JPH05321754A - 2サイクルエンジン - Google Patents

2サイクルエンジン

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JPH05321754A
JPH05321754A JP12473792A JP12473792A JPH05321754A JP H05321754 A JPH05321754 A JP H05321754A JP 12473792 A JP12473792 A JP 12473792A JP 12473792 A JP12473792 A JP 12473792A JP H05321754 A JPH05321754 A JP H05321754A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/18Other cylinders
    • F02F1/22Other cylinders characterised by having ports in cylinder wall for scavenging or charging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】シリンダボアが傾斜した2サイクル機関のピス
トン打音等を抑制すると共に、シリンダボア部分、及び
ピストン等の摩耗を回避する。 【構成】排気ポート14と通気ポート18とをシリンダ
ボア中心線CLを挟んで鉛直方向に対向配置した2サイ
クル機関1において、排気ポートの上死点側エッジ14
aから通気ポートの上死点側エッジ18aまでの長さC
1 を、トップピストンリング25からピストンスカート
エッジ21aまでの長さP1 以上に設定し、排気ポート
の上死点側エッジにシリンダボア中心線CLに対し鋭角
な面取りを施すと共に、排気ポートの下死点側エッジ1
4bから通気ポートの下死点側エッジ18bまでの長さ
2 を、ボトムピストンリング26からピストンスカー
トエッジまでの長さP2 以上に設定し、通気ポートの下
死点側エッジ又はピストンスカートエッジの少なくとも
片方に、シリンダボア中心線CLに対し鋭角な面取りを
施した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストン打音の発生や
シリンダボア、ピストン等の摩耗を防止できるようにし
た2サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すような一般的な2サイクルエ
ンジンのシリンダボア100には、排気ポート101と
掃気ポート102、ならびに通気ポート103が設けら
れている。上記排気ポート101および掃気ポート10
2はシリンダボア100の中間部に開設され、通気ポー
ト103はシリンダスカート104に穿設される。
【0003】掃気ポート102および通気ポート103
は、排気ポート101が開設された側を除く3方向に設
けられることが多く、図6には示していないが、シリン
ダボア100の手前面および後方面にも設けられてい
る。この関係上、図6のようにシリンダボア100が傾
斜もしくは水平に設置されている場合には、排気ポート
101と、図示された掃気ポート102および通気ポー
ト103がシリンダボア中心線CLを挟んで鉛直方向に
対向配置される。
【0004】このようなシリンダボア100にはピスト
ン105が摺動自在に挿入され、このピストン105の
往復により前記各ポート101,102,103が開閉
されてシリンダボア100内のガス交換がなされる。ピ
ストン105の頭部周囲には、シリンダボア100とピ
ストン105間の気密を保つトップピストンリング10
6とボトムピストンリング107が環装されている。な
お108は、図示しないコンロッドにピストン105を
連結させるピストンピンである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ピスト
ン105の重心Gは、一般にピストンピン108よりも
頭部側に位置しているため、傾斜したシリンダボア10
0内においては重力の作用によってピストン105の頭
部側が下がり、ピストンスカート109側が上がる傾向
となる。このため、ピストン105が排気ポート101
と通気ポート103の双方にさし掛る位置に来た時、ピ
ストン105の頭部が排気ポート101内に、ピストン
スカート109のエッジが通気ポート103内にそれぞ
れ落ち込み、ピストン105が僅かに傾斜する(図6で
はピストン105の傾斜をオーバーに表現している)。
【0006】その後、ピストン105が例えば上死点側
に移動すると、トップピストンリング106が排気ポー
ト101の上死点側エッジ101aに乗り上げ、ピスト
ン105の傾斜が立て直される。また、ピストン105
が下死点側に移動すると、ピストンスカート109のエ
ッジが通気ポート103の下死点側エッジ103aに乗
り上げてピストン105の傾斜が立て直される。
【0007】しかしながら、上述した状況ではピストン
105の傾斜が急激に立て直されるため、その反動でピ
ストン105の周面がシリンダボア100に打ち付けら
れ、不快なピストン打音を発生させるとともに、シリン
ダボア100およびピストン105の周面が偏摩耗する
おそれがあった。
【0008】しかも、トップピストンリング106およ
びピストンスカート109のエッジが、それぞれ排気ポ
ート101の上死点側エッジ101aおよび通気ポート
103の下死点側エッジ103aに引っ掛ることになる
ため、これらの部分の摩耗が促進され、同時に異音発生
の原因にもなっていた。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、シリンダボアが傾斜していても
ピストン打音や他の異音を抑制できるとともに、シリン
ダボアおよびシリンダボアに設けられた各ポート部分、
ならびにらピストン、ピストンリングなどの摩耗を回避
することのできる2サイクルエンジンを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る2サイクルエンジンは、シリンダボア
が傾斜し、上記シリンダボアの中間部に開設された排気
ポートとシリンダスカートに穿設された通気ポートとが
シリンダボア中心線を挟んで鉛直方向に対向配置された
2サイクルエンジンにおいて、上記排気ポートの上死点
側エッジから通気ポートの上死点側エッジまでの長さ
を、トップピストンリングからピストンスカートエッジ
までの長さ以上に設定し、排気ポートの上死点側エッジ
にシリンダボア中心線に対し鋭角な面取りを施すととも
に、排気ポートの下死点側エッジから通気ポートの下死
点側エッジまでの長さを、ボトムピストンリングからピ
ストンスカートエッジまでの長さ以上に設定し、通気ポ
ートの下死点側エッジまたはピストンスカートエッジの
少なくとも片方に、シリンダボア中心線に対し鋭角な面
取りを施したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】2サイクルエンジンを以上のように構成した場
合、ピストンが排気ポートと通気ポートの双方にさし掛
る位置に来て傾斜しても、この位置からピストンが上、
下死点方向に移動するに連れて上記傾斜の角度が小さく
なり、傾斜角が最小になった時点以降でトップピストン
リングおよびピストンスカートエッジがそれぞれ上記排
気ポートの上死点側エッジおよび通気ポートの下死点側
エッジに重なる。
【0012】したがって、ピストンの傾斜が急激に立て
直されることがなくなり、反動によるピストン打音およ
び異音の発生や、シリンダボア、ピストン周面、ピスト
ンリングおよび各ポート部分の摩耗が回避される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0014】図1は、本発明に係る2サイクルエンジン
の縦断面図である。この2サイクルエンジン1のクラン
クケース2前面には、シリンダブロック3およびシリン
ダヘッド4が順に取り付けられている。上記シリンダブ
ロック3内にはシリンダボア5を構成するシリンダライ
ナ6が埋設され、このシリンダライナ6がシリンダブロ
ック3から延出する部分がシリンダスカート7となって
いる。また、シリンダヘッド4には上記シリンダボア5
に整合する燃焼室8が形成され、点火プラグ9が設けら
れている。
【0015】この2サイクルエンジン1は、例えばスク
ータ用のものであり、エンジンの高さを低くしてスクー
タの車体内スペースを確保する目的のため、前述したよ
うにシリンダブロック3およびシリンダヘッド4がクラ
ンクケース2の前面に設置されている。このため、シリ
ンダボア5はほぼ水平に近い角度で傾斜している。
【0016】クランクケース2内にはクランク室11が
画成され、クランクケース2上部には上記クランク室1
1を外部に連通させる吸気通路12が設けられており、
この吸気通路12内にリードバルブアッセンブリ13が
設置されている。また、吸気通路12の外部には図示し
ないキャブレタが設置される。
【0017】前記シリンダボア5の中間部には、排気ポ
ート14と掃気ポート15とが開設されており、排気ポ
ート14は下方に延びる排気通路16に、掃気ポート1
5は前記クランク室11に連通する掃気通路17にそれ
ぞれ繋っている。また、シリンダスカート7には通気ポ
ート18が穿設されている。この通気ポート18は、前
記吸気通路12からクランク室11内に導入される混合
気の流れがシリンダスカート7によって阻害されること
のないように設けられたものである。上記排気ポート1
4、並びに掃気ポート15および通気ポート18は、シ
リンダボア5の中心線CLを挟んで鉛直方向に対向配置
されている。なお、排気通路16には図示しない排気マ
フラが接続される。
【0018】クランク室11内にはクランクシャフト2
0が回転自在に軸支される一方、シリンダボア5内には
ピストン21が摺動自在に挿入されており、上記クラン
クシャフト20に偏心して設けられたクランクピン22
と、上記ピストン21に挿通されたピストンピン23と
がコンロッド24によって連結されている。このため、
シリンダボア5内におけるピストン21の往復運動がク
ランクシャフト20の回転運動に変換され、2サイクル
エンジン1の出力となる。なお、上記ピストン21の頭
部周囲にはトップピストンリング25とボトムピストン
リング26が環装され、シリンダボア5とピストン21
間の気密が保たれている。
【0019】ピストン21がシリンダボア5内を上死点
側に移動すると、クランク室11内が負圧となるため前
記リードバルブアッセンブリ13が開弁し、キャブレタ
からの混合気がクランク室11内に充填される。この混
合気は、ピストン21が上死点を過ぎて下死点側に移動
することによって一次圧縮され、ピストン21の頭部が
掃気ポート15を開くと同時に掃気通路17を通って一
斉にシリンダボア5内に流入する。
【0020】シリンダボア5内に流入した混合気は、ピ
ストン21が再び上死点側に移動するに連れて二次圧縮
される。これと同時にクランク室11内が再び負圧とな
り、リードバルブアッセンブリ13が開弁して次の混合
気がクランク室11内に取り入れられる。そして、ピス
トン21が上死点付近に達すると点火プラグ9がスパー
クし、二次圧縮された混合気が燃焼室8内で爆発、膨張
してピストン21を下死点側に押圧する。このときの押
圧力が2サイクルエンジン1の出力となるとともに、前
記一次圧縮を行なうための圧縮力となる。
【0021】上記爆発、膨張によってピストン21が下
死点側に移動すると、先ず排気ポート14が開かれ、次
に掃気ポート15が開かれる。このため、シリンダボア
5内の膨張ガスが排気ポート14からある程度まで排出
されたとき、掃気ポートから一次圧縮された混合気が勢
い良くシリンダボア5内に吹き込まれ、残る膨張ガスを
排気通路16へ押し出す。
【0022】以上のような行程を繰り返し、2サイクル
エンジン1は作動する。
【0023】さて本発明では、排気ポート14の上死点
側エッジ14aから通気ポート18の上死点側エッジ1
8aまでの長さC1 を、トップピストンリング25から
ピストンスカートエッジ21aまでの長さP1 以上に設
定するとともに、図1中のII部を拡大した図2に示すよ
うに、排気ポート14の上死点側エッジ14aにシリン
ダボア中心線CLに対し鋭角な面取り27を施してい
る。
【0024】また、排気ポート14の下死点側エッジ1
4bから通気ポート18の下死点側エッジ18bまでの
長さC2 を、ボトムピストンリング26からピストンス
カートエッジ21aまでの長さP2 以上に設定するとと
もに、図1中のIII 部を拡大した図3に示すように、通
気ポート18の下死点側エッジ18bまたはピストンス
カートエッジ21aの少なくとも片方に、シリンダボア
中心線CLに対し鋭角な面取り28あるいは29を施し
ている。ここで鋭角とは、好ましくは45°以下である
ことをいう。
【0025】次に、本発明の作用および効果について説
明する。図1に示すように、ピストン21が排気ポート
14と通気ポート18の双方にさし掛かる位置にある
時、前述したピストン重心の関係でピストン21は図6
に示すピストン105と同じく僅かに傾斜する。
【0026】図4に示すようにピストン21が上死点側
に移動している時、上記傾斜角はピストンスカートエッ
ジ21aが通気ポート18の上死点側エッジ18aに一
致した時点で最小となり、これと同時もしくはこの直後
にトップピストンリング25が排気ポート14の上死点
側エッジ14aに重なる。このため、トップピストンリ
ング25が排気ポート14の上死点側エッジ14aに重
なった時点でピストン21の傾斜が急激に立て直される
ことがなくなり、反動によるピストン打音の発生やシリ
ンダボア5およびピストン21周面の偏摩耗を効果的に
抑制することができる。
【0027】また、前記面取り27が施されているた
め、トップピストンリング25が排気ポート14の上死
点側エッジ14aに引っ掛かることなく、スムーズに重
なることができ、これらの部分の摩耗や異音の発生が回
避される。
【0028】一方、図5に示すようにピストン21が下
死点側に移動している時、ピストン21の傾斜はボトム
ピストンリング26が排気ポート14の下死点側エッジ
14bに一致した時点で最小となり、これと同時もしく
はこの直後にピストンスカートエッジ21aが通気ポー
ト18の下死点側エッジ18bに重なる。このため、ピ
ストンスカートエッジ21aが通気ポート18の下死点
側エッジ18bに重なった時点でピストン21の傾斜が
急激に立ち直されることがなくなり、やはりピストン打
音の発生やシリンダボア5およびピストン21周面の偏
摩耗が抑制される。
【0029】また、前記面取り28または29の少なく
とも片方が施されているため、ピストンスカートエッジ
21aが通気ポート18の下死点側エッジ18bに引っ
掛かることなく、スムーズに重なることができ、摩耗や
異音の発生が回避される。
【0030】なお、通気ポート18の形状が本実施例に
示すように穴形ではなく、シリンダスカート7に切り欠
き状に設けられている場合は、図1に示す寸法C1 をP
1 以上に設定し、前記面取り27を施すだけでもピスト
ン打音や摩耗等の回避に有効である。また、本発明はシ
リンダボア5が直立あるいはほぼ直立した2サイクルエ
ンジンに適用しても良い効果が得られる。
【0031】ところで、本発明を適用した場合でも、シ
リンダブロック3およびピストン21の製造工程は従来
と同一であり、コストアップの懸念はない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る2サ
イクルエンジンは、シリンダボアが傾斜し、上記シリン
ダボアの中間部に開設された排気ポートとシリンダスカ
ートに穿設された通気ポートとがシリンダボア中心線を
挟んで鉛直方向に対向配置された2サイクルエンジンに
おいて、上記排気ポートの上死点側エッジから通気ポー
トの上死点側エッジまでの長さを、トップピストンリン
グからピストンスカートエッジまでの長さ以上に設定
し、排気ポートの上死点側エッジにシリンダボア中心線
に対し鋭角な面取りを施すとともに、排気ポートの下死
点側エッジから通気ポートの下死点側エッジまでの長さ
を、ボトムピストンリングからピストンスカートエッジ
までの長さ以上に設定し、通気ポートの下死点側エッジ
またはピストンスカートエッジの少なくとも片方に、シ
リンダボア中心線に対し鋭角な面取りを施したことを特
徴とするものである。
【0033】このように構成した場合、ピストンが排気
ポートと通気ポートの双方にさし掛かる位置に来て傾斜
しても、この位置からピストンが上、下死点側に移動す
るに連れて上記傾斜の角度が小さくなり、傾斜角が最小
になった時点以降でトップピストンリングおよびピスト
ンスカートエッジがそれぞれ排気ポートの上死点側エッ
ジおよび通気ポートの下死点側エッジに重なる。
【0034】したがって、トップピストンリングおよび
ピストンスカートエッジがそれぞれ排気ポートの上死点
側エッジおよび通気ポートの下死点側エッジに重なった
時点でピストンの傾斜が急激に立て直されることがなく
なり、ピストン周面がシリンダボアに打ち付けられて起
こる不快なピストン打音や、シリンダボアおよびピスト
ン周面の偏摩耗が防止される。また、トップピストンリ
ングおよびピストンスカートエッジが各ポートのエッジ
に引っ掛かることなくスムーズに重なるため、異音の発
生や各部の摩耗を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクルエンジンの縦断面図。
【図2】図1中のII部拡大図。
【図3】図1中のIII 部拡大図。
【図4】本発明の作用を示すシリンダブロックの縦断面
図。
【図5】本発明の作用を示すシリンダブロックの縦断面
図。
【図6】従来の技術を示す図。
【符号の説明】 1 2サイクルエンジン 2 クランクケース 3 シリンダブロック 4 シリンダヘッド 5 シリンダボア 6 シリンダライナ 7 シリンダスカート 14 排気ポート 14a 排気ポートの上死点側エッジ 14b 排気ポートの下死点側エッジ 15 掃気ポート 18 通気ポート 18a 通気ポートの上死点側エッジ 18b 通気ポートの下死点側エッジ 20 クランクシャフト 21 ピストン 21a ピストンスカートエッジ 24 コンロッド 25 トップピストンリング 26 ボトムピストンリング 27,28,29 面取り CL シリンダボア中心線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボアが傾斜し、上記シリンダボ
    アの中間部に開設された排気ポートとシリンダスカート
    に穿設された通気ポートとがシリンダボア中心線を挟ん
    で鉛直方向に対向配置された2サイクルエンジンにおい
    て、上記排気ポートの上死点側エッジから通気ポートの
    上死点側エッジまでの長さを、トップピストンリングか
    らピストンスカートエッジまでの長さ以上に設定し、排
    気ポートの上死点側エッジにシリンダボア中心線に対し
    鋭角な面取りを施すとともに、排気ポートの下死点側エ
    ッジから通気ポートの下死点側エッジまでの長さを、ボ
    トムピストンリングからピストンスカートエッジまでの
    長さ以上に設定し、通気ポートの下死点側エッジまたは
    ピストンスカートエッジの少なくとも片方に、シリンダ
    ボア中心線に対し鋭角な面取りを施したことを特徴とす
    る2サイクルエンジン。
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