JPH05326380A - 薄膜組成物とこれを用いたx線露光用マスク - Google Patents
薄膜組成物とこれを用いたx線露光用マスクInfo
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- JPH05326380A JPH05326380A JP16444692A JP16444692A JPH05326380A JP H05326380 A JPH05326380 A JP H05326380A JP 16444692 A JP16444692 A JP 16444692A JP 16444692 A JP16444692 A JP 16444692A JP H05326380 A JPH05326380 A JP H05326380A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄膜デバイス、特に、X線露光用マスクのX
線吸収体に適した、内部応力の低い薄膜を得ること。 【構成】 Taと、WあるいはMo金属からなる金属板
をターゲットとし、アルゴンガスをスパッタガスとした
スパッタ法を用い、Ta−W、Ta−Mo薄膜組成物中
のW、Mo含有量が各々5〜25、5〜30at%であ
る薄膜組成物を形成する。これにより、内部応力の低い
薄膜組成物を得ることができ、X線露光用マスクのX線
吸収体への適用により、露光対象物のパターン精度を向
上できる。
線吸収体に適した、内部応力の低い薄膜を得ること。 【構成】 Taと、WあるいはMo金属からなる金属板
をターゲットとし、アルゴンガスをスパッタガスとした
スパッタ法を用い、Ta−W、Ta−Mo薄膜組成物中
のW、Mo含有量が各々5〜25、5〜30at%であ
る薄膜組成物を形成する。これにより、内部応力の低い
薄膜組成物を得ることができ、X線露光用マスクのX線
吸収体への適用により、露光対象物のパターン精度を向
上できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細パターンの半導体
装置の製造に使用されるX線リソグラフィー技術等に用
いられるX線露光用マスクと、そのX線吸収体に使用さ
れる薄膜等に用いられる内部応力の小さい薄膜組成物に
関するものである。
装置の製造に使用されるX線リソグラフィー技術等に用
いられるX線露光用マスクと、そのX線吸収体に使用さ
れる薄膜等に用いられる内部応力の小さい薄膜組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高密度化にとも
ない、配線パターンの線間、並びに幅は、ますます微細
化する傾向にあり、そのための微細加工技術としてX線
リソグラフィー技術の研究開発が急速に進展している。
このX線リソグラフィー技術では、サブミクロンオーダ
ーの所定のパターンが形成されたX線露光用マスクと露
光対象物とを10μm 程度の間隔で平行に保持し、X線
露光用マスクを通して露光対象物にX線を照射し、パタ
ーンを露光対象物に転写する。(ここにサブミクロン
は、ミクロン(μm)よりも一桁単位の低いオーダーを
いう)。
ない、配線パターンの線間、並びに幅は、ますます微細
化する傾向にあり、そのための微細加工技術としてX線
リソグラフィー技術の研究開発が急速に進展している。
このX線リソグラフィー技術では、サブミクロンオーダ
ーの所定のパターンが形成されたX線露光用マスクと露
光対象物とを10μm 程度の間隔で平行に保持し、X線
露光用マスクを通して露光対象物にX線を照射し、パタ
ーンを露光対象物に転写する。(ここにサブミクロン
は、ミクロン(μm)よりも一桁単位の低いオーダーを
いう)。
【0003】X線露光用マスクは、(図1)に示すよう
に、サブミクロンオーダーのパターニングがされたX線
吸収体5と、X線吸収体5を支持するX線透過体2と、
両者を固定する支持枠1からなる。従来、X線吸収体に
はタンタル(Ta)やタングステン(W)などの重金属
薄膜が、X線透過体には窒化シリコン(SiNx)薄膜
が、支持枠にはシリコン(Si)ウェーハをエッチング
した円形のSiが用いられてきた。SiNx薄膜は減圧
化学的気相堆積法で、重金属薄膜はスパッタ法で形成さ
れてきた。
に、サブミクロンオーダーのパターニングがされたX線
吸収体5と、X線吸収体5を支持するX線透過体2と、
両者を固定する支持枠1からなる。従来、X線吸収体に
はタンタル(Ta)やタングステン(W)などの重金属
薄膜が、X線透過体には窒化シリコン(SiNx)薄膜
が、支持枠にはシリコン(Si)ウェーハをエッチング
した円形のSiが用いられてきた。SiNx薄膜は減圧
化学的気相堆積法で、重金属薄膜はスパッタ法で形成さ
れてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記X線リソグラフィ
ー技術を用いて、サブミクロンオーダーのパターニング
を前記露光対象物に施す場合、X線露光用マスクのX線
吸収体のパターン精度により、露光後の、露光対象物の
パターン精度が大きく変化する。例えば、前記SiNx
X線透過体は、109dyn/cm2 台の引っ張り応力
を有しているため、裏面のSi支持枠がパターン面側に
凹に変形する問題がある。そのSi支持枠の変形のた
め、X線露光用マスクの表面平滑性が悪くなり、露光後
の露光対象物のパターン精度が悪くなる。もっともSi
支持枠の変形に関しては、Si支持枠の厚みを厚くし、
補強材を設けることで解決できる。
ー技術を用いて、サブミクロンオーダーのパターニング
を前記露光対象物に施す場合、X線露光用マスクのX線
吸収体のパターン精度により、露光後の、露光対象物の
パターン精度が大きく変化する。例えば、前記SiNx
X線透過体は、109dyn/cm2 台の引っ張り応力
を有しているため、裏面のSi支持枠がパターン面側に
凹に変形する問題がある。そのSi支持枠の変形のた
め、X線露光用マスクの表面平滑性が悪くなり、露光後
の露光対象物のパターン精度が悪くなる。もっともSi
支持枠の変形に関しては、Si支持枠の厚みを厚くし、
補強材を設けることで解決できる。
【0005】ところで、X線露光用マスクの変形により
パターン精度を悪くするもう一つの要因として、X線吸
収体の内部応力がある。すなわち、TaやWのX線吸収
体薄膜を製造する場合、TaやWは高い融点を有するた
め、TaあるいはW金属材料の真空加熱によって気化し
た蒸気を基板に接触させてTaあるいはWの薄膜を堆積
させる、真空加熱蒸着法をもちいることが困難であり、
一般には、不活性ガスの放電雰囲気でのスパッタ現象を
利用したスパッタ法が用いられている。
パターン精度を悪くするもう一つの要因として、X線吸
収体の内部応力がある。すなわち、TaやWのX線吸収
体薄膜を製造する場合、TaやWは高い融点を有するた
め、TaあるいはW金属材料の真空加熱によって気化し
た蒸気を基板に接触させてTaあるいはWの薄膜を堆積
させる、真空加熱蒸着法をもちいることが困難であり、
一般には、不活性ガスの放電雰囲気でのスパッタ現象を
利用したスパッタ法が用いられている。
【0006】しかしながら、スパッタ法を用いて金属薄
膜を形成した場合、薄膜中への不活性ガスの混入やスパ
ッタダメージによる、スパッタ法に固有の薄膜の内部応
力の増大の問題があり、形成したTaあるいはWは10
10dyn/cm2 と大きい圧縮応力を有する。スパッタ
法により形成したTaあるいはWの内部応力は、薄膜形
成のためのスパッタ条件を変えることで制御が可能であ
るが、スパッタ条件を変えて内部応力を減少させたTa
あるいはW薄膜は、薄膜の結晶性が悪く密度が小さいた
めに、パターニングの際のエッチング特性が悪く、パタ
ーン形状が悪くなる。
膜を形成した場合、薄膜中への不活性ガスの混入やスパ
ッタダメージによる、スパッタ法に固有の薄膜の内部応
力の増大の問題があり、形成したTaあるいはWは10
10dyn/cm2 と大きい圧縮応力を有する。スパッタ
法により形成したTaあるいはWの内部応力は、薄膜形
成のためのスパッタ条件を変えることで制御が可能であ
るが、スパッタ条件を変えて内部応力を減少させたTa
あるいはW薄膜は、薄膜の結晶性が悪く密度が小さいた
めに、パターニングの際のエッチング特性が悪く、パタ
ーン形状が悪くなる。
【0007】このスパッタ条件を変えた場合、内部応力
と密度は相反する関係になるため、スパッタ条件のコン
トロールにより、内部応力が小さく、且つパターン形状
の良好なX線吸収体を得るのは困難である。その結果、
X線吸収体であるTaあるいはW薄膜の内部応力によ
り、X線露光用マスクが変形し、上記理由によって露光
後の露光対象物のパターン精度が悪くなる課題は、X線
吸収体であるTaあるいはWの薄膜材料の本質に関わる
問題であった。
と密度は相反する関係になるため、スパッタ条件のコン
トロールにより、内部応力が小さく、且つパターン形状
の良好なX線吸収体を得るのは困難である。その結果、
X線吸収体であるTaあるいはW薄膜の内部応力によ
り、X線露光用マスクが変形し、上記理由によって露光
後の露光対象物のパターン精度が悪くなる課題は、X線
吸収体であるTaあるいはWの薄膜材料の本質に関わる
問題であった。
【0008】上記、X線露光用マスクだけでなく薄膜を
用いたデバイス全般にわたって、薄膜の内部応力の問題
は重要であり、内部応力が大きな薄膜をデバイスに用い
た場合では、薄膜材料の性能が十分発揮できない、ある
いは、薄膜が剥がれデバイスの作製が困難になるなどの
様々な問題があった。
用いたデバイス全般にわたって、薄膜の内部応力の問題
は重要であり、内部応力が大きな薄膜をデバイスに用い
た場合では、薄膜材料の性能が十分発揮できない、ある
いは、薄膜が剥がれデバイスの作製が困難になるなどの
様々な問題があった。
【0009】本発明は、このような従来のX線露光用マ
スクの課題を考慮し、薄膜材料の本質的な性質により、
内部応力を小さく出来る薄膜組成物及びそれを利用した
X線露光用マスクの提供を目的とするものである。
スクの課題を考慮し、薄膜材料の本質的な性質により、
内部応力を小さく出来る薄膜組成物及びそれを利用した
X線露光用マスクの提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、転移現象によ
り複数の結晶構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を
取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質と
を主体とし、結晶構造が転移する以前の結晶構造と転移
後の結晶構造とが混在した薄膜組成物を形成するもので
あり、さらに詳しくは、前記転移現象により複数の結晶
構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を取り得る物質
への添加により転移現象を誘起する物質とからなる薄膜
組成物の組成比を特定することにより前記結晶構造が混
在した薄膜組成物を形成するものである。
り複数の結晶構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を
取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質と
を主体とし、結晶構造が転移する以前の結晶構造と転移
後の結晶構造とが混在した薄膜組成物を形成するもので
あり、さらに詳しくは、前記転移現象により複数の結晶
構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を取り得る物質
への添加により転移現象を誘起する物質とからなる薄膜
組成物の組成比を特定することにより前記結晶構造が混
在した薄膜組成物を形成するものである。
【0011】また、X線露光用マスクのX線吸収体を、
TaやWなどのX線吸収率の大きな金属元素を主体とし
て構成した前記結晶構造が混在した薄膜組成物とするも
のである。
TaやWなどのX線吸収率の大きな金属元素を主体とし
て構成した前記結晶構造が混在した薄膜組成物とするも
のである。
【0012】
【作用】本発明によって、同じ作製条件のもとで形成し
た薄膜組成物の内部応力を、組成比を特定しない従来の
薄膜組成物に比較して1/10以下に低減でき、内部応
力が1×108dyn/cm2以下の小さな値を示す薄膜
が比較的容易に実現できる。また、X線露光用マスクの
X線吸収体の薄膜材料へ、前記薄膜組成物を適用するこ
とにより、X線吸収体の内部応力に起因する露光対象物
のパターン精度を向上させることができる。
た薄膜組成物の内部応力を、組成比を特定しない従来の
薄膜組成物に比較して1/10以下に低減でき、内部応
力が1×108dyn/cm2以下の小さな値を示す薄膜
が比較的容易に実現できる。また、X線露光用マスクの
X線吸収体の薄膜材料へ、前記薄膜組成物を適用するこ
とにより、X線吸収体の内部応力に起因する露光対象物
のパターン精度を向上させることができる。
【0013】薄膜デバイス全般について、薄膜の剥がれ
の問題をなくすことができるとともに、薄膜材料の特性
を十分に引き出した薄膜デバイスが実現できる。
の問題をなくすことができるとともに、薄膜材料の特性
を十分に引き出した薄膜デバイスが実現できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0015】(実施例1)本発明の一実施例を記述す
る。転移現象により複数の結晶構造を取り得る物質とし
てTaを、また、複数の結晶構造を取り得る物質への添
加により転移現象を誘起する物質としてMoを選択し
た。TaとMoを主体とした薄膜組成物(以後Ta−M
o薄膜組成物と記述)の形成方法を説明する。
る。転移現象により複数の結晶構造を取り得る物質とし
てTaを、また、複数の結晶構造を取り得る物質への添
加により転移現象を誘起する物質としてMoを選択し
た。TaとMoを主体とした薄膜組成物(以後Ta−M
o薄膜組成物と記述)の形成方法を説明する。
【0016】使用した装置は、対向する1対の平板電極
(カソードとアノード)を真空槽に有し、平板電極間に
1ケのシャッターを有する高周波二極マグネトロンスパ
ッタ装置である。Ta金属板(直径100mm)上に均
等にMo板(5×5mm)を所定量ちりばめてなる金属
ターゲットを上記スパッタ装置のカソードに配置した。
また、アノードには基板としてガラス板を配置した。
(カソードとアノード)を真空槽に有し、平板電極間に
1ケのシャッターを有する高周波二極マグネトロンスパ
ッタ装置である。Ta金属板(直径100mm)上に均
等にMo板(5×5mm)を所定量ちりばめてなる金属
ターゲットを上記スパッタ装置のカソードに配置した。
また、アノードには基板としてガラス板を配置した。
【0017】真空槽内部を1×10-6Torr以下にま
で真空引きした後、バリアブルリークバルブを通して真
空槽内にアルゴンガスを導入し、真空槽内の圧力を5×
10 -3Torrに調整した。前記シャッターを平板電極
間に配置した状態でターゲットに300Wの高周波電力
を印加し、アルゴンプラズマを発生させてスパッタを開
始した(プリスパッタという)。
で真空引きした後、バリアブルリークバルブを通して真
空槽内にアルゴンガスを導入し、真空槽内の圧力を5×
10 -3Torrに調整した。前記シャッターを平板電極
間に配置した状態でターゲットに300Wの高周波電力
を印加し、アルゴンプラズマを発生させてスパッタを開
始した(プリスパッタという)。
【0018】このプリスパッタを5分間行いターゲット
表面を清浄化した後、シャッターを開け、ターゲットの
材料であるTaとMoのスパッタ粒子を上記基板に供給
して所定の組成のTa−Mo薄膜組成物を基板上に堆積
した。その際の、基板温度は室温とした。このスパッタ
時間を制御してTa−Mo薄膜組成物の厚みを500n
mとした。
表面を清浄化した後、シャッターを開け、ターゲットの
材料であるTaとMoのスパッタ粒子を上記基板に供給
して所定の組成のTa−Mo薄膜組成物を基板上に堆積
した。その際の、基板温度は室温とした。このスパッタ
時間を制御してTa−Mo薄膜組成物の厚みを500n
mとした。
【0019】上記手法により形成したTa−Mo薄膜組
成物のMo含有量を誘導結合プラズマ質量分析法で、ま
たTa−Mo薄膜組成物の構造をX線回折法で調べた。
さらに、薄膜のストレスを光学顕微鏡により測定した基
板の反りから算出した。
成物のMo含有量を誘導結合プラズマ質量分析法で、ま
たTa−Mo薄膜組成物の構造をX線回折法で調べた。
さらに、薄膜のストレスを光学顕微鏡により測定した基
板の反りから算出した。
【0020】(図2)は、Ta−Mo薄膜組成物の構
造、及び内部応力と膜中のMo含有量との関係を示す図
であり、本発明にかかる一実施例のTa−Mo薄膜組成
物の組成は、Ta1-xMox(なお、x=0.05〜0.
25、すなわち、Mo含有量5〜25at%)である。
造、及び内部応力と膜中のMo含有量との関係を示す図
であり、本発明にかかる一実施例のTa−Mo薄膜組成
物の組成は、Ta1-xMox(なお、x=0.05〜0.
25、すなわち、Mo含有量5〜25at%)である。
【0021】(図2)に示す通り、Mo含有量が5at
%以下のTa−Mo薄膜組成物はテトラゴナル(tetrago
nal)構造を、Mo含有量が約20at%以上のTa−M
o薄膜組成物はキュービック(cubic)構造を主体とした
構造を、Mo含有量が5〜20at%のTa−Mo薄膜
組成物は、tetragonal構造とcubic構造とが混在した構
造を有する。
%以下のTa−Mo薄膜組成物はテトラゴナル(tetrago
nal)構造を、Mo含有量が約20at%以上のTa−M
o薄膜組成物はキュービック(cubic)構造を主体とした
構造を、Mo含有量が5〜20at%のTa−Mo薄膜
組成物は、tetragonal構造とcubic構造とが混在した構
造を有する。
【0022】Ta−Mo薄膜組成物の構造と薄膜内部応
力とは、密接な関係があり、構造がtetragonalからcubi
cへと変化した後のcubic構造を有するMo含有量20〜
55at%の薄膜では、圧縮応力が高くなり、最大1.
6×1010dyn/cm2 の値にまで達した。この原因
は、この組成のTa−Mo薄膜組成物では、TaとMo
の原子配列が不規則的になっているためであると考えら
れる。
力とは、密接な関係があり、構造がtetragonalからcubi
cへと変化した後のcubic構造を有するMo含有量20〜
55at%の薄膜では、圧縮応力が高くなり、最大1.
6×1010dyn/cm2 の値にまで達した。この原因
は、この組成のTa−Mo薄膜組成物では、TaとMo
の原子配列が不規則的になっているためであると考えら
れる。
【0023】一方、構造がtetragonalからcubicへと変
化する途中過程の、Mo含有量約13at%の薄膜で
は、極端に圧縮応力が低減し、1×108dyn/cm2
以下の低い内部応力を実現できた。この原因は、Ta
−Mo薄膜組成物のX線回折パターンに、tetragonal構
造に加えてcubic構造のピークが観察されることから、t
etragonal構造とcubic構造の混在に起因すると考えられ
る。
化する途中過程の、Mo含有量約13at%の薄膜で
は、極端に圧縮応力が低減し、1×108dyn/cm2
以下の低い内部応力を実現できた。この原因は、Ta
−Mo薄膜組成物のX線回折パターンに、tetragonal構
造に加えてcubic構造のピークが観察されることから、t
etragonal構造とcubic構造の混在に起因すると考えられ
る。
【0024】以上のように、Ta−Mo薄膜組成物中の
Mo含有量を所定の値に制御することによって、転移現
象により複数の結晶構造を取り得る物質(すなわちT
a)と、複数の結晶構造を取り得る物質への添加により
転移現象を誘起する物質(すなわちMo)の構造が混在
した薄膜組成物を形成することができ、内部応力が圧縮
応力1×108dyn/cm2 以下の極端に低い薄膜を
形成できた。なお、Ta−Mo薄膜組成物中のMo含有
量は、誤差を考慮した上で、実験例より5〜25at
%、特に8〜16at%が望ましいといえる。
Mo含有量を所定の値に制御することによって、転移現
象により複数の結晶構造を取り得る物質(すなわちT
a)と、複数の結晶構造を取り得る物質への添加により
転移現象を誘起する物質(すなわちMo)の構造が混在
した薄膜組成物を形成することができ、内部応力が圧縮
応力1×108dyn/cm2 以下の極端に低い薄膜を
形成できた。なお、Ta−Mo薄膜組成物中のMo含有
量は、誤差を考慮した上で、実験例より5〜25at
%、特に8〜16at%が望ましいといえる。
【0025】(実施例2)次に、転移現象により複数の
結晶構造を取り得る物質をTa、また、複数の結晶構造
を取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質
をWとした、TaとWとからなる薄膜組成物(以後Ta
−W薄膜組成物と記述)の場合について、Ta−Mo薄
膜組成物と同様に調べた結果について説明する。Ta−
W薄膜組成物は、実施例1で記述したTa−Mo薄膜組
成物の場合のMo板(5×5mm)に代えてW板(5×
5mm)を用いることにより形成できた。
結晶構造を取り得る物質をTa、また、複数の結晶構造
を取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質
をWとした、TaとWとからなる薄膜組成物(以後Ta
−W薄膜組成物と記述)の場合について、Ta−Mo薄
膜組成物と同様に調べた結果について説明する。Ta−
W薄膜組成物は、実施例1で記述したTa−Mo薄膜組
成物の場合のMo板(5×5mm)に代えてW板(5×
5mm)を用いることにより形成できた。
【0026】(図3)は、Ta−W薄膜組成物の構造、
及び内部応力と膜中のW含有量との関係を示す図であ
り、本発明にかかる一実施例のTa−W薄膜組成物の組
成は、Ta1-xWx(なお、x=0.05〜0.30、す
なわち、W含有量5〜30at%)である。
及び内部応力と膜中のW含有量との関係を示す図であ
り、本発明にかかる一実施例のTa−W薄膜組成物の組
成は、Ta1-xWx(なお、x=0.05〜0.30、す
なわち、W含有量5〜30at%)である。
【0027】(図3)に示す通り、Ta−Mo薄膜組成
物の場合と同様の結果が得られた。すなわち、Wの添加
にともない、Ta−W薄膜組成物の構造はtetragonal構
造からcubic構造へと変化し、前記構造の混在が観察さ
れるW含有量約20at%のTa−W薄膜組成物で極端
に圧縮応力が低減し、1×108dyn/cm2 以下の
低い内部応力を実現できた。
物の場合と同様の結果が得られた。すなわち、Wの添加
にともない、Ta−W薄膜組成物の構造はtetragonal構
造からcubic構造へと変化し、前記構造の混在が観察さ
れるW含有量約20at%のTa−W薄膜組成物で極端
に圧縮応力が低減し、1×108dyn/cm2 以下の
低い内部応力を実現できた。
【0028】以上のように、Ta−W薄膜組成物中のW
含有量を所定の値に制御することによっても、転移現象
により複数の結晶構造を取り得る物質(すなわちTa)
と、複数の結晶構造を取り得る物質への添加により転移
現象を誘起する物質(すなわちW)の構造が混在した薄
膜組成物を形成することができ、薄膜内部応力が圧縮応
力1×108dyn/cm2 以下の極端に低い薄膜を形
成できた。なお、Ta−W薄膜組成物中のW含有量は、
誤差を考慮した上で、実験例より5〜30at%、特に
15〜25at%が望ましいといえる。
含有量を所定の値に制御することによっても、転移現象
により複数の結晶構造を取り得る物質(すなわちTa)
と、複数の結晶構造を取り得る物質への添加により転移
現象を誘起する物質(すなわちW)の構造が混在した薄
膜組成物を形成することができ、薄膜内部応力が圧縮応
力1×108dyn/cm2 以下の極端に低い薄膜を形
成できた。なお、Ta−W薄膜組成物中のW含有量は、
誤差を考慮した上で、実験例より5〜30at%、特に
15〜25at%が望ましいといえる。
【0029】(実施例3)実施例2記載の低い内部応力
を有する薄膜組成物を、X線露光マスクのX線吸収体に
適用し、露光対象物のパターン精度を調べた。実施例1
で記述したTa−Mo薄膜組成物と実施例2で記述した
Ta−W薄膜組成物のうちのTa−W薄膜組成物を選択
した理由は、Moに比較してWの方がよりX線吸収率が
高く、X線吸収体として適するためである。以下、図面
を用いて詳細に説明する。
を有する薄膜組成物を、X線露光マスクのX線吸収体に
適用し、露光対象物のパターン精度を調べた。実施例1
で記述したTa−Mo薄膜組成物と実施例2で記述した
Ta−W薄膜組成物のうちのTa−W薄膜組成物を選択
した理由は、Moに比較してWの方がよりX線吸収率が
高く、X線吸収体として適するためである。以下、図面
を用いて詳細に説明する。
【0030】まず、上記X線露光マスクの製造方法につ
いて説明する。(図4)は、本発明にかかるX線露光マ
スクの製造工程を示す図である。
いて説明する。(図4)は、本発明にかかるX線露光マ
スクの製造工程を示す図である。
【0031】まず、(図4)(a)に示すように、Si
ウエハ1上に、X線透過体としての窒化シリコン(Si
Nx)薄膜2を、プラズマCVD法を用いて2μmの厚
さに堆積した。
ウエハ1上に、X線透過体としての窒化シリコン(Si
Nx)薄膜2を、プラズマCVD法を用いて2μmの厚
さに堆積した。
【0032】その後、(図4)(b)に示すように、X
線吸収体として、Wを20at%含有した前記Ta−W
薄膜組成物3をスパッタ法で500nmの厚さに堆積し
た。
線吸収体として、Wを20at%含有した前記Ta−W
薄膜組成物3をスパッタ法で500nmの厚さに堆積し
た。
【0033】次に、(図4)(c)に示すように電子線
レジストを塗布し、露光と現像を行い、線幅200n
m、ピッチ400nmのレジストパターン4を形成し
た。その後、上記レジストパターン4をマスクとしてC
F4+O2ガスを反応ガスとしたドライエッチングを行
い、(図4)(d)に示すTa−W薄膜組成物の微細X
線吸収体パターン5を形成した。
レジストを塗布し、露光と現像を行い、線幅200n
m、ピッチ400nmのレジストパターン4を形成し
た。その後、上記レジストパターン4をマスクとしてC
F4+O2ガスを反応ガスとしたドライエッチングを行
い、(図4)(d)に示すTa−W薄膜組成物の微細X
線吸収体パターン5を形成した。
【0034】次に、Siウエハ1を裏面からエッチング
することで(図4)(e)に示すX線露光用マスクを作
製した。
することで(図4)(e)に示すX線露光用マスクを作
製した。
【0035】以上のように、本発明のX線露光マスク
は、エッチング加工されたSiウエハ(支持体)1、S
iNx薄膜のX線透過体2、Ta−W薄膜組成物の微細
X線吸収体パターン5により構成されることになる。
は、エッチング加工されたSiウエハ(支持体)1、S
iNx薄膜のX線透過体2、Ta−W薄膜組成物の微細
X線吸収体パターン5により構成されることになる。
【0036】このようにして形成したX線マスクの面内
Ta−W薄膜組成物のパターンの位置ずれを光波干渉式
座標測定機で測定した結果、50nm以下と十分に小さ
い値であった。また、Siウエハ1上に塗布したレジス
トを露光対象物として用い、本発明のX線露光用マスク
を用いてSOR光により露光を行なった結果、線幅20
0nm、ピッチ400nmの上記Siウエハ上のレジス
トのパターンを高精度に得ることができた。
Ta−W薄膜組成物のパターンの位置ずれを光波干渉式
座標測定機で測定した結果、50nm以下と十分に小さ
い値であった。また、Siウエハ1上に塗布したレジス
トを露光対象物として用い、本発明のX線露光用マスク
を用いてSOR光により露光を行なった結果、線幅20
0nm、ピッチ400nmの上記Siウエハ上のレジス
トのパターンを高精度に得ることができた。
【0037】なお、本発明は上述の通り、転移現象によ
り複数の結晶構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を
取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質と
を主体とし結晶構造が転移する以前の結晶構造と転移後
の結晶構造とが混在した薄膜組成物に固有の薄膜内部応
力の緩和現象を利用したことを特徴とする薄膜組成物、
および、前記薄膜組成物をX線吸収体としたX線露光用
マスクに関するものである。
り複数の結晶構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を
取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質と
を主体とし結晶構造が転移する以前の結晶構造と転移後
の結晶構造とが混在した薄膜組成物に固有の薄膜内部応
力の緩和現象を利用したことを特徴とする薄膜組成物、
および、前記薄膜組成物をX線吸収体としたX線露光用
マスクに関するものである。
【0038】したがって、薄膜組成物が、転移現象によ
り複数の結晶構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を
取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質と
を主体とし、結晶構造が転移する以前の結晶構造と転移
後の結晶構造とが混在し、前記結晶構造の混在にもとず
く薄膜内部応力の緩和現象を引き起こしておればよく、
薄膜組成物を構成する物質や薄膜組成物の製造方法、さ
らには、薄膜組成物中の結晶構造の種類や、結晶構造の
混在の割合について特に限定されるものではない。すな
わち、実施例で記述したTa、Mo、W以外の物質で形
成してもよく、スパッタ法以外の方法で形成してもかま
わないし、tetragonal構造、cubic構造以外の結晶構造
が混在した薄膜組成物でもよい。
り複数の結晶構造を取り得る物質と、複数の結晶構造を
取り得る物質への添加により転移現象を誘起する物質と
を主体とし、結晶構造が転移する以前の結晶構造と転移
後の結晶構造とが混在し、前記結晶構造の混在にもとず
く薄膜内部応力の緩和現象を引き起こしておればよく、
薄膜組成物を構成する物質や薄膜組成物の製造方法、さ
らには、薄膜組成物中の結晶構造の種類や、結晶構造の
混在の割合について特に限定されるものではない。すな
わち、実施例で記述したTa、Mo、W以外の物質で形
成してもよく、スパッタ法以外の方法で形成してもかま
わないし、tetragonal構造、cubic構造以外の結晶構造
が混在した薄膜組成物でもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、薄膜の内
部応力を低減でき、薄膜デバイス全般について、薄膜の
剥がれの問題をなくすことができるとともに、薄膜材料
の特性を十分に引き出した薄膜デバイスが実現できる。
また、X線露光マスクのX線吸収体への適用により、X
線吸収体の内部応力に起因する露光対象物のパターン精
度を向上させることもでき、実用的価値は大きい。
部応力を低減でき、薄膜デバイス全般について、薄膜の
剥がれの問題をなくすことができるとともに、薄膜材料
の特性を十分に引き出した薄膜デバイスが実現できる。
また、X線露光マスクのX線吸収体への適用により、X
線吸収体の内部応力に起因する露光対象物のパターン精
度を向上させることもでき、実用的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来のX線露光マスクの構造を示す
断面図
断面図
【図2】本発明にかかるTa−Mo薄膜組成物の内部応
力と膜中のMo含有量との関係を示すグラフ
力と膜中のMo含有量との関係を示すグラフ
【図3】本発明にかかるTa−W薄膜組成物の内部応力
と膜中のW含有量との関係を示すグラフ
と膜中のW含有量との関係を示すグラフ
【図4】本発明にかかるX線露光マスクの製造工程を示
す図
す図
1 シリコンウエハ(支持体) 2 X線透過体 3 X線吸収体(Ta−W薄膜組成物) 4 レジストパターン 5 X線吸収体(Ta−W薄膜組成物)パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 富造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】転移現象により複数の結晶構造を取り得る
物質と、複数の結晶構造を取り得る物質への添加により
転移現象を誘起する物質とを主体とし、結晶構造が転移
する以前の結晶構造と転移後の結晶構造とが混在したこ
とを特徴とする薄膜組成物。 - 【請求項2】薄膜組成物が金属元素を主体とすることを
特徴とする請求項1記載の薄膜組成物。 - 【請求項3】転移現象により複数の結晶構造を取り得る
物質がTaであることを特徴とする請求項1記載の薄膜
組成物。 - 【請求項4】複数の結晶構造を取り得る物質への添加に
より転移現象を誘起する物質が、Moであることを特徴
とする請求項3記載の薄膜組成物。 - 【請求項5】複数の結晶構造を取り得る物質への添加に
より転移現象を誘起する物質が、Wであることを特徴と
する請求項3記載の薄膜組成物。 - 【請求項6】薄膜組成物が、スパッタ法で製造されたこ
とを特徴とする請求項3記載の薄膜組成物。 - 【請求項7】Moの含有量が5〜25at%であること
を特徴とする請求項4記載の薄膜組成物。 - 【請求項8】Moの含有量が8〜16at%であること
を特徴とする請求項4記載の薄膜組成物。 - 【請求項9】Wの含有量が5〜30at%であることを
特徴とする請求項5記載の薄膜組成物。 - 【請求項10】Wの含有量が15〜25at%であるこ
とを特徴とする請求項5記載の薄膜組成物。 - 【請求項11】エッチング加工されたシリコン支持体、
X線透過体、パターニングされたX線吸収体を順に重ね
たX線露光用マスクの前記X線吸収体の金属薄膜が請求
項3記載の薄膜組成物で構成されていることを特徴とす
るX線露光用マスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16444692A JP3077393B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-06-23 | X線露光用マスク |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-66059 | 1992-03-24 | ||
JP6605992 | 1992-03-24 | ||
JP16444692A JP3077393B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-06-23 | X線露光用マスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05326380A true JPH05326380A (ja) | 1993-12-10 |
JP3077393B2 JP3077393B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=13304918
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16444692A Expired - Fee Related JP3077393B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-06-23 | X線露光用マスク |
JP4240302A Pending JPH05323337A (ja) | 1992-03-24 | 1992-09-09 | 液晶表示パネルおよびその製造方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4240302A Pending JPH05323337A (ja) | 1992-03-24 | 1992-09-09 | 液晶表示パネルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP3077393B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5958627A (en) * | 1996-09-03 | 1999-09-28 | Hoya Corporation | X-ray mask blank and method of manufacturing the same |
JP2008096891A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Shin Etsu Chem Co Ltd | フォトマスクブランクの製造方法 |
JP2016161410A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 株式会社東芝 | 歪検出素子、圧力センサ及びマイクロフォン |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100252436B1 (ko) * | 1997-04-23 | 2000-05-01 | 구본준 | 액정표시장치및그제조방법 |
KR100595299B1 (ko) * | 2000-10-12 | 2006-07-03 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정패널 및 그의 제조방법 |
JP2004251947A (ja) * | 2003-02-18 | 2004-09-09 | Sony Corp | 調光装置及び撮像装置 |
JP2006201312A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Nec Corp | 液晶表示パネル及び液晶表示装置 |
JP5840598B2 (ja) * | 2012-12-17 | 2016-01-06 | 株式会社ジャパンディスプレイ | タッチ検出機能付き表示装置、電子機器及びタッチ検出機能付き表示装置の製造方法 |
JP2014127630A (ja) | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Asahi Glass Co Ltd | Euvリソグラフィ用反射型マスクブランクおよびその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP16444692A patent/JP3077393B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-09-09 JP JP4240302A patent/JPH05323337A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5958627A (en) * | 1996-09-03 | 1999-09-28 | Hoya Corporation | X-ray mask blank and method of manufacturing the same |
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JP2016161410A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 株式会社東芝 | 歪検出素子、圧力センサ及びマイクロフォン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05323337A (ja) | 1993-12-07 |
JP3077393B2 (ja) | 2000-08-14 |
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---|---|---|---|
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