JP2019125281A - 環境監視システムおよび環境監視方法 - Google Patents

環境監視システムおよび環境監視方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019125281A
JP2019125281A JP2018006945A JP2018006945A JP2019125281A JP 2019125281 A JP2019125281 A JP 2019125281A JP 2018006945 A JP2018006945 A JP 2018006945A JP 2018006945 A JP2018006945 A JP 2018006945A JP 2019125281 A JP2019125281 A JP 2019125281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor device
communication
measurement
master sensor
master
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018006945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6999432B2 (ja
Inventor
幹滋 水野
Mikishige Mizuno
幹滋 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018006945A priority Critical patent/JP6999432B2/ja
Publication of JP2019125281A publication Critical patent/JP2019125281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6999432B2 publication Critical patent/JP6999432B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

【課題】計測データの収集を効率的に行うとともに、荷物の積載状態を判定する。【解決手段】環境監視システム1は、Bluetooth通信と赤外線通信により通信可能な、マスタセンサ装置100Aおよびスレーブセンサ装置100Bと、無線通信によりマスタセンサ装置100Aと通信可能な制御装置200とを含む。制御装置200は、第1の送信手段と、第1の受信手段とを備える。第1の送信手段は、計測指令と通信指令をマスタセンサ装置100Aに送信する。第1の受信手段は、マスタセンサ装置100Aおよびスレーブセンサ装置100Bの周辺環境の計測結果を示す第1の環境計測情報および第2の環境計測情報と、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの赤外線通信の可否を示す通信可否情報とを含む応答情報をマスタセンサ装置100Aから受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、環境監視システムおよび環境監視方法に関する。
倉庫に収納された荷物を適切に保管するために、倉庫内の環境を監視する環境監視システムが数多く提案されている。このような環境監視システムにおいて、倉庫内の複数箇所に設置されたセンサ装置の計測データを無線通信を用いて収集する場合、荷物がその積載状態によっては障害物となって通信路が遮断され、すべてのセンサ装置から測定データを収集できないという事態が生じることがある。
この事態を回避するため、例えば、特許文献1が開示する技術を利用することが考えられる。特許文献1は、ミリ波を用いてデータ通信を行う無線通信装置において、データ通信に先立って、赤外線による通信の可否に応じて装置間に障害物が存在しないことを確認する技術を開示している。
特開2015−23309号公報
しかしながら、特許文献1が開示する技術は、異なる通信方式を用いて装置間の通信を段階的に行うものであり、例えば、装置間で計測データの通信を行うことができる状況であっても、事前に装置間に障害物を検知した場合には、計測データの通信が行われず、センサ装置から計測データを収集することができないという問題がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、計測データの収集を安定的に行うとともに、センサ装置間の障害物の有無を検知可能である環境監視システムおよび環境監視方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る環境監視システムは、第1の通信方式と第2の通信方式とにより通信可能な、マスタとして動作するマスタセンサ装置およびスレーブとして動作するスレーブセンサ装置と、第3の通信方式によりマスタセンサ装置と通信可能な制御装置とを含み、制御装置は、第1の送信手段と、第1の受信手段とを備える。第1の送信手段は、周辺環境の計測を指示する計測指令と、マスタセンサ装置とスレーブセンサ装置との第2の通信方式による通信を指示する通信指令とを、第3の通信方式によりマスタセンサ装置に送信する。第1の受信手段は、計測指令の応答として、マスタセンサ装置の周辺環境の計測結果を示す第1の環境計測情報およびスレーブセンサ装置の周辺環境の計測結果を示す第2の環境計測情報と、通信指令の応答として、マスタセンサ装置とスレーブセンサ装置との第2の通信方式による通信の可否を示す通信可否情報とを含む応答情報を、第3の通信方式によりマスタセンサ装置から受信する。
本発明によれば、環境監視システムにおいて、制御装置は、計測指令および通信指令をマスタセンサ装置に送信し、これらの指令の応答として、マスタセンサ装置とスレーブセンサ装置の各々が計測した周辺環境の計測結果を示す環境計測情報と、マスタセンサ装置とスレーブセンサ装置との第2の通信方式による通信の可否を示す通信可否情報を含む応答情報を受信する。このため、環境監視システムは、計測データの収集を安定的に行うとともに、センサ装置間の障害物の有無を検知可能である。
本発明の実施の形態に係る環境監視システムの構成例を示す図 マスタセンサ装置の構成を示すブロック図 スレーブセンサ装置の構成を示すブロック図 荷物が3段に積み上げられた状態におけるマスタセンサ装置とスレーブセンサ装置との間の通信状態を説明するための倉庫室の正面図 荷物が4段に積み上げられた状態におけるマスタセンサ装置とスレーブセンサ装置との間の通信状態を説明するための倉庫室の正面図 荷物が5段に積み上げられた状態におけるマスタセンサ装置とスレーブセンサ装置との間の通信状態を説明するための倉庫室の正面図 制御装置の構成を示すブロック図 環境状態評価テーブルの一例を示す図 荷物積載状態評価テーブルの一例を示す図 端末装置の構成を示すブロック図 環境監視システムの動作の一例を示すシーケンス図 変形例1に係るマスタセンサ装置とスレーブセンサ装置の設置例を示す倉庫室の平面図 変形例2に係るマスタセンサ装置とスレーブセンサ装置の設置例を示す倉庫室の平面図
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る環境監視システム1は、図1に示すように、マスタセンサ装置100A、スレーブセンサ装置100B、制御装置200、端末装置300を備える。例えば、マスタセンサ装置100A、スレーブセンサ装置100B、制御装置200は、監視対象空間である倉庫WHの屋内に配置され、端末装置300は、倉庫WHの屋外の任意の場所に配置される。
マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとは、第1の通信方式と第2の通信方式とにより相互に通信可能に接続されている。本実施の形態において、第1の通信方式をBluetooth(登録商標)通信方式、第2の通信方式をIrDA(Infrared Data Association)をはじめとする赤外線通信方式として説明する。なお、第1の通信方式と第2の通信方式は、これに限定されるものではなく、第2の通信方式が第1の通信方式よりも指向性が高い通信媒体を用いたものであることを条件に任意であり、例えば、第1の通信方式としてBLE(Bluetooth Low Energy)、ZigBee(登録商標)等、第2の通信方式として可視光線による光無線通信を用いてもよい。
マスタセンサ装置100Aと制御装置200とは、ネットワークNWaを介して相互に通信可能に接続されている。ネットワークNWaは、例えば、Wi−Fi(登録商標)をはじめとする無線LAN(Local Area Network)である。
また、制御装置200と端末装置300とは、ネットワークNWbを介して相互に通信可能に接続されている。ネットワークNWbは、例えば、有線または無線LAN、あるいは、有線または無線WAN(Wide Area Network)である。
マスタセンサ装置100Aは、ネットワークNWbを介して制御装置200から受信した計測指令に応じて、設置環境の物理量を計測するとともに、Bluetooth通信によりスレーブセンサ装置100Bに対して計測指令を送信する。また、ネットワークNWbを介して制御装置200から受信した通信指令に応じて、Bluetooth通信によりスレーブセンサ装置100Bに対して通信指令を送信する。マスタセンサ装置100Aは、自己の計測結果を示す環境計測情報Aと、計測指令の応答としてスレーブセンサ装置100Bから取得したスレーブセンサ装置100Bの計測結果を示す環境計測情報Bと、スレーブセンサ装置100Bから送信された赤外線信号の受信結果を示す通信可否情報とを含む応答情報を、制御装置200に送信する。
スレーブセンサ装置100Bは、Bluetooth通信によりマスタセンサ装置100Aから受信した計測指令に応じて、設置環境の物理量を計測し、その計測結果を示す環境計測情報BをBluetooth通信によりマスタセンサ装置100Aに送信する。また、スレーブセンサ装置100Bは、Bluetooth通信によりマスタセンサ装置100Aから受信した通信指令に応じて、マスタセンサ装置100Aに対して赤外線信号を送信する。
制御装置200は、ネットワークNWbを介して端末装置300から受信した制御コマンドに応じて、ネットワークNWaを介して計測指令および通信確認指令をマスタセンサ装置100Aに送信する。また、制御装置200は、ネットワークNWbを介してマスタセンサ装置100Aから受信した応答情報に基づいて環境状態および荷物積載状態を判定し、この判定結果を示す状態判定情報を、端末装置300に送信する。
端末装置300は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末であり、ユーザ操作に応じて、ネットワークNWbを介して、制御コマンドを制御装置200に送信する。また、端末装置300は、制御コマンドの応答として制御装置200から取得した状態判定情報に基づく画像を表示する。
次に、環境監視システム1に含まれるマスタセンサ装置100A、スレーブセンサ装置100B、制御装置200、端末装置300の各々の構成について詳細に説明する。
マスタセンサ装置100Aは、図2に示すように、制御部110A、センサ部120A、通信部130Aを備える。これらの各部は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部110Aは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、マスタセンサ装置100Aの各構成部位を制御する。制御部110Aは、機能的には、環境計測情報生成部111A、通信可否情報生成部112A、応答情報生成部113A、通信制御部114Aを有する。
環境計測情報生成部111Aは、マスタセンサ装置100Aの識別情報、マスタセンサ装置100Aの設置位置情報、センサ部120Aから取得した各種の計測データを含む環境計測情報Aを生成する。
通信可否情報生成部112Aは、通信指令の応答として、スレーブセンサ装置100Bから送信された赤外線信号を、後述する赤外線通信部133Aを介して受信したか否かに基づいて、通信可否情報を生成する。通信可否情報は、例えば、赤外線信号を受信した場合には「受信」、赤外線信号を受信しない場合には「未受信」を示す。
応答情報生成部113Aは、制御装置200からの計測指令および通信指令の応答として、応答情報を生成する。応答情報は、環境計測情報A、スレーブセンサ装置100Bから取得した環境計測情報B、通信可否情報を含む。
通信制御部114Aは、通信部130Aを制御して、スレーブセンサ装置100B、制御装置200と通信を行う。通信制御部114Aは、例えば、通信部130Aを制御して、応答情報生成部113Aが生成した応答情報を制御装置200に送信する。
センサ部120Aは、温度センサおよび湿度センサを備え、マスタセンサ装置100Aが設置された環境の温度および湿度を計測し、これらの計測値を示す計測データを出力する。なお、センサ部120Aが備えるセンサは、これに限られず、気圧、照度、紫外線、音圧等の環境物理量を計測するためのセンサを備えていてもよい。なお、センサ部120Aは、本発明の第1のセンサ手段の一例である。
通信部130Aは、各種通信インタフェースを備え、通信制御部114Aの制御に従って外部装置と通信する。通信部130Aは、無線LAN通信部131A、Bluetooth通信部132A、赤外線通信部133Aを有する。
無線LAN通信部131Aは、変復調回路、信号処理回路、アンテナ等を備え、ネットワークNWaを介して制御装置200と無線LAN通信を行う。無線LAN通信部131Aは、例えば、制御装置200から計測指令、通信指令を受信し、これらの応答として、応答情報を制御装置200に送信する。なお、無線LAN通信部131Aは、本発明の第2の受信手段、第3の送信手段の一例である。
Bluetooth通信部132Aは、Bluetooth通信用の変復調回路、信号処理回路、アンテナ等を備え、スレーブセンサ装置100BとBluetooth規格に基づく近距離無線通信を行う。以下の説明では、Bluetooth通信部132Aを、BT通信部132Aと称することがある。BT通信部132Aは、通信制御部114Aの制御に従って、例えば、スレーブセンサ装置100Bに計測指令および通信指令を送信し、スレーブセンサ装置100Bから環境計測情報Bを受信する。なお、BT通信部132Aは、本発明の第2の送信手段、第4の受信手段の一例である。
赤外線通信部133Aは、赤外光を発光する発光素子、赤外光を受光して電気信号に変換する受光素子、赤外線通信用の変復調回路、信号処理回路等を備え、スレーブセンサ装置100Bと赤外線を用いた近距離無線通信を行う。赤外線通信部133Aは、例えば、Bluetooth通信部132Aを介してスレーブセンサ装置100Bに送信された通信指令の応答としてスレーブセンサ装置100Bから送信された赤外線信号を受信する。なお、赤外線通信部133Aは、本発明の第3の受信手段の一例である。
スレーブセンサ装置100Bは、図3に示すように、制御部110B、センサ部120B、通信部130Bを備える。これらの各部は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部110Bは、CPU、RAM、ROM等を備え、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、スレーブセンサ装置100Bの各構成部位を制御する。制御部110Bは、機能的には、環境計測情報生成部111B、通信制御部112Bを有する。
環境計測情報生成部111Bは、スレーブセンサ装置100Bの識別情報、スレーブセンサ装置100Bの設置位置情報、センサ部120Bから取得した各種の計測データを含む環境計測情報Bを生成する。
通信制御部112Bは、通信部130Bを制御して、マスタセンサ装置100Aと通信を行う。通信制御部112Bは、例えば、通信部130BのBluetooth通信部131Bを介してマスタセンサ装置100Aから受信した通信指令に応答して、通信部130Bの赤外線通信部132Bを介して赤外線信号をマスタセンサ装置100Aに送信する。
センサ部120Bは、温度センサおよび湿度センサを備え、スレーブセンサ装置100Bが設置された環境の温度および湿度を計測し、これらの計測値を示す計測データを出力する。なお、センサ部120Bが備えるセンサは、これに限られず、気圧、照度、紫外線、音圧等の環境物理量を計測するためのセンサを備えていてもよい。なお、センサ部120Bは、本発明の第2のセンサ手段の一例である。
通信部130Bは、各種通信インタフェースを備え、通信制御部112Bの制御に従って外部装置と通信する。通信部130Bは、Bluetooth通信部131B、赤外線通信部132Bを有する。
Bluetooth通信部131Bは、Bluetooth通信用の変復調回路、信号処理回路、アンテナ等を備え、マスタセンサ装置100AとBluetooth規格に基づく近距離無線通信を行う。以下の説明では、Bluetooth通信部131Bを、BT通信部131Bと称することがある。BT通信部131Bは、通信制御部112Bの制御に従って、例えば、マスタセンサ装置100Aから計測指令および通信指令を受信し、マスタセンサ装置100Aに環境計測情報Bを送信する。なお、BT通信部131Bは、本発明の第5の受信手段、第4の送信手段の一例である。
赤外線通信部132Bは、赤外光を発光する発光素子、赤外光を受光して電気信号に変換する受光素子、赤外線通信用の変復調回路、信号処理回路等を備え、マスタセンサ装置100Aと赤外線を用いた近距離無線通信を行う。赤外線通信部132Bは、例えば、BT通信部131Bを介してマスタセンサ装置100Aから受信した通信指令の応答としてマスタセンサ装置100Aに赤外線信号を送信する。なお、赤外線通信部132Bは、本発明の第5の送信手段の一例である。
ここで、図4A〜4Cを参照して、倉庫室WHRにおけるマスタセンサ装置100Aおよびスレーブセンサ装置100Bの設置例と、荷物の積載状態に伴う両装置の通信状態について説明する。なお、図4A〜4Cにおいて、複数の荷物のうち1個にのみ符号LGを付し、その他については符号の付与を省略している。
マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとは、図4Aに示すように、倉庫室WHRにおいて、赤外線通信による赤外線光路OPが、床面FLに対して平行、かつ、積載上限高さHとなるように対向して設置される。積載上限高さHは、荷崩れの可能性が低く安全性を確保することができる範囲内で予め設定された、床面FLを基準面とする荷物LGの積載高さの上限である。
図4Aに示すように、荷物LGが3段に積み上げられた状態では、赤外線光路OPを遮断する障害物が存在しないため、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の赤外線通信が可能である。すなわち、マスタセンサ装置100Aは、スレーブセンサ装置100Bから送信された赤外線信号を受信することができる。また、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間に電波伝播に直接影響を与える障害物が存在しないため、Bluetooth通信による電波はおもに直接波により伝播され、伝播経路PPはイメージ的には直線状となる。このように、荷物LGが積載上限高さHを超えることなく積み上げられた状態では、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の赤外線通信、Bluetooth通信は共に可能である。
図4Bに示すように、荷物LGが4段に積み上げられ、積載荷物の最上端が積載上限高さHを超えた状態では、4段目の荷物LGが障害物となって赤外線光路OPが遮断され、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの赤外線通信は不可能となる。一方、Bluetooth通信による電波は、例えば、4段目の荷物LGの上方を回り込んで伝播し、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間のBluetooth通信が可能である。この際、伝播経路PPはイメージ的には円弧状または放物線状となる。このように、荷物LGが積載上限高さHを若干超えて積み上げられた状態では、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の赤外線通信は不可能である一方、Bluetooth通信は可能である。なお、電波は障害物の材質によっては透過する特性を有するが、本実施の形態において、荷物LGの梱包容器または収納物には電波透過性が低い材質が用いられているものとし、電波の透過性は考慮しないこととする。
図4Cに示すように、荷物LGが更に5段に積み上げられた状態では、図4Bの場合と同様、赤外線光路OPが遮断され、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの赤外線通信は不可能である。また、Bluetooth通信による電波は、5段目の荷物LGの上方を回り込むことができなくなり、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間のBluetooth通信が不可能となる。このように、荷物LGが積載上限高さHを大幅に超えて積み上げられた状態では、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の赤外線通信、Bluetooth通信は共に不可能である。
制御装置200は、図5に示すように、制御部210、通信部220、記憶部230を備える。これらの各部は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部210は、CPU、RAM、ROM等を備え、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、制御装置200の各構成部位を制御する。制御部210は、機能的には、状態判定部211、状態判定情報生成部212、通信制御部213を有する。
状態判定部211は、マスタセンサ装置100Aから取得した応答情報に基づいて、環境状態および荷物積載状態を判定する。状態判定部211は、本発明の判定手段の一例である。状態判定部211は、例えば、記憶部230に記憶された環境状態評価テーブルを参照し、応答情報に含まれる環境計測情報Aおよび環境計測情報Bが示す計測値に対応付けられた評価内容を特定することにより、マスタセンサ装置100Aおよびスレーブセンサ装置100Bの周辺の環境状態を判定する。
ここで、環境状態評価テーブルは、図6に示すように、温度および湿度の範囲と、評価内容とが対応付けられている。環境状態評価テーブルにおいて、例えば、温度1〜3℃には適正な温度であることを示す温度評価「適温」が対応付けられている。また、温度−2〜0℃にはやや低温であることを示す温度評価「低温A」、温度−3℃以下には低温であることを示す温度評価「低温B」、温度4〜6℃にはやや高温であることを示す温度評価「高温A」、温度7℃以上には高温であることを示す「高温B」が対応付けられている。湿度についても同様に、5段階の湿度範囲と評価内容とが対応付けられている。なお、図6に示す環境状態評価テーブルは一例であり、温度および湿度の範囲を更に細分化して、各範囲に異なる評価内容を対応付けてもよい。
また、状態判定部211は、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の通信状態を判定し、判定結果に応じて荷物積載状態を判定する。
状態判定部211は、例えば、マスタセンサ装置100Aから取得した応答情報に、環境計測情報Bが含まれている場合には、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間のBluetooth通信が可能であると判定し、環境計測情報Bが含まれていない場合には、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間のBluetooth通信が不可であると判定する。また、状態判定部211は、例えば、応答情報に含まれる通信可否情報が、スレーブセンサ装置100Bから赤外線通信を受信したことを示す「受信」である場合には、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の赤外線通信が可能であると判定し、スレーブセンサ装置100Bから赤外線通信を受信できなかったことを示す「未受信」である場合には、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の赤外線通信が不可であると判定する。
続いて、状態判定部211は、例えば、記憶部230に記憶された荷物積載状態評価テーブルを参照し、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の通信状態に対応付けられた評価内容を特定することにより、荷物積載状態を判定する。
ここで、荷物積載状態評価テーブルは、図7に示すように、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間のBluetooth通信と赤外線通信の状態の組合せと、荷物積載評価とが対応付けられている。環境状態評価テーブルにおいて、例えば、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間でBluetooth通信と赤外線通信が共に可能である場合には、荷物LGが正常に積載されていることを示す荷物積載評価「正常積載」が対応付けられている。また、Bluetooth通信が可能、かつ、赤外線通信が不可である場合には、荷物LGが積載上限高さHを若干超えて積み上げられていることを示す荷物積載評価「過積載A」、Bluetooth通信と赤外線通信が共に不可である場合には、荷物LGが積載上限高さHを大幅に超えて積み上げられていることを示す荷物積載評価「過積載B」が対応付けられている。さらに、赤外線通信が可能であり、かつ、Bluetooth通信が不可である場合には、荷物積載評価「不明」が対応付けられている。これは、Bluetooth通信よりも指向性が高い赤外線通信が可能であるにもかかわらず、Bluetooth通信が不可となっている状況下では、荷物積載状態を正当に判定できないためであり、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間のBluetooth通信に何らかの不具合が発生していると考えられる。
状態判定情報生成部212は、マスタセンサ装置100Aから取得した応答情報に含まれる環境計測情報A、環境計測情報B、通信可否情報と、これらの情報に基づいて状態判定部211が判定した環境状態および荷物積載状態の判定結果とを含む状態判定情報を生成する。
通信制御部213は、通信部220を制御して、マスタセンサ装置100A、端末装置300と通信を行う。通信制御部213は、例えば、通信部220を制御して、状態判定情報生成部212が生成した状態判定情報を端末装置300に送信する。
通信部220は、各種通信インタフェースを備え、通信制御部213の制御に従って外部装置と通信する。通信部220は、無線LAN通信部221、ネットワーク通信部222を有する。
無線LAN通信部221は、変復調回路、信号処理回路、アンテナ等を備え、ネットワークNWaを介してマスタセンサ装置100Aと無線LAN通信を行う。無線LAN通信部221は、例えば、マスタセンサ装置100Aに計測指令、通信指令を送信し、これらの応答として、応答情報をマスタセンサ装置100Aから受信する。なお、無線LAN通信部221は、本発明の第1の送信手段、第1の受信手段の一例である。
ネットワーク通信部222は、変復調回路、信号処理回路等を備え、ネットワークNWbを介して端末装置300と有線または無線LAN通信を行う。ネットワーク通信部222は、例えば、端末装置300から制御コマンドを受信し、この応答として、状態判定情報を端末装置300に送信する。なお、ネットワーク通信部222は、本発明の第6の送信手段の一例である。
記憶部230は、記憶内容が書き換え可能な不揮発性の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等を備え、演算データ、送受信データ等の各種データを記憶する。記憶部230は、例えば、上述した環境状態評価テーブルおよび荷物積載状態評価テーブルを予め定められた記憶領域に記憶する。また、記憶部230は、状態判定情報生成部212が生成した状態判定情報を追加更新して記憶する。
端末装置300は、図8に示すように、制御部310、表示部320、操作受付部330、通信部340を備える。これらの各部は、バスラインBLを介して相互に電気的に接続されている。
制御部310は、CPU、RAM、ROM等を備え、ROMに記憶された各種の動作プログラムを読み出してRAM上で実行することにより、端末装置300の各構成部位を制御する。制御部310は、例えば、操作受付部330が受け付けたユーザ操作に応じて、通信部340を制御して、ネットワークNWbを介して、制御コマンドを制御装置200に送信する。また、制御部310は、表示部320を制御して、制御コマンドの応答として制御装置200から受信した状態判定情報に基づく画像を表示部320に表示する。
表示部320は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を備え、制御部310の制御に従って、表示画面に各種画像を表示する。
操作受付部330は、ユーザからの入力操作を受け付けて、この入力操作に応じた電気信号を入力信号として制御部310に出力する。操作受付部330は、表示部320の表示画面と、これに重ねて設けられたタッチセンサを含むタッチパネルにより実現されてもよい。
通信部340は、変復調回路、信号処理回路等を備え、ネットワークNWbを介して制御装置200と有線または無線LAN通信を行う。なお、通信部340は、本発明の第6の受信手段の一例である。
次に、図9を参照して、本実施の形態に係る環境監視システム1の動作の概要を説明する。
端末装置300は、ユーザ操作または予め設定された時間間隔で、ネットワークNWbを介して、倉庫室WHR内の環境計測および赤外線通信を要求する制御コマンドを制御装置200に送信する(ステップS101)。
制御装置200は、制御コマンドを受信すると(ステップS102)、ネットワークNWaを介して、計測指令と通信指令をマスタセンサ装置100Aに送信する(ステップS103,S104)。
マスタセンサ装置100Aは、計測指令を受信すると(ステップS105)、Bluetooth通信により、計測指令をスレーブセンサ装置100Bに送信する(ステップS106)。そして、マスタセンサ装置100Aは、制御装置200から受信した計測指令に応じて、周辺環境を計測し(ステップS107)、その計測結果を示す環境計測情報Aを生成する(ステップS108)。
スレーブセンサ装置100Bは、Bluetooth通信により、マスタセンサ装置100Aから計測指令を受信すると(ステップS109)、周辺環境を計測し(ステップS110)、その計測結果を示す環境計測情報Bを生成する(ステップS111)。そして、スレーブセンサ装置100Bは、Bluetooth通信により、環境計測情報Bをマスタセンサ装置100Aに送信する(ステップS112)。
マスタセンサ装置100Aは、制御装置200から通信指令を受信すると(ステップS113)、Bluetooth通信により、通信指令をスレーブセンサ装置100Bに送信する(ステップS114)。
スレーブセンサ装置100Bは、マスタセンサ装置100Aから通信指令を受信すると(ステップS115)、赤外線通信により、赤外線信号をマスタセンサ装置100Aに送信する(ステップS116)。
マスタセンサ装置100Aは、スレーブセンサ装置100Bとの間に障害物、すなわち、積載限界線を越えて積載された荷物LGが存在しない場合には、スレーブセンサ装置100Bから送信された赤外線信号を受信する(ステップS117)。一方、マスタセンサ装置100Aは、スレーブセンサ装置100Bとの間に障害物が存在する場合には、スレーブセンサ装置100Bから送信された赤外線信号を受信することはできない。
マスタセンサ装置100Aは、スレーブセンサ装置100Bとの赤外線通信の成否を示す通信可否情報を生成する(ステップS118)。マスタセンサ装置100Aは、例えば、スレーブセンサ装置100Bに通信指令を送信してから予め設定された時間内にスレーブセンサ装置100Bから赤外線信号を受信したか否かに基づいて、通信可否情報を生成すればよい。
マスタセンサ装置100Aは、スレーブセンサ装置100Bから環境計測情報Bを受信すると(ステップS119)、環境計測情報A、環境計測情報B、通信可否情報を含む応答情報を生成し(ステップS120)、ネットワークNWaを介して、応答情報を制御装置200に送信する(ステップS121)。
制御装置200は、マスタセンサ装置100Aから応答情報を受信すると(ステップS122)、この応答情報に基づいて環境状態および荷物積載状態を判定し(ステップS123)、応答情報に含まれる各種情報と判定結果とを含む状態判定情報を生成する(ステップS124)。また、制御装置200は、生成した状態判定情報を、記憶部230に記憶し(ステップS125)、ネットワークNWbを介して端末装置300に送信する(ステップS126)。
端末装置300は、状態判定情報を受信すると(ステップS127)、状態判定情報に基づく画像を表示部320に表示する(ステップS128)。
なお、便宜上、マスタセンサ装置100Aの動作において、制御装置200からの通信指令の受信(ステップS113)および受信後の一連の処理(ステップS114〜S118)を、計測指令の受信(ステップS105)後の一連の処理(ステップS106〜S108)の実行後であるものとして説明したが、各指令の受信タイミングに応じて、受信後の一連の処理は並行して実行されてもよい。
以上に説明したように、本実施の形態の環境監視システム1によれば、制御装置200は、端末装置300から制御コマンドを受信したことに応じて、マスタセンサ装置100Aに計測指令および通信指令を送信し、これらの指令の応答として、マスタセンサ装置100Aから監視対象空間における複数の環境計測情報、通信可否情報を含む応答情報を取得する。マスタセンサ装置100Aは、制御装置200に応答情報を供給するにあたり、制御装置200から受信した計測指令および通信指令をスレーブセンサ装置100BにBluetooth通信を用いて送信し、自己の設置箇所周辺の環境計測結果を示す環境計測情報Aを生成する。スレーブセンサ装置100Bは、マスタセンサ装置100Aから受信した計測指令に応じて、自己の設置箇所周辺の環境計測結果を示す環境計測情報Bを生成し、Bluetooth通信を用いてマスタセンサ装置100Aに送信する。また、スレーブセンサ装置100Bは、マスタセンサ装置100Aから受信した通信指令に応じて、赤外線信号をマスタセンサ装置100Aに送信する。マスタセンサ装置100Aは、スレーブセンサ装置100Bから赤外線信号を受信したか否かに基づいて通信可否情報を生成する。マスタセンサ装置100Aは、自己が生成した環境計測情報Aおよび通信可否情報、スレーブセンサ装置100Bから受信した環境計測情報Bを含む応答情報を制御装置200に送信する。このように、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとが、Bluetooth通信と赤外線通信といった2種の無線通信方式を用いて、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bとの間の環境計測情報の送受信と障害物の有無を検知するための通信を個別に行うことができる。これにより、環境監視システム1は、計測データの収集を安定的に行うとともに、センサ装置間の障害物の有無を検知して、監視対象空間における荷物LGの積載状態を判定することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。上記の実施の形態は、次のように変形されてもよい。
(変形例1)
上記の実施の形態では、図4A〜4Cに示すように、マスタセンサ装置100Aとスレーブセンサ装置100Bを、荷物LGの上方向への積み上げ過ぎを規制するために、赤外線通信による赤外線光路OPが床面FLに対して平行、かつ、積載上限高さHとなるように対向して設置した。しかし、図10に示すように、前後方向に荷物LGが広がって置かれることを規制するために、赤外線通信による赤外線光路OPが荷物LGの前後方向の配置限界幅Wに沿うように2組のマスタセンサ装置100Aおよびスレーブセンサ装置100Bを設置してもよい。この場合、制御装置200は、前後に配置された2つのマスタセンサ装置100Aにそれぞれ計測指令および通信指令を送信し、各マスタセンサ装置100Aから応答情報を取得すればよい。同様に、左右方向に荷物LGが広がって置かれることを規制するために、2組のマスタセンサ装置100Aおよびスレーブセンサ装置100Bを設置してもよい。これにより、倉庫室WHRにおける荷物LGの配置許容エリアを区画し、例えば作業員の移動通路、作業領域を確保することができる。なお、図10において、複数の荷物のうち1個にのみ符号LGを付し、その他については符号の付与を省略している。
(変形例2)
上記の実施の形態では、マスタセンサ装置100Aは、制御装置200から受信した計測指令および通信指令をスレーブセンサ装置100Bに送信し、これらの指令を受信したスレーブセンサ装置100Bは、環境計測情報Bおよび赤外線信号をそれぞれマスタセンサ装置100Aに送信する。また、マスタセンサ装置100Aは、自己の環境計測情報A、スレーブセンサ装置100Bから受信した環境計測情報B、赤外線信号を受信したか否かを示す通信可否情報を含む応答情報を制御装置200に送信する。しかし、スレーブセンサ装置100Bが、マスタセンサ装置100Aが備える機能を備え、図11に示すように、赤外線光路OPが荷物LGの配置許容エリアの外郭に沿うようにマスタセンサ装置100Aと複数のスレーブセンサ装置100Bを設置してもよい。この場合、各スレーブセンサ装置100Bは、計測指令および通信指令の送信先から応答情報を受信し、受信した応答情報に更に自己の応答情報を追加して、計測指令および通信指令の送信元に送信する。これにより、倉庫室WHR内における通信効率、監視効率を更に向上させることができる。なお、図11において、複数の荷物のうち1個にのみ符号LGを付し、その他については符号の付与を省略している。
(変形例3)
上記の実施の形態では、端末装置300から制御装置200に送信される制御コマンドに計測指令と通信指令とが併含されている場合について説明したが、端末装置300のユーザの用途に応じて、個々の指令を含む制御コマンドを制御装置200に送信するようにしてもよい。例えば、端末装置300のユーザは、監視対象空間の環境状態のみを確認したい場合には、適宜、計測指令のみを含む制御コマンドを制御装置200に送信し、監視対象空間の環境の監視精度を高めてもよい。
(変形例4)
環境監視システム1は、制御装置200の状態判定部211の判定結果が否定的なものである場合には、自動的に改善させるための機能を備えていてもよい。例えば、環境状態の判定結果が「適温」、「適湿」以外である場合には、空調システムと連動させて温度および湿度を調整してもよい。また、荷物積載状態の判定結果が「正常積載」以外である場合には、例えば積載ロボットを用いて、荷物積載状態を自動的に改善させるようにしてもよい。
(変形例5)
上記の実施の形態では、制御装置200は、状態判定情報生成部212が生成し、端末装置300に送信される状態判定情報を、随時、記憶部230に記憶して蓄積させた。しかし、環境監視システム1は、例えば、専用のストレージサーバを備え、状態判定情報を記憶させてもよい。また、ネットワークを利用したクラウドシステムを用いて状態判定情報を記憶し、制御装置200および端末装置300から状態判定情報を適宜アクセスできるようにしてもよい。
上記の実施の形態において、マスタセンサ装置100A、スレーブセンサ装置100B、制御装置200、端末装置300が備える制御部110A、110B、210、310が実行する動作プログラムは、あらかじめROMをはじめとする記憶装置に記憶されていた。しかしながら、本発明は、これに限定されず、上記の各種処理を実行させるための動作プログラムを、既存の汎用コンピュータや、フレームワーク、ワークステーション等に実装することにより、上記の実施の形態に係るマスタセンサ装置100A、スレーブセンサ装置100B、制御装置200、端末装置300に相当する装置として機能させてもよい。
このようなプログラムの提供方法は任意であり、例えば、コンピュータが読取可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM)等に格納して配布してもよいし、インターネットをはじめとするネットワーク上のストレージにプログラムを格納しておき、これをダウンロードさせることにより提供してもよい。
また、上記の処理をOS(Operating System)とアプリケーションプログラムとの分担、または、OSとアプリケーションプログラムとの協働によって実行する場合には、アプリケーションプログラムのみを記録媒体やストレージに格納してもよい。また、搬送波にプログラムを重畳し、ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、ネットワーク上の掲示板(Bulletin Board System:BBS)に上記プログラムを掲示し、ネットワークを介してプログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上記の処理を実行するべく設計してもよい。
1…環境監視システム、100A…マスタセンサ装置、110A…制御部、111A…環境計測情報生成部、112A…通信可否情報生成部、113A…応答情報生成部、114A…通信制御部、120A…センサ部、130A…通信部、131A…無線LAN通信部、132A…Bluetooth通信部、133A…赤外線通信部、100B…スレーブセンサ装置、110B…制御部、111B…環境計測情報生成部、112B…通信制御部、120B…センサ部、130B…通信部、131B…Bluetooth通信部、132B…赤外線通信部、200…制御装置、210…制御部、211…状態判定部、212…状態判定情報生成部、213…通信制御部、220…通信部、221…無線LAN通信部、222…ネットワーク通信部、230…記憶部、300…端末装置、310…制御部、320…表示部、330…操作受付部、340…通信部、BL…バスライン、FL…床面、LG…荷物、NWa,NWb…ネットワーク、OP…赤外線光路、PP…伝播経路、WH…倉庫、WHR…倉庫室

Claims (7)

  1. 第1の通信方式と第2の通信方式とにより通信可能な、マスタとして動作するマスタセンサ装置およびスレーブとして動作するスレーブセンサ装置と、第3の通信方式により前記マスタセンサ装置と通信可能な制御装置とを含み、
    前記制御装置は、
    周辺環境の計測を指示する計測指令と、前記マスタセンサ装置と前記スレーブセンサ装置との前記第2の通信方式による通信を指示する通信指令とを、前記第3の通信方式により前記マスタセンサ装置に送信する第1の送信手段と、
    前記計測指令の応答として、前記マスタセンサ装置の前記周辺環境の計測結果を示す第1の環境計測情報および前記スレーブセンサ装置の前記周辺環境の計測結果を示す第2の環境計測情報と、前記通信指令の応答として、前記マスタセンサ装置と前記スレーブセンサ装置との前記第2の通信方式による通信の可否を示す通信可否情報とを含む応答情報を、前記第3の通信方式により前記マスタセンサ装置から受信する第1の受信手段と、を備える、
    環境監視システム。
  2. 前記マスタセンサ装置は、
    前記計測指令と前記通信指令を、前記第3の通信方式により前記制御装置から受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段が受信した前記計測指令と前記通信指令とに応じて、前記計測指令と前記通信指令とを、前記第1の通信方式により前記スレーブセンサ装置に送信する第2の送信手段と、
    前記第2の受信手段が受信した前記計測指令に応じて、自己の前記周辺環境を計測する第1のセンサ手段と、
    前記第2の送信手段が送信した前記通信指令の応答として、前記スレーブセンサ装置から送信される前記第2の通信方式による信号を受信する第3の受信手段と、
    前記第2の送信手段が送信した前記計測指令の応答として、前記第2の環境計測情報を、前記第1の通信方式により前記スレーブセンサ装置から受信する第4の受信手段と、
    前記第1のセンサ手段による計測結果を示す前記第1の環境計測情報と、前記第4の受信手段が受信した前記第2の環境計測情報と、前記第3の受信手段による前記第2の通信方式による信号の受信結果を示す前記通信可否情報とを含む前記応答情報を、前記第3の通信方式により前記制御装置に送信する第3の送信手段と、を備える、
    請求項1に記載の環境監視システム。
  3. 前記スレーブセンサ装置は、
    前記計測指令と前記通信指令を、前記第1の通信方式により前記マスタセンサ装置から受信する第5の受信手段と、
    前記第5の受信手段が受信した前記計測指令に応じて、自己の前記周辺環境を計測する第2のセンサ手段と、
    前記第2のセンサ手段による計測結果を示す前記第2の環境計測情報を、前記第1の通信方式により前記マスタセンサ装置に送信する第4の送信手段と、
    前記第5の受信手段が受信した前記通信指令に応じて、前記第2の通信方式による信号を前記マスタセンサ装置に送信する第5の送信手段と、を備える、
    請求項1または2に記載の環境監視システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記第1の受信手段が受信した前記応答情報に含まれる前記第1の環境計測情報および前記第2の環境計測情報に基づいて、環境状態を判定し、前記第1の受信手段が受信した前記応答情報に含まれる前記通信可否情報に基づいて、前記マスタセンサ装置と前記スレーブセンサ装置との間に位置する荷物の積載状態を判定する判定手段、を更に備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の環境監視システム。
  5. 前記制御装置と通信可能な端末装置を含み、
    前記制御装置は、
    前記応答情報と前記判定手段による判定結果とを含む状態判定情報を前記端末装置に送信する第6の送信手段、を更に備え、
    前記端末装置は、
    前記状態判定情報を前記制御装置から受信する第6の受信手段と、
    前記第6の受信手段が受信した前記状態判定情報に基づく画像を表示する表示手段と、を備える、
    請求項4に記載の環境監視システム。
  6. 前記第2の通信方式は、前記第1の通信方式よりも指向性の高い電磁波信号による無線通信方式である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の環境監視システム。
  7. 第1の通信方式と第2の通信方式とにより通信可能な、マスタとして動作するマスタセンサ装置およびスレーブとして動作するスレーブセンサ装置と、第3の通信方式により前記マスタセンサ装置と通信可能な制御装置とを含む環境監視システムの環境監視方法であって、
    前記制御装置が、
    周辺環境の計測を指示する計測指令と、前記マスタセンサ装置と前記スレーブセンサ装置との前記第2の通信方式による通信を指示する通信指令とを、前記第3の通信方式により前記マスタセンサ装置に送信し、
    前記計測指令の応答として、前記マスタセンサ装置の前記周辺環境の計測結果を示す第1の環境計測情報および前記スレーブセンサ装置の前記周辺環境の計測結果を示す第2の環境計測情報と、前記通信指令の応答として、前記マスタセンサ装置と前記スレーブセンサ装置との前記第2の通信方式による通信の可否を示す通信可否情報とを含む応答情報を、前記第3の通信方式により前記マスタセンサ装置から受信し、
    前記マスタセンサ装置から受信した前記応答情報に基づいて、環境状態および前記マスタセンサ装置と前記スレーブセンサ装置との間に位置する荷物の積載状態を判定する、
    環境監視方法。
JP2018006945A 2018-01-19 2018-01-19 環境監視システムおよび環境監視方法 Active JP6999432B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006945A JP6999432B2 (ja) 2018-01-19 2018-01-19 環境監視システムおよび環境監視方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006945A JP6999432B2 (ja) 2018-01-19 2018-01-19 環境監視システムおよび環境監視方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019125281A true JP2019125281A (ja) 2019-07-25
JP6999432B2 JP6999432B2 (ja) 2022-01-18

Family

ID=67399024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018006945A Active JP6999432B2 (ja) 2018-01-19 2018-01-19 環境監視システムおよび環境監視方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6999432B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102414323B1 (ko) * 2022-03-18 2022-06-30 주식회사 케이에너지시스템 구조물의 실시간 안전진단시스템 및 그 시스템을 이용한 안전진단방법
KR102415789B1 (ko) * 2021-12-31 2022-07-11 주식회사 노드톡스 병렬통신 기반 센싱 데이터 송수신 시스템

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05324510A (ja) * 1992-05-20 1993-12-07 Hitachi Ltd 情報処理装置
JPH08149582A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Toshiba Corp 遠方監視制御システム
JP2014528132A (ja) * 2011-09-23 2014-10-23 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 第1のセンサを少なくとも1つの第2のセンサと結合するための方法及び装置
JP2017522817A (ja) * 2015-05-21 2017-08-10 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 被遠隔制御装置及び複数の被遠隔制御装置を制御するためのリモコン装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5324510B2 (ja) 2010-03-29 2013-10-23 株式会社ミツトヨ 真円度測定機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05324510A (ja) * 1992-05-20 1993-12-07 Hitachi Ltd 情報処理装置
JPH08149582A (ja) * 1994-11-18 1996-06-07 Toshiba Corp 遠方監視制御システム
JP2014528132A (ja) * 2011-09-23 2014-10-23 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 第1のセンサを少なくとも1つの第2のセンサと結合するための方法及び装置
JP2017522817A (ja) * 2015-05-21 2017-08-10 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 被遠隔制御装置及び複数の被遠隔制御装置を制御するためのリモコン装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102415789B1 (ko) * 2021-12-31 2022-07-11 주식회사 노드톡스 병렬통신 기반 센싱 데이터 송수신 시스템
KR102414323B1 (ko) * 2022-03-18 2022-06-30 주식회사 케이에너지시스템 구조물의 실시간 안전진단시스템 및 그 시스템을 이용한 안전진단방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP6999432B2 (ja) 2022-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6845961B2 (ja) 人間/ロボット統合環境のための安全システム
US20190347927A1 (en) Device and method for controlling a plurality of targeted devices
JP7199003B2 (ja) 搬送装置、受信機能付き搬送装置、搬送システム、上位システム、搬送装置の制御方法、及びプログラム
JP7146374B2 (ja) 通信タグによる局所位置決め
WO2017165383A1 (en) Systems and methods for autonomous drone navigation
US20190304266A1 (en) Augmented sensing tower light assembly
JP6999432B2 (ja) 環境監視システムおよび環境監視方法
US20180044112A1 (en) Task aid system, terminal device, and server
EP3471929B1 (en) Localization of a mobile system
WO2017022657A1 (ja) 入出庫作業支援システム、入出庫作業支援方法、及びプログラム
WO2021021869A1 (en) Systems and methods for calibrating nonvisible light emitting sensors using alignment targets
KR102262764B1 (ko) 무선 타일드 디스플레이
EP3246863B1 (en) Systems and methods for reducing picking operation errors
JPWO2019229985A1 (ja) 表示システム及び表示端末
JP7162182B2 (ja) 無線通信システム及び通信端末の制御方法
US9842079B2 (en) Communication apparatus, communication method, and computer readable medium
JP2008056441A (ja) 転倒警報装置
JP2020158092A (ja) 判定方法、判定装置、プログラム
US20230061077A1 (en) Apparatus, system, and method for a phased array antenna for an autonomous robot
KR102266380B1 (ko) 신호정보수집 비행체를 위한 점검 시스템
US20220107633A1 (en) Transportation Robot Mesh Manufacturing Environment
US10311397B1 (en) Automatic discovery of endpoint devices
JP2015102929A (ja) 電子機器、リーダライタ、通信システム、電子機器の動作方法、リーダライタの動作方法、及び、プログラム
US20180268361A1 (en) Systems and methods to enable shipping of commercial products
US8922513B2 (en) Multi-monitor system and multi-monitor controlling method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6999432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150