JP2784132B2 - サーモスイッチ - Google Patents
サーモスイッチInfo
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Description
よって可動接点板を揺動させて電気接点を開閉するサー
モスイッチに関するものである。
び図8に示す。図6は通常における電気接点閉の状態に
おける縦断面図、図7は同平面図、図8はバイメタルの
熱応動による動作後で電気接点開の状態における縦断面
図である。図6において、7は絶縁材料製の連結部材、
5は固定接点6をかしめ止め固定する支持片5aを有
し、連結部材7の他方側に設けられた固定側端子、3は
固定支持部3aを有し連結部材7の他端側に設けられた
可動側端子、2は自由端に可動接点4を有し、基端が固
定支持部3aに支持され、かつバイメタル1のほぼ中央
に対応して凸部2cを形成した可動接点板、1は可動接
点板2上に、取付片2a、脱落防止片2bにより複数点
で若干遊びをもたせて嵌着され温度過昇を検出したとき
に反転動作により可動接点板2を作動させるバイメタル
である。
時、サーモスイッチの電気接点機構は可動接点板2のば
ね押圧力によって電気接点閉の状態にある(図6参
照)。バイメタル1が温度過昇を検出すると、取付片2
a、凸部2cを支点として反転動作し、可動接点板2を
持ち上げて電気接点開の状態になる(図8参照)。
は、電気接点閉時では可動接点板2はA1点を支点とし
て適切な電気接点圧を保つようにたわんでいる。次に電
気接点開時には可動接点板2はバイメタル1により凸部
2cを押圧されるので、A2点を支点としてたわむよう
になる。この時可動接点板2は電気接点閉時と比べてば
ね長さが短くなったと同様であると考えられ可動接点板
2のばね定数は大きくなる。よって電気接点開時のバイ
メタル1の負荷は大きくなりサーモスイッチの寿命が短
くなるという問題があった。また、バイメタル1への負
荷が大きいのでバイメタル1の反転時の変位が抑制さ
れ、その結果電気接点ギャップG1が小さくなり、次に
電気接点が閉に復帰する際にバイメタル1の徐動区間で
電気接点が当接することになり、チャタリング現象が発
生するという問題があった。
ものであり、その目的とするところは、従来のサーモス
イッチの問題を解消し、電気接点開時のバイメタルへの
負荷を軽減し、サーモスイッチの寿命をのばすと共に、
電気接点復帰時にチャタリング現象の発生をなくしたサ
ーモスイッチを提供しようとするにある。
えたばね性を有する可動接点板に、複数点で嵌着される
バイメタルの熱応動を伝達して、電気接点を開閉するサ
ーモスイッチにおいて、支点が前記可動接点板の支点と
同一端側となる舌片を前記可動接点板と一体に形成し、
かつ前記バイメタルの略中央に対応して前記舌片に凸部
を形成したことを特徴とするものである。
の1/2以下にしたことを特徴とするものである。ま
た、前記舌片の変位のうち、前記バイメタルと反対側へ
の変位を拘束する手段を設けたことを特徴とするもので
ある。また、前記凸部形状がU字形、V字形、半円形の
うちいずれかであることを特徴とするものである。
部が舌片に形成されており、電気接点開時に可動接点板
の支点位置がかわることはないので、電気接点開閉前後
で可動接点板のばね定数がかわることはなく、バイメタ
ルにかかる負荷が従来より大きく軽減される。よって、
サーモスイッチの寿命を従来より飛躍的に長くすること
ができる。しかも、バイメタルへの負荷が小さくなり、
バイメタルの反転時の変位があまり抑制されることがな
く大きく変位するので、電気接点ギャップが大きくな
り、次に電気接点が閉に復帰する際にチャタリング現象
が発生することがなくなる。
る。ところで、第2実施例、第3実施例、第4実施例及
び第5実施例において、以下に詳述する第1の実施例の
ものと基本的な機能が実質的に同様な部材は同一符号を
付し、詳細な説明は省略する。
は通常における電気接点閉の状態における縦断面図、図
2は平面図、図3はバイメタルの熱応動による動作後で
電気接点開の状態における縦断面図である。サーモスイ
ッチは、連結部材17、固定支持部13aを有する可動
側端子13、固定接点16を有する固定側端子15、可
動接点14を有する可動接点板12、バイメタル11と
を主要構成部材とする。連結部材17は、可動側端子1
3と固定側端子15を所定間隔に同時成形で連結固定す
る電気絶縁性のプラスチックからなる。可動側端子13
は、導電材料で切り起こしにて可動接点板12の基端を
かしめ固定する固定支点部13aを形成している。固定
側端子15は、導電材料で切り起こしにて固定接点16
をかしめ止め固定する支持片15aを形成している。可
動接点板12は、導電ばね板材を打ち抜いた平板で、固
定支持部13aに基端がかしめ止め固定され、可動接点
14を自由端にかしめ止めし、バイメタル11を嵌着す
るための取付片12a、脱落防止片12bを有し、更
に、支点が可動接点板12の支点(かしめ固定端)と同
一方向(固定支持部13a側)となる舌片12dを一体
に形成し、かつ、バイメタル11のほぼ中央に対応して
舌片12dに凸部12cを形成している。バイメタル1
1は、平板を打ち抜き球面成形され、可動接点板12上
に取付片12a、脱落防止片12bにより嵌着されてい
る。
例との相違点は、前記舌片12dの巾b2を前記可動接
点板12の巾b1の1/2以下としてあることである
(図5参照;バイメタル11を取り除いた平面図)。 〔実施例3〕本実施例において、第1実施例との相違点
は、前記舌部12dの前記連結部材17方向への変位を
拘束するためにストッパー12eを設けたことである
(図1参照)。
向への変位を拘束する手段は、前記ストッパー12eの
かわりの手段によっても良い。 〔第4実施例〕前記凸部12cの形状(しぼり形状)は
U字形、V字形、半円形のほかバイメタル11のほぼ中
央に点または線接触で当接できる形状になっているもの
ならばよい。
時、サーモスイッチの電気接点機構は可動接点板12の
ばね押圧力によって電気接点閉の状態にある(図1参
照)。バイメタル11が温度過昇を検出すると、取付片
12a、凸部12cを支点として反転動作し、可動接点
板12を持ち上げて電気接点開の状態になる(図3参
照)。
気接点開時の可動接点板2の支点はA1からA2点にか
わり(図8参照)、可動接点板2のばね定数が大きくな
ったのに対し本実施例では、バイメタル11の反転の支
点である凸部12cが舌片12dに形成されているの
で、電気接点開時に可動接点板12がバイメタル11よ
り連結部材17方向に受ける負荷は舌片12dの支点部
でわずかに存在するだけであり(可動接点板12に対す
る舌片12dの相対変位により決定されるモーメント
力)、可動接点板12の支点はA1からかわることはな
い。よって、従来例のように電気接点の開閉前後で可動
接点板12のばね定数がかわることはなくバイメタル1
1にかかる負荷が従来例より大きく軽減される。よっ
て、サーモスイッチの寿命を従来より飛躍的に長くする
ことできる。また、バイメタル11への負荷が小さくな
るのでバイメタル11の反転時の変位があまり抑制され
ることがなく大きく変位するので、電気接点ギャップG
2が大きくなり、次に電気接点が閉に復帰する際にチャ
タリング現象が発生することがなくなる。
2dの巾を可動接点板12の巾の1/2以下にすること
により可動接点板12のかしめ端近傍での応力の軽減を
はかることできる。また、実施例3のように舌片12d
の連結部材17への変位を拘束するためにストッパー1
2eを設けたことにより、電気接点開時にバイメタル1
1により凸部12cを押圧され舌片12dが連結部材1
7方向へ変位するが、この変位を小さくすることができ
る。これにより、バイメタル11の反転時の支点(凸部
12c先端)を連結部材17に対して高い位置に維持で
きるので、電気接点ギャップG2を大きくすることがで
きる。
す。図4は通常における電気接点閉の状態における縦断
面図である。本実施例において、第1実施例との相違点
は、電気接点閉の状態で前記バイメタル11が前記取付
片12aと常に安定して接触するように、前記舌片12
dの凸部12cで前記バイメタル11を押圧したことで
ある。
12dが連結部材17側にたわみ、バイメタル11と取
付片12aの接触状態はかわらない。尚、この時舌片1
2dのばね定数は、バイメタル11の徐動変位量分だけ
舌片12dが凸部12cの位置で変位するのに必要な荷
重が、可動接点板12による電気接点圧力よりも充分小
さくなるようにする(電気接点開時チャタリング発生防
止)のである。
では、図6に示すように、バイメタル1の徐動が電気接
点開時に関わらないようにするために(電気接点開時チ
ャタリング発生防止)、バイメタル1を取付片2aで遊
びをもたせて嵌着している。これにより、バイメタル1
と取付片2cあるいは可動接点板2との接触状態が、サ
ーモスイッチの姿勢によってかわり非常に不安定であっ
た。よって、可動接点板2(取付片2c)からバイメタ
ル1への熱伝導が不安定になり(可動接点板は負荷電流
により発熱している)、サーモスイッチの動作温度や動
作に要する時間にばらつきが生じ、安全性に問題がある
のである。ところが、本実施例によると、舌片12dで
バイメタル11を押圧することにより、常にバイメタル
11を取付片12aに安定して接触させることができる
ので、前記従来の問題は解決され、サーモスイッチの動
作温度や動作に要する時間の精度を向上し、安全性を向
上できる。
転の支点である凸部が舌片に形成されており、電気接点
開時に可動接点板の支点位置がかわることはないので、
電気接点開閉前後で可動接点板のばね定数がかわること
はなく、バイメタルにかかる負荷が従来より大きく軽減
される。よって、サーモスイッチの寿命を従来より飛躍
的に長くすることができる。しかも、バイメタルへの負
荷が小さくなり、バイメタルの反転時の変位があまり抑
制されることがなく大きく変位するので、電気接点ギャ
ップが大きくなり、次に電気接点が閉に復帰する際にチ
ャタリング現象が発生することがなくなる。
る。
る。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 可動接点を備えたばね性を有する可動接
点板に、複数点で嵌着されるバイメタルの熱応動を伝達
して、電気接点を開閉するサーモスイッチにおいて、支
点が前記可動接点板の支点と同一端側となる舌片を前記
可動接点板と一体に形成し、かつ前記バイメタルの略中
央に対応して前記舌片にバイメタル側に突出する凸部を
形成したことを特徴とするサーモスイッチ。 - 【請求項2】 前記舌片の巾を前記可動接点板の巾の1
/2以下にしたことを特徴とする請求項1記載のサーモ
スイッチ。 - 【請求項3】 前記舌片の変位のうち、前記バイメタル
と反対側への変位を拘束する手段を設けたことを特徴と
する請求項1記載のサーモスイッチ。 - 【請求項4】 前記凸部形状がU字形、V字形、半円形
のうちいずれかであることを特徴とする請求項1記載の
サーモスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12438593A JP2784132B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | サーモスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12438593A JP2784132B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | サーモスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333477A JPH06333477A (ja) | 1994-12-02 |
JP2784132B2 true JP2784132B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=14884105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12438593A Expired - Fee Related JP2784132B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | サーモスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784132B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107077990B (zh) * | 2014-10-20 | 2018-12-11 | 打矢恒温器株式会社 | 温度开关 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12438593A patent/JP2784132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06333477A (ja) | 1994-12-02 |
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