JPH05323116A - 偏光フイルムの製造方法 - Google Patents

偏光フイルムの製造方法

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JPH05323116A
JPH05323116A JP3231032A JP23103291A JPH05323116A JP H05323116 A JPH05323116 A JP H05323116A JP 3231032 A JP3231032 A JP 3231032A JP 23103291 A JP23103291 A JP 23103291A JP H05323116 A JPH05323116 A JP H05323116A
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JP
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pouring
solution
layer
film
viscosity
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JP3231032A
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Uwe Claussen
ウベ・クラウセン
Edouard Roche
エドワール・ロシユ
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Agfa Gevaert AG
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも1種の有機二色発色団並びにポリ
ビニルアルコールを含有している溶液を流し込み点を通
って動いている担体上に投入コーターを用いて流し込
み、溶媒を除去し、ポリビニルアルコールフィルムを担
体から除去し、そしてポリビニルアルコールフィルムを
延伸することにより、ポリビニルアルコールおよび少な
くとも1種の有機二色発色団を基にした良好な性質を有
する偏光フィルムが得られる。 【効果】 偏光フィルターおよび光学的表示として使用
される偏光シート製品の製造に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、二色発色団を含有している偏光
フィルムの製造に関するものである。
【0002】ポリビニルアルコール(PVAL)を基に
しておりそして偏光剤としてヨウ素または二色染料を含
有しているフィルムは公知である。
【0003】ヨウ素−含有偏光剤は、例えば情報を可視
化させるための不動液晶表示において今までに工業的に
使用されている唯一のものである。水分の不存在下で
は、これらのフィルムは優れた光堅牢性および可視スペ
クトルの長波範囲における顕著な二色性質を有してい
る。これらのフィルムの活性剤はヨウ素−PVA錯体で
あり(M.M.ツヴィック(Zwick)、ジャーナル・オブ・
アプライド・ポリマー・サイエンス(J. Appl. Polym. S
ci.)、9、2393−2424(1965))、それは
日光を広い帯にわたるが不完全に吸収する。スペクトル
の短波(橙−黄色)範囲においては減じられた吸光範囲
があるため、フィルムは青色に見える。
【0004】ヨウ素を含有している偏光フィルムは、最
初にPVALフィルムを押し出し、それを延伸し、そし
て次にそれをそのままにしてヨウ素を吸収させることに
より、製造される。これはフィルム中のヨウ素の不均質
な分布をもたらす。断面の観察によると、ヨウ素濃度は
フィルムの表面に向かって増加し且つフィルムの内部で
は鋭く減少するためPVALフィルム量の一部は未使用
のままで残っておりそしてフィルムは希望より厚くする
必要があることが示されている。さらに大きな欠点は、
相当な長さのPVALフィルムをヨウ素吸収用のヨウ素
−含有着色浴の中に通す場合には発色団の濃度がPVA
Lフィルムの初めから終わりまで均一でないことであ
る。
【0005】すでにヨウ素を含有しているPVALフィ
ルムを押し出す場合には、このフィルムの延伸では偏光
用に必要な量のヨウ素分子の配向をもはや生じない。
【0006】ヨウ素−含有フィルムは、白色光をフィル
ム中の通過後に得るための試みを行う時にも欠点を有す
ることが見いだされた。未偏光状態で通過した光は二色
性を減少させ、その結果、この範囲内の偏光効率が減少
する。すると、二色性を増加させるためにはヨウ素錯体
の濃度を増加させることが必要である。しかしながら、
この短波範囲における補正は長波範囲における過度の吸
光をもたらし、従って透過点のところの最大吸収範囲に
おける透過光の顕著な弱化をもたらす。そのようなフィ
ルムに相応する光学的表示は明度が減じられ、そして許
容可能な明度水準を得るためには妥協が必要である。
【0007】普遍的に使用できる光学的表示用の重要な
臨界的要素は、それが通常は「感知された対照比」(P
CR)として表示される種々の照射比において読み取り
可能でなければならないということである。透過率は一
方では妨害位置においてはできるだけ小さくすべできで
あるが(暗所で読み取り可能)、他方ではそれは透過点
においてはできるだけ大きくすべきである(明光中で読
み取り可能)。これは可視スペクトルの全範囲にわたる
均一で且つできるだけ高いフィルターの偏光効率を必要
とし、これは原則的にはヨウ素フィルムを用いては得ら
れない。
【0008】均一な二色性を有するくすんだ灰色を製造
するためにヨウ素を他の二色性発色団の混合物により置
換するという試みはないことはなかったが、これは例え
ば良好な光堅牢性および耐気候性を有するだけでなく高
い吸光性およびマトリックス中の高い二色性も有してい
なければならないある範囲の高有効性染料を必要として
いる。
【0009】好適にはポリアゾ染料が提唱されているが
(日本化学JA59−145 255、60−156 7
59、60−168 743)、二色性は染料中で広く
見いだされているが(W.ハンレ(Hanle)、H.シェレル
(Scherer)、Zeitschr. Naturforsch.、6a 437−4
39(1951))ヨウ素フィルムのスペクトル性質を
単独で越えるものを得ることはできなかった。このこと
は、良好な青色色調の不存在、染料/マトリックス系の
高い二色性に関する要求、並びに吸収された状態で要求
される極端な色密度のためであろう。ヨウ素の優秀性の
理由は、染料と比較した時に錯体中で結合されているヨ
ウ素分子は約43,000に達する高いモル吸光性を有
することである(R.R.ボールドウィン(Baldwin)、R.
S.ベア(Baer)、R.E.ランドル(Rundle)、ザ・ジャー
ナル・オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ
(J. Amer. Chem. Soc.)、66 111(1944))。
発色団は二原子性であるため、非常に高いモル濃度およ
びその結果として極端な吸光性が得られる。匹敵するモ
ル吸収性を有する染料は一般的には相当高い、ほとんど
の場合には4−8倍高い、分子量を有しているため、1
種の染料を用いて必要な吸光性を得ることは困難であ
り、その理由は非常に高濃度の染料を使用する必要があ
りその結果として非常に高粘着性のPVAL染料溶液を
処理してフィルムにしなければならないためであり、そ
れがこれまでに技術的に解決されていない問題点であっ
た。
【0010】有機染料の使用は、これまでに用いられて
いる方法とは異なっている。染料は予備延伸されている
PVALフィルム上に充分な量で吸収されることはでき
ず、従ってPVALおよび染料の水中溶液を流し込んで
フィルムを製造することが必要でありそれを次に延伸し
なければならない。
【0011】上記の難点のために、発色団としてヨウ素
を使用しない有機二色発色団を基にした偏光フィルムを
市販することはこれまでにできなかった。
【0012】従って、本発明の一目的は充分な濃度の少
なくとも1種の有機二色発色団を含有している偏光フィ
ルムを製造できるような方法を見いだすことである。
【0013】この問題は特別な流し込み方法により解決
された。
【0014】従って、本発明は少なくとも1種の有機二
色発色団およびポリビニルアルコールの両者を含有して
いる水溶液を流し込むことによるポリビニルアルコール
および少なくとも1種の有機二色発色団を基にした偏光
フィルムの製造方法に関するものであり、それは使用さ
れる流し込み装置が少なくとも2種のポリビニルアルコ
ール水溶液を上の方にある2個の供給スロットから下方
に傾斜している表面に一方を他方の上に適用しそしてそ
れらを傾斜している表面下で表面端部まで流動させ、そ
こからそれらをコーテイング台を通って連続的に動いて
いる担体ウエブに適用し、そしてポリビニルフィルムを
乾燥により固化させ、担体ウエブから分離しそして縦に
延伸させていること、並びに傾斜している表面上の下の
方のPVAL溶液は10−50mPasの、好適には2
0−35mPasの、粘度および10−50μmの湿潤
層厚さ(促進層)を有しておりそして第二のPVAL溶
液は充分な濃度の少なくとも1種の二色発色団を含有し
ており且つ少なくとも60mPasの粘度を有している
ことにより特徴づけられている。
【0015】第二層は好適には100−250μmの湿
潤層厚さを有しており、そしてそれは600mPasま
での粘度を有することができる。
【0016】好適態様では、低粘度の流し込み溶液は1
種の二色発色団を、特に次の層中のものと同じ発色団
を、そして最も好適には次の層中と同じ染料対PVAL
比で、含有している。
【0017】比較的高粘度層は1種以上の二色発色団を
含有することができる。一方、異なる発色団を含有して
いる数種の比較的高粘度層を流し込むこともできる。発
色団を含有していないPVALの中間層を必要に応じて
異なる発色団を含有している個別層の間に流し込むこと
もできる。
【0018】好適態様では、10−60mPasの粘度
および10−50μmの湿潤層厚さを有するPVAL層
(延展層)を1枚以上の比較的高粘度層の上に流し込む
こともできて、担体ウエブを流し込み台を通って逆方向
に走行させることもできる。低粘度の下の方の流し込み
溶液と同じ基準を低粘度の上の方の流し込み溶液に適用
することができる。
【0019】担体ウエブが流し込み台を通って動く速度
は一般的には、下方に傾斜している表面上を一方が他方
の上に走行する流し込み溶液の流速より大きい。傾斜さ
れている表面上の流速の少なくとも10倍、特にこの速
度の12−20倍、が好適である。担体ウエブ上の流し
込み層の小包の湿潤層厚さは、下方に傾斜されている表
面上の流し込み層の小包のものより、これら2種の速度
に比例して小さい。
【0020】この溶液の流し込み温度(流し込みヘッド
における温度)は、好適には35−80℃であり、最も
好適には50−60℃である。
【0021】全ての流し込み溶液は好適には担体ウエブ
上に1回の流し込み操作で流し込まれる。隣接流し込み
溶液の表面張力および速度を適切に調節することによ
り、流し込み溶液の混合を避けることができる。
【0022】しかしながら、希望により異なる流し込み
溶液を数回の流し込み操作で担体ウエブにまたはすでに
担体ウエブ上にある層に適用することができる。本発明
により必要な流し込み条件は、各流し込み操作において
観察されるべきである。
【0023】同時に7枚以上の層を流し込むために使用
できる本発明に従う方法は、高濃度の二色発色団を含有
している必須流し込み溶液の高粘度の代わりに300m
/分以上の流し込み速度(担体ウエブの速度)を得るこ
とを可能にした。
【0024】本発明の方法用に適している流し込み装置
は、カーテンコーターまたはカスケード状コーターの如
き円滑表面コーターである。適切なカーテンコーターが
図1に示されている。
【0025】図1は、本発明に従うカーテンコーテイン
グ方法を実施するための流し込み装置13の簡単にした
概要断面図を表している。それは、促進層7および延展
層8の間に埋め込まれている1枚の高速層11を流し込
むために設計されている。コーテイング液体7、11お
よび8は外部から上昇溝13(矢印)を通って分配室5
に供給され、傾斜されている表面3に出口スロット9.
1、9.2および9.3のところで放出され、そして適当
な表面活性剤の添加による溶液の表面張力の正確な調節
によりそれらは重力の作用により一方が他方の上になっ
て流し込み端部4に下降してそれが口を形成している。
高さhの落下距離を有する自由落下性カーテンが流し込
み端部4のところで生じ、そしてそれはウエブ1の上に
置かれ、該ウエブは流し込みローラー6により分配され
る。促進層7は流し込み端部4からの層小包2の分離を
相当促進させ、そしてウエブ1を確実に有効に湿潤させ
るため、コーテイングを比較的高速で実施することがで
きそしてコーテイングの性質が改良される。延展層8は
高粘着性層11を外部の影響に対して遮蔽し、そして液
体12の自由落下性カーテンを相当安定化させ且つ円滑
にさせる。
【0026】流し込み装置の他の態様(示されていな
い)では、別の好適には低粘度のコーテイング溶液を装
置の下側から流し込み端部4に分配させることができ
る。これは流し込み端部4からの層小包8のはっきりし
た分離を促進させる。
【0027】カーテン12はウエブ1をそれの幅全体に
わたりコーテイングし、そしてバットを集めることによ
り過剰の流し込み物質を端部で集めそして除去すること
ができる。このようにして生成したウエブは端部部分を
有しておらず、それらの幅全体にわたり流し込み溶液で
コーテイングされており、そして端部の濃厚化はない。
【0028】しかしながら、ウエブ1は好適にはその端
部の直前までコーテイングされており、その場合にはカ
ーテン12は動いているウエブにほとんど達するカーテ
ン案内部品により公知の方法で案内されているため表面
張力による収縮が避けられている。この方法は価値ある
コーテイング物質の損失量を減少させ、そしてウエブ1
はそれの幅全体にわたり流し込み層の小包2で被覆され
ていない。
【0029】カーテン流し込みに関する限りの本発明に
従う方法の相当なそして驚異的な利点は、高粘着性の流
し込み溶液11の流し込み速度の予期せぬ増加に関連が
ある。高品質コーテイング用に例えばh=15mmのカ
ーテン落下距離で充分であることが、カーテン流し込み
装置の特に価値ある特徴である。そのように低いカーテ
ン落下距離hを用いると、カーテンを空気運動による動
揺に対して遮蔽することは頻繁には必要でない。
【0030】従って費用の節約が得られ、そしてカーテ
ンがより利用し易くなる。さらに、促進層8が流し込み
装置の放出端部4において生じる不安定性を防止し且つ
カーテンの層11が高粘着性溶液を増大できるため、本
発明に従う方法はカーテンの安定性を増加させる。カー
テンの短い落下距離のために、通常は斜めに内部に向け
られているカーテン支持器によるカーテンの摩擦が減じ
られそしてカーテン12の端部における濃厚化も減じら
れるため、ウエブ1の端部部分における損失が相当減じ
られる。
【0031】適当なカスケードコーターが図2に示され
ている。図2は、本発明に従うカーテンコーテイング方
法を実施するための流し込みコーター中の簡単にした概
要断面図を表しており、その中では高粘度層32が低粘
度層31および33の間に埋め込まれている。図2にお
いて、コーテイングしようとするウエブ21は流し込み
ローラー23の上を走行する。実際のコーテイングは流
動表面24の低い方の端部で行われ、そこでコーテイン
グメニスカス25が形成される。コーテイング液体3
1、32および33は流動表面24に分配スロット(出
口スロット)26を介して分配される。狭い連結スロッ
ト27により互いに分離されている圧力分布室28およ
び29が、流し込みブロック22の内部に置かれてい
る。圧力分布室28および20並びにスロット26およ
び27の両者が、ウエブの幅全体にわたり伸びている。
コーテイング液体(流し込み溶液)用の分配管30は、
圧力分布室29に連結されている。従って圧力分布室2
9は第一圧力分布室と称されている。
【0032】流し込み溶液は外部(矢印)から適当な時
速で計量添加され、傾斜されている流動表面24の上に
出口スロット26を介して放出され、そして適当な表面
活性剤の添加による溶液の表面張力の正確な調節により
重力の作用により互いに上になって流し込み端部34に
下降する。流し込み端部34および流し込みローラー2
3の間でコーテイングメニスカスが形成され、それは特
定の密封真空の適用によりウエブの幅全体にわたり最適
な流し込みが確保されるような程度まで下方に延伸され
る。層31は流し込み端部34からの層31、32およ
び33の組み立て品の分離を相当促進させ、そしてウエ
ブ21の充分な湿潤を確実にして、流し込みを高速で行
うことができそしてコーテイングの性質が改良される。
層33は高粘度層32を外部の影響から保護し、そして
液体組み立て品全体を相当安定化させ且つ円滑化させ
る。
【0033】上記の流し込み装置の代わりに、他の適当
な流し込み装置を使用することもでき、それらは例えば
多数の(5−7個の)流し込みスロットを有している。
【0034】本発明に従うフィルムの製造用の担体は、
例えば、半合成または合成重合体、例えば硝酸セルロー
ス、酢酸セルロース、酪酸セルロース、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレートおよびポ
リカーボネート、並びに重晶石層またはα−オレフィン
重合体層(例えばポリエチレン、ポリプロピレンもしく
はエチレン/ブタジエン共重合体)で積層された紙、か
らなることができる。本発明に従うフィルムの製造用に
使用される流し込み溶液は、添加剤を含有していてもよ
いポリビニルアルコールの発色団含有水溶液であること
ができる。4−12重量%の固体含有量およびこれに適
用されている0.1−7重量%の発色団含有量を有する
溶液が特に好適である。蛍光性発色団の場合の発色団含
有量は好適には0.1−2重量%であり、そして他の着
色された発色団のものは好適には4−7重量%である。
【0035】ポリビニルアルコールとしては、ポリ酢酸
ビニルの完全なまたは部分的な加水分解により製造され
たいずれのポリビニルアルコールも使用することがで
き、そして特に重合体の全ての(共)単量体の90−1
00モル%、好適には95−100モル%、がビニルア
ルコール単位であるものを使用することができる。10
0モル%の合計量を構成するための残りの単量体単位
は、例えばエチレン、酢酸ビニル、トリフルオロ酢酸ビ
ニルおよび該共重合体用に公知である他の単量体単位の
如き単量体単位からなっている。適当な型のポリビニル
アルコールは、10−40mPasの、特に15−32
mPasの、DIN 53015NI従う粘度を有して
いる。
【0036】これらの共重合体は主としてタクチックま
たはアタクチック重合体として存在することができる。
本発明に従い使用されるPVALは例えば90−100
モル%の酢酸ビニル単位を10モル%以下のエチレン単
位と共重合させそして全ての酢酸ビニル単位を完全に加
水分解することにより製造できる。しかしながら、酢酸
ビニルまたはトリフルオロ酢酸ビニルの重合および全エ
ステル基の90−100モル%の加水分解によりそれを
製造することもできる。工業的実施においては、PVA
Lはポリ酢酸ビニルの要求程度までの加水分解により製
造される。
【0037】流し込み溶液は、フィルム生成性質に影響
を与える添加剤を含有することもできる。これらは単独
にまたは混合物状で使用することができる。表面活性化
合物が好適であり、特に溶液の湿潤性質を改良するため
にはアニオン性または両性表面活性剤が使用される。
【0038】添加剤、特に表面活性剤、の割合は100
重量%の流し込み溶液を基にして0.001−1重量
%、好適には0.005−0.1重量%、である。
【0039】適当な表面活性化合物の例には、スルホン
酸類、例えばアルカンスルホン酸類、特にスルホ琥珀酸
オクチルエステル、ペルフルオロアルカンスルホン酸
類、特にペルフルオロオクタンスルホン酸、およびそれ
らのテトラアルキルアンモニウム塩類、例えばテトラエ
チルアンモニウム塩、硫酸塩類、特に硫酸化されたアル
キルフェノールポリグリコールエーテル類またはアルキ
ルスルホネート類、両性表面活性剤、例えばラウルアミ
ドプロピルベタインまたはCA中で下記の登録番号を有
する化合物:73772−45−9、96565−37
−6、4292−10−8、59272−84−3、2
5729−05−9、6179−44−8、21244
−99−5、58793−79−6、329564−4
3−1および92836−76−5;並びに非イオン性
表面活性剤、例えば4−オクチル−フェノールポリグリ
コールエーテルが包含される。
【0040】全流し込み溶液を基にして0.5−10重
量%の量の別の適当な添加剤は、炭素数が2−6の脂肪
族ポリオール類、炭素数が2−6の脂肪族エーテルポリ
オール類、炭素数が2−6の脂肪族ポリオール類のC1
−C4アルキルエーテル類、および炭素数が1−4の脂
肪族アミノアルコール類である。
【0041】エチレングリコールが、炭素数が2−6の
脂肪族ポリオール類(ジオール類、トリオール類)の例
として挙げられる。
【0042】炭素数が2−6の脂肪族エーテルポリオー
ル類の例として挙げられるものは、ジエチレングリコー
ルおよびトリエチレングリコールである。上記のポリオ
ール類のC1−C4アルキルエーテル類の例として挙げら
れるものは、エチレングリコールモノメチルおよびジメ
チルエーテル並びにエチレングリコールモノエチルおよ
びジエチルエーテルである。
【0043】脂肪族C1−C4アミノアルコール類の例と
して挙げられるものは、プロパノールアミンおよびエタ
ノールアミンである。
【0044】発色団の選択は、それらが流し込み溶液中
に可溶性である限り、限定されるものではない。成分類
の溶液を個別に最適化することができることが該方法の
一利点である。
【0045】好適な発色団は、例えば、ドイツ公告明細
書39 21 669、ドイツ公告明細書38 43 41
4およびドイツ公告明細書36 15 765中に記載さ
れている。
【0046】層の数は好適には2−9枚である。
【0047】偏光フィルムまたはシートは公知の方法で
二重屈折のない他の物質と混和または積層することがで
きる。例えば下記のものを保護コーテイングとして使用
することができる:テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロエチレン共重合体、ポリアリールエーテルスルホ
ン類または他のフルオロ炭化水素樹脂、ポリエステル、
ポリオレフィンもしくはポリアミド樹脂、ポリカーボネ
ートもしくはセルロースエステル、好適には(トリ)−
酢酸、−プロピオン酸もしくは−酪酸エステルのフィル
ム。
【0048】層は乾燥後に容易にそれらの担体から除去
できそして延伸できる。層は60−180℃の温度にお
いて、好適には100−150℃において、300−1
000%延伸される。これらの層をスペクトルの可視部
分が空である光学的等方性フィルムと結合された後に得
られる偏光フィルムは非常に良好な二色比を有してお
り、そしてそれらの色調は必要に応じて選択することが
できる。
【0049】耐水性または光透過性を改良するために、
染料−含有フィルムを希望により例えばホウ酸水溶液を
用いる後処理にかけることもできる。この後処理を行う
条件はフィルム物質および染料とは独立して変えること
ができる。ホウ酸溶液は好適には1−15重量%の、最
も好適には5−10重量%の、濃度を有しており、そし
て好適には30−80℃において、最も好適には50−
80℃において、使用される。表面活性剤および任意の
無機塩類が好適にホウ酸溶液に加えられる。表面活性剤
は非イオン性、カチオン性またはアニオン性であること
ができるが、好適には非イオン性である。
【0050】下記のものが非イオン性表面活性剤の例で
ある:酸化エチレンと高級アルコール類またはフェノー
ル類、例えばノニルフェノール、との付加生成物。表面
活性剤は、水の量を基にして、好適には0.005−0.
5重量%の、最も好適には0.02−0.2重量%の、量
で使用される。使用される無機塩類は好適には、硫酸ナ
トリウム、硫酸カリウム、塩化ナトリウム、KCl、硝
酸ナトリウムまたは硝酸カリウムである。無機塩類は、
水の量を基にして、好適には0.1−5重量%の、最も
好適には0.3−3重量%の、量で使用される。希望に
より、高分子量カチオン性化合物の水溶液を用いて固定
浴処理を行うこともできる。
【0051】本発明に従い製造される偏光フィルムは偏
光フィルターおよび光学的表示として使用される偏光シ
ート製品の製造用に使用される。
【0052】いくつかのコーテイング態様を例として記
載する。これらの例は単に一つの選択であり、従って完
全であるという資格のない概要だけを与えることができ
る。下記の実施例中に示されている表で使用されている
記号は下記の意味を有している: η=粘度(mPas) σ=表面張力(mN/m) δ=ウエブ上の湿潤適用(μm) v=ウエブの速度(m/分) h=カーテン落下距離(mm)
【0053】
【実施例】実施例1 図1に示されているコーテイング装置を二層流し込み用
の流し込み装置として使用した。個々の層の流し込みデ
ータは下記の如くであった: 溶液A:8重量%のPVAL溶液は、(PVALを基に
して)4重量%の4,4′−アゾ−(4−スルホ−アゾベ
ンゼン)−スチルベン−2−スルホン酸および4−アセ
チルアミノ−4′−(2−スルホ−4−オキシ−6−N
−ベンゾイルアミノ−ナフタレン)−スチルベン−3−
スルホン酸の等部混合物並びにアニオン性表面活性剤を
含有していた。最初に挙げられている染料は、4,4′
−ジニトロ−スチルベン−2−スルホン酸とアゾベンゼ
ン−4−スルホン酸との文献から公知である条件下での
アルカリ性縮合により得られ(ホウベンーウエイル(Hou
ben-Weyl)、1013巻、229頁以下、(1965)、
チエメ・フェルラグ、スタットガルト)、そして第二の
染料はN−ベンゾイル−1−酸に4−アミノ−4′−ア
セチルアミノスチルベン−2−スルホン酸のジアゾニウ
ム塩をカップリングさせることにより得られた。
【0054】溶液Bは、溶液Aを水で40%希釈するこ
とにより、得られた。
【0055】
【表1】表1 粘度η 表面張力σ 層厚さ湿潤適用δ [mPas] [mN/m] [μm] 溶液A 400 32 200 溶液B 50 25 30 二層を一回の通過でフィルムのゼラチン−基質ウエブの
上にカーテンから15mmの落下距離を用いて60℃の
温度および50m/分のウエブの走行速度で流し込ん
だ。
【0056】乾燥後に得られたフィルムは容易に剥がす
ことができ、優れた表面性質を有しており、そして均一
な色密度および27μmの一定厚さを有していた。
【0057】実施例2 溶液AおよびBは実施例1中の如くして製造された。染
料を含まない溶液C、および溶液A中で使用された染料
を含有する代わりに等量のN,N′−ビス−[3,10−
(4,11−ジスルホ−6,13−ジクロロ−トリフェン
ジオキサジニル)]−尿素を含有している溶液Dも、同じ
方法で製造された。粘度および表面張力はアニオン性表
面活性剤の添加により表2に示されている値に調節され
た:
【0058】
【表2】表2 粘度η 表面張力σ 層厚さ湿潤適用δ [mPas] [mN/m] [μm] 溶液A 400 32 200 溶液B 50 25 30 溶液C 400 33 30 溶液D 400 34 100 表面張力はスタラグモメーターを用いて測定され、そし
て粘度は落下球粘度計を用いて50℃において測定され
た。フィルムは実施例1に記載されている条件下でBA
CDCの層順序で流し込まれた。
【0059】乾燥後に非常に濃い褐色のフィルムが得ら
れ、それは変形せずに容易にそれの担体から分離するこ
とができ、優れた表面性質を有しており、そして25μ
mの一定層厚さを有していた。断面で観察する時には、
フィルムが完全分離層から構成されていることが示され
た。
【0060】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0061】1.少なくとも1種の有機二色発色団およ
びポリビニルアルコールの両者を含有している水溶液を
流し込むことによるポリビニルアルコールおよび少なく
とも1種の有機二色発色団を基にした偏光フィルムの製
造方法において、流し込み装置を使用して少なくとも2
種のポリビニルアルコール水溶液を上の方にある供給ス
ロットから下方に傾斜している表面に一方を他方の上に
適用しそしてそれらを傾斜している表面下で表面端部ま
で流動させ、そしてそれらをそこからコーテイング台を
通って連続的に動いている担体ウエブに適用し、そして
ポリビニルフィルムを乾燥により固化させ、担体ウエブ
から分離しそして縦に延伸させていること、並びに傾斜
している表面上の下の方のPVAL溶液は10−50m
Pasの粘度および10−50μmの湿潤層厚さ(促進
層)を有しておりそして第二のPVAL溶液は充分な濃
度の少なくとも1種の二色発色団を含有しており且つ少
なくとも60mPasの粘度を有していることを特徴と
する方法。
【0062】2.少なくとも1種の二色発色団が100
−250μmの湿潤層厚さおよび60−600mPas
の粘度を有していることを特徴とする、上記1の方法。
【0063】3.促進層が次の層と同じ二色発色団を含
有していることを特徴とする、上記1の方法。
【0064】4.促進層が次の層と同じ染料対PVAL
比で二色発色団を含有していることを特徴とする、上記
3の方法。
【0065】5.10−60mPasの粘度および10
−50μmの湿潤層厚さを有するPVAL層(延展層)
も1枚以上の比較的高粘度層の上に流し込まれているこ
とを特徴とする、上記1の方法。
【0066】6.延展層がその直前の層と同じ二色発色
団を含有していることを特徴とする、上記5の方法。
【0067】7.延展層がその直前の層と同じ染料対P
VAL比で二色発色団を含有していることを特徴とす
る、上記6の方法。
【0068】8.担体ウエブの粘度が傾斜表面上の流動
粘度の少なくとも10倍であることを特徴とする、上記
1の方法。
【0069】9.担体ウエブから除去されている流し込
まれそして乾燥されたフィルムを60−180℃におい
て300−1000%延伸することを特徴とする、上記
1の方法。
【0070】10.カーテンコーターまたはカスケード
状コーターを流し込み装置として使用することを特徴と
する、上記1の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従うカーテンコーテイング方
法を実施するための流し込み装置13の簡単にした概要
断面図を表している。
【図2】図2は、本発明に従う方法を実施するためのカ
スケードコーター中の簡単にした概要断面図を表してい
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】好適にはポリアゾ染料が提唱されているが
(日本化学JA59−145 255、60−156
759、60−168 743)、二色性は染料中で広
く見いだされているが(W.ハンレ(Hanle)、
H.シェレル(Scherer)、Zeitschr.
Naturforsch.、6a 437−439(1
951))ヨウ素フィルムのスペクトル性質を単独で越
えるものを得ることはできなかった。このことは、良好
な青色色調の不存在、染料/マトリックス系の高い二色
性に関する要求、並びに吸収された状態で要求される極
端な色密度のためであろう。ヨウ素の優秀性の理由は、
染料と比較した時に錯体中で結合されているヨウ素分子
は約43,000に達する高いモル吸光性を有すること
である(R.R.ボールドウィン(Baldwin)、
R.S.ベア(Baer)、R.E.ランドル(Run
dle)、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・ケ
ミカル・ソサイエテイ(J.Amer.Chem.So
c.)、66 111(1944))。発色団は二原子
性であるため、非常に高いモル濃度およびその結果とし
て極端な吸光性が得られる。匹敵するモル吸収性を有す
る染料は一般的には相当高い、ほとんどの場合には4−
8倍高い、分子量を有しているため、1種の染料を用い
て必要な吸光性を得ることは困難であり、その理由は非
常に高濃度の染料を使用する必要があためである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】結果、として染料は予備延伸されてい
るPVALフィルム上に充分な量で吸収されることはで
なくなる
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】従って、本発明は少なくとも1種の有機二
色発色団およびポリビニルアルコールの両者を含有して
る水溶液を流し込み点を通って動いている担体上に投
入コーターを用いて流し込み、溶媒を除去し、ポリビニ
ルアルコールフィルムを担体から除去し、そしてポリビ
ニルアルコールフィルムを延する事による、ポリビニ
ルアルコールおよび少なくとも1種の有機二色発色団
基にした偏光フィルムの製造方法。好適には、少くとも
2種のポリビニルアルコール水溶液がコーター上で一方
が他方の上に適用され、ここで下の法のPVAL溶液は
10−50mPasの、好適には20−30mPas
の、粘度および10−50μmの湿潤層厚さ(促進層)
を有しておりそして第二のPVAL溶液は十分な濃度の
少くとも1種の二色発色団を含有しており且つ少なくも
60mPasの粘度を有していることにより特徴づけら
れている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】担体ウエブが流し込み台を通って動く速度
は一般的には、コーターの円滑表面上を一方が他方の上
に走行する流し込み溶液の流速より大きい。円滑表面上
の流速の少なくとも10倍、特にこの速度の12−20
倍、が好適である。担体ウエブ上の流し込み層の小包の
湿潤層厚さは、円滑表面上の流し込み層の小包のものよ
り、これら2種の速度に比例して小さい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】しかしながら、希望により異なる流し込み
溶液を数回の流し込み操作で担体ウエブにまたはすでに
担体ウエブ上にある層に適用することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】投入コーターはある量のコーテイング液体
を担体上に供給するコーターであり、ここで固体はコー
テイング後に担体から除去されない、層の厚さはコータ
ー端部のコーテイング液体の移動速度および通常はコー
テイング液体の移動速度よりはるかに大きい担体の移動
速度によって決められる。適当な投入コーターは押し出
しコーターおよび円滑表面コーターである押し出しコ
ーターはコーテイング液体を担体の幅に従う幅を有する
スロットにより直接担体に供給するものであり、そして
それは1種のコーテイング液体を適用する円滑−表面
コーターは1個以上の出口スロットが傾斜を横切って備
えられてある傾斜された流し込み表面を有するコーター
であり、コーテイング液体がこれらの出口スロットから
出て傾斜表面(円滑表面)に下方に流れる円滑−表面
コーターは数種のコーテイング液体を個々の流し込み層
の間で混ざることなく同時に担体に適用させることがで
きる円滑表面の端部において、コーテイング液体はコ
ーテイングしようとする担体上を自由−落下性カーテン
として落下することあできるか(カーテンコーター)ま
たはメニスカス中で上方に偏らせられそして通って動い
ている担体により担持されることができる(メニスカス
コーター)。流し込み性質を改良するためには津上例え
ば6−40ミリバールの如き真空が適用される
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】1.少なくとも1種の有機二色発色団およ
びポリビニルアルコールの両者を含有している水溶液を
流し込み点を通って動いている担体上に投入コーターを
用いて流し込み、溶媒を除去し、ポリビニルアルコール
フィルムを担体から除去し、そしてポリビニルアルコー
ルフィルムを延する事による、ポリビニルアルコール
および少なくとも1種の有機二色発色団を基にした偏光
フィルムの製造方法。 2.コーター上で一方が他方の上にある少なくとも2種
のポリ9ニルアルコール水溶液を適用し、ここで下の方
のPVAL溶液は10−50mPasの粘度および10
−50mPasの湿潤層厚さ(促進層)を有しておりそ
して第二のPVAL溶液は充分な濃度の少くとも1種の
二色発色団を含有しており且つ少くとも60mPasの
粘度および100−250μmの湿潤層厚さを有してい
ることを特徴とする、上記1の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の有機二色発色団および
    ポリビニルアルコールの両者を含有している水溶液を流
    し込むことによるポリビニルアルコールおよび少なくと
    も1種の有機二色発色団を基にした偏光フィルムの製造
    方法において、流し込み装置を使用して少なくとも2種
    のポリビニルアルコール水溶液を上の方にある供給スロ
    ットから下方に傾斜している表面に一方を他方の上に適
    用しそしてそれらを傾斜している表面下で表面端部まで
    流動させ、そしてそれらをそこからコーテイング台を通
    って連続的に動いている担体ウエブに適用し、そしてポ
    リビニルフィルムを乾燥により固化させ、担体ウエブか
    ら分離しそして縦に延伸させていること、並びに傾斜し
    ている表面上の下の方のPVAL溶液は10−50mP
    asの粘度および10−50μmの湿潤層厚さ(促進
    層)を有しておりそして第二のPVAL溶液は充分な濃
    度の少なくとも1種の二色発色団を含有しており且つ少
    なくとも60mPasの粘度を有していることを特徴と
    する方法。
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