JP3519559B2 - 空気調和機の室外ユニット - Google Patents

空気調和機の室外ユニット

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JP3519559B2 JP29378496A JP29378496A JP3519559B2 JP 3519559 B2 JP3519559 B2 JP 3519559B2 JP 29378496 A JP29378496 A JP 29378496A JP 29378496 A JP29378496 A JP 29378496A JP 3519559 B2 JP3519559 B2 JP 3519559B2
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孝春 青木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の室
外ユニットに係り、グリル部材の固定に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来例1. 図10は、例えば特開平4−131632号公報に示さ
れた従来の空気調和機の室外ユニットの要部断面図であ
る。図において、101はファンガードであり、放射状
の線材101aにうず巻状の線材101bを溶接して構
成されている。放射状の線材101aの端部は、外周方
向にL字状折り曲げられ、先端101aをベルマウス1
02の内面に設けられた取付穴103にはまり込むこと
によって固定される。また、ベルマウス102は、空気
調和機の室外ユニット104の正面に設け放射状の線材
101aに対応する内壁102b位置に、線材の直径よ
り深い内壁凹部102a又は、線材が、ベルマウス10
2の内面とほぼ面一になる内壁凹部102aが設けられ
ており、ファンガード101を取り付けた状態で、ベル
マウス102の内壁102bに、線材が突出しない形状
となっている。
【0003】次に動作を説明する。このように構成され
た空気調和機において、運転時の、風の流れは、ベルマ
ウス102の内壁102bに沿って回転しながら吹き出
されるため、円形の内壁102bに対して内壁凹部10
2aを利用して、ファンガード101の線材101aが
突出しないことによって、気流の乱れ、部分的なうずの
発生を、なくすことができる。
【0004】従来例2. 図11は、例えば実開平2−38025号公報に示され
た他の従来の空気調和機の室外ユニットの要部斜視図で
ある。図に示すように、合成樹脂製の天板にファンを取
り囲む筒状壁209を連設し、該筒状壁209の上端に
開口された排風口3にこれを覆う安全金網を取り付ける
空調室外機の安全金網取付構造であって、上記安全金網
が排風口の中心から放射状に配置された心棒205を備
え、この心棒205の外周端部205aを筒状壁209
の軸心方向内側に折り曲げるとともにその先端部205
bを更に周方向あるいは径方向に折り曲げる一方、筒状
壁209に心棒205の先端部205bを筒状壁209
の軸心方向に挿通できる挿通孔210を有する係合部2
11を設け、少なくとも1個の係合部211の挿通孔2
10とこれに挿通された心棒205の外周端部205a
との間に形成される空隙に挿入され、心棒205、外周
端部205aを係合部11に抜け止め状に係合させる固
定部材12を設けたものである。
【0005】従来例3. さらに他の従来例として、帯状部材を用いた縦桟と横桟
とからなる格子状保護枠を使用した空気調和機の室外ユ
ニットが知られている。この場合の保護枠の取り付け方
は、両端においては従来例1または従来例2と同様であ
り、上はベルマウスと天板にネジで共締し、下はベルマ
ウスと底板にネジで共締めして固定している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(1)従来例1 従来の空気調和機の室外ユニットの保護枠取付部は(特
開平04−131632号)、以上のように構成されて
いるので、運転時の圧縮機やファンなどの振動によって
保護枠とベルマウスの接触部からビビリ音が発生する等
の問題点があった。
【0007】(2)従来例2 また、他の従来の空気調和機の室外ユニットの保護枠取
付部は(実開平2−38025号)、以上のように構成
されているので、取付作業が難しく又取り付け部品点数
も多い等の問題点があった。
【0008】(3)従来例3 また、さらに他の従来の空気調和機の室外ユニットの保
護枠取付は、上はベルマウスと天板にネジで共締し、下
はベルマウスと底板にネジで共締めして固定しているの
で、運転時の圧縮機やファンなどの振動が天板に伝わる
おそれがあり、かつネジを使用しているため作業性が悪
いという問題点があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、部品点数が少なく保護枠を容
易に且つ確実に固定でき、運転時の圧縮機やファンなど
の振動を吸収し、さらに強度にも十分耐える保護枠固定
構造の空気調和機の室外ユニットを得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機の室外ユニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納し
た室外ユニット本体と、送風機の後流側に設けられ、送
風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部材
と、この流路形成部材に対向するように本体の外側に設
けられ、気流を外部に流出させる開口部を有する保護枠
と、流路形成部材の左右端部のそれぞれに設けられ、本
体内部から発生する圧縮機及び送風機等から伝達された
振動が保護枠に伝達されるのを抑制する弾性を有する突
出部で形成された第1の係合部と、保護枠の左右端部か
ら流路形成部材側に折り曲げて形成された帯状部材に設
けられ、第1の係合部と嵌合により係合する第2の係合
部と、を備え、第1の係合部の突出部は嵌合する穴を有
し、第2の係合部は帯状部材の断面を変形させて構成さ
れ、第2の係合部を第1の係合部に挿入固定したことを
特徴とする。
【0011】また、この発明に係る空気調和機の室外ユ
ニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニ
ット本体と、送風機の後流側に設けられ、送風機により
発生した気流の流路を形成する流路形成部材と、この流
路形成部材に対向するように本体の外側に設けられ、気
流を外部に流出させる開口部を有する保護枠と、流路形
成部材の左右端部のそれぞれに設けられ、本体内部から
発生する圧縮機及び送風機等から伝達された振動が保護
枠に伝達されるのを抑制する振動吸収部を近傍に有する
凹部で構成された第1の係合部と、保護枠の左右端部か
ら流路形成部材側に折り曲げて形成された帯状部材に設
けられ、第1の係合部に挿入固定されるL字部で構成さ
れた第2の係合部と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、この発明に係る空気調和機の室外ユ
ニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニ
ット本体と、送風機の後流側の本体の前面に設けられ、
送風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部
材と、この流路形成部材に対向するように本体の前面外
側に設けられ、気流を外部に流出させる開口部を有する
保護枠と、保護枠の上部に設けられた格子上蓋と、格子
上蓋の上部に形成された固定部と、流路形成部材に設け
られ、固定部が挿入される取付部と、本体の上面を形成
し、流路形成部材の上端部と係合する天板と、を備え、
保護枠の格子上蓋の固定部を流路形成部材の取付部に下
方より挿入して固定し、天板を上方より覆いかぶせるこ
とを特徴とする。
【0013】また、この発明に係る空気調和機の室外ユ
ニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニ
ット本体と、送風機の後流側の本体の前面に設けられ、
送風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部
材と、この流路形成部材に対向するように本体の前面外
側に設けられ、気流を外部に流出させる開口部を有する
保護枠と、保護枠の上部に設けられた格子上蓋と、格子
上蓋の格子部スポット面と反対面に設けられた仮固定部
と、流路形成部材に設けられ、仮固定部が挿入される仮
取付穴と、を備え、保護枠の格子上蓋の仮固定部を流路
形成部材の仮取付穴に上から挿入し、保護枠と流路形成
部材を左右端部で締結固定したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による空気調和機の室
外ユニットの分解斜視図、図2は、この発明の実施の形
態1による空気調和機の室外ユニットの保護枠の固定装
置を示す要部分解斜視図、図3は、この発明の実施の形
態1による空気調和機の室外ユニットの側面断面図であ
る。
【0015】図において、1は室外ユニット、2は室外
ユニット1の外郭ケース天面部を構成する天板、3は室
外ユニット1の底面部を構成する底板、4は背面から側
部に沿って立設されたL字状の熱交換器、5はファン6
aとファンモータ6bを具備した送風機6をネジで固定
する固定金具、9はファン室と圧縮機8を設けた圧縮機
室とを区切る仕切り板9である。10は左側面部を構成
した熱交換吸入空気口を設けた側板、11は室外ユニッ
ト1の外郭右後方部を構成する右後方部板、12は室外
ユニット1の外郭右前面部と右側面部を構成しサービス
時の点検口をかねる右前面部板、13は中央部に円筒形
の曲面形状をした通風口17を有する流路形成部材であ
るところのベルマウスで、側板10と仕切り板9にネジ
などで固定されている。
【0016】14は帯状部材(線材)を用いた縦桟と横
桟14aとからなる人の手より小さい開口部を有する格
子状の保護枠で、図2に示すようにその横桟14aの一
本の左右端部をベルマウス13側に折れ曲げ、且つ帯状
部材の断面を変形させた第1の係合部であるところのス
トッパ部15を備えている。前記ベルマウス13には前
記保護枠14のストッパ部15と対応する位置に固定及
び勘合する穴を有した第2の係合部であるところの凸部
(突出部)16を設けてある。
【0017】保護枠14の上下の固定は、従来と同様上
部はベルマウス13と天板2にネジで共締し、下部はベ
ルマウス13と底板3にネジで共締めして固定してい
る。
【0018】次に動作を説明する。図3に示すように室
外ユニット1は、異物侵入防止等のために保護枠14を
前に置き、その後の熱交換後の排出空気の出口ある通風
口17を備えたベルマウス13を配置し、その後方に軸
流方式の送風機6を配置し、更にその後方に熱交換器4
が配置されているのでファンモータ6bが通電により駆
動されると軸先端に固定されているファン6aが回転
し、この回転に伴って外部から空気が熱交換器4を通っ
て流入し熱交換器4と熱交換を行い、通風口17から室
外ユニット1の外へ向かって流れる。又、このとき圧縮
機8は始動し運転している。従って、送風機6、圧縮機
8などの振動が室外ユニット1に伝達する。
【0019】上記構成による室外ユニット1の保護枠1
4の固定において、保護枠14の横桟14aの端部をベ
ルマウス13側に折れ曲げ、且つ帯状部材の断面を変形
させたストッパ部15をベルマウス13の保護枠14の
ストッパ部15と対応する位置及び勘合する穴を有した
凸部16に保護枠のストッパ部15を挿入し固定するの
で、固定作業が容易にでき量産性が向上すると共に保護
枠14とベルマウス13との接触面積が少ないためと、
固定部が凸形状になっているために弾性があり室外ユニ
ット運転時に送風機6、圧縮機8などの振動による保護
枠14のビビリ音、共振音が減少、吸収する。
【0020】上述の実施の形態では、保護枠14として
帯状部材を用いた縦桟と横桟とからなる格子状のものを
示したが、もちろん格子状のものに限られたものではな
く、例えばうず巻き状等のその他の形状のものでもよ
い。また、帯状部材でなく、例えば板に開口部を多数あ
けたものでもよい。
【0021】上述の実施の形態では、保護枠14として
帯状部材を用いた縦桟と横桟とからなる格子状のもので
上下部はネジで固定したものを示したが、例えばうず巻
き状のものであれば線材に上述の実施の形態の横桟14
aの固定方法を適用して保護枠全体の固定に適用でき
る。その場合は、ネジ等の固定部品は全く不要となる。
【0022】実施の形態2. 上述の実施の形態1では、横桟14aの端部をベルマウ
ス13側に折れ曲げ、且つ帯状部材の断面を変形させた
ストッパ部15を備えているものを示したが、他の変形
例を図について説明する。図4は、この発明の実施の形
態2による空気調和機の室外ユニットの保護枠の固定装
置を示す要部分解斜視図である。
【0023】図において、14は帯状部材を用いた縦桟
と横桟14aとからなる格子状保護枠で、その横桟14
aの端部をベルマウス13側に折れ曲げ、且つ先端部に
第1の係合部であるところの丸形状部18を形成したも
のである。他の構成は実施の形態1と同じであり、その
説明は省略する。
【0024】上記構成による室外ユニット1の保護枠1
4の固定において、保護枠14の周縁部のベルマウス1
3側に折れ曲がり且つ先端部を丸形に成形した丸形状部
18をベルマウス13の保護枠14の丸形状部18と対
応する位置及び勘合する凸部16に保護枠14の丸形状
部18を挿入し固定するので、固定作業が容易にでき量
産性が向上すると共に保護枠14とベルマウス13との
接触面積が少ないためと固定部が凸形状になっているた
めに弾性があり室外ユニット運転時に送風機6、圧縮機
8などの振動による保護枠14のビビリ音、共振音が減
少、吸収される。
【0025】上述の実施の形態2は、保護枠14として
帯状部材を用いた縦桟と横桟とからなる格子状のものを
示したが、もちろん格子状のものに限られたものではな
く、実施の形態1と同様その他の形状のものでもよく、
また保護枠14のベルマウス13への固定はネジを使用
しない横桟14aの固定方法を全体に適用してもよい。
【0026】実施の形態3. 上述の実施の形態1、2では、ベルマウス13の保護枠
14のストッパ部15と対応する位置に固定及び勘合す
る穴を有した凸部16を設けたものを示したが、他の変
形例を図について説明する。図5は、この発明の実施の
形態3による空気調和機の室外ユニットの保護枠の固定
装置を示す要部分解斜視図である。
【0027】図において、14は帯状部材を用いた縦桟
と横桟14aとからなる格子状保護枠で、その横桟14
aの端部をベルマウス13側に折れ曲げ、且つさらに先
端部に第2の係合部であるところのL字部19を形成し
たものである。又ベルマウス13には保護枠14のL字
部19と対応する位置に上下に弾性を持たせるための振
動吸収部であるところの折り曲げ部30を有する第1の
係合部であるところの凹部20を設けたものである。他
の構成は実施の形態1と同じであり、その説明を省略す
る。
【0028】上記構成による室外ユニット1の保護枠1
4の固定において、保護枠14の端部をベルマウス13
側に折れ曲げ、且つさらに先端部に形成したL字部19
をベルマウス13の保護枠14のL字部19と対応する
位置の凹部20に保護枠14のL字部19を挿入し固定
するので、固定作業が容易にでき量産性が向上すると共
に保護枠14とベルマウス13との接触面積が少ないた
めと固定部が上下に弾性を持たせるための折り曲げ部3
0を有する凹形状になっているため、室外ユニット運転
時に送風機6、圧縮機8などの振動による保護枠14の
ビビリ音、共振音が減少、吸収される。
【0029】実施の形態4. 実施の形態4は保護枠上部の固定方法に関するもので、
実施の形態4は保護枠を下方から天板方向へ差込み保護
枠を所定位置に配置できるように構成したものであり、
上述の実施の形態1〜3とそれぞれ組み合わせて使用す
ることができる。
【0030】図6は、この発明の実施の形態4による空
気調和機の室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部
分解斜視図、図7は、この発明の実施の形態4による空
気調和機の室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部
断面図である。図において、21は格子上蓋、14は帯
状部材を用いた縦桟と横桟とからなる格子状保護枠であ
る。格子上蓋21はいわゆるキャップ形状をしていて、
このキャップ形状の内側に格子部がスポット溶接で固定
されている。格子上蓋21上部にはベルマウス13の上
側端部と固定される第3の係合部であるところの固定部
22が形成され、ベルマウス13には上蓋21の固定部
22が挿入されるスリット及び段差のついた第4の係合
部であるところの取付部23があり、その段差は上蓋2
1の固定部22の板厚と固定ネジの厚み分が収まる寸法
となっている。
【0031】次に固定方法について説明する。まず、保
護枠14の上蓋固定部22をベルマウス13のスリット
及び段差のついた取付部23に下方より挿入しネジで固
定する。これに天板2を上方より覆いかぶせる。
【0032】上述の実施の形態4は、保護枠格子上蓋2
1の固定部22をベルマウス13のスリットと段差のつ
いた取付部23に挿入してネジ固定し、天板2により保
護枠14の固定箇所を覆う構成としたので、保護枠14
の固定ネジが隠れるため意匠性に優れた空気調和機の室
外ユニットを提供できる。また、保護枠14の上部はベ
ルマウス13に固定され、天板2を上方より覆いかぶせ
るので、室外ユニット運転時に送風機6、圧縮機8など
の振動が天板2に伝わりにくい。
【0033】実施の形態5. 実施の形態5も保護枠上部の固定方法に関するもので、
実施の形態4は保護枠を下方から天板方向へ差込み保護
枠を所定位置に配置できるように構成したが、実施の形
態5は保護枠を天板方向から落とし込み、保護枠を所定
の位置に配置できるように構成したもので、実施の形態
1〜3とそれぞれ組み合わせて使用することができる。
【0034】図8は、この発明の実施の形態5による空
気調和機の室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部
分解斜視図、図9は、この発明の実施の形態5による空
気調和機の室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部
断面図である。
【0035】図において、21は格子上蓋、14は帯状
部材を用いた縦桟と横桟とからなる格子状保護枠であ
る。格子上蓋21はいわゆるキャップ形状をしていて、
このキャップ形状の内側に格子部がスポット溶接で固定
されている。格子上蓋21の格子部スポット面と反対面
の一部はベルマウスに仮固定される第4の係合部である
ところの仮固定部24で、ベルマウス板厚分の段差のジ
ョックル部25があり、ベルマウス13には上蓋21の
仮固定部24が挿入する第3の係合部であるところの仮
取付穴26がある。又上蓋21の仮固定部24と同一面
状の端側面部にベルマウス13にネジ固定用のフランジ
27及び固定ネジ穴28があり、ベルマウス13には上
蓋21の固定ネジ穴28と対応する面にネジ下穴29が
設けられている。
【0036】次に固定方法について説明する。まず、保
護枠14の上蓋固定部22をベルマウス13の仮取付穴
26に挿入し下方向へスライドさせジョックル部25の
根元まで挿入する。そして同一軸線上に設けられている
上蓋21の端側面部の固定ネジ穴28とベルマウス13
の固定ネジ下穴29とをネジで固定する。
【0037】上述の実施の形態5は、保護枠の固定組立
作業が向上すると共に、室外ユニット運転時に送風機
6、圧縮機8などの振動が天板2に伝わりにくい。
【0038】
【発明の効果】この発明に係る空気調和機の室外ユニッ
トは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニット
本体と、送風機の後流側に設けられ、送風機により発生
した気流の流路を形成する流路形成部材と、この流路形
成部材に対向するように本体の外側に設けられ、気流を
外部に流出させる開口部を有する保護枠と、流路形成部
材の左右端部のそれぞれに設けられ、本体内部から発生
する圧縮機及び送風機等から伝達された振動が保護枠に
伝達されるのを抑制する弾性を有する突出部で形成され
た第1の係合部と、保護枠の左右端部から流路形成部材
側に折り曲げて形成された帯状部材に設けられ、第1の
係合部と嵌合により係合する第2の係合部と、を備え、
第1の係合部の突出部は嵌合する穴を有し、第2の係合
部は帯状部材の断面を変形させて構成され、第2の係合
部を第1の係合部に挿入固定したことにより、固定作業
が容易にでき量産性が向上すると共に、室外ユニット運
転時に圧縮機、送風機等の振動による保護枠のビビリ
音、共振音が減少、吸収される。
【0039】また、この発明に係る空気調和機の室外ユ
ニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニ
ット本体と、送風機の後流側に設けられ、送風機により
発生した気流の流路を形成する流路形成部材と、この流
路形成部材に対向するように本体の外側に設けられ、気
流を外部に流出させる開口部を有する保護枠と、流路形
成部材の左右端部のそれぞれに設けられ、本体内部から
発生する圧縮機及び送風機等から伝達された振動が保護
枠に伝達されるのを抑制する振動吸収部を近傍に有する
凹部で構成された第1の係合部と、保護枠の左右端部か
ら流路形成部材側に折り曲げて形成された帯状部材に設
けられ、第1の係合部に挿入固定されるL字部で構成さ
れた第2の係合部と、を備えたことにより、室外ユニッ
ト運転時に圧縮機、送風機等の振動による保護枠のビビ
リ音、共振音が減少、吸収される。
【0040】また、この発明に係る空気調和機の室外ユ
ニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニ
ット本体と、送風機の後流側の本体の前面に設けられ、
送風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部
材と、この流路形成部材に対向するように本体の前面外
側に設けられ、気流を外部に流出させる開口部を有する
保護枠と、保護枠の上部に設けられた格子上蓋と、格子
上蓋の上部に形成された固定部と、流路形成部材に設け
られ、固定部が挿入される取付部と、本体の上面を形成
し、流路形成部材の上端部と係合する天板と、を備え、
保護枠の格子上蓋の固定部を流路形成部材の取付部に下
方より挿入して固定し、天板を上方より覆いかぶせるこ
とにより、保護枠の上部は流路形成部材に固定され、天
板には室外ユニット運転時に圧縮機、送風機などの振動
が伝わりにくい。
【0041】また、この発明に係る空気調和機の室外ユ
ニットは、内部に圧縮機及び送風機を収納した室外ユニ
ット本体と、送風機の後流側の本体の前面に設けられ、
送風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部
材と、この流路形成部材に対向するように本体の前面外
側に設けられ、気流を外部に流出させる開口部を有する
保護枠と、保護枠の上部に設けられた格子上蓋と、格子
上蓋の格子部スポット面と反対面に設けられた仮固定部
と、流路形成部材に設けられ、仮固定部が挿入される仮
取付穴と、を備え、保護枠の格子上蓋の仮固定部を流路
形成部材の仮取付穴に上から挿入し、保護枠と流路形成
部材を左右端部で締結固定したことにより、保護枠の固
定組立作業が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による空気調和機の
室外ユニットの分解斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部分解斜視図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1による空気調和機の
室外ユニットの側面断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部分解斜視図
である。
【図5】 この発明の実施の形態3による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部分解斜視図
である。
【図6】 この発明の実施の形態4による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部分解斜視図
である。
【図7】 この発明の実施の形態4による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部断面図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態5による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部分解斜視図
である。
【図9】 この発明の実施の形態5による空気調和機の
室外ユニットの保護枠の固定装置を示す要部断面図であ
る。
【図10】 従来の空気調和機の室外ユニットの要部斜
視図である。
【図11】 他の従来の空気調和機の室外ユニットの要
部斜視図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット本体、2 天板、4 熱交換器、6
送風機、8 圧縮機、13 ベルマウス、14 保護
枠、14a 横桟、15 ストッパ部、16 凸部、1
8 丸形状部、19 L字部、20 凹部、22 固定
部、23 取り付け部、24 仮固定部、26 仮取付
穴、30 折り曲げ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−240327(JP,A) 特開 平6−331173(JP,A) 実開 平5−42937(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に圧縮機及び送風機を収納した室外
    ユニット本体と、 前記送風機の後流側に設けられ、前記送風機により発生
    した気流の流路を形成する流路形成部材と、 この流路形成部材に対向するように前記本体の外側に設
    けられ、前記気流を外部に流出させる開口部を有する保
    護枠と、 前記流路形成部材の左右端部のそれぞれに設けられ、前
    記本体内部から発生する前記圧縮機及び送風機等から伝
    達された振動が前記保護枠に伝達されるのを抑制する弾
    性を有する突出部で形成された第1の係合部と、 前記保護枠の左右端部から前記流路形成部材側に折り曲
    げて形成された帯状部材に設けられ、前記第1の係合部
    と嵌合により係合する第2の係合部と、 を備え、前記第1の係合部の突出部は嵌合する穴を有
    し、前記第2の係合部は帯状部材の断面を変形させて構
    成され、前記第2の係合部を前記第1の係合部に挿入固
    定したことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  2. 【請求項2】 内部に圧縮機及び送風機を収納した室外
    ユニット本体と、 前記送風機の後流側に設けられ、前記送風機により発生
    した気流の流路を形成する流路形成部材と、 この流路形成部材に対向するように前記本体の外側に設
    けられ、前記気流を外部に流出させる開口部を有する保
    護枠と、 前記流路形成部材の左右端部のそれぞれに設けられ、前
    記本体内部から発生する前記圧縮機及び送風機等から伝
    達された振動が前記保護枠に伝達されるのを抑制する振
    動吸収部を近傍に有する凹部で構成された第1の係合部
    と、 前記保護枠の左右端部から前記流路形成部材側に折り曲
    げて形成された帯状部材に設けられ、前記第1の係合部
    に挿入固定されるL字部で構成された第2の係合部と、 を備えたことを特徴とする空気調和機の室外ユニット。
  3. 【請求項3】 内部に圧縮機及び送風機を収納した室外
    ユニット本体と、 前記送風機の後流側の前記本体の前面に設けられ、前記
    送風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部
    材と、 この流路形成部材に対向するように前記本体の前面外側
    に設けられ、前記気流を外部に流出させる開口部を有す
    る保護枠と、 前記保護枠の上部に設けられた格子上蓋と、 前記格子上蓋の上部に形成された固定部と、 前記流路形成部材に設けられ、前記固定部が挿入される
    取付部と、 前記本体の上面を形成し、前記流路形成部材の上端部と
    係合する天板と、 を備え、前記保護枠の格子上蓋の固定部を前記流路形成
    部材の取付部に下方より挿入して固定し、前記天板を上
    方より覆いかぶせることを特徴とする空気調和機の室外
    ユニット。
  4. 【請求項4】 内部に圧縮機及び送風機を収納した室外
    ユニット本体と、 前記送風機の後流側の前記本体の前面に設けられ、前記
    送風機により発生した気流の流路を形成する流路形成部
    材と、 この流路形成部材に対向するように前記本体の前面外側
    に設けられ、前記気流を外部に流出させる開口部を有す
    る保護枠と、 前記保護枠の上部に設けられた格子上蓋と、 前記格子上蓋の格子部スポット面と反対面に設けられた
    仮固定部と、 前記流路形成部材に設けられ、前記仮固定部が挿入され
    る仮取付穴と、 を備え、前記保護枠の格子上蓋の仮固定部を前記流路形
    成部材の仮取付穴に上から挿入し、前記保護枠と前記流
    路形成部材を左右端部で締結固定したことを特徴とする
    空気調和機の室外ユニット。
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