JPH0532270B2 - - Google Patents
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- JPH0532270B2 JPH0532270B2 JP58009619A JP961983A JPH0532270B2 JP H0532270 B2 JPH0532270 B2 JP H0532270B2 JP 58009619 A JP58009619 A JP 58009619A JP 961983 A JP961983 A JP 961983A JP H0532270 B2 JPH0532270 B2 JP H0532270B2
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- JP
- Japan
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- pressure chamber
- vehicle
- negative pressure
- chamber
- variable
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 5
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 2
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/66—Electrical control in fluid-pressure brake systems
- B60T13/72—Electrical control in fluid-pressure brake systems in vacuum systems or vacuum booster units
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、車両に対する制動補助力を発生さ
せて、運転者が加える踏力により得られる車両制
動力より大きな車両制動力を得るために、車両の
ブレーキ系統に用いられる車両用倍力装置に関す
る。
せて、運転者が加える踏力により得られる車両制
動力より大きな車両制動力を得るために、車両の
ブレーキ系統に用いられる車両用倍力装置に関す
る。
従来の車両用倍力装置としては、例えば第1図
に示すようなものがあつた。1はタンデム型負圧
式ブースタ、2は図中左端部が図外のマスタシリ
ンダに連結されたプツシユロツド、3は図中右端
部が図外のブレーキペダルに連結されたバルブオ
ペレーテイングロツド、4,5は常にともに負圧
源に連通している第1負圧室、第2負圧室、6は
この第1負圧室4、第2負圧室5または大気と連
通可能な第1変圧室、7はこの第1変圧室6と連
通している第2変圧室、8は第1パワーピスト
ン、9は第2パワーピストンである。このような
車両用倍力装置は、ブレーキペダルを踏み込むこ
とにより第1変圧室6および第2変圧室7がとも
に負圧状態から圧力上昇して第2負圧室5、第1
負圧室4との間に差圧を生じる。このため、第1
パワーピストン8および第2パワーピストン9は
図中左方に移動することになり、運転者が加えた
踏力に倍加した押圧力でプツシユロツド2を介し
てマスタシリンダを押圧して車両の制動補助力を
発生させるようになつている。
に示すようなものがあつた。1はタンデム型負圧
式ブースタ、2は図中左端部が図外のマスタシリ
ンダに連結されたプツシユロツド、3は図中右端
部が図外のブレーキペダルに連結されたバルブオ
ペレーテイングロツド、4,5は常にともに負圧
源に連通している第1負圧室、第2負圧室、6は
この第1負圧室4、第2負圧室5または大気と連
通可能な第1変圧室、7はこの第1変圧室6と連
通している第2変圧室、8は第1パワーピスト
ン、9は第2パワーピストンである。このような
車両用倍力装置は、ブレーキペダルを踏み込むこ
とにより第1変圧室6および第2変圧室7がとも
に負圧状態から圧力上昇して第2負圧室5、第1
負圧室4との間に差圧を生じる。このため、第1
パワーピストン8および第2パワーピストン9は
図中左方に移動することになり、運転者が加えた
踏力に倍加した押圧力でプツシユロツド2を介し
てマスタシリンダを押圧して車両の制動補助力を
発生させるようになつている。
しかしながら、このような従来の車両用倍力装
置にあつては、ブレーキペダルに入力された踏力
の大きさとプツシユロツドからマスタシリンダに
伝えられる出力の大きさとの比率関係が常に一定
であつたため、車輪に制動力を加えるブレーキパ
ツドの摩擦係数や車両積載荷重等の変動により、
同じ出力をマスタシリンダに伝えても車両減速度
が変動する。したがつて、ブレーキペダルに入力
された踏力の大きさと車両減速度の大きさとの比
率関係が変動して車両の制動性能が低下してしま
うという問題点があつた。
置にあつては、ブレーキペダルに入力された踏力
の大きさとプツシユロツドからマスタシリンダに
伝えられる出力の大きさとの比率関係が常に一定
であつたため、車輪に制動力を加えるブレーキパ
ツドの摩擦係数や車両積載荷重等の変動により、
同じ出力をマスタシリンダに伝えても車両減速度
が変動する。したがつて、ブレーキペダルに入力
された踏力の大きさと車両減速度の大きさとの比
率関係が変動して車両の制動性能が低下してしま
うという問題点があつた。
この発明は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、第1変圧室6と第2変圧室7
とを遮断し、この第2変圧室7を高圧源および低
圧源の一方のみと連通させたり、あるいは高圧源
および低圧源の双方をともに第2変圧室7から遮
断させたりすることにより、上記問題点を解決す
ることを目的としている。
てなされたもので、第1変圧室6と第2変圧室7
とを遮断し、この第2変圧室7を高圧源および低
圧源の一方のみと連通させたり、あるいは高圧源
および低圧源の双方をともに第2変圧室7から遮
断させたりすることにより、上記問題点を解決す
ることを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第2図は、この発明の一実施例を示す図である。
まず構成を説明すると、第2図において、12
はタンデム型ブースタ、13はハウジングであ
る。ハウジング13の内部には、ハウジング13
より径が少し小さく、長さがハウジング13の略
半分の第1パワーシリンダ14が同一軸線上に収
設されている。ハウジング13と第1パワーシリ
ンダ14の左端部との間の空間は第2パワーシリ
ンダ15を画成している。第1パワーシリンダ1
4の内部には第1パワーピストン16が軸線方向
に移動自在に収納されており、第2パワーシリン
ダ15の内部には第2パワーピストン17が軸線
方向に移動自在に収納されている。ハウジング1
3と第2パワーピストン17との間、および、第
1パワーシリンダ14と第1パワーピストン16
との間のそれぞれにはダイヤフラムが介装されて
いて、第2パワーピストン17および第1パワー
ピストン16の左側と右側のそれぞれの空間を常
に遮断している。第1パワーシリンダ14の左端
部と第1パワーピストン16との間の空間には第
1負圧室19が画成されており、ハウジング13
の左端部と第2パワーピストン17との間の空間
には第2負圧室20が画成されている。第1パワ
ーピストン16の左側軸線部近傍には、第1パワ
ーシリンダ14の左端部の軸線近傍を貫いて第2
負圧室20内に開口する筒21が当接されてお
り、第1負圧室19と第2負圧室20とはこの筒
21を通つて連通している。第2負圧室20は常
に負圧源に連通しているため、第1負圧室19と
第2負圧室20とは常に負圧状態が保たれてい
る。ハウジング13の右端部と第1パワーピスト
ン16との間には第1変圧室22が画成されてお
り、第1パワーシリンダ14の左端部と第2パワ
ーピストン17との間には第2変圧室23が画成
されており、これら第1変圧室22と第2変圧室
23とは遮断部材24により常に遮断されてい
る。ハウジング13の左端部と第2パワーピスト
ン17との間にはパワーピストンリターンスプリ
ング26が介装されており、第2パワーピストン
17を第1パワーシリンダ14の左端部側に付勢
している。第1パワーピストン16の図中左側の
軸線部近傍には開口16aが形成されており、そ
の開口16aにはリアクシヨンデイスク27が収
納されている。リアクシヨンデイスク27の図中
左側の面にはプツシユロツド28の一端に形成さ
れたデイスク部28aが接着しており、プツシユ
ロツド28の他端は図外のマスタシリンダのプラ
イマリピストンに当接している。
はタンデム型ブースタ、13はハウジングであ
る。ハウジング13の内部には、ハウジング13
より径が少し小さく、長さがハウジング13の略
半分の第1パワーシリンダ14が同一軸線上に収
設されている。ハウジング13と第1パワーシリ
ンダ14の左端部との間の空間は第2パワーシリ
ンダ15を画成している。第1パワーシリンダ1
4の内部には第1パワーピストン16が軸線方向
に移動自在に収納されており、第2パワーシリン
ダ15の内部には第2パワーピストン17が軸線
方向に移動自在に収納されている。ハウジング1
3と第2パワーピストン17との間、および、第
1パワーシリンダ14と第1パワーピストン16
との間のそれぞれにはダイヤフラムが介装されて
いて、第2パワーピストン17および第1パワー
ピストン16の左側と右側のそれぞれの空間を常
に遮断している。第1パワーシリンダ14の左端
部と第1パワーピストン16との間の空間には第
1負圧室19が画成されており、ハウジング13
の左端部と第2パワーピストン17との間の空間
には第2負圧室20が画成されている。第1パワ
ーピストン16の左側軸線部近傍には、第1パワ
ーシリンダ14の左端部の軸線近傍を貫いて第2
負圧室20内に開口する筒21が当接されてお
り、第1負圧室19と第2負圧室20とはこの筒
21を通つて連通している。第2負圧室20は常
に負圧源に連通しているため、第1負圧室19と
第2負圧室20とは常に負圧状態が保たれてい
る。ハウジング13の右端部と第1パワーピスト
ン16との間には第1変圧室22が画成されてお
り、第1パワーシリンダ14の左端部と第2パワ
ーピストン17との間には第2変圧室23が画成
されており、これら第1変圧室22と第2変圧室
23とは遮断部材24により常に遮断されてい
る。ハウジング13の左端部と第2パワーピスト
ン17との間にはパワーピストンリターンスプリ
ング26が介装されており、第2パワーピストン
17を第1パワーシリンダ14の左端部側に付勢
している。第1パワーピストン16の図中左側の
軸線部近傍には開口16aが形成されており、そ
の開口16aにはリアクシヨンデイスク27が収
納されている。リアクシヨンデイスク27の図中
左側の面にはプツシユロツド28の一端に形成さ
れたデイスク部28aが接着しており、プツシユ
ロツド28の他端は図外のマスタシリンダのプラ
イマリピストンに当接している。
プツシユロツド28の中間部には、長孔28b
が設けてあり、この長孔28bを貫通してピン7
aが、両端で第2パワーピストン17と一体の筒
21に固定され、両者の相対移動を若干許すよう
に形成している。
が設けてあり、この長孔28bを貫通してピン7
aが、両端で第2パワーピストン17と一体の筒
21に固定され、両者の相対移動を若干許すよう
に形成している。
第1パワーピストン16の開口16aの図中右
側にはプランジヤ室16bが形成されており、こ
のプランジヤ室16b内にはバルブプランジヤ2
9が軸線方向に摺動自在に収納されている。リア
クシヨンデイスク27の図中右側面には、このリ
アクシヨンデイスク27より小さい径を有するバ
ルブプランジヤ29の一端面が当接・離隔可能と
なつている。バルブプランジヤ29の他端部には
一端が図外のブレーキペダルに連結されたバルブ
オペレーテイングロツド30の他端部が連結され
ている。第1パワーピストン16の図中右側には
バルブオペレーテイングロツド30を囲むように
延在する筒部16cが形成されており、この筒部
16c内の空間は第1パワーピストン16に形成
された穿孔16eを通つて第1負圧室19と連通
している。筒部16cの内側面には弾性材で形成
されたポペツトバルブ32の基端部が固着されて
いる。ポペツトバルブ32の基端部とバルブオペ
レーテイングロツド30との間にはバルブリター
ンスプリング33が介装されていて、バルブオペ
レーテイングロツド30およびバルブプランジヤ
29を図中右側に付勢している。ポペツトバルブ
32は図中左側に先端面32aを有しており、第
1パワーピストン16のプランジヤ室16bの開
口面16dおよびバルブプランジヤ29の他端面
と当接・離隔可能となつている。第1パワーピス
トン16の筒部16c内のポペツトバルブ32の
図中右側の空間は筒部16cの図中右端の開口を
介して大気と連通しており、第1パワーピストン
16のプランジヤ室16bは第1変圧室22と連
通している。第2負圧室20と第1変圧室22と
の間には差圧センサ35が介装されている。差圧
センサ35はシリンダケース36を有しており、
このシリンダケース36には第1ポート36aと
第2ポート36bが形成されている。第1ポート
36aはタンデム型ブースタ12の第1変圧室2
2と連通し、第2ポート36bはタンデム型ブー
スタ12の第2負圧室20と連通している。シリ
ンダケース36内にはピストン37が軸線方向に
摺動自在に収納されていて、このピストン37に
よりシリンダケース36内を第1室38と第2室
39とに区分している。ピストン37の端部37
aには接点40が取付けられていて、この接点4
0はシリンダケース36に取付けられた可変抵抗
41と接触している。この接点40がピストン3
7とともに可変抵抗41上を移動することにより
第1変圧室22と第2負圧室20との間の差圧△
Pを電流値として取り出せるようになつている。
タンデム型ブースタ12の第2変圧室23は、高
圧源および負圧源と連結された第2変圧室制御バ
ルブ43と連結されている。第2変圧世制御バル
ブ43はハウジング44を有し、このハウジング
44内の一端部にソレノイド45を収納してい
る。ソレノイド45をの軸線部にはソレノイド4
5に通電されることにより出入自在にプランジヤ
46の一端部が収納されている。プランジヤ46
の他端部にはフランジ部46aが形成されてい
る。ハウジング44内の中間部には弾性材で形成
されたポペツトバルブ47の基端部が固着されて
おり、このポペツトバルブ47の先端部はプラン
ジヤ46のフランジ部46aおよびハウジング4
4の他端部に形成された段部44aと当接・離隔
可能となつている。プランジヤ46には係合部4
6bが形成されており、この係合部46bとポペ
ツトバルブ47の先端部との間にはスプリング4
8が介装されており、ポペツトバルブ47の先端
部をプランジヤ46のフランジ部46aまたはハ
ウジング44の段部44aに当接するよう付勢し
ている。ハウジング44は、ソレノイド45とポ
ペツトバルブ47との間の周部に第1ポート44
bを、ポペツトバルブ47と段部44aとの間の
周部に第2ポート44cを、段部44aと他端面
との間に第3ポート44dをそれぞれ有してい
る。第1ポート44bは高圧源と、第2ポート4
4cは負圧源と、第3ポート44dはタンデム型
ブースタ12の第2変圧室23とそれぞれ連通し
ている。差圧センサ35および第2変圧室制御バ
ルブ43は、車体に取付けられ車両の減速度を検
出する車両減速度センサ50と電気的に接続され
た制御回路51と同様に電気的に接続されてい
る。制御回路51は、差圧センサ35および減速
度センサ50からの入力信号により第2変圧室制
御バルブ43に信号を出力する。そして、制御回
路51は、後述するように差圧センサ35の入力
信号、すなわち差圧センサ35の第1、第2負圧
室19,20と第1変圧室22との差圧の検出値
△pに基づき車両の目標減速度αi演算するととも
に、該αiと車両減速度センサ50の検出値αとを
比較して、第2変圧室23を高圧源および負圧源
の一方のみと連通させたり、あるいは、第2変圧
室23を高圧源および負圧源の双方をともに第2
変圧室23から遮断させたりするよう第2変圧室
制御バルブ43の作動を制御する制御手段として
の機能を有する。
側にはプランジヤ室16bが形成されており、こ
のプランジヤ室16b内にはバルブプランジヤ2
9が軸線方向に摺動自在に収納されている。リア
クシヨンデイスク27の図中右側面には、このリ
アクシヨンデイスク27より小さい径を有するバ
ルブプランジヤ29の一端面が当接・離隔可能と
なつている。バルブプランジヤ29の他端部には
一端が図外のブレーキペダルに連結されたバルブ
オペレーテイングロツド30の他端部が連結され
ている。第1パワーピストン16の図中右側には
バルブオペレーテイングロツド30を囲むように
延在する筒部16cが形成されており、この筒部
16c内の空間は第1パワーピストン16に形成
された穿孔16eを通つて第1負圧室19と連通
している。筒部16cの内側面には弾性材で形成
されたポペツトバルブ32の基端部が固着されて
いる。ポペツトバルブ32の基端部とバルブオペ
レーテイングロツド30との間にはバルブリター
ンスプリング33が介装されていて、バルブオペ
レーテイングロツド30およびバルブプランジヤ
29を図中右側に付勢している。ポペツトバルブ
32は図中左側に先端面32aを有しており、第
1パワーピストン16のプランジヤ室16bの開
口面16dおよびバルブプランジヤ29の他端面
と当接・離隔可能となつている。第1パワーピス
トン16の筒部16c内のポペツトバルブ32の
図中右側の空間は筒部16cの図中右端の開口を
介して大気と連通しており、第1パワーピストン
16のプランジヤ室16bは第1変圧室22と連
通している。第2負圧室20と第1変圧室22と
の間には差圧センサ35が介装されている。差圧
センサ35はシリンダケース36を有しており、
このシリンダケース36には第1ポート36aと
第2ポート36bが形成されている。第1ポート
36aはタンデム型ブースタ12の第1変圧室2
2と連通し、第2ポート36bはタンデム型ブー
スタ12の第2負圧室20と連通している。シリ
ンダケース36内にはピストン37が軸線方向に
摺動自在に収納されていて、このピストン37に
よりシリンダケース36内を第1室38と第2室
39とに区分している。ピストン37の端部37
aには接点40が取付けられていて、この接点4
0はシリンダケース36に取付けられた可変抵抗
41と接触している。この接点40がピストン3
7とともに可変抵抗41上を移動することにより
第1変圧室22と第2負圧室20との間の差圧△
Pを電流値として取り出せるようになつている。
タンデム型ブースタ12の第2変圧室23は、高
圧源および負圧源と連結された第2変圧室制御バ
ルブ43と連結されている。第2変圧世制御バル
ブ43はハウジング44を有し、このハウジング
44内の一端部にソレノイド45を収納してい
る。ソレノイド45をの軸線部にはソレノイド4
5に通電されることにより出入自在にプランジヤ
46の一端部が収納されている。プランジヤ46
の他端部にはフランジ部46aが形成されてい
る。ハウジング44内の中間部には弾性材で形成
されたポペツトバルブ47の基端部が固着されて
おり、このポペツトバルブ47の先端部はプラン
ジヤ46のフランジ部46aおよびハウジング4
4の他端部に形成された段部44aと当接・離隔
可能となつている。プランジヤ46には係合部4
6bが形成されており、この係合部46bとポペ
ツトバルブ47の先端部との間にはスプリング4
8が介装されており、ポペツトバルブ47の先端
部をプランジヤ46のフランジ部46aまたはハ
ウジング44の段部44aに当接するよう付勢し
ている。ハウジング44は、ソレノイド45とポ
ペツトバルブ47との間の周部に第1ポート44
bを、ポペツトバルブ47と段部44aとの間の
周部に第2ポート44cを、段部44aと他端面
との間に第3ポート44dをそれぞれ有してい
る。第1ポート44bは高圧源と、第2ポート4
4cは負圧源と、第3ポート44dはタンデム型
ブースタ12の第2変圧室23とそれぞれ連通し
ている。差圧センサ35および第2変圧室制御バ
ルブ43は、車体に取付けられ車両の減速度を検
出する車両減速度センサ50と電気的に接続され
た制御回路51と同様に電気的に接続されてい
る。制御回路51は、差圧センサ35および減速
度センサ50からの入力信号により第2変圧室制
御バルブ43に信号を出力する。そして、制御回
路51は、後述するように差圧センサ35の入力
信号、すなわち差圧センサ35の第1、第2負圧
室19,20と第1変圧室22との差圧の検出値
△pに基づき車両の目標減速度αi演算するととも
に、該αiと車両減速度センサ50の検出値αとを
比較して、第2変圧室23を高圧源および負圧源
の一方のみと連通させたり、あるいは、第2変圧
室23を高圧源および負圧源の双方をともに第2
変圧室23から遮断させたりするよう第2変圧室
制御バルブ43の作動を制御する制御手段として
の機能を有する。
次に作用を説明する。
運転者がブレーキペダルを踏まないときは、ポ
ペツトバルブ32の先端面32aと第1パワーピ
ストン16のプランジヤ室16bの開口面16d
とは第2図に示すように離隔しているため、第1
負圧室19とプランジヤ室16bすなわち第1変
圧室22とは第1パワーピストン16の穿孔16
eを通して連通している。さらに、制御回路51
により第2変圧室制御バルブ43のソレノイド4
5には電流が流されていないため、後述するよう
に、第2変圧室制御バルブ43は第2変圧室23
を負圧源に連通している。したがつて、第1負圧
室19、第2負圧室20、第1変圧室22、第2
変圧室23はすべて負圧源と連通して負圧状態と
なつていて第1パワーピストン16および第2パ
ワーピストン17のそれぞれの右側と左側との間
には差圧が生じないため、第2図に示すように、
第1パワーピストン16および第2パワーピスト
ン17はともにパワーピストンリターンスプリン
グ26により付勢されて、それぞれハウジング1
3の右側端および第1パワーシリンダ14の左側
端に当接している。
ペツトバルブ32の先端面32aと第1パワーピ
ストン16のプランジヤ室16bの開口面16d
とは第2図に示すように離隔しているため、第1
負圧室19とプランジヤ室16bすなわち第1変
圧室22とは第1パワーピストン16の穿孔16
eを通して連通している。さらに、制御回路51
により第2変圧室制御バルブ43のソレノイド4
5には電流が流されていないため、後述するよう
に、第2変圧室制御バルブ43は第2変圧室23
を負圧源に連通している。したがつて、第1負圧
室19、第2負圧室20、第1変圧室22、第2
変圧室23はすべて負圧源と連通して負圧状態と
なつていて第1パワーピストン16および第2パ
ワーピストン17のそれぞれの右側と左側との間
には差圧が生じないため、第2図に示すように、
第1パワーピストン16および第2パワーピスト
ン17はともにパワーピストンリターンスプリン
グ26により付勢されて、それぞれハウジング1
3の右側端および第1パワーシリンダ14の左側
端に当接している。
運転者がブレーキペダルを踏み込むと、バルブ
オペレーテイングロツド30が図中左側へ移動す
ることによりポペツトバルブ32の先端面32a
と第1パワーピストン16のプランジヤ室16b
の開口面16dとが当接する。このとき、第1負
圧室19とプランジヤ室16bすなわち第1変圧
室22とは遮断される。さらにパワーオペレーテ
イングロツド30が移動すると、こんどはポペツ
トバルブ32の先端部32aがそれ以上進めない
ために、ポペツトバルブ32の先端面32aとバ
ルブプランジヤ29の他端面とが離隔する。そし
て、図中右端の開口を通して大気を連通している
ポペツトバルブ32の右側の空間が、互いに離隔
したポペツトバルブ32の先端面32aとバルブ
プランジヤ29の他端面との間を通してプランジ
ヤ室16bに連通する。このため、プランジヤ室
16bすなわち第1変圧室22に大気が流入する
ことにより圧力上昇し、第1変圧室22と第1負
圧室19および第2負圧室20との間には差圧を
生じる。したがつて、第1パワーピストン16は
第1パワーシリンダ14内を図中左方向にブレー
キペダルの軽い踏力で進行し始め、このとき同時
に、筒21の段部に係合している第2パワーピス
トン17をもパワーピストンリターンスプリング
26の付勢力に抗して移動させる。このようにし
て、車両用倍力装置がない場合よりも少ない踏力
でマスタシリンダに同じ出力を与えることが可能
となり、制動補助力が得られる。
オペレーテイングロツド30が図中左側へ移動す
ることによりポペツトバルブ32の先端面32a
と第1パワーピストン16のプランジヤ室16b
の開口面16dとが当接する。このとき、第1負
圧室19とプランジヤ室16bすなわち第1変圧
室22とは遮断される。さらにパワーオペレーテ
イングロツド30が移動すると、こんどはポペツ
トバルブ32の先端部32aがそれ以上進めない
ために、ポペツトバルブ32の先端面32aとバ
ルブプランジヤ29の他端面とが離隔する。そし
て、図中右端の開口を通して大気を連通している
ポペツトバルブ32の右側の空間が、互いに離隔
したポペツトバルブ32の先端面32aとバルブ
プランジヤ29の他端面との間を通してプランジ
ヤ室16bに連通する。このため、プランジヤ室
16bすなわち第1変圧室22に大気が流入する
ことにより圧力上昇し、第1変圧室22と第1負
圧室19および第2負圧室20との間には差圧を
生じる。したがつて、第1パワーピストン16は
第1パワーシリンダ14内を図中左方向にブレー
キペダルの軽い踏力で進行し始め、このとき同時
に、筒21の段部に係合している第2パワーピス
トン17をもパワーピストンリターンスプリング
26の付勢力に抗して移動させる。このようにし
て、車両用倍力装置がない場合よりも少ない踏力
でマスタシリンダに同じ出力を与えることが可能
となり、制動補助力が得られる。
このように車両用倍力装置が作動していると
き、制御回路51には、差圧センサ35からの入
力信号(第1変圧室22と第2負圧室20との間
の差圧)△pおよび減速度センサ50からの入力
信号(車両の実際の減速度)αが入力される。第
3図に示すように、入力信号△pは、制御回路5
1においてまずマスタシリンダへの出力に換算さ
れ、次に、予め設定されたタンデム形ブースタ1
2の出力値に対する目標減速度αiを算出する。そ
れから、減速度センサ50からの入力信号αとこ
の目標減速度αiとを比較し、この結果に基づいて
出力信号を第2変圧室制御バルブ43のソレノイ
ド45に送る。すなわち、目標減速度αiよりも入
力信号αの方が小さいときは、制御回路51はソ
レノイド45に電流i1を流して、タンデム型ブー
スタ12の第2変圧室23と高圧源とを連通する
よう第2変圧室制御バルブ43を作動させるよう
になつている。このとき、プランジヤ46がソレ
ノイド45から進出してフランジ部46aはハウ
ジング44の段部44aよりもハウジング44の
他端側に位置するため、段部44aに当接したポ
ペツトバルブ47の先端面とプランジヤ46のフ
ランジ部46aとは離隔する。このように高圧源
を第2変圧室23に連通させて第2変圧室23内
の圧力を上昇せしめると、第2変圧室23と第2
負圧室20との間にも差圧を生じて第2パワーピ
ストン17を図中左方向に付勢し、筒21、ピン
17a、長孔28bを介してプツシユロツド28
を直接押圧し、マスタシリンダへの出力を高める
ことができ、減速度センサ50からの入力信号α
を目標減速度αiに近づけることができる。目標減
速度αiと入力信号αとが等しいときは、制御回路
51はソレノイド45に電流i2を流して、タンデ
ム型ブースタ2の第2変圧室23を高圧源および
負圧源の双方と遮断するよう第2変圧室制御バル
ブ43を作動させる。このとき、プランジヤ46
がソレノイド45から進出してフランジ部46a
はポペツトバルブ47の先端面との当接面がハウ
ジング44の段部44aと一致する位置で停止す
るため、ポペツトバルブ47の先端面とハウジン
グ44の段部44aとが当接するとともにポペツ
トバルブ47の先端面とプランジヤ46のフラン
ジ部46aとが離隔することはない。このように
して、目標減速度αiと入力信号αとが等しい状態
を保持する。また、目標減速度αiよりも入力信号
αの方が大きくなつてしまつたときは、制御回路
51はソレノイド45に電流を流さないようにし
て、タンデム型ブースタ12の第2変圧室23を
負圧源と連通するよう第2変圧室制御バルブ43
を作動させるようになつている。このとき、第2
変圧室制御バルブ43は、ソレノイド45に通電
されないことによりプランジヤ46がソレノイド
45から進出しないため、プランジヤ46のフラ
ンジ部46aとハウジング44の段部44aとが
離隔するとともにプランジヤ46のフランジ部4
6aとポペツトバルブ47の先端面とは離隔しな
い状態なる。このように負圧源を第2変圧室23
に連通させて第2変圧室23内の圧力を下降せし
めて第2変圧室23と第2負圧室20との間の差
圧を軽減し、減速度センサ50からの入力信号α
を目標減速度αiに近づけることができる。第2変
圧室御御バルブ43にこのような作動を行わしめ
ることにより、この発明に係る車両用倍力装置に
おいては、ブレーキペダルに入力された踏力の大
きさと車両減速度の大きさとの間に一定の比率を
保たせることができる。すなわち、差圧センサ3
5の入力信号△pに基づき制御回路51が車両の
目標減速度αiを算出するようになつているので、
該目標減速度αiが運転者のペダルの踏力に関係す
る値となり、上述のようにブレーキペダルに入力
された踏力の大きさと車両減速度の大きさとの間
に一定の比率を保たせることが可能となる。さら
に、このような目標減速度αiに基づいて車両の減
速度αを制御しているので、車両の減速感が運転
者の感覚に近いものとすることができる。また、
踏力をペダルで直接検出せず、差圧センサ35の
差圧で検出するので、ペダル・レバー比等の機械
的な影響がなく、検出精度を高くすることができ
る。
き、制御回路51には、差圧センサ35からの入
力信号(第1変圧室22と第2負圧室20との間
の差圧)△pおよび減速度センサ50からの入力
信号(車両の実際の減速度)αが入力される。第
3図に示すように、入力信号△pは、制御回路5
1においてまずマスタシリンダへの出力に換算さ
れ、次に、予め設定されたタンデム形ブースタ1
2の出力値に対する目標減速度αiを算出する。そ
れから、減速度センサ50からの入力信号αとこ
の目標減速度αiとを比較し、この結果に基づいて
出力信号を第2変圧室制御バルブ43のソレノイ
ド45に送る。すなわち、目標減速度αiよりも入
力信号αの方が小さいときは、制御回路51はソ
レノイド45に電流i1を流して、タンデム型ブー
スタ12の第2変圧室23と高圧源とを連通する
よう第2変圧室制御バルブ43を作動させるよう
になつている。このとき、プランジヤ46がソレ
ノイド45から進出してフランジ部46aはハウ
ジング44の段部44aよりもハウジング44の
他端側に位置するため、段部44aに当接したポ
ペツトバルブ47の先端面とプランジヤ46のフ
ランジ部46aとは離隔する。このように高圧源
を第2変圧室23に連通させて第2変圧室23内
の圧力を上昇せしめると、第2変圧室23と第2
負圧室20との間にも差圧を生じて第2パワーピ
ストン17を図中左方向に付勢し、筒21、ピン
17a、長孔28bを介してプツシユロツド28
を直接押圧し、マスタシリンダへの出力を高める
ことができ、減速度センサ50からの入力信号α
を目標減速度αiに近づけることができる。目標減
速度αiと入力信号αとが等しいときは、制御回路
51はソレノイド45に電流i2を流して、タンデ
ム型ブースタ2の第2変圧室23を高圧源および
負圧源の双方と遮断するよう第2変圧室制御バル
ブ43を作動させる。このとき、プランジヤ46
がソレノイド45から進出してフランジ部46a
はポペツトバルブ47の先端面との当接面がハウ
ジング44の段部44aと一致する位置で停止す
るため、ポペツトバルブ47の先端面とハウジン
グ44の段部44aとが当接するとともにポペツ
トバルブ47の先端面とプランジヤ46のフラン
ジ部46aとが離隔することはない。このように
して、目標減速度αiと入力信号αとが等しい状態
を保持する。また、目標減速度αiよりも入力信号
αの方が大きくなつてしまつたときは、制御回路
51はソレノイド45に電流を流さないようにし
て、タンデム型ブースタ12の第2変圧室23を
負圧源と連通するよう第2変圧室制御バルブ43
を作動させるようになつている。このとき、第2
変圧室制御バルブ43は、ソレノイド45に通電
されないことによりプランジヤ46がソレノイド
45から進出しないため、プランジヤ46のフラ
ンジ部46aとハウジング44の段部44aとが
離隔するとともにプランジヤ46のフランジ部4
6aとポペツトバルブ47の先端面とは離隔しな
い状態なる。このように負圧源を第2変圧室23
に連通させて第2変圧室23内の圧力を下降せし
めて第2変圧室23と第2負圧室20との間の差
圧を軽減し、減速度センサ50からの入力信号α
を目標減速度αiに近づけることができる。第2変
圧室御御バルブ43にこのような作動を行わしめ
ることにより、この発明に係る車両用倍力装置に
おいては、ブレーキペダルに入力された踏力の大
きさと車両減速度の大きさとの間に一定の比率を
保たせることができる。すなわち、差圧センサ3
5の入力信号△pに基づき制御回路51が車両の
目標減速度αiを算出するようになつているので、
該目標減速度αiが運転者のペダルの踏力に関係す
る値となり、上述のようにブレーキペダルに入力
された踏力の大きさと車両減速度の大きさとの間
に一定の比率を保たせることが可能となる。さら
に、このような目標減速度αiに基づいて車両の減
速度αを制御しているので、車両の減速感が運転
者の感覚に近いものとすることができる。また、
踏力をペダルで直接検出せず、差圧センサ35の
差圧で検出するので、ペダル・レバー比等の機械
的な影響がなく、検出精度を高くすることができ
る。
以上説明してきたように、この発明によれば、
その構成を、車両用倍力装置が、マスタシリンダ
とブレーキペダルとの間に介装され、負圧室、第
1変圧室、およびこれらの室と遮断された第2変
圧室を有し、ブレーキペダルを踏込むことにより
制動補助力を発生させるタンデム型ブースタと、
負圧室および第1変圧室の差圧を検出する差圧セ
ンサと、車両の減速度を検出する車両減速度セン
サと、高圧源、負圧源、および前記第2変圧室と
連結された第2変圧室制御バルブと、差圧センサ
の検出値に基づき車両の目標減速度を演算すると
ともに、該目標減速度および車両減速度センサの
検出値を比較して、前記第2変圧室を高圧源およ
び負圧源の一方のみと連通させたり、あるいは高
圧源および負圧源の双方をともに第2変圧室から
遮断させたりするよう第2変圧室制御バルブの作
動を制御する制御手段と、を備え、ブレーキペダ
ルに入力された踏力の大きさと車両の減速度の大
きさとの間に一定の比率関係を保たせることがで
きるようにしている。このため、車輪に制動力を
加えるブレーキパツドの摩擦係数や車両積載荷重
等が変動しても、常に必要とされる車両の減速度
に対応した制動出力を得ることができ、したがつ
て、車両の制動制能を向上することができる。ま
た、差圧センサの検出値に基づき車両の目標減速
度を演算させるので、目標減速度が運転者の踏力
に関係する値となり、減速感が運転者の感覚に近
いものとすることができ、さらに踏力をペダルで
直接検出せず、差圧で検出するので、ペダル・レ
バー比等の機械的な影響がなく、検出精度を高く
することができる。
その構成を、車両用倍力装置が、マスタシリンダ
とブレーキペダルとの間に介装され、負圧室、第
1変圧室、およびこれらの室と遮断された第2変
圧室を有し、ブレーキペダルを踏込むことにより
制動補助力を発生させるタンデム型ブースタと、
負圧室および第1変圧室の差圧を検出する差圧セ
ンサと、車両の減速度を検出する車両減速度セン
サと、高圧源、負圧源、および前記第2変圧室と
連結された第2変圧室制御バルブと、差圧センサ
の検出値に基づき車両の目標減速度を演算すると
ともに、該目標減速度および車両減速度センサの
検出値を比較して、前記第2変圧室を高圧源およ
び負圧源の一方のみと連通させたり、あるいは高
圧源および負圧源の双方をともに第2変圧室から
遮断させたりするよう第2変圧室制御バルブの作
動を制御する制御手段と、を備え、ブレーキペダ
ルに入力された踏力の大きさと車両の減速度の大
きさとの間に一定の比率関係を保たせることがで
きるようにしている。このため、車輪に制動力を
加えるブレーキパツドの摩擦係数や車両積載荷重
等が変動しても、常に必要とされる車両の減速度
に対応した制動出力を得ることができ、したがつ
て、車両の制動制能を向上することができる。ま
た、差圧センサの検出値に基づき車両の目標減速
度を演算させるので、目標減速度が運転者の踏力
に関係する値となり、減速感が運転者の感覚に近
いものとすることができ、さらに踏力をペダルで
直接検出せず、差圧で検出するので、ペダル・レ
バー比等の機械的な影響がなく、検出精度を高く
することができる。
第1図は従来の車両用倍力装置の断面側面図、
第2図はこの発明に係る車両用倍力装置の断面側
面図を含むシステム回路図、第3図は第2図に示
した制御回路のフローチヤート図である。 12……タンデム型ブースタ、19……第1負
圧室、20……第2負圧室、22……第1変圧
室、23……第2変圧室、35……差圧センサ、
43……第2変圧室制御バルブ、50……車両減
速度センサ、51……制御回路(制御手段)。
第2図はこの発明に係る車両用倍力装置の断面側
面図を含むシステム回路図、第3図は第2図に示
した制御回路のフローチヤート図である。 12……タンデム型ブースタ、19……第1負
圧室、20……第2負圧室、22……第1変圧
室、23……第2変圧室、35……差圧センサ、
43……第2変圧室制御バルブ、50……車両減
速度センサ、51……制御回路(制御手段)。
Claims (1)
- 1 マスタシリンダとブレーキペダルとの間に介
装され、負圧室、第1変圧室およびこれらの室と
遮断された第2変圧室を有し、ブレーキペダルを
踏込むことにより制動補助力を発生させるダンデ
ム形ブースタと、負圧室および第1変圧室の差圧
を検出する差圧センサと、車両の減速度を検出す
る車両変速度センサと、高圧源、負圧源および前
記第2変圧室と連結された第2変圧室制御バルブ
と、差圧センサの検出値に基づき車両の目標減速
度を演算するとともに、該目標減速度および車両
減速度センサの検出値を比較して、前記第2変圧
室を高圧源および負圧源の一方のみと連通させた
り、あるいは高圧源および負圧源の双方をともに
第2変圧室から遮断させたりするよう第2変圧室
制御バルブの作動を制御する制御手段と、を備
え、ブレーキペダルに入力された踏力の大きさと
車両の減速度の大きさとの間に一定の比率関係を
保たせることができるようにしたことを特徴とす
る車両用倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP961983A JPS59134048A (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | 車両用倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP961983A JPS59134048A (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | 車両用倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59134048A JPS59134048A (ja) | 1984-08-01 |
JPH0532270B2 true JPH0532270B2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=11725291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP961983A Granted JPS59134048A (ja) | 1983-01-24 | 1983-01-24 | 車両用倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59134048A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3906529A1 (de) * | 1988-11-03 | 1990-09-06 | Teves Gmbh Alfred | Schlupfgeregelte bremsanlage |
JP2678650B2 (ja) * | 1989-02-13 | 1997-11-17 | 株式会社曙ブレーキ中央技術研究所 | 真空倍力装置 |
DE3943002A1 (de) * | 1989-12-27 | 1991-07-04 | Lucas Ind Plc | Fahrzeugbremsanlage |
FR2676412B1 (fr) * | 1991-05-14 | 1996-08-09 | Bendix Europ Services Tech | Servomoteur pneumatique. |
KR100524538B1 (ko) * | 2001-12-24 | 2005-10-31 | 한국델파이주식회사 | 차량용 진공 배력장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844926A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-27 | ||
JPS4985468A (ja) * | 1972-12-21 | 1974-08-16 |
-
1983
- 1983-01-24 JP JP961983A patent/JPS59134048A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4844926A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-27 | ||
JPS4985468A (ja) * | 1972-12-21 | 1974-08-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59134048A (ja) | 1984-08-01 |
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