JPH0532568U - フリーアクセスフロアのフロアパネル固定部材 - Google Patents

フリーアクセスフロアのフロアパネル固定部材

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JPH0532568U
JPH0532568U JP7970391U JP7970391U JPH0532568U JP H0532568 U JPH0532568 U JP H0532568U JP 7970391 U JP7970391 U JP 7970391U JP 7970391 U JP7970391 U JP 7970391U JP H0532568 U JPH0532568 U JP H0532568U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、フリーアクセスフロアのフロアパ
ネル固定部材に関し、下床上に形成されたフロアパネル
支持体上にフロアパネルを敷設するに当たり、フロアパ
ネルの敷設に多少の誤差が生じてもフロアパネルをフロ
アパネル支持体に固定することができると共に、その敷
設作業性の向上が図れるフリーアクセスフロアのフロア
パネル固定部材を提供することを目的とする。 【構成】 下床の上に配設したフロアパネル支持体上に
敷設されるフロアパネルのうち、隣接する各フロアパネ
ルの四隅の補強用リブ間に夫々挿入可能で、先端にビス
螺着面が形成されたプラスチック製の4つの突起部と、
上記フロアパネル支持体上に取り付き、隣接する各フロ
アパネルの四隅の補強用リブが各突起部間に当接する支
持台部とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体製造工場や手術室等のクリーンルームに於けるフリーアクセ スフロアのフロアパネル固定部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置等の製造に於ては、半導体薄板にフォトリゾグラフィ処理や拡散処 理等を行う所謂ウエーハ処理作業が行われているが、この作業は塵埃の混入を嫌 い、又、温度や湿度の変化を嫌うため、従来、これらの作業用の部屋は二重床構 造のフリーアクセスフロアを用いたクリーンルームとされている。
【0003】 図5は斯かるクリーンルームの従来構造を示すもので、クリーンルーム1の上 部に天井チャンバー3を設け、この天井チャンバー3の下面全体に天井板として HEPAフイルタ5を敷設している。又、床面には、無数の吸込孔(図示せず) を有するフロアパネル7を用いた二重床構造のフリーアクセスフロア9を形成し て、上記天井チャンバー3とフロアパネル7の下部とを空気調和機11を介在し たダクト13で連通させたダウンフロー式構造となっている。
【0004】 そして、空気調和機11で温度や湿度,風量が調整された空気Aを上記HEP Aフイルタ5を介してクリーンルーム1内に吹き出し、フロアパネル7の吸込孔 から排気してクリーンルーム1内の空気調和を行っている。
【0005】 而して、従来、上記フリーアクセスフロア9は、支持脚(図示せず)を介して 図6の如きリップみぞ形鋼15等の根太からなるフロアパネル支持体を床スラブ (図示せず)上に配設した後、図7及び図8に示すようにこのリップみぞ形鋼1 5に各フロアパネル7をビス止めした構造となっている。尚、図中、17はステ ンレス製の固定用ビス、18はフロアパネル7に設けたビス孔、又、7aはフロ アパネル7の裏面側に突設された補強用のリブを示し、一般にフロアパネル7は アルミダイカストで製造されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
然し、フロアパネル7をリップみぞ形鋼15等に取り付けるには、従来、図6 に示すように、一辺19aにビス孔21を穿設した断面略L字状の受け金具19 を、リップみぞ形鋼15のウエブ15aに所定間隔を置いて穿設したビス孔23 にそのビス孔21を一致させてリップみぞ形鋼15内に装着し、そして、この受 け金具19に固定用ビス17を螺着してフロアパネル7をリップみぞ形鋼15に 敷設していたため、ビス孔21,23を一致させて長いリップみぞ形鋼15内に 受け金具19を取り付ける作業が極めて面倒であり、又、フロアパネル7のずれ を防止するためにずれ止め金具(図示せず)を別途取り付けなければいけない煩 わしさがあった。
【0007】 又、フロアパネル7の敷設に多少の誤差が生じると、フロアパネル7のビス孔 18とリップみぞ形鋼15側のビス孔23がずれてしまい、フロアパネル7をリ ップみぞ形鋼15へ取り付けることができなくなる不具合も指摘されている。
【0008】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、下床上に形成されたフロアパネ ル支持体上にフロアパネルを敷設するに当たり、フロアパネルの敷設に多少の誤 差が生じてもフロアパネルをフロアパネル支持体に固定することができると共に 、その敷設作業性の向上が図れるフリーアクセスフロアのフロアパネル固定部材 を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るフリーアクセスフロアのフロアパ ネル固定部材は、下床の上に配設したフロアパネル支持体上に敷設されるフロア パネルのうち、隣接する各フロアパネルの四隅の補強用リブ間に夫々挿入可能で 、先端にビス螺着面が形成されたプラスチック製の4つの突起部と、上記フロア パネル支持体上に取り付き、隣接する各フロアパネルの四隅の補強用リブが各突 起部間に当接する支持台部とからなるものである。
【0010】 そして、請求項2に係るフロアパネル固定部材は、支持台部を各突起部とプラ スチックで一体に射出成形したものである。
【0011】
【作用】
各請求項に記載の考案によれば、床スラブ上に配設したフロアパネル支持体上 にフロアパネルを敷設するに当たり、先ず、隣接するフロアパネルの四隅に相当 する部位のフロアパネル支持体上にフロアパネル固定部材を固定する。
【0012】 次に、各フロアパネルの四隅に夫々形成された補強用リブの間に、夫々、フロ アパネル固定部材の突起部を挿入して、各補強用リブを各突起部間の支持台部に 当接させ、そして、固定用ビスをビス螺着面に螺着すれば、フロアパネルがフロ アパネル支持体上にフロアパネル固定部材を介して取り付くこととなる。
【0013】 そして、各フロアパネルの四隅に夫々形成された補強用リブ間に挿入された突 起部が、例えば地震時等に於けるフロアパネルのずれを防止することとなる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。尚、上記従来例と同一 のものは同一符号を以って表示する。
【0015】 図1は本考案の一実施例に係るフロアパネル固定部材25の側面図、図2はこ のフロアパネル固定部材25の平面図を示し、このフロアパネル固定部材25は 、図3に示すようにI形鋼26からなる根太上に敷設される多数のフロアパネル 7のうち、隣接する各フロアパネル7の四隅に装着されるものである。
【0016】 而して、上記フロアパネル固定部材25は、図示するように隣接する各フロア パネル7の四隅に夫々L字状に形成された補強用リブ7a′と、縦横に形成され た補強用リブ7aとの間に夫々挿入可能で、先端に平坦なビス螺着面27が形成 された4つの突起部29と、各フロアパネル7の補強用リブ7a′が各突起部2 9間に当接する略四角形状の支持台部31とからなり、各突起部29は支持台部 31の各角部に形成されている。そして、このフロアパネル固定部材25は、プ ラスチックの射出成形によって突起部29と支持台部31が一体成形されると共 に、フロアパネル7を乗せても十分な強度(例えば、ナイロン66,圧縮強度1 060kg/cm2)と難燃性を以って成形されている。
【0017】 又、上記突起部29はやや偏平な断面六角形状に形成されており、このフロア パネル固定部材25を用いてフロアパネル7を敷設する際にフロアパネル7が多 少ずれても、フロアパネル7のビス孔18に挿通した固定用ビス17が上記ビス 螺着面27に螺着することができるように、ビス螺着面27は広い面積を以って 形成されている。
【0018】 そして、上記フロアパネル固定部材25は、図4に示すように、支持台部31 をI形鋼26上に接着剤で固定して取り付けられるようになっている。 本実施例に係るフロアパネル固定部材25はこのように構成されているから、 支持脚を介して床スラブ上に配設したI形鋼26からなる根太上にフロアパネル 7を敷設するに当たり、先ず、隣接するフロアパネル7の四隅に相当する部位の I形鋼26上に、図3及び図4に示すようにフロアパネル固定部材25を接着剤 で固定する。
【0019】 次いで、各フロアパネル7の四隅に夫々形成された補強用リブ7a,7a′の 間に、夫々、フロアパネル固定部材25の突起部27を挿入して各補強用リブ7 a′を各突起部29間の支持台部31に当接させ、そして、固定用ビス17をフ ロアパネル7に設けたビス孔18に挿通させてこれをビス螺着面27に螺着すれ ば、フロアパネル7がI形鋼26上にフロアパネル固定部材25を介して取り付 くこととなる。
【0020】 そして、各フロアパネル7の四隅に夫々形成された補強用リブ7a,7a′間 に挿入された突起部27が、例えば地震時等に於けるフロアパネル7のずれを防 止することとなる。
【0021】 このように、フロアパネル7の敷設に当たり、本実施例に係るフロアパネル固 定部材25はI形鋼26上に接着剤で固定すればよいため、図6の如き受け金具 19に比しその取付けが容易である。
【0022】 又、突起部29のビス螺着面27は、フロアパネル7を敷設する際にフロアパ ネル7が多少ずれても、固定用ビス17が螺着することができるように広い面積 を以って形成され、又、フロアパネル固定部材25は適度な弾性を持ち突起部2 9に固定用ビス17を下孔なしにねじ込むことができることも相俟って、フロア パネル7の敷き込みが多少ずれても、従来の如くビス孔の位置合わせを行うこと なくフロアパネル7をフロアパネル固定部材25に固定でき、ひいては各フロア パネルメーカーのフロアパネルに合う汎用性を有する。
【0023】 加えて、上述したように、各フロアパネル7の四隅に夫々形成された補強用リ ブ7a,7a′間に挿入された突起部27が、地震時等に於けるフロアパネル7 のずれを防止するので、従来の如く別途ずれ防止金具を取り付ける必要がなくな り、この結果、本実施例に係るフロアパネル固定部材25によれば、フロアパネ ル7を敷設するに当たりその作業性の向上が図れることとなる。
【0024】 尚、上記実施例では、フロアパネル固定部材25をプラスチックの射出成形に よって突起部29と支持台部31を一体成形したが、これらは別途に形成して支 持台部31上に突起部29を取り付けてもよいし、又、突起部29の断面形状も 上記実施例の形状に限定されるものではなく、フロアパネル7の敷き込みが多少 ずれても、固定用ビス17が螺着することができるように広い面積を以って形成 されていればよい。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、フロアパネルの敷設に当たり、各請求項の考案に係るフロ アパネル固定部材はフロアパネル支持体上に固定すればよいため、図6の如き従 来の受け金具に比しその取付けが容易である。
【0026】 又、突起部のビス螺着面は、フロアパネルを敷設する際にフロアパネルが多少 ずれても、固定用ビスが螺着することができるように広い面積を以って形成され 、又、突起部は適度なプラスチックで形成されているため弾性を持ち、突起部に 固定用ビスを下孔なしにねじ込むことができることも相俟って、フロアパネルの 敷き込みが多少ずれても、従来の如くビス孔の位置合わせを行うことなくフロア パネルを突起部に固定でき、ひいては各フロアパネルメーカーのフロアパネルに 合う汎用性を有する。
【0027】 加えて、各フロアパネルの四隅に夫々形成された補強用リブ間に挿入された突 起部が、地震時等に於けるフロアパネルのずれを防止するので、従来の如く別途 ずれ防止金具を取り付ける必要がなく、因って、本考案に係るフロアパネル固定 部材によれば、フロアパネルを敷設するに当たりその作業性の向上が図れること となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るフロアパネル固定部材
の側面図である。
【図2】図1に示すフロアパネル固定部材の平面図であ
る。
【図3】図1のフロアパネル固定部材を用いて敷設した
フロアパネルの四隅の底面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】クリーンルームの概略説明図である。
【図6】従来のフロアパネルの取付構造に於ける根太の
斜視図である。
【図7】従来のフロアパネルの取付構造を示す斜視図で
ある。
【図8】従来のフロアパネルの取付構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
7 フロアパネル 7a,7a′ 補強用ビス 25 フロアパネル固定部材 27 ビス螺着面 29 突起部 31 支持台部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下床の上に配設したフロアパネル支持体
    上に敷設されるフロアパネルのうち、隣接する各フロア
    パネルの四隅の補強用リブ間に夫々挿入可能で、先端に
    ビス螺着面が形成されたプラスチック製の4つの突起部
    と、上記フロアパネル支持体上に取り付き、隣接する各
    フロアパネルの四隅の補強用リブが各突起部間に当接す
    る支持台部とからなることを特徴とするフリーアクセス
    フロアのフロアパネル固定部材。
  2. 【請求項2】 支持台部は、各突起部とプラスチックで
    一体に射出成形されてなることを特徴とする請求項1記
    載のフリーアクセスフロアのフロアパネル固定部材。
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