JP2580547B2 - 圧電スピ−カ - Google Patents

圧電スピ−カ

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JP2580547B2
JP2580547B2 JP61161477A JP16147786A JP2580547B2 JP 2580547 B2 JP2580547 B2 JP 2580547B2 JP 61161477 A JP61161477 A JP 61161477A JP 16147786 A JP16147786 A JP 16147786A JP 2580547 B2 JP2580547 B2 JP 2580547B2
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忠 高矢
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は振動板の両面に圧電板が形成された圧電発音
体を用いる圧電スピーカに関する。
従来の技術 従来の外周支持型圧電スピーカは、第2図に示す如
く、一方表面に接着剤aが塗布されたゴム板からなる弾
性支持体cを介して圧電発音体dの振動板eの外周部f
をスピーカフレームgに支持させていた。
本発明が解決しようとする問題点 しかし、上記圧電スピーカは、比較的弾性力の乏しい
ゴム板で形成された弾性支持体cを介して外周支持され
ているので、その周波数特性は、ダイナミックスピーカ
と比較し、ピークが多く、また低域側の伸びが悪いとい
う問題点があった。
さらに上記圧電発音体dと上記スピーカフレームgと
が弾性支持体cの同一面上に取り付けられているため、
組立作業性が悪いという問題点もあった。つまり、上記
スピーカフレームgに弾性支持体cを固定して後、該ス
ピーカフレームgを反転させて圧電発音体dを上記弾性
支持体cに固定するか、或いは弾性支持体cに圧電発音
体dを固定して後、該圧電発音体dを反転させて上記弾
性支持体cをスピーカフレームgに固定しなければなら
ず工数がかかっていたのである。
本発明は従来のこのような問題点を解決して、周波数
特性を改善すると共に、組立作業性を改善した圧電スピ
ーカを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、振動板の両面
に圧電板が形成された圧電発音体の外周部位を弾性支持
体を介してスピーカフレームに支持した圧電スピーカに
おいて、 上記弾性支持体が、発泡体と該発泡体の表裏両面に形
成された粘着剤層とから成り、 上記量圧電板の表面に形成された電極を電気的に接続
するリード線が上記粘着剤層に接着固定されると共に、
上記弾性支持体の表面に粘着剤層を介して上記圧電発音
体を貼着し、上記弾性支持体の裏面に粘着剤層を介して
スピーカフレームを貼着したことを特徴としている。
作用 上記構成によれば、圧電発音体が、弾性力に富んだ発
泡体からなる弾性支持体を介してスピーカフレームに外
周支持されたので、この圧電スピーカは、その周波数特
性がより平坦化される。また上記発泡体の両面に貼着剤
層を形成して該発泡体の両面を該貼着剤層で塞ぐように
したので、該発泡体からのエアー漏れを阻止でき、上記
発泡体のエアー漏れによる弾性力が減衰を抑制できるの
で常に均一的な弾性作用が期待でき、周波数特性におけ
る低域の伸びも一層改善されると共に、組立に際してス
ピーカフレームに弾性支持体を表裏選択することなく接
着固定し、更に該弾性支持体の上表面側に圧電発音体を
積層状に載置して接着固定する簡単な工程により容易に
組み立てることができる。
また、両圧電板の電極を電気的に接続するリード線が
粘着剤層に接着固定されていることで上記各リード線が
振動板の角部等に接触して切断又は損傷するのを防止で
きて常に安定した通電状態を保つことができる。
実施例 以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説する。
第1図において、1は本発明の一実施例としての所謂
「バイモルフ形」の圧電スピーカであって、樹脂等で形
成されたリング状のスピーカフレーム2と、屈曲振動形
の圧電発音体3と、該圧電発音体3を上記スピーカフレ
ーム2に支持するための弾性支持体4とからなる。
上記圧電発音体3は、円形状に形成された金属材料か
らなる振動体5と、該振動板5の表裏両面に貼着された
PZT等の圧電板6,6と、該圧電板6,6の夫々の表面側に形
成された電極11,11を電気的に接続するリード線7とか
らなる。
さらに、上記弾性支持体4は、発泡ポリウレタンフォ
ーム、発泡ポリエチレンフォーム等の発泡材料をリング
状に形成した発泡体8と、該発泡体8の表裏両面に形成
されたウレタン系、アクリル系等の表裏一対の粘着剤層
9,10とからなる。
しかして、この圧電スピーカは、次のようにして組み
立てられる。
すなわち、発泡体8の裏面の粘着剤層9にスピーカフ
レーム2を接着させて固定し、次いで発泡体8表面の粘
着層10に圧電発音体3を接着固定することにより組み立
てられる。つまり、本発明の圧電スピーカは、従来のよ
うにスピーカフレーム2又は圧電発泡体3を反転させる
必要がなく容易に組み立てることができる。特に、この
実施例においては、リード線7を粘着剤層10に接着固定
させることにより(図中、Aで示す)、該リード線7が
圧電発音体3の振動板5の角部に接触することがなくな
り、該リード線7の線切れを防止することができるとい
う効果もある。また、周波数特性の面においても、発泡
体8の表裏両面に粘着剤層9が形成されているので、該
粘着剤層9により上記発泡体8からのエアー漏れが阻止
でき、該発泡体8のエアー漏れによる弾性力の減衰が抑
制できるので常に均一的な弾性作用が期待でき周波数特
性における低域の伸びが良好となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、要
旨を変更しない範囲において設計変更可能なことは勿論
である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明の圧電スピーカは、圧電
発音体を外周支持するための弾性支持体に弾性力に富ん
だ発泡体を使用したので、周波数特性がより平均化す
る。さらに該発泡体の表裏両面を粘着剤層で塞いだの
で、発泡体からのエアー漏れが阻止でき、該発泡体のエ
アー漏れによる弾性力の減衰を抑制できるので常に均一
的な弾性作用が期待できることにより、周波数特性にお
ける低域への伸びも良好となり、周波数帯域の広い多汎
な利用途をもつ優れた圧電スピーカを得ることができ
る。
又、圧電板の電極を接続するリード線を粘着剤層に接
着固定としていることにより、リード線が振動板の角部
に接触して切断や損傷するのを防止できて安定した通電
状態を保つことができる。
又、その上組立に際しても振動板の両面に圧電板を形
成した圧電発音体を用いていることで、該圧電発音体の
表裏を選択する必要がなく、スピーカフレーム上に弾性
支持体を介して積層状に載置して接着固定するだけで良
く極めて簡単な工程で容易に組み立てることができるの
で作業効率が向上するという顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は従来
例を示す断面図である。 2……スピーカフレーム、3……圧電発音体、4……弾
性支持体、8……発泡体、9,10……粘着剤層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動板の両面に圧電板が形成された圧電発
    音体の外周部位を弾性支持体を介してスピーカフレーム
    に支持した圧電スピーカにおいて、 上記弾性支持体が、発泡体と該発泡体の表裏両面に形成
    された粘着剤層とから成り、 上記両圧電板の表面に形成された電極を電気的に接続す
    るリード線が上記粘着剤層に接着固定されると共に、上
    記弾性支持体の表面に粘着剤層を介して上記圧電発音体
    を貼着し、上記弾性支持体の裏面に粘着剤層を介してス
    ピーカフレームを貼着したことを特徴とする圧電スピー
    カ。
JP61161477A 1986-07-09 1986-07-09 圧電スピ−カ Expired - Lifetime JP2580547B2 (ja)

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