JPH02116463A

JPH02116463A - ベルトサンダー機

Info

Publication number: JPH02116463A
Application number: JP27046688A
Authority: JP
Inventors: Yoshimitsu Suzuki; 鈴木　義光; Hiroshi Okajima; 岡嶋　博; Makoto Tanaka; 誠田中; Hitoshi Kawakita; 河北　仁
Original assignee: TAKEKAWA IRON WORKS
Current assignee: TAKEKAWA IRON WORKS
Priority date: 1988-10-25
Filing date: 1988-10-25
Publication date: 1990-05-01
Anticipated expiration: 2010-04-19
Also published as: JPH0735011B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、木材表面を研削研磨するベルトサンダー機に
関する。

〈従来技術〉送材通路側に支持された前後の案内ローラを含むベルト
案内機構に無端サンディングベルトを掛渡し、該無端サ
ンディングベルトの内側に、踏圧パッドを配備してなる
研削装置を、送材装置に対向して配設したベルトサング
ー機は公知である。

〈発明が解決しようとする課題〉従来の研削装置の構成にあって、第７図に示すように、
案内ローラａ、ｂ間での無端サンディングベルトＣの緊
張状態を見ると、無端サンディングベルトＣは広幅で、
案内ローラａ、ｂの下縁間の距離が長いため、その幅方
向で引張力が偏在し、該幅方向に波立ちＸを生じるのが
通常である。しかも、この波立ちＸは踏圧パッドｄが弾
性体であるため、矯正されずにそのまま加工材に圧接す
ることとなる。

そして、このため、加工材の表面が均等に踏圧されず、
縦筋状の研磨ムラを生ずる。このムラは、塗装研磨等の
最終仕上研磨の場合には顕著に表われ、その仕上げ品質
を低下させる原因となる。

この問題点を解決するための手段として、特公昭４７−
３３９５６号、特開昭５６−１１９３６３号に開示され
ているように、無端サンディングベルトの走行方向を、
加工材の走行方向に対して傾斜させ、加工材に送材方向
と直交する方向（左右方向）の研磨方向成分を付与して
、研磨ムラを除去するようにしたものがある。

しかるに、かかる手段であると、サンディングベルトの
幅を広くする必要があり、サンディング装置も大型化す
る欠点がある。

本発明は、研磨ムラの防止を上述の欠点なく防止し得る
ベルトサングー機の提供を目的とするものである。

く課題を解決するための手段〉本願の第一の発明は、パッド装置と、該パッド装置の両
側に配置される案内ローラを含む複数のロールによって
構成されるベルト案内機構とを備えてなる研削装置と、
送材装置とを対向して配設したベルトサングー機におい
て、前記パッド装置を装着する踏圧フレームを本体フレーム
側に固定すると共に、ベルト案内機構を構成する各ロー
ルを連結フレームに装着して一体化し、該連結フレーム
を左右方向の案内部材を介して本体フレーム側に支持し
、さらに該連結フレームを左右往復動装置と連繋して、
該左右往復動装置の駆動により送材方向と直交する方向
へ連続往復動させたことを特徴とするものである。

また第二の発明は、第一の発明において、パッド装置の
踏圧面がら空気を噴射させたことを特徴とするものであ
る。

〈作用〉ベルト案内機構には無端サンディングベルトが掛け渡さ
れ、パッド装置に押圧されて、加工材に圧接しながら走
行する。このとき、無端サンディングベルトは、連結フ
レームに伴って、送材方向に直交する方向（左右方向）
へ連続往復動する。

一方、パッド装置は左右方向へ移動不能に保持された状
態のままとなっている。このため、ベルト案内機構の案
内ローラ間にサンディングベルトの波立ちＸを生じても
、パッド装置と、サンディングベルトとが相対的に左右
方向へ往復移動することとなり、サンディングベルトは
パッド装置の踏圧面により平面状に均される。而して、
加工材は研磨ムラを除去されて、良好な研磨肌を達成し
得ることとなる。

また第二の発明にあって、パッド装置の踏圧面から圧力
空気を噴射するようにしたから、サンディングベルトを
平面状に押しつけて、第一の発明の構成と重畳して、サ
ンディングベルトを平面状に均し得る。

〈実施例〉本発明の実施例を第１〜４図について説明する。

本体フレーム１の基部１ａには、モーフＭ１によって連
動回転する昇降螺子３，３が挿通され、該螺子３，３に
より送材装置２が昇降可能に支持されている。該送材装
置２は、送材ベルト２ａを前後の駆動ロール２ｂ、従動
ロール２ｃに掛け渡してなり、駆動ロール２ｂを無断変
速機付送材モータＭ２と連繋して、送材ベルト２ａを走
行させている。

また本体フレーム１の基部ｌａ上に門形に連成した縦フ
レームｌｂにはサンディングフレーム４が送材装置２上
に固定されている。そして該サンディングフレーム４に
は、後記するようにベルト案内機構を付装した連結フレ
ーム１１と、踏圧フレーム１９とが支持され、研削装置
１０を構成している。

この研削袋Ｍ１０につき説明する。

前記サンディングフレーム４の左右には、支持板４ａ、
４ａが垂下し、該支持板４ａ、４ａには踏圧フレーム１
９が支持されている。この踏圧フレーム１９には嵌合部
２０が形成され、該嵌合部２０にパッド装置２１が嵌着
されている。

前記パッド装置２１は、第３図に示すように、パッド支
持片２４に下面を布等の滑りのよい耐摩性被覆帯２２で
覆ったスポンジ、ゴム、フェルト等の弾性材からなる踏
圧パッド２３を装着してなり、踏圧フレーム１９内に配
設した空気室（図示せず）の圧力制御により、加工材が
踏圧パッド２３の直下に来ると、踏圧面２１ａを下方へ
押し出し、後記する無端サンディングベルト４１を加工
材上面に圧接するようにしている。

またサンディングフレーム４の支持板４ａ。

４ａの少し両外側には、吊持案内軸５，５が左右方向に
差渡され、該吊持案内軸５．５に連結フレーム１１に設
けられた摺動片１２．１２が嵌着し、該連結フレーム１
１を吊持案内軸５，５に沿って、送材方向と直交する方
向（左右方向）への微移動可能に支持している。

前記連結フレーム１１には、供給側と、排出側とに駆動
案内ローラ１４，１５が夫々軸受１６゜１６により枢支
されている。そして、各案内ローラ１４，１５の延長端
にはスプライン軸１７が嵌着している。このスプライン
軸１７には、本体フレームｌに固定した駆動モータＵ、
とベルトにより連繋し、これにより案内ローラ１４，１
５は、後記する連結フレーム１１の左右方向移動に支障
を与えることな（、スプライン軸１７を介して駆動モー
タＭ２の回動力が付与される。また、スプライン軸１７
と軸受１６，１６間には発条１８が付装され、連結フレ
ーム１１の左右往復動を緩衝的に施しつるようにしてい
る。

前記連結フレーム１１の上面には、支持筒２５が立設し
、該支持筒２５に、舵取ロール３０を遊転可能に支持す
る舵取フレーム３１が、中心軸３２を支持筒２５に挿通
して１首振可能に支持され、でいる。この支持筒２５は
、左右方向に突成した案内軸２６（案内部材）を、サン
ディングフレーム４に設けた軸受２７に挿通し、さらに
は該サンディングフレーム３側に両端を固定した左右方
向の挿通杆２８が貫通し、その左右両側に外嵌した発条
２９．２９により内方へ付勢されている。

前記舵取ロール３０の両端の支軸３５．３５は、昇降案
内板３３．３３に支持され、かつ該昇降案内板３３．３
３に連繋するテンションシリング３４．３４により上方
付勢している。また、舵取フレーム３１は舵取用シリン
ダ（図示せず）に連繋し、中心軸３２を中心に首振運動
をする。

そして上述の案内ローラ１４，１５．舵取ロール３０か
らなるベルト案内機構には無端サンディングベルト４１
が掛渡される。

さらに、第２，４図に示すように、縦フレームｌｂの外
側面に取り付けられた架台ｌｃ上には、ベルト研削袋Ｒ
１０の往復駆動源となる駆動モータＭ３が乗載し、その
駆動軸に固定したスプロケット３７を、同じく架台１ｃ
の下面側に固定したスプロケット３８にチェーンにより
連繋している。

そして、該スプロケット３８には偏心ビン３９が突設さ
れ、前記連結フレーム１１の一側端に枢支（４２）Ｌ、
たクランク４０の他端を、該偏心ビン３９に連結してい
る。そして、前記駆動モータＭ４の駆動により、クラン
ク４０は偏心ビン３９の偏心量の二倍のストロークで往
復動じ、これに伴って、連結フレーム１１は５吊持案内
軸４，４．摺動片１２，１２及び案内軸２６．軸受２７
（夫々本発明の案内部材を構成する）の作用により左右
方向へ案内されて往復移動する。そして、連結フレーム
１１に装着された案内ローラ１４，１５、舵取ロール３
０によって構成されるベルト駆動機横は、一体的となっ
ているから、前記駆動モータＭ４により、連続的に左右
往復動することとなる。

そして、これにともない無端サンディングベルト４１が
踏圧面２１ａに対して左右方向往復移動し、相対的に、
該無端サンディングベルト４１は踏圧面２１ａにより均
されながら、加工材に圧接し、研削研摩を施すこととな
る。而して、かかる構成によりベルト研削装置ｌＯの左
右往復動装置の一例が構成される。

その他、前記研削装置ｌＯの前後には、弾機５０により
抑圧方向に付勢されている押圧ロール５１ａ、５１ｂが
配設されている（第１図参照かかる構成にあって、該無
端サンディングベルト４１は、案内ローラ１４，１５の
下縁間の距離が長いため、その幅方向で引張力が偏在し
、該幅方向に波立ちＸを生じる。ところが、本発明にあ
っては、連結フレーム１１は、クランク４０等の左右往
復動装置で駆動され、吊持案内軸５゜５、摺動片１２，
１２により案内されて、送材方向に直交する左右方向へ
連続的に往復移動する。

そしてこれにともない、無端サンディングベルト４１を
掛け渡された案内ローラ１４，１５、舵取ロール３０に
よって構成されるベルト駆動機構は、一体的となってい
るから、前記駆動モータＭ４により連続的に左右往復動
することとなる。

一方、パッド装置２１の踏圧パッド２３は、踏圧フレー
ム１９がサンディングフレーム４に固定されているため
、前記ベルト駆動機構が左右移動しても、追従しない。

このため、踏圧パッド２３と無端サンディングベルト４
１とは相対的に左右方向移動することとなり、無端サン
ディングベルト４１は案内ローラ１４．１５間で波立ち
Ｘを生じても、踏圧パッド２３により平面状に均されな
がら、加工材に圧接し、研削研磨を施すこととなる。而
して、加工材は研磨ムラを防止され、良好な研磨肌を達
成し得る。

上述の実施例にあって、第５図に示す様に、前記パッド
支持片２４に装着される耐摩性被覆帯２２及び踏圧パッ
ド２３を通気性材料とし、パッド支持片２４内・に、噴
出端５１が通気性踏圧パッド２３の内部上面に開口する
空気噴射路５０を形成し、該連通路を圧縮空気源と接続
し、噴出端５１から噴入した圧力空気を、通気性踏圧パ
ッド２３内で分散させて、踏圧面２１ａから噴出させる
ようにしても良い。この場合には、空気の噴出作用によ
り、無端サンディングベルト４１が均され、より平滑と
なって波立ちＸの防止に有効となる。

さらには、第６図に示すように踏圧パッド５５を鋼材で
一体形成し、踏圧面の内側に空気室５６を形成し、踏圧
パッド５５内に形成した空気噴射路５７を介して、該空
気室５６を高圧空気源に連通し、踏圧面２１ａに形成し
た無数の吐出孔５８から圧力空気を噴出するようにして
も良い。この場合には、剛性体による押圧倣い作用と、
空気の噴出作用により、無端サンディングベルト４１が
さらに平滑に均されることとなる。

〈発明の効果〉本発明は前記の説明で明らかにしたように、連結フレー
ム１１を加工材の走行方向と直交する左右方向へ往復移
動し、かつ踏圧パッド２３を左右方向への移動不能に保
持し、踏圧パッド２３と無端サンディングベルト４１と
を相対的に左右方向移動するようにした。このため無端
サンディングベルト４１は踏圧パッド２３により平面状
に均されながら加工材に圧接することとなり、加工材の
表面の研磨ムラが除去され、加工材を均一かつ美麗に研
削し得るようになる。また、無端サンディングベルトを
傾斜させて走行させる従来構成と異なり、該ベルトの幅
広化及び装置の肥大化を生ずることもない、等の優れた
効果がある。

また第二の発明にあって、パッド装置２１の踏圧面２１
ａから圧力空気を噴射するようにしたから、サンディン
グベルトを平面状に押しつけて、前記第一の発明の構成
と重畳して、サンディングベルトの波立ちＸを防止でき
る。

等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したベルトサングー機の−例を示
す側面図、第２図は同一部切欠正面図、第３図は研削装
置１０を拡大して示す側面図、第４図は同正面図である
。第５，６図は踏圧面２１ａからの空気噴射を可能とし
たパッド装置２１の一部側面図、第７図は従来構成の問
題点を示す無端サンディングベルトの斜視図である。ｌ・・・本体フレーム４・・・サンディングフレーム５．５・・・吊持案内軸ｌＯ・・・研削部１１：連結フレーム１２．１２・・・摺動片１４．１５・・・案内ローラ１６．１６・・・軸受２１・・・パッド装置２１ａ・・・踏圧面２６・・・案内軸３０・・・舵取ロール３９・・・偏心ビン０・・・クランクト・−無端サンデイ０・・・空気噴射路ｌ・・・噴出端５・・・踏圧バッド７・・・空気噴射路６・・・空気室８・・・吐出孔ングベルト第１ａ第６０

Claims

【特許請求の範囲】１）送材通路側に配備されたパッド装置と、該パッド装
置の両側に配置される案内ローラを含む複数のロールに
よって構成されて無端サンディングベルトが掛け渡され
るベルト案内機構とを備えた研削装置を、送材装置に対
設してなるベルトサンダー機において、前記パッド装置を装着する踏圧フレームを本体フレーム
側に固定すると共に、ベルト案内機構を構成する各ロー
ルを連結フレームに装着して一体化し、該連結フレーム
を左右方向の案内部材を介して本体フレーム側に支持し
、さらに該連結フレームを左右往復動装置と連繋して、
該左右往復動装置の駆動により送材方向と直交する方向
へ連続往復動させたことを特徴とするベルトサンダー機
。２）送材通路側に配備されたパッド装置と、該パッド装
置の両側に配置される案内ローラを含む複数のロールに
よって構成されて無端サンディングベルトが掛け渡され
るベルト案内機構とを備えた研削装置を、送材装置に対
設してなるベルトサンダー機において、前記パッド装置を装着する踏圧フレームを本体フレーム
側に固定すると共に、ベルト案内機構を構成する各ロー
ルを連結フレームに装着して一体化し、該連結フレーム
を左右方向の案内部材を介して本体フレーム側に支持し
、さらに該連結フレームを左右往復動装置と連繋して、
該左右往復動装置の駆動により送材方向と直交する方向
へ連続往復動させ、さらにパッド装置の踏圧面から空気
を噴射させたことを特徴とするベルトサンダー機。