JPH0532174B2 - - Google Patents

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JPH0532174B2
JPH0532174B2 JP60005943A JP594385A JPH0532174B2 JP H0532174 B2 JPH0532174 B2 JP H0532174B2 JP 60005943 A JP60005943 A JP 60005943A JP 594385 A JP594385 A JP 594385A JP H0532174 B2 JPH0532174 B2 JP H0532174B2
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electrode
rollers
wire
machining
power supply
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Inoue Japax Research Inc
Original Assignee
Inoue Japax Research Inc
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Publication date
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Priority to PCT/JP1986/000018 priority patent/WO1986004279A1/ja
Priority to EP86900842A priority patent/EP0217957B1/en
Priority to US06/919,005 priority patent/US4803326A/en
Priority to DE8686900841T priority patent/DE3679009D1/de
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Publication of JPH0532174B2 publication Critical patent/JPH0532174B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤカツト放電加工装置のワイヤ
電極に給電するための装置に関し、特に、1本の
ワイヤ電極を折り返すことにより加工部分に往復
2本のワイヤ電極を被加工体と接近、対向させて
走行せしめつゝ放電加工を行なうワイヤカツト放
電加工装置に於ける上記2本のワイヤ電極に給電
するための新規な給電装置に関する。
〔従来の技術〕
放電加工は、被加工体に対して機械力を直接的
に作用させて加工を行なう通常の機械加工と異な
り、被加工体と電極を僅かな間隙を保つて対向さ
せ、当該間隙に加工液を介在せしめつゝ両者間に
電圧パルスを印加し、その際に生じる放電侵蝕現
象を利用して加工を行なう非接触加工である。
従つて、被加工体が導電性の材料であれば、そ
の硬度等に関係なく、如何なる複雑、微細な形状
をも加工することができ、また被加工体及び電極
に加わる力が機械加工に比べて著しく小さいの
で、薄い板や管、細い線の加工も容易に行なうこ
とができる。
特に、ワイヤ電極を用いて、放電加工により被
加工体を切断または切抜き孔明け加工するワイヤ
カツト放電加工は、型彫り形式の放電加工に比べ
ると特定形状の電極が不要であり、また加工液と
して脱イオン水を用いるため、発火の危険性がな
く、更にまた、NC装置の発達に伴い被加工体と
ワイヤ電極間の任意に加工送りを長時間無人で行
ない得るため、製作費の原価低減、製作期間の短
縮等を図ることができ、抜型や押出型など貫通タ
イプのダイの加工等を目的として今日広く利用さ
れている。
而して、従来公知のワイヤカツト放電加工装置
に於ては、ワイヤ電極供給ドラムから引き出され
た1本のワイヤ電極を、各種ガイドローラ等を経
て加工部分に導き出し、当該加工部分に於いては
被加工体と所定の加工間隙を保つた状態で一対の
ダイス等の電極位置決め案内(通常は、加工部分
へ向けてカラムから伸長した一対のアーム等の先
端部分にそれぞれ取り付けられている。)間に所
定の張力で直線状に張架せしめ、加工部分を通過
した使用後の電極は電極回収ドラムに巻き取つた
り、回収箱に垂れ流したり、適宜切断して廃棄す
るようにしていた。そのため、被加工体と対向せ
しめられる加工部分に於いては、単に1本のワイ
ヤ電極が直線状に張架された状態でゆつくりと走
行せしめられるようになつていた。そして、この
1本のワイヤ電極で加工が行なわれるようになつ
ていたため、ワイヤ電極と被加工体間に形成され
る加工間隙が狭く、そのためこの加工間隙内に加
工液を充分に供給できず、加工精度が低下した
り、冷却効果が十分でないため大電流で加工を行
なうことができず、加工効率が充分でないという
問題点があつた。また、放電圧力によつてワイヤ
電極が加工進行方向と反対側へ弓状に撓むため、
加工輪郭形状の角部等に於ては加工精度が低下す
るという問題点があつた。更にまた、加工開始時
には、ワイヤ電極を各種ガイドローラ間に引き廻
したり、電極位置決め案内のダイス等に挿通した
りしたりする必要があるが、この作業は加工中ワ
イヤ電極が切断した場合や、連続して複数の部品
の切抜き加工を行なうような場合等にはその都度
やり直す必要があり、大変面倒であつた。
更にまた、加工部分を通過中のワイヤ電極は放
電により次第にその外周面が損耗して鋸歯状とな
り、そのため被加工体が厚手のものである場合に
は、一回の加工で良好な仕上げ加工を行なうのが
困難で、セカンドカツトやサーボカツト等の複数
回の加工(仕上げ加工)が必要になり、操作が面
倒とか、加工に長時間を要する等という問題もあ
つた。
本出願人は、別途行なつた特許出願に於て、こ
れら多くの問題点を解決し得る新規なワイヤカツ
ト放電加工装置を提案、開示した。
即ち、本出願人が上記特許出願に於て開示した
放電加工装置の要旨とするところは、ワイヤ電極
の供給及び回収を行なう側にある第1のアーム又
は加工ヘツドと、上記第1のアーム又は加工ヘツ
ドの側から供給されたワイヤ電極を折り返し上記
第1のアーム又は加工ヘツド側に設けた回収装置
に送り返す電極返送装置を具備する第2のアーム
又は加工ヘツドと、ワイヤ電極を上記第1のアー
ム又は加工ヘツドの側から上記第2のアーム又は
加工ヘツドの上記電極返送装置まで引き伸ばして
懸け渡す電極搬送装置と、被加工体を保持する装
置と、上記被加工体と上記第1及び第2のアーム
又は加工ヘツドの間を往復するワイヤ電極とを互
いに接近対向させる加工送り装置と、上記被加工
体とワイヤ電極の間に放電加工用電圧パルスを印
加する電源装置並びに給電機構と、上記被加工体
とワイヤ電極が接近対向せしめられて形成される
加工間隙に加工液を供給する装置とを設けたもの
であつた。
上記の如き構成であると、上記第1のアーム又
は加工ヘツドの側から導き出されたワイヤ電極
は、被加工体と対向せしめられる加工部分を通過
した後、上記第2のアーム又は加工ヘツドに設け
た電極返送装置へ懸け渡され、ここで折り返され
て再び加工位置を通過した後、上記第1のアーム
又は加工ヘツドの側へ送り返されるものであるか
ら、加工部分では往復2本のワイヤ電極が並行し
て走行せしめられ、そのため加工間隙が広げら
れ、当該間隙内にノズル等により容易に多量の加
工液を供給することができ、そのため冷却効果が
増大するので大電流で加工を行なうことが可能と
なつて加工効率が向上すると共に、2本のワイヤ
電極を充分近接さらには接触させて走行させるよ
うにすれば、ワイヤ電極の全体的な強度が増大し
て放電圧力による電極の撓みも解消され高精度の
加工が可能となる等々、多くの利点が得られるも
のである。更にまた、上記の如く折り返した2本
のワイヤ電極のうち、第2のアーム又は加工ヘツ
ドから第1のアーム又は加工ヘツドの側へ復帰し
つゝある表面の傷んだワイヤ電極で最初の荒加工
を行ない、第1のアーム又は加工ヘツドの側から
第2のアーム又は加工ヘツドへ向かう新規なワイ
ヤ電極で仕上げ加工を行なうようにすれば、良好
な仕上げ面が得られる。また、加工開始時等にワ
イヤ電極を引き廻す場合にも、上記第1のアーム
又は加工ヘツドの側で既に電極供給装置から回収
装置まで接続されているワイヤ電極の中間部分を
上記電極搬送装置で把持して第2のアーム又は加
工ヘツドの電極返送装置に引つ掛けるだけで加工
部分への電極の張架作業が完了するものであるか
ら、その作業は自動的に且つ容易に行なわれ得る
ものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
而して、上記の如く、加工部分を往復する形で
折り返された2本のワイヤ電極により放電加工を
行なう場合、単に1本のワイヤ電極で加工を行な
う従来のワイヤカツト放電加工に比べて加工間隙
が広くなり、加工間隙が十分に供給されて冷却効
果が増大し、そのため大電流で効率良く加工を行
なうことが可能になることは前述の通りである
が、従来公知の通電ピンや通電ローラによつて
は、往復2本のワイヤ電極を平行に整列させ、且
つ走行移動せしめられつゝあるこれら2本のワイ
ヤ電極に大電流を安定して供給することは不可能
であつた。
本発明は、かかる問題点を解決するためなされ
たものであり、その目的とするところは、往復2
本のワイヤ電極を平行に整列させ、且つ走行移動
せしめられつゝあるこれら2本のワイヤ電極に対
して、電極の走行を妨げたり、電極表面を傷つけ
たりすることなく、ワイヤ電極に対して可能な限
り広い接触面積を有し、加熱等を生じることなく
電極に大電流を通じ得るワイヤ電極通電用の給電
装置を提供することにある。更にまた、ワイヤ電
極自動引き廻し作業にも適応し得る給電装置を提
供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的はを達成するため、本発明に係る給
電装置は、互いに略接触状態を保つて並行して往
復移動する2本のワイヤ電極の表面に接触するよ
う、外周面に互いに平行な2重案内溝が形成され
た一対の導電性のローラと;上記一対のローラを
回転自在に支承し、給電時においては一対のロー
ラの外周面同士を対向、接近させ上記2重案内溝
の内部にそれぞれ各1本宛のワイヤ電極を挾持せ
しめると共に、加工開始時に上記一対のローラ間
に2本のワイヤ電極をセツトするため、必要に応
じて上記一対のローラを互いに開離せしめ得る開
閉可能な回動アームと;上記回動アームに設けら
れ、上記一対のローラの少なくとも一方に対して
これがワイヤ電極と接触する点へ向かう半径方向
に沿つた押圧力を付与するバネと;上記一対のロ
ーラを含む回転部分に接触する給電ブラシと;か
ら成ることを特徴とする。
〔作用〕
上記の如き構成であると、2本のワイヤ電極は
上記一対のローラの外周面の案内溝にそれぞれ1
本宛両ローラに挾持される形で確実に保持され、
ローラとの接触面積が増大するので、ワイヤ電極
に対して大電流を安定供給することが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、図面に示した実施例を参照しつゝ本発明
の構成を具体的に説明する。
第1図は本発明に係る給電装置の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図中の−線に沿つた
断面図、第3図は第2図に示した給電装置の一対
のローラが互いに開離せしめられた状態を示す断
面図、第4図は本発明に係る給電装置のもう一つ
の実施例を示す断面図、第5図及び第6図は本発
明に係る給電装置が使用されるワイヤカツト放電
加工装置の一実施例とその機能を示す説明図であ
る。
先ず最初に、第5図及び第6図を参照しつゝ、
本発明に係る給電装置が取り付けられて使用され
るワイヤカツト放電加工装置の一実施例とその機
能の概略を説明する。
第5図及び第6図中、501はカラム、502
は上記カラム501に対して図中上下方向へ移動
可能に且つ加工位置へ向けて伸長するよう設けら
れた第1のアーム又は加工ヘツド、503は上記
カラム501に対して図中上下方向へ移動可能に
且つ加工位置へ向けて伸長するよう設けられた第
2のアーム又は加工ヘツド、504はワイヤ電
極、505はワイヤ電極供給ドラム、506乃至
510及び512はワイヤ電極供給のためのガイ
ドローラ、511はブレーキローラ、513はブ
レーキローラ511に対して接離可能に設けられ
たピンチローラ、514は電極折返しローラ、A
及びBは本発明に係る給電装置に設けられている
通電のためのローラ、515は第1のアーム又は
加工ヘツド502側に設けたワイヤ電極回動装
置、516は回動装置515内に取り付けられた
電極位置決め用の舟型やダイス型等の案内、51
7は第2のアーム又は加工ヘツド503側に設け
たワイヤ電極回動装置、518は回動装置517
内に取り付けられた電極位置決め用の舟型やダイ
ス型等の案内、519は上記電極折返しローラ5
14を第2のアーム又は加工ヘツド503側で保
持してワイヤ電極504をUターンさせて第1の
アーム又は加工ヘツド502側へ送り返す電極返
送装置、520及び521は押えローラ、522
はキヤプスタン、523はキヤプスタン522に
対して接離可能に設けられたピンチローラ、52
4乃至526はワイヤ電極回収のためのガイドロ
ーラ、527は電極巻取りドラム、528は入れ
子状に伸縮可能な電極搬送装置、529は分割型
の加工液同軸噴出ノズル、530は加工タンク、
531は加工タンク内に設けられた載物台、53
2はX軸方向移動テーブル533及びY軸方向移
動テーブル534並びにそれらの駆動モータ53
5及び536等から成るクロススライドテーブ
ル、537はベツド、538は載物台531上に
クランプ等で固定された被加工体、539は通電
ローラA及びBを介してワイヤ電極504と被加
工体538間に放電加工用の電圧パルスを印加す
る電源装置である。
而して、第5図は、加工準備段階に於けるワイ
ヤ電極504に張設状態を示しており、当初の段
階では、ワイヤ電極供給ドラム505から引き出
されたワイヤ電極504は、ワイヤ電極供給のた
めのガイドローラ506乃至510及びブレーキ
ローラ511を経て、これから図中点線で示す如
く直接キヤプスタン522及びピンチローラ52
3へ導かれ、次いで電極回収のためのガイドロー
ラ524乃至526を経て電極巻取りドラム52
7に回収されるよう接続されている。
このとき、ガイドローラ507,509並びに
ピンチローラ513はいずれもそれぞれに対応す
るガイドローラ505,508、及びブレーキロ
ーラ511から離れており、押えローラ521も
ガイドローラ512から離れ、給電装置の通電用
ローラ機構A及びBも互いに離れ、押えローラ5
20も第6図に示すような加工中に於ける位置よ
りも図中右側へ変位した状態にある。また、電極
位置決め案内516及び518を有する電極回動
装置515及び517は図中左側へ退避せしめら
れ、分割型加工液噴出ノズル529も開いた状態
にある。更にまた、加工中は電極返送装置519
側に移動して保持される折返しローラ514も、
第5図に示す状態に於ては電極搬送装置528の
先端に取り付けられた状態にある。
而して、加工を開始するに当たつては、油圧或
いはモータ等を力源として伸縮する入れ子式の電
極搬送装置528を、図に示す如く徐々に伸長さ
せる。然るときは、ガイドローラ511とキヤプ
スタン521の間に張設されているワイヤ電極5
04は、電極搬送装置528の先端に取り付けら
れている電極折返しローラに電極514に引つ掛
けられて図中下方へ引き伸ばされる。その際、ガ
イドローラ507,509並びにピンチローラ5
13等はそれらに対応するガイドローラ505,
508、及びブレーキローラ511から離れてい
るため、ワイヤ電極504は電極搬送装置528
の伸長に伴つて供給ドラム505から自由に引き
出される。折返しローラ514の外周には、ワイ
ヤ電極が脱落しないようにこれを保持し且つガイ
ドするための溝が形成されている。
而して、電極搬送装置528が伸長してその先
端が第2のアーム又は加工ヘツド503内に設け
た電極返送装置519に達すると、折返しローラ
514は電極搬送装置の先端から離脱し、返送装
置519によつて捕捉される。
以上の如くして、折返しローラ514が第2の
アーム又は加工ヘツド503に設けた電極返送装
置519の側へ移動、保持せしめられると、ワイ
ヤ電極504は第1のアーム又は加工ヘツド50
2と第2のアーム又は加工ヘツド503との間を
往復する状態でU字状に張設せしめられた状態と
なる。
然る後、第6図に示す如く、入れ子式の電極搬
送装置528を完全に縮退せしめ、次いで押えロ
ーラ520及び521を図中左方向へ移動させて
第1及び第2のアーム又は加工ヘツド間で往復張
架されているワイヤ電極を互いに接近、接触させ
ると共に、ガイドローラ507,509並びにピ
ンチローラ513をそれぞれガイドローラ50
5,508、及びブレーキローラ511に当接せ
しめ、給電装置内の通電用ローラA及びBも互い
に接触せしめ、更にまた、電極回動装置515及
び517を図中右方向へ変位せしめることにより
それぞれに設けられた電極位置決め案内516及
び518によりワイヤ電極を一定位置に保持せし
め、キヤプスタン522を回転させることにより
ワイヤ電極をゆつくりと走行せしめる。次いで、
分割型加工液噴出ノズル529を閉じて加工液の
供給を開始し、電源装置539を作動させてワイ
ヤ電極504と被加工体538間に電圧パルスを
印加すれば加工可能な状態となるので、クロスス
ライドテーブル532のモータ535及び536
を図では省略した数値制御装置の指令に基づき駆
動してワイヤ電極504と被加工体538間に所
定の間隙を保ちつゝ加工送りを行なえば、被加工
体に対して所望の形状の放電加工が遂行されるも
のである。尚、加工期間中は、電極回動装置51
5及び517によつて、2本のワイヤ電極を充分
近接又は接触した状態に並設案内位置決めしてい
る案内516及び518を制御回動することによ
り加工部分に張架された2本のワイヤ電極の中心
を結ぶ線が、例えば加工進行方向と一致するよう
に制御される。
而して、加工期間中に於ては、上記の如く、第
1及び第2のアーム又は加工ヘツド間で折り返さ
れた往復2本のワイヤ電極によつて加工が行なわ
れるものであり、本発明に係る給電装置はこの2
本のワイヤ電極に通電を行なうために利用され
る。
以下、第1図乃至第3図を参照しつゝ本発明に
係る給電装置の一実施例について説明する。
第1図乃至第3図中、A及びBは加工中ワイヤ
電極504,504を挾んで互いに対向せしめら
れる一対のローラ機構であり、そのうち、1,
1′は少なくとも外周部分が、ある程度耐摩性を
有すると共に、導電性の材料、例えば所謂超硬合
金とかCu−WやAg−W合金又はその他のCu、
Ag系合金等で作製され、その外周面にそれぞれ
2重の案内溝1a,1a及び1a′,1a′が形成さ
れた通電ローラ、2,2′はローラ1,1′を図示
しない軸受機構により又は軸受を介して回転自在
に枢支する軸ロツド、3,3′は軸ロツド2,
2′を軸方向と直角方向摺動自在に支承する支持
枠、4,4及び4′,4′はワツシヤ、5,5及び
5′,5′は軸ロツド2,2′の両端に該各軸ロツ
ド2,2′に一体に固定して嵌め込まれた軸端保
持板、6,6及び6′,6′は上記軸端保持板5,
5及び5′,5′に固着されたピン、7,7及び
7′,7′は上記支持枠3,3′に固着されたピン、
8,8及び8′,8′は上記ピン6,6と7,7の
間及びピン6′,6′と7′,7′の間にそれぞれ懸
け渡された引つ張りバネ、9及び9′はその一端
同士が蝶番状に互いに回動自在に連結されると共
にそれぞれの自由端に上記支持枠3及び3′が取
り付けられた回動アーム、10,10′はそれぞ
れ回動アーム9又は支持枠3′に取り付けられ上
記ロツド3,3′の側面に接触せしめられた給電
ブラシである。
而して、第5図に示した如く、電極搬送装置5
28が次第に降下して電極折返しローラ514に
巻き掛けたワイヤ電極504を第2のアーム又は
加工ヘツド503に設けた電極返送装置519に
掛け渡す期間中は、本発明に係る給電装置を、第
3図に示す如く、蝶番状に連結された回動アーム
9及び9′を回動させて折り曲げ、一対のローラ
機構AとBを互いに離間せしめて、電極搬送装置
528の通過を阻害しないようにしておく。
ワイヤ電極の張設作業が完了し、第6図に示す
如く加工部分に往復2本の電極が張架された時点
で、給電装置の回動アーム9及び9′を回動させ、
第2図に示す如くローラ1,1′を対向せしめて、
ローラの外周面に形成された2重の案内溝1a,
1a及び1a′,1a′間に2本のワイヤ電極50
4,504をそれぞれ挾持せしめる。回動アーム
9,9′の駆動機構や、両アームを第2図に示す
ような状態に保つためのロツク機構等は公知の手
段を利用し得るので、図では省略してある。
以下、第1図及び第2図に示された通電加工中
の状態を参照しつゝ説明する。なお、ローラ機構
AとBとは、互いに略同一の構成であるので、こ
こではローラ機構Aの構成を中心に説明する。
ローラとワイヤ電極と間の接触状態を良好に保
つため、ローラ1の外周面に形成される2重案内
溝1a,1aの曲率半径は、ワイヤ電極504の
半径と完全に同一であることが望ましいが、それ
より小さいと電極が溝から浮き上がつた状態とな
るので、完全に同一か若しくはそれより僅かに大
きい程度に設定することが推奨される。また、そ
の深さも、これがワイヤ電極の半径より大きい
と、ワイヤ電極が溝の内面に密着する以前に両ロ
ーラの外周面同士が接触してしまいワイヤ電極を
しつかりと挾持することができないので、溝の深
さはワイヤ電極の半径に等しいかそれ以下とする
のが望ましい。
また、通電中に於けるローラとワイヤ電極の接
触を確実にするため、ローラ1及び1′に対して
ワイヤ電極との接触部分へ向けて半径方向に沿つ
たスプリング力を付与するのが好ましい。そのた
め、図示した実施例のものに於ては、ローラの軸
ロツド2の両端を引つ張りバネ8,8によりロー
ラがワイヤ電極と接触する部分へ向けて引つ張る
ように構成してある。即ち、軸ロツド2を嵌挿す
る支持枠3の軸孔3a,3aは、第1図及び第2
図に示す如くローラがワイヤ電極と接触する部分
へ向けてローラの半径方向に沿つて延びるよう細
長く形成されており、軸ロツド2の両端には支持
枠3に対し摺動可能な軸端保持板5,5が軸ロツ
ドに対して一体に固定するように嵌め込まれてい
る。更に、軸端保持板5,5にはピン6,6が固
着され、また支持枠3にはピン7,7が固着され
ていて、これらのピン6,6及び7,7間にそれ
ぞれ引つ張りバネ8,8が取り付けられている。
従つて、軸ロツド2は支持枠3に対して第1図及
び第2図中左右方向へ移動可能であり、これが引
つ張りバネ8,8の作用によりローラとワイヤ電
極の接触部分方向へ向けて引つ張られるため、ロ
ーラ1に対してスプリング力が付与され、これに
よつてワイヤ電極504,504はローラ1及び
1′間に確実に挾持されるものである。
給電ブラシ10,10′は、いずれもローラ1
及び1′の側面に接触せしめられ、ワイヤ電極5
04に対しローラ1,1′を介して大きな電流を
安定供給し得るようになつている。
なお、ワイヤ電極の張設作業時と加工開始時等
に於けるローラ1及び1′の接離動作を行なわせ
るための回動アーム9及び9′の開閉作動は、ワ
イヤ電極張設のための一連の作業を制御する制御
装置からの指令に基づいて行なわれる。
而して、第1図及び第3図に示した実施例に於
ては、ローラ1及び1′をそれぞれ1個の部材で
構成したが、例えば第4図に示す如く、ローラ1
及び1′をそれぞれその厚さ方向に2分割して2
つの部材1A,1A及び1A′,1A′から構成し、
各部材にそれぞれ1条宛の電極案内溝1aを形成
するようにしても良い。各ローラ部材1A,1
A,1A′,1A′はいずれも軸ロツド2,2′に対
して個別に回転自在に軸支されている。他の構成
要素は第1図乃至第3図に示した実施例のものと
同様である。
而して、第4図に示したような構成であると、
2本のワイヤ電極504,504が互いに反対方
向へ走行せしめられるときに、ローラ部材1Aと
1Aが互いに反対方向へ回転せしめられ、ローラ
部材1A′と1A′も互いに反対方向へ回転せしめ
られるので、各ローラ部材はワイヤ電極の走行に
円滑に追従してワイヤ電極とローラ間の摩擦が減
少せしめられる。
〔発明の効果〕
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明に
よるときは、ワイヤカツト放電加工装置の加工部
分に張架される2本のワイヤ電極が、上記一対の
ローラの外周面の2重案内溝にそれぞれ1本宛両
ローラによつて挾持される形で確実に保持され、
ローラとの接触面積が増大するので、ワイヤ電極
に対して大きな加工電流を安定供給することが可
能となるものである。
なお、本発明の構成は叙上の実施例に限定され
るものではなく、例えば、一対のローラ1及び
1′を互いに接近若しくは開離させるための支持
機構としては、前述のヒンジ方式の他、例えばロ
ーラ1を第1図中左右または上下その他にモー
タ、油圧又はマグネツト等による駆動により平行
移動させるものが利用でき、また、各ローラに対
してワイヤ電極との接触部分へ向うスプリング力
を付与する機構や、給電ブラシの形態及びその取
付け位置等々は必要に応じて適宜設計変更される
ものであり、例えば給電ブラシをロツド状の通電
刷子とする外、ローラ1及び1′と軸ロツド2及
び2′とが一体に固定されていて前記軸ロツド2
及び2′が軸端保持板5及び5′等に軸受等により
回転自在に支持する構成となつている場合には、
給電ブラシ10及び10′や前記通電刷子を軸ロ
ツド2及び2′の一端又は両端に加圧当接させ、
軸ロツド2及び2′を介して通電ローラA及びB
に通電するように構成するが如くであり、従つ
て、本発明は上記の説明から当業者が容易に想到
し得るすべての変更実施例を包摂するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る給電装置の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図中の−線に沿つた
断面図、第3図は第2図に示した給電装置の一対
のローラが互いに開離せしめられた状態を示す断
面図、第4図は本発明に係る給電装置のもう一つ
の実施例を示す断面図、第5図及び第6図は本発
明に係る給電装置が使用されるワイヤカツト放電
加工装置の一実施例とその機能を示す説明図であ
る。 A,B……ローラ機構、1,1′……ローラ、
1a,1a……案内溝、2,2′……軸ロツド、
3,3′……支持枠、3a,3a,3a′,3a′…
…軸孔、4,4,4′,4′……ワツシヤ、5,
5,5′,5′……軸端保持板、6,6,6′,
6′……ピン、7,7,7′,7′……ピン、8,
8,8′,8′……引つ張りバネ、9,9′……回
動アーム、10,10′……給電ブラシ、501
……カラム、502……第1のアーム又は加工ヘ
ツド、503……第2のアーム又は加工ヘツド、
504,504……ワイヤ電極、514……電極
折返しローラ、516,518……電極位置決め
案内、519……電極返送装置、520,521
……押えローラ、522……キヤプスタン、52
3……ピンチローラ、528……電極搬送装置、
538……被加工体、539……電源装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに略接触状態を保つて並行して往復移動
    する2本のワイヤ電極504,504の表面に接
    触するよう、外周面に互いに平行な2重案内溝1
    a,1a,1a′,1a′が形成された一対の導電性
    のローラと1,1′; 上記一対のローラ1,1′を回転自在に支承し、
    給電時においては一対のローラの外周面同士を対
    向、接近させ上記2重案内溝1a,1a,1a′,
    1a′の内部にそれぞれ各1本宛のワイヤ電極50
    4,504を挾持せしめると共に、加工開始時に
    上記一対のローラ間に2本のワイヤ電極504,
    504をセツトするため、必要に応じて上記一対
    のローラ1,1′を互いに開離せしめ得る開閉可
    能な回動アーム9,9′と; 上記回動アーム9,9′に設けられ、上記一対
    のローラの少なくとも一方に対してこれがワイヤ
    電極と接触する点へ向かう半径方向に沿つた押圧
    力を付与するバネ8,8′と; 上記一対のローラを含む回転部分に接触する給
    電ブラシ10,10′と; から成る給電装置。 2 上記一対のローラ1,1′のそれぞれが、そ
    の厚さ方向に於て2分割され、それぞれの外周面
    に上記2重案内溝1a,1a,1a′,1a′のうち
    各1条宛が形成された特許請求の範囲第1項記載
    の給電装置。
JP594385A 1985-01-17 1985-01-18 ワイヤカツト放電加工装置のワイヤ電極に給電する装置 Granted JPS61168427A (ja)

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