取付けられている。ロックフィ
ニッシャ５３には上下一対の係止片５５が形成され、こ
の係止片５５が内側フレーム１５の左右両側のロック穴
４３の上下位置に形成された係止孔５７に嵌合するよう
になされている。
５の左右両側には前記ロック穴４３の外周を被覆するロ
ックフィニッシャ５３が取付けられている。ロックフィ
ニッシャ５３には上下一対の係止片５５が形成され、こ
の係止片５５が内側フレーム１５の左右両側のロック穴
４３の上下位置に形成された係止孔５７に嵌合するよう
になされている。
【００１９】そして、このような構成によれば、図３に
おいて(a) で示すように外側ブロック体１２が着座者の
頭部背面を支え得る起立状態にあるヘッドレスト１１に
おいて、操作ノブ４５を外方に引張ることにより、外部
からロック機構４１のロックピン４７をロック穴４３よ
り抜き出し、ロック機構４１をロック解除し、外側ブロ
ック体１２をシート前方に押圧操作することにより、外
側ブロック体１２を、図３の(b) に示す如く、ヒンジ部
材２７の回動中心にて回動させることができ、前倒れに
よる倒伏状態とすることが可能となる。
おいて(a) で示すように外側ブロック体１２が着座者の
頭部背面を支え得る起立状態にあるヘッドレスト１１に
おいて、操作ノブ４５を外方に引張ることにより、外部
からロック機構４１のロックピン４７をロック穴４３よ
り抜き出し、ロック機構４１をロック解除し、外側ブロ
ック体１２をシート前方に押圧操作することにより、外
側ブロック体１２を、図３の(b) に示す如く、ヒンジ部
材２７の回動中心にて回動させることができ、前倒れに
よる倒伏状態とすることが可能となる。
【００２０】また、外側ブロック体１２を前記ヒンジ部
材２７を中心に前方に回動させた場合に、外側ブロック
体１２内部に収納された内側ブロック体１３が露出し、
この内側ブロック体１３が後部座席の乗員を衝撃等が発
生した場合に保護するすることができ、且つ後部座席の
乗員の前方視界を拡大することができる。
材２７を中心に前方に回動させた場合に、外側ブロック
体１２内部に収納された内側ブロック体１３が露出し、
この内側ブロック体１３が後部座席の乗員を衝撃等が発
生した場合に保護するすることができ、且つ後部座席の
乗員の前方視界を拡大することができる。
【００２１】次いで、外側ブロック体１２を、図２にお
いて上述したとは逆に(b) から(a)に示すように、シー
ト後方に持ち上げるように押圧し、外側ブロック体１２
を内側ブロック体１３を被覆するように重ね合わせ、シ
ートバック上端部で起立させ、更にロック機構４１の操
作ノブ４５を引張り、次いで操作ノブ４５より手を離せ
ば、コイルスプリング４９の付勢力によりロックピン４
７をロック穴４３に嵌合させてロックさせることがで
き、元の起立状態に復帰させ得るものである。
いて上述したとは逆に(b) から(a)に示すように、シー
ト後方に持ち上げるように押圧し、外側ブロック体１２
を内側ブロック体１３を被覆するように重ね合わせ、シ
ートバック上端部で起立させ、更にロック機構４１の操
作ノブ４５を引張り、次いで操作ノブ４５より手を離せ
ば、コイルスプリング４９の付勢力によりロックピン４
７をロック穴４３に嵌合させてロックさせることがで
き、元の起立状態に復帰させ得るものである。
【００２２】図４には、本発明の内側ブロック体１３の
異なる実施例が示されており、前述せる実施例と対応す
る部分には同一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれ
を省略するも、前記内側ブロック体１３の内側フレーム
１５に固着された左右一対のヘッドレストスティ１７に
代えて、ヘッドレストスティ１７を略逆Ｕ字状に形成
し、このヘッドレストスティ１７の中央部１７ａをヒン
ジ６１で回動可能に内側フレーム１５の下部基板１５ａ
に取付け、ヘッドレスト１１をヘッドレストスティ１７
の中央部１７ａを中心に回動可能に構成したことを除い
ては、前述せる実施例と同様の構成、及び作用を有する
ものである。
異なる実施例が示されており、前述せる実施例と対応す
る部分には同一符号を付してこれ以上の詳細説明はこれ
を省略するも、前記内側ブロック体１３の内側フレーム
１５に固着された左右一対のヘッドレストスティ１７に
代えて、ヘッドレストスティ１７を略逆Ｕ字状に形成
し、このヘッドレストスティ１７の中央部１７ａをヒン
ジ６１で回動可能に内側フレーム１５の下部基板１５ａ
に取付け、ヘッドレスト１１をヘッドレストスティ１７
の中央部１７ａを中心に回動可能に構成したことを除い
ては、前述せる実施例と同様の構成、及び作用を有する
ものである。
【００２３】即ち外側ブロック体１２を着座者の頭部背
面を支え得る起立状態より前倒れによる倒伏状態とする
ことができるものである。尚内側フレーム１５の下部基
板１５ａには切欠部６３が左右に形成され、ヘッドレス
ト１１の回動の際にヘッドレストスティ１７が相対的に
移動し得るようにされている。
面を支え得る起立状態より前倒れによる倒伏状態とする
ことができるものである。尚内側フレーム１５の下部基
板１５ａには切欠部６３が左右に形成され、ヘッドレス
ト１１の回動の際にヘッドレストスティ１７が相対的に
移動し得るようにされている。
【００２４】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、ヘッドレスト１１やシートバックを始めとする各
部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、変更する
ことは自由である。例えば外側ブロック体１２、及び内
側ブロック体１３を構成するフレーム１５，１９とパッ
ド材２１，２４との結合構造、外側ブロック体１２を起
立状態でロックする外部操作可能なロック機構４１とし
ては、種々の変形例が考えられるものである。
れず、ヘッドレスト１１やシートバックを始めとする各
部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、変更する
ことは自由である。例えば外側ブロック体１２、及び内
側ブロック体１３を構成するフレーム１５，１９とパッ
ド材２１，２４との結合構造、外側ブロック体１２を起
立状態でロックする外部操作可能なロック機構４１とし
ては、種々の変形例が考えられるものである。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヘッド
レスト装置によれば、ヘッドレストが通常時着座者の頭
部背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック体内
部に収納された内側ブロック体とから構成され、前記外
側ブロック体の前部内側と内側ブロック体の前部外側と
がヒンジ部材を介して連結され、外側ブロック体が起立
状態で着座者の頭部背面を支えると共に、外側ブロック
体を前記ヒンジ部材を中心に前方に回動させた場合に、
外側ブロック体内部に収納された内側ブロック体が露出
し、この内側ブロック体が後部座席の乗員を衝撃等が発
生した場合に保護するすることができる。
レスト装置によれば、ヘッドレストが通常時着座者の頭
部背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック体内
部に収納された内側ブロック体とから構成され、前記外
側ブロック体の前部内側と内側ブロック体の前部外側と
がヒンジ部材を介して連結され、外側ブロック体が起立
状態で着座者の頭部背面を支えると共に、外側ブロック
体を前記ヒンジ部材を中心に前方に回動させた場合に、
外側ブロック体内部に収納された内側ブロック体が露出
し、この内側ブロック体が後部座席の乗員を衝撃等が発
生した場合に保護するすることができる。
【００２６】しかもこの外側ブロック体の起立、倒伏動
作を、ロック機構のロック、ロック解除と外側ブロック
体を押圧するだけで行なえる為、操作性を従来に比べて
大幅に向上させることができ、必要最小限の構成部品点
数によって簡単に構成し、後席乗員の前方視界を必要に
応じて拡大し得ると共に、また外観が優れ、著しく安全
性に優れたヘッドレスト装置を得ることができる。
作を、ロック機構のロック、ロック解除と外側ブロック
体を押圧するだけで行なえる為、操作性を従来に比べて
大幅に向上させることができ、必要最小限の構成部品点
数によって簡単に構成し、後席乗員の前方視界を必要に
応じて拡大し得ると共に、また外観が優れ、著しく安全
性に優れたヘッドレスト装置を得ることができる。
【図１】本発明に係るヘッドレスト装置の一実施例を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
【図２】本発明に係るヘッドレスト装置の断面図。
【図３】本発明に係るヘッドレスト装置の作動状態を示
すもので、(a) は外側ブロック体の起立状態を示す斜視
図、(b) は外側ブロック体の倒伏状態を示す斜視図。
すもので、(a) は外側ブロック体の起立状態を示す斜視
図、(b) は外側ブロック体の倒伏状態を示す斜視図。
【図４】本発明に係るヘッドレスト装置の内側ブロック
体の異なる実施例を示す分解斜視図。
体の異なる実施例を示す分解斜視図。
１１ ヘッドレスト １２ 外側ブロック体 １３ 内側ブロック体 １５ 内側フレーム １７ ヘッドレストスティ １９ 外側フレーム ２１ パッド材 ２２ 表皮材 ２４ パッド材 ２５ 表皮材 ２７ ヒンジ部材 ３１ フィニッシャ ４１ ロック機構 ４２ ロックシャフト ４３ ロック穴 ４５ 操作ノブ ４７ ロックピン
Claims (1)
- 【請求項１】 シートバック上端部に組付けられ、着座
者の頭部背面を支えるヘッドレストを備えたヘッドレス
ト装置において、前記ヘッドレストは、通常時着座者の
頭部背面を支える外側ブロック体と、該外側ブロック体
内部に収納された内側ブロック体とから構成され、前記
内側ブロック体がシートバック上端部から立設されたヘ
ッドレストスティ上端部に取付けられ、前記外側ブロッ
ク体の前部内側と内側ブロック体の前部外側とがヒンジ
部材を介して連結され、前記外側ブロック体を前記ヒン
ジ部材を中心に前方に回動させた場合に、前記内側ブロ
ック体が露出し、後部座席の乗員を保護し得るようにな
されていることを特徴とするヘッドレスト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162099A JP2661464B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | ヘッドレスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4162099A JP2661464B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | ヘッドレスト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05329034A true JPH05329034A (ja) | 1993-12-14 |
| JP2661464B2 JP2661464B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=15748044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4162099A Expired - Lifetime JP2661464B2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | ヘッドレスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2661464B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS526324U (ja) * | 1975-06-30 | 1977-01-17 | ||
| JPS61199256U (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-12 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP4162099A patent/JP2661464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS526324U (ja) * | 1975-06-30 | 1977-01-17 | ||
| JPS61199256U (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-12 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2661464B2 (ja) | 1997-10-08 |
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