JPH0372504B2 - - Google Patents

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JPH0372504B2
JPH0372504B2 JP60081394A JP8139485A JPH0372504B2 JP H0372504 B2 JPH0372504 B2 JP H0372504B2 JP 60081394 A JP60081394 A JP 60081394A JP 8139485 A JP8139485 A JP 8139485A JP H0372504 B2 JPH0372504 B2 JP H0372504B2
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JP
Japan
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power piston
pressure chamber
annular
poppet
plunger
Prior art date
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JP60081394A
Other languages
English (en)
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JPS61241254A (ja
Inventor
Masatoshi Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPS61241254A publication Critical patent/JPS61241254A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両例えば自動車の液圧ブレーキ装
置における負圧式倍力装置に関するものである。
(従来の技術) この種の従来の倍力装置(ブレーキブースタ)
としては、特開昭56−112356号公報、特開昭56−
120442号公報に記載されたものなどが知られてい
る。
この従来の倍力装置はパワーピストンが一体に
取付けられたダイヤフラムでシエル内を負圧室と
変圧室とに区画し、ブレーキペダルの踏み込み量
に応じて開閉する弁構造で変圧室にブレーキペダ
ル踏力に応じた空気を供給し、ダイヤフラムに作
用する差圧により、パワーピストンを移動し、パ
ワーアシストするようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) このような現在使用されている倍力装置では、
制動踏力に比例した倍力比で倍力された制動力が
出力されるだけであり、踏力増加がなくなり、一
定に維持されると、倍力されたブースタ出力も一
定に維持される(第6図参照)。
しかし、本願人による研究によれば、車両の制
動時に制動踏力の増加を停止し、踏力を一定に維
持する間にも若干の制動力の上昇がある方が、人
間の感覚として安定感のある一層好ましい操作感
覚が得られることが確認されている。
従つて、従来のブレーキ倍力装置ではこの好ま
しい操作感覚が得られない。
(問題点を解決するための手段) 従つて、本発明の目的は、踏力増加停止後も緩
やかな出力上昇が得られ、しかも構成簡単かつ安
価なブレーキ倍力装置を得るにある。
この目的を達成するため、本発明ブレーキ倍力
装置は、ポペツトの押圧ばねの力を受ける基部と
プランジヤの環状端縁に圧着する端面との間に内
側窪みを設けて半径方向内方に指向する環状フラ
ンジを形成し、パワーピストンの内壁に衝合する
領域と環状端縁に衝合する領域との間の領域で環
状フランジに端面から内側窪みに達するオリフイ
スを形成したことを特徴とする。
(作用) 本発明のこの構成によれば、踏力上昇時には、
ポペツトが第1ポートと第2ポートとの連通を遮
断しかつプランジヤがポペツトから離れることに
より、オリフイス並びにプランジヤとポペツトと
の隙間から変圧室にのみ大気が導入されて負圧室
と変圧室との間に差圧を生じ、踏力に応じた倍力
機能が得られるとともに、踏力増加を停止しかつ
一定に維持してポペツトが再びプランジヤに衝合
しても、オリフイスを通じての変圧室のみへの大
気導入があるため緩やかな速度で出力増加が得ら
れる。
(実施例) 次に図面につき、本発明の実施例を説明する。
すなわち、ブレーキ倍力装置は第5図に示すよ
うにほぼ円筒形のシエル1内で軸線方向に移動自
在のパワーピストン2を具える。このパワーピス
トン2は、シエル1内をダイヤフラム3ととも
に、ダクト4により負圧源に接続した負圧室5と
変圧室6とに分割するほぼ円板状のデイスク部2
aと、大気に連通する中空円筒形の軸部2bとに
より構成する。更にパワーピストン2には、負圧
室5を軸部2bの内部空間7に接続する第1ポー
ト8と、内部空間7を変圧室6に接続する第2ポ
ート9とを設ける。この内部空間7は肩部2cに
より段差を付けて小径の内部空間と大径の内部空
間を生ずるようにする。第1ポート8はこの肩部
2cにおいて内部空間7に開口させる。内部空間
7の大径部内に一端を固着しかつ他端が肩部2c
に掛合可能なポペツト10をなす可撓性の環状弁
体11を設ける(第1図参照)。また内部空間7
の開放端部はフイルタ12を介して大気に連通さ
せる。このフイルタ12および環状弁体11に入
力ロツド13を貫通させて軸線方向に移動自在に
する。この入力ロツドをブレーキペダルに関連さ
せる。入力ロツド13の先端にはプランジヤ14
を固着し、入力ロツド13の移動に伴つて内部空
間7の小径部内で移動自在にする。このプランジ
ヤ14にはポペツト10の端面に対向させて環状
端縁を突設する。環状弁体11とフイルタ12と
の間に、入力ロツド13を外方に復帰させる復帰
ばね15とポペツト10をプランジヤ14の環状
端縁に圧着させる押圧ばね16とを設ける。更に
パワーピストン2には、このパワーピストンの軸
線方向の移動をマスターシリンダ17に伝達する
出力ロツド18を設ける。負圧室5内にはパワー
ピストン2を初期位置に復帰させる復帰ばね19
を設ける。
上記パワーピストン近傍を第1図に拡大して示
す。第1図において一端が可動のポペツト10を
なし、他端をパワーピストン2の軸部2bの内部
空間7内に固着した可撓性の環状弁体11は、パ
ワーピストン2の肩部2cおよびプランジヤ14
の環状端縁14aに衝合する端面10aと、ポペ
ツト10をプランジヤ14の方向に押圧する押圧
ばね16の力を受ける基部10bとの間におい
て、内側環状窪み10cを設け、半径方向内方に
指向する環状フランジ10dを形成する。更に、
パワーピストンの内壁即ち肩部2cに衝合する領
域とプランジヤ14の環状端縁14aに衝合する
領域との間の領域で環状フランジ10dに端面1
0aから内側環状窪み10cに達するオリフイス
20を設ける。
第1図に示す状態は入力ロツド13に踏力が入
力されない初期状態である。このとき、復帰ばね
15によりパワーピストン2に対して入力ロツド
13の外方(図面では右方)に偏倚し、また押圧
ばね16によりポペツト10をプランジヤ14の
方向に押圧する。この押圧ばね16のばね力は、
環状フランジ10dが撓まずに端面10aがプラ
ンジヤの環状端縁14aに衝合する程度に選択す
る。
第1図に示す初期状態では、負圧室5(第5図
参照)に接続されている第1ポート8が開口して
いるパワーピストン2の肩部2cにポペツト10
が掛合していないため、第1ポート8と第2ポー
ト9は連通し、この第2ポート9を経て変圧室6
(第5図参照)に負圧が供給され、双方の室は同
じ圧力状態でバランスがとれている。
第1図に示す状態からブレーキペダルに踏力を
入力し、この踏力が増加し続けている間は、第2
図に示すようにポペツト10が肩部2cに掛合し
て環状弁体11により第1ポート8と第2ポート
9との連通は遮断され、プランジヤ14はポペツ
ト10から離れ、矢印で示すようにオリフイス2
0の他に環状端縁14aとポペツトの端面10a
との間の隙間から大気が第2ポート9を経て変圧
室6に急速に導入され、負圧室と変圧室との差圧
に基づき入力に応じた倍力機能が得られる。
この後、踏力増加を停止して踏力を一定に維持
すると、不動の入力ロツド13およびプランジヤ
14に対してパワーピストン2全体が室間の差圧
およびばね15,16の力により即座に左方に移
動し、ポペツトがプランジヤ14の環状端縁14
aに衝合した状態でバランスがとれる(第3図参
照)。このとき、第1ポート8は環状弁体11に
遮断されたまま、大気はオリフイス20を通じて
のみ第2ポート9を経て変圧室6に導入され、従
つて踏力増加がなくても緩慢に出力が上昇する。
更に、踏力を一定に維持し続け、オリフイス2
0のみを通じての変圧室6への大気導入による緩
やかな出力上昇即ち不動の入力ロツド13および
プランジヤ14に対するパワーピストン2全体の
緩慢な左方移動があると、ポペツト10はプラン
ジヤ14の環状端縁に一層強く圧着することにな
り、環状フランジ10dは第4図に示すように撓
んでしまい、環状フランジ10dの端縁が内側環
状窪み10cの対向側壁に圧着する。これにより
オリフイス20を経る大気導入もなくなり第4図
に示す状態でバランスがとれ、ブースタ出力も一
定に維持される。
(効果) このように、本発明によれば、踏力とブースタ
出力との関係は第7図に示すようになり、踏力増
加停止後も緩やかな出力上昇を生ずるという上述
の好ましい安定した操作感覚が、簡単かつ安価な
構成によつて得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるブレーキ倍力装置の一
実施例の要部の略図的縦断面図、第2図は、第1
図の装置の踏力増加時における状態を示す第1図
と同様の断面図、第3図は、第1図の装置の踏力
増加が停止して踏力が一定に維持されるときのバ
ランス状態を示す第1図と同様の断面図、第4図
は、第1図の装置の踏力が一定に維持されて出力
上昇がなくなつたときのバランス状態を示す第1
図と同様の断面図、第5図は、本発明のブレーキ
倍力装置の全体の縦断面図、第6図は、従来のブ
レーキ倍力装置の踏力とブースタ出力との関係を
示すグラフ、第7図は、本発明によるブレーキ倍
力装置の踏力とブースタ出力の関係を示すグラフ
である。 1……シエル、2……パワーピストン、2a…
…パワーピストンのデイスク部、2b……パワー
ピストンの軸部、2c……肩部、3……ダイアフ
ラム、4……ダクト、5……負圧室、6……変圧
室、7……軸部の内部空間、8……第1ポート、
9……第2ポート、10……ポペツト、10a…
…端面、10b……基部、10c……内側環状窪
み、10d……環状フランジ、11……環状弁
体、12……フイルタ、13……入力ロツド、1
4……プランジヤ、14a……プランジヤの環状
端縁、15……入力ロツド用の復帰ばね、16…
…環状弁体用の押圧ばね、17……マスターシリ
ンダ、18……出力ロツド、19……パワーピス
トン用の復帰ばね、20……オリフイス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 筒形のシエル内で軸線方向に移動自在のパワ
    ーピストンを具え、このパワーピストンには、前
    記シエルをダイヤフラムとともに負圧源に接続し
    た負圧室と変圧室とに分割するデイスク部と、大
    気に連通する筒形の軸部と、前記負圧室を前記軸
    部の内部空間に接続する第1ポートと、この内部
    空間を変圧室に接続する第2ポートと、先端にプ
    ランジヤを固着し前記内部空間内で軸線方向に移
    動自在の入力ロツドと、パワーピストンの移動を
    マスターシリンダに伝達する出力ロツドと、一端
    を前記軸部の内部空間内に固着しかつ他端が第1
    ポートの開口部でパワーピストンに掛合可能なポ
    ペツトをなす可撓性の環状弁体と、この弁体に対
    向させて前記プランジヤに突設した環状端縁と、
    入力ロツドを外方に復帰させる復帰ばねおよび前
    記ポペツトを押圧して前記プランジヤの環状端縁
    に圧着させる押圧ばねとを設けたブレーキ倍力装
    置において、前記ポペツトの押圧ばねの力を受け
    る基部と前記環状端縁に圧着する端面との間に内
    側環状窪みを設けて半径方向内方に指向する環状
    フランジを形成し、前記パワーピストンの内壁に
    衝合する領域と環状端縁に衝合する領域との間の
    領域で前記環状フランジに前記端面から前記内側
    環状窪みに達するオリフイスを設けたことを特徴
    とするブレーキ倍力装置。
JP60081394A 1985-04-18 1985-04-18 ブレ−キ倍力装置 Granted JPS61241254A (ja)

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JP60081394A JPS61241254A (ja) 1985-04-18 1985-04-18 ブレ−キ倍力装置

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JP60081394A JPS61241254A (ja) 1985-04-18 1985-04-18 ブレ−キ倍力装置

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JPS61241254A JPS61241254A (ja) 1986-10-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2744621B2 (ja) * 1988-08-25 1998-04-28 自動車機器株式会社 タンデム型負圧倍力装置
DE4227879A1 (de) * 1992-08-22 1994-02-24 Teves Gmbh Alfred Unterdruckbremskraftverstärker für Kraftfahrzeuge

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