JPH05320981A - めっき密着性に優れた電気めっき鋼板の製造方法 - Google Patents
めっき密着性に優れた電気めっき鋼板の製造方法Info
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- JPH05320981A JPH05320981A JP12591292A JP12591292A JPH05320981A JP H05320981 A JPH05320981 A JP H05320981A JP 12591292 A JP12591292 A JP 12591292A JP 12591292 A JP12591292 A JP 12591292A JP H05320981 A JPH05320981 A JP H05320981A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電気めっき性のすぐれた深絞り用高強度冷延鋼
板の提供。 【構成】Si、Al、Ti、Crのうち一種または二種
以上を合計で0.8wt%以上含有し、ブライトロール圧
延された冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき前処理として表
面研磨し、ひきつづき塩酸溶液またはフッ化水素ナトリ
ウムを含有する塩酸溶液で酸洗処理を施し、次いで電気
めっきを施すめっき密着性の優れた電気めっき鋼板の製
造方法。ブライトロール圧延の代わりにダルロール圧延
を行なうときは、酸洗溶液としてフッ化水素ナトリウム
を含む塩酸溶液を用いる。 【効果】熱処理工程で形成した安定な表面酸化皮膜を機
械的研磨と酸洗の組合せにより経済的かつ効率よく除去
するようにしたから、非常にめっき密着性のすぐれた加
工性の良い高強度鋼板を製造することができるようにな
った。
板の提供。 【構成】Si、Al、Ti、Crのうち一種または二種
以上を合計で0.8wt%以上含有し、ブライトロール圧
延された冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき前処理として表
面研磨し、ひきつづき塩酸溶液またはフッ化水素ナトリ
ウムを含有する塩酸溶液で酸洗処理を施し、次いで電気
めっきを施すめっき密着性の優れた電気めっき鋼板の製
造方法。ブライトロール圧延の代わりにダルロール圧延
を行なうときは、酸洗溶液としてフッ化水素ナトリウム
を含む塩酸溶液を用いる。 【効果】熱処理工程で形成した安定な表面酸化皮膜を機
械的研磨と酸洗の組合せにより経済的かつ効率よく除去
するようにしたから、非常にめっき密着性のすぐれた加
工性の良い高強度鋼板を製造することができるようにな
った。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車車体用として使用
される、電気めっきを施した深絞り用高強度鋼板の製造
方法に関する。
される、電気めっきを施した深絞り用高強度鋼板の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車業界においては、燃費向上
のための車体の軽量化、衝突時の乗員の安全性、また車
体のスタイル多様化による難加工性部品の発生などか
ら、加工性の良い高強度鋼板の使用が多くなっている。
これらの深絞り用冷延鋼板(加工性の良い高強度鋼板)
としては、Si、Mn、Ti、Al、Pなどを添加した
特開昭61−291924号や特開昭60−17052
号、特公昭61−11294号、特公昭63−4899
号などがある。しかし、いずれもSi含有率を上げると
酸化膜を形成し、化成処理性や溶融亜鉛めっき性が劣化
することが示されている。
のための車体の軽量化、衝突時の乗員の安全性、また車
体のスタイル多様化による難加工性部品の発生などか
ら、加工性の良い高強度鋼板の使用が多くなっている。
これらの深絞り用冷延鋼板(加工性の良い高強度鋼板)
としては、Si、Mn、Ti、Al、Pなどを添加した
特開昭61−291924号や特開昭60−17052
号、特公昭61−11294号、特公昭63−4899
号などがある。しかし、いずれもSi含有率を上げると
酸化膜を形成し、化成処理性や溶融亜鉛めっき性が劣化
することが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らの研究によ
ると、Si、Al、Ti、Crの添加は、熱処理時に酸
に溶解しにくい表面酸化膜を形成し、化成処理性や溶融
亜鉛めっき性の劣化だけでなく、電気めっきを施した場
合めっき密着性を著しく劣化させることが判った。
ると、Si、Al、Ti、Crの添加は、熱処理時に酸
に溶解しにくい表面酸化膜を形成し、化成処理性や溶融
亜鉛めっき性の劣化だけでなく、電気めっきを施した場
合めっき密着性を著しく劣化させることが判った。
【0004】このような表面酸化膜を形成し易い鋼板の
電気めっき前処理方法としては、特開昭61−1595
90号に開示されているようにブラッシングしながら酸
洗することが知られている。
電気めっき前処理方法としては、特開昭61−1595
90号に開示されているようにブラッシングしながら酸
洗することが知られている。
【0005】しかし、このような方法を実施しようとす
ると、ブラッシング装置を内部に組み込んだ酸洗処理装
置が必要となり、設備が複雑となること、また、この方
法では高張力鋼板の一部には効果があるものもあるが、
本発明で意図するSi、Al、Ti、Crの一種以上を
0.8wt%以上含有する高張力鋼板のすべてに有効なも
のではなかった。
ると、ブラッシング装置を内部に組み込んだ酸洗処理装
置が必要となり、設備が複雑となること、また、この方
法では高張力鋼板の一部には効果があるものもあるが、
本発明で意図するSi、Al、Ti、Crの一種以上を
0.8wt%以上含有する高張力鋼板のすべてに有効なも
のではなかった。
【0006】本発明は前記問題点を解決し、電気めっき
性のすぐれた深絞り用高強度冷延鋼板を提供することを
目的とする。
性のすぐれた深絞り用高強度冷延鋼板を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】特に、Si、Al、T
i、Crを多く添加した鋼板は酸に溶解しにくい、Si
O2 、Al2 O3 、TiO2 、Cr2 O3 に富んだ表面
酸化膜を形成するため、通常の電気めっき工程で使用す
る10%HCl溶液では完全に除去することはできな
い。またベルトサンダー等の研削だけで酸化膜を完全に
除去しようとすると、表面の凹凸をすべて削ってしまわ
ねばならず、時間が掛るうえ、板厚の目減りが多く不経
済である。
i、Crを多く添加した鋼板は酸に溶解しにくい、Si
O2 、Al2 O3 、TiO2 、Cr2 O3 に富んだ表面
酸化膜を形成するため、通常の電気めっき工程で使用す
る10%HCl溶液では完全に除去することはできな
い。またベルトサンダー等の研削だけで酸化膜を完全に
除去しようとすると、表面の凹凸をすべて削ってしまわ
ねばならず、時間が掛るうえ、板厚の目減りが多く不経
済である。
【0008】前述した特開昭61−159590号記載
のブラッシングしながら酸洗する方法では、設備的な制
約から酸洗処理時間が20秒程度以上とならざるを得
ず、過酸洗による表面荒れが生じ、かえってめっき密着
性が阻害される。
のブラッシングしながら酸洗する方法では、設備的な制
約から酸洗処理時間が20秒程度以上とならざるを得
ず、過酸洗による表面荒れが生じ、かえってめっき密着
性が阻害される。
【0009】そこで、本発明者らは、上記特開昭61−
159590号に従来技術として開示されている、一般
の冷延鋼板のめっき前処理法であるブラッシング→酸洗
をSi、Al、Ti、Crの一種以上を0.8wt%以上
含有する鋼板のめっき前処理に適用できないか、再検討
を行った。
159590号に従来技術として開示されている、一般
の冷延鋼板のめっき前処理法であるブラッシング→酸洗
をSi、Al、Ti、Crの一種以上を0.8wt%以上
含有する鋼板のめっき前処理に適用できないか、再検討
を行った。
【0010】その結果、めっき原板である冷延鋼板製造
時にブライトロールで圧延して鋼板表面を平滑にしてブ
ラッシングすると、研削効率が高まること、また、めっ
き前に塩酸溶液中にフッ化水素ナトリウムを含有させた
酸洗浴にて酸洗を施すことにより、却ってこの種の鋼板
においてはめっき密着性が向上するという意外な事実を
発見するに到ったのである。
時にブライトロールで圧延して鋼板表面を平滑にしてブ
ラッシングすると、研削効率が高まること、また、めっ
き前に塩酸溶液中にフッ化水素ナトリウムを含有させた
酸洗浴にて酸洗を施すことにより、却ってこの種の鋼板
においてはめっき密着性が向上するという意外な事実を
発見するに到ったのである。
【0011】本発明は、Si、Al、Ti、Crのうち
一種または二種以上を合計で0.8wt%以上含有し、ブ
ライトロール圧延された冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき
前処理として表面研磨し、ひきつづき酸洗処理を施し、
次いで電気めっきを施すことを特徴とするめっき密着性
の優れた電気めっき鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
一種または二種以上を合計で0.8wt%以上含有し、ブ
ライトロール圧延された冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき
前処理として表面研磨し、ひきつづき酸洗処理を施し、
次いで電気めっきを施すことを特徴とするめっき密着性
の優れた電気めっき鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
【0012】また、本発明は、Si、Al、Ti、Cr
のうち一種または二種以上を合計で0.8wt%以上含有
し、冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき前処理として表面研
磨し、ひきつづきフッ化水素ナトリウムを含有する塩酸
溶液で酸洗処理を施し、次いで電気めっきを施すことを
特徴とするめっき密着性の優れた電気めっき鋼板の製造
方法を提供するものである。
のうち一種または二種以上を合計で0.8wt%以上含有
し、冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき前処理として表面研
磨し、ひきつづきフッ化水素ナトリウムを含有する塩酸
溶液で酸洗処理を施し、次いで電気めっきを施すことを
特徴とするめっき密着性の優れた電気めっき鋼板の製造
方法を提供するものである。
【0013】さらに、本発明は、Si、Al、Ti、C
rのうち一種または二種以上を合計で0.8wt%以上含
有し、ブライトロール圧延された冷延鋼板を焼鈍処理
後、めっき前処理として表面研磨し、ひきつづきフッ化
水素ナトリウムを含有する塩酸溶液で酸洗処理を施し、
次いで電気めっきを施すことを特徴とするめっき密着性
の優れた電気めっき鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
rのうち一種または二種以上を合計で0.8wt%以上含
有し、ブライトロール圧延された冷延鋼板を焼鈍処理
後、めっき前処理として表面研磨し、ひきつづきフッ化
水素ナトリウムを含有する塩酸溶液で酸洗処理を施し、
次いで電気めっきを施すことを特徴とするめっき密着性
の優れた電気めっき鋼板の製造方法を提供するものであ
る。
【0014】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本
発明によれば、表面の凹凸が少ないブライトロールで圧
延して平滑にした状態で鋼板を熱処理(焼鈍処理)し、
そのままの状態で鋼板表面に形成された酸に難溶な酸化
膜をブラシやスコッチブライトによって研削する。この
ため、研削量が少なくて、酸化膜除去効率が高い。もし
表面に凹凸をつけるためにダルロールでスキンパスする
場合は、ダルロールによるスキンパスはブラシ研削後、
酸洗前に行うか、酸洗後に行えばよい。
発明によれば、表面の凹凸が少ないブライトロールで圧
延して平滑にした状態で鋼板を熱処理(焼鈍処理)し、
そのままの状態で鋼板表面に形成された酸に難溶な酸化
膜をブラシやスコッチブライトによって研削する。この
ため、研削量が少なくて、酸化膜除去効率が高い。もし
表面に凹凸をつけるためにダルロールでスキンパスする
場合は、ダルロールによるスキンパスはブラシ研削後、
酸洗前に行うか、酸洗後に行えばよい。
【0015】さらに本発明によれば、塩酸溶液または塩
酸溶液中にフッ化水素ナトリウムを好ましくは0.1〜
50g/l添加した塩酸溶液によって上記処理を施した
鋼板を酸洗することによって、SiO2 、Al2 O3 、
TiO2 、Cr2 O3 に富んだ酸化膜の溶解性を向上す
ることができる。また、これらの処理を組み合わせて行
なえば、一層短時間での表面酸化膜の除去ができる。す
なわち、ブライトロール圧延後表面研磨し、塩酸溶液ま
たはフッ化水素ナトリウムを含む塩酸溶液で酸洗したの
ちに、めっきを施す。
酸溶液中にフッ化水素ナトリウムを好ましくは0.1〜
50g/l添加した塩酸溶液によって上記処理を施した
鋼板を酸洗することによって、SiO2 、Al2 O3 、
TiO2 、Cr2 O3 に富んだ酸化膜の溶解性を向上す
ることができる。また、これらの処理を組み合わせて行
なえば、一層短時間での表面酸化膜の除去ができる。す
なわち、ブライトロール圧延後表面研磨し、塩酸溶液ま
たはフッ化水素ナトリウムを含む塩酸溶液で酸洗したの
ちに、めっきを施す。
【0016】また、ブライトロールでなくダルロールで
圧延するときには、酸洗溶液としてはフッ化水素ナトリ
ウムを含む塩酸溶液を用いる必要がある。
圧延するときには、酸洗溶液としてはフッ化水素ナトリ
ウムを含む塩酸溶液を用いる必要がある。
【0017】このような処理により短時間でかつ完全に
表面酸化膜を除去することによって、電気めっきの密着
性劣化が防止でき、電気めっきを施したプレス加工性の
すぐれた高強度冷延鋼板が製造できるようになる。
表面酸化膜を除去することによって、電気めっきの密着
性劣化が防止でき、電気めっきを施したプレス加工性の
すぐれた高強度冷延鋼板が製造できるようになる。
【0018】Si、Al、Ti、Crの一種以上の合計
含有量を0.8%以上とした理由は、0.8%未満で
は、形成される酸化膜量が少なく通常のめっき設備に設
置されている脱脂・酸洗のめっき前処理工程においても
除去でき、めっき密着性の劣化は問題にならないことに
よる。
含有量を0.8%以上とした理由は、0.8%未満で
は、形成される酸化膜量が少なく通常のめっき設備に設
置されている脱脂・酸洗のめっき前処理工程においても
除去でき、めっき密着性の劣化は問題にならないことに
よる。
【0019】また、塩酸酸洗溶液中のフッ化水素ナトリ
ウムの濃度は0.1〜50g/lにすることが好まし
い。その理由は、0.1g/l未満では効果が小さく、
50g/l超では効果が限界に達し、不経済になること
による。
ウムの濃度は0.1〜50g/lにすることが好まし
い。その理由は、0.1g/l未満では効果が小さく、
50g/l超では効果が限界に達し、不経済になること
による。
【0020】以上のごとく、表面研磨、酸洗というめっ
き前処理を施した後に、めっきを行う。めっき種は特に
限定されない。
き前処理を施した後に、めっきを行う。めっき種は特に
限定されない。
【0021】本発明の研磨、酸洗処理は、電気めっき前
に施されればよく、特にライン構成を限定するものでは
ない。例えば連続焼鈍ラインの出側でも、電気めっきラ
インの入側でも、また別の独立したラインでもその効果
に変わりはない。
に施されればよく、特にライン構成を限定するものでは
ない。例えば連続焼鈍ラインの出側でも、電気めっきラ
インの入側でも、また別の独立したラインでもその効果
に変わりはない。
【0022】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0023】(実施例1)表1に示す成分組成の高強度
冷延鋼板をブライトロール圧延とダルロール圧延で製造
し、研削材として砥粒入りナイロンブラシロールを使用
し、これを周速1000m/minで回転させ、このロ
ールと鋼板との接触時間を変化させて表面酸化膜の除去
効率を比較した。さらに酸洗はフッ化水素ナトリウムを
含有するあるいは含有しない塩酸溶液を用い、酸洗時間
を変化させて表面酸化膜の除去効率を比較した。その
後、常法に従いZn−Ni合金電気めっきを目付量30
g/m 2 で施した。得られたZn−Ni合金電気めっき
のNi含有率は12.5%であった。
冷延鋼板をブライトロール圧延とダルロール圧延で製造
し、研削材として砥粒入りナイロンブラシロールを使用
し、これを周速1000m/minで回転させ、このロ
ールと鋼板との接触時間を変化させて表面酸化膜の除去
効率を比較した。さらに酸洗はフッ化水素ナトリウムを
含有するあるいは含有しない塩酸溶液を用い、酸洗時間
を変化させて表面酸化膜の除去効率を比較した。その
後、常法に従いZn−Ni合金電気めっきを目付量30
g/m 2 で施した。得られたZn−Ni合金電気めっき
のNi含有率は12.5%であった。
【0024】これらのめっき密着性をデュポン衝撃試験
機(試験条件は、1/4インチ、1kg×50cm)で
評価した。評価基準は次の通りである。 ○:めっき剥離なし △:めっき剥離がわずかに発生 ×:めっき剥離が多い
機(試験条件は、1/4インチ、1kg×50cm)で
評価した。評価基準は次の通りである。 ○:めっき剥離なし △:めっき剥離がわずかに発生 ×:めっき剥離が多い
【0025】表1の実施例からも明らかなように、本発
明によるブライトロール圧延材の研削効率は高く、かつ
フッ化水素ナトリウムを添加した10%HCl酸洗によ
ってより完全に表面酸化膜を除去することが可能にな
り、短時間処理でよりめっき密着性のすぐれた深絞り用
高強度電気めっき鋼板が製造できる。
明によるブライトロール圧延材の研削効率は高く、かつ
フッ化水素ナトリウムを添加した10%HCl酸洗によ
ってより完全に表面酸化膜を除去することが可能にな
り、短時間処理でよりめっき密着性のすぐれた深絞り用
高強度電気めっき鋼板が製造できる。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、熱処理工程で形成した
安定な表面酸化皮膜を機械的研磨と酸洗の組合せにより
経済的かつ効率よく除去するようにしたから、非常にめ
っき密着性のすぐれた加工性の良い高強度鋼板を製造す
ることができるようになった。
安定な表面酸化皮膜を機械的研磨と酸洗の組合せにより
経済的かつ効率よく除去するようにしたから、非常にめ
っき密着性のすぐれた加工性の良い高強度鋼板を製造す
ることができるようになった。
Claims (3)
- 【請求項1】Si、Al、Ti、Crのうち一種または
二種以上を合計で0.8wt%以上含有し、ブライトロー
ル圧延された冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき前処理とし
て表面研磨し、ひきつづき酸洗処理を施し、次いで電気
めっきを施すことを特徴とするめっき密着性に優れた電
気めっき鋼板の製造方法。 - 【請求項2】Si、Al、Ti、Crのうち一種または
二種以上を合計で0.8wt%以上含有し、冷延鋼板を焼
鈍処理後、めっき前処理として表面研磨し、ひきつづき
フッ化水素ナトリウムを含有する塩酸溶液で酸洗処理を
施し、次いで電気めっきを施すことを特徴とするめっき
密着性に優れた電気めっき鋼板の製造方法。 - 【請求項3】Si、Al、Ti、Crのうち一種または
二種以上を合計で0.8wt%以上含有し、ブライトロー
ル圧延された冷延鋼板を焼鈍処理後、めっき前処理とし
て表面研磨し、ひきつづきフッ化水素ナトリウムを含有
する塩酸溶液で酸洗処理を施し、次いで電気めっきを施
すことを特徴とするめっき密着性に優れた電気めっき鋼
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12591292A JPH05320981A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | めっき密着性に優れた電気めっき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12591292A JPH05320981A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | めっき密着性に優れた電気めっき鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05320981A true JPH05320981A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14921998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12591292A Withdrawn JPH05320981A (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | めっき密着性に優れた電気めっき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05320981A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005051632B4 (de) * | 2005-10-28 | 2009-02-19 | Enthone Inc., West Haven | Verfahren zum Beizen von nicht leitenden Substratoberflächen und zur Metallisierung von Kunststoffoberflächen |
JP2009052076A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Kobe Steel Ltd | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
WO2013154184A1 (ja) | 2012-04-13 | 2013-10-17 | 新日鐵住金株式会社 | 電気めっき用鋼板および電気めっき鋼板ならびにそれらの製造方法 |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP12591292A patent/JPH05320981A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005051632B4 (de) * | 2005-10-28 | 2009-02-19 | Enthone Inc., West Haven | Verfahren zum Beizen von nicht leitenden Substratoberflächen und zur Metallisierung von Kunststoffoberflächen |
US7578947B2 (en) | 2005-10-28 | 2009-08-25 | Enthone Inc. | Method for etching non-conductive substrate surfaces |
JP2009052076A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Kobe Steel Ltd | 接続部品用導電材料及びその製造方法 |
WO2013154184A1 (ja) | 2012-04-13 | 2013-10-17 | 新日鐵住金株式会社 | 電気めっき用鋼板および電気めっき鋼板ならびにそれらの製造方法 |
KR20140138930A (ko) | 2012-04-13 | 2014-12-04 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 전기 도금용 강판 및 전기 도금 강판, 및 그들의 제조 방법 |
US9758892B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-09-12 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Steel sheet for electroplating, electroplated steel sheet, and methods for producing the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |