JPH0531859U - ワイドベルトサンダー機 - Google Patents
ワイドベルトサンダー機Info
- Publication number
- JPH0531859U JPH0531859U JP8903291U JP8903291U JPH0531859U JP H0531859 U JPH0531859 U JP H0531859U JP 8903291 U JP8903291 U JP 8903291U JP 8903291 U JP8903291 U JP 8903291U JP H0531859 U JPH0531859 U JP H0531859U
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- roll
- frame
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- sanding
- tilting frame
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 前部ロールと後部ロールの高さ調整を簡易に
施し得るワイドベルトサンダー機の提供を目的とする。 【構成】 サンディングフレーム7に前部ロール10,
後部ロール11,踏圧パッド装置12を装架した傾動フ
レーム9を、円弧状案内溝21,21と円弧状突縁2
4,24との組み合わせにより所望位置に回動可能とし
たから、その回動位置調整のみにより前部ロール10,
後部ロール11,踏圧パッド装置12のうちいずれかを
随意に最下位置に設定できて、種々の研削態様の選択
や、無端サンディングベルト6の厚み変化に伴う調整を
容易とでき、しかもその調整制御を単に傾動フレーム9
の回動のみによって簡易に施すことができる。
施し得るワイドベルトサンダー機の提供を目的とする。 【構成】 サンディングフレーム7に前部ロール10,
後部ロール11,踏圧パッド装置12を装架した傾動フ
レーム9を、円弧状案内溝21,21と円弧状突縁2
4,24との組み合わせにより所望位置に回動可能とし
たから、その回動位置調整のみにより前部ロール10,
後部ロール11,踏圧パッド装置12のうちいずれかを
随意に最下位置に設定できて、種々の研削態様の選択
や、無端サンディングベルト6の厚み変化に伴う調整を
容易とでき、しかもその調整制御を単に傾動フレーム9
の回動のみによって簡易に施すことができる。
Description
【0001】
本考案は、木材等の研削研磨に適用するワイドベルトサンダー機に関し、詳し くは、前部ロールと後部ロールの高さを踏圧パッドに対して変更可能として、種 々の研削研磨態様を生じ得るワイドベルトサンダー機に関する。
【0002】
実開昭60-53453号に開示されているように、前部ロールと、後部ロールのうち 、一方をゴムロールとし、他方を金属ロールとして両ロールを昇降可能とし、そ の一方のみ選択的に送材装置側に近付けて無端サンディングベルトを介して加工 材に圧接して研削研磨するようにしたり、または前部ロールと後部ロール間の踏 圧パッドを最下位置に選定してパッド研磨を施すことを可能とし、このロールの 昇降選択により軽研削研磨又は重研削等の複数態様の研削研磨加工を可能とした 構成が提案された。
【0003】 また、無端サンディングベルトには、紙,布等の薄厚ベルトx等が適用される ほか、被研削面の艶出し,仕上の向上,また塗料面をさらに美麗とするために、 不織布ベルトが適用されるようになってきた。この不織布ベルトは5〜10mm の肉厚があり、薄厚ベルト用として各部材が位置調整されているワイドベルトサ ンダー機に、そのまま不織布ベルトを使用すると、その不織布ベルトの研削端が 、走材通路側に突出することとなる。そこで、この厚さの異なるベルトを同一の 基台で適用可能とするために、特願昭60-222301 号に開示されているように、ロ ールの高さ調整を可能とする構成が提案された。
【0004】 このように、前部ロールと、後部ロールの高さ調整を夫々別個に施し得るもの は、研削態様の変更、ベルトの厚み変更等に対応するものとして、その要求が高 まってきている。
【0005】
上述のように前部ロールと、後部ロールの高さ調整を夫々別個に施し得るもの は、種々提案されているが、いずれも各ロール毎に高さを調整する必要があり、 調整が面倒であるという欠点があった。 本考案は、前部ロールと後部ロールの高さ調整を簡易に施し得るワイドベルト サンダー機の提供を目的とするものである。
【0006】
本考案は、前部ロールと後部ロールと踏圧パッドとを傾動フレームに装架し、 該傾動フレームとサンディングフレームの一方に円弧状案内溝を、他方に該案内 溝に嵌着して摺動する円弧状突縁とを設けて、傾動フレームを前記サンディング フレームに回動可能に垂持したことを特徴とするものである。
【0007】
サンディングフレームに対して傾動フレームを円弧状案内溝と円弧状突縁との 案内作用により、該円弧中心を回動支点として傾動させると、前部ロールと後部 ロールと踏圧パッドとの高さ位置が変わってくる。このため、前部ロールと後部 ロール間の踏圧パッドが最下位置となる定常位置にあっては踏圧パッドの踏圧力 が加工材に作用するパッド研削研磨を施すことができ、傾動フレームを左右いず れかに傾斜させれば、前部ロールまたは後部ロールの下縁が最下位置となるロー ル研削を施すことができる。
【0008】
添付図面について本考案の一実施例を説明する。 図1は、本考案のワイドベルトサンダー機の概要を示し、本体フレーム1の下 部には走行ロール2,3間に送材ベルト4を掛渡してなる送材装置5が設けられ ている。また送材装置5の上部位置で、本体フレーム1にはサンディングフレー ム7が設けられている。
【0009】 前記サンディングフレーム7の上端には、舵取ローラ8が、またその下端には 後述する傾動フレーム9が傾動可能に支持され、さらに該傾動フレーム9の前位 置には大径の前部ロール(駆動ロール)10が、後位置には後部ロール(従動ロ ール)11が配設され、このベルト走行ロール群8,10,11で駆動機構を構 成している。また前記前部ロール10は図2で示すようにその軸端に設けたプー リ15に駆動ベルト16を掛渡して、駆動力を付与するようにしている。さらに 傾動フレーム9のロール10,11間には踏圧パッド装置12が嵌装され、各ロ ール及び踏圧パッド装置12のパッド面13に無端サンディングベルト6が緊張 状に掛渡され、前記送材装置5と踏圧パッド装置12間で送材通路14を形成し ている。その他、前記サンディングフレーム7の前後の送材通路上部には弾機1 5により送材装置5側に押圧される複数の押圧ロール17が設けられている。
【0010】 前記傾動フレーム9は、サンディングフレーム7に対して回動可能に垂持され ており、その詳細な構成を図2に従って説明する。 前記サンディングフレーム7の下端には装着孔部20が形成され、該装着孔部 20内の前後内壁には円弧状案内溝21,21が対向状に形成されている。そし て前記傾動フレーム9の嵌装上部22の上端に固着した円弧状垂持板23の両端 の円弧状突縁24,24を前記円弧状案内溝21,21に嵌装し、該傾動フレー ム9を前記円弧状案内溝21,21に沿って、その円弧中心を支点として回動可 能に垂持している。さらに前記垂持板23の中央部には円弧状ラック26が固着 され、装着孔部20内で軸受28,28により支持された可逆制御モータMの駆 動軸29に固着されたピニオン30を、前記ラック26に係合するようにしてい る。尚、前記ピニオン30にはその上縁でストッパー32が嵌装して、その回動 を阻止するようにしている。このストッパー32はサンディングフレーム7の摺 動孔34に挿通された保持杆35の先端に固定されており、前記保持杆35の先 端に設けた把持部37を引張することにより、摺動欠部38を移動して後方退避 を可能としている。またこの保持杆35は、摺動孔34に対向して設けた節度球 40が発条41の作用により、保持杆35に形成した係止溝42a,42bのい ずれかに当接することにより二位置に選択的に保持される。図2の位置では節度 球40が係止溝42a内に弾接することにより固定位置に保持している。
【0011】 かかる構成にあって、前記把持部37を引張してストッパー32を退避させ、 ピニオン30を回動可能とした状態で、可逆制御モータMを駆動すると、前記ピ ニオン30が回転してラック26が円弧状案内溝21,21に沿って送り出され 、これにより傾動フレーム9は該円弧状案内溝21,21の円弧中心を支点とし て左右いずれの方向へも回動可能となる。
【0012】 そして傾動フレーム9の定常位置では、前記踏圧パッド装置12は図1の中心 位置に位置決められて、その踏圧力が無端サンディングベルト6の内面に作用し 、加工材は該踏圧パッド装置12によって研削研磨される。一方、可逆制御モー タMを駆動して傾動フレーム9を図1の時計方向へ回動させると、前記前部ロー ル10の下縁が踏圧パッド装置12の踏圧面よりも下位置となり、無端サンディ ングベルト6は前部ロール10の下縁で加工材に押付けられ、重研削研磨が施さ れる。同様に、傾動フレーム9を図1の反時計方向へ回動させると、後部ロール 11の下縁が踏圧パッド装置12よりも下となり、該後部ロール11により無端 サンディングベルト6は加工材に圧接することとなる。
【0013】 このため例えば前部ロール10と後部ロール11とを、一方をゴムロールとし 、他方を金属ロールとする等により、異なった態様のロール研削が可能となり、 かつ踏圧パッド装置12によるパッド研削研磨も可能となるから、三種類の研削 研磨態様を可逆制御モータMの駆動制御によってのみ施すことができることとな る。また無端サンディングベルト6の材質を変えて、その厚み変化に伴う研削高 さ位置を調整する場合にも可逆制御モータMの駆動制御により簡易に対応できる こととなる。
【0014】
本考案は、上述したようにサンディングフレーム7に前部ロール10,後部ロ ール11,踏圧パッド装置12を装架した傾動フレーム9を、円弧状案内溝21 ,21と円弧状突縁24,24との組み合わせにより所望位置に回動可能とした から、その回動位置調整のみにより前部ロール10,後部ロール11,踏圧パッ ド装置12のうちいずれかを随意に最下位置に設定できて、種々の研削態様の選 択や、無端サンディングベルト6の厚み変化に伴う調整を容易とでき、しかもそ の調整制御を単に傾動フレーム9の回動のみによって簡易に施すことができる等 の優れた効果がある。
【図1】本考案に係るワイドベルトサンダー機の概要正
面図である。
面図である。
【図2】要部の縦断側面図である。
6 無端サンディングベルト 7 サンディングフレーム 9 傾動フレーム 10 前部ロール 11 後部ロール 12 踏圧パッド装置 21,21 円弧状案内溝 24,24 円弧状突縁 26 ラック 30 ピニオン M 可逆制御モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 サンディングフレームに設けた複数のベ
ルト走行ロール群に無端サンディングベルトを掛渡し、
前記ベルト走行ロール群の送材通路側に配置された前部
ロールと後部ロール間に踏圧パッドを配置して、該踏圧
パッドを前記ベルトの内面に接触させてなるワイドベル
トサンダー機において、 前部ロールと後部ロールと踏圧パッドとを傾動フレーム
に装架し、該傾動フレームとサンディングフレームの一
方に円弧状案内溝を、他方に該案内溝に嵌着して摺動す
る円弧状突縁とを設けて、傾動フレームを前記サンディ
ングフレームに回動可能に垂持したことを特徴とするワ
イドベルトサンダー機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8903291U JP2507488Y2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ワイドベルトサンダ―機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8903291U JP2507488Y2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ワイドベルトサンダ―機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531859U true JPH0531859U (ja) | 1993-04-27 |
JP2507488Y2 JP2507488Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=13959558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8903291U Expired - Lifetime JP2507488Y2 (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | ワイドベルトサンダ―機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507488Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP8903291U patent/JP2507488Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2507488Y2 (ja) | 1996-08-14 |
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