JPH05323413A - 絞り制御装置 - Google Patents

絞り制御装置

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JPH05323413A
JPH05323413A JP4157419A JP15741992A JPH05323413A JP H05323413 A JPH05323413 A JP H05323413A JP 4157419 A JP4157419 A JP 4157419A JP 15741992 A JP15741992 A JP 15741992A JP H05323413 A JPH05323413 A JP H05323413A
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mirror
lever
aperture
diaphragm position
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリ子機構を用いることなく、安定したリセ
ットを可能とする。 【構成】 ミラー駆動及び絞り駆動を行うミラー・絞り
駆動手段201と、ミラー・絞り駆動手段に連動して、
絞り位置を設定する絞り位置設定手段215,211
と、絞り位置設定手段に係合して、絞り位置を維持する
ように付勢された絞り位置維持手段203と、ミラー・
絞り駆動手段に連動して、絞り位置設定手段と絞り位置
維持手段との係合を解除するリセット手段202と、リ
セット手段に設けられ、絞り位置維持手段を吸着保持す
る吸着手段205とを含み、ミラー・絞り駆動手段のミ
ラー上昇行程中に、吸着手段の吸着を解除して絞り位置
維持手段を絞り位置設定手段に係合させることにより絞
り位置を維持し、引き続く動作により吸着手段と絞り位
置維持手段とを接近させて再吸着し、ミラー・絞り制御
手段のミラー下降行程中に、リセット手段を移動させ
て、吸着手段で吸着した絞り位置維持手段を一緒に退避
させて、絞り位置設定手段との係合を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一眼レフカメラの絞り
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7〜図9は、従来の絞り制御装置の一
例を示す概略図であって、図7はレリーズ前の状態を、
図8は絞り径を拘束・維持している状態、図9は絞りを
再度開放した状態をそれぞれ示す図である。図7におい
て、主ミラー1は、不図示のカメラボディに軸3を中心
に回転可能に支持されている。この主ミラー1は、レリ
ーズ前の被写体観察時には、図7に示すように、傾斜し
た状態に保持され、レンズからの被写体光をファインダ
に導いており、撮影時には、軸3を中心に反時計方向に
回転してアップし、被写体光から退避する。また、主ミ
ラー1には、ミラー駆動ピン2が設けられている。
【0003】ミラー・絞り駆動レバー4は、主ミラー1
及びレンズ側にある不図示の絞りを駆動するレバーであ
り、不図示のカメラボディに軸4dを中心に回転可能に
支持されており、バネ24によって、反時計方向に付勢
されている。このミラー・絞り駆動レバー4は、ミラー
・絞り駆動モータ5の駆動力が伝達される被駆動アーム
4aと、主ミラー1に設けられたミラー駆動ピン2を介
して主ミラー1を駆動する駆動アーム4bと、リセット
アーム4cとから構成されている。
【0004】ミラー・絞り駆動モータ5は、正・逆回転
することによって、主ミラー1の駆動(アップ、ダウ
ン)及び絞りを駆動(絞り込み、絞り開口)するための
モータである。このミラー・絞り駆動モータ5の出力軸
には、リードネジ5aが設けられており、リードネジ5
aには、ミラー・絞り駆動モータ5の正・逆回転によっ
て左右に移動する噛合い部材6が螺合している。噛合い
部材6は、ミラー・絞り駆動モータ5の回転により、リ
ードネジ5aを介して、右方向へ移動すると主ミラー1
はアップし、逆に、左方向へ移動すると主ミラー1はダ
ウンする。
【0005】カメラ側絞りレバー7は、軸4dを中心に
回転可能に支持されている。このカメラ側絞りレバー7
は、レンズ側絞りレバー8と係合しており、その位置に
よって、レンズ側に設けられている絞りの開口径が決定
される。また、カメラ側絞りレバー7は、バネ9の付勢
力によって、中間レバー20と当接している。レンズ側
絞りレバー8は、不図示のレンズ側の絞りに連動するレ
バーであり、バネ23によって、下方に付勢されてい
る。
【0006】図7は、前述したように、レリーズ前の状
態を示しており、カメラ側絞りレバー7及びレンズ側絞
りレバー8は、上死点にあり、絞りは開放状態にある。
この状態からレンズ側絞りレバー8が下方に動くにした
がって、絞り径は小絞り側に絞られていく。中間レバー
20は、軸4dを中心に回転可能に支持されており、ミ
ラー・絞り駆動レバー4とカメラ側絞りレバー7の間に
配置され、それぞれのレバー4,7に対して、内力バネ
9、22の付勢力により当接している。
【0007】つぎに、この絞り制御装置の動作を説明す
る。シャッタ釦(不図示)のレリーズにより、ミラー・
絞り駆動モータ5が回転するとミラー・絞り駆動レバー
4が時計方向に回転し、主ミラー1はアップ動作に入
り、図8の状態となる。一方、ミラー・絞り駆動レバー
4が時計方向に回転すると、カメラ側絞りレバー7は、
バネ22、中間レバー20を介して時計方向に回転し、
これに追従してレンズ側絞りレバー8が下降することに
より、レンズ内絞りも絞られていく。
【0008】つぎに、主ミラー1のアップが完了したこ
とが検知されて、ミラー・絞り駆動モータ5が停止する
と、シャッタが作動し撮影露光に入る。次いで、シャッ
タ後幕の走行が完了したことが検知されて、ミラー・絞
り駆動モータ5が逆回転を開始し、主ミラー1はダウン
動作に入る。このとき、主ミラー・絞り駆動レバー4
は、噛み合い部材6の作動に追従して、バネ22の付勢
力により反時計方向に回転する(図9の状態)。なお、
主ミラー1は、ダウンバネ(図示せず)により常に時計
方向に付勢されているので、主ミラー・絞り駆動レバー
4の回転に追従して、アップ・ダウン動作が行われる。
【0009】カメラ側絞りレバー7は、内バネ22、中
間レバー20、内力バネ9を介して、主ミラー・絞り駆
動レバー4と一体に反時計方向に回転し、これに追従し
てレンズ側絞りレバー8が上昇することにより、レンズ
内絞りは開放状態になる。主ミラー1が撮影前の傾斜位
置に又は絞りが開放位置に復元したことが検知される
と、ミラー・絞り駆動モータ5が停止してミラーダウン
動作は完了する。
【0010】次に、この絞り制御装置の絞り制御系につ
いて説明する。この絞り制御装置は、シャッタを切った
ときに、その直前の被写体の輝度を測光してメモリし、
その輝度に応じた適正露光を与えるための絞りとシャッ
タスピードの値を組み合わせをあらかじめ設定してお
き、それぞれの値がその設定値になるように制御するこ
とによって、フィルム面に適正露光を与える。
【0011】カメラ側絞りレバー7は、その一部にギヤ
7aが設けられており、このギヤ7aには、増速系ギヤ
10が噛合っている。増速系ギヤ10は、ラチェット爪
板11と一体となって回転して係止分解能を上げるため
のものである。
【0012】一方、係止レバー13は、軸13bを中心
に回転可能に支持されており、ラチェット爪板11のラ
チェット爪11aと係合する係止爪13aを有してい
る。この係止レバー13には、可動鉄片14が軸14a
を中心に揺動可能に支持されている。
【0013】可動鉄片14は、レリーズ前には、図7に
示すように、永久磁石である固定鉄芯15に吸着された
状態にある。この固定鉄芯15には、コイル16が設け
られており、コイル16にパルス通電することにより、
固定鉄芯15が消磁する。レンズ側絞りレバー8があら
かじめ設定された絞りまで駆動した場合に、コイル16
にパルス通電して固定鉄芯15を消磁したときに、係止
レバー13がバネ13cによって時計方向に付勢されて
いるので、可動鉄片14は、図8に示すように、吸着か
ら開放される。
【0014】これと同時に、係止レバー13は、係止爪
13aがラチェツト爪11aと係合するので、レンズ側
絞りレバー8の動きが拘束され、絞りはその状態に維持
される。この維持状態を解除して、絞りを開放径に復帰
させるためには、再度可動鉄片14を固定鉄芯15に吸
着させて、係止爪13aとラチェット爪11aの係合を
解除しなければならない。この動作をリセットといい、
このリセット動作を行うためにリセットレバー17が設
けられている。
【0015】リセットレバー17は、軸17aを中心に
回転可能に支持されたフリ子レバーであり、可動鉄片1
4と固定鉄芯15が非吸着状態では(図8の状態)、ミ
ラー・絞り駆動レバー4のリセットアーム4cと当接す
る。リセット補助レバー18は、軸17aに回転可能に
支持されており、リセットレバー17との間には、内力
バネ19が掛けられている。リセットレバー17は、ミ
ラーアップ時には、反時計方向に回転して、リセットア
ーム4cを通過して元の位置に戻って待機する。
【0016】一方、リセットレバー17は、ミラーダウ
ン時には、図9に示すように、リセットアーム4cと係
合しながら時計方向に回転する。このとき、リセット補
助レバー18は、リセットレバー17と一体に回転し、
図9に示すように、その先端で係合状態にある係止レバ
ー13を反時計方向に回転させて、ラチェット爪11a
との係合を解除するとともに、可動鉄片14を固定鉄芯
15に再吸着させる。
【0017】リセットレバー17は、可動鉄片14と固
定鉄芯15が再吸着した後も回転するので、そのオーバ
ー回転量を吸収するのに十分なだけ回転する必要があ
る。そのため、内力バネ19によってレバー18がリセ
ットをする構成にしてある。この係止解除により、係止
爪13cによって維持されていた絞りは、バネ23の付
勢力により開放側へ移動して、復帰する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の絞り制御装置は、絞りを開放径に復帰させるリセット
動作を、ミラー・絞り駆動レバーの1往復動の復動中の
わずかな期間で行わなければならないために、中間通過
点で付勢方向が反転するフリ子レバーを用いたフリ子機
構で行うので、フリ子レバーが反転するまでの回転角が
大きくなり、ミラー・絞り駆動レバーの回転角が大きく
なるという問題があった。逆に、ミラー・絞り駆動レバ
ーの回転角を小さくしようとすると、フリ子レバーとの
係合量を極端に小さくしなればならず、動作が不安定に
なる原因となる。また、フリ子レバーの当接径も小さく
しなければならず、構成上の制約が大きいという問題も
ある。また、リセット時に可動鉄片14を固定鉄芯15
に再吸着させるが、この再吸着動作が不安定である。
【0019】本発明の目的は、フリ子機構を用いること
なく、リセットを安定して行うことができる一眼レフカ
メラの絞り制御装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による絞り制御装置は、ミラー駆動及び絞り
駆動を行うミラー・絞り駆動手段(201)と、前記ミ
ラー・絞り駆動手段に連動して、絞り位置を設定する絞
り位置設定手段(215,211)と、前記絞り位置設
定手段に係合して、前記絞り位置を維持するように付勢
された絞り位置維持手段(203)と、前記ミラー・絞
り駆動手段に連動して、前記絞り位置設定手段と前記絞
り位置維持手段との係合を解除するリセット手段(20
2)と、前記リセット手段に設けられ、前記絞り位置維
持手段を吸着保持する吸着手段(205)とからなり、
前記ミラー・絞り駆動手段のミラー上昇行程中に、前記
吸着手段の吸着を解除して前記絞り位置維持手段を前記
絞り位置設定手段に係合させることにより前記絞り位置
を維持し、引き続く動作により前記吸着手段と前記絞り
位置維持手段とを接近させて再吸着し、前記ミラー・絞
り制御手段のミラー下降行程中に、前記リセット手段を
移動させて、前記吸着手段で吸着した前記絞り位置維持
手段を一緒に退避させて、前記絞り位置設定手段との係
合を解除させる構成としてある。
【0021】
【作用】本発明によれば、ミラー上昇行程の終了時期
に、前記吸着手段を前記絞り位置維持手段に接近させて
再吸着させるとともに、ミラー下降行程中に、リセット
手段を移動させて、吸着手段で吸着した絞り位置維持手
段を一緒に退避させて、絞り位置設定手段との係合を解
除させるので、フリ子機構を用いることなく、安定した
リセットを行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例について、
さらに詳しく説明する。 (実施例1)図1〜図3は、本発明による絞り制御装置
の第1の実施例を示す概略図であって、図1はレリーズ
前の状態を、図2は絞り制御時の状態を、図3はミラー
アップ完了時の状態を示す図である。なお、この実施例
の絞り制御装置の基本的構成は、図7〜図9に示した従
来例とほぼ同様であるので、ここでは、従来例と異なる
構成及び動作を中心に説明する。
【0023】ミラー・絞り駆動レバー201は、軸20
1dを中心に回転可能に支持されており、このミラー・
絞り駆動レバー201には、カム面201aが形成され
ている。このカム面201aは、大径部201bと小径
部201cとからなり、カム面201aには、固定鉄芯
レバー202の一端に設けられたローラ208が当接し
ている。なお、大径部201b及び小径部201cは、
ともに軸201dを中心とする円弧面である。
【0024】固定鉄芯レバー202及び絞り係止レバー
203は、軸203aを中心にそれぞれ独立に回転可能
に支持されている。固定鉄芯レバー202には、永久磁
石である固定鉄芯205が設けられており、絞り係止レ
バー203には、可動鉄片204が軸204aを中心に
揺動可能に設けられている。固定鉄芯レバー202と絞
り係止レバー203との間には、バネ206が掛けられ
ており、絞り係止レバー203を時計方向に付勢してい
る。可動鉄片204は、レリーズ前(図1の状態)に
は、固定芯205と吸着しており、絞り制御時(図2の
状態)には、可動鉄片204と固定鉄芯205との吸着
状態は解かれ、絞り係止レバー203がバネ206の付
勢力により時計方向に回転し、係止爪203bがラチェ
ット爪板211を係止することにより、絞りの制御が行
われる。
【0025】固定鉄芯レバー202の左端には、ローラ
208が回転可能に設けられており、ミラー・絞り駆動
レバー201のカム面201aに当接している。固定鉄
芯レバー202の右端には、バネ207が掛けられてお
り、このバネ207により固定鉄芯レバー202及び絞
り係止レバー203は時計方向に付勢されている。この
状態において、絞り係止レバー203の係止爪203b
とラチェット爪板211の間隔が決定されている。この
間隔は、ミラー駆動中における最小絞りまで常に一定に
保持されている。
【0026】つぎに、第1の実施例の絞り制御の動作を
説明する。レリーズ前には、図1に示すように、可動鉄
片204は、固定鉄芯205と吸着している。ミラー・
絞り駆動モータ209の回転に従って、噛み合い部材2
10が右方向に移動し、ミラー・絞り駆動レバー201
が時計方向に回転すると、主ミラー212がアップ動作
を開始する。ミラー・絞り駆動レバー201の回転に伴
って、ミラー・絞り駆動レバー201に内バネ216で
連結された中間レバー215を介して、レンズ側絞りレ
バー213が図1の状態から予め設定された絞りまで駆
動したときに、コイル214にパルス通電がなされて固
定鉄芯205を消磁すると、絞り係止レバー203がバ
ネ206の付勢力によって時計方向に回転されているの
で、可動鉄片204は、図2に示すように、吸着から開
放される。これと同時に、絞り係止レバー203の係止
爪203bがラチェツト爪板211と係合するので、レ
ンズ側絞りレバー213の動きが拘束され、絞りをその
状態に維持する。
【0027】ミラー・絞り駆動レバー201が図2の状
態からさらに時計方向に回転すると、主ミラー212の
アップ動作が完了して、図3の状態になる。このとき、
固定鉄芯レバー202に設けられたローラ208は、固
定鉄芯レバー202に掛けられたバネ207の付勢力に
より、カム面201aに当接しながら、大径部201b
から小径部201cへ移動する。そして、固定鉄芯20
5は、可動鉄芯204と再吸着して、リセットへの移行
が可能となる。なお、ミラー・絞り駆動レバー201の
ミラーストロークは、絞り駆動(開放〜最小絞り)スト
ロークよりも大きく設定してある。また、カム面201
aの大径部201bは、同心円面であるので、固定鉄芯
レバー202は最小絞りまで同位置に保持される。
【0028】次に、ミラーアップの完了が検知される
と、シャッタが作動し露光が行われ、さらに、露光の完
了が検知されると、ミラーダウンが開始される。このと
き、ミラー・絞り駆動モータ209は逆転し、噛み合い
部材210が左側へ移動する。噛み合い部材210の移
動に追従して、ミラー・絞り駆動レバー201は反時計
方向に回転するので、主ミラー212はダウン動作を行
う。
【0029】一方、ミラー・絞り駆動レバー201の反
時計方向の回転に伴って、可動鉄片固定鉄芯レバー20
2のローラ208は、小径部201cから大径部201
bへ移動する。このとき、可動鉄芯205と固定鉄芯2
04は、吸着した状態で一体となって回転するので、絞
り係止レバー203とラチェット爪板211との係合が
解除され、絞りが開放されることになる(図1の状
態)。
【0030】以上説明のように、第1の実施例の絞り制
御装置は、フリ子機構を用いることなく、リセットを安
定して行うことができる。
【0031】(実施例2)図4〜図6は、本発明による
絞り制御装置の第2の実施例を示す概略図であって、図
4はレリーズ前の状態を、図5は絞り制御時の状態を、
図6はミラーアップ完了時の状態を示す図である。第2
の実施例の絞り制御装置の基本構成は、前述した第1の
実施例とほぼ同様であり、可動鉄片と固定鉄芯の再吸着
の方法が異なるので、第1の実施例と異なる点を中心に
説明する。
【0032】ミラー・絞り駆動レバー301は、軸30
1dを中心に回転可能に支持されており、このミラー・
絞り駆動レバー301には、カム面301aが形成され
ている。このカム面301aは、小径部301bと大径
部301cとからなり、カム面301aには、固定鉄芯
レバー302の一端に設けられたローラ308が当接し
ている。
【0033】固定鉄芯レバー302、絞り係止レバー3
03及びカムレバー320は、軸303aを中心にそれ
ぞれ独立に回転可能に支持されている。固定鉄芯レバー
302には、永久磁石である固定鉄芯305が設けられ
ており、絞り係止レバー303には、可動鉄片304が
軸304aを中心に揺動可能に設けられている。
【0034】カムレバー320は、軸303aを中心に
回転可能に支持されており、先端には、ミラー・絞り駆
動レバー301のカム面301aに当接するローラ30
8が設けられている。また、カムレバー320と固定鉄
芯レバー302との間には、バネ322が掛けられお
り、カムレバー320は、そのバネ322によって時計
方向に付勢されている。したがって、カムレバー320
に設けられたローラ308は、ミラー・絞り駆動レバー
301のカム面301aに当接する方向に付勢されてい
る。また、固定鉄芯レバー302には、カムレバー31
5と係合するピン321が設けられている。
【0035】固定鉄芯レバー302と絞り係止レバー3
03との間には、バネ306が掛けられており、絞り係
止レバー303を反時計方向に付勢している。また、固
定鉄芯レバー302の左端には、バネ307が掛けられ
ており、固定鉄芯レバー302を反時計方向に付勢して
いる。
【0036】つぎに、第2の実施例の絞り制御の動作を
説明する。レリーズ前には、図4に示すように、可動鉄
片304は、固定鉄芯305と吸着している。ミラー・
絞り駆動モータ309の回転に従って、噛み合い部材3
10が右方向に移動し、ミラー・絞り駆動レバー301
が時計方向に回転すると、主ミラー312がアップ動作
を開始する。ミラー・絞り駆動レバー301の回転に伴
って、レンズ側絞りレバー313が図4の状態から予め
設定された絞りまで駆動したときに、コイル314にパ
ルス通電がなされて固定鉄芯305を消磁すると、絞り
係止レバー303がバネ306の付勢力によって反時計
方向に回転されているので、可動鉄片304は、図5に
示すように、吸着から開放される。これと同時に、絞り
係止レバー303の係止爪303bがラチェツト爪板3
11と係合するので、レンズ側絞りレバー313の動き
が拘束され、絞りをその状態に維持する。
【0037】ミラー・絞り駆動レバー301が図5の状
態からさらに時計方向に回転すると、主ミラー312の
アップ動作が完了して、図6の状態になる。このとき、
カムレバー320に設けられたローラ308は、固定鉄
芯レバー302との間に掛けられたバネ322の付勢力
により、カム面301aに当接しながら、小径部301
bから大径部301cへ移動する。そして、固定鉄芯3
05は、可動鉄芯304と再吸着して、リセットへの移
行が可能となる。
【0038】次に、ミラーアップの完了が検知される
と、シャッタが作動し露光が行われ、さらに、露光の完
了が検知されると、ミラーダウンが開始される。このと
き、ミラー・絞り駆動モータ309は逆転し、噛み合い
部材310が左側へ移動する。噛み合い部材310の移
動に追従して、ミラー・絞り駆動レバー301は反時計
方向に回転するので、主ミラー312はダウン動作を行
う。
【0039】一方、ミラー・絞り駆動レバー301の反
時計方向の回転に伴って、カムレバー320のローラ3
08は、大径部301cから小径部301bへ移動す
る。このとき、可動鉄芯305と固定鉄芯304は、吸
着した状態で一体となって回転するので、絞り係止レバ
ー303とラチェット爪板311との係合が解除され、
絞りが開放されることになる(図4の状態)。また、カ
ムカバー320を設けることにより、第1実施例ではバ
ネの強弱の差でリセットを行っていることに比較して、
リセット時にモータの駆動力を利用できるため確実性が
向上する。
【0040】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、フリ子機構を用いることなく、安定したリセット
動作を行うことができる。例えば、ミラー・絞り駆動レ
バーの回転角が大きくなったり、逆に、回転角を小さく
しようとして動作が不安定になるというような従来の不
都合がなくなる。
【0041】また、ミラー上昇行程の後期に吸着手段を
絞り維持手段に十分に接近させて吸着するので、従来の
ように瞬間的な動作ではなくなり、不完全な吸着によ
り、リセット不良を起こし、作動時間がバラツクなどの
問題がなくなる。
【0042】さらに、ミラー下降行程の初期にリセット
動作をすることができるので、従来のように、ミラーダ
ウン時間に影響を与えることはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絞り制御装置の第1の実施例(レ
リーズ前)を示した概略図である。
【図2】本発明による絞り制御装置の第1の実施例(絞
り制御時)を示した概略図である。
【図3】本発明による絞り制御装置の第1の実施例(リ
セット時)を示した概略図である。
【図4】本発明による絞り制御装置の第2の実施例(レ
リーズ前)を示した概略図である。
【図5】本発明による絞り制御装置の第2の実施例(絞
り制御時)を示した概略図である。
【図6】本発明による絞り制御装置の第2の実施例(リ
セット時)を示した概略図である。
【図7】従来の絞り制御装置の一例(レリーズ前)を示
した図である。
【図8】従来の絞り制御装置の一例(絞り制御時)を示
した図である。
【図9】従来の絞り制御装置の一例(リセット時状態)
を示した図である。
【符号の説明】
201,301 ミラー・絞り駆動レバー 201a,301a カム面 202,302 固定鉄芯レバー 203,303 絞り係止レバー 204,304 可動鉄片 205,305 固定鉄芯 320 カムレバー 321 ピン 322 バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー駆動及び絞り駆動を行うミラー・
    絞り駆動手段と、 前記ミラー・絞り駆動手段に連動して、絞り位置を設定
    する絞り位置設定手段と、 前記絞り位置設定手段に係合して、前記絞り位置を維持
    するように付勢された絞り位置維持手段と、 前記ミラー・絞り駆動手段に連動して、前記絞り位置設
    定手段と前記絞り位置維持手段との係合を解除するリセ
    ット手段と、 前記リセット手段に設けられ、前記絞り位置維持手段を
    吸着保持する吸着手段とからなり、 前記ミラー・絞り駆動手段のミラー上昇行程中に、前記
    吸着手段の吸着を解除して前記絞り位置維持手段を前記
    絞り位置設定手段に係合させることにより前記絞り位置
    を維持し、引き続く動作により前記吸着手段と前記絞り
    位置維持手段とを接近させて再吸着し、 前記ミラー・絞り制御手段のミラー下降行程中に、前記
    リセット手段を移動させて、前記吸着手段で吸着した前
    記絞り位置維持手段を一緒に退避させて、前記絞り位置
    設定手段との係合を解除させることを特徴とする絞り制
    御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013242416A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Canon Inc 撮像装置
JP2014219582A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 キヤノン株式会社 ミラー駆動装置およびこれを備えた撮像装置
JP2014228569A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2015001569A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 キヤノン株式会社 ミラー駆動装置

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