JPH05325404A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH05325404A
JPH05325404A JP15572692A JP15572692A JPH05325404A JP H05325404 A JPH05325404 A JP H05325404A JP 15572692 A JP15572692 A JP 15572692A JP 15572692 A JP15572692 A JP 15572692A JP H05325404 A JPH05325404 A JP H05325404A
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disc
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audio signal
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Teppei Yokota
哲平 横田
Nobuyuki Kihara
信之 木原
Junichi Aramaki
純一 荒牧
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクに記録されているすべてのオーディ
オ情報を再生することなく、記録内容を確実にチェック
できる。 【構成】 1〜複数曲分のオーディオ信号が記録された
ディスクから前記オーディオ信号を再生する装置であっ
て、ディスクから再生信号を、各曲の所定の複数箇所を
所定時間分だけ、順次読み出して、オーディオ信号を再
生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オーディオ信号が記
録された光ディスクなどのディスクの再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクなどのディスク記録媒体に、
歌謡曲などのオーディオ信号を記録する場合には、一般
に複数曲が記録可能である。この記録されている複数の
曲のそれぞれが、どのような内容のものかを、簡易的に
高速に知ることができる方法が従来から知られている。
すなわち、この技術は、CD(コンパクトディスク)プ
レーヤの場合においていわゆるイントロプレーと呼ばれ
るもので、複数の曲の各曲の先頭の10秒程度の部分だ
けを、次々に再生して、各曲を認識できるようにするも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような曲の先頭の部分だけでは、その曲の全体の雰囲気
を知ることが困難であり、また、曲の前奏部分が長いも
のの場合等、その曲を識別することができないことがあ
った。また、CDプレーヤは、リアルタイムで再生する
ものであり、そして、上記のイントロプレーは、光学ヘ
ッドを各曲の先頭の10秒程度の部分だけをノーマル再
生させ、他の部分は高速サーチするので、各曲の先頭の
再生音間にサーチのための無音区間が比較的長く生じ、
スムーズな再生とはならなかった。
【0004】この発明は、以上の点にかんがみ、各曲の
部分的な再生であっても、各曲を確実に識別することが
可能なディスク再生装置を得ることを目的とする。ま
た、この発明は、各曲の部分的な再生音間の無音区間を
短く、究極的には無音区間をなくすことができるように
したディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるディスク再生装置は、複数曲のオー
ディオ信号が記録されたディスクから前記オーディオ信
号を再生する装置であって、前記ディスクから再生信号
を、各曲の所定の複数箇所を所定時間分だけ、例えば各
曲の先頭と、中間部と、終わりの3箇所を、それぞれ1
0秒間ずつ順次読み出して、順次再生するようにする。
【0006】また、この発明は、前記読み出されたオー
ディオ信号を一時的に記憶するバッファメモリを備え、
ヘッドによりディスクから再生信号を、各曲の所定の複
数箇所を所定時間分だけ、間欠的に読み出して、この読
み出されたオーディオ信号を前記バッファメモリに書き
込むと共に、このバッファメモリから書き込み速度より
遅い読み出し速度で読み出し、順次再生するようにす
る。
【0007】
【作用】この発明によれば、各曲の先頭の部分だけでな
く、曲の中間、曲の終わりなどの複数箇所が部分的に再
生される。したがって、各曲の全体の雰囲気までが判別
できるので、各曲を確実に認識することが可能になる。
【0008】また、バッファメモリが設けられる場合に
は、間欠的にオーディオデータがバッファメモリに書き
込まれるが、その書き込まれたデータを遅れた時点で読
み出すことにより、各再生部分間の無音区間を短くでき
る。しかも、各曲の部分的な複数箇所の再生オーディオ
データが、このバッファメモリに高速で書き込まれ、こ
れがノーマル速度で読み出される場合には、読み出しは
書き込み速度より遅いので、各曲の部分的な再生音間の
無音区間はさらに短くなり、バッファメモリの容量と、
書き込み速度と読み出し速度の違いが充分であれば、再
生音を音切れなく繋げて再生することが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明を、オーディオデータを
圧縮して記録し、再生時にデータを伸長して元のオーデ
ィオデータを再生するようにするディスク記録再生装置
に適用した場合の実施例である。
【0010】図1において、1は光ディスクである。こ
の例のディスク1の外径は64mmで、このディスク1
には、例えば1.6μmのピッチでスパイラル状に記録
トラックが形成される。ディスク1は、一定の線速度、
例えば1.2〜1.4m/sで回転される。そして、デ
ィスク1には、オーディオ情報がデジタル信号とされ、
かつ、圧縮されて記録されることにより、対象となる情
報が130Mバイト以上記録再生可能である。
【0011】そして、この例の場合、ディスク1は、2
以上の異なったタイプのディスクを考えることができ
る。例えば、インジェクションモールド等で作られたピ
ット列により信号記録された再生専用形の光ディスク
と、光磁気記録膜を持った記録再生、消去が可能な書換
形の光磁気ディスクとが考えられる。
【0012】また、ディスク1には、予め、光スポット
コントロール用(トラッキング制御用)のプリグルーブ
が形成されているが、特に、この例の場合には、このプ
リグルーブにトラッキング用のウォブリング信号に重畳
して絶対番地コードが記録されている。なお、ディスク
1は防塵及び傷付着防止のため、ディスクカートリッジ
2内に収納されている。
【0013】また、ディスク1には、その最内周のトラ
ック位置に、記録されているオーディオデータに関する
情報が記録されている。これは、一般にTOC(Table
of content)と呼ばれ、記録されている曲数、各曲の記
録位置に関する情報、各曲の演奏時間などが含まれてい
る。
【0014】[記録再生装置の記録系]図1の記録再生
装置の実施例は、IC化によりできるだけ構成を簡略化
できるように工夫されている。先ず、光磁気ディスクへ
の記録時について説明する。なお、記録時と再生時とで
は、システムコントローラ20からのモード切換信号R
/Pにより、各回路部がモード切り換えされるようにさ
れている。システムコントローラ20には、キー入力操
作部(図示せず)が接続されており、このキー入力操作
部における入力操作により動作モードが指定される。
【0015】入力端子21を通じた例えば左及び右チャ
ンネルのアナログオーディオ信号は、A/Dコンバータ
22において、サンプリング周波数44.1kHzでサ
ンプリングされ、各サンプリング値が16ビットのデジ
タル信号に変換される。この16ビットのデジタル信号
は、データ圧縮/伸長処理回路23に供給される。この
データ圧縮/伸長処理回路23は、記録時はデータ圧縮
回路として働き、この例の場合には、入力デジタルデー
タが例えば1/5にデータ圧縮される。このデータ圧縮
の方法としては種々用いることができるが、例えば量子
化数4ビットのADPCM(Adaptive Delta Pulse Cod
e Modulation) が使用できる。
【0016】また、例えば、入力デジタルデータを高域
ほど帯域幅が広くなるように複数の帯域に分割し、分割
された各帯域毎に複数のサンプル(サンプル数は各帯域
で同数とする方が良い)からなるブロックを形成し、各
帯域のブロックごとに直交変換を行ない、係数データを
得、この係数データに基づいて各ブロックごとのビット
割り当てを行なうようにする方法を用いることもでき
る。この場合のデータ圧縮方法は、音に対する人間の聴
感特性を考慮しており、高能率でデータ圧縮ができる
(特願平1−278207号参照)。
【0017】こうしてA/Dコンバータ22からのデジ
タルデータDAは、回路23におけるデータ圧縮処理に
より1/5にデータ圧縮され、このデータ圧縮されたデ
ータdaは、トラックジャンプメモリコントローラ24
により制御されるバッファメモリ25に転送される。こ
の例の場合には、バッファメモリ25は、1Mビットの
容量を有するD−RAMが用いられている。
【0018】メモリコントローラ24は、記録中に振動
等によりディスク1上の記録位置が飛んでしまうトラッ
クジャンプが生じなければ、バッファメモリ25から圧
縮データdaを書き込み速度の約5倍の転送速度で順次
読み出し、読み出したデータを、データエンコード/デ
コード回路26に転送する。
【0019】また、記録中にトラックジャンプが生じた
ことを検出したときは、回路26へのデータ転送を停止
し、処理回路23からの圧縮データdaをバッファメモ
リ25に蓄積する。そして、記録位置が修正されたと
き、バッファメモリ25からの回路26へのデータ転送
を再開するようにする制御を行う。
【0020】トラックジャンプが生じたか否かの検出
は、例えば振動計を装置に設け、振動の大きさがトラッ
クジャンプが生じるようなものであるか否かを検出する
ことにより行うことができる。また、この例のディスク
1には、前述したように、プリグルーブを形成する際
に、トラッキング制御用のウォブリング信号に重畳して
絶対番地コードが記録されている。そこで、このプリグ
ルーブからの絶対番地コードを記録時に読取り、そのデ
コード出力からトラックジャンプを検出するようにする
こともできる。また、振動計と絶対番地コードのオアを
取ってトラックジャンプを検出するようにしても良い。
なお、トラックジャンプが生じたときには、光磁気記録
のためのレーザ光のパワーを下げる、あるいはパワーを
零とするようにしておくものである。
【0021】そして、トラックジャンプが生じたときの
記録位置の修正は、前記の絶対番地コードを用いて行う
ことができる。
【0022】また、この場合のバッファメモリ25のデ
ータ容量としては、上記のことから理解されるように、
トラックジャンプが生じてから記録位置が正しく修正さ
れるまでの間の時間分に相当する圧縮データdaを蓄積
できる容量が最低必要である。この例では、バッファメ
モリ25の容量としては、前記のように1Mビット有
し、この容量は前記の条件を十分に満足するように余裕
を持ったものとして選定されているものである。
【0023】また、この場合、メモリコントローラ24
は、この記録時において、正常動作時は、できるだけバ
ッファメモリ25に蓄積されるデータが少なくなるよう
にメモリ制御を行う。例えば、バッファメモリ25のデ
ータ量が予め定められた所定量以上になったら、所定量
のデータ、例えば32セクタ分(1セクタは1CD−R
OMセクタ(約2Kバイト))のデータだけバッファメ
モリ25から読み出して、常に所定データ量以上の書き
込み空間を確保しておくようにメモリ制御を行う。
【0024】データエンコード/デコード回路26は、
記録時はエンコード回路として働き、バッファメモリ2
5から転送されてきた圧縮データdaをCD−ROMの
セクタ構造のデータにエンコードする。なお、32セク
タ分のオーディオデータを含むデータを以下クラスタと
称する。
【0025】このデータエンコード/デコード回路26
の出力データ(クラスタ単位のデータ)は、記録エンコ
ード回路27に供給される。この記録エンコード回路2
7では、データにエラー検出訂正用の符号化処理を行う
と共に、記録に適した変調処理、この例ではEFM符号
化処理などを施す。エラー検出訂正用の符号は、この例
ではCIRC(クロスインターリーブ・リード・ソロモ
ン符号)を用いるが、記録データがクラスタ単位の間欠
的なデータであるので、改良されたCIRCの符号化の
処理が行われる。
【0026】この記録エンコード回路27からの符号化
処理の施されたデータは、磁気ヘッド駆動回路28を介
して磁気ヘッド29に供給される。磁気ヘッド駆動回路
28は、記録データに応じた変調磁界をディスク1(光
磁気ディスク)に印加するように磁気ヘッドを駆動す
る。上記ヘッドに供給される記録データは、クラスタ単
位であり、記録は間欠的に行われる。
【0027】ディスク1はカートリッジ2に収納されて
いるが、装置に装填されることにより、シャッタ板が開
けられて、シャッタ開口からディスク1が露呈する。そ
して、スピンドル挿入用開口にディスク駆動モータ30
Mの回転軸が挿入連結されて、ディスク1が回転駆動さ
れる。この場合、ディスク駆動モータ30Mは、後述す
るサーボ制御回路32により、線速度1.2〜1.4m
/sでディスク1を回転駆動するように回転速度制御が
なされる。
【0028】磁気ヘッド29は、前記カートリッジ2の
シャッタ開口から露呈するディスク1に対向している。
また、ディスク1の磁気ヘッドに対向する面とは反対側
の面と対向する位置には、光学ヘッド30が設けられて
いる。この光学ヘッド30は、例えばレーザダイオード
等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光
ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学部品
及びフォトディテクタ等から構成されており、この記録
時は、記録トラックには、再生時より大きな一定のパワ
ーのレーザ光が照射されている。この光照射と、磁気ヘ
ッド29による変調磁界とにより、ディスク1には熱磁
気記録によってデータが記録される。そして、磁気ヘッ
ド29と光学ヘッド30とは、共にディスク1の半径方
向に沿って移動できるように構成されている。
【0029】なお、この記録時において、光学ヘッド3
0の出力がRF回路31を介して絶対番地デコード回路
34に供給されて、ディスク1のプリグルーブからの絶
対番地コードが抽出されると共に、デコードされる。そ
して、そのデコードされた絶対番地情報が記録エンコー
ド回路27に供給されて、記録データ中に絶対番地情報
として挿入されて、ディスクに記録される。絶対番地デ
コード回路34からの絶対番地情報は、また、システム
コントローラ20に供給され、前述したように、記録位
置の認識及び位置制御に用いられる。
【0030】また、RF回路31からの信号がサーボ制
御回路32に供給され、ディスク1のプリグルーブから
の信号からモータ30Mの線速度一定サーボのための制
御信号が形成され、モータ30Mが速度制御される。
【0031】[記録再生装置の再生系]この例の装置
は、再生専用形の光ディスクと、書換形の光磁気ディス
クとの2種のディスクの再生が可能であり、この2種の
ディスクの識別は、例えば、ディスクカートリッジ2が
装置に装填されたとき、各ディスクカートリッジ2に付
与された識別用凹穴を検出することにより行うことがで
きる。また、再生専用形と書換形のディスクでは光反射
率が異なるので、受光量から2種のディスクの識別を行
うこともできる。図示しなかったが、この2種のディス
クの識別出力は、システムコントローラ20に供給され
る。
【0032】装置に装填されたディスクは、ディスク駆
動モータ30Mにより回転駆動される。そして、記録時
と同様にして、このディスク駆動モータ30Mは、サー
ボ制御回路32により、プリグルーブからの信号によ
り、ディスク1が記録時と同じ速度、すなわち線速度
1.2〜1.4m/sで、一定となるように回転速度制
御される。
【0033】再生時、光学ヘッド30は、目的トラック
に照射したレーザ光の反射光を検出することにより、例
えば非点収差法によりフォーカスエラーを検出し、ま
た、例えばプッシュプル法によりトラッキングエラーを
検出すると共に、再生専用形の光ディスクのときは、目
的トラックのピット列における光の回折現象を利用する
ことにより再生信号を検出し、書換形の光磁気ディスク
のときは、目的トラックからの反射光の偏光角(カー回
転角)の違いを検出して再生信号を検出する。
【0034】光学ヘッド30の出力は、RF回路31に
供給される。RF回路31は、光学ヘッド30の出力か
らフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を抽
出してサーボ制御回路32に供給すると共に、再生信号
を2値化して再生デコード回路33に供給する。
【0035】サーボ制御回路32は、前記フォーカスエ
ラー信号が零になるように、光学ヘッド30の光学系の
フォーカス制御を行うと共に、トラッキングエラー信号
が零になるように、光学ヘッド30の光学系のトラッキ
ング制御を行う。
【0036】また、RF回路31はプリプルーブからの
絶対番地コードを抽出して絶対番地デコード回路34に
供給する。そして、システムコントローラ20に、この
デコード回路34からの絶対番地情報が供給され、サー
ボ制御回路32による光学ヘッド30のディスク半径方
向の再生位置制御のために使用される。また、システム
コントローラ20は、再生データ中から抽出されるセク
タ単位のアドレス情報も、光学ヘッド30が走査してい
る記録トラック上の位置を管理するために用いることが
できる。
【0037】この再生時、後述するように、ディスク1
から読み出された圧縮データはバッファメモリ25に書
き込まれ、読み出されて伸長されるが、両データの伝送
レートの違いから、ディスク1からの光学ヘッド30に
よるデータ読み出しは、例えばバッファメモリに蓄えら
れるデータが所定量以下にならないように間欠的に行わ
れる。
【0038】ディスク1から読み出されたデータは、R
F回路31を介して再生デコード回路33に供給され
る。再生デコード回路33は、RF回路31からの2値
化再生信号を受けて、記録エンコード回路27に対応し
た処理、すなわち、EFM復号化処理、エラー検出訂正
のための復号化処理や補間処理などを行う。この再生デ
コード回路33の出力データは、データエンコード/デ
コード回路26に供給される。
【0039】このデータエンコード/デコード回路26
は、再生時はデコード回路として働き、CD−ROMの
セクタ構造のデータを圧縮された状態の元データにデコ
ードする。
【0040】このデータエンコード/デコード回路26
の出力データは、トラックジャンプメモリコントローラ
24により制御されるバッファメモリ25に転送され、
所定の書き込み速度で書き込まれる。
【0041】そして、この再生時においては、メモリコ
ントローラ24は、再生中に振動等により再生位置が飛
んでしまうトラックジャンプが生じなければ、データエ
ンコード/デコード回路26からの圧縮された状態のデ
ータを書き込み速度の約1/5倍の転送速度で順次読み
出し、読み出したデータを、データ圧縮/伸長処理回路
23に転送する。この場合、メモリコントローラ24
は、バッファメモリ25に蓄えられているデータ量が、
所定以下にならないようにバッファメモリ25の書き込
み/読み出しをコントロールする。
【0042】また、再生中にトラックジャンプが生じた
ことを検出したときは、回路26からのバッファメモリ
25へのデータの書き込みを停止し、データ圧縮/伸長
処理回路23へのデータの転送のみを行う。そして、再
生位置が修正されたとき、バッファメモリ25への回路
26からのデータ書き込みを再開するようにする制御を
行う。
【0043】トラックジャンプが生じたか否かの検出
は、記録時と同様に、例えば振動計を用いる方法及び光
ディスクのプリグルーブにトラッキング制御用のウォブ
リング信号に重畳して記録されている絶対番地コードを
用いる方法(つまり、絶対番地デコード回路34のデコ
ード出力を用いる方法)、あるいは、振動計と絶対番地
コードのオアを取ってトラックジャンプを検出する方法
を用いることができる。さらには、この再生時には、前
述したように再生データ中から絶対番地情報及びセクタ
単位のアドレス情報が抽出されるのでこれを用いること
もできる。
【0044】この再生時の場合のバッファメモリ25の
データ容量としては、上記のことから理解されるよう
に、トラックジャンプが生じてから再生位置が正しく修
正されるまでの間の時間分に相当するデータを常に蓄積
できる容量が最低必要である。何故なら、それだけの容
量があれば、トラックジャンプが生じても、バッファメ
モリ25からデータ圧縮/伸長回路23にデータを転送
し続けることができるからである。この例のバッファメ
モリ25の容量としての1Mビットは、前記の条件を十
分に満足するように余裕を持った容量として選定されて
いる。
【0045】また、前述もしたように、メモリコントロ
ーラ24は、正常動作時は、できるだけバッファメモリ
25に前記必要最小限以上の所定データが蓄積されるよ
うにメモリ制御を行う。この場合、例えば、バッファメ
モリ25のデータ量が予め定められた所定量以下になっ
たら、光学ヘッド30によりディスク1からのデータの
間欠的な取り込みを行って、回路26からのデータの書
き込みを行い、常に所定データ量以上の読み出し空間を
確保しておくようにメモリ制御を行う。
【0046】データ圧縮/伸長処理回路23では、再生
時はデータ伸長回路として働き、ADPCMデータを、
記録時のデータ圧縮処理とは逆変換処理を行い、約5倍
に伸長する。
【0047】このデータ圧縮/伸長回路23からのデジ
タルオーディオデータは、D/Aコンバータ35に供給
され、2チャンネルのアナログオーディオ信号に戻さ
れ、出力端子36から出力される。
【0048】なお、この例では、D/A変換する前のデ
ジタルオーディオデータをそのまま出力端子37から出
力することもできる。
【0049】[各曲の部分再生(以下ダイジェストプレ
ーと称する)の説明]このダイジェストプレーの開始の
キー入力があると、システムコントローラ20は、光学
ヘッド30をディスク1の最内周に移動させ、TOCの
データをディスクから読み出すようにする。そして、そ
のTOCのデータから、ディスク1に記録されている複
数の曲の複数箇所、例えばそれぞれの曲の先頭、中間
部、終りの所定時間、例えば10秒間分の記録位置を求
める。
【0050】次に、図2A及びBに示すように、各曲M
A,MB,MC,…について求めた先頭Ph、中間部P
m、終りPeの各位置を、デコーダ34からの絶対番地
に基づいてサーチしながら、これら先頭Ph、中間部P
m、終りPeの再生データを、光学ヘッド30によりデ
ィスク1から順次読み出す。読み出されたデータは、R
F回路31,再生デコード回路33,データエンコード
/デコード回路26を介してデコードされ、図2Cに示
すようにバッファメモリ25に順次書き込まれる。この
とき、この例では、連続するアドレスに続けて書き込む
ようにする。書き込まれるデータは圧縮されているの
で、書き込み速度は速い。
【0051】そして、前述のノーマル再生時と同様にし
て、書き込み速度の約1/5の速度でバッファメモリ2
5からデータが読み出され、データ圧縮/伸長回路23
に供給され、データ伸長され、D/Aコンバータ35に
よりアナログ信号に戻され、出力端子36に導出され
る。なお、読み出し開始は、書き込み開始時点より例え
ば数秒遅れた時点から行われる(図2D参照)。
【0052】この場合、記録されている圧縮データと、
再生され伸長されたオーディオデータとは、約5倍の時
間差があるので、例えば曲の先頭を伸長して再生してい
る間に、その曲の中間、終り、次の曲の各部分を、順
次、バッファメモリ25に書き込むことができる。しか
も、このとき、連続するアドレスに続けて書き込まれて
いるので、データを順次にバッファメモリから読み出し
て再生するだけで、各曲の先頭、中間部、終り、次の曲
の先頭、…と、音切れなく音声が再生される。
【0053】以上のようにして、上述の例によれば、各
曲の先頭のみでなく、各曲の中間部、終りの部分等の複
数箇所を再生するので、各曲の全体の雰囲気を容易に判
別でき、各曲を確実に認識することができる。しかも、
上述の例の場合には、バッファメモリ25を使用して各
部分を連続して音切れなく、スムーズに再生することが
できる。
【0054】上記の例は、各曲の先頭、中間部、終り
を、音切れなく連続して再生するようにしたが、各曲の
先頭、中間部、終りの間に所定時間を開けて再生するよ
うにしてももちろんよい。そして、その開けた所定時間
にメッセージなどのダミーデータを挿入することもでき
る。
【0055】すなわち、図3は、ダミーデータを挿入す
る場合の例を説明するための図である。この例では、各
曲の先頭の前には例えば「曲の先頭です」、中間部には
例えば「曲の中間部です」、曲の終わりには例えば「曲
の終わりです」などのメッセージを付加する。これらの
音声メッセージは、データ圧縮した状態で例えば予めメ
モリに記憶しておき、各曲の先頭、中間部、終りのオー
ディオデータをそれぞれバッファメモリ25に書き込む
前に、対応するメッセージをこのメモリから読み出し
て、図3Cに示すように、バッファメモリ25に書き込
み、その後に続いて各オーディオデータをバッファメモ
リ25に順次書き込むようにすることで、ダミーデータ
として挿入することができる。
【0056】したがって、この例の場合には、図3Dに
示すように、バッファメモリ25からデータを順次読み
出すと、各曲の先頭、中間部、終りの前に、上記のよう
なメッセージが再生され、それに続いてそのメッセージ
で示される部分が再生される。この例の場合も、音切れ
なくメッセージと各部分の再生音声が順次再生されるも
のである。
【0057】なお、バッファメモリ25にダミーデータ
として上記のようなメッセージを書き込むのではなく、
読み出したデータに付加するようにしてもよい。この場
合に、データ伸長したオーディオデータに付加するよう
にすれば、音声メッセージは、データ圧縮しておく必要
はない。また、以上のようにダミーデータを付加する場
合において、ダミーデータと、各部分の再生音声との間
に無音区間を設けてももちろんよい。
【0058】なお、以上の例では、TOCのデータから
決定した部分をダイジェストとして再生するようにした
が、例えば10秒分のオーディオデータを、所定時間間
隔例えば1分間分のオーディオデータおきに、ディスク
から順次再生するようにしてもよい。
【0059】また、以上の例は、書き換え可能な光磁気
ディスクの場合の例であるが、この発明はCDプレーヤ
にも適用可能である。その場合には、各曲の先頭、中間
部、終りの各部分の間に無音区間が生じる。この無音区
間を利用して、前記のようなメッセージを挿入すること
ができる。
【0060】また、CDプレーヤにおいて、ディスクを
通常より高速例えば2倍の回転速度で回転駆動すると共
に、バッファメモリを設け、ディスクから読み出した各
曲の先頭、中間部、終りを、従来の2倍の書き込み速度
でバッファメモリに書き込み、通常の読み出し速度(こ
の場合、書き込み速度の1/2)で読み出すことによ
り、無音区間の短縮化(究極的には無音化)など、上述
した例と同様の作用効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ディスクに記録されている複数の曲のそれぞれの先
頭だけでなく、中間や最後などの複数箇所を抽出して再
生するので、各曲の全体の雰囲気を知ることができるの
で、各曲を確実に認識することができる。
【0062】そして、この発明によればバッファメモリ
に高速で書き込み、書き込み速度より遅い速度で読み出
すので、各曲について抽出された複数箇所の間の時間を
短縮化することができ、究極的には音切れなく各曲の各
部分を順次に再生することができる。
【0063】さらに、各再生部分間にダミーデータを挿
入することにより、よい変化のある特殊再生を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例が適用されたディスク記録
再生装置の一例のブロック図である。
【図2】この発明の要部の一例を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図3】この発明の要部の他の例を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1;ディスク W;信号記録領域 2,12;ディスクカートリッジ 20;システムコントローラ 22;A/Dコンバータ 23;データ圧縮/伸長処理回路 24;トラックジャンプメモリコントローラ 25;バッファメモリ 27;記録エンコード回路 29;磁気ヘッド 30;光学ヘッド 30M;ディスク駆動モータ 31;RF回路 33;再生デコード回路 35;D/Aコンバータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1〜複数曲分のオーディオ信号が記録さ
    れたディスクから前記オーディオ信号を再生する装置で
    あって、 前記ディスクから再生信号を、各曲の所定の複数箇所を
    所定時間分だけ、順次読み出して、順次オーディオ信号
    を再生するようにしたディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 1〜複数曲分のオーディオ信号が記録さ
    れたディスクから前記オーディオ信号を再生する装置で
    あって、 前記ディスクから信号を読み出すヘッドと、 前記読み出されたオーディオ信号を一時的に記憶するバ
    ッファメモリとを備え、 前記ヘッドにより前記ディスクから再生信号を、各曲の
    所定の複数箇所を所定時間分だけ、間欠的に読み出し
    て、この読み出されたオーディオ信号を前記バッファメ
    モリに書き込むと共に、このバッファメモリから書き込
    み速度より遅い読み出し速度で読み出し、順次オーディ
    オ信号を再生するようにしたディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 オーディオ信号がデータ圧縮されて、1
    〜複数曲分が記録されると共に、各曲に関する情報が所
    定トラックに記録されたディスクから前記オーディオ信
    号を再生する装置であって、 前記ディスクから信号を読み出すヘッドと、 バッファメモリと、 前記各曲に関する情報から、各曲について、ディスクか
    ら前記ヘッドにより、それぞれ所定時間づつ読み出す複
    数箇所を予め定める手段と、 を備え、 前記バッファメモリに、前記予め定められた複数箇所か
    ら読み出された各曲の圧縮データが書き込まれ、この圧
    縮データが読み出されてデータ伸長されて、オーディオ
    信号が再生されるようになされたディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 オーディオ信号がデータ圧縮されて、1
    〜複数曲分が記録されると共に、各曲に関する情報が所
    定トラックに記録されたディスクから前記オーディオ信
    号を再生する装置であって、 前記ディスクから信号を読み出すヘッドと、 バッファメモリと、 前記各曲に関する情報から、各曲について、ディスクか
    ら前記ヘッドにより、それぞれ所定時間づつ読み出す複
    数箇所を予め定める手段と、 を備え、 前記バッファメモリに、前記予め定められた複数箇所か
    ら読み出された各曲の圧縮データが順次書き込まれ、こ
    の圧縮データがとぎれることなく順次読み出されてデー
    タ伸長され、オーディオ信号が再生されるようになされ
    たディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 オーディオ信号がデータ圧縮されて、1
    〜複数曲分が記録されると共に、これら複数曲の各曲に
    関する情報が所定トラックに記録されたディスクから前
    記オーディオ信号を再生する装置であって、 前記ディスクから信号を読み出すヘッドと、 バッファメモリと、 前記各曲に関する情報から、各曲について、ディスクか
    ら前記ヘッドにより、それぞれ所定時間づつ読み出す複
    数箇所を予め定める手段と、 を備え、 前記バッファメモリに、前記予め定められた複数箇所か
    ら読み出された各曲の圧縮データが順次書き込まれ、こ
    の圧縮データが前記バッファメモリから読み出されてデ
    ータ伸長されると共に、前記所定時間分のデータ間にダ
    ミーデータが挿入されて、オーディオ信号が再生される
    ようになされたディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 前記ダミーデータが再生オーディオ信号
    の説明のための音声メッセージとされてなる請求項5記
    載のディスク再生装置。
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