JPH05322200A - 空気調和機の室内ユニット及びそのクロスフローファン - Google Patents

空気調和機の室内ユニット及びそのクロスフローファン

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JPH05322200A
JPH05322200A JP4135087A JP13508792A JPH05322200A JP H05322200 A JPH05322200 A JP H05322200A JP 4135087 A JP4135087 A JP 4135087A JP 13508792 A JP13508792 A JP 13508792A JP H05322200 A JPH05322200 A JP H05322200A
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cross flow
fan
flow fan
indoor unit
end plate
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佳宏 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所要の空力特性を保持しつつ、騒音、特に、
翼ピッチ音を低減する。また、クロスフローファンの端
板部に風の乱れが発生するのを抑制して風切り音を低減
する。そして、クロスフローファンを軸方向に移動させ
ることなく、簡単に室内ユニットに脱着可能とする。 【構成】 クロスフローファン1に対向して配設された
熱交換器5を、クロスフローファン1との隙間距離S1
が前記クロスフローファン1の軸方向における両端から
中心に向かうに従って大きくなるように彎曲させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の室内ユニッ
ト及びそのクロスフローファンに関するもので、特に、
壁掛型ユニットにおける騒音を低減した空気調和機の室
内ユニット、及び、室内ユニットへの装着性を向上させ
た空気調和機の室内ユニットのクロスフローファンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のクロスフローファンを内
蔵した空気調和機の室内ユニットとして、例えば、実開
昭57−134388号公報に掲載されたものがある。
図9は従来の空気調和機の室内ユニットの内部における
空気の流れを示す室内ユニットを側面から見た断面図、
図10は従来の空気調和機の室内ユニット内に配設され
たクロスフローファンを示す平面図、図11は図10の
クロスフローファンの装着状態を示す要部断面図であ
る。
【0003】図において、1は壁掛型の空気調和機の室
内ユニットの内部に配設されたクロスフローファンで、
複数のブレード1aと端板1bとからなるファン体1e
を複数連結した形状をなし、アルミ板、合成樹脂等で形
成されている。2はクロスフローファン1の背部に取付
けられ、空気を一定方向に導くための鋼板、合成樹脂板
等からなるスクロールケーシング、3はクロスフローフ
ァン1の前方、即ち、一次側に所定距離隔てて対向して
取付けられた、ドレン受けを兼ねるスタビライザで、ク
ロスフローファン1との隙間において所要の風量が得ら
れる。前記スタビライザ3はクロスフローファン1との
隙間距離S2が一定となるように配設されており、その
隙間距離S2は風量と騒音に重要な影響を与えるので、
これを考慮して決定されている。4はクロスフローファ
ン1を回転させるためのファンモータ、5はクロスフロ
ーファン1の1次側に配設された熱交換器、6は吸込グ
リル、7は吹出口である。
【0004】前記クロスフローファン1としては、例え
ば、実開昭58−127193号公報に掲載のものを示
すことができる。図12は前記公報に掲載された従来の
クロスフローファンを示す一部破断正面図である。図に
おいて、1aは断面が円弧状に形成された複数のブレー
ド、1bは前記複数のブレード1aを両端において保持
する円板状の端板であり、複数のブレード1aと端板1
bとからファン体1eが構成され、更に、このファン体
1eが軸方向に複数個連結し、両端の端板1bに連結軸
1c及び連結軸1dが一体に取付けられてクロスフロー
ファン1が形成される。なお、図12では、ファン体1
eは2個連結されたものを示しているが、通常はそれ以
上の個数が連結されている場合が多い。
【0005】なお、ファン体1eの連結方法に関して
は、例えば、実開昭55−158295号公報、実開昭
57−95492号公報に掲載の技術を挙げることがで
きる。
【0006】次に、従来の空気調和機の室内ユニットの
動作を説明する。クロスフローファン1を回転させる
と、吸込グリル6を通して室内ユニット内に吸込まれた
室内空気は熱交換器5を通過した後、クロスフローファ
ン1を貫流して吹出口7より室内に吹出される。そし
て、クロスフローファン1に発生した再循環渦Fはスタ
ビライザ3によって安定し、また、スクロールケーシン
グ2によって前記クロスフローファン1から流出した空
気の流れ方向が決定される。
【0007】次に、従来の空気調和機の室内ユニットに
おけるクロスフローファン1の脱着について説明する。
クロスフローファン1は両側の端板1bに連結軸1c及
び連結軸1dが固定されているため、室内ユニットに脱
着するには、一方の連結軸1dをファンモータ4の回転
軸に挿入して固定させ、他方の連結軸1cを軸受12に
挿入支持させる必要があり、クロスフローファン1を軸
方向に移動させることが不可欠である。
【0008】図13は従来の空気調和機の室内ユニット
におけるクロスフローファンを取付けた状態を示す正面
図、図14は従来の空気調和機の室内ユニットにおける
クロスフローファンの脱着要領を示す要部斜視図であ
る。清掃等のためにクロスフローファン1を取外すとき
は、一般には、まず、室内ユニット本体8からフロント
パネル9を取外し、ファンモータ4のボス4aに取付け
られている捩子4bを緩める。次に、側面パネル10の
側面開口部カバー11を取外し、側面パネル10に設け
られたクロスフローファン1を軸方向に脱着可能な側面
開口部10aより、軸受12を外し、クロスフローファ
ン1を軸方向に移動させることにより取外す。クロスフ
ローファン1を取付けるときは、上記と逆の手順で、ク
ロスフローファン1を側面パネル10の側面開口部10
aから挿入し、連結軸1cに軸受12を取付けた後、ク
ロスフローファン1の連結軸1dをファンモータ4の回
転軸4a内に挿入し、捩子4bにより固定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の空気
調和機の室内ユニットは上記のように構成されているの
で、吸込グリル6から吸込まれた流体は、クロスフロー
ファン1とスタビライザ3とによって発生した再循環渦
Fによって他の部分より比較的高速度で循環し、クロス
フローファン1に流入する。その結果、クロスフローフ
ァン1の他の大部分の領域に対して圧力差が生ずるた
め、その領域をクロスフローファン1のブレード1aが
通過する際に、通常、図15に示すような翼ピッチ音が
発生する。図15は従来の空気調和機の室内ユニットに
おける騒音の周波数特性を示す特性図であり、図の翼ピ
ッチ音は回転数Nとブレード枚数Zとの積であるNZ音
であって、その周波数において高いピークを示し、笛音
といわれる耳障りな音を発生する。
【0010】そこで、上記不具合を解決するために、実
開昭57−134388号公報に掲載の技術が開示され
ている。図16は従来の空気調和機の室内ユニットを示
す平面図である。即ち、上記技術では、クロスフローフ
ァン1とスタビライザ3との隙間距離S2がクロスフロ
ーファン1の軸方向における中心より両端に向かって連
続的或いは段階的に小さくなるようにスタビライザ3を
形成し、クロスフローファン1の部位により再循環渦F
の大きさを変化させて圧力差を相違させることにより、
耳障りな翼ピッチ音の発生を抑制している。
【0011】ところが、上記実開昭57−134388
号公報に掲載の技術は翼ピッチ音を低減することを目的
としているが、再循環渦Fの大きさを意識的に変化させ
て不安定な状態にしなければならないため、空力特性を
悪化させることがあった。そして、クロスフローファン
1とスタビライザ3との隙間距離S2は空力特性に大き
な影響を与えるため、クロスフローファン1、スタビラ
イザ3等の加工、組付けにおいては、高い加工精度、取
付精度を要求された。
【0012】また、クロスフローファン1では、基本的
にはファン体1e毎に風路が形成される。しかし、隣接
するファン体1e相互において流れが干渉し合うため、
端板1b近傍で風の乱れが生じ易くなり、風切り音が発
生する不具合があった。
【0013】更に、従来の空気調和機の室内ユニット
は、前述の如く、側面パネル10に側面開口部10aを
設け、その側面開口部10aよりクロスフローファン1
を軸方向に移動させて脱着するようにしているので、図
14に示すように、クロスフローファン1の脱着のため
のスペースが必要となり、二点鎖線で示す壁面から所定
の間隔Aを離間させねばならず、室内ユニットの据付位
置が制約されていた。
【0014】そこで、本発明は、所要の空力特性を保持
しつつ、騒音、特に、翼ピッチ音を低減することができ
る空気調和機の室内ユニットの提供を第1の課題とする
ものである。また、本発明は、クロスフローファンの端
板部に風の乱れが発生するのを抑制し、風切り音を低減
できる空気調和機の室内ユニットの提供を第2の課題と
するものである。更に、本発明は、軸方向に移動させる
ことなく、簡単に室内ユニットに脱着することができる
空気調和機の室内ユニットのクロスフローファンの提供
を第3の課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
空気調和機の室内ユニットは、クロスフローファンに対
向して配設された熱交換器を、クロスフローファンとの
隙間距離が前記クロスフローファンの軸方向における両
端から中心に向かうに従って大きくなるように形成した
ものである。
【0016】請求項2の発明にかかる空気調和機の室内
ユニットは、端板と複数のブレードとからなるファン体
を複数個連結して構成されたクロスフローファンにおい
て、前記端板の外径をブレードの外端部を包絡するブレ
ード外径より所定寸法大きくするとともに、前記クロス
フローファンの端板の突出部との干渉を防止すべく、ク
ロスフローファンと近接するスタビライザ及び/または
スクロールケーシングに干渉防止溝を設けたものであ
る。
【0017】請求項3の発明にかかる空気調和機の室内
ユニットは、端板と複数のブレードとからなるファン体
を複数個連結して構成され、前記ブレードの外端部を包
絡するブレード外形より端板の外形を所定寸法大きくし
たクロスフローファン本体と、前記クロスフローファン
本体の両端部に軸方向に移動可能に取付けられ、ファン
モータ側及び軸受側に軸支される連結軸とからクロスフ
ローファンを形成し、前記クロスフローファンの端板の
突出部との干渉を防止すべく、クロスフローファンと近
接するスタビライザ及び/またはスクロールケーシング
に干渉防止溝を設けたものである。
【0018】請求項4の発明にかかる空気調和機の室内
ユニットのクロスフローファンは、端板と複数のブレー
ドとからなるファン体を複数個連結して構成されたクロ
スフローファン本体の両端部に連結軸を取付け、その連
結軸のモータ側と軸受側の両方またはいずれか一方をク
ロスフローファン本体に対して軸方向に移動可能とした
ものである。
【0019】請求項5の発明にかかる空気調和機の室内
ユニットのクロスフローファンは、端板と複数のブレー
ドとからなるファン体を複数個連結して構成されたクロ
スフローファン本体と、前記クロスフローファン本体の
両端部に取付けられるとともに、モータ側と軸受側の両
方またはいずれか一方はクロスフローファン本体に対し
て軸方向に移動可能に取付けられ、かつ、軸方向に沿っ
て溝とその内部にラックとが形成された連結軸と、前記
クロスフローファン本体の端部に取付けられ、前記連結
軸のラックと噛合するピニオンが形成され、そのピニオ
ンを介して前記連結軸を軸方向に移動せしめる捩子とを
具備するものである。
【0020】
【作用】請求項1の発明においては、クロスフローファ
ンと熱交換器との隙間距離が前記クロスフローファンの
軸方向における両端から中心に向かうに従って大きくな
っているため、熱交換器の後流に発生する圧力差は小さ
くなり、それに伴って、翼ピッチ音は小さくなる。ま
た、熱交換器の有効通気面積が増大するため、熱交換器
通過後の風速が下がり、全体としての騒音値は低下す
る。なお、風量特性に影響を与えるクロスフローファン
とスタビライザとの間隙は従来通り最適な一定の寸法に
設定されているので、空力特性が低下することはない。
【0021】請求項2の発明においては、クロスフロー
ファンの端板の外径をブレードの外端部を包絡するブレ
ード外径より所定寸法大きくしているので、ファン体相
互間の風の流れが遮断され、ファン体毎に風路が形成さ
れ、端板部に発生する風の乱れが抑制される。
【0022】請求項3の発明においては、請求項2に記
載のクロスフローファンの端板に取付けられた連結軸の
両方またはいずれか一方を軸方向に移動可能としている
ので、室内ユニットへのクロスフローファンの脱着はク
ロスフローファンを軸方向に移動させることなく行なう
ことができる。
【0023】請求項4の発明においては、クロスフロー
ファンの端板に取付けられた連結軸の両方またはいずれ
か一方を軸方向に移動可能としているので、室内ユニッ
トへのクロスフローファンの脱着はクロスフローファン
を軸方向に移動させることなく行なうことができる。
【0024】請求項5の発明においては、クロスフロー
ファンの端板に取付けられた連結軸の両方またはいずれ
か一方を軸方向に移動可能とし、かつ、その連結軸に形
成されたラックとクロスフローファン本体の端部に取付
けられた捩子のピニオンとを噛合させているので、前記
連結軸の移動を簡単に行なうことができ、室内ユニット
へのクロスフローファンの脱着が一層容易となる。
【0025】
【実施例】
〈第一実施例〉まず、本発明の第一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。図1は本発明の第一実施例によ
る空気調和機の室内ユニットの平面図、図2は図1の空
気調和機の室内ユニットにおける熱交換器及びクロスフ
ローファンを横断する空気の流れを示す側面図である。
図中、図9乃至図16と同一符号は従来の構成部分と同
一または相当する部分である。
【0026】図において、1は壁掛型の空気調和機の室
内ユニットの内部に配設されたクロスフローファン、3
はクロスフローファン1の前方に対向し、クロスフロー
ファン1との隙間距離S2において所要の風量を得るべ
く所定距離隔てて配設されたスタビライザで、その隙間
距離S2の寸法は一定となっている。5はクロスフロー
ファン1の1次側に配設された熱交換器で、クロスフロ
ーファン1との隙間距離S1がクロスフローファン1の
軸方向における両端から中央に向かって連続的に大きく
なるように彎曲して形成されている。
【0027】次に、上記のように構成された本実施例の
空気調和機の室内ユニットの動作及び作用を説明する。
クロスフローファン1の回転により吸込グリルから吸込
まれた室内空気は熱交換器5を経て冷風或いは温風とな
って吹出口から室内に吹出される。このとき、図2に示
すように、熱交換器5のパイプ5aの後流に圧力差が生
じ、その領域を回転するクロスフローファン1のブレー
ド1aが通過することによって翼ピッチ音が発生する。
【0028】ところが、熱交換器5は、図1に示すよう
に、クロスフローファン1との隙間距離S1がクロスフ
ローファン1の軸方向におけるクロスフローファン1の
両端より中心に向かって連続的に大きくなるように彎曲
して形成されているため、全体としてクロスフローファ
ン1と熱交換器5との隙間距離S1は大きくなる。この
ため、熱交換器5のパイプ5aの後流に発生する圧力差
は小さくなり、それに従って、翼ピッチ音も小さくな
る。また、熱交換器5は彎曲して形成されているため、
その有効通気面積は大きくなり、その結果、同一風量下
に、低圧損化して風速は低下するので、全体としての騒
音も低下する。
【0029】なお、風量特性に影響を与えるクロスフロ
ーファン1とスタビライザ3との間隙は従来通り一定の
最適寸法に設定されているので、空力特性が低下するこ
とはない。
【0030】このように、上記実施例の空気調和機の室
内ユニットは、クロスフローファン1に対向して配設さ
れた熱交換器5を、クロスフローファン1との隙間距離
S1が前記クロスフローファン1の軸方向における両端
から中心に向かうに従って大きくなるように彎曲させた
ものである。
【0031】したがって、上記実施例によれば、クロス
フローファン1と熱交換器5との隙間距離S1が前記ク
ロスフローファン1の軸方向における両端から中心に向
かうに従って大きくなっていることにより、熱交換器5
の後流に発生する圧力差は小さくなり、それに伴って、
翼ピッチ音も小さくなるとともに、熱交換器5が彎曲し
てその有効通気面積が大きくなっているため、熱交換器
5を通過後の風速が下がり、全体としての騒音値も低下
する。そして、風量特性に影響を与えるクロスフローフ
ァン1とスタビライザ3との間隙距離S2は従来と同じ
く最適な一定寸法に設定されており、また、熱交換器5
の後部領域における風量低下もないため、空力特性の低
下が回避される。即ち、空力特性を損うことなく、発生
する騒音を低減することができる。
【0032】ところで、上記第一実施例では、クロスフ
ローファン1と熱交換器5との間隙距離S2がクロスフ
ローファン1の軸方向における両端から中心に向かうに
従って大きくなるよう、熱交換器5を彎曲して連続的に
変化させているが、段階的に変化させたものであっても
かまわない。なお、第一実施例は請求項1の態様に相当
するものである。
【0033】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
を図3乃至図5に基づいて説明する。図3は本発明の第
二実施例による空気調和機の室内ユニットのクロスフロ
ーファンを示す平面図、図4は図3のクロスフローファ
ンの装着状態を示す断面図、図5は図3のクロスフロー
ファンの装着部を示す断面図である。図中、図1及び図
2と同一符号は第一実施例の構成部分と同一または相当
する部分である。
【0034】図において、クロスフローファン1の端板
1bの外径は複数のブレード1aの外端部を包絡する外
径より所定寸法大きく形成されている。そして、スクロ
ールケーシング2には、前記クロスフローファン1の端
板1bの突出した外周部との干渉を防止するために各端
板1bと対応する位置に干渉防止溝2aが形成されてお
り、また、スタビライザ3には、同じくクロスフローフ
ァン1の端板1bの外周部との干渉を防止すべく干渉防
止溝3aが形成されている。なお、前記スクロールケー
シング2は通常鋼板或いは合成樹脂板により所定形状に
形成されているので、干渉防止溝2aはその部分から風
がスクロールケーシング2の外面に漏出しないよう袋状
に形成されたものとなっている。
【0035】そして、前記クロスフローファン1は一方
の連結軸1cが軸受12に挿入支持され、他方の連結軸
1dがファンモータ4の回転軸4aに挿入し、捩子4b
にて固定されて室内ユニットの所定位置に取付けられて
いる。
【0036】更に、クロスフローファン1の軸受12に
挿入される連結軸1cは一端部の端板1bの中央部に一
体に固定されたボス1fに軸方向に移動可能に貫通して
取付けられており、捩子1hによって回転方向及び軸方
向の移動が規制される構造となっている。同様に、クロ
スフローファン1のファンモータ4の回転軸4aに挿入
される連結軸1dは他端部の端板1bの中央部に一体に
固定されたボス1gに軸方向に移動可能に貫通して取付
けられており、捩子1iによって回転方向及び軸方向の
移動が規制される構造となっている。
【0037】次に、第二実施例による空気調和機の室内
ユニットの作用を説明する。クロスフローファン1がフ
ァンモータ4によって回転すると、第一実施例と同様
に、室内空気は吸込グリル6から吸込まれて熱交換器
5、クロスフローファン1を通り、吹出口7に導かれ
る。このとき、本実施例による空気調和機の室内ユニッ
トにおいては、各端板1bの外径が複数のブレード1a
の外端部を包絡する外径より大きく、スクロールケーシ
ング2の干渉防止溝2a内及びスタビライザ3の干渉防
止溝3a内にまで突出しているので、各ファン体1eの
風はこれらの端板1bによって隔離され、ファン体1e
相互で流通することがない。このため、各ファン体1e
毎に風路が形成され、風の流れに影響された乱れが発生
しにくくなるため、風切り音が抑制される。
【0038】次に、上記突出した端板1bによって構成
されたクロスフローファン1の装着方法について説明す
る。クロスフローファン1は予め左右の連結軸1c及び
連結軸1dを左右の端板1bに一体に形成されたボス1
f及びボス1gの端面より突出しないようその内側に位
置させておき、次に、クロスフローファン1を各端板1
bの外周部がスクロールケーシング2の干渉防止溝2a
内に収納されるように配置する。その後、連結軸1cを
外側に移動させて軸受12内に挿入し、捩子1hによっ
て固定し、他方の連結軸1dをファンモータ4の回転軸
4a内に挿入し、捩子1i及び捩子4bによって固定す
る。次いで、スタビライザ3を室内ユニットの前方より
干渉防止溝3a内にクロスフローファン1の端板1bの
外周部が収納されるように組込んで取付ける。
【0039】このようにして、クロスフローファン1を
室内ユニットの前方から取付けることができ、端板1b
をスクロールケーシング2内及びスタビライザ3内に突
出させたことによって軸方向の移動が拘束された状態に
おける、クロスフローファン1の装着を行なうことがで
きる。なお、図5ではファンモータ4側に取付けられる
連結軸1dを示しているが、軸受12側に取付けられる
連結軸1cにおいても同様の構造となっている。
【0040】このように、第二実施例の空気調和機の室
内ユニットは、端板1bと複数のブレード1aとからな
るファン体1eを複数個連結して構成され、前記ブレー
ド1aの外端部を包絡するブレード外径より端板1bの
外径を所定寸法大きくしたクロスフローファン本体と、
前記クロスフローファン本体の両端部に取付けられると
ともに、ファンモータ4側及び軸受12側の両方におい
てクロスフローファン本体に対して軸方向に移動可能に
取付けられた連結軸1c及び連結軸1dとからクロスフ
ローファン1を形成し、前記クロスフローファン1の端
板1bの突出部との干渉を防止すべく、クロスフローフ
ァン1と近接するスクロールケーシング2に干渉防止溝
2aを、スタビライザ3に干渉防止溝3aを設けたもの
である。
【0041】したがって、上記実施例によれば、クロス
フローファン1の端板1bの外径をブレード1aの外端
部を包絡するブレード外径より所定寸法大きく形成して
いるので、ファン体1e相互間の風の流れを遮断し、フ
ァン体1e毎に風路を形成し、端板部に発生する風の乱
れを抑制して風切り音を低減することができる。そし
て、クロスフローファンの両側の端板1bに取付けられ
た各連結軸を軸方向に移動可能としているので、室内ユ
ニットへのクロスフローファン1の脱着は室内ユニット
の正面方向から出入れして対応することができる。
【0042】ところで、上記第二実施例においては、ス
クロールケーシング2とスタビライザ3の双方にクロス
フローファン1の端板1bの突出端部との干渉を防止す
るための干渉防止溝2a,3aを形成しているが、本発
明を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、スクロールケーシング2とスタビライザ3のいずれ
かをクロスフローファン1に近接させて干渉防止溝を形
成し、他方は風量特性を損わない範囲でクロスフローフ
ァン1から所定寸法離間せしめて、干渉防止溝を形成す
ることなく端板1bとの干渉を回避することも可能であ
る。なお、上記第二実施例は、請求項3の態様に相当す
るものであり、また、請求項2の態様に相当するとする
こともできる。
【0043】〈第三実施例〉更に、本発明の第三実施例
を図6乃至図8に基づいて説明する。図6は本発明の第
三実施例による空気調和機の室内ユニットのクロスフロ
ーファンを示す断面図、図7(a)は図6のクロスフロ
ーファンの連結軸を示す断面図、(b)は図7(a)の
ラック及びピニオンを示す斜視図、図8は本発明の第三
実施例による空気調和機の室内ユニットのクロスフロー
ファンの装着要領を示す室内ユニットの分解斜視図であ
る。図中、図1乃至図5と同一符号は第一実施例及び第
二実施例の構成部分と同一または相当する部分である。
【0044】図において、クロスフローファン1の両端
部の端板1bとボス1f、ボス1gはそれぞれ一体に形
成されており、両側の連結軸1c及び連結軸1dはそれ
ぞれ前記ボス1f、ボス1gに貫通して取付けられ、軸
方向に移動可能となっている。そして、連結軸1cとボ
ス1f、連結軸1dとボス1gは捩子1h、捩子1iに
よって回転方向及び軸方向の移動が拘束されている。
【0045】更に、図7に示すように、連結軸1dには
上部に軸方向に沿った凹部状の溝1jが形成されてお
り、かつ、その溝1jの一方の縦面にはラック1kが形
成されている。また、前記連結軸1dの溝1jにはボス
1gを貫通した捩子1iの下部が位置し、かつ、その捩
子1iの下部の外周にはピニオン1lが形成されて連結
軸1dのラック1kと噛合している。即ち、捩子1iを
回すことによりピニオン1lとラック1kとの噛合を介
して連結軸1dを軸方向に移動できるようになってい
る。なお、図7では、ファンモータ4側に軸支される連
結軸1dを示しているが、軸受12側に軸支される連結
軸1cにおいても、図示は省略するが、同様の構造とな
っている。
【0046】次に、本実施例によるクロスフローファン
1の室内ユニットへの脱着について説明する。クロスフ
ローファン1を室内ユニットに取付けるときは、予め、
クロスフローファン1の両端の連結軸1c及び連結軸1
dをそれぞれボス1f及びボス1gの端面より突出しな
いよう内側に後退させておく。その状態で、このクロス
フローファン1をフロントパネル9を外して熱交換器5
の下方より組込み、一方の連結軸1cを、捩子1hの頭
部をドライバー等を使用して回すことにより軸方向に移
動させ、予め室内ユニット本体8に組込まれている軸受
12に挿入する。次に、他方の連結軸1dを同様に捩子
1iを回すことにより軸方向に移動させてファンモータ
4の回転軸4a内に挿入し、ファンモータ4の回転軸4
aに取付けられている捩子4bを介して固定する。以上
によって、クロスフローファン1の取付けは完了する。
【0047】クロスフローファン1を取外すときは、上
記と逆の手順で行なうことにより、軸方向の移動を行な
うことなく、クロスフローファン1を室内ユニット本体
8の正面側から取外すことができる。
【0048】このように、上記第三実施例の空気調和機
の室内ユニットのクロスフローファンは、端板1bと複
数のブレード1aとからなるファン体1eを複数個連結
して構成されたクロスフローファン本体と、前記クロス
フローファン本体の両端部に取付けられるとともに、フ
ァンモータ4側と軸受12側の両方がクロスフローファ
ン本体に対して軸方向に移動可能に取付けられ、かつ、
軸方向に沿って溝1jとその内部にラック1kとが形成
された連結軸1c及び連結軸1dと、前記クロスフロー
ファン本体の端部のボス1f,1gに取付けられ、前記
連結軸1c,1dのラック1kと噛合するピニオン1l
が形成されてそのピニオン1lを介し、前記連結軸1
c,1dを軸方向に移動せしめる捩子1h及び捩子1i
とを具備するものである。
【0049】したがって、上記実施例によれば、クロス
フローファンの端板1bに取付けられた連結軸1c及び
連結軸1dを軸方向に移動可能としているので、室内ユ
ニットへのクロスフローファン1の脱着はクロスフロー
ファン1を軸方向に移動させることなく簡単に行なうこ
とができる。更に、前記連結軸1c及び連結軸1dにラ
ック1lを形成し、クロスフローファン本体の端部に取
付けられた捩子1h及び捩子1iのピニオン1lと噛合
させているので、前記各連結軸1c,1dの移動を簡単
に行なうことができ、室内ユニットへのクロスフローフ
ァン1の脱着が一層容易となる。
【0050】なお、上記実施例では、連結軸1c、連結
軸1dの両方についてラック1kを形成し、捩子1h及
び捩子1iにピニオン1lを形成しているが、いずれか
一方のみについてラック1kとピニオン1lを形成した
構造としてもよい。上記第三実施例は請求項5の態様に
相当するものであり、また、請求項4の態様に相当する
とすることもできる。
【0051】ところで、上記第三実施例では、連結軸1
c,1d及びボス1f,1gに取付けられた捩子1h,
1iにそれぞれラック1k及びピニオン1lを形成する
ことにより連結軸1c,1dを簡単に移動させるように
したものであるが、これらのラック1k及びピニオン1
lを形成することなく、図5に示した第二実施例の連結
軸1dと同様に、ラックの形成されていない捩子を使用
してボスの捩子部と螺着させることによって連結軸を固
定させてもよい。なお、連結軸の移動は、例えば、クロ
スフローファン1のブレード1aの間隙から治具等を使
用して行なうことが可能である。この場合、第二実施例
とは、端板1bの外径のみが相違したものとなる。前記
ラックとピニオンを形成しない場合は、連結軸の移動に
多少の不自由はあるが、構成が簡単となり、低コストで
実現できるという効果を奏する。上記実施例は請求項4
の態様に相当するものである。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の空気調
和機の室内ユニットは、クロスフローファンに対向して
配設された熱交換器を、クロスフローファンとの隙間距
離が前記クロスフローファンの軸方向における両端から
中心に向かうに従って大きくなるように形成したもので
ある。したがって、クロスフローファンと熱交換器との
隙間距離が前記クロスフローファンの軸方向における両
端から中心に向かうに従って大きくなっているため、熱
交換器の後流に発生する圧力差は小さくなり、それに伴
って、翼ピッチ音を小さくできるとともに、熱交換器の
有効通気面積が増大するため、熱交換器通過後の風速が
下がり、全体としての騒音値を低減できる。そして、風
量特性に影響を与えるクロスフローファンとスタビライ
ザとの間隙は従来通り最適な一定の寸法に設定されてい
るので、空力特性が低下することはない。
【0053】また、請求項2の発明の空気調和機の室内
ユニットは、端板と複数のブレードとからなるファン体
を複数個連結して構成されたクロスフローファンにおい
て、前記端板の外径をブレードの外端部を包絡するブレ
ード外径より所定寸法大きくするとともに、前記クロス
フローファンの端板の突出部との干渉を防止すべく、ク
ロスフローファンと近接するスタビライザ及び/または
スクロールケーシングに干渉防止溝を設けたものであ
る。したがって、クロスフローファンの端板の外径がブ
レードの外端部を包絡するブレード外径より所定寸法大
きいことにより、ファン体相互間の風の流れが遮断さ
れ、ファン体毎に風路を形成して、端板部に発生する風
の乱れを抑制することができる。
【0054】更に、請求項3の発明の空気調和機の室内
ユニットは、端板と複数のブレードとからなるファン体
を複数個連結して構成され、前記ブレードの外端部を包
絡するブレード外径より端板の外径を所定寸法大きくし
たクロスフローファン本体と、前記クロスフローファン
本体の両端部に軸方向に移動可能に取付けられ、ファン
モータ側及び軸受側に軸支される連結軸とからクロスフ
ローファンを形成し、前記クロスフローファンの端板の
突出部との干渉を防止すべく、クロスフローファンと近
接するスタビライザ及び/またはスクロールケーシング
に干渉防止溝を設けたものである。したがって、請求項
2に記載のクロスフローファンの端板に取付けられた連
結軸の両方またはいずれか一方が軸方向に移動可能であ
るから、室内ユニットへのクロスフローファンの脱着は
クロスフローファンを軸方向に移動させることなく簡単
に行なうことができる。
【0055】そして、請求項4の発明の空気調和機の室
内ユニットのクロスフローファンは、端板と複数のブレ
ードとからなるファン体を複数個連結して構成されたク
ロスフローファン本体の両端部に連結軸を取付け、その
連結軸のモータ側と軸受側の両方またはいずれか一方を
クロスフローファン本体に対して軸方向に移動可能とし
たものである。したがって、クロスフローファンの端板
に取付けられた連結軸の両方またはいずれか一方が軸方
向に移動可能であるから、室内ユニットへのクロスフロ
ーファンの脱着はクロスフローファンを軸方向に移動さ
せることなく簡単に行なうことができる。
【0056】更に、請求項5の発明の空気調和機の室内
ユニットのクロスフローファンは、端板と複数のブレー
ドとからなるファン体を複数個連結して構成されたクロ
スフローファン本体と、前記クロスフローファン本体の
両端部に取付けられるとともに、モータ側と軸受側の両
方またはいずれか一方はクロスフローファン本体に対し
て軸方向に移動可能に取付けられ、かつ、軸方向に沿っ
て溝とその内部にラックとが形成された連結軸と、前記
クロスフローファン本体の端部に取付けられ、前記連結
軸のラックと噛合するピニオンが形成されてそのピニオ
ンを介し、前記連結軸を軸方向に移動せしめる捩子とを
具備するものである。したがって、クロスフローファン
の端板に取付けられた連結軸の両方またはいずれか一方
を軸方向に移動可能とし、かつ、その連結軸に形成され
たラックとクロスフローファン本体の端部に取付けられ
た捩子のピニオンとを噛合させていることにより、前記
連結軸の移動を簡単に行なうことができ、室内ユニット
へのクロスフローファンの脱着が一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例による空気調和機の
室内ユニットの平面図である。
【図2】図2は図1の空気調和機の室内ユニットにおけ
る熱交換器及びクロスフローファンを横断する空気の流
れを示す側面図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例による空気調和機の
室内ユニットのクロスフローファンを示す平面図であ
る。
【図4】図4は図3のクロスフローファンの装着状態を
示す断面図である。
【図5】図5は図3のクロスフローファンの装着部を示
す断面図である。
【図6】図6は本発明の第三実施例による空気調和機の
室内ユニットのクロスフローファンを示す断面図であ
る。
【図7】図7(a)は図6のクロスフローファンの連結
軸を示す断面図、図7(b)は図7(a)のラック及び
ピニオンを示す斜視図である。
【図8】図8は本発明の第三実施例による空気調和機の
室内ユニットのクロスフローファンの装着要領を示す室
内ユニットの分解斜視図である。
【図9】図9は従来の空気調和機の室内ユニットの内部
における空気の流れを示す室内ユニットを側面から見た
断面図である。
【図10】図10は従来の空気調和機の室内ユニット内
に配設されたクロスフローファンを示す平面図である。
【図11】図11は図10のクロスフローファンの装着
状態を示す要部断面図である。
【図12】図12は従来のクロスフローファンを示す一
部破断正面図である。
【図13】図13は従来の空気調和機の室内ユニットに
おけるクロスフローファンを取付けた状態を示す正面図
である。
【図14】図14は従来の空気調和機の室内ユニットに
おけるクロスフローファンの脱着要領を示す要部斜視図
である。
【図15】図15は従来の空気調和機の室内ユニットに
おける騒音の周波数特性を示す特性図である。
【図16】図16は従来の空気調和機の室内ユニットを
示す平面図である。
【符号の説明】
1 クロスフローファン 1a ブレード 1b 端板 1c,1d 連結軸 1e ファン体 1i 捩子 1j 溝 1k ラック 1l ピニオン 2 スクロールケーシング 2a,3a 干渉防止溝 3 スタビライザ 4 ファンモータ 5 熱交換器 8 室内ユニット本体 12 軸受 S1 クロスフローファンと熱交換器との隙間距離 S2 クロスフローファンとスタビライザとの隙間距

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニット本体内に配設され、空気を
    循環するクロスフローファンと、 前記クロスフローファンに対向して配設され、クロスフ
    ローファンとの隙間距離が前記クロスフローファンの軸
    方向における両端から中心に向かうに従って大きくなる
    べく形成された熱交換器とを具備することを特徴とする
    空気調和機の室内ユニット。
  2. 【請求項2】 端板と複数のブレードとからなるファン
    体を複数個連結して構成され、前記端板の外径を複数の
    ブレードの外端部を包絡するブレード外径より所定寸法
    大きくしたクロスフローファンと、 前記クロスフローファンの端板の突出部との干渉を防止
    すべく、クロスフローファンと近接するスタビライザ及
    び/またはスクロールケーシングに設けられた干渉防止
    溝とを具備することを特徴とする空気調和機の室内ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 端板と複数のブレードとからなるファン
    体を複数個連結して構成され、前記ブレードの外端部を
    包絡するブレード外径より端板の外径を所定寸法大きく
    したクロスフローファン本体と、 前記クロスフローファン本体の両端部に軸方向に移動可
    能に取付けられ、ファンモータ側及び軸受側に軸支され
    る連結軸と、 前記クロスフローファンの端板の突出部との干渉を防止
    すべく、クロスフローファンと近接するスタビライザ及
    び/またはスクロールケーシングに設けられた干渉防止
    溝とを具備することを特徴とする空気調和機の室内ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 端板と複数のブレードとからなるファン
    体を複数個連結して構成されたクロスフローファン本体
    と、 前記クロスフローファン本体の両端部に取付けられると
    ともに、モータ側と軸受側の両方またはいずれか一方が
    クロスフローファン本体に対して軸方向に移動可能に取
    付けられた連結軸とを具備することを特徴とする空気調
    和機の室内ユニットのクロスフローファン。
  5. 【請求項5】 端板と複数のブレードとからなるファン
    体を複数個連結して構成されたクロスフローファン本体
    と、 前記クロスフローファン本体の両端部に取付けられると
    ともに、モータ側と軸受側の両方またはいずれか一方が
    クロスフローファン本体に対して軸方向に移動可能に取
    付けられ、かつ、軸方向に沿って溝とその内部にラック
    とが形成された連結軸と、 前記クロスフローファン本体の端部に取付けられ、前記
    連結軸のラックと噛合するピニオンが形成され、そのピ
    ニオンを介して前記連結軸を軸方向に移動せしめる捩子
    とを具備することを特徴とする空気調和機の室内ユニッ
    トのクロスフローファン。
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