JPH0531782U - 水槽の懸架構造 - Google Patents

水槽の懸架構造

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JPH0531782U
JPH0531782U JP8010991U JP8010991U JPH0531782U JP H0531782 U JPH0531782 U JP H0531782U JP 8010991 U JP8010991 U JP 8010991U JP 8010991 U JP8010991 U JP 8010991U JP H0531782 U JPH0531782 U JP H0531782U
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JP
Japan
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sliding surface
water tank
receiving portion
notch
vibration
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Pending
Application number
JP8010991U
Other languages
English (en)
Inventor
邦雄 豊川
Original Assignee
シヤープ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半球状の摺動面21aを有する受け部21に
切り欠き21bが形成され、吊り棒19に摺動面21a
に当接する摺動面20aを有する支持片20が一体的に
取り付けられ、切り欠き21bを利用して支持片20が
受け部21に対してスライド的に組み立てられるように
構成されている水槽の懸架構造。 【効果】 簡便に防振機能を損なうことなく取り付ける
ことができ、組立性の改善を図ることができ、また自動
組立化を可能とし、あるいは修理等のメンテナンスの省
力化を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水槽の懸架構造、より詳細には外箱に水槽を取り付け、洗濯物の脱水 工程等で発生する振動を抑制するために装備されている水槽の懸架構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の全自動洗濯機の概略を図面に基づいて説明する。 図6は従来の全自動洗濯機の構造を概略的に示した断面図であり、図中41は 外箱を示している。外箱41には水槽42が内設されており、さらに水槽42内 には洗濯物の洗い及び脱水兼用の回転槽43が配設されている。また回転槽43 の底面部には攪拌翼44が配設されており、その下方の水槽42下部には、この 攪拌翼44及び回転槽43を回転させるための電動機45と、電動機45の力を 攪拌翼44及び回転槽43のいずれかに選択的に伝達し、かつそれぞれが適切な 速さで回転するように制御する駆動部46とが配設されている。また電動機45 、駆動部46と併設して水槽42に排水ホース55が接続されている。水槽42 の背後には水槽42内の水位を圧力で検知するための導圧パイプ54が配設され ている。
【0003】 一方、外箱41上部の内側四隅には受け部51が形成され、後述する如く水槽 42を吊持する吊り棒49の上端部は受け部51に当接している支持片50に支 持されている。またこの吊り棒49の下端近傍には、防振バネ48及び防振スリ ーブ56が取り付けられ、この防振スリーブ56により水槽42に延設された座 部47が支持されている。
【0004】 座部47は、その内側が上に凸の円滑な球面形状に形成され、また上記受け部 51に対応して水槽42の外側下部に固定されている。
【0005】 また図7に示した如く受け部51は半球状の摺動面51aを有しており、この 摺動面51aに対応して支持片50にも下に凸の半球状の摺動面50aが形成さ れている。この受け部51で支持片50が支持されて水槽42は吊り棒49によ って外箱41内に揺動可能に吊持された状態となっている。
【0006】 このように構成された水槽42の懸架構造においては、例えば洗濯物の脱水工 程で水槽42が揺動振動すると、その揺動振動が防振ばね48によって吸収され 、また、座部47と防振スリーブ56との摺動及び受け部51と支持片50との 摺動によって吸収される。従って外槽41への揺動伝達が小さく抑えられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記した水槽の懸架構造では、組み立てる際に、防振バネ48が 捲着された吊り棒49をまず座部47に形成された貫通孔(図示せず)に通し、 さらに外箱41に形成された受け部51の貫通孔52に通して後支持片50を複 雑な手順にて取り付けるという方法を取っていた。その結果、組み立てに手間が かかるだけでなく、修理等のメンテナンスにも不便であるという課題があった。
【0008】 本考案は上記した課題に鑑みなされたものであり、簡便に防振機能を損なうこ となく組み立てることができ、組立性の改善を図ることができ、また自動組立化 を可能とし、しかも修理等のメンテナンスの省力化を図ることができる水槽の懸 架構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係る水槽の懸架構造は、半球状の摺動面を 有する受け部に切り欠きが形成され、吊り棒に前記摺動面に当接する摺動面を有 する支持片を一体的に取り付けることにより、前記切り欠きを利用して前記支持 片が前記受け部に対してスライド的に組み立てられるように構成されていること を特徴としている。
【0010】
【作用】
上記した構成によれば、半球状の摺動面を有する受け部に切り欠きが形成され 、吊り棒に前記摺動面に当接する摺動面を有する支持片を一体的に取り付けるこ とにより、前記切り欠きを利用して前記支持片が前記受け部に対してスライド的 に組み立てられるように構成されているので、前記吊り棒に前記支持片等を取り 付けた状態で該支持片を前記受け部に容易に支持させることが可能となる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る水槽の懸架構造の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は実施例に係る水槽の懸架構造を採用した全自動洗濯機の実施例を概略的 に示した断面図であり、図中11は外箱を示している。外箱11には水槽12が 内設されており、さらに水槽12内には洗濯物の洗い及び脱水兼用の回転槽13 が配設されている。また回転槽13の底面部には攪拌翼14が配設されており、 その下方の水槽12下部には、この攪拌翼14及び回転槽13を回転させるため の電動機15と、電動機15の力を攪拌翼14及び回転槽13のいずれかに選択 的に伝達し、かつそれぞれが適切な速さで回転するように制御する駆動部16と が配設されている。また電動機15、駆動部16と併設して水槽12に排水ホー ス25が接続されている。水槽12の背後には水槽12内の水位を圧力で検知す るための導圧パイプ24が配設されている。
【0013】 一方、外箱11上部の内側四隅には受け部21が形成され、後述する如く水槽 12を吊持する吊り棒19の上端部が受け部21に当接している支持片20に支 持されている。またこの吊り棒19の下端部近傍には、防振バネ18、及び防振 スリーブ27が取り付けられ、この防振スリーブ27により水槽12に固定され た座部17が支持されている。
【0014】 受け部21の断面図及び平面図をそれぞれ図2及び図3に示し、座部17の断 面図及び平面図をそれぞれ図4及び図5に示す。
【0015】 図2及び図3に示した如く受け部21は下に凸の半球状の摺動面21aを有し ており、また受け部21には外箱11の中心部から外箱11の角部に向かう切り 欠き21bが摺動面21aの略中央部まで形成されている。吊り棒19は支持片 20と一体化されており、支持片20の下面にも半球状の摺動面20aが形成さ れ、この摺動面20aと受け部21の摺動面21aとが摺接するようになってい る。
【0016】 また図4及び図5に示した如く座部17は略逆碗形状を有しており、座部17 には外側から水槽12の中心に向かう切り欠き17bが形成されている。吊り棒 19の下端部近傍には防振スリーブ27及び防振ばね18等が取り付けられてお り、座部17の内側に形成された半球状の摺動面17aと防振スリーブ27の上 部に形成された摺動面27aとが摺接するようになっている。
【0017】 このように構成された水槽の懸架構造においては、上記した如く受け部21に 切り欠き21bが形成され、座部17にも切り欠き17bが形成されているので 、支持片20、防振スリーブ27及び防振ばね18が一体化された吊り棒19を 座部17及び受け部21に対してスライド的に自在に着脱でき、支持片20の複 雑な取り付けが省略される。従って懸架構造を簡単に組み立てられることとなる 。
【0018】 以上の如く上記した水槽の懸架構造においては、切り欠き21b、17bが形 成された受け部21及び座部17を用いているので、吊り棒19に支持片20、 防振ばね18及び防振スリーブ27を一体化させた状態で吊り棒19を座部17 及び受け部21にスライド的に簡単に組み立てることができ、支持片20の複雑 な取り付けが省略される。このことにより簡便に防振機能を損なうことなく水槽 12を外槽11に取り付けることができ、組立性の改善を図ることができ、また 自動組立化を可能とし、しかも修理等のメンテナンスの省力化を図ることができ る。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案に係る水槽の懸架構造にあっては、半球状の摺動面 を有する受け部に切り欠きが形成され、吊り棒に前記摺動面に当接する摺動面を 有する支持片が一体的に取り付けられ、前記切り欠きを利用して前記支持片が前 記受け部に対してスライド的に組み立てられるように構成されているので、前記 吊り棒に前記支持片等を取り付けた状態で前記吊り棒を前記受け部にスライドさ せるだけで簡単に取り付けることができる。従って防振機能を損なうことなく、 簡便に水槽の懸架構造の組み立てができ、また自動組立化も可能となり、さらに はメンテンスの省力化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水槽の懸架構造を採用した全自動
洗濯機本体の実施例を示す概略断面図である。
【図2】実施例に係る水槽の懸架構造の概略を示す断面
図である。
【図3】実施例に係る受け部の概略を示す平面図であ
る。
【図4】実施例に係る座部の概略を示す断面図である。
【図5】実施例に係る座部の概略を示す平面図である。
【図6】従来の水槽の懸架構造を採用した全自動洗濯機
を示す概略断面図である。
【図7】従来の水槽の懸架構造を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
17 座部(受け部) 20 支持片 21 受け部 27 防振スリーブ(支持片) 17b、21b 切り欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半球状の摺動面を有する受け部に切り欠
    きが形成され、吊り棒に前記摺動面に当接する摺動面を
    有する支持片を一体的に取り付けることにより、前記切
    り欠きを利用して前記支持片が前記受け部に対してスラ
    イド的に組み立てられるように構成されていることを特
    徴とする水槽の懸架構造。
JP8010991U 1991-10-02 1991-10-02 水槽の懸架構造 Pending JPH0531782U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8010991U JPH0531782U (ja) 1991-10-02 1991-10-02 水槽の懸架構造

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JP8010991U JPH0531782U (ja) 1991-10-02 1991-10-02 水槽の懸架構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0531782U true JPH0531782U (ja) 1993-04-27

Family

ID=13709021

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JP8010991U Pending JPH0531782U (ja) 1991-10-02 1991-10-02 水槽の懸架構造

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JP (1) JPH0531782U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS585683B2 (ja) * 1979-01-18 1983-02-01 味の素株式会社 含油水性媒体の処理方法
JPS588481B2 (ja) * 1974-06-18 1983-02-16 キヤノン株式会社 ズ−ムレンズの広角化方式
JPS6361036A (ja) * 1986-09-02 1988-03-17 Bridgestone Corp 空気入りタイヤ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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