JPH05322605A - プラント異常診断装置 - Google Patents

プラント異常診断装置

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Publication number
JPH05322605A
JPH05322605A JP4132368A JP13236892A JPH05322605A JP H05322605 A JPH05322605 A JP H05322605A JP 4132368 A JP4132368 A JP 4132368A JP 13236892 A JP13236892 A JP 13236892A JP H05322605 A JPH05322605 A JP H05322605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limit value
plant
data
plant monitoring
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP4132368A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
寛 小野
Shugo Takayoshi
修吾 高吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP4132368A priority Critical patent/JPH05322605A/ja
Publication of JPH05322605A publication Critical patent/JPH05322605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラント監視における対象プラントデータ信号
毎に実施する制限値の設定と判定作業を、経験を有する
技術者に頼ることなく、自動的で速やかに作成、設定を
行うプラント異常診断装置を提供する。 【構成】プラント信号をプラント監視データとして入力
するデータ収集手段2と、監視判定の制限値を自動作成
する制限値作成手段4と、監視データを制限値により判
定し、異常とされた監視データに対して所定の処理を行
うオンライン診断手段5と、オペレータとの対話等必要
なデータを入出力する入出力手段9と、前記異常とされ
たプラント監視データを統計処理して正規分布を作成す
る統計処理処手段6と、プラント監視による正常・異常
時データと制限値および統計処理されたデータ等の入出
力する管理機能を備えたデータ記憶手段3等を具備した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント監視のための
異常診断装置に係り、特に監視対象信号に対する判定制
限値を自動設定するプラント異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラントの保全および信頼性の向上
のために、稼働中のプラントからのデータを監視する手
段として、従来より監視対象毎に制限値を設定し、移動
平均値に幅を持たせるオンライン信号監視を行ってい
る。また監視対象のプラント信号が制限値を超えて異常
と判定された場合には、警報を発すると共に予め設定さ
れたサンプリング周期でプラントデータの収集および記
録を行い、これをプリンタ等の出力装置に時系列データ
として出力することを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は監視対象のプラ
ントデータである信号毎に行う制限値の設定は、過去の
プラントデータおよび、他のプラントデータによる統計
処理を行なうと共に、豊富な経験を持つ技術者の判断に
より実施していた。しかし、この手法では多数で種々の
監視対象のプラントデータ信号に対する制限値を決める
ためには、多くの経験と時間、さらに労力が必要であ
り、このため一度設定を行うと頻繁に変更をすることは
容易でなく、従ってプラント運転中に同一のプラントデ
ータ信号で度々異常判定が生じる場合には、当該監視対
象のプラントデータ信号をバイパスさせる等して一時的
に監視判定を休止する必要があった。
【0004】しかしながら、プラントの監視対象におけ
る異常発生の時期は不定であり、一時的にせよ監視判定
を休止することはプラント監視の信頼性が低下する支障
があり、また頻繁な監視判定作業を実施することは作業
員に対して負担が増大するという課題があった。
【0005】本発明の目的とするところは、プラント監
視における対象プラントデータ信号毎に実施する制限値
の設定と判定作業を、経験を有する技術者に頼ることな
く、自動的で速やかに作成、設定を行うプラント異常診
断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】予め定められたプラント
監視対象信号を所定のサンプリング周期によりプラント
監視データとして入力するデータ収集手段と、オペレー
タの指令で入力されたプラント監視データ信号から監視
判定の制限値を自動作成する制限値作成手段と、入力さ
れたプラント監視データ信号を前記制限値作成手段で作
成した制限値により判定を行って異常と判定された際に
当該プラント監視データ信号に対して予め定められた処
理を行うオンライン診断手段と、オペレータとの対話に
より必要なデータを入出力するための表示装置および入
力装置を備えた入出力手段と、前記判定で異常とされた
プラント監視データ信号に対して統計処理を行い正規分
布を作成する統計処理処手段と、プラント監視による正
常・異常時データと制限値および統計処理されたデータ
等の入出力を行うデータベース管理機能を有するデータ
記憶手段等を具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】プラントからの監視対象信号は、サンプリング
周期に応じてデータ収集手段を介してプラント監視デー
タ信号としてデータ記憶手段に入力され、次いで制限値
作成手段4において所定のアルゴリズムに従って制限値
を作成する。この制限値によりオンライン診断部5で前
記プラント監視データ信号の正常・異常判定を行う。す
なわち、入力されたプラント監視データ信号が、これに
対応した制限値内であれば正常、上限値あるいは下限値
を超えた場合には異常と判定する。
【0008】さらに、この監視判定された結果は統計処
理処手段により正規分布のデータが作成され、前記プラ
ント監視データ信号、および制限値等と共に、データ記
憶手段に保存される。また監視判定の内容等はデータ記
憶手段内に保存されている各種データベースと共に、オ
ペレータによる入出力手段の入力装置からの指令により
表示装置において随時表示される。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1のブロック構成図に示すように、プラント1か
らのプラント監視対象信号を所定のサンプリング周期に
より入力するデータ収集手段2は、プラント監視データ
信号の正常・異常時データと制限値、および統計処理さ
れたデータ等をオペレータの指令により入出力するデー
タベース管理機能を有するデータ記憶手段3と結合され
ている。
【0010】またデータ記憶手段3にはデータ収集手段
2から入力されたプラント監視データ信号から監視判定
の制御値を自動作成する制限値作成手段4と、入力され
た対象のプラント監視データ信号を前記制限値作成手段
4で定められた制限値により判定を行い、異常と判定さ
れた際に当該プラント監視データ信号に対して予め定め
られた処理を行うオンライン診断手段5と、このオンラ
イン診断手段5で異常と判定されたプラント監視データ
信号に対して統計処理を行い正規分布のデータを作成す
る統計処理処手段6に結合されている。
【0011】さらに、オペレータとの対話と必要なデー
タの入出力をするための、例えばCRTからなる表示装
置7および、キーボードからなる入力装置8を備えた入
出力手段9は、制御手段10を介して前記データ記憶手段
3、監視判定制限値作成手段4、オンライン診断手段5
および統計処理処手段6等に結合して構成されている。
なお、上記プラント異常診断装置の各演算処理手段は、
電子計算機で構築されている。
【0012】次に上記構成による作用について説明す
る。プラント1からの予め定められたプラント監視対象
信号は、サンプリング周期に応じてデータ収集手段2を
介してデータ記憶手段3に入力され、次いで制限値作成
手段4へ移行する。制限値作成手段4では、図2に示す
制限値作成のアルゴリズムに従って監視判定の制限値を
作成し、この制限値を再びデータ記憶手段3に保存さ
せ、さらにオンライン診断部5において設定する。
【0013】制限値作成手段4においては、ステップS
11でデータ記憶手段3からのプラント監視データを入力
し、ステップS12で先ずサンプリング周期ΔT(可変)
で予め設定されたデータ点数に対して、統計処理を行い
各統計量{平均値(AVR)、最大値(MAX)、最小
値(MIN)、標準偏差(RMS)}を求める。ステッ
プS13にて平均値からの最大値,最小値の偏差Liを求
め、ステップS14の判断において、これらの処理回数N
CNTを設定処理回数Nと照合し、設定処理回数Nを満
すまで前記ステップS12以降の処理を繰り返す。
【0014】次にステップS14までの演算処理で求めら
れた各統計量のLi,RMS,NCNTを用いて、ステ
ップS15にて制限値の上限値LH と下限値LL を求め、
さらにステップS16とステップS17で、この上限値LH
と下限値LL をデータ記憶手段3に設定し、この制限値
をもとにオンライン診断手段5にて診断を実行する。
【0015】ステップS18では前記ステップS17での診
断の結果、制限値を超えなかった場合は、正常としてス
テップS19により先に求められた制限値をそのまま設定
する。若しも制限値を超えた場合には、再びステップS
11以降の演算処理を行うものとする。なお、この際には
ステップS20で、これらの処理回数NCONTに制限回
数nを設定して、この制限回数nを超えた場合にはオペ
レータにより、ステップS21にて手動設定を行うことが
できる。
【0016】オンライン診断手段5においては、上記し
たように制限値をもとにオンラインで診断を行うが、こ
れは図3の監視判定特性図で示すようにプラント監視デ
ータ信号の直流分(DC値)を表す実線30に対して、点
線で表す設定された制限値の夫々上限値LH と、下限値
L をもとに判定を実行する。図3ではDC値の実線20
が時刻tにおいて上限値LH を超えており、これを検出
して異常と判定する。また、これら異常時のデータは前
記データ記憶手段3に保存される。さらに、この監視判
定作業はプラントから入力される監視対象信号に対して
繰返し実施される。
【0017】統計処理手段6では、積分計算を用いて異
常時データを統計処理し、図4の判定結果分布特性図に
示すように実線31で示す基準データと、点線32で示す異
常データを正規分布によって出力し、この結果は前記デ
ータ記憶手段3に記憶させる。
【0018】なお、データ記憶手段3に記憶、保存され
た各種データベースは、プラント監視と保全管理に際し
てオペレータの診断作業支援として用いられ、前記入出
力手段9の入力装置8であるキーボードからのオペレー
タの指令により随時、表示装置7のCRTの画面に呼び
出すことができ、プラント診断のバックアップデータと
される。さらに、プラント監視データ信号について異常
の判定がされると、これが表示装置7に表示されるの
で、この際にオペレータは必要に応じて警報を発する。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、通常運転時におい
て多数でしかも種々の監視対象プラント信号に対する制
限値を自動作成、設定をして、現在の運転状態に見合っ
た診断を行い、運転状態が変化した場合(設定値、機器
の変化)にも速かに対応することができるので、経験豊
富な技術者が不要で、作業員の負担が軽減されると共
に、より的確なプラント信号に対する診断が行えるので
プラント監視はもとより、プラント運転の信頼性も向上
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のブロック構成図。
【図2】本発明に係る一実施例の制限値作成手段のアル
ゴリズム。
【図3】本発明に係る一実施例を示す監視判定特性図。
【図4】本発明に係る一実施例の判定結果分布特性図。
【符号の説明】
2…データ収集手段、3…データ記憶手段、4…制限値
作成手段、5…オンライン診断手段、6…統計処理処手
段、7…表示装置、8…入力装置、9…入出力手段、10
…制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められたプラント監視対象信号を
    所定のサンプリング周期によりプラント監視データとし
    て入力するデータ収集手段と、オペレータの指令で入力
    されたプラント監視データ信号から監視判定の制限値を
    自動作成する制限値作成手段と、入力されたプラント監
    視データ信号を前記制限値作成手段で作成した制限値に
    より判定を行って異常と判定された際に当該プラント監
    視データ信号に対して予め定められた処理を行うオンラ
    イン診断手段と、オペレータとの対話により必要なデー
    タを入出力するための表示装置および入力装置を備えた
    入出力手段と、前記判定で異常とされたプラント監視デ
    ータ信号に対して統計処理を行い正規分布を作成する統
    計処理処手段と、プラント監視による正常・異常時デー
    タと制限値および統計処理されたデータ等の入出力を行
    うデータベース管理機能を有するデータ記憶手段等を具
    備したことを特徴とするプラント異常診断装置。
JP4132368A 1992-05-25 1992-05-25 プラント異常診断装置 Pending JPH05322605A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4132368A JPH05322605A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 プラント異常診断装置

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JP4132368A JPH05322605A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 プラント異常診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05322605A true JPH05322605A (ja) 1993-12-07

Family

ID=15079745

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4132368A Pending JPH05322605A (ja) 1992-05-25 1992-05-25 プラント異常診断装置

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JP (1) JPH05322605A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000509178A (ja) * 1996-04-29 2000-07-18 パルプ アンド ペーパー リサーチ インスチチュート オブ カナダ 自動制御ループ監視および診断
WO2001092830A1 (en) * 2000-05-30 2001-12-06 Yamatake Corporation Sensor device, setting device, reading device, and article administration system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001092830A1 (en) * 2000-05-30 2001-12-06 Yamatake Corporation Sensor device, setting device, reading device, and article administration system
US6882273B2 (en) 2000-05-30 2005-04-19 Yamatake Corporation Sensor device, setting device, reading device, and article administration system

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