JPH053226U - 選別装置の供給装置 - Google Patents

選別装置の供給装置

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JPH053226U JP5849191U JP5849191U JPH053226U JP H053226 U JPH053226 U JP H053226U JP 5849191 U JP5849191 U JP 5849191U JP 5849191 U JP5849191 U JP 5849191U JP H053226 U JPH053226 U JP H053226U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給装置に供給されたさくらんぼ等の小粒の
果実や農作物等の選別対象物を人手によらず選別装置の
受皿の上に1つづつ確実に供給することができる選別装
置の供給装置を提供する。 【構成】 無端状チェーン(2A)に取着された多数の
受皿(9)を具備した選別装置に選別対象物を供給する
装置であって、該供給装置は該選別装置の受皿へ小粒の
選別対象物(A)を送るコンベア装置(40)である。
コンベア装置は大小2つの歯付きプーリと、歯付きプー
リに掛渡された歯付きベルト(41)と、その外側表面
に貼着された柔軟な発泡シート(42)とからなり、発
泡シートには選別対象物を受入れる凹部または穴(42
a)が設けられている。コンベア装置の出口側端部が選
別装置の真上に位置している 【効果】 さくらんぼのような小粒の選別対象物を損傷
させることなく選別装置の受皿に確実に載せることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は選別装置の供給装置に関する。より詳しくは、本考案は、さくらんぼ 、梅、枇杷等の比較的小粒の果実や農作物等を選別、特に重量選別、する装置に 選別対象物を供給するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、さくらんぼ、梅、枇杷等の比較的小粒の果実や農作物は、選別には非常 に手間がかかるので全く選別しないか、或は肉眼によりその形状、特に外観の大 きさにより適当に選別している。しかしながら、最近では、選別しないものより も選別して粒を揃えたものの方が高値に売れること等の理由により、選別が行わ れ、しかも、手間が掛らず且つ選別精度が高いことが望まれている。
【0003】 農作物の選別装置として従来は主に形状選別が行われている。しかるに、形状 選別は玉葱、林檎等のように比較的大きい果実や農作物の選別には適しているが 、小粒の果実や農作物の選別には精度の観点からして余り適しておらず、しかも さくらんぼのように長いへたの付いているものの選別には不適である。
【0004】 本考案者は、先に、小粒の果実や農作物或は形状が特殊な果実や農作物を選別 するのにも適しいてる、上皿天秤タイプの重量選別装置を提案した(実開平1− 124278号公報を参照)。この重量選別装置により、選別対象物を大きさや 形状に関係なく、正確に、効率よく且つ迅速に重量選別することができる。この 装置においては、秤の受皿への選別対象物の供給を人手によって行っている。
【0005】 しかしながら、さくらんぼ等の小粒の果実や農作物では処理すべき選別対象物 の数量が非常に多くなり、それに対して人手で選別装置の受皿に供給する場合に は、受皿と受皿との間隔が開いているために人手による供給速度に限度があり、 選別装置への供給量が少なく、選別装置の処理能力に比較し遥かに低く選別能率 が大幅に低下するという問題がある。
【0006】 選別装置への選別対象物の供給を自動的に行う装置として、実公昭63−26 220号公報や実公平1−18223号公報に開示されたものがある。これらの 装置は何れも形状選別タイプの選別装置へ農産物を供給するものであり、供給装 置のコンベアの出口側に固定の受渡板を設置して、この受渡板の上に供給コンベ アから1個ずつ農作物を供給し、一方、選別装置の選別体(保持体)が垂直面内 において循環しており、選別体が上昇する際に選別体に取着した受取杆(すくい 上げ材)が固定の受渡板上に供給されている農産物をすくい上げて選別体内に投 入するものである。
【0007】 また、前記実公昭63−26220号公報に開示された供給装置は、コンベア 部が無端帯に一定ピッチでローラを並設しており、且つこれらのローラとローラ の間に該ローラよりも巾狭の細杆を配設したことを特徴とする選果機であり、供 給装置から選別装置へ選別対象物(農産物)を受渡す際に供給装置のローラの間 に選別対象物が挟まることを防止している。
【0008】 前記実公平1−18223号公報に開示された供給装置は、農産物の支持体を 複数個並設した無端コンベアからなり、この無端コンベアの前方にストッパ付の 受渡部材が固定設置されている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実公昭63−26220号公報や実公平1−18223号公報 に開示の供給装置を前述した実開平1−124278号公報の重量選別装置に適 用することはできない。すなわち、実開平1−124278号公報の重量選別装 置には受取杆(すくい上げ部材)が設けられていない。仮に、受取杆を取付けた としても、選別対象物がさくらんぼ等のように小粒の農産物の場合は上手くすく い上げることができない。更に、水平面内で循環するタイプの選別装置には全く 適用不可能である。
【0010】 また仮に、固定の受渡部材を介さず、前記供給装置のコンベアから直接に重量 選別装置の選別体内に農産物を落下供給させようとすると、重量選別装置の受皿 と供給装置とのタイミングを非常に微妙に調整する必要があり、実際問題として 供給装置により供給された農産物が選別装置の受皿の上にうまく載らないという 問題が生じる。特に、実開平1−124278号公報の重量選別装置において受 皿を水平面内を移動させるようにした場合には、連続的に水平に移動している受 皿に向けて連続的に移動する供給装置から選別対象物を投入することとなり、両 者のタイミングを合わせることは至難である。更に、供給装置のコンベアと選別 装置の受皿との間の距離が大きくなってしまい、枇杷等のような柔らかい果実を 供給すると、落下時に果実の表面を傷めてしまうという問題も生ずる。
【0011】 更に、実公昭63−26220号公報の供給装置では、表面の柔らかい果実を 処理する場合には、選別対象物をローラにより傷め実用に供し得ない。
【0012】
【考案の目的】
本考案の目的は、上述したような問題点に鑑みて、供給装置に供給された小粒 の選別対象物を人手によらず選別装置の受皿の上に1つづつ確実に供給すること ができる選別装置の供給装置を提供することである。また、柔らかく傷み易い果 実や農作物等の選別対象物を損傷することなく選別装置に供給することができる ような供給装置を提供することである。更に、水平面内で循環するタイプの選別 装置にも垂直面内で循環するタイプの選別装置にも適用可能であり、しかもコン パクトな供給装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、上述の目的を、無端状チェーンに取着された多数の受皿を 具備した選別装置に選別対象物を供給する装置であって、該供給装置は該選別装 置の受皿へ選別対象物を送るコンベア装置であり、該コンベア装置は歯付きベル トと該歯付きベルトの表面に貼着された柔軟な発泡シートとからなり、該発泡シ ートには選別対象物を受入れる凹部または穴が設けられ、前記コンベア装置の出 口側端部が前記選別装置の真上に位置していることを特徴とする選別装置の供給 装置により達成する。
【0014】
【作用】
以上の構成からなる本考案においては、選別対象物Aがコンベア装置の入口側 において適宜、人手によりコンベア装置の表面の発泡シートに形成された凹部ま たは穴に選別対象物が1つずつ載せられ、この状態でコンベア装置により、その 出口側端部に向って移動されて行く。この場合に、コンベア装置の隣接する凹部 間の間隔は選別装置の受皿の間隔よりも遥かに狭いため、コンベア装置の移動速 度は選別装置の受皿の移動速度よりもかなり遅い。従って、コンベア装置の隣合 う凹部の設置箇所が近接し且つコンベアの移動速度が充分に遅いので、作業者は 選別対象物(さくらんぼ、梅等)を容易にコンベア装置の凹部に載置できる。
【0015】 コンベア装置の歯付きベルト(いわゆるタイミングベルト)は垂直面内で循環 しており、その出口側端部において小径の歯付きプーリ(いわゆるタイミングプ ーリ)と係合し、選別装置の無端状チェーンに連動して回転する大径の歯付きプ ーリにより駆動されるので、歯付きベルトが回転するにつれて、その出口側端部 においてコンベア装置の凹部に載置された選別対象物は1つずつ落下され、その 真下に来た選別装置の受皿に確実に載置される。
【0016】 供給装置として歯付きベルトと該ベルトの表面に貼着した凹部または穴付き発 泡シートを用いて、直接に選別装置に選別対象物を供給するようにしたので、供 給装置が非常にコンパクトとなり、供給装置付き選別装置全体としてレイアウト に無駄がない。歯付きベルトを用いるので、出口側端部のプーリを小径のものと することができ、従って、コンベア装置の出口側端部と選別装置の受皿との垂直 方向の高さが非常に小さい状態で選別対象物が放出されるために受皿への搭載時 の衝撃が小さく、選別対象物が損傷されることもない。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図示した図面に従い本考案を詳細に説明する。本考案 の図示した実施例においては、選別装置駆動系のチェーン2Aが図2に示すよう にほぼ水平面内を移動するようになっている。
【0018】 図1から図3に示すように、本実施例のコンベア装置40は、選別装置の水平 面内で移動するチェーン2Aの移動方向にほぼ平行する方向に、さくらんぼ等の 比較的小粒の果実や農作物等の選別対象物を供給するものであり、選別装置の受 皿9がコンベア装置40の出口側端部の下方に到達した時点にコンベア装置から 直接選別対象物を1個ずつ受皿に供給するようになっている。
【0019】 すなわち、図2において、アタッチメント付チェーン2Aをエンドレス状に連 結し、図2の左右両端位置に回転可能に支承した一対の水平スプロケット30に 噛合させて長円形状の移動手段を構成している。移動手段中の互いに平行して位 置する2つの水平な直線状部分(図2)の一方が選別用経路Lを構成している。 上記一対の水平スプロケット30の一方を駆動モータ(図示せず)に連結して、 移動手段を図2の矢印方向に移動させるようにしている。
【0020】 複数の上皿天秤秤用テコ1(天秤)がアタッチメント付チェーン2Aに取付け られ、各テコ1には受皿9が取着されている。移動手段の一方の直線部に沿って 複数の重量選別箇所が設けられている。なお、重量選別箇所の上流位置において 、本考案のコンベア装置40により選別対象物が受皿9上に供給される。
【0021】 各重量選別箇所には、その入口側に移入案内用レール5が、各重量選別箇所に はレール3が、また、その出口側には移出案内用レール6および制動手段8が設 けられている。なお、隣接する一対の重量選別箇所の上流側の重量選別箇所に設 けられた移出案内用レール6が下流側の移入案内用レール5に一体的に連続して いてもよい。更に、各重量選別箇所の内側には重量付与手段4が設けられている 。
【0022】 各重量選別箇所の出口側の制動手段8に対応して、移動手段の外側位置には放 出傾斜姿勢に揺動したテコ1から選別対象物を受取るシュート22が設けられて いる。選別対象物がさくらんぼ等の傷み易い果実であることから、シュート22 の表面に発泡シート、人工芝等を貼着する等してシュート22の表面を柔軟な部 材として選別対象物の傷付きを防止することが好ましい。
【0023】 図4および図5に示すように、移動手段のアタッチメント付チェーン2Aのア タッチメントに多数のブラケット12が取着され、ブラケット12の上部に、図 5に示すように、テコ1が揺動軸芯Rの回りに揺動可能に支承されている。テコ 1の先端にピン1cにより受皿支持縦棒1aを枢着し、受皿支持縦棒1aの下端 部とブラケット12とをレバー1b、ピン1d、1eにより連結して平行クラン ク機構を構成し、受皿支持縦棒1aは常時垂直状態を維持する。受皿支持縦棒1 aに、選別対象物Aを載置用受皿9の底部を枢着し、テコ1の回動時(図5鎖線 )、受皿9は大きく傾斜して選別対象物Aをシュート22に放出する。
【0024】 ブラケット12に取付けたストッパー7(図5)は放出傾斜姿勢に揺動したテ コ1をその姿勢に保持する。ブラケット12の後側面に周方向溝付きのローラ1 3を回転可能に支承し、選別用経路Lに沿ってガイドレール2Bを設け、ローラ 13の溝にガイドレール2Bが係合している(図5)。テコ1の他端部に、スプ リング10bにより付勢された刃状部材10をピン10aにより枢着している。
【0025】 刃状部材10は、重量選別箇所の入口側では移入案内用レール5に、重量選別 箇所ではレール3に、また、出口側では選別結果に応じて移出案内用レール6ま たは制動手段8に摺接する。レール3に摺接した状態で、重量付与手段4により 刃状部材10(力点a)に予め設定された釣合重量が作用する。
【0026】 レール3は、選別用経路L途中の重量選別箇所に移動してきたテコ1の力点a (刃状部材10)に係合し、釣合重量付与装置4に設定された重量と選別対象物 Aの重量に応じてテコ1の揺動を規制し、次の2位置を取る。
【0027】 (1)受皿9の載置重量が設定値未満のときには、図6に示す第1位置となり 、受皿9上に選別対象物Aを載置保持するようテコ1を水平姿勢に保持する。
【0028】 (2)受皿9の載置重量が設定値以上のときには、図7に示す第2位置となり 、放出傾斜姿勢よりも緩傾斜の傾斜姿勢にテコ1を保持する。
【0029】 重量付与装置4は、図2に示すように移動手段の内側に固定設置されており、 図6および図7に示すように、テコ15が軸芯X1 周りに揺動自在に固定ブラケ ット23に支承され、テコ15に垂直枠18が軸芯X2 により枢着され、垂直枠 18の下端部はリンク19、ピン19a、19bにより固定ブラケット23に連 結され平行クランク機構が構成されており、垂直枠18は常時垂直姿勢に保持さ れている。垂直枠18は上端部に分銅16の受皿17を備え、中間部にレール3 が垂直枠18に直交して取着されている。
【0030】 重量選別箇所では、そこに移入してきたテコ1の受皿9上に載置されている選 別対象物Aの重量が重量付与装置4の設定値未満のときは、レール3は図6のよ うに下降したまま(第1位置)となり、テコ1は水平姿勢を保つ。一方、選別対 象物Aの重量が重量付与装置4の設定値以上のときは、レール3が図7のように 上昇し(第2位置)、テコ1を傾斜姿勢とする。従って、重量付与装置4の設定 値を閾値として選別対象物Aを重量選別することができる。
【0031】 レール3と重量付与装置4とを備えた重量選別箇所は、選別用経路Lの途中に 複数個形成されており、チェーンの移動方向に見て上流側から下流側に向けて重 量付与装置4の設定重量を順次小さくしている。
【0032】 本実施例のコンベア装置40は図3に示すように、歯付きベルト(いわゆるタ イミングベルト)41およびこの歯付きベルト41の外側の平らな表面に貼着さ れた柔軟な発泡シート42とからなる。発泡シート42には選別対象物A(例え ば、さくらんぼ)を受入れる凹部または穴42aが設けられている(図1、図3 参照)。図2に示すように、発泡シート42の穴42aの間隔dは選別装置の隣 合う受皿9の間隔Dよりも遥かに狭くできる。
【0033】 図3に示すように、コンベア装置40はその出口側端部において歯付きベルト 41と係合する小径の歯付きプーリ(いわゆるタイミングプーリ)43と、選別 装置の無端状チェーン2Aに連動して回転する大径の歯付きプーリ(いわゆるタ イミングプーリ)44とを具備している。
【0034】 コンベア装置40を選別装置の無端状チェーン2Aに連動させるには、大径の 歯付きプーリ44を公知の方法により、例えばベベルギア、チェーン等(図示せ ず)を介して選別装置のスプロケット30に連結すればよい。図示した実施例で は図2の左側のスプロケット30の駆動軸30aと図3の大径の歯付きプーリ4 4とをベベルギア(図示せず)によって所定の減速比で連結している。
【0035】 歯付きベルト41は前後に設けられた歯付きプーリ43、44に掛け渡され、 選別装置の無端状チェーン2Aに連動して回転され、受皿9の1ピッチ分とコン ベア装置40の穴42aの1ピッチ分とが同じ時間で移動する。従って、コンベ ア装置40の移動速度は受皿9より遥かに低速である。
【0036】 図2および図3に示した実施例では、コンベア装置40は選別装置の移送方向 に平行して、そしてほぼ水平にまたは出口側端部が選別装置の受皿に接近するよ うにやや傾斜して設置され、その出口側端部が前記選別装置の真上に位置してい る。歯付きベルト41にあっては、通常のチェーンに比較して小径のプーリを使 用できるので、コンベア装置40の出口側の受皿9からの高さを充分に小さくす ることができる。なお、コンベア装置40を選別装置の移送方向と直交するよう に設置してもよい。
【0037】 以上の実施例においては、選別装置の受皿9が水平面内にて移動しているが、 本考案の供給装置は選別装置の受皿が垂直面内で循環移動するタイプのものにも 適用できる。
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば、供給装置として歯付きベルトと該ベルトの表面に貼着した凹 部または穴付き発泡シートからなるコンベア装置を用いて、選別装置に選別対象 物を直接供給するようにしたので、供給装置が非常にコンパクトとなり、供給装 置付き選別装置全体としてレイアウトに無駄がない。
【0039】 また、本考案の供給装置は構造が簡単であり、選別対象物を受入れるための部 分は発泡シートに穴または凹部を設けるだけでよく、特別の部品を用意する必要 がなく、従って、安価に製造することができる。
【0040】 本考案によれば、歯付きベルトを用いるので、出口側端部のプーリを小径のも のとすることができる。従って、コンベア装置の出口側端部と選別装置の受皿と の垂直方向の高さが非常に小さい状態で選別対象物が放出されるために受皿への 搭載時の衝撃が小さく、選別対象物が損傷されることもない。
【0041】 本考案によれば、コンベア装置の歯付きベルトは垂直面内で循環しており、そ の出口側端部において小径の歯付きプーリと係合し、選別装置の無端状チェーン に連動して回転する大径の歯付きプーリにより駆動されるので、歯付きベルトが 回転するにつれて、その出口側端部においてコンベア装置の凹部に載置された選 別対象物は1つずつ落下され、その真下に来た選別装置の受皿に確実に載置でき る。また、コンベア装置から直接に選別装置の受皿に供給するようにしたので、 選別対象物の形状に関係なく、確実に受皿に載置することができる。
【0042】 更に、本考案によれば、供給装置における選別対象物を受入れるための部分は 発泡シートに穴または凹部を設けて形成しているので、選別対象物が小粒のもの であっても、その大きさに合わせて穴または凹部の間隔を充分に狭くすることが できる。従って、コンベア装置の隣接する凹部間の間隔は選別装置の受皿の間隔 よりも遥かに狭く、コンベア装置の移動速度は選別装置の受皿の移動速度よりも かなり遅い。それゆえ、コンベア装置の隣合う凹部の設置箇所が近接し且つコン ベアの移動速度が充分に遅いので、作業者は選別対象物(さくらんぼ、梅等)を 容易にコンベア装置の凹部に載置できる。
【0043】 また、実施例に示すように、コンベア装置を選別装置の上方に平行して配置す ることにより、供給装置および選別楚々地全体がコンパクトになり、小さいスペ ースに設置することができる。
【0044】 更に、コンベア装置は受皿と同方向に移動するので両者の相対速度が小さい状 態で選別対象物の受渡しが行われるため、受皿に確実に載せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の要部の拡大平面図であ
る。
【図2】図1に示す第1実施例の平面図である。
【図3】本考案の供給装置の一部断面側面図である。
【図4】図2のIV部拡大平面図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【図6】図4のVI矢視図である。
【図7】図6に対応する第2位置を示す正面図である。
【符号の説明】
2A 無端状チェーン 9 受皿 40 供給装置 41 歯付きベルト 42 発泡シート 42a 選別対象物受入れ用穴 A 選別対象物(さくらんぼ)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状チェーンに取着された多数の受皿
    を具備した選別装置に選別対象物を供給する装置であっ
    て、該供給装置は該選別装置の受皿へ選別対象物を送る
    コンベア装置であり、該コンベア装置は歯付きベルトと
    該歯付きベルトの表面に貼着された柔軟な発泡シートと
    からなり、該柔軟な発泡シートには選別対象物を受入れ
    る凹部または穴が設けられ、前記コンベア装置の出口側
    端部が前記選別装置の真上に位置していることを特徴と
    する選別装置の供給装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベア装置はその出口側端部にお
    いて前記歯付きベルトと係合する小径の歯付きプーリと
    前記選別装置の無端状チェーンに連動して回転する大径
    の歯付きプーリとを具備していることを特徴とする請求
    項1記載の選別装置の供給装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベア装置が前記選別装置の直線
    状の選別用経路に対してほぼ平行に設置されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の選別装置の供給
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4890102U (ja) * 1972-02-02 1973-10-30
JPS4939006A (ja) * 1972-08-23 1974-04-11
JP2014227237A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 株式会社アイ・ティ・エス 搬送装置

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