JP2597065B2 - ワイドベルトサンダーの研削方法 - Google Patents

ワイドベルトサンダーの研削方法

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JP2597065B2
JP2597065B2 JP4081165A JP8116592A JP2597065B2 JP 2597065 B2 JP2597065 B2 JP 2597065B2 JP 4081165 A JP4081165 A JP 4081165A JP 8116592 A JP8116592 A JP 8116592A JP 2597065 B2 JP2597065 B2 JP 2597065B2
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山 公 朗 杉
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株式会社丸仲鉄工所
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイドベルトサンダー
の研削方法に係り、特に、サンディングベルトの裏面側
に設けた弾性部材により、サンディングベルトを押圧し
て被加工材を研削するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイドベルトサンダーにおいて
は、被加工材の幅方向形状を読み取り、サンディングベ
ルトの裏側に設けた弾性部材(踏圧装置)にかかる圧力
の調整を図って、加工材の幅方向の端だれを防止してい
るものがある(特願平1−246063号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ワ
イドベルトサンダーを使って、例えば、中央内部に空洞
を有するいわゆるフラッシュ物(図9参照)を研削加工
した場合、空洞を有する部分の上方に位置するサンディ
ングベルトにかかる押圧圧力と、中実化した部分の上方
に位置するサンディングベルトにかかる押圧圧力とが同
一状態で研削されてしまい、空洞を有する中央部は腰が
弱いため、サンディングベルトが逃げ、中央部の研削加
工が不十分であるという問題点が生じた。
【0004】本発明は、前記問題点を除去したワイドベ
ルトサンダーの研削方法を提供することを目的とする。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】 発明のワイドベルトサ
ンダーの研削方法は、サンディングベルトの裏面側であ
って該サンディングベルトの幅方向に設けられた弾性部
材により押圧して送材ベルトで送られてくる被加工材を
研削するワイドベルトサンダーの研削方法において、前
記被加工材は、内部に空洞を有するものであって、内部
に空洞を有する部分に対応する位置のサンディングベル
トにかかる押圧圧力を中実化した部分に対応する位置の
サンディングベルトにかかる押圧圧力より大きくして前
記被加工材を研削したものである。
【0007】又、前記空洞を有する部分に段ボール、発
泡スチロ−ル、グラスウール、不織布等の充填材を介在
させても良い。
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
と、図1において、1は、ワイドベルトサンダーで、ワ
イドベルトサンダー1は、上方に研削部A、下方に送材
部Bが設けられている。
【0011】研削部Aは、周知のように、本体フレ−ム
2に駆動ロ−ラ3、従動ロ−ラ4、テンションロ−ラ5
が取り付けられ、これら駆動ロ−ラ3、従動ロ−ラ4、
テンションロ−ラ5に無端状のサンデイングベルト6が
掛け渡されている。
【0012】又、サンディングベルト6の裏面側の駆動
ロ−ラ3と従動ロ−ラ4との間には、サンディングベル
ト6の幅方向に弾性部材7が設けられている(図2、図
3、図4参照)。
【0013】弾性部材7は、通称「パッド」と称され、
スポンジ、ゴム、フェルト等の弾性物質で形成され、該
弾性物質には、サンディングベルト6との接触を避ける
ために、耐摩耗性のカバ−8が設けられている。
【0014】弾性部材7は、本体フレ−ム2にボルト等
により、取り付けられたパッドフレ−ム9をガイドとし
て昇降する。
【0015】弾性部材7は、押圧部材10により押圧され
る。押圧された状態を図2に示し、押圧部材10により押
圧されず、テンションロ−ラ5の張力により弾性部材7
が上がっている状態を図3に示す。
【0016】押圧部材10は、例えば、シリンダ−11のピ
ストンで昇降するもので、シリンダ−11内部に設けられ
たバネ13によりピストンロッド12は上方に付勢されてい
る。
【0017】そして、押圧部材10は、図4に示すよう
に、弾性部材7の上に複数、例えば、本実施例では、22
個に分割して設けられている。
【0018】押圧部材10の押圧圧力は、押圧制御手段C
により、任意にコントロ−ルすることができる。
【0019】押圧制御手段Cは、図5及び図6に示すよ
うに、圧力の調整を図って、押圧部材10を弾性部材7に
作用させるもので、押圧部材10の押圧圧力を個々(例え
ば、22個毎に)に調整しても良いが、制御が複雑化する
共にマニュアルで調整する場合、その作業が非常に面倒
となる。
【0020】そのため、隣接する複数の押圧部材10にか
かる押圧圧力を共通化するために集約化された共通制御
部CN (例えば、5グループのC1 、C2 、C3 、C
4 、C5 )を有している。
【0021】つまり、隣接する複数の押圧部材10の押圧
圧力を共通化するために、押圧部材10を共通制御部C1
では、5個、C2 では、4個、C3 では4個(C3 は、
2と同様であるので、図5では、省略している。)、
4 では4個(C4 は、C2と同様であるので、図5で
は、省略している。)、C5 では、5個(C5 は、C1
と同様であるので、図5では、省略している。)の群に
分け、これら1の群の中では、共通の圧力がかかるよう
にしている。
【0022】すなわち、共通制御部C1 は、コンプレッ
サ(エア源)14からの高圧の空気を圧力調整弁(減圧
弁)15、電磁弁16を介してシリンダ−11内へ導いてい
る。
【0023】コンプレッサ14からの圧縮された空気は、
圧力調整弁15で調整され、共通制御部CN (例えば、C
1 、C2 、C3 、C4 、C5 )へ所定圧の空気として送
られる。
【0024】共通制御部CN (例えば、C1 、C2 、C
3 、C4 、C5 )では、後述する検知ロ−ラ26からの信
号を電磁弁16に送り、押圧部材10へ圧力を伝えている。
【0025】検知ロ−ラ26は、被加工材17の有無を検知
するもので、被加工材17の入口側の研削部A側に取りつ
けられ、図7に示すように、バネ18で反時計回りに付勢
され、被加工材17を検知すると、図8に示すように、軸
19を中心に時計回りに回動し、スイッチ20から離れる。
このスイッチ20の信号を電磁弁16に伝え、電磁弁16をオ
ン、オフさせる。27は、ストッパーである。
【0026】そして、送材ベルト21で送られてくる被加
工材17を研削する場合、検知ロ−ラ26は、被加工材17の
有無を検知し(図9参照)、被加工材17を検知した部分
は、電磁弁16が作動し、弾性部材7によりサンディング
ベルト6の裏面を押圧する。
【0027】この研削方式は、通常「パッド研削」と称
され、超仕上研磨、塗面研磨等において使用される。
【0028】また、被加工材17としては、図10に示すよ
うに、端縁に平行に芯材17a、17c (又は、17b、17d )を
配し、その両側に合板等を接着し、内部に空洞17e を有
する(又は、内部に空洞を有する部分に段ボール、発泡
スチロ−ル、グラスウール、不織布等の充填材を介在し
たもの)いわゆるフラッシュ物で、該フラッシュ物は、
一般にテ−ブルの台、タンス板、壁等の化粧板等に使用
される。
【0029】次に、ワイドベルトサンダー1の動作につ
いて説明する。
【0030】被加工材17が、送材ベルト21により送ら
れ、検知ロ−ラ26が被加工材17の先端を検知する。
【0031】図9に示すように、個々に検知し、検知し
た検知ロ−ラ26では、時計回りに回動し、スイッチ20か
ら離れ、電磁弁16を作動させて、押圧部材10に押圧圧力
をかけて弾性部材7を下降させて、サンディングベルト
6の裏面を押圧して、サンディングベルト6により研削
が開始される。
【0032】サンディングベルト6による研削が進行
し、検知ロ−ラ26が被加工材17の後端を検知して、スイ
ッチ20がオフして、押圧部材10への押圧圧力が作用せ
ず、研削は、終了する。
【0033】研削にあっては、被加工材17の空洞(又
は、内部に空洞を有する部分に段ボール、発泡スチロ−
ル、グラスウール、不織布等の充填材を介在したもの)
の位置を確認して、共通制御部CN 内の圧力調整弁15の
圧力の調整を図って行なう。即ち、圧力調整弁15をマニ
ュアルで調整して内部に空洞(又は、内部に空洞を有す
る部分に段ボール、発泡スチロ−ル、グラスウール、不
織布等の充填材を介在したもの)を有する部分に対応す
る位置のサンディングベルト6にかかる押圧圧力を例え
ば、2.5kgf/cm2、中実化した部分に対応する位置のサン
ディングベルト6にかかる押圧圧力を例えば、1.5kgf/c
m2とする。
【0034】図4及び図6記載の状態においては、共通
制御部C1 、C5 の押圧部材10に及ぼす押圧圧力は、1.
5kgf/cm2であり(ただし、共通制御部C1 、C5 でも、
被加工材17を検知ロ−ラ16で検知しなかった部分の押圧
部材10には、押圧力は生じない。)、共通制御部C2
3 、C4 の押圧部材10に及ぼす押圧圧力は、2.5kgf/c
m2となる。
【0035】その結果、空洞(又は、空洞を有する部分
に段ボール、発泡スチロ−ル、グラスウール、不織布等
の充填材を介在したもの)を有する中央部は腰が弱くて
も、弾性部材7を介してサンディングベルト6を強く押
し当てることができ、中央部の研削を良好に研削するこ
とができる。
【0036】なお、本実施例のワイドベルトサンダー
は、上方に研削部A、下方に送材部Bを設けたが、本発
明にあっては、これに限定されることなく、逆に、下方
に研削部、上方に送材部を設けても良い。
【0037】
【0038】
【0039】
【発明の効果】 発明のワイドベルトサンダーの研削方
法は、サンディングベルトの裏面側であって該サンディ
ングベルトの幅方向に設けられた弾性部材により押圧し
て送材ベルトで送られてくる被加工材を研削するワイド
ベルトサンダーの研削方法において、前記被加工材は、
内部に空洞を有するものであって、内部に空洞(又は、
内部に空洞を有する部分に段ボール、発泡スチロール、
グラスウール、不織布等の充填材を介在したもの)を有
する部分に対応する位置のサンディングベルトにかかる
押圧圧力を中実化した部分に対応する位置のサンディン
グベルトにかかる押圧圧力より大きくして前記被加工材
を研削したものであるから、腰の弱い被加工材の変形に
よる逃げにサンディングベルトを追随させて、内部に空
洞(又は、内部に空洞を有する部分に段ボール、発泡ス
チロール、グラスウール、不織布等の充填材を介在した
もの)を有する被加工材を良好に研削することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に使用するワイドベルトサン
ダーを概略的に示す正面図である。
【図2】図1記載のワイドベルトサンダーの駆動ロー
ラ、従動ローラ、弾性部材との関係を拡大して示す概略
的一部断面図である。
【図3】図2記載の弾性部材の作動状態を示す概略的一
部断面図である。
【図4】図1記載のワイドベルトサンダーのA−A線に
よる概略的断面図である。
【図5】図1記載のワイドベルトサンダーの押圧制御手
段を説明するための説明図である。
【図6】図1記載のワイドベルトサンダーの押圧制御手
段の作動状態を説明するための説明図である。
【図7】図1記載のワイドベルトサンダーの検知ロール
を拡大して示す概略的一部断面図である。
【図8】図1記載のワイドベルトサンダーの検知ロール
の作動状態を拡大して示す概略的一部断面図である。
【図9】図1記載のワイドベルトサンダーの複数の検知
ロールと被加工材との関係を拡大して示す概略的一部断
面図である。
【図10】本発明のワイドベルトサンダーの研削方法の
対象となる被加工材の斜視図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンディングベルトの裏面側であって該
    サンディングベルトの幅方向に設けられた弾性部材によ
    り押圧して送材ベルトで送られてくる被加工材を研削す
    るワイドベルトサンダーの研削方法において、前記被加
    工材は、内部に空洞を有するものであって、内部に空洞
    を有する部分に対応する位置のサンディングベルトにか
    かる押圧圧力を中実化した部分に対応する位置のサンデ
    ィングベルトにかかる押圧圧力より大きくして前記被加
    工材を研削したことを特徴とするワイドベルトサンダー
    の研削方法。
  2. 【請求項2】 内部に空洞を有する部分に段ボール、発
    泡スチロール、グラスウール、不織布等の充填材を介在
    させた請求項1記載のワイドベルトサンダーの研削方
    法。
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