JPH05324510A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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Publication number
JPH05324510A
JPH05324510A JP4127674A JP12767492A JPH05324510A JP H05324510 A JPH05324510 A JP H05324510A JP 4127674 A JP4127674 A JP 4127674A JP 12767492 A JP12767492 A JP 12767492A JP H05324510 A JPH05324510 A JP H05324510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
communication
distance
information processing
radiation
Prior art date
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Pending
Application number
JP4127674A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Abei
大 安部井
Akiyoshi Yokoyama
昭慈 横山
Kazuhide Nishiyama
一秀 西山
Shigeto Osuji
成人 大條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH05324510A publication Critical patent/JPH05324510A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】光通信において、通信障害の原因が、受信側の
異常によるものか、光路が遮断されていることによるも
のかを区別することを可能にし、通信障害の原因や対処
法を、ユーザにわかりやすく報知することを可能にす
る。 【構成】複数の機器から構成され、光を用いて少なくと
も2つの機器間の通信を行う機能を有する情報処理装置
において、受信側となる機器121に、送信側となる機
器101に対して、光以外の放射線を用いて信号を送信
する送信手段131を備えるようにし、送信側となる機
器に、受信側となる機器の送信手段により送信された信
号を受信する受信手段118と、受信側となる機器との
間で光による通信を行うことが不可能である場合に、上
記受信手段により信号が受信されたか否かに応じて、異
なる報知情報を報知する報知手段とを備えるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つ以上の機器から構
成され、光を用いて機器間の通信を行う機能を有する情
報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話などの、機器間を接続するケ
ーブルが必須であった家電製品において、使い勝手を向
上させるために、コードレス化されたものが増えてきて
いる。
【0003】コードレス化を実現するためには、例え
ば、コードレス電話に用いられている小電力無線のよう
に、電波を用いて通信を行うようにしている。小電力無
線の電波通信では、屋内でも50〜100m程度の距離
で通信を行うことができるので、大変便利である。しか
し、データの伝送速度は、最高でも32kbpsに限ら
れているので、高速のデータ転送が必要な場合には好ま
しいとはいえない。
【0004】上述した家電製品等のコードレス化に影響
されて、情報処理装置においてもコードレス化が期待さ
れており、情報処理装置においては、高速のデータ転送
が必要であるので、電波通信に代わって、赤外光を用い
て通信を行うようになってきている。
【0005】赤外光通信については、「日経エレクトロ
ニクス」,1983.9.26号,97頁〜102頁で紹
介されており、赤外光通信では、数Mbpsの高速デー
タ伝送が可能となるが、通信距離は、数十m程度と、電
波通信よりも短い場合が多い。
【0006】しかし、情報処理装置においてコードレス
化を図ることにより、従来ケーブルで接続されていたと
きには生じなかった新たな問題点が生じてくる。すなわ
ち、例えば、ワードプロセッサのプリンタをコードレス
化した場合に、従来は、本体とプリンタとを接続するケ
ーブルが外れることがほとんどなかったため、信号が伝
達されないという障害に対する考慮はされていなかっ
た。しかし、プリンタをコードレス化した場合には、図
2に示すように、机上に書類や文房具等の障害物が存在
することによって、赤外光路が確保されないことが考え
られ、赤外光路が遮断されることによる通信障害が問題
となってくる。
【0007】また、プリンタで印刷を行うことが不可能
である場合に、それが、プリンタの異常によるものか、
赤外光路が遮断されていることによるものかを区別する
ことができず、表示するエラーメッセージの内容も、図
3に示すように、曖昧なものとなり、わかりにくいとい
う問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、赤外
光通信によりコードレス化を図った場合は、通信障害の
原因が、受信側の異常によるものか、赤外光路が遮断さ
れていることによるものかを区別することができず、ユ
ーザに対するエラーメッセージの内容がわかりにくく、
不親切なものとなるという問題点がある。また、障害物
が存在することにより赤外光路が遮断される確率が高く
なると予想される。
【0009】本発明の目的は、通信障害の原因が、受信
側の異常によるものか、光路が遮断されていることによ
るものかを区別することを可能にし、通信障害の原因や
対処法を、ユーザにわかりやすく報知することを可能に
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受信側となる機器に、送信側となる機器
に対して、光以外の放射線を用いて信号を送信する送信
手段を備えるようにしており、また、送信側となる機器
に、受信側となる機器の送信手段により送信された信号
を受信する受信手段と、受信側となる機器との間で光通
信を行うことが不可能である場合に、上記受信手段によ
り信号が受信されたか否かに応じて、異なる報知情報を
報知する報知手段とを備えるようにしている。
【0011】具体的には、上記報知手段は、上記受信手
段により信号が受信されたならば、受信側となる機器と
の間に光路を遮断する障害物が存在することを示す報知
情報を報知し、また、上記受信手段により信号が受信さ
れないならば、受信側となる機器に異常が発生している
ことを示す報知情報を報知する。
【0012】なお、上記光以外の放射線としては、例え
ば、電波,音波,超音波等が挙げられる。
【0013】また、本発明は、送信側となる機器に、受
信側となる機器との間の距離を測定する測定手段と、受
信側となる機器との間で光通信を行うことが可能である
場合に、上記測定手段により測定された距離を記憶する
記憶手段と、受信側となる機器との間で光通信を行うこ
とが不可能である場合に、上記測定手段により測定され
た距離と上記記憶手段に記憶されている距離とを比較す
る比較手段と、上記比較手段の比較結果に応じて、異な
る報知情報を報知する報知手段とを備えるようにしてい
る。
【0014】具体的には、上記報知手段は、上記比較手
段による比較の結果、上記測定手段により測定された距
離が上記記憶手段に記憶されている距離より小さいなら
ば、受信側となる機器との間に光路を遮断する障害物が
存在することを示す報知情報を報知し、また、上記測定
手段により測定された距離と上記記憶手段に記憶されて
いる距離とが等しいならば、受信側となる機器に異常が
発生していることを示す報知情報を報知する。
【0015】なお、上記測定手段は、光を放射する発光
手段と、上記発光手段により放射された光が物体に反射
して返ってきた光を受光する受光手段と、上記受光手段
により受光された光を解析することにより距離を算出す
る解析手段とを備えて構成することができる。
【0016】また、上記光としては、例えば、赤外光を
用いることができる。
【0017】
【作用】例えば、光以外の放射線として電波を用いた場
合、機器間に光路を遮断する障害物が存在しても、受信
側の機器に異常がなければ、受信側の機器の送信手段に
より電波信号が送信される。この電波信号は、受信側の
機器に届く距離にあり、電磁波のシールドがなければ、
受信側の機器の受信手段により受信される。
【0018】従って、光通信が不可能である場合にも、
上記受信手段により電波信号が受信されたか否かをチェ
ックすることにより、光通信が不可能である原因が、機
器間に障害物が存在することによるものか、受信側の機
器の異常によるものかを区別することができる。そこ
で、機器間に障害物が存在することを示すメッセージと
受信側の機器に異常が発生していることを示すメッセー
ジを用意して、障害の原因に応じたメッセージを表示す
るようにすればよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】本実施例では、ワードプロセッサの本体と
プリンタとの間で赤外光通信を行う場合について説明す
る。
【0021】図1は本発明の第1の実施例を示す全体構
成図である。
【0022】図中、101はワードプロセッサの本体、
121はプリンタである。
【0023】本体101は、中央処理装置(以下、CP
Uと称す。)102と、パラレルデータをシリアルデー
タに変換するパラレル/シリアル変換部103と、パラ
レル/シリアル変換部103により変換されたシリアル
データをバイフェーズ符号等の電気信号に変換する符号
化部104と、符号化部104により符号化された電気
信号を発光ダイオード106により赤外光信号に変換す
るLEDドライバ105と、発光ダイオード106と、
プリンタ121から送出された赤外光信号を電気信号に
変換するフォトダイオード107と、フォトダイオード
107により変換された電気信号を増幅する増幅部10
8と、増幅部108により増幅された電気信号を復号化
する復号化部109と、復号化部109により復号化さ
れたシリアルデータをパラレルデータに変換するシリア
ル/パラレル変換部110と、CPU102を駆動する
プログラムやデータを格納するメモリ111と、表示装
置113を制御する表示制御部112と、表示装置11
3と、フロッピィディスク115を制御するフロッピィ
制御部114と、フロッピィディスク115と、キーボ
ードインタフェース116と、キーボード117と、プ
リンタ121から送出された電波信号を受信する電波受
信部118とを備えて構成されている。
【0024】また、プリンタ121は、CPU122
と、本体101から送出された赤外光信号を電気信号に
変換するフォトダイオード123と、フォトダイオード
123により変換された電気信号を増幅する増幅部12
4と、増幅部124により増幅された電気信号を復号化
する復号化部125と、復号化部125により復号化さ
れたシリアルデータをパラレルデータに変換するシリア
ル/パラレル変換部126と、パラレルデータをシリア
ルデータに変換するパラレル/シリアル変換部127
と、パラレル/シリアル変換部127により変換された
シリアルデータをバイフェーズ符号等の電気信号に変換
する符号化部128と、符号化部128により符号化さ
れた電気信号を発光ダイオード130により赤外光信号
に変換するLEDドライバ129と、発光ダイオード1
30と、プリンタ121に通電されている場合、常時、
電波信号を発信する電波発信部131と、CPU122
を駆動するプログラムやデータを格納するメモリ132
と、モータ134を制御するモータ制御部133と、モ
ータ134と、印字ヘッド136に印字データを送出す
る印字ヘッドインタフェース135と、印字ヘッド13
6とを備えて構成されている。
【0025】以下、本実施例の動作について説明する。
【0026】本体101においては、まず、CPU10
2は、プリンタ121との間で赤外光通信が可能である
ことを確認するために、通信確認用のコードを、パラレ
ル/シリアル変換部103に書き込む。パラレル/シリ
アル変換部103は、書き込まれた通信確認用コードを
シリアルデータに変換して、符号化部104に送出す
る。符号化部104は、パラレル/シリアル変換部10
3から送出されたシリアルデータを、順次、バイフェー
ズ符号等の電気信号に変換して、LEDドライバ105
に送出する。LEDドライバ105は、符号化部104
から送出された電気信号に従って、発光ダイオード10
6を駆動し、赤外光信号に変換して、放射する。
【0027】プリンタ121においては、フォトダイオ
ード123が発光ダイオード106により放射された赤
外光信号を受信できる距離にあり、かつ、受信できる方
向を向いている場合には、フォトダイオード123は、
発光ダイオード106により放射された赤外光信号を受
信し、電気信号に変換して、増幅部124に送出する。
増幅部124は、フォトダイオード123から送出され
た電気信号を増幅し、二値化して復号化部125に送出
する。復号化部125は、増幅部124から送出された
電気信号をNRZ(ノンリターンゼロ)符号等のシリア
ルデータに変換して、シリアル/パラレル変換部126
に送出する。シリアル/パラレル変換部126は、復号
化部125から送出されたシリアルデータをパラレルデ
ータに変換する。CPU122は、シリアル/パラレル
変換部126により変換されたパラレルデータを読み込
み、通信確認用コードであることを解析すると、本体1
01に通信確認用コードを受信したことを通知するため
に、確認コード受信コードを、パラレル/シリアル変換
部127に書き込む。書き込まれた確認コード受信コー
ドは、本体101からプリンタ121に通信確認用コー
ドが送出されたのと同様に、パラレル/シリアル変換部
127,符号化部128,LEDドライバ129,発光
ダイオード130により、赤外光信号として放射され
る。
【0028】本体101においては、プリンタ121が
通信確認用コードを受信したのと同様に、フォトダイオ
ード107,増幅部108,復号化部109,シリアル
/パラレル変換部110,CPU102により読み込ま
れる。CPU102は、読み込まれた確認コード受信コ
ードを解析することにより、通信確認コードがプリンタ
121に受信され、応答が返ってきたことを知る。これ
により、本体101は、本体101とプリンタ121と
の間の双方向の赤外光通信が可能であることを確認する
ことができる。赤外光通信が可能であることを確認後、
本体101は、印刷データおよび印刷制御用データをプ
リンタ121に送信することにより、印刷を開始する。
【0029】しかし、本体101とプリンタ121との
間に何らかの障害物が存在するなどして、本体101か
らプリンタ121に放射された通信確認用コードまたは
プリンタ121から本体101に放射された確認コード
受信コードが受信できない場合には、本体101が通信
確認用コードを送信しても、確認コード受信コードを受
信することができないので、本体101は、赤外光通信
が正しく行われず、赤外光通信による印刷ができないこ
とを知る。
【0030】この場合、本体101においては、CPU
102は、電波受信部118の状態を読み込み、プリン
タ121に通電が行われているか否かを確認する。すな
わち、電波発信部131は、プリンタ121に通電が行
われている場合には、常に電波信号を発信しているの
で、電波受信部118が電波発信部131から発信され
ている電波信号を受信していれば、プリンタ121に通
電が行われているということを確認することができる。
【0031】もし、電波受信部118がプリンタ121
の電波発信部131から発信されている電波信号を受信
していないならば、プリンタ121に通電が行われてい
ないか、または、プリンタ121の電源スイッチが入っ
ていないことがわかる。この場合、CPU102は、表
示装置113に、図4に示すようなメッセージを表示
し、ユーザがプリンタ121に正しく電源が入るように
操作を促す。ユーザが電源を入れて再度印刷を行うため
の操作をすると、通信確認用コードを送信する動作を繰
返し行う。
【0032】また、電波受信部118がプリンタ121
の電波発信部131から発信されている電波信号を受信
しているならば、プリンタ121に通電が行われている
ことがわかる。そこで、赤外光通信が正しく行われない
のは、本体101とプリンタ121との間に障害物が存
在するか、本体101とプリンタ121との間の距離が
赤外光通信が可能な距離よりも大きいか、本体101の
発光ダイオード106およびプリンタ121の発光ダイ
オード130が放射する赤外光信号の方向とプリンタ1
21のフォトダイオード107および本体101のフォ
トダイオード123が赤外光信号を受信する方向とが合
っていないなどの理由が考えられるので、CPU102
は、表示装置113に、図5に示すようなメッセージを
表示し、ユーザに赤外光通信が正しく行えるようにする
ために、障害物を取り除くなどの操作を促す。ユーザが
赤外光通信が正しく行われるように操作して、再度印刷
を行うための操作をすると、通信確認用コードを送信す
る動作を繰返し行う。
【0033】上述したように、本実施例によれば、ユー
ザは印刷が行えない原因を的確に知り、対処することが
できるようになる。
【0034】なお、本実施例においては、印刷開始前の
動作について説明したが、印刷中であっても同様であ
る。
【0035】また、本実施例においては、一般に、電波
信号の到達距離よりも赤外光信号の到達距離が短いの
で、そのことを前提としているが、電波信号の到達距離
と赤外光信号の到達距離とが同程度、すなわち、プリン
タ121の電波発信部131が発信する電波信号が微弱
で、本体101とプリンタ121との間で赤外光通信が
可能な距離内でしか本体101の電波受信部118が電
波信号を受信できないように設計されているならば、本
体101とプリンタ121との間の距離が大きく、赤外
光通信ができない場合には、プリンタ121の電波発信
部131により発信された電波信号を本体101の電波
受信部118が受信することもできない。従って、電波
信号が受信できなかった場合のメッセージは、図6に示
すようになり、電波信号が受信できた場合のメッセージ
は、図7に示すようになる。
【0036】また、本実施例においては、表示装置11
3にメッセージを表示するようにしているが、ビープ音
等の音を発声し、障害の原因に応じて、音の音色,リズ
ム,長さなどを変えて、ユーザに知らせるなど、音を用
いる方法も考えられる。
【0037】また、本実施例においては、プリンタ12
1の通電状態を知るために、電波信号を用いているが、
電波信号の変わりに、音波,超音波など、空気の振動を
利用する方法も考えられる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0039】図8は第2の実施例の全体構成図である。
【0040】上記第1の実施例の構成との相違は、本体
101に、電波受信部118の代わりに、距離を測定す
るための光を放出する距離測定用発光ダイオード151
と、距離測定用発光ダイオード151を駆動する距離測
定用発光ダイオードドライバ152と、反射してきた光
を受信することにより、距離を計測する距離計測部15
3とを設けた点と、プリンタ121に、電波発信部13
1を設けていない点である。
【0041】距離測定用発光ダイオード151は、発光
ダイオード106,フォトダイオード107と同じ方向
を向く構造になっており、プリンタ121で印刷を行う
場合には、プリンタ121のある方向に向けられるか、
または、プリンタ121を距離測定用発光ダイオード1
51の向いている方向に移動する。
【0042】ユーザが印刷を行う操作をすると、本体1
01においては、上記第1の実施例と同様に、プリンタ
121に通信確認用コードを送信し、プリンタ121と
の間で赤外光通信が可能であるか否かを確認する。プリ
ンタ121から確認コード受信コードが送信され、赤外
光通信が可能であることを確認すると、本体101は、
距離測定用発光ダイオードドライバ152を制御して、
距離測定用発光ダイオード151を駆動し、プリンタ1
21との間の距離を計測するための光を放射する。放射
された光は、プリンタ121で反射し、その一部が本体
101の距離測定部153に戻ってくる。
【0043】図9は距離測定部153の構成例を示す図
である。
【0044】図9において、201A,201Bはプリ
ンタ121から戻ってきた距離測定用の光を反射させる
鏡、202A,202Bは鏡201A,201Bで反射
させた光をしぼり込むレンズ、203A,203Bはレ
ンズ202A,202Bを通った光を反射させる鏡、2
04は距離測定用発光ダイオード151が放射した光を
感知し、感知した位置を検出するライン光センサであ
る。
【0045】図9に示したように、光源すなわち距離測
定用の光を反射した物体までの距離により、光がライン
光センサ204に入力する位置が異なるため、その位置
を検出することで、光を反射した物体までの距離を知る
ことができる。
【0046】本体101においては、CPU102は、
距離測定部153からライン光センサ204に入力した
距離測定用の光の位置を読み込み、その値からプリンタ
121との間の距離を算出し、算出した距離の値をメモ
リ111の一部に記憶しておく。そして、本体101
は、印刷データおよび印刷制御用データをプリンタ12
1に送信することにより、印刷を開始する。
【0047】印刷開始後、本体101とプリンタ121
との間に障害物が存在し、赤外光路が遮断された場合
に、本体101は、プリンタ121から応答の赤外光信
号が送信されれてこないことで、赤外光通信が正常に行
われていないことを知る。しかし、それが供給電力が途
切れた等のプリンタ121の異常によるものか、また
は、本体101とプリンタ121との間に障害物が存在
することによるものかを判断することはできない。
【0048】そこで、本体101とプリンタ121との
間に障害物が存在するか否かを検知するために、距離測
定用発光ダイオード151を駆動し、距離測定用の光を
放射する。距離測定用の光は、障害物で反射され、距離
測定部153に戻ってくる。距離測定部153により、
距離測定用の光が反射した地点までの距離、すなわち、
障害物までの距離を測定し、印刷開始時に測定したプリ
ンタ121までの距離と比較する。障害物は、本体10
1とプリンタ121との間に存在するので、本体101
と障害物との間の距離は、本体101とプリンタ121
との間の距離よりも小さくなるので、印刷開始時に測定
した距離より、障害物がある場合の方が計測距離が小さ
くなる。
【0049】従って、まず、正常に赤外光通信が行える
状態で、プリンタ121までの距離を測定しておき、障
害が発生した場合に、再びプリンタ121までの方向の
距離を測定し、先に測定しておいたプリンタ121まで
の距離と比較することで、障害物の存在を検知すること
ができる。
【0050】本実施例のほかに、受光する反射光の強度
の変化により、障害物の存在を検知する方法も考えられ
る。
【0051】また、本実施例においても、上記第1の実
施例と同様に、赤外光通信において障害が発生した場合
に、障害の原因に応じて、ユーザに知らせるメッセージ
を切り替えることにより、ユーザは的確な操作を行うこ
とができる。
【0052】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0053】本実施例の構成は、上記第1の実施例の構
成に、さらに、上記第2の実施例における距離測定用発
光ダイオード151と、距離測定用発光ダイオードドラ
イバ152と、距離計測部153とを設けた構成となっ
ている。
【0054】そして、予め、メモリ111に、赤外光通
信が可能な距離を格納している。
【0055】本実施例においては、本体101からプリ
ンタ121に放射された通信確認用コードまたはプリン
タ121から本体101に放射された確認コード受信コ
ードが受信できない場合に、本体101においては、C
PU102は、電波受信部118の状態を読み込み、プ
リンタ121に通電が行われているか否かを確認する。
【0056】もし、電波受信部118がプリンタ121
の電波発信部131から発信されている電波信号を受信
していないならば、プリンタ121に通電が行われてい
ないか、または、プリンタ121の電源スイッチが入っ
ていないことがわかる。この場合、CPU102は、上
記第1の実施例と同様に、表示装置113に、図4に示
すようなメッセージを表示する。
【0057】また、電波受信部118がプリンタ121
の電波発信部131から発信されている電波信号を受信
しているならば、プリンタ121に通電が行われている
ことがわかる。そこで、赤外光通信が正しく行われない
のは、本体101とプリンタ121との間に障害物が存
在するか、本体101とプリンタ121との間の距離が
赤外光通信が可能な距離よりも大きいか、本体101と
プリンタ121との向きが合っていないなどの理由が考
えられるので、さらに、本体101は、距離測定用発光
ダイオード151,距離測定用発光ダイオードドライバ
152,距離測定部153を用いて、プリンタ121と
の間の距離を測定する。
【0058】そして、本体101においては、CPU1
02は、距離測定部153により測定されたプリンタ1
21との間の距離と、予めメモリ111に格納されてい
る赤外光通信が可能な距離とを比較し、前者が後者より
も大きい場合は、赤外光通信が正しく行われないのは、
本体101とプリンタ121との間の距離が赤外光通信
が可能な距離よりも大きいという理由であることを知
る。
【0059】従って、CPU102は、距離測定部15
3により測定されたプリンタ121との間の距離が予め
メモリ111に格納されている赤外光通信が可能な距離
よりも大きい場合は、表示装置113に、プリンタ12
1が遠すぎることを示すメッセージを表示すればよく、
距離測定部153により測定されたプリンタ121との
間の距離が予めメモリ111に格納されている赤外光通
信が可能な距離よりも大きくない場合は、表示装置11
3に、プリンタ121との間に障害物があること、およ
び、本体101とプリンタ121との向きが合っていな
いことを示すとがメッセージを表示すればよい。このよ
うに、本実施例によれば、図5に示すメッセージを、さ
らに、分割することができる。なお、距離測定部153
により測定されたプリンタ121との間の距離が予めメ
モリ111に格納されている赤外光通信が可能な距離よ
りも大きい場合には、さらに、両者の差を計算し、計算
された距離分以上、プリンタ121近付けるよう促す示
すメッセージを表示するようにしてもよい。
【0060】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。
【0061】図10は第4の実施例の全体構成図であ
る。
【0062】上記第1の実施例の全体構成との相違は、
本体101およびプリンタ121の両方に、FSK(周
波数シフトキーイング)変調部141,147と、電波
信号送信部142,148と、電波信号受信部143,
145と、復調部144,146とを設けた点である。
【0063】ユーザが印刷操作を行うと、本体101に
おいては、上記第1の実施例と同様に、通信確認用コー
ドを送信し、赤外光通信が可能であることを確認する。
確認コード受信コードがプリンタ121から送信されて
きた場合には、赤外光通信による印刷が可能であるの
で、本体101からプリンタ121へ印刷データおよび
印刷制御データを送信し、印刷を開始する。
【0064】プリンタ121から確認コード受信コード
が送信されてこない場合には、本体101のCPU10
2は、電波信号による通信ができることを確認するため
に、通信確認用コードを、パラレル/シリアル変換部1
03に書き込む。パラレル/シリアル変換部103に書
き込まれた通信確認用コードは、シリアルデータに変換
され、FSK変調部141で変調されて、電波信号送信
部142から送信される。
【0065】プリンタ121においては、電波信号受信
部145で通信確認用コードを受信し、復調部146で
復調し、シリアル/パラレル変換部146でパラレルデ
ータに変換する。CPU122は、シリアル/パラレル
変換部146からパラレルデータを読み込み、通信確認
用コードであることを解析すると、本体101に通信確
認用コードを受信したことを本体101に通知するため
に、パラレル/シリアル変換部127に通信コード受信
コードを書き込む。パラレル/シリアル変換部127に
書き込まれた通信コード受信コードは、本体101が通
信確認用コードを送信したのと同様に、プリンタ121
の電波信号送信部148から送信され、本体101の電
波信号受信部143に受信される。CPU102は、シ
リアル/パラレル変換部110から確認コード受信コー
ドを読み込み、解析することにより、電波信号による通
信が可能なことを確認することができる。
【0066】電波信号による通信の確認ができた場合に
は、プリンタ121の電源は正しく通電されていること
がわかるので、赤外光通信ができない理由は、本体10
1とプリンタ121との間に障害物があるか、または、
本体101とプリンタ121との間の距離が大きいか、
本体101とプリンタ121との向きが合っていないな
どの理由が考えられる。そこで、赤外光通信で印刷を行
いたい場合には、これらの障害を改善しなければならな
い。また、本実施例においては、電波信号による通信が
可能であり、それによって印刷を行うこともできる。従
って、CPU102は、表示装置113に、図11に示
すようなメッセージを表示し、ユーザが赤外光通信で印
刷を行いたい場合には、赤外光通信の妨げとなっている
原因を改善する操作を促し、電波通信で印刷を行いたい
場合にはそのように選択させる。
【0067】ユーザが赤外光通信による印刷を選択した
場合には、再度印刷をする操作を行った場合、赤外光信
号により通信確認コードを送信する動作を繰り返す。ユ
ーザが電波通信による印刷を選択した場合には、本体1
01は、電波信号によりプリンタ121に印刷データお
よび印刷制御データを送信し、印刷を開始する。
【0068】なお、プリンタ121においては、赤外光
通信と電波通信とが必ずしも同じデータ転送速度とは限
らないので、それぞれの転送速度に応じて印字速度を変
えるようにすることにより、通信速度が速い方の通信性
能を活かすことができる。
【0069】また、本体101がプリンタ121に電波
信号による通信確認用コードを送ったにもかかわらず、
確認コード受信コードを受信できない場合には、表示装
置113に、図12に示すようなメッセージを表示し、
ユーザにプリンタ121の電源を正しく入れることを促
す。
【0070】本実施例によれば、本体101とプリンタ
121との間に障害物がある場合や、本体101とプリ
ンタ121との間の距離が離れている場合や、本体10
1とプリンタ121との向きが合っていない場合でも、
電波信号による通信で印刷を行うことができる。
【0071】また、本実施例は、上記第2の実施例と組
み合わせてもよい。
【0072】なお、上述した実施例では、本体101と
プリンタ121との間の赤外光通信を例に説明したが、
本発明は、これに限られたものではなく、光通信を行う
情報処理装置に広く用いることが可能である。このと
き、送信側の機器(本体101)および受信側の機器
(プリンタ121)のいずれの機器にもなりうるような
機器については、両方の機能を備えた構成にすればよ
い。
【0073】また、上述した実施例は、データの変換方
法については、一切制限するものではない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光通信において通信障害の原因が、受信側の異常による
ものか、光路が遮断されていることによるものかを区別
することができ、通信障害の原因や対処法を、ユーザに
わかりやすく報知することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成図。
【図2】コードレスプリンタの使用形態を示す説明図。
【図3】従来のメッセージ例を示す説明図。
【図4】本実施例のメッセージ例を示す説明図。
【図5】本実施例のメッセージ例を示す説明図。
【図6】本実施例のメッセージ例を示す説明図。
【図7】本実施例のメッセージ例を示す説明図。
【図8】本発明の第2の実施例の全体構成図。
【図9】距離測定部の構成例を示す絶命図。
【図10】本発明の第4の実施例の全体構成図。
【図11】本実施例のメッセージ例を示す説明図。
【図12】本実施例のメッセージ例を示す説明図。
【符号の説明】
101…ワードプロセッサ、102,122…CPU、
103,127…パラレル/シリアル変換部、104,
128…符号化部、105,129…LEDドライバ、
106,130…発光ダイオード、107,123…フ
ォトダイオード、108,124…増幅部、109,1
25…復号化部、110,126…シリアル/パラレル
変換部、111,132…メモリ、,112…表示制御
部、113…表示装置、114…フロッピィ制御部、1
15…フロッピィディスク、116…キーボードインタ
フェース、117…キーボード、118…電波受信部、
121…プリンタ、131…電波発信部、133…モー
タ制御部、134…モータ、135…印字ヘッドインタ
フェース、136…印字ヘッド、141,147…FS
K変調部、142,148…電波信号送信部、143,
145…電波信号受信部、144,146…復調部、1
51…距離測定用発光ダイオード、152…距離測定用
発光ダイオードドライバ、153…距離計測部、201
A,201B,203A,203B…鏡、202A,2
02B…レンズ、204…ライン光センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/22 (72)発明者 西山 一秀 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 大條 成人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機器から構成され、光を用いて少な
    くとも2つの機器間の通信を行う機能を有する情報処理
    装置において、 受信側となる機器は、送信側となる機器に対して、光以
    外の放射線を用いて信号を送信する送信手段を備え、 送信側となる機器は、受信側となる機器の送信手段によ
    り送信された信号を受信する受信手段と、受信側となる
    機器との間で光による通信を行うことが不可能である場
    合に、上記受信手段により信号が受信されたか否かに応
    じて、異なる報知情報を報知する報知手段とを備えたこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、 上記報知手段は、上記受信手段により信号が受信された
    ならば、受信側となる機器との間に光路を遮断する障害
    物が存在することを示す報知情報を報知し、また、上記
    受信手段により信号が受信されないならば、受信側とな
    る機器に異常が発生していることを示す報知情報を報知
    することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の情報処理装置にお
    いて、 上記光以外の放射線は、電波,音波,超音波のうちのい
    ずれかであることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の情報処理装置
    において、 送信側となる機器は、受信側となる機器との間で光によ
    る通信を行うことが可能な距離を記憶する記憶手段と、
    受信側となる機器との間で光による通信を行うことが不
    可能である場合に、受信側となる機器との間の距離を測
    定する測定手段と、上記測定手段により測定された距離
    と上記記憶手段に記憶されている距離とを比較する比較
    手段とを備え、 上記報知手段は、上記比較手段による比較の結果、上記
    測定手段により測定された距離が上記記憶手段に記憶さ
    れている距離より大きいならば、受信側となる機器との
    間の距離が大きいことを示す報知情報を報知することを
    特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】複数の機器から構成され、光を用いて少な
    くとも2つの機器間の通信を行う機能を有する情報処理
    装置において、 送信側となる機器は、受信側となる機器との間の距離を
    測定する測定手段と、受信側となる機器との間で光によ
    る通信を行うことが可能である場合に、上記測定手段に
    より測定された距離を記憶する記憶手段と、受信側とな
    る機器との間で光による通信を行うことが不可能である
    場合に、上記測定手段により測定された距離と上記記憶
    手段に記憶されている距離とを比較する比較手段と、上
    記比較手段の比較結果に応じて、異なる報知情報を報知
    する報知手段とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の情報処理装置において、 上記報知手段は、上記比較手段による比較の結果、上記
    測定手段により測定された距離が上記記憶手段に記憶さ
    れている距離より小さいならば、受信側となる機器との
    間に光路を遮断する障害物が存在することを示す報知情
    報を報知し、また、上記測定手段により測定された距離
    と上記記憶手段に記憶されている距離とが等しいなら
    ば、受信側となる機器に異常が発生していることを示す
    報知情報を報知することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項4,5または6記載の情報処理装置
    において、 上記測定手段は、光を放射する発光手段と、上記発光手
    段により放射された光が物体に反射して返ってきた光を
    受光する受光手段と、上記受光手段により受光された光
    を解析することにより距離を算出する解析手段とを備え
    たことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】複数の機器から構成され、光を用いて少な
    くとも2つの機器間の通信を行う機能を有する情報処理
    装置において、 光以外の放射線を用いて上記少なくとも2つの機器間の
    通信を行う機能をさらに有しており、 光による通信を行うことが不可能であり、光以外の放射
    線による通信を行うことが可能である場合に、光以外の
    放射線による通信を行うことを特徴とする情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】複数の機器から構成され、光を用いて少な
    くとも2つの機器間の通信を行う機能を有する情報処理
    装置において、 光以外の放射線を用いて上記少なくとも2つの機器間の
    通信を行う機能をさらに有しており、 送信側となる機器は、受信側となる機器との間で光によ
    る通信を行うことが不可能であり、光以外の放射線によ
    る通信を行うことが可能である場合に、光以外の放射線
    による通信を行うか否かを指示するよう促す報知情報を
    報知する報知手段と、光以外の放射線による通信を行う
    か否かの指示を外部から受付ける受付手段とを備え、 上記受付手段により受付けられた指示内容に従って、光
    による通信または光以外の放射線による通信を行うこと
    を特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の情報処理装置において、 上記報知手段は、受信側となる機器との間で光による通
    信を行うことが不可能であり、光以外の放射線による通
    信を行うことが可能である場合に、さらに、受信側とな
    る機器との間に光路を遮断する障害物が存在することを
    示す報知情報を報知し、また、受信側となる機器との間
    で光による通信および光以外の放射線による通信を行う
    ことが不可能である場合に、受信側となる機器に異常が
    発生していることを示す報知情報を報知することを特徴
    とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】請求項8または9記載の情報処理装置に
    おいて、 上記光以外の放射線は、電波であることを特徴とする情
    報処理装置。
JP4127674A 1992-05-20 1992-05-20 情報処理装置 Pending JPH05324510A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221517A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Mitsubishi Electric Corp Ponシステム
JP2019125281A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 三菱電機株式会社 環境監視システムおよび環境監視方法

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