JPH053235Y2 - - Google Patents

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JPH053235Y2
JPH053235Y2 JP1987082991U JP8299187U JPH053235Y2 JP H053235 Y2 JPH053235 Y2 JP H053235Y2 JP 1987082991 U JP1987082991 U JP 1987082991U JP 8299187 U JP8299187 U JP 8299187U JP H053235 Y2 JPH053235 Y2 JP H053235Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、あらかじめ下塗り塗膜の形成された
被塗物を静電塗装する際のアース構造に関するも
のであり、特に自動車ボデイを静電塗装する際
に、確実にアースをとることができるアース構造
に関するものである。
(従来技術) 従来一般に、台車上に自動車ボデイを載置し、
静電塗装機と自動車ボデイとの間に高電圧を作用
させた静電塗装を中塗りおよび上塗りラインで行
うことはよく知られている。
そして、通常、シンナー雰囲気の塗装ブース内
に静電気を帯電させないように、自動車ボデイと
床面との間で、台車を通してアースを取つてい
る。
また、実開昭57−39663号公報に示すように、
自動車ボデイ(被塗物)に検知ブラシを接触させ
アースチエツクすることは知られている。
しかしながら、自動車ボデイは鋼板製であり、
防錆処理が必要で、中塗り、上塗りラインに搬入
される前に、防錆のために下塗り(電着等)およ
びアンダーコートの塗料により塗膜を形成する必
要がある。このため中塗り、上塗りラインにて静
電塗装を行う際、確実にアースを行える保証がな
く、上記のようなアースチエツクを行う装置を取
り付けた状態であつても、常に危険な状態で塗装
しているといつた問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、前述する従来の問題を解決するた
め、静電塗装において、あらかじめ下塗り塗膜の
形成された自動車ボデイ(被塗物)と床面との間
で、確実に、かつ簡便にアースをとることができ
るアース構造を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の静電塗装におけるアース構造は、基台
の受部上に、下塗りの塗膜を形成した被塗物を載
置した状態で、静電塗装機と被塗物との間に高電
圧を作用させ、塗装を行う際のアース構造であつ
て、前記受部の、被塗物に当接する部位、もしく
は被塗物の、受部に当接する部位の少なくとも一
方に、前記基台の受部上に被塗物を載置する際、
前記被塗物の前記受部に当接する部位の下塗り塗
膜を破壊する尖状の突起を設けたことを特徴とす
るものである。
(実施例) 以下、本考案の第1実施例を第1図ないしは第
3図に従つて説明する。
第1図は、基台としての台車1の受治具(受
部)2上に被塗物としての自動車ボデイ3を載置
した時の状態を示し、この状態で、図示しない静
電塗装機(ロボツトを含む)が複数配置された静
電塗装ライン(中塗り、上塗り)に搬入される。
上記受治具2は、自動車ボデイ3の搬送方向A
に対して直交する方向に、前後(前側の受治具2
a,後側の受治具2bとする)に並列に台車1上
に設けられ、自動車ボデイ3のサイドフレームを
前後で受けている。
上記自動車ボデイ1の前側を受ける受治具2a
には、第3図に示すように、あらかじめ自動車ボ
デイ1のサイドフレームに塗装されている塗膜
(電着、アンダコート)を破壊し、かつサイドフ
レームに微少の傷を形成させることが可能な尖状
の突起4a,4aが設けられている。これは、自
動車ボデイ3を受治具2上に載置する際の自動車
ボデイ3の自重を利用するものである。
次に、本実施例において、静電塗装時にアース
を行う手順を説明する。
下塗り(電着塗装等)により防錆処理された
後、下廻りをアンダコートされた自動車ボデイ3
は、図示しない静電塗装機を備えた中塗りおよび
上塗りラインに搬入される。上記中塗りおよび上
塗りラインでは、自動車ボデイ3は台車1により
搬送されるため、図示しないリフト装置を用いて
自動車ボデイ3を台車1の受治具2上に移載す
る。その際、受治具2a上の突起4a,4aに自
動車ボデイ3のサイドフレームが正確に当接する
ように、台車1および自動車ボデイ3は位置決め
されている。
この突起4a,4aは、あらかじめ前工程でサ
イドフレームに塗装された電着およびアンダコー
トの塗膜(下塗り塗膜)を、自動車ボデイ3の自
重を利用して破壊し、自動車ボデイ3の板金部に
接触する。
従つて、上記のような状態の自動車ボデイ3に
静電塗装を行つても、静電気を自動車ボデイ3か
ら床面5に、台車1を介して通電させることがで
き、確実にアースをとることができる。
また、第4図において、本考案の別の実施例を
示す。
これは、あらかじめ板金プレス工程で、サイド
フレーム6に、複数の尖状の小突起7,7を成形
し、このようなサイドフレームを組付けた自動車
ボデイ1を台車1の平面状の受治具2c,2c上
に載置する。
そして、載置する時の自動車ボデイ3の自重に
より、小突起7,7は矯正され、その部分での塗
膜(電着、アンダコート)は剥離され、自動車ボ
デイ3と床面との間を台車1を介して通電される
ことができる。
なお、本考案の第1実施例において、自動車ボ
デイ3の前側を受ける受治具2aに、突起4a,
4aを設けたが、前側に限定する必要はなく、後
側を受ける受治具2bに設けることも、両受治具
2a,2bに設けてもよいことは言うまでもな
い。
また、この突起4a,4aは、自動車ボデイ3
のサイドフレームに対応して設けられているが、
サイドフレームに限定する必要はなく、自動車ボ
デイ3を支持できる部位であるならば、その部位
に対応して設けてもよい。
また、本考案の第2実施例において、小突起
7,7を板金プレス工程で成形しているが、本実
施例に限定する必要はなく、プレス工程以後に成
形してもよい。さらに、本実施例において、塗膜
が剥離した部分は、後工程のタツチ作業により修
正される。
(考案の効果) 以上から明らかなように、本考案は、被塗物も
しくは基台の受部の各々当接する部位の少なくと
も一方に突起を形成させるといつた簡便な方法で
下塗り塗膜を破壊でき静電塗装時に確実にアース
を取ることができるため、被塗物に静電気を帯電
させるといつた問題を完全に解消し、常に安全な
状態で静電塗装を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示し、自動車ボ
デイを台車上に載置した時の状態図を示し、第2
図は、第1図における台車の平面図を示す。第3
図は第1図における受部を示す要部拡大図であ
る。第4図は本考案の第2実施例を示す要部拡大
図である。 1……台車、2a,2b,2c……受治具、3
……自動車ボデイ、4a……突起、7……小突
起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台の受部上に、下塗りの塗膜を形成した被塗
    物を載置した状態で、静電塗装機と被塗物との間
    に高電圧を作用させ、塗装を行う際のアース構造
    であつて、 前記受部の、被塗物に当接する部位、もしくは
    被塗物の、受部に当接する部位の少なくとも一方
    に、前記基台の受部上に被塗物を載置する際、前
    記被塗物の、前記受部に当接する部位の下塗り塗
    膜を破壊する尖状の突起を形成したことを特徴と
    する静電塗装におけるアース構造。
JP1987082991U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH053235Y2 (ja)

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JP1987082991U JPH053235Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP1987082991U JPH053235Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63193550U JPS63193550U (ja) 1988-12-13
JPH053235Y2 true JPH053235Y2 (ja) 1993-01-26

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ID=30936159

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6274467A (ja) * 1985-09-27 1987-04-06 Nichiei Sangyo Kk 塗装方法及びそのための補助装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6274467A (ja) * 1985-09-27 1987-04-06 Nichiei Sangyo Kk 塗装方法及びそのための補助装置

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JPS63193550U (ja) 1988-12-13

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