JPH053240B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH053240B2
JPH053240B2 JP60247672A JP24767285A JPH053240B2 JP H053240 B2 JPH053240 B2 JP H053240B2 JP 60247672 A JP60247672 A JP 60247672A JP 24767285 A JP24767285 A JP 24767285A JP H053240 B2 JPH053240 B2 JP H053240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pulse
circuit
phase
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60247672A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62107700A (ja
Inventor
Norio Ito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP60247672A priority Critical patent/JPS62107700A/ja
Publication of JPS62107700A publication Critical patent/JPS62107700A/ja
Publication of JPH053240B2 publication Critical patent/JPH053240B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は一般に交流回転機の制御装置に関
し、特に回転中の交流回転機の磁極位置を検知す
ることによつて回転数制御等を行なう交流回転機
の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第6図は交流回転機中、特に同期電動機を矩形
波PWM駆動が可能であるとともに、該電動機に
配設したパルス発生器からの出力信号によつて速
度検出が可能なように構成した同期電動機の制御
装置を示した図である。第6図において、1は同
期電動機、2は三相パルス発生器、3は二相パル
ス発生器、4は三相インバータ回路(パワー増幅
回路)、5はパルス幅変調信号発生分配回路(以
下「PWM発生パルス分配回路」という)、6は
誤差増幅器、7は誤差増幅器、8はロジツク回
路、9は電流検出器、10は直流電流合成回路、
11は直流電圧合成回路である。
前述した三相パルス発生器2は、駆動停止中及
び回転中の前記同期電動機1の磁極位置を検出し
て、該検出した磁極位置に対応する位相(電気
角)を示す三相パルスを夫々2π/3ずつずらし
て出力するものである。前記二相パルス発生器3
は、前記同期電動機1の回転速度及び磁極位置を
検出して二相パルス列を出力する。前記三相イン
バータ回路(パワー増幅回路)4は、例えば第7
図にて図示するごときトランジスタUP,VP,
WP,UN,VN,WNを有する回路構成の三相の
トランジスタインバータを具備しており、前記
PWM発生パルス分配回路5から出力される
PWMパターンによつて前記トランジスタの点弧
相が決定されて同期電動機1を駆動するようにな
つている。前述したPWM発生パルス分配回路5
は、誤差増幅器6からの出力信号に基づいて前記
PWMパターンを発生するPWM発生回路と、前
記ロジツク回路8から出力される点弧が必要であ
ると決定された相のトランジスタを指示する信号
に従つて、該点弧が必要な相のトランジスタに前
記PWM発生回路で発生したPWM信号を割り振
るパルス分配回路とで構成されている。前記誤差
増幅器6は、誤差増幅器7から出力された直流指
令信号と前記直流電流合成回路10から出力され
る前記同期電動機1に実際に流れる電流の大きさ
を表わす直流電流信号との偏差を増幅して出力す
るものである。前記誤差増幅器7は、外部から与
えられる同期電動機1の回転速度指令信号REF
と前記直流電圧合成回路11から出力される前記
同期電動機1の実際の回転速度を表わす直流電圧
信号との偏差を増幅して出力する。前述したロジ
ツク回路8は、前記三相パルス発生器2から出力
された三相パルス信号に基づいて前記三相インバ
ータ回路(パワー増幅回路)4が具備しているト
ランジスタインバータの点弧相を決定する信号を
生成して出力するようになつている。前記電流検
出器9は、前記三相インバータ回路(パワー)4
から同期電動機1に流れる三相の矩形波電流の大
きさを検出して出力するように構成されている。
前記直流電流合成回路10は、前記電流検出器9
によつて検出された三相の矩形波電流を同期整流
するとともに、該同期整流された電流を合成して
出力するものである。前述した直流電圧合成回路
11は、前記二相パルス発生器3から出力された
二相パルス信号を受けてこれを周波数/電圧変換
(以下「F/V変換」という)する。これによつ
て合成した同期電動機1の実際の回転速度に比例
した直流電圧信号が前記信号値REFと一致する
ように前記同期電動機1の発生トルクを制御す
る。
次に上述した構成の同期電動機の制御装置の動
作について説明する。
外部から制御装置に入力される信号REFによ
つて前記同期電動機1が反時計方向に回転してい
るとすれば、検出した回転中の前記同期電動機1
の極磁位置から2π/3ずつずらしてパルス信号
を出力する三相パルス発生器2からは第8図にて
図示するようにパルス列UP,VP,WP,UN,
VN,WNが出力される。上述したパルス列UP
〜WNが出力されると、前記パルス分配回路はこ
れらパルス列の論理レベルが“H”のときに該パ
ルス列と同期した論理レベル“H”の信号を出力
して前記三相インバータ回路4のトランジスタ
UP,VP,WP,UN,VN,WNを駆動する。1
方、前記同期電動機1の回転方向が時計方向であ
れば、前記ロジツク回路8からの出力パルス列と
これによつて駆動される前記トランジスタUP〜
WNとの関係が変わることとなる。
今、前記同期電動機1が第8図にて図示するa
時点から始動するものとする。前述した回転速度
指令信号REFが制御装置に入力された前記a時
点においては、直流電圧合成回路11からの出力
が零であるため誤差増幅器7からは前記信号
REFを増幅した信号がそのまま出力される。同
様に前記a時点においては、直流電流合成回路1
0からの出力も零であるために、誤差増幅器6か
らは前記誤差増幅器7からの出力信号がそのまま
増幅されて出力される。該誤差増幅器6からの出
力信号はPWM発生パルス分配回路5のPWM発
生回路に与えられ、該PWM発生回路において前
記同期電動機1に該同期電動機1がトルクを出す
のに必要な電流が与えられるように、前記トラン
ジスタインバータにおける各相毎のトランジスタ
のオン・オフのパターンが生成されて前記パルス
分配回路に伝送される。前述したa時点において
は第8図にて図示するように、ロジツク回路8か
ら出力されるパルス列のうち論理レベルが“H”
であるのは信号UPと信号WNだけである。従つ
て前記PWM発生回路において生成される前述の
パターンは、トランジスタUPとトランジスタ
WNのみをオン状態(駆動状態)とし、他の相の
トランジスタについてはオフ状態とするものにな
る。このようにして前記同期電動機1に電流を給
電しトルクを発生させることによつて該同期電動
機1は始動する。同期電動機1の回転とともに該
同期電動機1の磁極位置が可変するので、それに
伴つて前記三相パルス発生器2の出力パルスも可
変しこれによつて常に同一回転方向にトルクが発
生するように駆動状態におかれるトランジスタも
切り換つていくこととなる。1方、前記同期電動
機1の回転により前記二相パルス発生器3も二相
分のパルス列を出力することとなる。該二相分の
パルス列が前記二相パルス発生器3から直流電圧
合成回路11に与えられると、該直流電圧合成回
路11においてF/V変換され、前記同期電動機
1の回転速度が前記信号REFの値を超えて増大
しようとするのを規制する方向に直流電圧信号を
出力する。よつて、前記同期電動機1の回転速度
が信号REFと一致する速度にまで加速されるこ
ととなる。
上述したようなプロセスで同期電動機1は前記
回転速度指令信号REFに追従してその回転速度
が制御されることとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の交流回転機、特に同期電動機の制御装置
は以上のように構成されていたので、以下に記載
するような問題点があつた。周知のように同期電
動機1を回転するためのトルクの方向が何らかの
原によつて正転側から逆転側に或いは逆転側から
正転側に切り換わる瞬間においては、前記同期電
動機1に給電する電流の方向が逆転する。即ち、
前記第8図にて図示したパルス波形が可変する
と、それまでオン状態にあつたトランジスタUP
とトランジスタWNとが瞬時にオフ状態に切り換
わるとともにオフ状態にあつたトランジスタUN
とトランジスタWPとが瞬時にオン状態に切り換
わる。そのため上記切り換えに際して各相毎にブ
リツジ接続されたトランジスタ同士が短絡するこ
とのないように、同相のトランジスタ同士の短絡
防止のための所謂インタロツク期間を設けてやる
必要がある。しかるに、前述した従来装置にあつ
ては、このような同相のトランジスタ同士の短絡
防止のために前記インタロツク期間に代えて同相
のトランジスタ同士が共に完全なオフ状態におか
れる期間を電気角で60゜分だけ設定することによ
つて対処していた。しかしながら、このような方
法では同期電動機1が定常の回転状態にある場合
は問題はないが、第9図にて図示するように外来
ノイズ等によつて三相パルス発生器2から与えら
れる信号PU,PV,PWが反転した場合、これら
入力信号の反転と同時にロジツク回路8からの出
力信号も図のごとく切り換つてしまう。そのた
め、例えばオン状態にあつたトランジスタUP,
WNがオフ状態となつてこれらのコレクタ電流が
零になる前に、それまでオフ状態にあつたトラン
ジスタUN,WPがオン状態となる可能性が高く
同相のトランジスタ同士で短絡を惹き起こしトラ
ンジスタの破損を招来するおそれがあるという問
題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたもので、外来ノイズ等に起因して交流
回転機を駆動する駆動回路の多相ブリツジインバ
ータの点弧相のモードが瞬時に可変しても、それ
によつて同相の半導体スイツチング素子同士が短
絡を惹き起こして破損することがない交流回転機
の制御装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る交流回転機の制御装置は、多相
パルス発生器から出力されたパルス信号を受けて
該パルス信号の立上り時間及び立下り時間で該信
号を微分して立上り微分パルス信号及び立下り微
分パルス信号を出力する微分回路を少なくとも前
記多相パルス発生器の任意の一相分に対応して設
け、前記信号生成回路から出力された交流回転機
駆動回路におけるパルス幅変調信号の分配先の相
を決定するための信号群中、立上り微分パルス信
号によつてラツチされた信号群と立下り微分パル
ス信号によつてラツチされた信号群との出力時期
を調整するインバータ出力タイミング調整回路を
前記微分回路に対応して設けたことを特徴とする
ものである。
〔作 用〕
この発明における微分回路は、多相パルス発生
器から出力されたパルス信号を受けて該パルス信
号の立上り時間及び立下り時間で該信号を微分し
て立上り微分パルス信号及び立下り微分パルス信
号を出力し、信号出力タイミング調整回路は、前
記信号生成回路から出力された交流回転機駆動回
路におけるパルス幅変調信号の分配先の相を決定
するための信号群中、立上り微分パルス信号によ
つてラツチされた信号群と立下り微分パルス信号
によつてラツチされた信号群との出力時期を調整
するものである。
〔実施例〕 以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。
第1図は、この発明の一実施例に従う交流回転
機、特に同期電動機の制御装置の全体構成を示す
ブロツク図、第2図は、この発明の一実施例に従
う交流回転機、特に同期電動機の制御装置に用い
られる微分回路、信号出力タイミング調整回路の
内部構成を示すブロツク図である。なお、第1図
において図示する符号1〜符号11は、前記第6
図において図示したものと同一物であるので、そ
の説明は省略する。
第1図において、12は微分回路、13は信号
出力タイミング調整回路である。前記微分回路1
2、信号出力タイミング調整回路13は、説明及
び図示の都合上前述した二相パルス発生器3のA
相分に対応して夫々設けられているものとする。
前述した微分回路12は前記二相パルス発生器3
から出力される二相分のパルス列のうちA相分の
パルス列を受けて、該A相分のパルス列の立上り
時間及び立下り時間でこれらのパルス列を微分し
て微分パルス信号を出力するもので、第2図にて
図示するようにパルス列立上り微分部14とパル
ス列立下り微分部15とを具備している。前記パ
ルス列立上り微分部14は、前述した二相パルス
発生器3から出力されるA相分のパルス列を受け
て該A相分のパルス列を立上り時間で微分して微
分パルス信号Alhを出力する。前記パルス列立下
り微分部15は、前述した二相パルス発生器3か
ら出力されるA相分のパルス列を受けて該A相分
のパルス列を立下り時間で微分して微分パルス信
号Alhを出力するようになつている。前述した信
号出力タイミング調整回路13は、前記微分回路
12から出力される立上り微分パルス信号及び立
下り微分パルス信号によつてラツチされたロジツ
ク回路8から出力されるパルス列UP,VP,
WP,UN,VN,WNの出力時期を調整するよう
になつており、第2図にて図示する第1ラツチ部
16、第2ラツチ部17、インタロツク部18、
信号反転部19とで構成されている。前記第1ラ
ツチ部16は、該第1ラツチ部16がデータをラ
ツチしていない状態において前述したパルス列立
上り微分部14から最初の微分パルス信号Alh
(即ち、前記ロジツク回路8から出力されるパル
ス列UP,VP,WPを読み込むためのトリガ信号
としての微分パルス信号Alh、以下同じ)が与え
られた時点で前記ロジツク回路8から出力される
パルス列UP,VP,WPを読み込むとともに、前
記パルス列立上り微分部14から次の微分パルス
信号Alhが与えられるまで前記読み込んだパルス
列データをラツチするものである。前記第2ラツ
チ部17は、該第2ラツチ部17がデータをラツ
チしていない状態において前述したパルス列立下
り微分部15から最初の微分パルス信号Ahlが与
えられた時点で前記ロジツク回路8から出力され
るパルス列UN,VN,WNを読み込むとともに、
前記パルス列立下り微分部15から次の微分パル
ス信号Ahlが与えられるまで前記読み込んだパル
ス列データをラツチする。前述した信号反転部1
9は前記第1ラツチ部16からの出力信号UP1
VP1,WP1と前記第2ラツチ部17からの出力信
号UN1,VN1,WN1とに夫々対応して設けられ
ている6個のインバータ素子によつてなつてい
る。前記インタロツク部18は、前記第1ラツチ
部16からの出力信号P1〜WP1と前記第2ラツ
チ部17からの出力信号UN1〜WN1とに夫々対
応して設けられている6個のAND素子によつて
構成されている。前記信号反転部19を構成して
いるインバータ素子のうち入力側が前記第1ラツ
チ部16の出力側と夫々接続されている3個のイ
ンバータ素子は、その出力側が前記インタロツク
部18を構成している第2ラツチ部17側の3個
のAND素子の1方の入力端子に夫々接続されて
おり、第1ラツチ部16からの出力信号UP1
VP1,WP1を夫々反転出力するものである。同様
に前記信号反転部19を構成しているインバータ
素子のうち入力側が前記第2ラツチ部17の出力
側と夫々接続されている3個のインバータ素子
は、その出力側が前記インタロツク部18を構成
している第1ラツチ部16側の3個のAND素子
の1方の入力端子に夫々接続されており、第2ラ
ツチ部17からの出力信号UN1,VN1,WN1
夫々反転出力する。前述したインタロツク部18
を構成している各AND素子は、第1ラツチ部1
6、第2ラツチ部17から夫々出力された信号
UP1,VP1,WP1,UN1,VN1,WN1と、信号
反転部19で反転された前記各々の信号との間の
論理積をとつて信号UPR,VPR,WPR,UNR,
VNR,WNRを出力するようになつている。
次に上述した構成の同期電動機の制御装置の動
作について説明する。
前述した三相パルス発生器2から出力される三
相分のパルス列PU,PV,PWが外来ノイズによ
る影響を受けていない状態においては、前記三相
パルス発生器2からは第8図にて図示するパルス
波形が出力されるので、これによつてロジツク回
路8も前記第8図にて図示するパルス波形を出力
することとなる。よつて、同期電動機1は定常の
回転状態にあることとなる。しかしながら、前述
したパルス波形PU,PV,PWが外来ノイズによ
つて影響を受けて第9図にて図示するように反転
したとすれば、該反転に起因してそれまで論理レ
ベル“H”だつたロジツク回路8からの出力信号
UP,WNが論理レベル“L”となるとともに論
理レベル“L”だつたロジツク回路8からの出力
信号UN,WPが論理レベル“H”に瞬時に切り
換わることとなる。従つて、前記ロジツク回路8
からは上述したような論理レベルが切り換つたパ
ルス列信号が第1ラツチ部16、第2ラツチ部1
7に出力されることとなる。このようにして前記
ロジツク回路8から与えられたパルス列信号中
UP,VP,WPは、第4図にて図示するA相のパ
ルス列信号が前記二相パルス発生器3から出力さ
れてパルス列立上り微分部14から信号Alhが出
力された時点で第1ラツチ部16に読み込まれ、
次の信号Alhが出力されるまでの間ラツチされる
こととなる。同様にして前記パルス列信号中
UN,VN,WNは、第4図にて図示するA相の
パルス列信号が前記二相パルス発生器3から出力
されてパルス列立下り微分部15から信号Ahlが
出力された時点で第2ラツチ部17に読み込ま
れ、次の信号Ahlが出力されるまでの間ラツチさ
れることとなる。前記第1ラツチ部16において
ラツチされた信号はUP1,VP1,WP1として夫々
出力され、前記第2ラツチ部17においてラツチ
された信号は、前記第1ラツチ部16からの信号
の出力時期より前述したA相分のパルスのオンタ
イム時間幅(即ち論理レベル“H”の時間幅)分
だけ遅くUN1,VN1,WN1として夫々出力され
る。前述した信号UP1,VP1,WP1の信号及び前
記信号反転部19を介して反転されたUN1
VN1,WN1の信号は前記インタロツク部18の
第1ラツチ部16側に設けられている3個の
AND素子に与えられ、信号UN1,VN1,WN1
信号及び前記信号反転部19を介して反転された
UP1,VP1,WP1の信号は前記インタロツク部1
8の第2ラツチ部17側に設けられている3個の
AND素子に与えられる。ここで前記第4図を参
照して明らかなように、外部ノイズによつて影響
を受けた三相パルス発生器2からの出力信号によ
つてパルス列UPの論理レベルが“H”から“L”
に、パルス列WNの論理レベルが“L”から
“H”に可変しても、前記インタロツク部18か
ら出力される信号UNRは、前記二相パルス発生
器3から出力されるA相のパルス列の立上りがき
て信号UN1の論理レベルが“H”となりUP1
“L”とならなければ論理レベルは“H”となら
ない。よつて、前記信号UNRの論理レベルが
“H”となるには、前記A相のパルス列の立下り
がきて信号UP1の論理レベルが“L”とならなけ
ればならないことになる。一方、信号UPRの論
理レベルが“L”となるのは上述した内容から明
らかなように、信号UN1が論理レベル“H”と
なつた時点である。
以上説明した内容から明らかなように、三相パ
ルス発生器2から出力されたパルス信号が外来ノ
イズの影響を受けて瞬時に反転しても、同相のト
ランジスタを夫々点弧するためのパルス信号(例
えば信号UPRと信号UNR)は前記A相パルスの
半周期分だけ共に論理レベル“L”となる期間が
生ずるので同相のトランジスタ同士(例えばUP
とWN)が短絡を惹き起こすことを防止できる。
なお、第5図は、外来ノイズに起因してロジツク
回路8から夫々出力されるパルス列の反転するタ
イミングとA相のパルスの位相が第4図とは逆に
なつた場合を示したものである。
第3図は、この発明の別の実施例に従う交流回
転機、特に同期電動機の制御装置に用いられる微
分回路、信号出力タイミング調整回路の内部構成
を示すブロツク図で、第1ラツチ部16、第2ラ
ツチ部17の出力を夫々インタロツク部18の入
力側にフイードバツクさせたものである。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、信号生成回
路から出力された交流回転機駆動回路におけるパ
ルス幅変調信号の分配先の相を決定するための信
号群中、立上り微分パルス信号によつてラツチさ
れた信号群と立下り微分パルス信号によつてラツ
チされた信号群との出力時期を調整することとし
たので、外来ノイズ等に起因して交流回転機を駆
動する駆動回路の多相ブリツジインバータの点弧
相のモードが瞬時に可変しても、それによつて同
相の半導体スイツチング素子同士が短絡を惹き起
こして破損することがない交流回転機の制御装置
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に従う交流回転
機、特に同期電動機の制御装置の全体構成を示す
ブロツク図、第2図は、この発明の一実施例に従
う交流回転機、特に同期電動機の制御装置に用い
られる微分回路、信号出力タイミング調整回路の
内部構成を示すブロツク図、第3図は、この発明
の別の実施例に従う交流回転機、特に同期電動機
の制御装置に用いられる微分回路、信号出力タイ
ミング調整回路の内部構成を示すブロツク図、第
4図は、外来ノイズに起因してロジツク回路から
夫々出力されるパルス列の反転するタイミングと
A相パルスの位相との関係を示す波形図、第5図
は前記第4図とA相パルスの位相が逆になつた場
合の波形図、第6図は従来技術に従う交流回転
機、特に同期電動機の制御装置の全体構成を示す
ブロツク図、第7図は、この種の制御装置に用い
られているトランジスタ・インバータの回路構成
の一を示した回路図、第8図は前述した制御装置
を構成している三相パルス発生器、ロジツク回路
からの出力波形を示した波形図、第9図は、前記
第8図にて示す波形が外来ノイズによつて影響を
受けたときの波形図である。 図において、1は同期電動機、3は二相パルス
発生器、4は三相インバータ回路、8はロジツク
回路、12は微分回路、13は信号出力タイミン
グ調整回路である。なお、各図中、同一符号は同
一物又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体スイツチング素子によつて形成された
    多相ブリツジインバータを具備し、与えられたパ
    ルス幅変調信号を受けて交流回転機を駆動する交
    流回転機駆動回路と、検出された回転中の前記交
    流回転機の磁極位置に基づいて与えられる多相の
    パルス信号によつて前記交流回転機駆動回路にお
    けるパルス幅変調信号の分配先の相を決定するた
    めの信号群を生成する信号生成回路と、回転中の
    前記交流回転機の回転速度及び磁極位置を検出し
    て前記交流回転機の駆動をフイードバツク制御す
    るための多相のパルス信号を出力する多相パルス
    発生器とを有する交流回転機の制御装置におい
    て、前記多相パルス発生器から出力されたパルス
    信号を受けて該パルス信号の立上り時間及び立下
    り時間で該信号を微分して立上り微分パルス信号
    及び立下り微分パルス信号を出力する微分回路を
    少なくとも前記多相パルス発生器の任意の一相分
    に対応して設け、前記信号生成回路から出力され
    た交流回転機駆動回路におけるパルス幅変調信号
    の分配先の相を決定するための信号群中、立上り
    微分パルス信号によつてラツチされた信号群と立
    下り微分パルス信号によつてラツチされた信号群
    との出力時期を調整する信号出力タイミング調整
    回路を前記微分回路に対応して設けたことを特徴
    とする交流回転機の制御装置。
JP60247672A 1985-11-05 1985-11-05 交流回転機の制御装置 Granted JPS62107700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60247672A JPS62107700A (ja) 1985-11-05 1985-11-05 交流回転機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60247672A JPS62107700A (ja) 1985-11-05 1985-11-05 交流回転機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62107700A JPS62107700A (ja) 1987-05-19
JPH053240B2 true JPH053240B2 (ja) 1993-01-14

Family

ID=17166941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60247672A Granted JPS62107700A (ja) 1985-11-05 1985-11-05 交流回転機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62107700A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62107700A (ja) 1987-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4575547B2 (ja) モータの制御装置
JPH0728559B2 (ja) 可変速発電システムの運転方法
US3949283A (en) Control system for brushless motor
JPH053240B2 (ja)
JP3590541B2 (ja) 直流ブラシレスモータの駆動装置
JP2676058B2 (ja) モータ駆動回路
JP3513028B2 (ja) 三相無整流子電動機の制御装置
JP2661965B2 (ja) インバータの制御装置
JPH02159993A (ja) 同期型交流サーボモータ駆動装置の基準電流波形発生回路
JPH05122983A (ja) 永久磁石モータの制御装置
JP2738110B2 (ja) ブラシレスモータの運転装置
JP3135251B2 (ja) ブラシレスモータの駆動方法
JPS62100195A (ja) 交流回転機の制御装置
JPH0519397B2 (ja)
KR200143969Y1 (ko) 교류서어보의 전류제어기
JPH04368488A (ja) モータ駆動装置
JPS6311916Y2 (ja)
JP2924133B2 (ja) Pwmインバータ制御装置
JPS5812836B2 (ja) デンドウキノソクドセイギヨカイロ
JPH1198896A (ja) 発電システムのコンバータ装置
JPH09205795A (ja) ブラシレスモータ駆動装置
JPH0344513B2 (ja)
JPH0424796Y2 (ja)
JP3274903B2 (ja) ブラシレスモータの電流制御法
JPH0691758B2 (ja) モ−タ制御装置