JPH0628805A - ヘッドアクチュエータ - Google Patents
ヘッドアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0628805A JPH0628805A JP18327092A JP18327092A JPH0628805A JP H0628805 A JPH0628805 A JP H0628805A JP 18327092 A JP18327092 A JP 18327092A JP 18327092 A JP18327092 A JP 18327092A JP H0628805 A JPH0628805 A JP H0628805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric element
- leaf spring
- displacement
- link mechanism
- displaced
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧電素子の変位拡大率を、拡大リンク機構の寸
法を大きくすることなく増大させる。 【構成】弾性部材によって形成された拡大リンク機構1
は、圧電素子2,3の微小変位を拡大して板ばね4を撓
ませ、板ばね4の中央に固定された磁気ヘッド5を変位
させる。拡大リンク機構1の第1の梃部11,21の一
方端は、ヒンジ部1a,2aを介して圧電素子2と接合
しており、ヒンジ部1b,2bを支点として他方端のヒ
ンジ部1c,2cを拡大変位させる。また、第2の梃部
12,22の一方端は、ヒンジ部1d,2dを介して圧
電素子3と接合しており、ヒンジ部1c,2cを支点と
して他方端を拡大変位させ、板ばね4を撓ませる。
法を大きくすることなく増大させる。 【構成】弾性部材によって形成された拡大リンク機構1
は、圧電素子2,3の微小変位を拡大して板ばね4を撓
ませ、板ばね4の中央に固定された磁気ヘッド5を変位
させる。拡大リンク機構1の第1の梃部11,21の一
方端は、ヒンジ部1a,2aを介して圧電素子2と接合
しており、ヒンジ部1b,2bを支点として他方端のヒ
ンジ部1c,2cを拡大変位させる。また、第2の梃部
12,22の一方端は、ヒンジ部1d,2dを介して圧
電素子3と接合しており、ヒンジ部1c,2cを支点と
して他方端を拡大変位させ、板ばね4を撓ませる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドアクチュエータに
関し、特に磁気ヘッドをテープ幅方向に変位させるヘッ
ドアクチュエータに関する。
関し、特に磁気ヘッドをテープ幅方向に変位させるヘッ
ドアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドアクチュエータは、図3に
示すように、梃の原理を利用した拡大リンク機構21の
一方端に圧電素子22を設け、他方端の板ばね23上の
中央に磁気ヘッド24を固定している。圧電素子22に
電圧を印加して微小変位させることにより、拡大リンク
機構21の他方端は拡大変位して板ばね23が撓む。こ
の板ばね23の撓みにより磁気ヘッド24をテープ幅方
向に変位させている。
示すように、梃の原理を利用した拡大リンク機構21の
一方端に圧電素子22を設け、他方端の板ばね23上の
中央に磁気ヘッド24を固定している。圧電素子22に
電圧を印加して微小変位させることにより、拡大リンク
機構21の他方端は拡大変位して板ばね23が撓む。こ
の板ばね23の撓みにより磁気ヘッド24をテープ幅方
向に変位させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のヘッド
アクチュエータは、梃の原理を利用した拡大リンク機構
により圧電素子の微小変位を拡大している。このため、
変位拡大率を大きくするためにはサイズを大きくする必
要があり、例えば、小型の回転ドラムに搭載して使用す
るためには、約15mm角以内に収めなければならず、
変位拡大率に限界が生じる。また、圧電素子の電圧対変
位特性にはヒステリシスが存在するため、変位に対して
印加電圧を一意的に設定できないという問題点がある。
アクチュエータは、梃の原理を利用した拡大リンク機構
により圧電素子の微小変位を拡大している。このため、
変位拡大率を大きくするためにはサイズを大きくする必
要があり、例えば、小型の回転ドラムに搭載して使用す
るためには、約15mm角以内に収めなければならず、
変位拡大率に限界が生じる。また、圧電素子の電圧対変
位特性にはヒステリシスが存在するため、変位に対して
印加電圧を一意的に設定できないという問題点がある。
【0004】本発明の目的は、拡大リンク機構の寸法を
大きくすることなく圧電素子の変位拡大率を大きくで
き、また、圧電素子のヒステリシス特性の影響を軽減で
きるヘッドアクチュエータを提供することにある。
大きくすることなく圧電素子の変位拡大率を大きくで
き、また、圧電素子のヒステリシス特性の影響を軽減で
きるヘッドアクチュエータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッドアクチュ
エータは、圧電素子の微小変位を拡大して板ばねを撓ま
せることにより前記板ばねの中央に固定された磁気ヘッ
ドを変位させるヘッドアクチュエータであって、第1の
圧電素子と、一方端に接合された前記第1の圧電素子の
微小変位を拡大して他方端を変位させる第1の梃部と、
第2の圧電素子と、前記第1の梃部の他方端を支点とし
て前記第2の圧電素子の微小変位を拡大し他方端に接合
された前記板ばねを撓ませる第2の梃部とを備えて構成
される。また、前記第1および第2の圧電素子の内いず
れか一方に前記圧電素子のヒステリシス特性を補正する
ような電圧を供給するように構成してもよい。
エータは、圧電素子の微小変位を拡大して板ばねを撓ま
せることにより前記板ばねの中央に固定された磁気ヘッ
ドを変位させるヘッドアクチュエータであって、第1の
圧電素子と、一方端に接合された前記第1の圧電素子の
微小変位を拡大して他方端を変位させる第1の梃部と、
第2の圧電素子と、前記第1の梃部の他方端を支点とし
て前記第2の圧電素子の微小変位を拡大し他方端に接合
された前記板ばねを撓ませる第2の梃部とを備えて構成
される。また、前記第1および第2の圧電素子の内いず
れか一方に前記圧電素子のヒステリシス特性を補正する
ような電圧を供給するように構成してもよい。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0007】図1は本発明の一実施例を示す斜視図であ
る。ここで、弾性部材によって形成された拡大リンク機
構1は、圧電素子2,3の微小変位を拡大して板ばね4
を撓ませ、板ばね4の中央に固定された磁気ヘッド5を
テープ幅方向に変位させる。
る。ここで、弾性部材によって形成された拡大リンク機
構1は、圧電素子2,3の微小変位を拡大して板ばね4
を撓ませ、板ばね4の中央に固定された磁気ヘッド5を
テープ幅方向に変位させる。
【0008】ところで、拡大リンク機構1は、圧電素子
2の微小変位を拡大する第1の梃部11,21と、圧電
素子3の微小変位を拡大する第2の梃部12,22との
相乗作用によって、拡大率を大幅に増大するように形成
されている。
2の微小変位を拡大する第1の梃部11,21と、圧電
素子3の微小変位を拡大する第2の梃部12,22との
相乗作用によって、拡大率を大幅に増大するように形成
されている。
【0009】すなわち、第1の梃部11,21の一方端
は、ヒンジ部1a,2aを介して圧電素子2と接合して
おり、ヒンジ部1b,2bを支点として他方端のヒンジ
部1c,2cを拡大変位させる。また、第2の梃部1
2,22の一方端は、ヒンジ部1d,2dを介して圧電
素子3と接合しており、ヒンジ部1c,2cを支点とし
て他方端を拡大変位させ、板ばね4を撓ませる。
は、ヒンジ部1a,2aを介して圧電素子2と接合して
おり、ヒンジ部1b,2bを支点として他方端のヒンジ
部1c,2cを拡大変位させる。また、第2の梃部1
2,22の一方端は、ヒンジ部1d,2dを介して圧電
素子3と接合しており、ヒンジ部1c,2cを支点とし
て他方端を拡大変位させ、板ばね4を撓ませる。
【0010】この場合、圧電素子2および3に同時に電
圧を印加して変位させることにより、第1および第2の
梃部の相乗作用によって、拡大率を飛躍的に増大させる
ことができる。いま、例えば、圧電素子2を伸長させた
とき、ヒンジ部1a,2aは外側に変位するので、第1
の梃部11,21の他方端のヒンジ部1c,2c、すな
わち第2の梃部12,22の支点は内側に拡大変位す
る。従って、このとき、圧電素子3を伸長させることに
より、第2の梃部12,22の他方端は、第1および第
2の梃部の相乗作用によって、更に拡大して内側に変位
する。
圧を印加して変位させることにより、第1および第2の
梃部の相乗作用によって、拡大率を飛躍的に増大させる
ことができる。いま、例えば、圧電素子2を伸長させた
とき、ヒンジ部1a,2aは外側に変位するので、第1
の梃部11,21の他方端のヒンジ部1c,2c、すな
わち第2の梃部12,22の支点は内側に拡大変位す
る。従って、このとき、圧電素子3を伸長させることに
より、第2の梃部12,22の他方端は、第1および第
2の梃部の相乗作用によって、更に拡大して内側に変位
する。
【0011】図2は、圧電素子の印加電圧と拡大変位量
との関係を示す図であり、圧電素子3のみによる拡大変
位量と、圧電素子2,3の相乗による拡大変位量とを比
較して示している。ここで、圧電素子のヒステリシス特
性により、電圧上昇時と下降時の変位量の変化は図示し
たように相違する。
との関係を示す図であり、圧電素子3のみによる拡大変
位量と、圧電素子2,3の相乗による拡大変位量とを比
較して示している。ここで、圧電素子のヒステリシス特
性により、電圧上昇時と下降時の変位量の変化は図示し
たように相違する。
【0012】ところで、このようなヒステリシス特性の
影響を軽減するためには、圧電素子2,3のいずれか一
方にヒステリシス特性を補正するような電圧を供給すれ
ばよい。
影響を軽減するためには、圧電素子2,3のいずれか一
方にヒステリシス特性を補正するような電圧を供給すれ
ばよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、弾性部材
によって形成する拡大リンク機構として、圧電素子の変
位を拡大する2つの梃部を互いに係合させ、各梃部の一
方端を圧電素子によってそれぞれ変位させることによ
り、形状を大きくすることなく、2つの梃部の相乗作用
によって拡大率を飛躍的に増大させることができるの
で、小型かつ拡大率の大きなヘッドアクチュエータが得
られる。また、2つの圧電素子の一方に、圧電素子のヒ
ステリシス特性を補正するような電圧を供給することに
より、ヒステリシス特性の影響を軽減できるので、高精
度の変位制御が可能となる。
によって形成する拡大リンク機構として、圧電素子の変
位を拡大する2つの梃部を互いに係合させ、各梃部の一
方端を圧電素子によってそれぞれ変位させることによ
り、形状を大きくすることなく、2つの梃部の相乗作用
によって拡大率を飛躍的に増大させることができるの
で、小型かつ拡大率の大きなヘッドアクチュエータが得
られる。また、2つの圧電素子の一方に、圧電素子のヒ
ステリシス特性を補正するような電圧を供給することに
より、ヒステリシス特性の影響を軽減できるので、高精
度の変位制御が可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】圧電素子への印加電圧と変位量との関係を示す
図である。
図である。
【図3】従来のヘッドアクチュエータの一例を示す斜視
図である。
図である。
1 拡大リンク機構 2,3 圧電素子 4 板ばね 5 磁気ヘッド 11,12 第1の梃部 12,22 第2の梃部 1a〜2d ヒンジ部
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電素子の微小変位を拡大して板ばねを
撓ませることにより前記板ばねの中央に固定された磁気
ヘッドを変位させるヘッドアクチュエータであって、第
1の圧電素子と、一方端に接合された前記第1の圧電素
子の微小変位を拡大して他方端を変位させる第1の梃部
と、第2の圧電素子と、前記第1の梃部の他方端を支点
として前記第2の圧電素子の微小変位を拡大し他方端に
接合された前記板ばねを撓ませる第2の梃部とを備える
ことを特徴とするヘッドアクチュエータ。 - 【請求項2】 請求項1記載のヘッドアクチュエータに
おいて、前記第1および第2の圧電素子の内いずれか一
方に前記圧電素子のヒステリシス特性を補正するような
電圧が供給されることを特徴とするヘッドアクチュエー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18327092A JPH0628805A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ヘッドアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18327092A JPH0628805A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ヘッドアクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628805A true JPH0628805A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16132725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18327092A Withdrawn JPH0628805A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ヘッドアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628805A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7332848B2 (en) | 2004-03-15 | 2008-02-19 | Akita Prefecture | Method of damping actuator and actuator |
WO2010079580A1 (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Ntn株式会社 | マイクロインジェクション装置および方法 |
JP2011090424A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 触感フィードバックタッチパネル |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18327092A patent/JPH0628805A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7332848B2 (en) | 2004-03-15 | 2008-02-19 | Akita Prefecture | Method of damping actuator and actuator |
WO2010079580A1 (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-15 | Ntn株式会社 | マイクロインジェクション装置および方法 |
JP2011090424A (ja) * | 2009-10-21 | 2011-05-06 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 触感フィードバックタッチパネル |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |