JPH0531853B2 - - Google Patents

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JPH0531853B2
JPH0531853B2 JP13170983A JP13170983A JPH0531853B2 JP H0531853 B2 JPH0531853 B2 JP H0531853B2 JP 13170983 A JP13170983 A JP 13170983A JP 13170983 A JP13170983 A JP 13170983A JP H0531853 B2 JPH0531853 B2 JP H0531853B2
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JP
Japan
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capacitor
bit
control
bits
bit group
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JP13170983A
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JPS6029059A (ja
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Sumio Imaoka
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Pioneer Corp
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Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Publication of JPS6029059A publication Critical patent/JPS6029059A/ja
Publication of JPH0531853B2 publication Critical patent/JPH0531853B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/72Sequential conversion in series-connected stages

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はデイジタル・アナログ変換器(以下
D/Aコンバータと称す)に関し、特に電荷再配
分方式のD/Aコンバータに関する。 所定ビツト数の2進法のデイジタル信号をアナ
ログ信号とするためのD/Aコンバータの1つと
して、いわゆる電荷再配分方式のコンバータがあ
る。第1図はこの電荷再配分方式のD/Aコンバ
ータの一例の回路ブロツク図であり、一端が共に
所定基準電位点(例えばアース)に接続された等
容量の第1及び第2コンデンサC1及びC2が設け
られ、これらコンデンサの充放電等の制御がスイ
ツチ素子1〜3のオンオフ動作により行われるよ
うになつている。 具体的には、コンデンサC1への充電制御のた
めのスイツチ1が設けられており、またこのコン
デンサC1の充電電荷をコンデンサC2へ再分配制
御するためにスイツチ2が設けられている。そし
て、コンデンサC1の電荷を放電してリセツトす
るためにスイツチ3が設けられており、これら各
スイツチ1〜3が、デイジタル入力信号A各ビツ
トに応じて制御回路5から発生される制御信号B
〜Dにより夫々オンオフ制御される。一連の所定
ビツトのデイジタル入力信号の最後における第2
コンデンサC2の充電電荷がサンプルホールド回
路4においてサンプルホールドされ、このホール
ド出力がデイジタル入力信号に対応したアナログ
信号となるのである。 第2,3図は第1図の回路におけるデイジタル
信号Aに対する制御信号B〜Dのタイミングを示
す図である。第2図はデイジタル入力信号Aの所
定ビツトが“1”の場合のものであり、第3図は
“0”の場合のものである。 第2図を参照するに、入力信号のビツト符号が
図Aの如く“1”の場合には、先ず制御信号Bが
所定期間例えば高レベルとなつてスイツチ1をオ
ンとする。この間コンデンサC1は、 Q1=C1・V ……(1) なる電荷を有するように充電される。尚、Vは充
電電圧である。しかる後に、制御信号Cが所定期
間高レベルとなりスイツチ2をオンとする。この
時、既にQ2′なる電荷がコンデンサC2に充電され
ているとすれば、スイツチ2のオンにより再分配
によりコンデンサC2の新電荷Q2は、 Q2={C2/(C1+C2)}・(Q2′+C1V)……(2) となる。しかる後に制御信号Dが高レベルとなつ
てスイツチ3がオンとなり、コンデンサC1は放
電されてリセツトされる。 次に、第3図を参照するに、入力信号のビツト
符号が図Aの如く“0”の場合には制御信号Bは
低レベルを維持するから、スイツチ1はオフのま
までありコンデンサC1への充電は行われない。
次に制御信号Cが所定期間高レベルとなりスイツ
チ2をオンとして電荷の再配分が行われる。この
時のコンデンサC2の電荷は、 Q2={C2/(C1+C2)}・Q2′ ……(3) となる。しかる後に、制御信号Dが高レベルとな
つてスイツチ3がオンとなり、コンデンサC1
放電されてリセツトされる。 いま、入力デイジタル信号Aがkビツトのビツ
ト列信号(kは自然数)の場合は、かかるビツト
列のLSBから順次シリアルにスイツチ1に転送
される。そして、転送されるビツト毎にそのビツ
トの内容(1又は0を指称する)に対応して、第
2図又は第3図を用いて説明した手順をもつて制
御回路5から各制御信号B〜Dが発生されて、最
終ビツトすなわち当該ビツト例のMSBにおける
制御動作が終了した時点のコンデンサC2に蓄積
された電荷Q2がサンプルホールド回路4にてホ
ールドされる。このホールド出力が1サンプリン
グのデイジタル入力信号に対応したアナログ信号
となるのである。 上記(2)、(3)式を用いて、最終的に得られるkビ
ツトデイジタル信号による充電電荷Q2は次式と
なる。 Q2ki=1 Q1・Zi{C2/(C1+C2)}K-i+1 ……(4) ここに、Ziは、入力デイジタル信号のLSBから
数えてi番目のビツトが“1”の時は1、“0”
の時は0であるものと規定する。(4)式の意味する
ところは、i番目のビツトによりコンデンサC2
に充電された電荷はその後の1ビツトの動作が行
われる毎にC2/(C1+C2)倍の等比級数で漸減
して行くことである。 いま、Q1はC1とVとにより定まる定数である
から、Q0とし、またC1=C2という理想状態の下
では、(4)式は、 Q2=Q0ki=1 Zi・(1/2)K-i+1 ……(5) となり、コンデンサC2の出力によりアナログ信
号が得られるのである。 上記においては、C1=C2とした理想的な場合
であるが、実際には容量値C1,C2には誤差が存
在することから、C1=(1−β)C0、C2=(1+
β)C0とおいて考察する。尚、0<β<1であ
る。(4)式において、上記C1及びC2を代入すると、 Q2=(1−β)C0Vki=1 Zi・(1+β)k-i+1・(1/2)k-i+1 =(1−β2)C0Vki=1 Zi・(1+β)k-1・(1/2)k-i+1 ……(6) となる。理想型である(5)式と誤差を考慮した(6)式
とを比較すれば、絶対値において、(1−β2)の
定数差は直線性には無関係であつてこれを無視す
ると、Σの項における(1+β)k-1の項が、Zi
て規定されて存在したりしなかつたりし、またi
ビツト目で規定される(k−i)乗により大きさ
が異なつたりして、理想型に対しズレを生じ歪と
なつて雑音の発生を招来するのである。 ここで、標準化されたずれEを考えれば、 E=ki=1 Zi・ΔEiki=1 Zi(1/2)k-i+1・{(1+β)k-i−1} ……(7) と表され、i番目のビツトが最終のkビツト目ま
で動作した時のズレΔEiは、 ΔEi=(1/2)k-i+1・(Aβ+Bβ2
+……)……(8) となる。ここに、β≪1ならβ2以上の項は無視可
能であるから、 ΔEi=(1/2)k-i+1・Aβ ……(9) となる。(9)式により得られた値を表1に示す。
【表】 表1において、ΔEi/βの欄の各ビツトに対応
する値からも分かるように、入力デイジタル信号
のMSB側のビツトによるズレ量の方がLSB側の
ビツトによるそれよりも大きく、また、LSB側
のビツトによるズレ量は、入力デイジタル信号の
ビツト数(k)が大きくなればなる程無視できる程度
に小さくなるのである。また、最大歪はZiがすべ
て“1”の場合であり、これが最小単位を越えな
いという条件の下にβについて考える。k=4、
8及び16の各ビツト数に対する最小単位は、(1/
2)4、(1/2)8及び(1/2)16であるから、この各値
を最大歪0.688β、0.965β及び1・βが夫々越えな
いものとして、βの許容度は、夫々0.0909、
0.004及び0.000015と計算される。 コンデンサC1とC2との差は2βであるから、こ
の差は4ビツトでは18%まで、ビツトでは0.8%
まで夫々許容される。しかし、16ビツトでは
0.003%までしか許されず、従つて、0.1%の誤差
でコンデンサが製造できたとしても10ビツト程度
のD/Aコンバータしか実現し得ないことにな
る。 第4図AはコンデンサC1及びC2の容量値のず
れに起因するアナログ出力の歪の一例を示す図で
あり、実線で示す曲線20が真のアナログ値であ
り、点線で示す曲線21が歪を伴つたD/Aコン
バータのアナログ出力である。尚、T0はサンプ
リング周期を示している。このように、各サンプ
リング値に対応したアナログ出力レベルは真のア
ナログレベルに対して一方向(図で正方向)のみ
にずれ、そのずれ幅は各サンプリング値毎に異な
り一定とはならないことが知られており、このず
れが出力歪となるわけである。 第4図Bに各サンプリング値に対するアナログ
出力レベルのずれすなわちエラー成分を示してい
る。 このエラー成分を補正するために、各サンプリ
ング値に対応するデイジタル信号毎に、コンデン
サC1及びC2の役目を互いに切換えて上述したと
同等の動作を行わせ、同一デイジタル信号毎に2
回のアナログ変換動作をなし、両アナログ出力を
加算する方法が考えられる。この場合、第2回目
の動作においては、第5図A,Bに示すように真
のアナログ値に対し負方向のみにずれ、そのずれ
幅は第4図に示した第1回目の動作におけるそれ
と同一となることから、両動作により得られたア
ナログ出力を加算することにより、エラー成分が
互いに打ち消し合つて正確なアナログ信号が得ら
れるのである。 しかし、この方法では同一サンプルのデイジタ
ル信号毎に2回の制御動作を必要としその制御が
煩雑であると共に変換時間の増大を招来する。 本発明の目的は、変換時間を増大することなく
2つのコンデンサの容量差による出力歪を減少さ
せた精度の良いD/Aコンバータを提供すること
を目的としている。 本発明のD/Aコンバータは、第1及び第2コ
ンデンサと、前記第1及び第2コンデンサの充放
電を複数ビツトからなるデイジタル信号に応じて
制御する制御手段と、前記第1及び第2コンデン
サの充電電荷に応じてアナログ信号を導出する出
力手段とを含む電荷再分配方式のデイジタル・ア
ナログ変換器であつて、 前記制御手段は、前記デイジタル信号のうち
LSBを含みこのLSBに連なる所定ビツト数の第
1ビツト群を下位側にこの第1ビツト群を除く前
記デイジタル信号のビツト数に等しい数の零ビツ
トを上位側に有するデイジタル信号のLSBから
ビツト列の順に各ビツト毎に、このビツト内容に
応じて前記第1コンデンサを充電せしめ、次いで
その第1コンデンサの充電電荷を前記第2コンデ
ンサへ配分せしめ、しかる後に前記第1コンデン
サを放電せしめる第1制御をなすとともに、 前記デイジタル信号から前記第1ビツト群を除
いたビツトからなる残余ビツト群とその残余ビツ
ト群の最上位ビツトの更に上位に付加される零ビ
ツトとからなる第2ビツト群のLSBからビツト
列の順に各ビツト毎に、このビツト内容に応じて
前記第1コンデンサを充電せしめ、次いでその第
1コンデンサの充電電荷を前記第2コンデンサへ
配分せしめ、しかる後に前記第1コンデンサを放
電せしめる第2制御をなすとともに、 前記第2ビツト群のLSBからビツト列の順に
各ビツト毎に、このビツト内容に応じて前記第2
コンデンサを充電せしめ、次いでその第2コンデ
ンサの充電電荷を前記第1コンデンサへ配分せし
め、しかる後に前記第2コンデンサを放電せしめ
る第3制御をなし、 前記出力手段は、前記第1制御により得られた
前記第2コンデンサの両端間電圧出力をサンプル
ホールドするとともに、前記第2制御により得ら
れた前記第2コンデンサの両端間電圧出力をサン
プルホールドし、さらに前記第3制御により得ら
れた前記第1コンデンサの両端間電圧出力をサン
プルホールドし、これらホールドした電圧を加算
してアナログ信号として出力することを特徴とし
ている。 以下に本発明を図面を用いて説明する。 第6図は本発明の実施例の回路ブロツク図であ
り、第1図と同等部分は同一符号により示されて
いる。本例では、第1図の回路構成の他に第2コ
ンデンサC2の充放電スイツチ6及び7と、第1
コンデンサC1の電荷に対応した出力をサンプル
ホールドする第2ホールド回路8とを付加し、先
の第1ホールド回路4のホールド出力と第2ホー
ルド回路8のホールド出力とを加算器9により加
算してアナログ出力としてなるものである。 本例における制御回路10においても、デイジ
タル入力信号Aの各ビツトに応じて制御信号B〜
D及びB′、D′が夫々発生されるようになつてお
り、信号B′及びD′によりスイツチ6及び7が
夫々オンオフ制御される。また、ホールド回路4
及び8のサンプルパルス等も制御回路10から発
生される。 ここで、kビツトのデイジタル入力信号のう
ち、コンデンサC1、C2の容量差に起因する誤差
を相対的により大きく生ずるのは、上述したよう
に、重みづけの小なるビツト群(LSB側ビツト
群)よりもむしろ重みづけの大なるビツト群
(MSB側ビツト群)である。そこで、例えば、k
=16の場合、重みづけの小なるビツト、すなわち
前半に入力される1ビツト目(LSB)から11ビ
ツト目までのビツト列を第1ビツト群とし、重み
づけの大なるビツト、すなわち後半に入力される
12ビツト目から最終ビツト(MSB)までのビツ
ト列を残余ビツト群として、第1ビツト群につい
ては従来通りの動作を行ない、残余ビツト群につ
いては、コンデンサC1とC2の機能を互いに逆と
して2回動作させるようにしこれら演算動作によ
り得られたコンデンサの充電電荷を加算してアナ
ログ信号とするものである。 これはすなわち、入力デイジタル信号のうち
LSB側のビツト列たる第1ビツト群の値と、
MSB側のビツト列たる残余ビツト群の値とを加
算して入力デイジタル信号の値に対応するレベル
のアナログ信号を得るものであるから、当然、第
1ビツト群がスイツチ1に転送された後も残余ビ
ツト群のビツト数に等しい数だけ電荷配分動作が
なされなければならない。かかる動作は、スイツ
チ1にビツト内容“0”を残余ビツト群のビツト
数分転送することと等価であり、また第1ビツト
群が残余ビツト群のビツト数分LSB側へシフト
されることを意味する。また、後半に入力される
残余ビツト群については2回動作を行うために、
これらを単純加算すれば、絶対値が2倍となり、
前半に入力される第1ビツト群の演算動作により
得られた値と加算することはできない。後半に入
力される残余ビツトについての2回に亘る演算結
果について1/2すればよいが、この1/2の演算過程
において再び誤差が生じることになる。 そこで、本発明では、残余ビツト群の演算動作
に際し、この残余ビツト群の最上位ビツト(すな
わち入力デイジタル信号のMSB)に更に上位に
零(“0”)ビツトを付加して、各残余ビツトを1/
2ずつ低位へシフトせしめ、12ビツト目〜16ビツ
ト目及び付加ビツトの合計6ビツトを第2ビツト
群とし、この第2ビツト群につき2回の演算動作
を行うようにするのである。こうすれば、第2ビ
ツト群の各1回の演算動作により得られる絶対値
は、付加ビツトを加えない上記残余ビツト群の各
1回の演算動作により得られるべき絶対値の1/2
となり、誤差の発生はなくなる。 以下に、第7図〜第10図を用いて上記動作に
つき説明する。 先ず、16ビツトのデイジタル入力信号Aにおい
て前半に入力される第1ビツト群(第1ビツト目
(LSB)〜第11ビツト目まで)及び後半に入力さ
れる残余ビツト群(第12ビツト目〜第16ビツト目
まで)を夫々分割し、残余ビツト群の最上位ビツ
トの更に上位に“0”ビツトを付加し第2ビツト
群とする。この第1ビツト群と第2ビツト群とを
それぞれ1つのデイジタル信号として、各ビツト
毎にこのビツト内容に応じて第7図及び第8図に
示す如き制御信号B〜Dが順次発生され、スイツ
チ1〜3がそれに応じて動作する。これは、従来
例と同一の動作態様であり、第2図及び第3図の
タイミング波形と同一である。 すなわち、制御回路10は、先ず第1制御とし
て、第1ビツト群を下位側に残余ビツト群のビツ
ト数に等しい数の零ビツトを上位側に有するデイ
ジタル信号のLSBからビツト列の順に各ビツト
毎に、このビツト内容に応じてコンデンサC1
充電せしめ、次いでそのコンデンサC1の充電電
荷をコンデンサC2へ配分せしめ、しかる後にコ
ンデンサC1を放電せしめる。そしてこの第1制
御により得られたコンデンサC2の両端間電圧出
力を第1ホールド回路4をしてサンプルホールド
せしめる。次に第2制御として、第2ビツト群の
LSBからビツト列に順に各ビツト毎に、このビ
ツト内容に応じてコンデンサC1を充電せしめ、
次いでそのコンデンサC1の充電電荷をコンデン
サC2へ配分せしめ、しかる後にコンデンサC1
放電せしめる。そしてこの第2制御により得られ
たコンデンサC2の両端間電圧出力を第1ホール
ド回路4をしてサンプルホールドせしめるのであ
る。 ここで、特に図示しないが、制御回路10には
上記第2ビツト群のビツト内容を記憶するメモリ
が設けられており、上記第1及び第2制御動作が
終了した時点で、このメモリから第2ビツト群の
信号が読出されて、この第2ビツト群のみについ
てLSBからビツト列の順に各ビツト毎に、この
ビツト内容に応じて第9図及び第10図に示す如
き制御信号が発生されることになる。 第9図は各ビツトがAの如く“1”の場合であ
り、制御信号B′は高レベルとなるからスイツチ
6はオンであり、コンデンサC2への充電電荷が
行われる。次に制御信号Cが高レベルとなりスイ
ツチ2がオンとなつて電荷配分が行われる。しか
る後に、制御信号D′が高レベルとなりスイツチ
7がオンとなつてコンデンサC2の放電がなされ
る。 第10図は各ビツトがAの如く“0”の場合で
あり、制御信号B′は低レベルのままであつてコ
ンデンサC2への充電はなされない。続いて、制
御信号Cが高レベルとなり電荷配分が行われ、し
かる後に制御信号D′が高レベルとなつてコンデ
ンサC2の放電がなされる。 この第9図及び第10図の如き第3制御として
の動作が第2ビツト群のすべてのビツトにつき行
われた時点におけるコンデンサC1の放電電荷が
ホールド回路8によりサンプリングされホールド
される。このホールド信号と先の第1ホールド回
路4の各ホールド信号とが加算されてアナログ信
号出力とされるのである。 こうすることにより、誤差の発生が相対的に大
なる上位ビツト群に関しての2重の演算動作によ
り、誤差が互いに打消し合つて消失することか
ら、従来例の如き単純1回動作に比し、誤差は著
しく小となる。また、全ビツトにつき2重の演算
動作を行う必要がないのでD/A変換時間も著し
く増大することはない。なお、上記動作は、第1
ホールド回路4を積分型にすることにより実現で
きるものである。 上記の例すなわち16ビツトの場合についての最
終的に得られる最大誤差Emaxは、(8)式を参照し
て次式となる。 Emax=11i=1 (1回動作によるβの項及びβ2の項)+16i=12 (2回動作によるβ2の項) ……(10) 第2項においてβの項がないのは、2重動作に
より互いに打消されるからである。 ここで、表2に(10)式のβ及びβ2の項につき算出
して示している。
【表】
【表】 この表2に基づき(10)式の値を求めると、 Emax=(0.187β+0.5β2)+0.657β2=0.187β+
1.157β2 となり、従来の1回動作のみにより得られる
Emax=1・β+1・β2の項に対し略20%改良さ
れていることが判る。β2の項に対してはβ≪1で
あるとすれば無視可能となる。 以上詳述した如く、本発明によれば変換時間を
あまり増大させることなく、精度の良いD/Aコ
ンバータを得ることができるものである。 尚、上記のkの値や第1ビツト群及び残余ビツ
ト群のビツト数はこれに限定されるものではな
い。特に、当該ビツト数については、2つのコン
デンサのズレβと目的とする精度との関係、1サ
ンプリングタイム内で行える演算数とコンバータ
の演算速度との関係等にて決定すれば良い。ま
た、制御回路はマイクロプロセツサ等のコンピユ
ータを用いてそのプログラムにより容易に実現可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のD/Aコンバータの回路ブロツ
ク図、第2図及び第3図は第1図のブロツクの動
作を説明するタイミングチヤート、第4図及び第
5図は第1図の回路動作により得られる出力波形
及びエラー波形の態様を示す図、第6図は本発明
の実施例の回路ブロツク図、第7図〜第10図は
第6図の回路ブロツクの動作を説明するタイミン
グチヤートである。 主要部分の符号の説明、C1,C2……コンデン
サ、1〜3,6,7……スイツチ、4,8……ホ
ールド回路、9……加算器、10……制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1及び第2コンデンサと、前記第1及び第
    2コンデンサの充放電を複数ビツトからなるデイ
    ジタル信号に応じて制御する制御手段と、前記第
    1及び第2コンデンサの充電電荷に応じてアナロ
    グ信号を導出する出力手段とを含む電荷再分配方
    式のデイジタル・アナログ変換器であつて、 前記制御手段は、前記デイジタル信号のうち
    LSBを含みこのLSBに連なる所定ビツト数の第
    1ビツト群を下位側にこの第1ビツト群を除く前
    記デイジタル信号のビツト数に等しい数の零ビツ
    トを上位側に有するデイジタル信号のLSBから
    ビツト列の順に各ビツト毎に、このビツト内容に
    応じて前記第1コンデンサを充電せしめ、次いで
    その第1コンデンサの充電電荷を前記第2コンデ
    ンサへ配分せしめ、しかる後に前記第1コンデン
    サを放電せしめる第1制御をなすとともに、 前記デイジタル信号から前記第1ビツト群を除
    いたビツトからなる残余ビツト群とその残余ビツ
    ト群の最上位ビツトの更に上位に付加される零ビ
    ツトとからなる第2ビツト群のLSBからビツト
    列の順に各ビツト毎に、このビツト内容に応じて
    前記第1コンデンサを充電せしめ、次いでその第
    1コンデンサの充電電荷を前記第2コンデンサへ
    配分せしめ、しかる後に前記第1コンデンサを放
    電せしめる第2制御をなすとともに、 前記第2ビツト群のLSBからビツト列の順に
    各ビツト毎に、このビツト内容に応じて前記第2
    コンデンサを充電せしめ、次いでその第2コンデ
    ンサの充電電荷を前記第1コンデンサへ配分せし
    め、しかる後に前記第2コンデンサを放電せしめ
    る第3制御をなし、 前記出力手段は、前記第1制御により得られた
    前記第2コンデンサの両端間電圧出力をサンプル
    ホールドするとともに、前記第2制御により得ら
    れた前記第2コンデンサの両端間電圧出力をサン
    プルホールドし、さらに前記第3制御により得ら
    れた前記第1コンデンサの両端間電圧出力をサン
    プルホールドし、これらホールドした電圧を加算
    してアナログ信号として出力することを特徴とす
    るデイジタル・アナログ変換器。
JP13170983A 1983-07-19 1983-07-19 ディジタル・アナログ変換器 Granted JPS6029059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13170983A JPS6029059A (ja) 1983-07-19 1983-07-19 ディジタル・アナログ変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13170983A JPS6029059A (ja) 1983-07-19 1983-07-19 ディジタル・アナログ変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6029059A JPS6029059A (ja) 1985-02-14
JPH0531853B2 true JPH0531853B2 (ja) 1993-05-13

Family

ID=15064360

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