JPH05321179A - ワイヤロープの端末処理装置 - Google Patents
ワイヤロープの端末処理装置Info
- Publication number
- JPH05321179A JPH05321179A JP12763092A JP12763092A JPH05321179A JP H05321179 A JPH05321179 A JP H05321179A JP 12763092 A JP12763092 A JP 12763092A JP 12763092 A JP12763092 A JP 12763092A JP H05321179 A JPH05321179 A JP H05321179A
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- JP
- Japan
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- wire rope
- wire
- binding
- opening
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤロープ端末部の結束を短時間で、しか
も容易に行なうことのできるワイヤロープの端末処理装
置の提供。 【構成】 ワイヤロープの端末部を結束する結束部材
が、両端がそれぞれワイヤロープに巻き付けられる細線
３と、開口４を有するとともに、両端にそれぞれ細線３
および開口４に係止される一対の折曲部５ａ、５ｂを備
えた帯状体５とからなっている。 【効果】 作業員の労力の低減を図ることができる。
も容易に行なうことのできるワイヤロープの端末処理装
置の提供。 【構成】 ワイヤロープの端末部を結束する結束部材
が、両端がそれぞれワイヤロープに巻き付けられる細線
３と、開口４を有するとともに、両端にそれぞれ細線３
および開口４に係止される一対の折曲部５ａ、５ｂを備
えた帯状体５とからなっている。 【効果】 作業員の労力の低減を図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤロープの端末部
に装着されるワイヤロープの端末処理装置に関する。
に装着されるワイヤロープの端末処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ワイヤロープの端末処理装置とし
て、例えば実開昭５９−３００６７号公報に記載されて
いるように、ワイヤロープの端末より所定距離離れた一
定の領域に細線を巻き付けて結束し、次いで、この領域
から端末までをほぐすとともに各素線をそれぞれループ
状とし、このループ状の部分をソケット内に納め、溶け
たメタル材を流し込んで固化させて、前記ソケットをワ
イヤロープの端末部に装着するものが提案されている。
て、例えば実開昭５９−３００６７号公報に記載されて
いるように、ワイヤロープの端末より所定距離離れた一
定の領域に細線を巻き付けて結束し、次いで、この領域
から端末までをほぐすとともに各素線をそれぞれループ
状とし、このループ状の部分をソケット内に納め、溶け
たメタル材を流し込んで固化させて、前記ソケットをワ
イヤロープの端末部に装着するものが提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のワイヤロープの端末処理装置では、ワイヤロープに
細線を巻き付けて結束することにより、ループ状にした
部分から素線が徐々にほぐれていくことを防いでいる
が、このシージングという細線の巻付作業は長時間を要
するとともに、細線に張力を加えながら巻き付けなけれ
ばならず、煩雑な作業となっていた。
来のワイヤロープの端末処理装置では、ワイヤロープに
細線を巻き付けて結束することにより、ループ状にした
部分から素線が徐々にほぐれていくことを防いでいる
が、このシージングという細線の巻付作業は長時間を要
するとともに、細線に張力を加えながら巻き付けなけれ
ばならず、煩雑な作業となっていた。
【０００４】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、ワイヤロープ端
末部の結束を短時間で、しかも容易に行なうことのでき
るワイヤロープの端末処理装置を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、ワイヤロープ端
末部の結束を短時間で、しかも容易に行なうことのでき
るワイヤロープの端末処理装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、ワイヤロープの端末部を結束する結束部材
と、この結束部材により結束された前記ワイヤロープの
端末部に装着されるソケットとを有するワイヤロープの
端末処理装置において、前記結束部材が、両端がそれぞ
れ前記ワイヤロープに巻き付けられる細線と、開口を有
するとともに、両端にそれぞれ前記細線および前記開口
に係止される一対の折曲部を備えた帯状体とからなる構
成にしてある。
に本発明は、ワイヤロープの端末部を結束する結束部材
と、この結束部材により結束された前記ワイヤロープの
端末部に装着されるソケットとを有するワイヤロープの
端末処理装置において、前記結束部材が、両端がそれぞ
れ前記ワイヤロープに巻き付けられる細線と、開口を有
するとともに、両端にそれぞれ前記細線および前記開口
に係止される一対の折曲部を備えた帯状体とからなる構
成にしてある。
【０００６】
【作用】本発明は前記のように構成したので、ワイヤロ
ープの端末部を結束する際、帯状体の一端に備えられる
折曲部により細線を係止し、この状態で前記の帯状体を
ワイヤロープに巻きかけ、次いで、この帯状体の他端に
備えられる別の折曲部を開口に挿通するとともに引っ張
り、帯状体によりワイヤロープを締付けた後、前記別の
折曲部を前記開口に沿って折曲げて係止する。そして、
前記の細線を帯状体の両側端に沿ってワイヤロープに巻
き付けて、帯状体がワイヤロープの長手方向にずれるこ
とを防止するようになっている。これによって、前記結
束を従来に比べて短い工程で、また、煩雑さを要するこ
となく行なうことができ、したがって、ワイヤロープ端
末部の結束を短時間で、しかも容易に行なうことができ
る。
ープの端末部を結束する際、帯状体の一端に備えられる
折曲部により細線を係止し、この状態で前記の帯状体を
ワイヤロープに巻きかけ、次いで、この帯状体の他端に
備えられる別の折曲部を開口に挿通するとともに引っ張
り、帯状体によりワイヤロープを締付けた後、前記別の
折曲部を前記開口に沿って折曲げて係止する。そして、
前記の細線を帯状体の両側端に沿ってワイヤロープに巻
き付けて、帯状体がワイヤロープの長手方向にずれるこ
とを防止するようになっている。これによって、前記結
束を従来に比べて短い工程で、また、煩雑さを要するこ
となく行なうことができ、したがって、ワイヤロープ端
末部の結束を短時間で、しかも容易に行なうことができ
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明のワイヤロープの端末処理装置
の実施例を図に基づいて説明する。図１は本発明のワイ
ヤロープの端末処理装置の一実施例を示す正面図、図２
は端末処理装置の結束部材を示す正面図、図３は端末処
理装置の結束部材を示す横断面図、図４は図１のＡ−Ａ
線に沿って切断した結束部材の縦断面図である。
の実施例を図に基づいて説明する。図１は本発明のワイ
ヤロープの端末処理装置の一実施例を示す正面図、図２
は端末処理装置の結束部材を示す正面図、図３は端末処
理装置の結束部材を示す横断面図、図４は図１のＡ−Ａ
線に沿って切断した結束部材の縦断面図である。
【０００８】ワイヤロープの端末処理装置は図１に示す
ように、ワイヤロープ１の端末部を結束する結束部材
と、この結束部材により結束されたワイヤロープ１の端
末部に装着されるソケット２とを有している。
ように、ワイヤロープ１の端末部を結束する結束部材
と、この結束部材により結束されたワイヤロープ１の端
末部に装着されるソケット２とを有している。
【０００９】そして、本実施例の端末処理装置は前述し
た結束部材が、例えば図２および図３に示すように両端
がそれぞれワイヤロープ１に巻き付けられる細線３と、
開口４を有するとともに、両端にそれぞれ細線３および
開口４に係止される一対の折曲部５ａ、５ｂを備えた帯
状体５とからなっている。また、前記の折曲部５ａの幅
寸法ｌ1は、開口４に挿通することができるよう開口４
の幅寸法ｌ2よりわずかに小さく形成されているととも
に、開口４から折曲部５ａまでの長さｌ3は、ワイヤロ
ープ１の外周の長さよりわずかに短い程度の長さとなっ
ている。
た結束部材が、例えば図２および図３に示すように両端
がそれぞれワイヤロープ１に巻き付けられる細線３と、
開口４を有するとともに、両端にそれぞれ細線３および
開口４に係止される一対の折曲部５ａ、５ｂを備えた帯
状体５とからなっている。また、前記の折曲部５ａの幅
寸法ｌ1は、開口４に挿通することができるよう開口４
の幅寸法ｌ2よりわずかに小さく形成されているととも
に、開口４から折曲部５ａまでの長さｌ3は、ワイヤロ
ープ１の外周の長さよりわずかに短い程度の長さとなっ
ている。
【００１０】この実施例にあっては、ワイヤロープ１の
端末部を結束する際、ワイヤロープ１の端末から、例え
ば１４０ｍｍ離れた位置に、帯状体５の折曲部５ｂに細
線３を係止した状態で帯状体５をワイヤロープ１に巻き
かけ、次いで、図４に示すように折曲部５ａを帯状体５
の裏面側から開口４に挿通するとともに引っ張り、この
帯状体５によりワイヤロープ１を締付けた後、折曲部５
ａを開口４に沿って折曲げて係止する。そして、前記の
細線３を帯状体５の両側端に沿って、それぞれ一本は右
方向、他の一本は左方向に数回巻付け、細線３の端部を
互いにねじって止め、帯状体５がワイヤロープ１の長手
方向にずれることを防止するようになっている。
端末部を結束する際、ワイヤロープ１の端末から、例え
ば１４０ｍｍ離れた位置に、帯状体５の折曲部５ｂに細
線３を係止した状態で帯状体５をワイヤロープ１に巻き
かけ、次いで、図４に示すように折曲部５ａを帯状体５
の裏面側から開口４に挿通するとともに引っ張り、この
帯状体５によりワイヤロープ１を締付けた後、折曲部５
ａを開口４に沿って折曲げて係止する。そして、前記の
細線３を帯状体５の両側端に沿って、それぞれ一本は右
方向、他の一本は左方向に数回巻付け、細線３の端部を
互いにねじって止め、帯状体５がワイヤロープ１の長手
方向にずれることを防止するようになっている。
【００１１】その後、図１に示すようにワイヤロープ１
の端末をほぐし、各素線ごとに折曲げてループ状とする
とともに、ワイヤロープ１に挿通されているソケット２
をワイヤロープ１の端末方向に向かって移動し、このソ
ケット２の後端部が帯状体５の中間あたりに来るように
して、ソケット２内にループ状としたワイヤロープ１を
納める。次いで、溶かしたメタル材をソケット２内に流
し込み、このメタル材を固化させワイヤロープ１にソケ
ット２を装着するようになっている。
の端末をほぐし、各素線ごとに折曲げてループ状とする
とともに、ワイヤロープ１に挿通されているソケット２
をワイヤロープ１の端末方向に向かって移動し、このソ
ケット２の後端部が帯状体５の中間あたりに来るように
して、ソケット２内にループ状としたワイヤロープ１を
納める。次いで、溶かしたメタル材をソケット２内に流
し込み、このメタル材を固化させワイヤロープ１にソケ
ット２を装着するようになっている。
【００１２】このように構成した実施例では、ワイヤロ
ープ１の端末部の結束を従来に比べて短い工程で、ま
た、煩雑さを要することなく行なうことができ、したが
って、前記の結束を短時間で、しかも容易に行なうこと
ができる。
ープ１の端末部の結束を従来に比べて短い工程で、ま
た、煩雑さを要することなく行なうことができ、したが
って、前記の結束を短時間で、しかも容易に行なうこと
ができる。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、ワ
イヤロープ端末部の結束を短時間で、しかも容易に行な
うことができ、したがって、ワイヤロープの端末処理作
業に係る作業員の労力の低減を図ることができるという
効果がある。
イヤロープ端末部の結束を短時間で、しかも容易に行な
うことができ、したがって、ワイヤロープの端末処理作
業に係る作業員の労力の低減を図ることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のワイヤロープの端末処理装置の一実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図２】端末処理装置の結束部材を示す正面図である。
【図３】端末処理装置の結束部材を示す横断面図であ
る。
る。
【図４】図１のＡ−Ａ線に沿って切断した結束部材の縦
断面図である。
断面図である。
１ ワイヤロープ ２ ソケット ３ 細線（結束部材） ４ 開口（結束部材） ５ 帯状体（結束部材） ５ａ、５ｂ 折曲部（結束部材）
Claims (1)
- 【請求項１】 ワイヤロープの端末部を結束する結束部
材と、この結束部材により結束された前記ワイヤロープ
の端末部に装着されるソケットとを有するワイヤロープ
の端末処理装置において、前記結束部材が、両端がそれ
ぞれ前記ワイヤロープに巻き付けられる細線と、開口を
有するとともに、両端にそれぞれ前記細線および前記開
口に係止される一対の折曲部を備えた帯状体とからなる
ことを特徴とするワイヤロープの端末処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12763092A JPH05321179A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ワイヤロープの端末処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12763092A JPH05321179A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ワイヤロープの端末処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321179A true JPH05321179A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14964847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12763092A Pending JPH05321179A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ワイヤロープの端末処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05321179A (ja) |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12763092A patent/JPH05321179A/ja active Pending
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