JPH05327053A - 圧電アクチュエータの変位拡大機構 - Google Patents
圧電アクチュエータの変位拡大機構Info
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- JPH05327053A JPH05327053A JP4151419A JP15141992A JPH05327053A JP H05327053 A JPH05327053 A JP H05327053A JP 4151419 A JP4151419 A JP 4151419A JP 15141992 A JP15141992 A JP 15141992A JP H05327053 A JPH05327053 A JP H05327053A
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】圧電アクチュエータの寸法のばらつきによるレ
バー回動支点部の隙間の発生を防止する。 【構成】圧電アクチュエータ2が組み込まれたフレーム
1に調整ねじ10を装着し、座屈弾性ヒンジ9を介して
フレーム1に一体形成されたレバー4と圧電アクチュエ
ータ2との間に隙間が生じたときは、調整ねじ10を締
め込んでフレーム頭部1aを調整ヒンジ1bを支点に回
動させることによりレバー4を圧電アクチュエータ2に
押圧して隙間を吸収する。
バー回動支点部の隙間の発生を防止する。 【構成】圧電アクチュエータ2が組み込まれたフレーム
1に調整ねじ10を装着し、座屈弾性ヒンジ9を介して
フレーム1に一体形成されたレバー4と圧電アクチュエ
ータ2との間に隙間が生じたときは、調整ねじ10を締
め込んでフレーム頭部1aを調整ヒンジ1bを支点に回
動させることによりレバー4を圧電アクチュエータ2に
押圧して隙間を吸収する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層型圧電素子から
なるアクチュエータ(圧電アクチュエータと称するが、
以下、単にアクチュエータと記す)の変位をてこの原理
で拡大する機構に関する。
なるアクチュエータ(圧電アクチュエータと称するが、
以下、単にアクチュエータと記す)の変位をてこの原理
で拡大する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】上記変位拡大機構として図8に示すもの
が提案されている。ここで、(A)は側面図、(B)は
正面図である。図において、1は逆門形のフレーム、2
はその内側に配置された積層型圧電素子からなるアクチ
ュエータ、3はアクチュエータ2の上面に載置された受
け板、4はレバー、5はレバー4と受け板3との間に介
挿された左右一対の円筒状の可動支点ピン、6はレバー
4を支持する左右一対の可撓ヒンジ、7は可撓ヒンジ6
の直上でレバー4に垂直に取り付けられた変位出力片で
ある。板ばねからなる可撓ヒンジ6の両端は、樹脂ある
いは可撓ヒンジ6より低融点の合金からなるフレーム1
及びレバー4にそれぞれインサート成形により固着され
ている。
が提案されている。ここで、(A)は側面図、(B)は
正面図である。図において、1は逆門形のフレーム、2
はその内側に配置された積層型圧電素子からなるアクチ
ュエータ、3はアクチュエータ2の上面に載置された受
け板、4はレバー、5はレバー4と受け板3との間に介
挿された左右一対の円筒状の可動支点ピン、6はレバー
4を支持する左右一対の可撓ヒンジ、7は可撓ヒンジ6
の直上でレバー4に垂直に取り付けられた変位出力片で
ある。板ばねからなる可撓ヒンジ6の両端は、樹脂ある
いは可撓ヒンジ6より低融点の合金からなるフレーム1
及びレバー4にそれぞれインサート成形により固着され
ている。
【0003】このような構成の下で、リード線8から電
圧を印加されるとアクチュエータ2に伸び変位が生じ、
この変位は可動支点ピン5を介してレバー4に伝えられ
る。このレバー4は可撓ヒンジ6の湾曲により図8
(A)の反時計方向に回動し、上記変位は可撓ヒンジ6
から可動支点ピン5までの腕の長さと、可撓ヒンジ6の
湾曲部から変位出力片7の出力端7aまでの腕の長さの
比によりてこの原理で拡大されて出力端7aから取り出
される。
圧を印加されるとアクチュエータ2に伸び変位が生じ、
この変位は可動支点ピン5を介してレバー4に伝えられ
る。このレバー4は可撓ヒンジ6の湾曲により図8
(A)の反時計方向に回動し、上記変位は可撓ヒンジ6
から可動支点ピン5までの腕の長さと、可撓ヒンジ6の
湾曲部から変位出力片7の出力端7aまでの腕の長さの
比によりてこの原理で拡大されて出力端7aから取り出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
成には次のような問題があった。 (1) アクチュエータの寸法のばらつきにより可動支点ピ
ン部分に隙間を生じやすいので、組み立て時にフレーム
をアクチュエータに合わせて再加工しなければならな
い。 (2) 圧電素子の熱膨張率は常用温度では負の特性を示す
ため、高温や温度変化の大きい環境下では可動支点ピン
部分に隙間が生じ、必要な特性を満足できない。 (3) 粉塵環境下ではアクチュエータが絶縁破壊し、ショ
ートにより火花が発生して火災になる恐れがあるため、
アクチュエータの動作電圧はできるだけ低くしたいとい
うユーザの要求がある。その場合、低電圧でも十分な変
位出力を得るためには100倍以上の変位拡大率が必要
となるが、従来構成のように可撓ヒンジに大きな引張り
応力を負荷する構造ではそれが実現できない。 (4) 可撓ヒンジを変形させるために外部から負荷が作用
しなくてもアクチュエータに力が発生し、その分、アク
チュエータの変位がロスする。 そこで、この発明は、これらの問題点を解決した圧電ア
クチュエータの変位拡大機構を提供することを目的とす
るものである。
成には次のような問題があった。 (1) アクチュエータの寸法のばらつきにより可動支点ピ
ン部分に隙間を生じやすいので、組み立て時にフレーム
をアクチュエータに合わせて再加工しなければならな
い。 (2) 圧電素子の熱膨張率は常用温度では負の特性を示す
ため、高温や温度変化の大きい環境下では可動支点ピン
部分に隙間が生じ、必要な特性を満足できない。 (3) 粉塵環境下ではアクチュエータが絶縁破壊し、ショ
ートにより火花が発生して火災になる恐れがあるため、
アクチュエータの動作電圧はできるだけ低くしたいとい
うユーザの要求がある。その場合、低電圧でも十分な変
位出力を得るためには100倍以上の変位拡大率が必要
となるが、従来構成のように可撓ヒンジに大きな引張り
応力を負荷する構造ではそれが実現できない。 (4) 可撓ヒンジを変形させるために外部から負荷が作用
しなくてもアクチュエータに力が発生し、その分、アク
チュエータの変位がロスする。 そこで、この発明は、これらの問題点を解決した圧電ア
クチュエータの変位拡大機構を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、レバーをア
クチュエータに押圧する調整ねじを設けることにより、
アクチュエータの寸法のばらつきを吸収する。また、こ
の発明は、調整ねじの押圧力を高熱膨張材を介して作用
させることにより、アクチュエータの熱膨張率の負特性
を吸収する。また、この発明は、レバーの出力端に連動
してその変位を更に拡大する第2レバーを設けることに
より、低電圧でも高い変位拡大率が得られるようにす
る。また、この発明は、レバーの回動支点を円筒状の支
点と円弧状の溝とで構成することにより、可撓ヒンジを
不要とする。
クチュエータに押圧する調整ねじを設けることにより、
アクチュエータの寸法のばらつきを吸収する。また、こ
の発明は、調整ねじの押圧力を高熱膨張材を介して作用
させることにより、アクチュエータの熱膨張率の負特性
を吸収する。また、この発明は、レバーの出力端に連動
してその変位を更に拡大する第2レバーを設けることに
より、低電圧でも高い変位拡大率が得られるようにす
る。また、この発明は、レバーの回動支点を円筒状の支
点と円弧状の溝とで構成することにより、可撓ヒンジを
不要とする。
【0006】
【作用】調整ねじによりレバーをアクチュエータに押圧
して、アクチュエータの寸法のばらつきにより生じる隙
間を吸収する。その場合、調整ねじと同軸上に高熱膨張
材を配しておくことにより、高温時のアクチュエータの
寸法の縮小を高熱膨張材の伸長により自動的に補償する
ことができる。レバーに第2レバーを連動させて変位を
2段に拡大することにより、低電圧によるアクチュエー
タの小さい変位から十分な出力を得ることができる。可
撓ヒンジに代えて円筒状の支点と円弧状の溝との組み合
わせで回動支点を構成することにより、可撓ヒンジの変
形のためのアクチュエータの変位ロスをなくすことがで
きる。
して、アクチュエータの寸法のばらつきにより生じる隙
間を吸収する。その場合、調整ねじと同軸上に高熱膨張
材を配しておくことにより、高温時のアクチュエータの
寸法の縮小を高熱膨張材の伸長により自動的に補償する
ことができる。レバーに第2レバーを連動させて変位を
2段に拡大することにより、低電圧によるアクチュエー
タの小さい変位から十分な出力を得ることができる。可
撓ヒンジに代えて円筒状の支点と円弧状の溝との組み合
わせで回動支点を構成することにより、可撓ヒンジの変
形のためのアクチュエータの変位ロスをなくすことがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図7に基づいてこの発明の実施
例を説明する。なお、従来例と対応する部分には同一の
符号を用いるものとする。実施例1 図1〜図4に実施例1を示す。ここで、図1の(A)は
平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、図2は図1
におけるフレームの側面図、図3及び図4は図1の要部
拡大図である。これらの図において、工字形のフレーム
1の頭部1aと一体に座屈弾性ヒンジ9を介してレバー
4が形成されており、レバー4とフレーム1の基部1b
との間に積層型圧電素子からなるアクチュエータ2が組
み込まれている。アクチュエータ2とレバー4との間に
は入力支点金具3が挿入され、図3に示すように、その
半円筒状の突起3aとレバー4の円弧状の溝4aとが嵌
合している。
例を説明する。なお、従来例と対応する部分には同一の
符号を用いるものとする。実施例1 図1〜図4に実施例1を示す。ここで、図1の(A)は
平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、図2は図1
におけるフレームの側面図、図3及び図4は図1の要部
拡大図である。これらの図において、工字形のフレーム
1の頭部1aと一体に座屈弾性ヒンジ9を介してレバー
4が形成されており、レバー4とフレーム1の基部1b
との間に積層型圧電素子からなるアクチュエータ2が組
み込まれている。アクチュエータ2とレバー4との間に
は入力支点金具3が挿入され、図3に示すように、その
半円筒状の突起3aとレバー4の円弧状の溝4aとが嵌
合している。
【0008】フレーム1の頭部1aと胴部1cとの間に
は調整ヒンジ1dが形成され、頭部1aには調整ヒンジ
1dを挟んでレバー4と反対側に調整ねじ10がねじ込
まれ、またこの調整ねじ10に接するようにフレーム基
部1bには胴部1cと平行に高熱膨張材11が取り付け
られている。レバー4の側面にはアクチュエータ2に沿
ってT字形の変位出力片7がねじ12で固定され、変位
出力片7の円筒状の出力端7aにはL形の第2レバー1
3の入力端13aがU字溝14を介して嵌合している。
第2レバー13は支点ねじ15によりフレーム基部1b
に回動自在に取り付けられている。変位出力片7の出力
端7aは第2レバー13のU字溝14に対して摺動自在
となっているが、これらの間のバックラッシュの影響を
除くために、図4に示すように変位出力片7と第2レバ
ー13との間には引張ばね16が設けられ、出力端7a
はU字溝14の一側に押し付けられている。
は調整ヒンジ1dが形成され、頭部1aには調整ヒンジ
1dを挟んでレバー4と反対側に調整ねじ10がねじ込
まれ、またこの調整ねじ10に接するようにフレーム基
部1bには胴部1cと平行に高熱膨張材11が取り付け
られている。レバー4の側面にはアクチュエータ2に沿
ってT字形の変位出力片7がねじ12で固定され、変位
出力片7の円筒状の出力端7aにはL形の第2レバー1
3の入力端13aがU字溝14を介して嵌合している。
第2レバー13は支点ねじ15によりフレーム基部1b
に回動自在に取り付けられている。変位出力片7の出力
端7aは第2レバー13のU字溝14に対して摺動自在
となっているが、これらの間のバックラッシュの影響を
除くために、図4に示すように変位出力片7と第2レバ
ー13との間には引張ばね16が設けられ、出力端7a
はU字溝14の一側に押し付けられている。
【0009】図示変位拡大機構の組み立て時には、調整
ねじ10をねじ込むことによりフレーム頭部1aを調整
ヒンジ1dを支点に図1(C)の反時計方向に回動させ
てレバー4をアクチュエータ2に押圧し、アクチュエー
タ2の寸法のばらつきによる突起3aと溝4aとの間の
隙間を除去する。また、熱膨張による伸びは高熱膨張材
11の方がフレーム1よりも大きくなっており、アクチ
ュエータ2が温度上昇時に負の熱膨張特性を示しても、
高熱膨張材11が調整ねじ10を突き上げ、フレーム頭
部1aを回動させて突起3aと溝4aとの間に隙間を生
じさせない。
ねじ10をねじ込むことによりフレーム頭部1aを調整
ヒンジ1dを支点に図1(C)の反時計方向に回動させ
てレバー4をアクチュエータ2に押圧し、アクチュエー
タ2の寸法のばらつきによる突起3aと溝4aとの間の
隙間を除去する。また、熱膨張による伸びは高熱膨張材
11の方がフレーム1よりも大きくなっており、アクチ
ュエータ2が温度上昇時に負の熱膨張特性を示しても、
高熱膨張材11が調整ねじ10を突き上げ、フレーム頭
部1aを回動させて突起3aと溝4aとの間に隙間を生
じさせない。
【0010】アクチュエータ2がリード線8から電圧を
印加されて伸び変位を生じると、座屈弾性ヒンジ9は図
3における突起3aと溝4aとの接触点との間のオフセ
ットeのために一定方向に座屈変形し、レバー4が反時
計方向に回動する。これに伴って変位出力片7の出力端
7aが図1(C)の右方向に変位し、これに連動する第
2レバー13の出力端13bは下方向に変位する。アク
チュエータ2の変位はオフセット寸法eと変位出力片7
の腕の長さの比で拡大され、更に第2レバー13の腕の
長さの比で拡大される。
印加されて伸び変位を生じると、座屈弾性ヒンジ9は図
3における突起3aと溝4aとの接触点との間のオフセ
ットeのために一定方向に座屈変形し、レバー4が反時
計方向に回動する。これに伴って変位出力片7の出力端
7aが図1(C)の右方向に変位し、これに連動する第
2レバー13の出力端13bは下方向に変位する。アク
チュエータ2の変位はオフセット寸法eと変位出力片7
の腕の長さの比で拡大され、更に第2レバー13の腕の
長さの比で拡大される。
【0011】実施例2 図5は実施例2の側面図である。この実施例では変位出
力片7がアクチュエータ2と同一面状でレバー4に固定
されている。この構成によれば、変位拡大機構の厚さ
(幅)寸法が小さくなる。
力片7がアクチュエータ2と同一面状でレバー4に固定
されている。この構成によれば、変位拡大機構の厚さ
(幅)寸法が小さくなる。
【0012】実施例3 図6は実施例3の側面図、図7はその要部拡大図であ
る。この実施例ではフレーム1に一体形成された円筒状
の支点17とレバー4の円弧状の溝18とによりレバー
4の回動支点が構成され、レバー4はフレーム頭部1a
との間に挿入された圧縮ばね19により入力支点金具3
の突起3aと支点17との双方に圧接されている。アク
チュエータ2が伸び変位を生じるとオフセットe(図
7)によりレバー4が回動し、拡大された変位が変位出
力片7の出力端7aから出力される。この構成によれ
ば、レバー4の回動支点部が変形しないのでアクチュエ
ータ2の変位がロスすることなく取り出される。
る。この実施例ではフレーム1に一体形成された円筒状
の支点17とレバー4の円弧状の溝18とによりレバー
4の回動支点が構成され、レバー4はフレーム頭部1a
との間に挿入された圧縮ばね19により入力支点金具3
の突起3aと支点17との双方に圧接されている。アク
チュエータ2が伸び変位を生じるとオフセットe(図
7)によりレバー4が回動し、拡大された変位が変位出
力片7の出力端7aから出力される。この構成によれ
ば、レバー4の回動支点部が変形しないのでアクチュエ
ータ2の変位がロスすることなく取り出される。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、調整ねじあるいは高
熱膨張材を設けることにより、アクチュエータの寸法の
ばらつきや高温環境などでの使用によるレバー回動支点
部の隙間が確実に吸収されて変位拡大率が向上する。ま
た、レバーを2段に設けることにより変位拡大率が大幅
に向上し、低電圧でも十分な出力変位が得られる。更に
は、可撓ヒンジに代えて円筒状の支点と円弧状の溝との
組み合わせでレバーの回動支点を構成することにより、
アクチュエータの変位を無駄なく取り出せるようにな
る。
熱膨張材を設けることにより、アクチュエータの寸法の
ばらつきや高温環境などでの使用によるレバー回動支点
部の隙間が確実に吸収されて変位拡大率が向上する。ま
た、レバーを2段に設けることにより変位拡大率が大幅
に向上し、低電圧でも十分な出力変位が得られる。更に
は、可撓ヒンジに代えて円筒状の支点と円弧状の溝との
組み合わせでレバーの回動支点を構成することにより、
アクチュエータの変位を無駄なく取り出せるようにな
る。
【図1】この発明の実施例1を示し、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は側面図である。
(B)は正面図、(C)は側面図である。
【図2】図1におけるフレームの側面図である。
【図3】図1におけるレバー回動支点部の拡大図であ
る。
る。
【図4】図1における変位出力片端部の拡大図である。
【図5】この発明の実施例2の側面図である。
【図6】この発明の実施例3の側面図である。
【図7】図6におけるレバー回動支点部の拡大図であ
る。
る。
【図8】従来例を示し、(A)は側面図、(B)は正面
図である。
図である。
2 アクチュエータ 4 レバー 9 座屈弾性ヒンジ 10 調整ねじ 11 高熱膨張材 13 第2レバー 17 円筒状の支点 18 円弧状の溝
Claims (4)
- 【請求項1】積層型圧電素子からなるアクチュエータの
伸び変位でレバーを回動させ、前記変位をてこの原理で
拡大して出力する圧電アクチュエータの変位拡大機構に
おいて、 レバーをアクチュエータに押圧する調整ねじを設けたこ
とを特徴とする圧電アクチュエータの変位拡大機構。 - 【請求項2】調整ねじの押圧力を高熱膨張材を介して作
用させることを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュ
エータの変位拡大機構。 - 【請求項3】レバーの出力端に連動してその変位を更に
拡大する第2レバーを設けたことを特徴とする請求項1
又は請求項2記載の圧電アクチュエータの変位拡大機
構。 - 【請求項4】レバーの回動支点を円筒状の支点と円弧状
の溝とで構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3
のいずれかに記載の圧電アクチュエータの変位拡大機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151419A JPH05327053A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 圧電アクチュエータの変位拡大機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151419A JPH05327053A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 圧電アクチュエータの変位拡大機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05327053A true JPH05327053A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15518210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4151419A Pending JPH05327053A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 圧電アクチュエータの変位拡大機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05327053A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007058076A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Konica Minolta Opto Inc | アクチュエータ |
JP2012133000A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Toshiba Corp | ミラーホルダー |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP4151419A patent/JPH05327053A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007058076A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Konica Minolta Opto Inc | アクチュエータ |
JP2012133000A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Toshiba Corp | ミラーホルダー |
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