JPH05318323A - 回転工具 - Google Patents

回転工具

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JPH05318323A
JPH05318323A JP16816292A JP16816292A JPH05318323A JP H05318323 A JPH05318323 A JP H05318323A JP 16816292 A JP16816292 A JP 16816292A JP 16816292 A JP16816292 A JP 16816292A JP H05318323 A JPH05318323 A JP H05318323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
ring
rotary
adhesive layer
grinding stone
Prior art date
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Pending
Application number
JP16816292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INR Kenkyusho KK
Original Assignee
INR Kenkyusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by INR Kenkyusho KK filed Critical INR Kenkyusho KK
Priority to JP16816292A priority Critical patent/JPH05318323A/ja
Publication of JPH05318323A publication Critical patent/JPH05318323A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断、研磨等の回転工具に於て、特に医科、
歯科分野の工具において加工中の超音波等の不快な振動
音の発生、伝播を防止し、静かに安定した加工ができる
ように改良する。 【構成】 ダイヤモンド等の砥粒を固めた研削石2を支
持円環1に溶接とか焼結によって固定支持し、該支持円
環1を回転基板3に取付固定して回転駆動させることに
よって切断、研磨等の加工を行なうようにした工具に於
て、前記支持円環1と回転基板3との固定間隙に例え
ば、エポキシ接着剤等の接着剤層4を介在させ防振する
ようにしたことを特徴とする。又、回転基板が円側円板
7の外側に円環8を固定した複数層構造をして成り、前
記円板7と円環8の固定間隙に接着剤層4を介在して固
定する。又、回転基板に合成樹脂円板13を設け、該合
成樹脂円板13の周囲に貫通穴もしくは凹凸を形成する
と共に接着剤層4を形成して、研削石2を固定支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切断、研磨等の加工を行
なう回転工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転円板の外周に研削石を固定し
た切断、研磨等の加工を行なう回転工具において、加工
中に超音波の不快な音を発生する欠点がある。特にこれ
は医科、歯科分野においては重大な点であり、静かに安
定した切断、研磨加工が行なえる工具の提案が望まれて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は切断、研磨等
の加工中に超音波等の不快な音、騒音の発生を防止し、
振動伝播しないよう防振構造の回転工具を提供せんとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】ダイヤモンド等の砥粒を
固めた研削石を支持円環の周囲に固定支持し、該支持円
環を回転基板に取付固定して成る回転工具に於て、前記
支持円環と回転基板の固定間隙に接着剤層を介在させて
固定したことを特徴とする。又、前記回転基板が内側円
板の外側に円環を固定した複数層構造をして成り、前記
円板と前記円環の固定間隙に接着剤層を介在させて固定
したことを特徴とする。又、前記回転基板の周囲に中心
対称に複数個所の切欠きを形成して前記支持円環との固
着面積を小さくしたことを特徴とする。又、前記回転基
板に合成樹脂板を設け、この周囲に貫通穴もしくは凹凸
を形成すると共に接着剤層を形成して、研削石を固定支
持して成ることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は前記のように、支持円環と回転基板の
間に接着剤層を介在させて固定したので、支持円環に固
定支持した研削石による加工中に発生する超音波等の不
快な振動が伝播することが防止でき、又、複数層構造を
する円板と円環の固定間隙に接着剤層を介在させたこと
によって、ここでも伝播振動の減衰がはかれる。更に、
回転基板の周囲に中心対称に複数個所の切欠きを形成し
て支持円環との固着面積を小さくしたことによって、防
振防音特性を向上させることができる。又、回転基板自
体を合成樹脂製とし、この合成樹脂円板の周囲に貫通孔
もしくは凹凸を形成すると共に接着剤層を形成して研削
石を固定支持したことにより、防振効果は極めて顕著に
なり、静かに安定した切断、研磨加工を行なうことがで
きる。
【0006】
【実施例】以下、図面の一実施例により本発明を説明す
る。図1において(a)図は回転工具の正面図、(b)
図は側面図で、1は研削石を固定支持する支持円環で、
円周に沿い放射状に多数の切込み1aを形成し、隣合う
切込み1aの間にダイヤモンド、CBN、その他の砥粒
を固めた研削石2を溶接もしくは焼結して固定支持して
ある。3は回転基板で、中心に駆動軸挿入穴3aを有す
る。前記円環1の円径と回転基板3の外径とは寸法差が
あり、この間隙に接着剤4を充填すると共に、円環1と
回転基板3の固定部分の表面に亘っても同様の接着剤層
4を介在させ、この上から両者に橋絡する固定円環5を
表裏両側から固着固定する。接着剤4としては例えばエ
ポキシ接着剤を用いる。この耐熱性は180゜〜200
℃に耐え、強度は4〜6kgf/mm程度で、充分実
用に供することができる。
【0007】以上のように、研削石2を固定支持する円
環1と回転基板3との固定間隙には接着剤層4が介在
し、これが防振作用をし、加工中の研削石2の振動を防
止して静かに加工を行なうことができる。例えば、エポ
キシ接着剤の5mmの層を接着したとき、85dBの雑
音が55dBに軽減できた。
【0008】図2は他の実施例の側面図で、同符号は同
一部分を示す。6は研削石2を固定支持する2枚の支持
円環で、この間に回転基板3の周縁を挿入して固定す
る。その固定間隙に接着剤の層4を介在させることによ
って防振させる。
【0009】図3は回転基板7の2枚を貼り合せた周縁
7aを広げて、その間に研削石2を固定する支持円環を
挿入して固定したもので、その固定間隙に接着剤層4を
介在させたものである。
【0010】図4は中心の回転基板7の外周7aに2板
の貼り合せ円環8を挿入結台した複数層構造体とした回
転基板に、前記円環8の外周8aに研削石2を固定支持
する円環1を挿入固定したものである。各中心基板7を
円環8及び円環8と円環1との間には各々接着剤の層4
を介在させて防振せしめる。
【0011】図5は中心回転基板3と外周円環9とを橋
絡する固定円環10によって複数層構造体の回転基板を
構成し、この外周に固定円環10で研削石2の支持円環
1を固定する。各円環の固定間隙には各々接着剤層4を
介在させて防振する。
【0012】図6は回転基板3を回転駆動軸に固定する
ワッシャ11と基板3との間に接着剤層4を介在させた
実施例である。12は締付用ネジを示す。
【0013】図7は他の実施例で、回転基板13として
円板の周囲に中心対称に複数個所の切欠き13bを形成
し、周囲の残留固定部13cを、図8のように支持円環
1の表と裏に交互に曲げて固着したものである。その固
着間隙には、前記と同様の接着剤層4を介在させる。こ
れによれば、回転基板13自体が支持円環1との固着面
積が少なくなり、防振特性が向上する効果が得られる。
勿論、防振材の利用により防止特性は更に向上する。
又、前記切欠部13bの形成によって回転基板は軽量化
し、回転駆動特性も高めることができる。
【0014】図9は回転基板14を角形に切欠き14
b、四隅に固定部14cを残し、この固定部を図10
(a),(b)の各X−X切断面図、Y−Y切断面図で
示すように上下に折り曲げこれを研削石を支持する支持
円環1の表裏両面に固着するようにしてものである。固
着間隙には接着剤層を介在して防振する。
【0015】図11は回転基板にエポキシFRP、イミ
ドFRP等の合成樹脂板15を設け、この周縁に研削石
2を固定する支持円環16を挿入固定した実施例で、固
定間隙に接着剤層4を介在させたものである。
【0016】図12は合成樹脂板15の周縁に研削石2
を直接固定支持したもので、固定間隙には同様に接着剤
層4を介在させてある。
【0017】図13は合成樹脂板15の周縁の研削石2
の固定支持部に穴とか凹凸を形成して固定強度の向上を
はかったもので、(a)図は穴15aを設けたもの、
(b)図は凹部15bを形成したもの、(c)図は多段
に凹凸15cを形成したもので、これ等の部分にも接着
剤層4を充填することによって取付固定強度を高めるこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、研削石を支持円
環の周囲に固定支持し、該支持円環を回転基板に固定す
るに当り、その固定間隙に接着剤層を介在させて固定す
るようにしたので、伝播する振動をこの固定間隙に介在
する接着剤層によって遮断し防振することができ、静か
に安定した切断、研磨加工を行なうことができる。又、
回転基板を径の異なる円環を組合せ固定して複数層状に
組立構成する場合、その組合せ固定間隙の各々にも接着
剤層を介在させることによって、防振効果を更に高める
ことができる。又、回転基板に切欠きを形成して固着面
積を少なくして防振特性を高めることができ、しかも軽
量化して駆動特性を向上させることができる。又、回転
基板自体を合成樹脂製とすることにより防振効果を高め
ることができ、又、この合成樹脂円板の周縁部に穴とか
凹凸を形成してそこに直接研削石を固定することがで
き、接着剤層の介在によって防振効果を高め且つ固定支
持する強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例構造図。
【図2】本発明の他の実施例側面図。
【図3】本発明の他の実施例側面図。
【図4】本発明の他の実施例側面図。
【図5】本発明の他の実施例側面図。
【図6】本発明の他の実施例側面図。
【図7】本発明の他の実施例の一部正面図。
【図8】図7の組立正面図。
【図9】本発明の他の実施例の一部正面図。
【図10】図9のX,Y切断側面図。
【図11】本発明の他の実施例の側面図。
【図12】本発明の他の実施例の側面図。
【図13】図11、図12の一部拡大詳細図。
【符号の説明】
1 支持円環 2 研削石 3 回転基板 4 接着剤層 5 固定円環

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンド等の砥粒を固めた研削石を
    支持円環の周囲に固定支持し、該支持円環を回転基板に
    取付固定して成る回転工具に於て、前記支持円環と回転
    基板の固定間隙に接着剤層を介在させて固定したことを
    特徴とする回転工具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記回転基板が内側
    円板の外側に円環を固定した複数層構造をして成り、前
    記円板と円環の固定間隙に接着剤層を介在させて固定し
    たことを特徴とする回転工具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記回転基板の周囲
    に中心対称に複数個所の切欠きを形成して前記支持円環
    との固着面積を小さくしたことを特徴とする回転工具。
  4. 【請求項4】 ダイヤモンド等の砥粒を固めた研削石を
    固定支持する回転基板に合成樹脂板を設け、該合成樹脂
    板の周囲に貫通穴もしくは凹凸を形成すると共に接着層
    を形成して前記研削石を固定支持して成ることを特徴と
    する回転工具。
JP16816292A 1992-05-18 1992-05-18 回転工具 Pending JPH05318323A (ja)

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Cited By (4)

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