JPH05326178A - インバータ方式点灯回路の直流点灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （目的）インバータ点灯回路を用いて，蛍光灯を直流点
灯（瞬時始動）させ，ラジオ雑音を低減させ，インバー
タ交流点灯より大きな光出力を得る（フリッカが無い
分）。 （構成）インバータ回路を用いて，蛍光灯を直流点灯で
瞬時始動させることから成る。 （効果）ラジオ雑音の低減，および，光出力の向上

Description

【発明の詳細な説明】 『１』発明の目的 （ａ）産業上の利用分野 照明分野 （ｂ）従来の技術 現在のインバータ点灯回路では，電極の消耗が大きい場
合もあり，また，従来，蛍光月の瞬時点灯は，装置が高
価になる場合もあった。また，図６のような『実用新案
出願公告』ではインバータ回路の出力を積分，または，
蛍光ランプの放電の負特性に対処するための，要素が無
いため，この，図６の考案では，蛍光灯の直流点灯は不
可能である。さらに，図７の『特許公告』では，インバ
ータ出力を積分する際に，まず，ランプ電流平滑用コイ
ルを経た後に，ランプ電流平滑用コンデンサーを用いて
いるため，この，コンデンサーからの，急激な電荷放出
が起こりこのため，あらたに，特別な装置が必要であ
る。本発明ではインバータ出力を積分し，整流した後，
まず，ランプ電流平滑用コンデンサーを接続し，その後
に，ランプ電流平滑用コイルを設けたため，ランプ電流
平滑用コンデンサーからの急激な電荷放出は，これによ
り，抑制できている。 （ｃ）考案が解決しょうとする課題 インバータ点灯回路の出力を整流器『倍電圧整流回路な
ども含む』で整流し，得られた直流，高電圧を，平滑用
コンデンサーを経た後に，平滑用コイルを用いて，得ら
れた，直流の高電圧をランプに供給しランプを瞬時始動
する。 『２』発明の構成 （ａ）課題を解決するための手段 インバータ点灯回路の出力を整流器で整流し，得られた
直流高電圧を平滑用コンデンサーを経た後に，平滑用コ
イルを用い，これにより得られる，直流電流をランプに
供給しランプを瞬時始動する。 （ｂ）作用 ランプ電流は，図２のような，直流電流であるため，フ
リッカが，無いことが分かる。また，インバータ回路の
発振周波数は高いため，ランプの放電電流を制限する働
きを得るためには小型，軽量の，コンデンサー・バラス
ト，または，コイルまたは，磁気漏れ変圧器で対処でき
ることになる。また，このインバータ点灯回路では，倍
電圧整流器などの電圧を昇圧する作用を持つ，整流器を
用いることもできるので，直流点灯で，かつ瞬時始動が
容易にできる。また，フリッカが無い分，大きな光出力
を得ることができる。 （ｃ）実施例 ランプの放電の負特性は，この，インバータ点灯回路内
の小型，軽量のコンデンサー・バラスト，または，コイ
ルまたは，磁気漏れ変圧器により対応している。また，
フリッカが無い分，従来のインバータ点灯回路『交流点
灯』よりも大きな光出力を得られる『ランプ電流は，図
２のような直流電流である』。また，この発明では，直
流点灯で，かつ瞬時始動できた『インバータ回路は，高
電圧を発生することが容易であり，かつ，倍電圧整流回
路なども用いることもあるため』。さらに，インバータ
点灯回路の出力を直流に変換しているためラジオ雑音も
低減する。また，瞬時点灯であるため，転極が瞬時に遂
行されなくとも，ただちに，再度，点灯できる。 『３』発明の効果 ランプの点滅が無く，図１のＡ点での，負荷電流は，図
２のような直流であるため，従来のインバータ点灯回路
『交流点灯』を用いた場合よりも，フリッカが無い分，
大きな光出力を得ることができた。また，インバータ点
灯回路の出力電圧は高く，また倍電圧整流回路などを用
いることもできるため，直流点灯で，かつ瞬時始動でき
た。

【図面の簡単な説明】 （図１）この発明で用いた，回路図の一つを表す。 １…インバータ点灯回路の一例を表す。 ２−ブリッジ
３−平滑用コンデンサー ４−ランプ ５−始動補助
導体，または，蛍光灯の器具 ６−ランプ電流平滑用コ
イル （図２）オシロ波形で，図１のＡ点での，電流波形を表
す。 （図３）オシロ波形で，インバータ点灯回路の出力電圧
波形の一例を表す。 （図４）インバータ点灯回路の出力に，全波整流センタ
ー・タップ式を用いた場合の一例を表す。 １−インバータ回路の一例を表す。 ２−積分回路
３−全波整流センター・タップ式を表す。 ４−ランプ
５−始動補助導体，または，蛍光灯の器具６−平滑用
コンデンサー ７−平滑用コイル （図５）インバータ点灯回路の出力に『倍電圧整流回
路』を用いた場合の一例を表す。 １−インバータ回路 ２−倍電圧整流回路 ３−ランプ
電流平滑用コイル ４−ランプ ５−始動補助導体，ま
たは，蛍光灯の器具 ６−平滑用コンデンサー ７−積分回路 （図６）実用新案出願公告，昭和３６−１５５４９を表
す。 （図７）特許出願公告，昭和５７−３５５５７を表す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 『１』インバータ点灯回路を用いて，蛍光灯のランプの
   直流点灯での瞬時始動を実現するために，インバータ点
   灯回路の出力にブリッジ，または，整流回路『倍電圧整
   流回路や多段縦続整流回路も含む』を用いて，直流電圧
   を得る。または，インバータ回路に，安定抵抗やトラン
   ジスタを用いた定電流回路を単独で用いることを除く，
   インピーダンスを持つ，素子，または，回路を接続し，
   その後，ブリッジや整流回路『倍電圧整流回路や多段縦
   続整流回路も含む』で整流し，直流電圧を得る。 『２』請求項１において、『整流回路』を経た後に，こ
   れにより得られた，直流電圧を，まず，平滑用コンデン
   サー『これは，整流回路の中にある場合がある』を経た
   後に，平滑用コイルを設け，交流成分の重畳の少ない，
   直流電流を得，これを，ランプに供給し，瞬時始動させ
   る。このようにすることで，ランプ電流平滑用コンデサ
   ーからの急激な電荷放出を抑制する。 『３』請求項１，２において，ランプの始動補助の作用
   を得るためにランプに沿った，始動補助導体，または，
   蛍光灯の器具と電源との間とを，小さい容量のコンデン
   サーを用いて，接続する。