JPH05328890A - ホットケーキ用プレミックス及びホットケーキ - Google Patents

ホットケーキ用プレミックス及びホットケーキ

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JPH05328890A
JPH05328890A JP4164163A JP16416392A JPH05328890A JP H05328890 A JPH05328890 A JP H05328890A JP 4164163 A JP4164163 A JP 4164163A JP 16416392 A JP16416392 A JP 16416392A JP H05328890 A JPH05328890 A JP H05328890A
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JP
Japan
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hot cake
weight
premix
dough
present
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JP4164163A
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English (en)
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Hirotaka Sasaki
博隆 佐々木
Hidenari Imai
秀成 今井
Tomohiro Fukita
智宏 吹田
Emiko Kanejima
恵美子 金島
Hideo Maeda
秀夫 前田
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生地の粘度の上昇が抑制されて、そのハンド
リング性が改良されると共に、焼成時の裏返し操作も良
好に行うことができ、また製品としても、適度なボリュ
ームを有し、かつ食感、風味共に更に改良されたものが
得られるホットケーキ用プレミックスを提供する。 【構成】 グアーガムとキサンタンガムを4:1〜2
5:1の重量比で含有することを特徴とするホットケー
キ用プレミックス及びこれを調理して得られるホットケ
ーキ。グルコノデルタラクトンが更に含まれていること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットケーキ用プレミ
ックス、および該プレミックスを利用して得られるホッ
トケーキに関する。更に詳しくは、本発明は、グアーガ
ムとキサンタンガムとを特定の割合で含有するホットケ
ーキ用プレミックスに関する。
【0002】
【従来の技術】ホットケーキ(パンケーキ)は、多量の
小麦粉及び砂糖などの糖類を主成分とする混合物に卵、
牛乳などを加え、混合して生地を調製し、これをフライ
パン、鉄板あるいはホットプレート上で円形に両面を焼
成することにより得られる。従来から、このようなホッ
トケーキを家庭で手軽に作ることができるように、予め
小麦粉、糖類、油脂、ベーキングパウダー(膨剤)など
が混合されてなる種々の配合のホットケーキ用プレミッ
クスが知られている。これらのプレミックスは通常のス
ポンジケーキ用などのプレミックスに比較して多量の小
麦粉を含む点で相違しており、一般には小麦粉60〜8
5重量%、糖類3〜30重量%、油脂0〜40重量%、
およびベーキングパウダー(膨剤)0.5〜5重量%か
らなり(「食料工業」第198頁、1985年9月25
日発行)、また通常は、少量の食塩およびフレーバー
(バニラなど)が含まれている。
【0003】ところで、上記のような配合のホットケー
キ用プレミックスには、生地に適度な粘性を付与させ
て、生地のハンドリング性を良くしたり、また焼成時の
ホットケーキの表面の乾きを早め、裏返し(反転)操作
を容易にしたり、更に得られる製品に適度なボリューム
を持たせる等の理由から増粘剤を用いる場合がある。例
えば、市販品に増粘剤としてグアーガムが添加されたプ
レミックスやキサンタンガムが添加されたプレミックス
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の検討によると、特に、グアーガムを単独で用いた場
合には、調製後の生地の粘度が時間の経過と共に上昇
し、前述したようなハンドリング性の低下や裏返し操作
がしにくくなることがわかった。また上記のような増粘
剤を使用すると一般に口どけなどの食感が低下し易くな
るという問題があり、これらの点での更なる改良も望ま
れていた。本発明の目的は、上記のような生地の粘度の
上昇が抑制されて、そのハンドリング性が改良されると
共に、焼成時の裏返し操作も良好に行えるホットケーキ
用プレミックスを提供することである。また、本発明の
目的は、上記のようなプレミックスを用いて、適度なボ
リュームを有し、かつ食感、風味共に更に改良されたホ
ットケーキを提供することでもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な増粘剤を含むホットケーキ用プレミックスを用いた場
合の生地特性や得られる製品の形状、食感等を改良すべ
く鋭意検討を重ねた。その結果、種々の公知の増粘剤の
中でもグアーガムとキサンタンガムとを選択し、これら
を特定の比率で使用することにより、上記生地の調製後
の粘度の上昇が抑制され、上記のようなほとんどの問題
点の改良ができることを見い出し、本発明を完成させ
た。
【0006】本発明は、グアーガムとキサンタンガムを
4:1〜25:1の重量比で含有することを特徴とする
ホットケーキ用プレミックスを提供する。また本発明
は、上記のホットケーキ用プレミックスを調理して得た
ホットケーキを提供する。
【0007】本発明の好ましい態様は、以下の通りであ
る。 (1)グアーガムとキサンタンガムとの含有重量比が
7:1〜15:1の範囲にある。 (2)グアーガムとキサンタンガムとの合計含有量が、
0.1〜2.5重量%の範囲ある。
【0008】[発明の詳細な記述]以下に、本発明のホ
ットケーキ用プレミックスについて詳細に説明する。本
発明のホットケーキ用プレミックスに含有されている増
粘剤は、グアーガムとキサンタンガムとの混合物であ
り、その混合重量比が、4:1〜25:1(好ましく
は、7:1〜15:1)の範囲にあることを特徴とす
る。両者の含量比において、キサンタンガム1に対して
グアーガムの割合が4未満の時は、ホットケーキの焼成
時の表面が乾きにくくなり、また得られる製品のボリュ
ームも十分得られない。一方キサンタンガム1に対して
グアーガムの割合が25を越える時は、生地粘度の上昇
が十分抑制されず、ハンドリング性が低下する。また本
発明において、グアーガムは、0.05〜2.0重量%
(好ましくは0.1〜1.5重量%)含有されているこ
とが好ましく、キサンタンガムは、0.01〜0.5重
量%(好ましくは0.02〜0.2重量%)含有されて
いることが好ましい。更に上記のグアーガムとキサンタ
ンガムの合計含量は、0.1〜2.5重量%(好ましく
は0.12〜1.7重量%)の範囲にあることが好まし
い。
【0009】本発明のホットケーキ用プレミックスは、
上記グアーガムとキサンタンガムとを特定の割合で含む
以外は、前述したように従来の配合のホットケーキ用プ
レミックスと同じである。すなわち、本発明のホットケ
ーキ用プレミックスは、60〜85重量%の小麦粉、3
〜30重量%の糖類、0〜40重量%の油脂、0.5〜
5重量%のベーキングパウダー、前述した0.05〜
2.0重量%のグアーガム、及び0.01〜0.5重量
%のキサンタンガムとを基本配合として、これに必要に
応じて各種の添加剤が含まれた配合である。しかし得ら
れるホットケーキの食感、風味を更に向上させるために
は、上記の配合に更に0.5〜9重量%のグルコノデル
タラクトンが含まれていることが好ましい。
【0010】以下これらの成分について詳述する。本発
明のホットケーキ用プレミックスに用いられる小麦粉の
種類については、特に制限はない。すなわち、漂白剤や
小麦粉改良剤を使用していない無漂白小麦粉、漂白小麦
粉、あるいは特開昭62−96032号公報、特開昭6
3−258529号公報に記載されているような熱処理
した小麦粉のいずれをも用いることができる。本発明に
おいては、特に無漂白小麦粉の場合に効果が大である。
上記小麦粉は、ホットケーキ用プレミックス中に、63
〜80重量%の配合で含まれるように調製されることが
好ましい。
【0011】本発明のホットケーキ用プレミックスに用
いられる糖類は、単糖類、二糖類の糖、糖誘導体(糖ア
ルコールなど)およびオリゴ糖やデキストリンなどが利
用される。具体的には、グルコース、キシロース、フラ
クトースなどの単糖類、および庶糖、ラクトース、マル
トースなどの二糖類およびソルビトール、マンニトール
等の糖誘導体、マルトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ガラ
クトオリゴ糖などのオリゴ糖やデキストリンから、一種
もしくは二種以上を適宜選択して用いることができる。
ただし、本発明において使用できる糖類は、これらに限
定されるものではない。上記糖類は、ホットケーキ用プ
レミックス中に、10〜25重量%の範囲で含まれてい
ることが好ましい。また、糖類は、前記小麦粉の配合量
100重量部に対して、5〜50重量部の量で配合され
ていることが好ましく、更に好ましくは、10〜35重
量部の量である。また、本発明のホットケーキ用プレミ
ックスでは、小麦粉と糖類の総配合量が70〜95重量
%の範囲にあることが好ましい。さらに好ましくは、8
0〜95重量%の範囲である。
【0012】本発明のホットケーキ用プレミックスに用
いられる油脂は、マーガリン、ショートニング、バター
が利用できる。また粉末油脂も使用することができる。
ただし、本発明において使用できる油脂は、これらに限
定されるものではない。上記油脂は、ホットケーキ用プ
レミックス中に、1〜15重量%含まれていることが好
ましい。
【0013】本発明のホットケーキ用プレミックスに用
いられるアルカリ性ベーキングパウダーとしては、炭酸
水素ナトリウム(重炭酸ナトリウム、あるいは重曹)、
炭酸アンモニウム、あるいはこれらを主成分として酒石
酸カリウム、クエン酸塩(ナトリウム、カルシウム、ア
ンモニウムなどからなる塩)、アスコルビン酸ナトリウ
ムなどが混合されたものを挙げることができる。但し、
本発明において使用できるアルカリ性ベーキングパウダ
ーは、これらに限定されるものではない。本発明におい
ては、特に炭酸水素ナトリウムが好ましい。
【0014】本発明のホットケーキ用プレミックスに
は、前述のようにグルコノデルタラクトン(GDL)が
配合されていることが好ましい。配合量は、好ましく
は、2.0〜9.0重量%、更に好ましくは、2.5〜
5.0重量%である。また、このグルコノデルタラクト
ンは、小麦粉と糖類100重量部に対して、2.0〜1
0重量部の量で配合されていることが好ましく、更に好
ましくは、2.5〜8重量部の量である。なお、グルコ
ノデルタラクトンと併用して、グルコン酸塩(例えば、
グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウム、グルコン
酸アンモニウム)を使用してもよい。また、グルコノデ
ルタラクトンはこれを単独で用いてもよいが、ミョウバ
ン(カリウムミョウバン、ナトリウムミョウバン、アン
モニウムミョウバン)、あるいは酒石酸水素塩(酒石酸
水素カリウム、酒石酸水素ナトリウム)と併用してもよ
い。
【0015】上記グルコノデルタラクトンと、ミョウバ
ン、あるいは酒石酸水素塩を併用する場合、ミョウバン
は、ホットケーキ用プレミックス中に0.2〜5重量
%、好ましくは0.3〜4重量%、更に好ましくは、
0.4〜3重量%である。なお、結晶水を含むミョウバ
ンは、結晶水を除いた重量として計算する。また、グル
コノデルタラクトンとミョウバンとの配合割合(重量
比)は、1:10〜15:1(好ましくは、1:2〜
7:1)の範囲である。酒石酸水素塩は、ホットケーキ
用プレミックス中に0.5〜7重量%、好ましくは1〜
5重量%、更に好ましくは、2〜4重量%である。ま
た、グルコノデルタラクトンと酒石酸水素塩との配合割
合(重量比)は、1:10〜10:1(好ましくは、
1:2〜5:1)の範囲である。
【0016】本発明のホットケーキ用プレミックスに添
加することのできる添加剤の例としては、界面活性剤、
調味料、香辛料、フレーバー、着色料、野菜パウダーな
どを挙げることができる。また澱粉などを使用してもよ
い。使用する澱粉としては、馬鈴薯、さつま芋、小麦
粉、とうもろこし等の原料から得られる澱粉、例えば、
馬鈴薯澱粉、小麦粉澱粉、コーンスターチなどが好まし
い。
【0017】本発明のホットケーキ用プレミックスを用
いたホットケーキ生地は、前述の各成分を所定の割合で
配合したのち、常法に従って混合して、調製することが
できる。生地の調製に際しては、通常、卵、牛乳、クリ
ーム、水あるいはこれらの任意の混合物が使用される。
そして、本発明のホットケーキ用プレミックスにこれら
を適当量配合し、ミキサー等で混練することにより、ホ
ットケーキ生地が調製される。得られた生地は、前述の
ようにフライパンなどを用いて焼成することにより、本
発明に従うホットケーキが得られる。
【0018】
【実施例】以下に、実施例および比較例を記載し、本発
明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明は、これ
らの例に限定されない。
【0019】[実施例1]下記配合のホットケーキ用プ
レミックス200gをボールに入れ、これに牛乳150
ml、卵50gを添加して撹拌混合し、ホットケーキ用
生地を調製した。 ホットケーキ用プレミックスの配合(重量%) 小麦粉 71.9 砂糖 20.0 油脂 2.0 食塩 1.0 炭酸水素ナトリウム 1.5 グルコノデルタラクトン(酸性剤) 2.5 グアーガム 0.5 キサンタンガム 0.1 香料 0.5
【0020】(1)得られた生地について、生地調製
後、2分、32分経過時の粘度を測定し、その粘度変化
を記載した。また、生地のハンドリング性低下を下記の
評価基準に従い、10人のパネラーによるパネルテスト
で評価した。粘度測定は、B型粘度計(精機工業研究所
(株)製)を用い、No.4ロータ、6rpm、回転開
始後1分、温度17〜20℃の条件で行った。 (2)また、得られた生地100gを160℃のホット
プレート上に円形に流し、その表面の全体が乾くまでの
時間(目視により表面全体の光沢がなくなるまでの時
間)を測定した。 (ホットケーキの製造)別に、得られた生地100gを
160℃のホットプレート上に円形に流し、表を4分
間、裏を2分間焼成して、本発明に従うホットケーキを
得た。 (3)上記ホットケーキの焼成に際して、表から裏への
反転のし易さを上記と同様にパネルテストで評価した。 (4)また製造したホットケーキについて、ホットケー
キの高さ(中心部)を測定した。更にホットケーキの食
感(ソフトさ、口どけ、しっとり感)及び風味を上記と
同様にパネルテストで評価した。 評価の基準は以下の通りである。 A:10人中、7人以上が良好であると認識した。 B:10人中、4〜6人が良好であると認識した。 C:10人中、7人以上が不良であると認識した。
【0021】[実施例2]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉、グアーガム
及びキサンタンガムの配合量をそれぞれ71.4重量
%、1.0重量%及び0.1重量%に変えた(グアーガ
ム:キサンタンガム=10:1(重量比)以外は、実施
例1と同様に操作して本発明に従うホットケーキの生地
及びこれを用いてホットケーキを製造した。このように
して得られた生地及びホットケーキについて実施例1と
同様な方法で評価した。
【0022】[実施例3]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉、グアーガム
及びキサンタンガムの配合量をそれぞれ71.7重量
%、0.75重量%及び0.05重量%に変えた(グア
ーガム:キサンタンガム=15:1(重量比)以外は、
実施例1と同様に操作して本発明に従うホットケーキの
生地及びこれを用いてホットケーキを製造した。このよ
うにして得られた生地及びホットケーキについて実施例
1と同様な方法で評価した。
【0023】[実施例4]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉、グアーガム
及びキサンタンガムの配合量をそれぞれ71.45重量
%、1.0重量%及び0.05重量%に変えた(グアー
ガム:キサンタンガム=20:1(重量比)以外は、実
施例1と同様に操作して本発明に従うホットケーキの生
地及びこれを用いてホットケーキを製造した。このよう
にして得られた生地及びホットケーキについて実施例1
と同様な方法で評価した。
【0024】[比較例1]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉及びグアーガ
ムの配合量をそれぞれ71.5重量%及び、1.0重量
%に変え、かつキサンタンガムを除いた以外は、実施例
1と同様に操作して比較用のホットケーキの生地及びこ
れを用いてホットケーキを製造した。このようにして得
られた生地及びホットケーキについて実施例1と同様な
方法で評価した。
【0025】[比較例2]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉、グアーガム
及びキサンタンガムの配合量をそれぞれ72.5重量
%、0.03重量%及び0.01重量%に変えた(グア
ーガム:キサンタンガム=3:1(重量比)以外は、実
施例1と同様に操作して比較用のホットケーキの生地及
びこれを用いてホットケーキを製造した。このようにし
て得られた生地及びホットケーキについて実施例1と同
様な方法で評価した。
【0026】[比較例3]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉、グアーガム
及びキサンタンガムの配合量をそれぞれ70.45重量
%、2.0重量%及び0.05重量%に変えた(グアー
ガム:キサンタンガム=40:1(重量比))以外は、
実施例1と同様に操作して比較用のホットケーキの生地
及びこれを用いてホットケーキを製造した。このように
して得られた生地及びホットケーキについて実施例1と
同様な方法で評価した。
【0027】[比較例4]上記実施例1において、ホッ
トケーキ用プレミックスの配合で、小麦粉、グアーガム
及びキサンタンガムの配合量をそれぞれ71.5重量
%、0.5重量%及び0.5重量%に変えた(グアーガ
ム:キサンタンガム=1:1(重量比))以外は、実施
例1と同様に操作して比較用のホットケーキの生地及び
これを用いてホットケーキを製造した。このようにして
得られた生地及びホットケーキについて実施例1と同様
な方法で評価した。以上の結果をまとめて下記の表1に
示す。
【0028】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 実 施 例 比 較 例 ──────────── ────────────── 1 2 3 4 1 2 3 4 ──────────────────────────────────── 添加量(重量%) (A) グアーガム 0.5 1.0 0.75 1.0 1.0 0.03 2.0 0.5 (B) キサンタンガム0.1 0.1 0.05 0.05 − 0.01 0.05 0.5 両者の比 (A):(B) 5:1 10:1 15:1 20:1 − 3:1 40:1 1:1 ──────────────────────────────────── 生地粘度上昇(CP)(単位:万) 1.0 0.9 0.8 1.0 1.9 0.2 3.3 0.8 ハンドリング性 A A A B C A C A 低下 ──────────────────────────────────── 表面が乾くまで に要する時間 4' 3'30" 4' 3'30" 4' 6'40" 3'20" 5' ──────────────────────────────────── 反転のし易さ A A A A A C A C ──────────────────────────────────── 中心部の高さ(cm)2.5 2.6 2.5 2.6 2.5 2.2 2.6 2.5 ──────────────────────────────────── ・ソフトさ A A A A A A A A 食感・口どけ A A A A A A A B ・しっとり感 A A A A A C A A 風味 A A A A A A A A ────────────────────────────────────
【0029】上記表1に示された結果から明らかなよう
に、グアーガムとキサンタンガムを特定の割合で含む本
発明に従うホットケーキ用プレミックス(実施例1〜
4)を使用すると、生地のハンドリング性、表面の乾燥
のし易さ及びこれに伴う反転のし易さ、また製品の形
状、更に食感等のほとんどの点において良好なものが得
られる。
【0030】
【発明の効果】本発明に従うホットケーキ用プレミック
スを使用すると、調製後の生地の粘度の上昇が比較的低
い範囲にとどめることができ、従って、ハンドリングが
容易となり、また焼成時の表面の乾きも比較的早く、裏
返し操作も容易に行うことができる。また、得られた製
品(ホットケーキ)は、ボリュームもでて良好な形状を
示す。更に食感、風味などの点においても良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 秀夫 茨城県鹿島郡波崎町土合本町1−8762−23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グアーガムとキサンタンガムを4:1〜
    25:1の重量比で含有することを特徴とするホットケ
    ーキ用プレミックス。
  2. 【請求項2】 上記請求項1項に記載のホットケーキ用
    プレミックスを調理して得られるホットケーキ。
JP4164163A 1992-05-29 1992-05-29 ホットケーキ用プレミックス及びホットケーキ Withdrawn JPH05328890A (ja)

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JP4164163A JPH05328890A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 ホットケーキ用プレミックス及びホットケーキ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996003885A1 (en) * 1994-08-03 1996-02-15 The Quaker Oats Company Additive for the preparation of microwaveable products

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996003885A1 (en) * 1994-08-03 1996-02-15 The Quaker Oats Company Additive for the preparation of microwaveable products

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Effective date: 19990803