JPH0885065A - 超砥粒ブレード - Google Patents

超砥粒ブレード

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JPH0885065A
JPH0885065A JP6248688A JP24868894A JPH0885065A JP H0885065 A JPH0885065 A JP H0885065A JP 6248688 A JP6248688 A JP 6248688A JP 24868894 A JP24868894 A JP 24868894A JP H0885065 A JPH0885065 A JP H0885065A
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Yukio Okanishi
幸緒 岡西
Kosuke Mitsui
康祐 三井
Akihiro Koike
昭博 小池
Nobuo Urakawa
信夫 浦川
Tsutomu Takubo
努 田窪
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Osaka Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
Osaka Diamond Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低騒音のコンクリート,石材等の切断用超砥
粒ブレードを提供する。 【構成】 台金1を複数の円板11,12,13を重ね合わせ
て形成し、且つ該円板の少なくとも1枚には板面に凹凸
状を設け、該凹凸状により板面間に空隙15と当接部10を
形成せしめ、当接部10の摺動摩擦により騒音を減衰せし
める。空隙15には軸方向の貫通孔8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石材,コンクリート、そ
の他の各種部材の切断、研削に用いられるダイヤモン
ド、CBN(立方晶系窒化硼素)等の超砥粒層を有する
ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】この種ブレードとしては、鋼製円板の外
周縁に超砥粒層を形成したものがよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなブレードに
おいては、研削性能、加工面、ブレードの寿命の向上の
ため多くの改良が加えられている。また切断作業時の騒
音発生を防止するため、例えば実公平2-7015号が提案さ
れている。
【0004】この提案は、複数の鋼板を重ね合わせて点
溶接し、隙間のある複合台金を形成し、この微小間隙に
よって生ずる空気移動による粘性抵抗によって、振動を
減衰させ、騒音の発生を防止しようとするものである。
このものは1枚ものの台金に比らべ騒音は低いが、隙間
の位置や大きさの調整は困難で、性能上も製作上も必ら
ずしも充分とは言い難い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は騒音の防止効果
が安定して得られる構成のブレードを提供しようとする
もので、次の様な特徴を有する。台金を形成するために
重ね合わせ接合された複数枚の円板のうち、少なくとも
1枚は板面に変形した凹凸状を設け、該円板が他の円板
に接する部分に、空隙と板面間が摺動可能な当接部を形
成したことである。この当接部がブレード使用時の振動
により摺動し、その摺動による摩擦により振動エネルギ
ーが熱エネルギーに変換される。従って振動は急激に減
衰し、振動による騒音は防止されるものである。発明者
らはこの効果をクーロン減衰と認識した。
【0006】本発明の今一つの特徴は、上記空隙内に軸
方向の貫通孔を設けて、空隙による共振を防ぎ、また台
金の振動面積を減じたことである。更に本発明の他の特
徴は超砥粒層が台金外周の半径方向に対して傾斜して設
けた、多数の切欠部間のセグメント外周縁上に形成され
ていることである。以下実施例によってその内容を説明
する。
【0007】
【実施例】図1A及びBは実施例ブレードの正面図及び
そのI−I断面図である。図2A及びB,図3A及びB
は夫々図1におけるa,b,c,dの各部の拡大説明図
である。
【0008】図1Aにおいて、1は台金で、その外周縁
には超砥粒層2が、切欠部3間のセグメント4上に固着
されている。5は中心の軸孔で、軸孔5を中心として風
車形の凸部6が形成されている。図2及び図3の拡大図
によって理解されるように、台金1は中心の円板11、両
側の円板12,13を夫々重ね合わせて形成されている。こ
の外側の円板12,13の中央部(軸孔5の周辺)に予め板
面の外方に向って風車形の凸状14が変形加工されてい
る。凸状14の内方(裏側)は凹部15となっている。
【0009】従って、この円板12,13を中心の円板11に
重ね合わせて接合すれば凹部15は空隙となる。さらに図
3に拡大して示すように、この空隙15と意識的には空隙
を形成させなかった凸状のない部分との境界部は、円板
12,11,13間が接触し当接部10を形成し、この当接部よ
り他の部分は極く僅かな微小隙間9となる。
【0010】当接部10は、摺動可能面となるもので、ブ
レード使用時生ずる振動により摺動し、振動エネルギー
は摺動による摩擦熱エネルギーに変換される。従って、
ブレード切断時の振動に基づく騒音は著しく減衰される
のである。本発明者らは、この効果をクーロン減衰と認
識し、この効果をより発揮できる構成、即ち当接部を明
確に形成、調整できる構造として、図4A、Bを示し、
後述する。
【0011】図1中7は各円板間をスポット溶接した点
溶接箇所である。実施例では凸部6の軸孔5側に同心状
に設けた非加工面と、切欠部3の根本部分に施されてい
る。8は空隙15を貫通する軸方向の貫通孔である。
【0012】図4においてAは平面図、BはI−Iの拡
大断面で、図1の実施例と異なる部分についてのみ説明
する。図1の凸部6に対応するものとして同心円状の2
つの凸部66と67を設けた。従って、両凸部66と67間に当
接部10がくっきりと形成され、クーロン減衰効果は顕著
である。但しこの構造のものは、寸法割合によっては台
金の強度を損うおそれがあり、前記図1のものは逆に強
度上の心配がなく、夫々特徴を有する。当同心円状の凸
部66にも貫通孔8を設けても勿論差支えない。
【0013】上記図4の同心円状の凸部を、必要によっ
ては蛇行させて当接部をより多く形成してもよく、また
前記図1の星形乃至はこれの変形を中心の円板11に設け
るか、或は非連続の凹或は凸部としても勿論差し支えな
い。
【0014】この構成のブレードは、台金1の外周のセ
グメント4外縁に予め焼結された超砥粒層片をろう付け
等によって固着するが、必要によっては、上記セグメン
ト4外縁にダイヤモンド粒と金属粉の混合物を包囲充填
し、これを焼結する際、同時に台金1を形成する円板を
接合してもよい。この場合は、円板間のめっき材の溶着
または拡散による一体化を防ぐため、円板間にカーボ
ン,セラミック等の離隔材を付着しておく必要がある。
【0015】図2Bは、超砥粒層2が台金1を包囲固着
している状態を示す拡大図で、図の様に中心円板11を大
径としておけば、固着保持が容易である。ろうづけの場
合は、同径とし外縁にV溝加工を施しておくことが好ま
しい。
【0016】実施例においては、各円板11,12,13は厚
み 0.5mmのロール圧延材を使用し、8箇のセグメントに
形成した。超砥粒層2の刃厚は 2.0mmとし、ブレードの
直径は 105mmとした。台金1は、円板12,13に深さ0.15
mm,外周径73mmの風車形の凸状絞り加工を施し、更に点
溶接7、貫通孔8が加えられているので、強度が高く腰
入れ効果も期待できる。またこの加工が表1に示す騒音
低下に寄与している。切欠部3の傾斜は切断をスムース
にする面でも効果がある。また超砥粒層を形成するダイ
ヤモンド粒の大きさは40〜50メッシュ,コンセントは15
とした。
【0017】
【表1】
【0018】上記の騒音の測定は、実施例、比較例、従
来例の各ブレードで、コンクリート歩車道境界ブロック
を30cm切断し、その際生じる騒音を1mの位置で測定し
たものである。
【0019】実施例の騒音が低いのは、切断時に発生す
る超砥粒層2の振動は台金1に伝わるが、台金1は複数
の円板が重ねられ、空隙15と当接部10が形成されている
ため、当接部分が振動により滑り、摩擦により振動エネ
ルギーを熱エネルギーに変換させる所謂クーロン減衰を
生じるためである。
【0020】そして、当接部分は、同心円状の凸部66,
67間、風車形凸部6との境界部のみでなく、切欠部3及
び両者との関係位置に配設された点溶接7によっても形
成が期待できるものであり、このものは略台金1内に組
織的に分散されているので、クーロン減衰が最も効果的
にあらわれたものと考えられる。
【0021】なお実施例においては、円板の数は3枚の
ものについて示したが、必要によっては2枚以上とし、
円板の材質や厚みも異なったものを使用することができ
る。また凸部、切欠部、点溶接、貫通孔の形状、位置、
数は、図示のものが最も好ましいが、切断する相手材や
ブレードの直径により、適宜変更を加えることができ
る。
【0022】
【発明の効果】前記の様に、本発明の構成をもったブレ
ードは、切断時の騒音減少の効果が大きい。風車形の凸
部や半径方形に対し傾斜した欠落部は、切断がスムース
で切粉の排出を助長する効果も期待できる。また均質
で、充分な強度を備えたものを容易に製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは実施例の正面図、BはAのI−I断面図で
ある。
【図2】A,Bは夫々図1におけるa部,b部の拡大図
である。
【図3】A,Bは夫々図1におけるc部,d部の拡大図
である。
【図4】Aは他の実施例の平面図、BはそのI−I拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 台金 2 超砥粒層 3 切欠部 4 セグメント 5 軸孔 6 凸部 7 点溶接 8 貫通孔 9 微小隙間 10 当接部 11 中心の円板 12,13 両側の円板 14 凸状 15 凹部,空隙 66,67 同心円状の凸部 a 切欠部の周辺部 b 超砥粒層の固着部 c,d 凸部との境界部分
フロントページの続き (72)発明者 浦川 信夫 大阪府堺市鳳北町2丁80番地 大阪ダイヤ モンド工業株式会社内 (72)発明者 田窪 努 大阪府堺市鳳北町2丁80番地 大阪ダイヤ モンド工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周縁に超砥粒層を具備した円板状台金
    において、該台金は重ね合わせた複数の円板が点溶接と
    超砥粒層の固着とによって形成され、且つ該円板の少な
    くとも1枚は板面に変形した凹凸状を有し、該円板が他
    の円板に接する部分に空隙と板面間が摺動可能な当接部
    を形成してなることを特徴とする超砥粒ブレード。
  2. 【請求項2】 変形した円板は外側に位置し、凹凸状は
    板面外側に突出した凸状で、その凸状内側の凹部によっ
    て空隙が形成され、該空隙周辺の凹部でない部分の境界
    部が当接部を形成することを特徴とする請求項1記載の
    ブレード。
  3. 【請求項3】 空隙内には軸方向の貫通孔を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のブレード。
  4. 【請求項4】 台金の外周縁に台金の半径方向に対して
    傾斜した多数の切欠部が設けられ、該切欠部間のセグメ
    ント外周縁に超砥粒層が設けられていることを特徴とす
    る請求項1,2または3記載のブレード。
JP24868894A 1994-09-16 1994-09-16 超砥粒ブレード Expired - Lifetime JP2649019B2 (ja)

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KR1019950030371A KR0175176B1 (ko) 1994-09-16 1995-09-13 브레이드 및 제조방법
US08/527,877 US5697359A (en) 1994-09-16 1995-09-14 Abrasive blade with reduced cutting noise
EP95114480A EP0703034A1 (en) 1994-09-16 1995-09-14 Blade and method of manufacturing the same

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006088288A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Miyoshi Kogyo Kk 円形カッター、及びそのプレス成形方法
JP2009233830A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Hitachi Koki Co Ltd カッター

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006088288A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Miyoshi Kogyo Kk 円形カッター、及びそのプレス成形方法
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