JPH05323704A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPH05323704A
JPH05323704A JP4128932A JP12893292A JPH05323704A JP H05323704 A JPH05323704 A JP H05323704A JP 4128932 A JP4128932 A JP 4128932A JP 12893292 A JP12893292 A JP 12893292A JP H05323704 A JPH05323704 A JP H05323704A
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JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
transfer belt
image
jam
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP4128932A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Moriya
正夫 守屋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH05323704A publication Critical patent/JPH05323704A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジャムが発生した場合に中間転写ベルト上の
既存の画像を無駄にすることなく効率的にコピーを行
い、また、ジャム紙を除去した後のコピー再開時間を短
縮する。 【構成】 用紙のジャムが発生しても感光体9上の作像
と中間転写ベルト19への中間転写が継続され、感光体
9上への作像後にジャムフラグがセットされている場
合、画像有りフラグがセットされて中間転写ベルト19
が基準位置に移動する。ジャム除去後にプリントキーが
押されると、中間転写ベルト19上のトナー像が用紙に
転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中間転写ベルトを有す
る複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、3色分解された各色のトナー画
像を重ね合わせることによりカラー複写を行うフルカラ
ー複写機では、感光体から中間転写ベルト上で重ね合わ
せた後、用紙に転写する方式のものが知られている。こ
の方式の複写機では、定着を1回で行うことができるの
で、高画質のコピーを得ることができ、また、アナログ
複写機や、画像メモリを備えていないディジタル複写機
においても中間転写ベルトを制御することにより、複数
の原稿画像を合成することができる。
【0003】従来、この種の複写機では、ジャム処理時
の除去作業を軽減するために、ジャムが発生した用紙に
後続する用紙を排出口を変更すれば排出可能な場合に
は、後続の用紙を緊急排出先を介して機外排出を行うよ
うに構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複写機では、感光体から直接用紙に転写する方式に
比べ、ジャムが発生した場合に中間転写ベルト上の画像
を保持することができるにもかかわらず、ジャムの発生
時や割り込み等のモード変更時においてこの保持された
画像を利用していないという問題点がある。
【0005】また、ジャム発生時に後続の用紙を緊急排
出先を介して機外排出を行うと、通常の排出先と緊急排
出先が異なるので、排出状況がユーザにとってわかりず
らいという問題点がある。また、ジャム除去機構と転写
機構の駆動系が別であるので、中間転写ベルト上の画像
を後続用紙に転写しても意味がない。特に、ソータを使
用したソートモードや、ソータステープラを使用したス
テープルモードの場合にはなおさらである。
【0006】さらに、ストップキーや割り込みキー等に
よりリピートコピーを中断する場合には、転写ベルト上
の画像を用紙に転写するまでを一つの動作として処理す
るので、転写ベルト上の画像を残したまま中断すること
はない。したがって、モード変更時には転写ベルト上の
画像はクリーニングされるので、トナーを浪費すること
になり、また、クリーニングユニットの負担が増加す
る。
【0007】また、自動原稿送り装置(ADF)を用い
て2ページ分の原稿を連続してコンタクトガラス上に搬
送し、この2ページ分の原稿画像を1枚の用紙に見開き
でコピーするモードでは、多数の原稿が縮小または等倍
で少数の用紙にコピーされるが、このADFにおいて原
稿の画像面が上向きで原稿トレイ上にセットされて最終
ページから給紙され、この原稿の表裏が反転されてコン
タクトガラス上に搬送され、また、スキャナによる読み
取り方向は原稿の給紙口から給紙方向に向かった方向と
同一である場合には、図19及び図20に示すように、
右扉の縦書き原稿と左扉の横書き原稿を原稿トレイ上に
セットする際にセット方向が逆になるので、操作性が悪
く、ユーザが混乱しやすい。また、ステープルを行う場
合に原稿のセット方向に応じてステープル位置が異なる
ので、右扉の縦書き原稿と左扉の横書き原稿の各コピー
用紙をステープル可能に構成すると、ステープルユニッ
トが複雑化し、高価となる。
【0008】また、ADFでは通常、原稿が給紙スター
トからコンタクトガラス上に停止する給紙完了までの時
間より、スキャナがスタートした後、原稿基準位置を走
査するまでの時間が短いので、コピー速度を上げるため
に原稿の入れ替え完了を待たずにスキャナの動作を開始
させるいわゆる見切り動作を行うが、この場合、ADF
に対して給紙スタートを指示した後、上記二つの時間の
間においてスキャナをスタートさせる。しかしながら、
この場合には、原稿のジャムが発生すると中間転写ベル
ト上の画像が無駄になる。
【0009】ここで、原稿給紙のジャムは通常、監視セ
ンサのレイアウトや誤検知防止のために、正常に給紙さ
れて停止した場合の時間より遅れて検出されるが、フル
カラーモードでは、一つの原稿が3回または4回繰り返
してスキャンされるので、中間転写ベルト上で重ね合わ
せる途中で原稿給紙のジャムは起こり得ない。
【0010】しかしながら、合成モードや、2枚の片面
原稿を1枚の見開きで合成する場合には、中間転写ベル
ト上で重ね合わせる途中で原稿が交換されるので、原稿
給紙のジャムが発生する可能性がある。したがって、ス
キャナを見切りスタートしてジャムが発生し、このジャ
ムの検出が遅れた場合、ジャム原稿の露光が感光体上に
開始されているので、そのまま中間転写ベルトに転写す
ると、中間転写ベルト上の既存の画像が破壊される。
【0011】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ジャム
が発生した場合に中間転写ベルト上の既存の画像を無駄
にすることなく効率的にコピーを行うことができ、ま
た、ジャム紙を除去した後のコピー再開時間を短縮する
ことができる複写装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、静電潜像に応じたトナー像が形成され
る感光体と、前記感光体上のトナー像が中間的に転写さ
れる中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトに対して用
紙転写位置において接触して前記中間転写ベルト上のト
ナー像を用紙に転写し、また、前記中間転写ベルトから
離間可能な用紙転写手段と、用紙のジャムを検出するジ
ャム検出手段と、前記中間転写ベルト上のトナー像が用
紙転写位置に到達するまでに前記ジャム検出手段がジャ
ムを検出した場合に、前記用紙転写手段を前記中間転写
ベルトから離間させるとともに、前記感光体上の作像と
前記中間転写ベルトへの転写を継続し、ジャムが除去さ
れた後前記用紙転写手段を前記中間転写ベルトに接触さ
せて用紙転写を行う制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0013】第2の手段は、第1の手段において前記用
紙転写手段の下流において別の駆動源により駆動される
複数の排出径路と、前記排出径路を切り換える径路切換
手段とを備え、前記制御手段は、前記ジャム検出手段が
前記排出径路の一つにおいてジャムを検出した場合に、
後続の用紙が前記排出径路の他の径路に排出されるよう
に前記径路切換手段を制御することを特徴とする。
【0014】第3の手段は、第1の手段において前記ジ
ャム検出手段がジャムを検出した後フロントドアが開け
られた場合に、前記制御手段は、前記用紙転写をしない
ことを特徴とする。
【0015】第4の手段は、第1の手段において前記制
御手段が、前記ジャム検出手段がジャムを検出した場合
に、モードの変更を禁止することを特徴とする。
【0016】第5の手段は、第1の手段において複数の
原稿画像を合成して1枚の用紙に複写する合成モードを
有し、前記制御手段は、この合成モードが設定されてい
る場合に、複数の原稿画像がそれぞれ異なる作像サイク
ルで前記感光体上に形成され、横書き原稿か縦書き原稿
かに基づいた画像順で前記感光体上の各画像がずれて中
間転写ベルトに転写されるように制御することを特徴と
する。
【0017】第6の手段は、第5の手段の制御手段が、
原稿枚数が奇数の場合に最終ページの画像が横書き原稿
か縦書き原稿かに基づいた位置の中間転写ベルトに転写
されるように制御することを特徴とする。
【0018】第7の手段は、第5の手段において複数の
原稿を1枚毎に自動的に給紙する自動給紙手段を備え、
前記制御手段は、前記合成モードにおいて2枚目以降の
原稿のジャムが発生した場合、前記感光体と前記中間転
写ベルトを離間させ、原稿のジャムが除去された後前記
ジャム原稿の画像が前記感光体上に形成され、前記中間
転写ベルト上で前の原稿画像に合成されるように制御す
ることを特徴とする。
【0019】
【作用】第1の手段では上記構成により、中間転写ベル
ト上のトナー像が用紙転写位置に到達するまでにジャム
が発生した場合に、用紙転写手段を中間転写ベルトから
離間させるとともに、感光体上の作像と中間転写ベルト
への転写を継続し、ジャムが除去された後、用紙転写手
段を中間転写ベルトに接触させて用紙転写を行うので、
ジャム発生時の中間転写ベルト上の画像が保存される。
したがって、中間転写ベルト上の既存の画像を無駄にす
ることなく効率的にコピーを行うことができ、また、ジ
ャム紙を除去した後のコピー再開時間を短縮することが
できる。さらに、余分のトナー消費を防止し、また、中
間転写ベルトをクリーニングする装置の負担を軽減する
ことができる。
【0020】第2の手段では、用紙転写手段の下流にお
いて別の駆動源により駆動される複数の排出径路を備
え、排出径路の一つにおいてジャムが発生した場合に後
続の用紙が他の排出径路に排出されるので、用紙が機内
に滞ることを防止することができ、したがって、ジャム
除去操作を簡略化することができる。また、用紙転写手
段と中間転写ベルトを離間することにより中間転写ベル
ト上の画像を保存することができるので、ジャム紙を除
去した後用紙を本来の排出径路に排出することができ
る。
【0021】第3の手段では、フロントドアが開けられ
た場合に用紙転写が行われないので、ジャム除去操作時
に中間転写ベルト上の画像が破壊された場合の不良コピ
ーを防止することができる。
【0022】第4の手段では、ジャム発生時にモード変
更が禁止されるので、用紙転写が行われて中間転写ベル
ト上の既存の画像を無駄にすることなく効率的にコピー
を行うことができ、また、ジャム紙を除去した後のコピ
ー再開時間を短縮することができる。
【0023】第5の手段では、横書き原稿か縦書き原稿
かに基づいた画像順で感光体上の各画像がずれて中間転
写ベルトに転写されるので、例えば見開きモードにおい
て原稿のセット方向を統一してページ順で合成すること
ができ、また、原稿の排出方向に融通性を持たせること
ができる。
【0024】第6の手段では、原稿枚数が奇数の場合に
最終ページの画像が横書き原稿か縦書き原稿かに基づい
た位置の中間転写ベルトに転写されるので、例えば見開
きモードにおいて最終ページを最適な位置に複写するこ
とができる。
【0025】第7の手段では、合成モードにおいて2枚
目以降の原稿のジャムが発生した場合、感光体と中間転
写ベルトが離間し、原稿のジャムが除去された後ジャム
原稿の画像が感光体上に形成され、中間転写ベルト上で
前の原稿画像に合成されるので、中間転写ベルト上の既
存の画像を無駄にすることなく効率的にコピーを行うこ
とができ、また、ジャム紙を除去した後のコピー再開時
間を短縮することができる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る複写装置の一実施例を示す構
成図、図2は図1の電子写真プロセス機構を詳細に示す
構成図、図3は図1の複写装置の電装系を示すブロック
図、図4は図3の帯電用電源と現像用電源と転写用電源
の出力特性を示すグラフ、図5は図1のレーザダイオー
ドの出力特性を示すグラフ、図6はレーザダイオード駆
動回路を示す回路図、図7は自動原稿送り装置を示す側
面図、図8はソータを示す構成図、図9は操作部を示す
説明図、図10は原稿ジャム発生時の動作を説明するた
めのタイミングチャート、図11は横書き原稿を見開き
モードで合成する場合を示す説明図、図12は縦書き原
稿を見開きモードで合成する場合を示す説明図、図13
は横書き原稿の最終ページを見開きモードで合成する場
合を示す説明図、図14縦書き原稿の最終ページを見開
きモードで合成する場合を示す説明図、図15は作像処
理ルーチンを説明するためのフローチャート、図16は
給紙処理ルーチンを説明するためのフローチャート、図
17は図15の作像回数決定サブルーチンを説明するた
めのフローチャート、図18は用紙ジャム発生のモード
変更処理を説明するためのフローチャートである。
【0027】図1において、この複写装置はカラー画像
読み取り装置(カラースキャナ)1と、カラー画像記録
装置(カラープリンタ)2により概略的に構成されてい
る。カラースキャナ1ではコンタクトガラス3a上の原
稿3の画像がランプ4により照明されてその反射光がミ
ラー群5(5−1,5−2,5−3)により順次反射さ
れ、レンズ6によりカラーセンサ7の受光面に結像され
る。カラーセンサ7は例えば青(B)、緑(G)、赤
(R)の色分解手段と、CCDのような光電変換素子を
備え、原稿3の画像をB、G、Rの各電気信号に変換す
る。
【0028】そして、図示省略されているが、電気的な
画像処理によりこのB、G、Rの各電気信号のレベルに
基づいて黒(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)のカラー画像データに変換される。
【0029】なお、このカラースキャナ1ではカラープ
リンタ2の動作に同期したスキャナスタート信号によ
り、ランプ4とミラー5−1が矢印方向(副走査方向)
に移動し、1回の走査毎にBK、C、M、Yの一つの色
の画像データが得られ、この走査が4回繰り返されて4
色のフルカラー画像データが得られる。そして、その都
度カラープリンタ2の感光体9上で各色のトナーで現像
され、中間転写ベルト19上で重畳される。
【0030】カラープリンタ2の書き込み光学ユニット
8は、レーザダイオード(LD)8−1と、ポリゴンミ
ラー8−2およびその回転用モータ8−3と、f/θレ
ンズ8−4と反射ミラー8−5等を備え、各色の画像デ
ータに応じて変調されたレーザ光によりその静電潜像を
感光体9上に形成する。
【0031】図2に詳しく示すように、感光体9と中間
転写ベルト19は逆方向に等速度で回転する。感光体9
の回りにはその回転方向に沿って、感光体クリーニング
ユニット10と、除電ランプ11と、帯電器12と、電
位センサ13と、BK現像器14と、Y現像器17と、
M現像器16と、C現像器15と、現像濃度パターン検
知器18と中間転写ベルト19等が配置されている。感
光体クリーニングユニット10はクリーニング前除電器
10−1と、ブラシローラ10−2とゴムブレード10
−3とクリーニング後帯電器10−4等を含む現像器1
4〜17はそれぞれ、感光体9上の静電潜像を現像する
ための各色の現像剤(トナー)の穂を感光体9の表面に
接触させて回転する現像スリーブ14−1,15−1,
16−1,17−1と、現像剤を汲み上げたり、攪拌す
るために回転する現像パドル14−2,15−2,16
−2,17−2と、現像剤の濃度を検知するトナー濃度
検知センサ14−3,15−3,16−3,17−3等
を備えている。なお、待機状態では4個の現像スリーブ
14−1、15−1、16−1、17−1上の現像剤
は、穂切り状態である。
【0032】例えばBK、C、M、Yの順序で現像する
場合、コピー動作が開始されると、カラースキャナ1が
所定のタイミングでBK画像データの読み取りをスター
トし、このBK画像データに基づいてレーザ光が出射さ
れ、BK潜像が感光体9の表面に形成される。そして、
このBK潜像の先端がBK現像器14の現像位置に到達
すると、現像スリーブ14−1が回転を開始してBK現
像剤の穂立てを行い、したがって、BK潜像が現像され
る。そして、BK潜像の後端がBK現像器14の現像位
置を通過すると、現像スリーブ14−1がBK現像剤の
穂切りを行い、現像不能状態となる。なお、この穂切り
は現像スリーブ14−1の回転方向を逆にすることによ
り行い、また、遅くともC潜像の先端が到達する前に完
了させる。
【0033】以下、カラースキャナ1が所定のタイミン
グでC、M、Yの画像データを読み取り、感光体9が回
転することによりC、M、Yの現像が行われる。なお、
C現像器15の現像スリーブ15−1は、BKトナー像
の後端が通過した後C潜像の先端が現像位置に到達する
と、回転を開始してC現像剤の穂立てを行い、C潜像の
後端が現像位置を通過すると、C現像剤の穂切りを行
う。また、M現像器16とY現像器17の各現像スリー
ブ16−1,17−1も同様に、現像剤の穂立てと穂切
りを行う。
【0034】感光体9のBKトナー像は、感光体9と中
間転写ベルト19の接触状態において転写バイアスロー
ラ20に所定のバイアス電圧を印加することにより、中
間転写ベルト19上に中間的に転写される。そして、感
光体9が回転することによりC、M、Yの各トナー像が
重畳するように転写され、フルカラーのトナー像が形成
される。
【0035】中間転写ベルト19は転写バイアスローラ
20と、駆動ローラ21と従動ローラ群に巻回され、不
図示の駆動モータにより回転する。そして、中間転写ベ
ルト19の回りにはベルトクリーニングユニット22と
紙転写ユニット23が配置されている。ベルトクリーニ
ングユニット22はブラシローラ22−1と、ゴムブレ
ード22−2と、中間転写ベルト19に対する接触、離
脱機構22−3等を備え、1色目のBKトナー像の中間
転写後4色目のYトナー像の中間転写まで、接触、離脱
機構22−3により中間転写ベルト19から離間され
る。
【0036】紙転写ユニット23は紙転写バイアスロー
ラ23−1と、ローラクリーニングブレード23−2
と、中間転写ベルト19に対する接触、離脱機構23−
3等を備えている。紙転写バイアスローラ23−1は中
間転写ベルト19上のフルカラーのトナー像が用紙に転
写される所定のタイミングで、接触、離脱機構23−3
により中間転写ベルト19に押圧され、所定のバイアス
電圧を印加することにより転写を行う。
【0037】ここで、1色目のBKトナー像の転写後の
中間転写ベルト19の動作は、次の3通りがあるが、一
つの方式のみ、またはコピーサイズに応じてコピー速度
等において効率的な方式を選択することができる。
【0038】1)一定速往動方式 BKトナー像の転写後もそのまま一定速度で往動を継
続する。
【0039】1回転した後、位置合わせを行って次の
Cトナー像を重畳する。
【0040】その後も同様に、位置合わせを行って次
のM、Yのトナー像を重畳し、フルカラーのトナー像を
形成する。
【0041】そして、Yのトナー像を転写後もそのま
ま一定速度で往動を継続し、フルカラーのトナー像を用
紙24に転写する。
【0042】2)スキップ往動方式 BKトナー像の転写後、中間転写ベルト19を感光体
9から離間させ、往動方向に高速でスキップさせて所定
距離を移動した後に元の往動速度に戻す。
【0043】1回転した後、位置合わせを行って次の
Cトナー像を重畳し、Cトナー像を転写後、中間転写ベ
ルト19を感光体9から離間させ、往動方向に高速でス
キップさせて所定距離を移動した後に元の往動速度に戻
す。
【0044】その後も同様に、位置合わせを行って次
のM、Yのトナー像を重畳し、フルカラーのトナー像を
形成する。
【0045】そして、Yのトナー像を転写後もそのま
ま一定速度で往動を継続し、フルカラーのトナー像を用
紙24に転写する。
【0046】3)往復動(クイックリターン)方式 BKトナー像の転写後、中間転写ベルト19を感光体
9から離間させ、停止した後逆方向に高速リターンさせ
る。このリターンは中間転写ベルト19上のBKトナー
像の先端が転写相当位置を、予め設定された距離だけ通
過した後停止させて待機させる。
【0047】次のCトナー像が上記設定距離の位置を
通過すると、中間転写ベルト19を往動方向への移動を
開始するとともに、感光体9に再び接触させ、Cトナー
像を重畳する。
【0048】その後も同様に、位置合わせを行って次
のM、Yのトナー像を重畳し、フルカラーのトナー像を
形成する。
【0049】そして、Yのトナー像を転写後はそのま
ま一定速度で往動を継続し、フルカラーのトナー像を用
紙24に転写する。
【0050】図1に示すように、用紙24はカセット3
0,31,31,33やOHPシートや厚紙等の手差し
給紙トレイ34から、給紙ローラ25とレジストローラ
26により、中間転写ベルト19上のトナー像の先端が
転写位置に到達するタイミングで給紙される。そして、
上記転写後に紙搬送ユニット27により定着器28に搬
送されてトナー像が定着され、コピートレイ29上また
は図8に示すソータ70に排出される。なお、定着器2
8は所定温度に制御された定着ローラ28−1と加圧ロ
ーラ28−2を有する。また、用紙のジャム等を検出す
るために、レジストローラ26の上流にはレジストセン
サ35が配置され、定着器28の下流には排紙センサ3
6が配置されている。
【0051】以上は4色フルカラーモードについての説
明であるが、3色コピーモードや2色コピーモードの場
合にも、指定された色について同様な動作を行う。ま
た、単色コピーモードの場合には、設定枚数分だけその
色の現像器のみが動作し、また、中間転写ベルト19は
感光体9に接触したまま往動方向に一定速度で回転し、
ベルトクリーニングユニット22も中間転写ベルト19
に接触したままである。
【0052】つぎに、図3を参照して電装系を説明す
る。制御部50はこの複写機全体を制御するCPU(中
央処理装置)50−1と、CPU50−1の制御用プロ
グラムが予め格納されたROM(リードオンリメモリ)
50−2と、CPU50−1の作業エリア等を有するR
AM(ランダムアクセスメモリ)50−3を有する。こ
の制御部50にはまた、各種センサに調整値を出力する
ためのD/A変換器50−4と、電源制御用のPWM
(パルス幅変調)回路50−5と、モータドライバ50
−6と、後述するADF68とソータ70をそれぞれ制
御するためのSCU50−7,50−8が設けられてい
る。
【0053】つぎに、検出手段について説明する。定着
サーミスタ51は定着ローラ28−1の表面温度を検知
し、電位センサ13は感光体9の電位を検知する。トナ
ー濃度検知センサ14−3,15−3,16−3,17
−3はそれぞれ、前述したように現像器14〜17内の
トナー濃度を検知し、現像濃度パターン検知センサ18
は感光体9上のトナー像の濃度を検知する。これらのセ
ンサの検知出力や後述するようなジャム検出信号は、C
PU50−1のA/D入力端子に入力し、CPU50−
1内でディジタル値に変換される。なお、CPU50−
1は現像濃度パターン検知センサ18が地肌濃度を検出
したときや、トナー濃度検知センサ14−3,15−
3,16−3,17−3が初期トナーの濃度を検出した
ときに、標準値を出力するようにその調整値をD/A変
換器50−4を介して出力する。
【0054】つぎに、電源について説明する。帯電用電
源52は感光体クリーニングユニット10のクリーニン
グ前除電器10−1およびクリーニング後帯電器10−
4と、帯電器12の電源を兼用し、現像用電源53は現
像器14〜17のバイアス電源(AC+DC出力)と、
感光体クリーニングユニット10のバイアス電源と、ベ
ルトクリーニングユニット22のバイアス電源を兼用し
ている。転写用電源54はベルト転写バイアスローラ2
0と紙転写バイアスローラ23−1のバイアス電源を兼
用し、除電用電源55は感光体クリーニングユニット1
0を通過した感光体9の電位を基準電位(電位約
「0」)に除電する除電ランプ11に電源を供給する。
【0055】これらの電源52〜55は、制御部50内
のCPU50−1からのオン信号と、PWM回路50−
5からのPWM信号により制御され、帯電用電源52と
現像用電源53と転写用電源54の出力特性(電流、電
圧)は、図4に示すようにPWM信号のデューティ比に
より決定され、例えばデューティ比の場合に最大値の1
/2となる。
【0056】つぎに、モータについて説明する。スリー
ブ駆動モータ56−1,56−2,56−3,56−4
はそれぞれ、現像スリーブ14−1,15−1,16−
1,17−1を正逆転し、制御部50内のCPU50−
1によりモータドライバ50−6を介して制御される。
中間転写ベルト駆動モータ57−2は中間転写ベルト1
9を駆動し、中間転写ベルト駆動モータ57−1が制御
部50内のSCU50−7または50−8からのシリア
ル信号(動作モード信号)を受信することにより制御さ
れる。また、現像駆動モータ58−2は現像パドル14
−2,15−2,16−2,17−2を駆動し、CPU
50−1からのオン信号により現像駆動モータ制御部5
8−1が一定の速度で回転駆動する。感光体駆動モータ
59−2は感光体9を駆動し、CPU50−1からのオ
ン信号により感光体駆動モータ制御部59−1が一定の
速度で回転駆動する。
【0057】図1に示す書き込み光学ユニット8のレー
ザダイオード(LD)8−1は、図5に示すようにレー
ザダイオード8−1の順方向電流Iと発光強度Lの関係
(I−L特性)を用いて制御される。なお、このI−L
特性は閾値電流Ith以上の順方向電流ではリニアであ
り、そのときの微分量子効率ηは一定である。
【0058】この順方向電流は図6に示すように、複数
の定電流源61,62,63,64の合計電流を書き込
みデータに基づいてスイッチ65,66,67でスイッ
チングすることにより制御される。なお、定電流源61
は上記閾値電流Ithを供給し、定電流源62〜64の電
流はそれぞれ1:2:4の比率で重み付けされ、したが
って、図5に示すように駆動電流が3ビット8値で制御
される。
【0059】つぎに、図7を参照してコンタクトガラス
3a上にセットされる自動原稿送り装置(ADF)68
を説明する。原稿の画像面が上向きで原稿テーブル68
−1上にセットされると、原稿セット検知センサ68−
2により検知され、この状態で複写機のスタートキーが
押されると、原稿が呼び出しコロ68−3と搬送ベルト
68−4により給紙される。このとき給紙された原稿
は、分離ベルト68−5と分離コロ68−6により最下
部の1枚の原稿のみが給紙される。
【0060】分離コロ68−6を通過した原稿は、レジ
スト検知および原稿幅検知センサ68−7と、パルスジ
ェネレータ68−8と原稿長さ検知センサ68−9によ
りサイズが検知され、レジスト検知センサ68−7は原
稿の後端が通過するとオフになり、搬送ベルト68−4
が所定の駆動パルス数で停止する。これにより原稿が若
干オーバランし、ついで搬送ベルト68−4を逆送させ
て原稿を原稿スケール68−10に突き当て、読み取り
位置で停止させる。
【0061】そして、片面原稿の場合には、露光後の原
稿の排出が行われるとともに次の原稿が給紙され、両面
原稿の場合には、露光後の原稿が反転機構68−11に
より表裏が反転されて再度読み取り位置に給紙される。
【0062】つぎに、図8を参照してコピートレイ29
の代わりに取り付けられるソータ70を説明する。複写
機から排出された用紙は、入口70−1を介して取り込
まれ、分岐爪70−2により排紙トレイ70−3または
ソート用の複数段のビン70−4に選択的に搬送され
る。なお、排紙トレイ70−3は通常排紙と、ソート/
スタックモード以外の排紙と、ソート/スタックモード
におけるジャム発生時の緊急排紙用に用いられる。ま
た、入口70−1から分岐爪70−2までの駆動と分岐
爪70−2から各ビン70−4までの駆動は別に行わ
れ、分岐爪70−2から各ビン70−4までの搬送路に
は、用紙のジャム等を検出するための複数のソータ搬送
センサ100,101,102,103が配置されてい
る。
【0063】つぎに、図9を参照して複写機の操作部7
1を説明する。この操作部71は上記各モードや各モー
ドにおいて必要な指令を入力するための各種キーおよび
表示部を有し、特に複写中に他のユーザが割り込んで複
写を行うための割り込みキー71−1と、2枚の片面原
稿を合成して1枚の見開きコピーを行うための見開きキ
ーおよび表示部71−2と、この見開きモードにおいて
原稿が横書きかまたは縦書きかを指定するための原稿方
向キーおよび表示部71−3を有する。
【0064】図10はADF68を備えた場合の動作シ
ーケンスを示す。ADF68により原稿が時間間隔T1
の間において給紙されると、スキャナ1はこの時間間隔
T1が終了する前に読み取り開始位置までいわゆる見切
りスタートし、時間間隔T1の後の時刻T2において原
稿の読み取りを開始する。そして、感光体9上の書き込
み点と中間転写ベルト19上の転写点の間のレイアウト
差に応じた時間経過後に、中間転写ベルト19が感光体
9に接触して中間転写が行われる。
【0065】そして、スキャナ1による読み取り後に原
稿がコンタクトガラス3aから排出され、次の原稿が給
紙されるが、図10ではこの次の原稿の給紙中にジャム
が発生し、スキャナ1が既に見切りスタートした状態を
示している。この場合、スキャナ1の読み取りが中止さ
れるとともに、中間転写ベルト19と感光体9が離間し
て中間転写ベルト19上の前の原稿画像が保存され、ジ
ャム除去時にジャム原稿の作像が再開される。したがっ
て、例えば見開きモードのように複数の原稿を中間ベル
ト19上で合成する場合、中間ベルト19上の既存のト
ナー像を無駄にすることなく効率的にコピーを行うこと
ができ、また、ジャム原稿を除去した後のコピー再開時
間を短縮することができる。
【0066】つぎに、図11〜14を参照して見開きモ
ードにおける動作を説明する。なお、図11〜14図に
おいて原稿上の矢印は文字の方向を示している。図11
は偶数枚(合計n枚)の横書き原稿を合成する場合を示
し、この場合には、画像面が上向きセットされた原稿束
のn枚目の原稿がADF68により取り込まれ、その像
が感光体9上に形成され、中間転写ベルト19上に転写
される。ついで、n−1枚目の原稿が取り込まれ、その
像が感光体9上に形成され、中間転写ベルト19上のn
枚目の画像の下流に転写される。したがって、n−1枚
目の画像が用紙の左側に転写され、n枚目の画像が用紙
の右側に転写される。
【0067】図12は偶数枚(合計n枚)の縦書き原稿
を合成する場合を示し、この場合には、画像面が上向き
セットされた原稿束のn枚目の原稿がADF68により
取り込まれ、その像が感光体9上に形成され、中間転写
ベルト19上に転写されるが、次のn−1枚目の原稿の
像は、中間転写ベルト19上のn枚目の画像の上流に転
写される。したがって、n−1枚目の画像が用紙の右側
に転写され、n枚目の画像が用紙の左側に転写される。
【0068】図13は奇数枚(合計n+1枚)の横書き
原稿を合成する場合を示し、この場合には、画像面が上
向きセットされた原稿束のn+1枚目の原稿の画像は、
用紙の後端位置に転写されるように中間転写ベルト19
上に転写される。したがって、n+1枚目すなわち最終
ページの画像が用紙の左側に転写される。なお、n枚目
から1枚目の場合には図11に示す動作と同一である。
【0069】図14は奇数枚(合計n+1枚)の縦書き
原稿を合成する場合を示し、この場合には、画像面が上
向きセットされた原稿束のn+1枚目の原稿の画像は、
用紙の先端位置に転写されるように中間転写ベルト19
上に転写される。したがって、n+1枚目すなわち最終
ページの画像が用紙の右側に転写される。なお、n枚目
から1枚目の場合には図12に示す動作と同一である。
【0070】つぎに、図15〜18を参照して用紙のジ
ャム発生時の動作を説明する。図15は転写紙1枚分の
作像処理ルーチンを示し、プリントキーがオンになると
スタートする。まず、中間転写ベルト19上に未転写画
像があることを示す「画像有りフラグ」が通常はリセッ
トされているので、プリントキーがオンになるとステッ
プS11−1からステップ11−2に進み、図17に示
す作像回数決定サブルーチンがコールされる。なお、図
17に示すステップ13−1においてフルカラーモード
が単色モードかが判定され、フルカラーモードの場合に
は作像回数カウンタnが4回にセットされ(ステップS
13−2)、単色モードの場合には作像回数カウンタn
が1回にセットされる(ステップS13−3)。また、
図示省略されているが合成モードでは作像回数カウンタ
nが2回にセットされる。なお、ステップS11−1に
おいて「画像有りフラグ」がセットされている場合に
は、この「画像有りフラグ」をリセットしてステップS
11−10以下に進む。
【0071】図15に示すステップS11−4では、感
光体9上の帯電、露光(書き込み)、現像の作像プロセ
スにより1回目のトナー像を形成し、ついで感光体9と
中間転写ベルト19を接触することによりこのトナー像
を中間転写ベルト19に転写し(ステップS11−5,
S11−6)、感光体9と中間転写ベルト19を分離す
る(ステップS11−7)。ついでステップS11−8
において作像回数カウンタnが「1」か否かを判別して
「1」でない場合には作像回数カウンタnを一つデクリ
メントしてステップS11−9からステップS11−4
に戻り、作像回数カウンタnの回数分だけ作像を繰り返
す。すなわち、この作像及び中間転写は、用紙のジャム
が発生しても行われる。
【0072】そして、ステップS11−8において作像
回数カウンタnが「1」の場合にはステップS11−1
0に分岐し、ジャムフラグがセットされているか否かを
判別する。ここでジャムフラグの初期値はリセットされ
ている場合、中間転写ベルト19と用紙転写ユニット2
3を接触させて中間転写ベルト19上のトナー像を用紙
に転写し、転写後に中間転写ベルト19と用紙転写ユニ
ット23を離間させる(ステップS11−11〜S11
〜13)。なお、リピートコピーの場合にはこのステッ
プS11−1〜S11−13の処理が繰り返される。
【0073】他方、ステップS11−10においてジャ
ムフラグがセットされている場合には、ステップS11
−11〜S11−13に示すような用紙転写を行わず、
画像有りフラグをセットし(ステップS11−14)、
中間転写ベルト19を次の起動に備えて基準位置に移動
させる(ステップS11−15)。
【0074】したがって、ジャムを除去した後プリント
キーがオンになると、画像有りフラグがセットされてい
るので、ステップS11−1から、ステップS11−
3,S11−10を経由してステップS11−11以下
に進み、中間転写ベルト19上のトナー像が用紙に転写
される。なお、ジャムの除去操作が複写機のフロントド
アが開けられて行われた場合には用紙転写を行わないこ
とにより、中間転写ベルト19上のトナー像が誤って破
壊された場合の不良コピーを防止することができる。
【0075】図16に示す給紙処理ルーチンは、上記作
像処理ルーチンの起動に同期して所定の時間差で起動さ
れる。なお、給紙段に応じて開始タイミングが異なる。
まず給紙モータ(図示せず)をオンにすると用紙の給紙
が開始され(ステップS12−1)、レジストセンサ3
5が所定の規定時間内に用紙を検出しない場合(ステッ
プS12−2,S12−3)、ジャムフラグをセットし
(ステップS12−4)、給紙モータをオフにし(ステ
ップS12−5)、このルーチンを終了する。
【0076】他方、レジストセンサ35が所定の規定時
間内に用紙を検出すると、用紙の先端がレジストローラ
26に当接してたわみが所定時間経過後に給紙モータを
オフにし(ステップS12−6,S12−7)、中間転
写ベルト19上のトナー像が用紙に転写可能なタイミン
グになると(ステップS12−8)、レジストローラ2
6のクラッチ(CL)をオンにする(ステップS12−
9)。したがって、中間転写ベルト19上のトナー像が
用紙に転写され、この用紙のトナー像が定着器28によ
り定着される。
【0077】ついで排紙センサ36が用紙を検出すると
(ステップS12−10)、ソータの入口70−1から
分岐爪70−2までの駆動部(A)をオンにし(ステッ
プS12−11)、そしてソート/スタックモードが設
定されているか否かを判別する(ステップS12−1
2)。ソート/スタックモードが設定されていない場合
には分岐爪70−2のソレノイドをオフにしたまま(ス
テップS12−20)この処理を終了する。したがっ
て、用紙はソータ70の排紙トレイ70−3上に排出さ
れる。
【0078】他方、ソート/スタックモードでは分岐爪
70−2のソレノイドをオンにし(ステップS12−1
3)、分岐爪70−2からビン70−4までの駆動部
(B)をオンにする(ステップS12−14)。つい
で、ソート搬送センサ100〜103が各タイミングで
オンか否かを判別し(ステップS12−15,S12−
16)、オンの場合にはソート/スタックモードの処理
を行って正常に終了する。そして、ソート搬送センサ1
00〜103がオンにならない場合にはジャムフラグを
セットし(ステップS12−17)、分岐爪70−2の
ソレノイドをオフにし(ステップS12−18)、分岐
爪70−2からビン70−4までの駆動部(B)のみを
オフにする(ステップS2−19)。したがって、この
後の用紙は分岐爪70−2を介して排紙トレイ70−3
上に排出される。
【0079】図18において画像有りフラグがセットさ
れていない場合には(ステップS14−1)、例えば割
り込みキー71−1により割り込みモードがセットされ
てイニシャライズされるが(ステップS14−2〜S1
4〜4)、画像有りフラグがセットされている場合には
(ステップS14−1)、各種のモード変更操作は無視
される。したがって、図15においてジャムを除去した
後用紙に転写されるまで、中間転写ベルト19上のトナ
ー像は保持される。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、静電潜像に応じたトナー像が形成される感光体
と、前記感光体上のトナー像が中間的に転写される中間
転写ベルトと、前記中間転写ベルトに対して用紙転写位
置において接触して前記中間転写ベルト上のトナー像を
用紙に転写し、また、前記中間転写ベルトから離間可能
な用紙転写手段と、用紙のジャムを検出するジャム検出
手段と、前記中間転写ベルト上のトナー像の先端が用紙
転写位置に到達するまでに前記ジャム検出手段がジャム
を検出した場合に、前記用紙転写手段を前記中間転写ベ
ルトから離間させるとともに、前記感光体上の作像と中
間転写ベルトへの転写を継続し、ジャムが除去された後
前記用紙転写手段が前記中間転写ベルトに接触させて用
紙転写を行う制御手段とを備えたので、ジャム発生時の
中間転写ベルト上の画像が保存され、したがって、中間
転写ベルト上の既存の画像を無駄にすることなく効率的
にコピーを行うことができ、また、ジャム紙を除去した
後のコピー再開時間を短縮することができる。さらに、
余分のトナー消費を防止し、また、中間転写ベルトをク
リーニングする装置の負担を軽減することができる。
【0081】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において前記用紙転写手段の下流において別の駆動源
により駆動される複数の排出径路と、前記排出径路を切
り換える径路切換手段とを備え、前記制御手段は、前記
ジャム検出手段が前記排出径路の一つにおいてジャムを
検出した場合に、後続の用紙が前記排出径路の他の径路
に排出されるように前記径路切換手段を制御するので、
用紙が機内に滞ることを防止することができ、したがっ
て、ジャム除去操作を簡略化することができる。また、
用紙転写手段と中間転写ベルトを離間することにより中
間転写ベルト上の画像を保存することができるので、ジ
ャム紙を除去した後用紙を本来の排出径路に排出するこ
とができる。
【0082】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において前記ジャム検出手段がジャムを検出した後フ
ロントドアが空けられた場合に、前記制御手段は、前記
用紙転写をしないので、ジャム除去操作時に中間転写ベ
ルト上の画像が破壊された場合の不良コピーを防止する
ことができる。
【0083】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において前記制御手段が、前記ジャム検出手段がジャ
ムを検出した場合に、モードの変更を禁止するので、用
紙転写が行われて中間転写ベルト上の既存の画像を無駄
にすることなく効率的にコピーを行うことができ、ま
た、ジャム紙を除去した後のコピー再開時間を短縮する
ことができる。
【0084】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において複数の原稿画像を合成して1枚の用紙に複写
する合成モードを有し、前記制御手段は、この合成モー
ドが設定されている場合に、複数の原稿画像がそれぞれ
異なる作像サイクルで前記感光体上に形成され、横書き
原稿か縦書き原稿かに基づいた画像順で前記感光体上の
各画像がずれて中間転写ベルトに転写されるように制御
するので、例えば見開きモードにおいて原稿のセット方
向を統一してページ順で合成することができ、また、原
稿の排出方向に融通性を持たせることができる。
【0085】請求項6記載の発明は、請求項5記載の制
御手段が、原稿枚数が奇数の場合に最終ページの画像が
横書き原稿か縦書き原稿かに基づいた位置の中間転写ベ
ルトに転写されるように制御するので、例えば見開きモ
ードにおいて最終ページを最適な位置に複写することが
できる。
【0086】請求項7記載の発明は、請求項5記載の発
明において複数の原稿を1枚毎に自動的に給紙する自動
給紙手段を備え、前記制御手段は、前記合成モードにお
いて2枚目以降の原稿のジャムが発生した場合、前記感
光体と前記中間転写ベルトを離間させ、原稿のジャムが
除去された後前記ジャム原稿の画像が前記感光体上に形
成され、前記中間転写ベルト上で前の原稿画像に合成さ
れるように制御するので、中間転写ベルト上の既存の画
像を無駄にすることなく効率的にコピーを行うことがで
き、また、ジャム紙を除去した後のコピー再開時間を短
縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1の電子写真プロセス機構を詳細に示す構成
図である。
【図3】図1の複写装置の電装系を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の帯電用電源と、現像用電源と転写用電源
の出力特性を示すグラフである。
【図5】図1のレーザダイオードの出力特性を示すグラ
フである。
【図6】レーザダイオード駆動回路を示す回路図であ
る。
【図7】自動原稿送り装置を示す側面図である。
【図8】ソータを示す構成図である。
【図9】操作部を示す説明図である。
【図10】原稿ジャム発生時の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図11】横書き原稿を見開きモードで合成する場合を
示す説明図である。
【図12】縦書き原稿を見開きモードで合成する場合を
示す説明図である。
【図13】横書き原稿の最終ページを見開きモードで合
成する場合を示す説明図である。
【図14】縦書き原稿の最終ページを見開きモードで合
成する場合を示す説明図である。
【図15】作像処理ルーチンを説明するためのフローチ
ャートである。
【図16】給紙処理ルーチンを説明するためのフローチ
ャートである。
【図17】図15に示す作像回数決定サブルーチンを詳
細に説明するためのフローチャートである。
【図18】用紙ジャム発生のモード変更処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図19】従来例において縦書き原稿を見開きモードで
合成する場合を示す説明図である。
【図20】従来例において横書き原稿を見開きモードで
合成する場合を示す説明図である。
【符号の説明】
3 原稿 9 感光体 19 中間転写ベルト 20 転写バイアスローラ 23 紙転写ユニット 35 レジストセンサ 36 排紙センサ 50 制御部 68 自動原稿送り装置(ADF) 70 ソータ 70−2 切換爪 71 操作部 100,101,102,103 ソータ搬送センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像に応じたトナー像が形成される
    感光体と、 前記感光体上のトナー像が中間的に転写される中間転写
    ベルトと、 前記中間転写ベルトに対して用紙転写位置において接触
    して前記中間転写ベルト上のトナー像を用紙に転写し、
    また、前記中間転写ベルトから離間可能な用紙転写手段
    と、 用紙のジャムを検出するジャム検出手段と、 前記中間転写ベルト上のトナー像が用紙転写位置に到達
    するまでに前記ジャム検出手段がジャムを検出した場合
    に、前記用紙転写手段を前記中間転写ベルトから離間さ
    せるとともに、前記感光体上の作像と前記中間転写ベル
    トへの転写を継続し、ジャムが除去された後前記用紙転
    写手段を前記中間転写ベルトに接触させて用紙転写を行
    う制御手段と、を備えた複写装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙転写手段の下流において別の駆
    動源により駆動される複数の排出径路と、前記排出径路
    を切り換える径路切換手段とを備え、前記制御手段は、
    前記ジャム検出手段が前記排出径路の一つにおいてジャ
    ムを検出した場合に、後続の用紙が前記排出径路の他の
    径路に排出されるように前記径路切換手段を制御する請
    求項1記載の複写装置。
  3. 【請求項3】 前記ジャム検出手段がジャムを検出した
    後、フロントドアが開けられた場合に、前記制御手段は
    前記用紙転写をしないように設定された請求項1記載の
    複写装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ジャム検出手段が
    ジャムを検出した場合に、モードの変更を禁止するよう
    に設定された請求項1記載の複写装置。
  5. 【請求項5】 複数の原稿画像を合成して1枚の用紙に
    複写する合成モードを有し、前記制御手段は、この合成
    モードが設定されている場合に、複数の原稿画像がそれ
    ぞれ異なる作像サイクルで前記感光体上に形成され、横
    書き原稿か縦書き原稿かに基づいた画像順で前記感光体
    上の各画像がずれて中間転写ベルトに転写されるように
    制御する請求項1記載の複写装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、原稿枚数が奇数の場合
    に最終ページの画像が横書き原稿か縦書き原稿かに基づ
    いた位置の中間転写ベルトに転写されるように制御する
    請求項5記載の複写装置。
  7. 【請求項7】 複数の原稿を1枚毎に自動的に給紙する
    自動給紙手段を備え、前記制御手段は、前記合成モード
    において2枚目以降の原稿のジャムが発生した場合、前
    記感光体と前記中間転写ベルトを離間させ、原稿のジャ
    ムが除去された後、前記ジャム原稿の画像が前記感光体
    上に形成され、前記中間転写ベルト上で前の原稿画像に
    合成されるように制御する請求項5記載の複写装置。
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