JPH05320081A - ジフルオロシクロヘキサン誘導体 - Google Patents

ジフルオロシクロヘキサン誘導体

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JPH05320081A
JPH05320081A JP12876692A JP12876692A JPH05320081A JP H05320081 A JPH05320081 A JP H05320081A JP 12876692 A JP12876692 A JP 12876692A JP 12876692 A JP12876692 A JP 12876692A JP H05320081 A JPH05320081 A JP H05320081A
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JP
Japan
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trans
formula
liquid crystal
compound
difluoro
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Application number
JP12876692A
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English (en)
Inventor
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Shinji Ogawa
真治 小川
Kiyobumi Takeuchi
清文 竹内
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Tamejirou Hiyama
爲次郎 檜山
Tetsuo Kusumoto
哲生 楠本
Manabu Kuroboshi
学 黒星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1:C1〜C16のアルキル、アルコキシル、アルコキ
シアルキル、環A:ジフルオロシクロヘキサン、環B及
び環C:シクロヘキサン、ベンゼン、m及びn:0又は
1、X:F又はH、R2:F、Cl、CN、C1〜C16
アルキル、アルコキシル、アルコキシアルキル)で表わ
される化合物及びこれをを含有する液晶組成物。 【効果】 液晶相の上限温度が高く、弾性定数が小さい
ので、添加により母体液晶のしきい値電圧をあまり上昇
することなく、温度範囲を高温域に拡大できる。従っ
て、表示用液晶光スイッチング素子の構成材料として有
用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的液晶表示材料
として有用なジフルオロシクロヘキサン環を有する新規
化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いら
れるようになっている。液晶表示方式としては、その代
表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩
れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲス
ト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等が知
られているが、このうち現在最もよく用いられているの
はTN型およびSTN型である。また駆動方式としても
従来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一
般的になり、さらに単純マトリックス方式、最近ではア
クティブマトリックス方式が実用化されている。
【0003】これらに用いられる液晶材料としては、こ
れまでにも多数の化合物が合成され、知られている。し
かしながら、これらの表示方式や用途に応じた種々の要
求特性を、単独で満足するような化合物は知られておら
ず、その要求特性に応じて多数の化合物を混合し、液晶
組成物として用いられているのが実状である。そのた
め、ある特定の性質に優れた液晶化合物の開発は非常に
重要である。
【0004】液晶化合物は通常、その基本骨格として、
2個あるいは3個以上の環構造(ベンゼン環やその置換
体、シクロヘキサン環、あるいはピリジン環、ピリミジ
ン環、ジオキサン環等の複素環等)が、直結あるいは連
結基を介して結合した構造を有している。これらの環構
造のうち、シクロヘキサン環は低粘性の液晶化合物を得
やすいので、高速応答を必要とする液晶材料によく用い
られている。
【0005】一方、こうした環構造にハロゲン原子等の
側方置換基を導入し、液晶化合物の誘電率異方性(Δ
ε)、屈折率異方性(Δn)、弾性定数(K)等を調整
することも行われている。しかし、この側方置換基の導
入は主にベンゼン環等の芳香環に限られており、上記の
シクロヘキサン環への導入は生成物の化学的安定性が悪
い、あるいは合成が困難である等の理由によりほとんど
検討されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】液晶材料の種々の特性
のうち、液晶相の温度範囲およびしきい値電圧(Vth
は非常に重要な物性である。上記の各表示方式、駆動方
式のいずれにおいても、その温度範囲は広く、しきい値
電圧(Vth)は低いことが要求されている。通常、しき
い値電圧は式(1)
【0007】
【数1】
【0008】(式中、kは比例定数を表わす。)で表わ
されるが、この式からわかるように、しきい値電圧を低
くするためには弾性定数を小さくするか、あるいは誘電
率異方性を大きくする必要がある。ところが誘電率異方
性の大きい液晶化合物は粘性の大きい化合物が多く、高
速応答には適さないことが多く、また、高い比抵抗値が
得にくいためアクティブマトリックス駆動にも用いにく
い。そのため、このような目的に用いるためには弾性定
数の小さい化合物が必要である。
【0009】一方、液晶組成物の温度範囲を特に高温域
に広げるためには、液晶相の上限温度の高い3環あるい
は4環の化合物を添加する必要がある。しかしながら、
このように上限温度の高い化合物は弾性定数の大きいも
のが多く、添加するとしきい値電圧が高くなってしまう
傾向を有していた。そのため、誘電率異方性を大きくせ
ずに、液晶相の温度範囲が高温域まで広く、かつしきい
値電圧の低い液晶組成物を得ることはかなり困難であっ
た。
【0010】本発明が解決しようとする課題は、以上の
目的に応じ、液晶相の上限温度が高く、かつ弾性定数が
小さい化合物を提供し、またその化合物を含有し、温度
範囲が広く、かつしきい値電圧の低い液晶組成物を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0012】
【化2】
【0013】(式中、R1は炭素原子数1〜16のアル
キル基、アルコキシル基またはアルコキシアルキル基を
表わすが、好ましくは炭素原子数1〜8の直鎖状アルキ
ル基を表わし、環Aはトランス−2,2−ジフルオロ−
1,4−シクロヘキシレン基またはトランス−3,3−
ジフルオロ−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、環
Bおよび環Cはそれぞれ独立的に、トランス−1,4−
シクロヘキシレン基またはフッ素原子によって置換され
ていてもよい1,4−フェニレン基を表わすが、好まし
くはトランス−1,4−シクロヘキシレン基を表わし、
mおよびnはそれぞれ独立的に、0または1を表わす
が、ともに0を表わすことはなく、好ましくはm+n=
1であり、Xはフッ素原子または水素原子を表わし、R
2はフッ素原子、塩素原子、シアノ基、炭素原子数1〜
16のアルキル基、アルコキシル基またはアルコキシア
ルキル基を表わし、該基中における任意の水素原子はフ
ッ素原子により置換されていてもよく、好ましくは炭素
原子数1〜8の直鎖状アルキル基、アルコキシル基、あ
るいはトリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
基、フッ素原子を表わす。)で表わされるジフルオロシ
クロヘキサン誘導体を提供する。
【0014】本発明に係わる一般式(I)で表わされる
化合物は、対応するシクロヘキセン誘導体から、例え
ば、以下の製造方法に従って製造することができる。即
ち、一般式(IIa)
【0015】
【化3】
【0016】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされるシクロヘキセン誘導体を、ハイドロ
ボレーションにより、一般式(IIIa)
【0017】
【化4】
【0018】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされるシクロヘキサノール誘導体とする。
【0019】次に、これを酸化して、一般式(IVa)
【0020】
【化5】
【0021】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされるシクロヘキサノン誘導体とする。こ
れはシス体とトランス体の混合物であるので、必要に応
じて分離あるいは塩基性条件下によるトランス体への異
性化をおこなう。
【0022】次に、これをジエチルアミノ三フッ化硫黄
(DAST)等のフッ素化剤でフッ素化することによ
り、一般式(I)で表わされる化合物のうち一般式(I
a)
【0023】
【化6】
【0024】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされるジフルオロシクロヘキサン誘導体を
得ることができる。
【0025】この一般式(IVa)のシクロヘキサノン
誘導体のフッ素化は化合物によっては、反応が非常に遅
かったり、あるいは進行しない場合がある。その場合に
はジチオールを用いて一般式(Va)
【0026】
【化7】
【0027】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わし、
lは2または3を表わす。)で表わされるチオケタール
誘導体とし、これをN−ヨードコハク酸イミド(NI
S)等の酸化剤存在下に、ピリジン−フッ化水素錯体等
のフッ素化剤と反応させることにより、一般式(Ia)
のジフルオロシクロヘキサン誘導体を得ることができ
る。
【0028】この時、R2がアルコキシル基の場合には
そのオルト位がヨウ素化等ハロゲン化される場合がある
が、その場合にはアルキルリチウムでリチウム化し、次
いで水と反応させることにより脱ハロゲン化して、一般
式(Ia)のジフルオロシクロヘキサン誘導体とするこ
とができる。
【0029】一般式(I)で表わされる化合物のうち、
一般式(Ib)
【0030】
【化8】
【0031】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされるジフルオロシクロヘキサン誘導体
は、一般式(IIb)
【0032】
【化9】
【0033】(式中、R1、環B、環C、m、n、Xお
よびR2は一般式(I)におけると同じ意味を表わ
す。)で表わされるシクロヘキセン誘導体から、一般式
(Ia)の場合と全く同様にして得ることができる斯く
して製造される一般式(I)で表わされる化合物の代表
的なものの例を下記第1表に掲げる。
【0034】
【表1】
【0035】(表中、Crは結晶相を、Nはネマチック
相を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。また、化合
物の生成比は重量比を表わす。以下同様。)本発明に係
わる一般式(I)で表わされる化合物は、例えば、正ま
たは負の誘電率異方性を有する他のネマチック液晶化合
物との混合物の状態で、特にTN型あるいはSTN型と
いった電界効果型表示セルの材料として、組成物のしき
い値電圧を低下する目的に使用することができる。
【0036】このように、一般式(I)で表わされる化
合物と混合して使用することのできる液晶化合物の好ま
しい代表例としては、例えば、4−置換安息香酸4−置
換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボン
酸4−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサン
カルボン酸4′−置換ビフェニルエステル、4−(4−
置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4−置
換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキシル)
安息香酸4−置換フェニルエステル、4−(4−置換シ
クロヘキシル)安息香酸4−置換シクロヘキシルエステ
ル、4,4’−置換ビフェニル、1−(4−置換フェニ
ル)−4−置換シクロヘキサン、4,4”−置換ターフ
ェニル、1−(4’−置換ビフェニリル)−4−置換シ
クロヘキサン、2−(4−置換フェニル)−5−置換ピ
リミジン、2−(4’−置換ビフェニリル)−5−置換
ピリミジンなどを挙げることができる。
【0037】一般式(I)の化合物の効果は以下のこと
からも明らかである。ネマチック液晶材料として現在汎
用されているフェニルシクロヘキサン系の母体液晶
(A)
【0038】
【化10】
【0039】(シクロヘキサン環はトランス配置を表わ
し、「%」は「重量%」を意味する。)を調製したとこ
ろ、54.5℃以下でネマチック相を示し、その誘電率
異方性(Δε)は6.7であり、屈折率異方性(Δn)
は0.092であり、これを用いて作製したTNセルの
しきい値電圧(Vth)1.60Vであった。
【0040】この母体液晶(A)80重量%およびN
o.1およびNo.2の化合物の約1:2混合物20重
量%からなる液晶組成物(M−1)を調製した。この液
晶組成物(M−1)のネマチック相の上限温度は69.
8℃と上昇した。そのΔεは6.1とやや小さくなり、
Δnは0.098とやや大きくなった。この液晶組成物
を用いて同様にTNセルを作製し、そのVthを測定した
ところ、Δεが減少しているにもかかわらず、1.82
Vとその上昇をわずかに抑えることができた。これはN
o.1およびNo.2の化合物の弾性定数(K)が、3
環化合物としては非常に低いことを示している。実際に
測定した弾性定数は、K11が8.5であり、K33が1
8.1であった。
【0041】これに対し、No.1の化合物に代えて、
これまで同様の目的に用いられてきた化合物である式
(R−1)
【0042】
【化11】
【0043】の化合物20重量%および母体液晶(A)
80重量%からなる液晶組成物(N−1)は、ネマチッ
ク相の上限温度は76.2℃と液晶組成物(M−1)に
比べてやや高くなったが、そのΔεは6.1であり、Δ
nは0.100といずれも液晶組成物(M−1)とあま
り変わらなかった。しかしながら、同様にしてTNセル
を作製し、そのVthを測定したところ、Δεが液晶組成
物(M−1)と同程度であるにもかかわらず、1.99
Vとかなり高くなった。この弾性定数を測定したとこ
ろ、K11が10.1であり、K33が19.3といずれも
液晶組成物(M−1)に比べて大きいことが確認され
た。
【0044】以上の結果から、本発明の一般式(I)で
表わされる化合物は高い温度までネマチック液晶相を示
し、しかも3環化合物としてはその弾性定数が小さいの
で、母体液晶(A)に少量添加することにより、しきい
値電圧(Vth)をあまり高くすることなく、その液晶温
度範囲を高温域に拡大できることが明らかである。
【0045】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0046】なお、相転移温度の測定は温度調節ステー
ジを備えた偏光顕微鏡および示差走査熱量計(DSC)
を併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴ス
ペクトル(1H−NMRおよび19F−NMR)、赤外共
鳴スペクトル(IR)、質量スペクトル(MS)等によ
り確認した。IRにおける(neat)は液膜による測
定を、(KBr)は錠剤成形による測定を表わす。NM
RにおけるCDCl3は溶媒を表わし、sは1重線、d
は2重線、tは3重線、qは4重線、sextetは6
重線、mは多重線を表わし、また、例えば、dtは2重
の3重線を表わし、broadは幅広い吸収を表わす。
また、化学シフト値はテトラメチルシラン(1H−NM
R)およびフルオロトリクロロメタン(19F−NMR)
を内部標準に用い、低磁場側を正値としてppm単位で
記述した。MSにおけるM+は親ピークを表わし、()
内の数値は各ピークの相対強度を表わす。
【0047】(実施例1) トランス−2,2−ジフル
オロ−1−[トランス−4−(4−メトキシフェニル)
シクロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキサン(N
o.1の化合物)およびトランス−2,2−ジフルオロ
−1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−4
−(4−メトキシフェニル)シクロヘキサン(No.2
の化合物)の合成
【0048】(1−a) 2−[トランス−4−(4−
メトキシフェニル)シクロヘキシル]−5−プロピルシ
クロヘキサノールおよび2−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)−5−(4−メトキシフェニル)シク
ロヘキサノールの合成
【0049】
【化12】
【0050】1−[トランス−4−(4−メトキシフェ
ニル)シクロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキセン
および1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)
−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキセンの4:
6混合物15.0g(48ミリモル)のテトラヒドロフ
ラン(THF)100ml溶液に、ボラン・ジメチルス
ルフィド錯体の2MTHF溶液24ml(48ミリモ
ル)を室温で加え、2時間攪拌した。反応液を0℃に冷
却し、3M水酸化ナトリウム水溶液50mlを加え、5
分間攪拌した後、35%過酸化水素水10.9gを加え
た。徐々に室温まで昇温し、1時間後、炭酸水素ナトリ
ウム−亜硫酸水素ナトリウム混合水溶液にあけ、反応生
成物をトルエン200mlで3回抽出した。有機相を無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーを用いて精製して、2−[ト
ランス−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキシ
ル]−5−プロピルシクロヘキサノールおよび2−(ト
ランス−4−プロピルシクロヘキシル)−5−(4−メ
トキシフェニル)シクロヘキサノールの約2:3混合物
15.6g(47ミリモル)を得た。(収率98%) IR(neat):3350,2920,2850,1
740,1610,1580,1442,1366,1
300,1280,1245,1175,1100,1
020,978,920,900,823,755,5
40cm-1 1 H−NMR(CDCl3):δ=0.88(t,J=5
Hz,6H),1.1〜2.5(m,24H),3.7
0(s,3H),4.12(q,J=8Hz,1H),
6.80(d,J=9Hz,2H),7.15(d,J
=9Hz,2H)
【0051】(1−b) 2−[トランス−4−(4−
メトキシフェニル)シクロヘキシル]−5−プロピルシ
クロヘキサノンおよび2−(トランス−4−プロピルシ
クロヘキシル)−5−(4−メトキシフェニル)シクロ
ヘキサノンの合成
【0052】
【化13】
【0053】クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)1
4.64g(67.89ミリモル)とシリカゲル15g
のジクロロメタン90ml懸濁液に、上記(1−a)で
得られた2−[トランス−4−(4−メトキシフェニ
ル)シクロヘキシル]−5−プロピルシクロヘキサノー
ルおよび2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシ
ル)−5−(4−メトキシフェニル)シクロヘキサノー
ルの約2:3混合物14.96g(45.26ミリモ
ル)のジクロロメタン30ml溶液を室温で加え、3時
間攪拌した。反応液にトルエン80mlを加え、セライ
ト濾過し、濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーを用いて精製して、トランス−2−[トランス−
4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキシル]−5−
プロピルシクロヘキサノンおよびトランス−2−(トラ
ンス−4−プロピルシクロヘキシル)−5−(4−メト
キシフェニル)シクロヘキサノンの約2:3混合物6.
88gおよび、シス−2−[トランス−4−(4−メト
キシフェニル)シクロヘキシル]−5−プロピルシクロ
ヘキサノンおよびシス−2−(トランス−4−プロピル
シクロヘキシル)−5−(4−メトキシフェニル)シク
ロヘキサノンの約2:3混合物7.08gを得た。(収
率、トランス体、シス体合わせて94%)
【0054】(1−c) 2−[トランス−4−(4−
メトキシフェニル)シクロヘキシル]−5−プロピルシ
クロヘキサノンおよび2−(トランス−4−プロピルシ
クロヘキシル)−5−(4−メトキシフェニル)シクロ
ヘキサノンの異性化 上記(1−b)で得られたシス−2−[トランス−4−
(4−メトキシフェニル)シクロヘキシル]−5−プロ
ピルシクロヘキサノンおよびシス−2−(トランス−4
−プロピルシクロヘキシル)−5−(4−メトキシフェ
ニル)シクロヘキサノンの約2:3混合物7.08g
(21.55ミリモル)のメタノール22ml溶液に炭
酸カリウム328mg(2.4ミリモル)を加え、室温
で5時間攪拌した。反応混合物を塩化アンモニウム水溶
液にあけ、トルエン50mlで3回抽出した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、濾過、濃縮した後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィーを用いて精製して、トランス
−2−[トランス−4−(4−メトキシフェニル)シク
ロヘキシル]−5−プロピルシクロヘキサノンおよびト
ランス−2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシ
ル)−5−(4−メトキシフェニル)シクロヘキサノン
の約2:3混合物5.73gを得た。(収率81%) IR(KBr):2950,2920,2840,17
10,1610,1515,1440,1370,13
00,1285,1255,1238,1185,11
70,1105,1036,978,822cm-1 1 H−NMR(CDCl3):δ=0.90(t,J=5
Hz,3H),1.1〜2.5(m,22H),3.7
6(s,3H),6.82(d,J=9Hz,2H),
7.18(d,J=9Hz,2H)
【0055】(1−d) 1,4−ジチア−6−[トラ
ンス−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキシル]
−9−プロピルスピロ[4,5]デカンおよび1,4−
ジチア−6−(トランス−4−プロピルシクロヘキシ
ル)−9−(4−メトキシフェニル)スピロ[4,5]
デカンの合成
【0056】
【化14】
【0057】上記(1−c)で得られたトランス−2−
[トランス−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキ
シル]−5−プロピルシクロヘキサノンおよびトランス
−2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−5
−(4−メトキシフェニル)シクロヘキサノンの約2:
3混合物1.0g(3.0ミリモル)、1,2−エタン
ジチオール1mlのジクロロメタン20ml溶液に室温
で三フッ化ホウ素酢酸錯体0.75mlを加え、1時間
攪拌した。反応混合物をヘキサン50mlに希釈し、炭
酸水素ナトリウム飽和水溶液10mlで2回、10%水
酸化ナトリウム水溶液10mlで2回、飽和食塩水10
mlで2回洗浄した。有機層を濃縮し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーを用いて精製し、1,4−
ジチア−6−[トランス−4−(4−メトキシフェニ
ル)シクロヘキシル]−9−プロピルスピロ[4,5]
デカンおよび1,4−ジチア−6−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−9−(4−メトキシフェニ
ル)スピロ[4,5]デカンの約1:2混合物1.06
g(2.62ミリモル,収率81%)を得た。 IR(KBr): 2950,2915,2850,1
608,1580,1512,1440,1280,1
243,1178,1032,980,824cm-1 1 H−NMR(CDCl3):δ=0.87and0.8
8(both t,J=7Hz,total 3H),
1.1〜2.5(m,24H),3.2〜3.4(m,
4H),3.78(s,3H),6.83(d,J=8
Hz,2H),7.13(d,J=8Hz,2H)
【0058】(1−e) トランス−2,2−ジフルオ
ロ−1−[トランス−4−(3−ヨード−4−メトキシ
フェニル)シクロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキ
サンおよびトランス−2,2−ジフルオロ−1−(トラ
ンス−4−プロピルシクロヘキシル)−4−(3−ヨー
ド−4−メトキシフェニル)シクロヘキサンの合成
【0059】
【化15】
【0060】上記(1−d)で得られた1,4−ジチア
−6−[トランス−4−(4−メトキシフェニル)シク
ロヘキシル]−9−プロピルスピロ[4,5]デカンお
よび1,4−ジチア−6−(トランス−4−プロピルシ
クロヘキシル)−9−(4−メトキシフェニル)スピロ
[4,5]デカンの約1:2混合物1.09g(2.7
0ミリモル)のジクロロメタン10ml溶液に−78℃
でフッ化水素ピリジン錯体3mlを加え、さらにN−ヨ
ードコハク酸イミド3.0gを加え、0℃に昇温し、1
時間攪拌した。反応混合物を炭酸水素ナトリウム−亜硫
酸水素ナトリウム混合溶液にあけ、ジエチルエーテルで
抽出した。有機層を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーを用いて精製し、トランス−2,2−
ジフルオロ−1−[トランス−4−(3−ヨード−4−
メトキシフェニル)シクロヘキシル]−4−プロピルシ
クロヘキサンおよびトランス−2,2−ジフルオロ−1
−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−4−
(3−ヨード−4−メトキシフェニル)シクロヘキサン
の約1:2混合物985mg(2.07ミリモル,収率
77%)を得た。 IR(KBr): 2950,2928,2850,1
600,1492,1461,1441,1403,1
390,1318,1280,1251,1175,1
018,990,938,812,762,736,7
15cm-1 1 H−NMR(CDCl3):δ=0.88and0.9
0(both t,J=7Hz,total 3H),
1.1〜2.5(m,total 22H),3.84
and3.85(both s,total 3H),
6.74and6.75(both d,J=8Hz,
total 1H),7.12and7.13(bot
h d,J=8Hz,total 1H),7.60a
nd7.61(both s,total 1H)19 F−NMR(CDCl31H−decouple
d):δ=−110.4(d,J=235Hz,1
F),−94.2(d,J=235Hz,1F) fo
rthe major isomer;−110.8
(d,J=236Hz,1F),−94.6(d,J=
236Hz,1F) for the minoris
omer.
【0061】(1−f) トランス−2,2−ジフルオ
ロ−1−[トランス−4−(4−メトキシフェニル)シ
クロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキサンおよびト
ランス−2,2−ジフルオロ−1−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−4−(4−メトキシフェニ
ル)シクロヘキサンの合成
【0062】
【化16】
【0063】上記(1−e)で得られたトランス−2,
2−ジフルオロ−1−[トランス−4−(3−ヨード−
4−メトキシフェニル)シクロヘキシル]−4−プロピ
ルシクロヘキサンおよびトランス−2,2−ジフルオロ
−1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−4
−(3−ヨード−4−メトキシフェニル)シクロヘキサ
ンの約1:2混合物985mg(2.07ミリモル)の
THF10ml溶液に−78℃でn−ブチルリチウム
1.66Mヘキサン溶液2mlを加え、0.5時間攪拌
した。反応混合物を塩化アンモニウム飽和水溶液にあ
け、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、残
渣を分取用シリカゲル薄層クロマトグラフィーを用いて
精製し、トランス−2,2−ジフルオロ−1−[トラン
ス−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキシル]−
4−プロピルシクロヘキサンおよびトランス−2,2−
ジフルオロ−1−(トランス−4−プロピルシクロヘキ
シル)−4−(4−メトキシフェニル)シクロヘキサン
の34:66混合物598mg(1.7ミリモル,収率
82%)を得た。 白色結晶 相転移温度:35〜43℃(Cr→N)、174℃(N
−I) IR(KBr): 2950,2924,2850,1
608,1580,1510,1461,1445,1
371,1317,1300,1281,1241,1
175,1150,1124,1108,1070,1
034,990,940,822,763cm-1 1 H−NMR(CDCl3):δ=0.89and0.9
0(both t,J=7Hz,total 3H),
1.1〜2.4(m,total 22H),3.79
and3.80(both s,total 3H),
6.83and6.84(both d,J=9Hz,
total 2H),7.12and7.13(bot
h d,J=9Hz,total 2H)19 F−NMR(CDCl31H−decouple
d):δ=−110.4(d,J=235Hz,1
F),−94.3(d,J=235Hz,1F) fo
rthe major isomer;−110.8
(d,J=236Hz,1F),−94.5(d,J=
236Hz,1F) for the minoris
omer. MS:m/z=353(M++3,3),352(M+
2,15),351(M ++1,41),148(2
1),147(100)
【0064】(実施例2) トランス−2,2−ジフル
オロ−1−[トランス−4−(3,4−ジフルオロフェ
ニル)シクロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキサン
(No.3の化合物)およびトランス−2,2−ジフル
オロ−1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)
−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキサン
(No.4の化合物)の合成
【0065】(2−a) トランス−2−[トランス−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキシル]
−5−プロピルシクロヘキサノンおよびトランス−2−
(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−5−
(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキサノンの合
【0066】
【化17】
【0067】1−[トランス−4−(3,4−ジフルオ
ロフェニル)シクロヘキシル]−4−プロピルシクロヘ
キセンおよび1−(トランス−4−プロピルシクロヘキ
シル)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘ
キセンの約4:6混合物を用いて、上記(1−a)〜
(1−c)と同様にして、トランス−2−[トランス−
4−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキシル]
−5−プロピルシクロヘキサノンおよびトランス−2−
(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−5−
(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキサノンの4
3:57混合物を得た。
【0068】(2−b) トランス−2,2−ジフルオ
ロ−1−[トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)シクロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキサンお
よびトランス−2,2−ジフルオロ−1−(トランス−
4−プロピルシクロヘキシル)−4−(3,4−ジフル
オロフェニル)シクロヘキサンの合成
【0069】
【化18】
【0070】上記(2−a)で得られたトランス−2−
[トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シク
ロヘキシル]−5−プロピルシクロヘキサノンおよびト
ランス−2−(トランス−4−プロピルシクロヘキシ
ル)−5−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロヘキ
サノンの43:57混合物を、前記(1−d)〜(1−
e)と同様にして、トランス−2,2−ジフルオロ−1
−[トランス−4−(3,4−ジフルオロフェニル)シ
クロヘキシル]−4−プロピルシクロヘキサンおよびト
ランス−2,2−ジフルオロ−1−(トランス−4−プ
ロピルシクロヘキシル)−4−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)シクロヘキサンの19:81混合物を得た。さ
らにエタノールから再結晶して精製したところその組成
比は7:93であった。 白色結晶 相転移温度:44℃(Cr→N)、88.4℃(N−
I) IR:2960,2920,2870,2850,16
00,1515,1445,1430,1275,12
05,1170,1135,1110,1030,94
5,870,815,775cm-1 1 H−NMR:0.89(t,3H),1.2〜2.7
(m,22H),6.9〜7.3(m,3H) MS:m/e=356(M+
【0071】(実施例3) 液晶組成物の調製 以下の組成からなるフェニルシクロヘキサン系の母体液
晶(A)
【0072】
【化19】
【0073】(シクロヘキサン環はトランス配置を表わ
し、「%」は「重量%」を意味する。)を調製したとこ
ろ、54.5℃以下でネマチック(N)相を示した。そ
の物性値およびこれを用いて作製したTNセルのしきい
値電圧(Vth)は以下の通りであった。
【0074】 誘電率異方性(Δε) 6.7 屈折率異方性(Δn) 0.092 しきい値電圧(Vth) 1.60V この母体液晶(A)80%および実施例1で得られたN
o.1およびNo.2の化合物の約2:1混合物20%
からなる液晶組成物(M−1)を調製した。この液晶組
成物(M−1)のN相の上限温度(TN-I)およびその
物性値は以下の通りであった。
【0075】 N相の上限温度(TN-I) 69.8℃ 誘電率異方性(Δε) 6.1 屈折率異方性(Δn) 0.098 しきい値電圧(Vth) 1.82V このように、ネマチック相の上限温度が15度も上昇し
ているにもかかわらず、そのしきい値電圧はほとんど上
昇していない。誘電率異方性(Δε)はわずかながら小
さくなっており、前述の式(1)から考えて、No.1
およびNo.2の化合物の弾性定数(K)が非常に低い
ことを示している。実際に液晶組成物(M−1)の弾性
定数を測定したところ、K11は8.5、K33は18.1
であった。
【0076】(比較例1)実施例3においてNo.1の
化合物に代えて、これまで同様の目的に用いられてきた
化合物である式(R−1)
【0077】
【化20】
【0078】の化合物20%および母体液晶(A)80
%からなる液晶組成物(N−1)を調製した。この液晶
組成物(N−1)のN相の上限温度(TN-I)およびそ
の物性値は以下の通りであった。
【0079】 N相の上限温度(TN-I) 76.2℃ 誘電率異方性(Δε) 6.1 屈折率異方性(Δn) 0.100 しきい値電圧(Vth) 1.99V このように、N相の上限温度は76.2℃と液晶組成物
(M−1)に比べてわずかに高くなったものの、そのし
きい値電圧(Vth)は液晶組成物(M−1)に比べると
かなり高い値となった。液晶組成物(N−1)の誘電率
異方性(Δε)は(M−1)とほとんど変わらないの
で、前述の式(1)から、式(R−1)の化合物の弾性
定数はNo.1およびNo.2の化合物に比べるとかな
り大きいと考えられる。実際に液晶組成物(N−1)の
弾性定数を測定したところ、K11は10.1、K33は1
9.3と(M−1)に比べてかなり大きかった。
【0080】この結果から一般式(I)の化合物は、弾
性定数が小さく、母体液晶に少量添加することにより、
母体液晶のしきい値電圧(Vth)をあまり上昇させるこ
となく、そのネマチック液晶相の上限温度を高くできる
効果を有することが明らかである。
【0081】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる化合
物は高い温度まで液晶相を示し、ネマチック液晶として
現在汎用されている母体液晶との相溶性に優れているの
で、液晶組成物に少量添加することにより、そのネマチ
ック相の温度範囲を高温域に拡大し、しかもその誘電率
異方性(Δε)はむしろやや小さくなるにもかかわら
ず、しきい値電圧(Vth)をあまり高くしないことが可
能であるので、各種液晶表示素子の材料として適してい
る。
【0082】また一般式(I)の化合物は、実施例に示
したように工業的にも容易に製造でき、熱、光、水等に
対し、化学的に安定であるので、各種液晶表示素子の材
料として、非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高津 晴義 東京都小平市仲町500−14 (72)発明者 檜山 爲次郎 神奈川県相模原市上鶴間4−29−3−101 (72)発明者 楠本 哲生 神奈川県相模原市南台1−9−2−102 (72)発明者 黒星 学 神奈川県相模原市西大沼4−4−1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数1〜16のアルキル基、アル
    コキシル基またはアルコキシアルキル基を表わし、環A
    はトランス−2,2−ジフルオロ−1,4−シクロヘキ
    シレン基またはトランス−3,3−ジフルオロ−1,4
    −シクロヘキシレン基を表わし、環Bおよび環Cはそれ
    ぞれ独立的に、トランス−1,4−シクロヘキシレン基
    またはフッ素原子によって置換されていてもよい1,4
    −フェニレン基を表わし、mおよびnはそれぞれ独立的
    に、0または1を表わすが、ともに0を表わすことはな
    く、Xはフッ素原子または水素原子を表わし、R2はフ
    ッ素原子、塩素原子、シアノ基、炭素原子数1〜16の
    アルキル基、アルコキシル基またはアルコキシアルキル
    基を表わし、該基中における任意の水素原子はフッ素原
    子によって置換されていてもよい。)で表わされる化合
    物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(I)で表わされ
    る化合物を含有する液晶組成物。
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JP4890648B1 (ja) * 2011-01-29 2012-03-07 株式会社 Chiracol シクロヘキサン化合物を含有した液晶組成物及び液晶表示素子
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