JPH053173A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH053173A
JPH053173A JP3186746A JP18674691A JPH053173A JP H053173 A JPH053173 A JP H053173A JP 3186746 A JP3186746 A JP 3186746A JP 18674691 A JP18674691 A JP 18674691A JP H053173 A JPH053173 A JP H053173A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MOSFETを構成要素として含む半導体集積
回路装置において、高速化を計り,かつESD耐性を向
上させる。 【構成】バッファー回路領域121には第1のNチャネ
ルMOSFETを含み外部装置と直接接続するバッファ
ー回路が形成され、内部回路領域122には第2のNチ
ャネルMOSFETを含む内部回路が形成される。第
1,第2のMOSFETのゲート電極106a,106
bはそれぞれチタンシリサイド膜105a,105bを
含むポリサイド構造により低抵抗化され、第2のMOS
FETのソース・ドレイン領域はチタンシリサイド膜1
12bを含むサリサイド構造により低抵抗化される。第
1のMOSFETのソース・ドレイン領域には、ゲート
電極106aとチタンシリサイド膜112aとの間にN
+ ソース・ドレイン拡散層113aのみから形成された
低抵抗化されていない領域が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOSFETを含む半導
体集積回路装置およびその製造方法に関し、特にソース
・ドレイン拡散層の表面に金属シリサイド膜を有するM
OSFETを含む半導体集積回路装置およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置は、高密度化,高速
化のため、素子寸法の縮小化が急速に進んでいる。特に
半導体集積回路装置がMOSFETを含む場合、MOS
FETの短チャネル効果の抑制が重要である。これに
は、ソース・ドレイン拡散層の浅接合化が必要である。
しかしながら、ソース・ドレイン拡散層を浅接合化する
と、層抵抗が増大する。MOSFETを含む半導体集積
回路装置では、ソース・ドレイン拡散層,およびゲート
電極は、配線の一部に用いられるので、拡散層の層抵抗
の増大,およびゲート電極の縮小化は、配線抵抗の急
増,回路の動作速度の著しい低下を招来する。
【0003】ゲート電極の縮小化に伴なう層抵抗の増大
の問題は、ゲート電極の構成材料の選択により対処され
いる。近年、多結晶シリコン膜のみによるゲート電極
(所謂、シリコンゲート電極)から、多結晶シリコン膜
上に金属シリサイド膜を積層した構造(所謂、ポリサイ
ド構造)のゲート電極,あるいは金属シリサイド膜のみ
によるゲート電極が採用されている。さらには、高融点
金属膜によるゲート電極の採用へと変遷しつつある。
【0004】拡散層の層抵抗の増大を解決する方法が、
シー・ケイ・ラウ等により1982年アイ・イー・ディ
ー・エム,テクニカル・ダイジェスト,714−717
ページ(C.K.Lau et al,IEDM Te
ch.Dig.,1982,pp714−717)に提
案された。この方法では、シリコン基板表面に形成され
た拡散層の表面に金属膜が堆積され、熱処理が施されて
拡散層のシリコンと金属膜との間のシリサイド化反応が
生じ、その後選択的に未反応のまま残された金属膜が除
去される。これにより、金属シリサイド膜が拡散層に対
して自己整合的に形成される。この方法により得られた
構造は、サリサイド(self−aligned si
licideの略)と呼ばれる。層抵抗が数十〜百数十
Ω/□であった拡散層は、この構造を採用することによ
り、層抵抗が数Ω/□の拡散層になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たサリサイド構造のMOSFETは、1986年,ケイ
・エル・チェン等によりアイ・イー・ディー・エム,テ
クニカル・ダイジェスト,484−487ページ(K.
L.Chen et al,IEDM Tech.Di
g.,1986,pp484−487)に報告されたよ
うに、サリサイド構造を採用しないMOSFETに比較
して、ESD耐性が著しく劣化する。本願発明者がこれ
を追試したところ、サリサイド構造のMOSFETのE
SD(Electro−static Dischag
eの略)耐性は、サリサイド構造を採用しないMOSF
ETのそれの1/3程度であった。
【0006】この原因は以下のように考えられている。
サリサイド構造のMOSFETの拡散層では層抵抗の低
下により拡散層自体の抵抗値が低減する。静電気による
放電電流がMOSFETの拡散層(特にドレイン拡散
層)に流れる場合、この電流はゲート電極の端部に集中
しやすくなる。このため、ゲート電極端部近傍のゲート
絶縁膜に局所的な熱破壊が生じやすくなる。
【0007】半導体集積回路の中でMOSFETを構成
素子として形成される諸回路のうち外部装置との接続を
要しない内部回路では、上記熱破壊の問題は外部装置の
直接接続する回路での保護装置により対処できるので、
上述したサリサイド構造のMOSFETを採用できる。
しかしながら、半導体集積回路における外部装置に直接
接続するバッファー回路(これには入力バッファー回
路,出力バッファー回路,I/Oバッファー回路の3種
類がある)には、上述のサリサイド構造のMOSFET
は、そのままの形で採用することは上記の現象のために
出来ない。特に、出力バッファー回路は、MOSFET
のドレイン拡散層が出力端子に直接に接続されており、
出力側の耐圧特性はMOSFETのEDS耐性そのもの
に依存することになるので、種々の保護装置を設けるこ
とが可能な入力バッファー回路に比べてこの問題が重要
となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
装置の第1の態様は、第1のMOSFETを含んで構成
され外部装置に直接接続するバッファー回路と第2のM
OSFETを含む内部回路とからなる半導体集積回路装
置において、第1のMOSFET並びに第2のMOSF
ETのゲート電極が第1の金属からなる膜,あるいは第
1の金属のシリサイド膜,あるいは多結晶シリコン膜と
第1の金属のシリサイド膜との積層膜により構成され、
第1のMOSFET並びに第2のMOSFETのゲート
電極の側面には絶縁膜からなるスペーサが設けられ、第
1のMOSFETにおけるゲート電極から所定距離離れ
た領域のソース・ドレイン拡散層表面並びに第2のMO
SFETのソース・ドレイン拡散層表面には第2の金属
のシリサイド膜が設けられている。第1の金属は、好ま
しくはタングステン,モリブデン,あるいはチタンであ
る。第2の金属は、好ましくはチタン,コバルト,ある
いはタンタルである。
【0009】本発明の半導体集積回路装置の第2の態様
は、第1のMOSFETを含んで構成され外部装置に直
接接続されるバッファー回路と第2のMOSFETを含
む内部回路とからなる半導体集積回路装置において、第
1のMOSFET並びに第2のMOSFETのゲート電
極が第1の金属からなる膜,あるいは第1の金属のシリ
サイド膜,あるいは多結晶シリコン膜と第1の金属のシ
リサイド膜との積層膜により構成され、第1のMOSF
ET並びに第2のMOSFETのゲート電極の側面には
絶縁膜からなるスペーサが設けられ、第2のMOSFE
Tのソース・ドレイン拡散層表面には第2の金属のシリ
サイド膜が設けられている。第1の金属は、好ましくは
タングステン,モリブデン,あるいはチタンである。第
2の金属は、好ましくはチタン,コバルト,あるいはタ
ンタルである。
【0010】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、第1のMOSFETを含み外部装置に直接に接続さ
れるバッファー回路と第2のMOSFETを含む内部回
路とからなる半導体集積回路装置の製造方法において、
シリコン基板表面に選択的にフィールド絶縁膜を形成し
て外部装置に直接接続するバッファー回路形成領域およ
び内部回路形成領域を形成し、バッファー回路形成領域
および内部回路形成領域表面にゲート絶縁膜を形成する
工程と、全面に第1の金属からなる膜あるいは第1の金
属のシリサイド膜あるいは多結晶シリコン膜と第1の金
属のシリサイド膜との積層膜を形成してパターニング
し、バッファー回路形成領域および内部回路形成領域表
面に第1のMOSFETのゲート電極および第2のMO
SFETのゲート電極をそれぞれ形成する工程と、第1
のMOSFETのゲート電極および第2のMOSFET
のゲート電極をマスクにして第1のMOSFETの低濃
度ソース・ドレイン拡散層および第2のMOSFETの
低濃度ソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、第1
のMOSFETのゲート電極および第2のMOSFET
のゲート電極の側面に第1の絶縁膜からなるスペーサを
形成し、第1のMOSFETのゲート電極並びに第2の
MOSFETのゲート電極並びにスペーサ直下以外のゲ
ート絶縁膜を除去する工程と、第1のMOSFETのゲ
ート電極および少なくともこのゲート電極に隣接する所
定領域を第2の絶縁膜により覆う工程と、全面に第2の
金属からなる膜を形成し、熱処理により第2の金属のシ
リサイド膜を形成し、第2の金属からなる膜を除去する
工程と、を有している。
【0011】第1のMOSFETのゲート電極および第
2のMOSFETのゲート電極が第1の金属からなる膜
の場合,および第2の金属が第1の金属と同じ場合、本
発明の上記製造方法は、好ましくは全面に第1の金属か
らなる膜あるいは第1の金属のシリサイド膜あるいは多
結晶シリコン膜と第1の金属のシリサイド膜との積層膜
を形成した後、全面に第3の絶縁膜を形成する工程を有
している。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の第1の実施例の構成を説明
するための略平面図,および略断面図である。分図
(B)は、分図(A)のXY線での略断面図である。
【0014】本発明の半導体集積回路装置は、外部装置
に直接接続されるバッファー回路(これには入力バッフ
ァー回路,出力バッファー回路,I/Oバッファー回路
の3種類があるが、以後バッファー回路と略記する)と
外部装置への接続を要しない内部回路とから構成され
る。バッファー回路および内部回路は、単チャネルのM
OSFET,C−MOSFET,あるいはBi−CMO
SFETから構成される。説明を容易にするため本実施
例では、LDD構造のソース・ドレイン拡散層を有する
NチャネルのMOSFETのみから構成された半導体集
積回路装置について説明する。
【0015】P型シリコン基板101の表面には、フィ
ールド酸化膜102が選択的に設けられている。フィー
ルド酸化膜102の膜厚は、800nm程度である。フ
ィールド酸化膜102により、シリコン基板101の表
面には、バッファー回路領域121,および内部回路領
域122が区画されて形成される。バッファー回路領域
121,および内部回路領域122には、第1のNチャ
ネルMOSFET,第2のNチャネルMOSFETが設
けられている。
【0016】第1,第2のMOSFETは膜厚21.5
nmのゲート酸化膜103を有している。第1,第2の
MOSFETは、ポリサイド構造のゲート電極106
a,106bを有している、ゲート電極106aはN+
型の多結晶シリコン膜104aとタングステンシリサイ
ド膜105aとから形成される。ゲート電極106bは
+ 型の多結晶シリコン膜104bとタングステンシリ
サイド膜105bとから形成される。多結晶シリコン膜
104a,104bの膜厚は約200nmである。タン
グステンシリサイド膜105a,105bの膜厚は約2
00nmである。ゲート電極106a,106bの層抵
抗は6Ω/□程度である。ゲート電極106a,106
bの側面には、シリコン酸化膜からなるスペーサ109
が形成されている。スペーサ109の幅は200nm程
度である。
【0017】第1,第2のMOSFETは、ゲート電極
106a,106bに自己整合的に形成されたN- 型ソ
ース・ドレイン拡散層107a,107bを有してい
る。第1,第2のMOSFETは、スペーサ109並び
にゲート電極106a,スペーサ109並びにゲート電
極106bに自己整合的に形成されたN+ 型ソース・ド
レイン拡散層113a,113bを有している。N+
ソース・ドレイン拡散層113aの表面には、ゲート電
極106aから間隔d(分図(A)参照)以上離れた領
域にチタンシリサイド膜112aが形成されている。N
+ 型ソース・ドレイン拡散層113bの表面には、これ
と自己整合的にチタンシリサイド膜112bが形成され
ている。チタンシリサイド膜112a,112bの膜厚
は160nm程度であり、層抵抗は2Ω/□程度であ
る。N+ 型ソース・ドレイン拡散層113a,113b
のみでの層抵抗は40Ω/□程度である。
【0018】この半導体集積回路装置の表面には、膜厚
1μm程度の層間絶縁膜114が形成されている。層間
絶縁膜114にはチタンシリサイド膜112a,112
bに達するコンタクト孔115が設けられている。本実
施例では、チタンシリサイド膜112a,112bがバ
リアメタルとして機能する。このため、コンタクト孔1
15の径は小さくしても、コンタクト抵抗の増大は大き
くない。また、第1のMOSFETのコンタクト孔の径
をあえて大きくする必要もない。
【0019】本実施例におけるソース・ドレイン拡散層
(N- 型ソース・ドレイン拡散層107,チタンシリサ
イド膜112,およびN+ 型ソース・ドレイン拡散層1
13から構成される),およびゲート電極は、配線の一
部に転用さても支障は来たさない。これは、本実施例に
おけるソース・ドレイン拡散層,およびゲート電極の層
抵抗が従来のものより充分低いためである。
【0020】また、本実施例においては、バッファー回
路を構成する第1のNチャネルMOSFETでは、ゲー
ト電極106aとチタンシリサイド膜112aとが分離
している。その間のソース・ドレイン領域は、40Ω/
□程度の層抵抗を有するN+ 型ソース・ドレイン拡散層
113aにより構成されている。このため、バッファー
回路のソース・ドレイン拡散層に外部装置から放電電流
が流入しても、ゲート電極106a端部での熱破壊は顕
著でない。
【0021】次に、図2,図3,および図1を用いて、
本発明の第1の実施例の半導体集積回路装置に係わる製
造方法を説明する。
【0022】まず、P型シリコン基板101表面に、選
択酸化法によるフィールド酸化膜102が形成される。
フィールド酸化膜102の膜厚は800nm程度であ
る。フィールド酸化膜102の形成により、バッファー
回路領域121,内部回路領域122が同時に形成され
る。領域121,122はそれぞれフィールド酸化膜1
02に囲まれている(図1(A)参照)。領域121,
122表面には、熱酸化法によるゲート酸化膜103が
形成される。ゲート酸化膜の膜厚は21.5nmであ
る。全面に膜厚約200nmのN+ 型の多結晶シリコン
膜104がCVD法による形成される。引き続いて、ス
パッタ法により、膜厚約200nmのタングステンシリ
サイド膜105が全面に堆積される。タングステンシリ
サイド膜105上には、フォトレジスト膜131のパタ
ーンが形成される。フォトレジスト膜131はゲート電
極用のエッチングマスクである〔図2(A)〕。フォト
レジスト膜131の幅はゲート長に対応する。ここでは
第1,第2のMOSFETのゲート長が同じであるとし
てあるが、これに限定されるものではない。
【0023】次に、フォトレジスト膜131をマスクに
用いて、タングステンシリサイド膜105,多結晶シリ
コン膜104が順次エッチングされる。これにより、第
1,第2のMOSFETのポリサイド構造のゲート電極
106a,106bが形成される。ゲート電極106a
はN+ 型の多結晶シリコン膜104aとタングステンシ
リサイド膜105aとから形成される。ゲート電極10
6bはN+ 型の多結晶シリコン膜104bとタングステ
ンシリサイド膜105bとから形成される。燐のイオン
注入により、第1,第2のMOSFETのN- 型ソース
・ドレイン領域107a,107bが形成される。N-
型ソース・ドレイン領域107a,107bは、ゲート
電極106a,106bに対して自己整合的である。燐
のイオン注入条件は、注入エネルギーが20keV−1
00keV,ドーズ量が1×1013cm-2程度である。
フォトレジスト膜131が除去された後、全面に膜厚約
200nmのシリコン酸化膜108が、CVD法によ
り、堆積される〔図2(B)〕。
【0024】次に、シリコン酸化膜108がエッチバッ
クされ、シリコン酸化膜からなるスペーサ109がゲー
ト電極106a,106bの側面に形成される。全面に
膜厚30nm程度のシリコン酸化膜110が、CVD法
により堆積される〔図2(C)〕。
【0025】次に、フォトレジスト膜132のパターン
がバッファー回路領域121上の所定領域に形成され
る。この所定領域は、ゲート電極106aおよびゲート
電極106aから間隔d(図1(A)参照)以内の領域
である。フォトレジスト膜132をマスクにしてシリコ
ン酸化膜110がエッチングされ、シリコン酸化膜11
0aが形成される〔図2(D)〕。
【0026】次に、フォトレジスト膜132が除去さ
れ、全面に膜厚約100nmのチタン膜111がスパッ
タ法により堆積される〔図3(A)〕。
【0027】次に、不活性雰囲気で600℃−800℃
の熱処理が行なわれ、チタンシリサイド膜112a,1
12bが形成される。未反応のチタン膜111はエッチ
ング除去される〔図3(B)〕。このシリサイド化反応
の際、タングステンシリサイド膜105bとチタン膜1
11とは直接接触しているが、この部分ではシリサイド
化反応は起らない。
【0028】本実施例の製造方法は、第1の金属からな
る金属シリサイド膜がゲート電極の構成要素となってい
るときには、第1の金属(本実施例ではタングステン)
と第2の金属(本実施例ではチタン)とを異ならせるこ
とにより適用できる。しかし、第1の金属と第2の金属
とが同一の場合,およびゲート電極が第1の金属からな
る膜で形成されている場合には、適用できない。
【0029】次に、シリコン酸化膜110aが除去され
る。フィールド酸化膜102,ゲート電極106a,1
06b,スペーサ109をマスクとした砒素のイオン注
入により、N+ 型ソース・ドレイン拡散層113a,1
13bが形成される。イオン注入条件は、注入エネルギ
ーが70keV−100keV,ドーズ量が1×1015
cm-2−5×1015cm-2である〔図3(C)〕。
【0030】次に、CVD法により、全面に膜厚1μm
程度の層間絶縁膜114が形成される〔図3(C)〕。
層間絶縁膜114にはチタンシリサイド膜112a,1
12bに達するコンタクト孔115が形成される〔図1
(A),(B)〕。
【0031】上述の製造方法は、NチャネルMOSFE
Tの場合であるが、この製造方法はPチャネルMOSF
ETにも応用できる。さらに、C−MOSFET,Bi
−CMOSFETにも応用できる。
【0032】本実施例を適用した半導体集積回路装置の
ESDに関して、図11,および図12(A),(B)
を参照して説明する。バッファー回路並びに内部回路
は、本実施例を適用したC−MOSFETにより構成す
る。出力バッファー回路はC−MOSインバータからな
る。このC−MOSインバータにおいて、ゲート長L/
ゲート幅Wは、NチャネルMOSFET,PチャネルM
OSFETともに、1.5μm/500μmである。N
チャネルMOSFETおよびPチャネルMOSFETの
ゲート酸化膜の膜厚は約21.5nmである。ゲート電
極は、NチャネルMOSFET,PチャネルMOSFE
Tともに、膜厚200nmのタングステンシリサイド
膜,膜厚200nmのN+ 型の多結晶シリコン膜から構
成される。スペーサはシリコン酸化膜から形成され、そ
れの幅は約200nmである。NチャネルMOSFE
T,PチャネルMOSFETともに、ソース・ドレイン
拡散層表面には、膜厚160nm程度のチタンシリサイ
ド膜が形成されている。チタンシリサイド膜とゲート電
極の間隔dは、NチャネルMOSFET,PチャネルM
OSFETともに、4μmである。
【0033】一方、従来構造の半導体集積回路装置とし
て、チタンシリサイド膜とゲート電極の間隔dが200
nm(スペーサの幅)であること以外は本実施例と同一
のものを作成した。これは、出力バッファー回路を構成
するC−MOSインバータのソース・ドレイン拡散層表
面には、全面にチタンシリサイド膜が形成されている。
このC−MOSインバータでは、ゲート電極とコンタク
ト孔の間隔が、本実施例の適用例より、4μm短かくな
っている。
【0034】上述の2つの出力バッファー回路に対し
て、MIL−STD−883C,方法3015.2に基
ずくEDS試験を行なった。EDS試験の一例は、図1
1に示す回路において、GND端子を基準とし、出力端
子とGND端子との間は印加電圧が加えられ、Vdd端
子,入力端子(図示せず),I/O端子(図示せず),
および他の出力端子(図示せず)はオープンにした。結
果は図12(A),(B)のとうりである。図12
(A)はプラスの印加電圧を変数とし、プラスの印加電
圧を加えた後の良品率を示すグラフである。図12
(B)はマイナスの印加電圧を変数とし、マイナスの印
加電圧を加えた後の良品率を示すグラフである。
【0035】図12(A),(B)において、折線Aは
本実施例の適用例の結果であり、折線Cは従来構造の結
果である。図から明らかなように、プラスの印加電圧の
場合、本実施例の適用例では従来構造に比べてEDS耐
性が1.5倍程度に高くなる。一方、マイナスの印加電
圧の場合、本実施例の適用例では従来構造に比べてED
S耐性が1.2倍程度に高くなる。
【0036】本発明の第1の実施例は、LDD構造のソ
ース・ドレイン拡散層を有するNチャネルMOSFET
に適用した場合である。これは、バッファー回路および
内部回路が、例えば5V系の比較的高い電源電圧で駆動
される場合に適している。図4,図5,図6は、他の構
造(あるいは他の構造との組み合わせ)のソース・ドレ
イン拡散層を有するNチャネルMOSFETに第1の実
施例を応用した例を説明するための略断面図である。
【0037】図4は、上述の第1の実施例の第1の応用
例を説明するための略断面図である。本応用例では、バ
ッファー回路領域121の第1のNチャネルMOSFE
Tは第1の実施例と同じである。一方、内部回路領域1
22の第2のNチャネルMOSFETはシングル・ドレ
イン構造のソース・ドレイン拡散層を有している。この
ソース・ドレイン拡散層は、チタンシリサイド膜112
bとゲート電極に自己整合的に形成されたN+ 型ソース
・ドレイン拡散層113dとから構成されている。
【0038】本応用例は、バッファー回路を含む周辺回
路が5V系の電源電圧で駆動し、内部回路が例えば3.
3V系の電源電圧で駆動する半導体集積回路装置に適し
ている。本応用例では、内部回路領域を第1の実施例よ
り微細化することができ、第1の実施例を用いるより高
速化が果せる。
【0039】本応用例の製造方法の要点を述べる。ゲー
ト電極を形成した後、フォトレジスト膜により内部回路
領域122を覆い、燐のイオン注入によりN- 型ソース
・ドレイン拡散層107aを形成する。その後、別のフ
ォトレジスト膜によりバッファー回路領域121を覆
い、70keV,1×1015cm-2程度の砒素のイオン
注入によりN+ 型ソース・ドレイン拡散層113dを形
成する。これら以外に第1の実施例と異なる工程は、N
+ 型ソース・ドレイン拡散層113aの形成のイオン注
入の際、内部回路領域122側がフォトレジスト膜によ
り覆われていることである。
【0040】図5は、上述の第1の実施例の第2の応用
例を説明するための略断面図である。本応用例では、内
部回路領域122の第2のNチャネルMOSFETはD
DD構造のソース・ドレイン拡散層を有している。この
ソース・ドレイン拡散層は、チタンシリサイド膜112
b,ゲート電極に自己整合的に形成されたN- 型ソース
・ドレイン拡散層107d,およびゲート電極に自己整
合的に形成されたN+ 型ソース・ドレイン拡散層113
dと、から構成されている。
【0041】本応用例も、第1の応用例と同様に、バッ
ファー回路を含む周辺回路が5V系の電源電圧で駆動
し、内部回路が例えば3.3V系の電源電圧で駆動する
半導体集積回路装置に適している。本応用例は、第1の
応用例に比べて、ホット・キャリアに対する信頼性が高
い。
【0042】本応用例の製造方法の要点を述べる。ゲー
ト電極を形成した後、フォトレジスト膜により内部回路
領域122を覆い、燐のイオン注入によりN- 型ソース
・ドレイン拡散層107aを形成する。その後、別のフ
ォトレジスト膜によりバッファー回路領域121を覆
い、70keV,1×1014cm-2程度の燐のイオン注
入によりN- 型ソース・ドレイン拡散層107dを形成
し、さらに70keV,1×1015cm-2程度の砒素の
イオン注入によりN+ 型ソース・ドレイン拡散層113
dを形成する。これら以外に第1の実施例と異なる工程
は、N+ 型ソース・ドレイン拡散層113aの形成のイ
オン注入の際、内部回路領域122側がフォトレジスト
膜により覆われていることである。
【0043】図6は、上述の第1の実施例の第3の応用
例を説明するための略断面図である。本応用例では、バ
ッファー回路領域121の第1のMOSFET,および
内部回路領域122の第2のMOSFETは、ともにD
DD構造のソース・ドレイン拡散層を有している。第1
のMOSFETのソース・ドレイン拡散層は、チタンシ
リサイド膜112a,ゲート電極に自己整合的に形成さ
れたN- 型ソース・ドレイン拡散層107c,およびゲ
ート電極に自己整合的に形成されたN+ 型ソース・ドレ
イン拡散層113cと、から構成されている。
【0044】本応用例は、バッファー回路を含む周辺回
路,および内部回路が、比較的低い例えば3.3V系の
電源電圧により駆動される半導体集積回路装置に適して
いる。
【0045】本応用例の製造方法の要点は、ゲート電極
が形成された後、70keV,1×1014cm-2程度の
燐のイオン注入によりN- 型ソース・ドレイン拡散層1
07c,107dが形成され、さらに70keV,1×
1015cm-2程度の砒素のイオン注入によりN+ 型ソー
ス・ドレイン拡散層113c,113dが形成される点
にある。
【0046】図7は、本発明の第2の実施例を、その製
造方法に沿って説明するための工程順の略断面図であ
る。本実施例は、第1の実施例および第1の実施例の応
用例にも適用でき、さらにまた、第2の金属が第1の金
属と同一の場合,およびゲート電極が金属膜からなる場
合にも適用できる。本実施例では、第1の金属,および
第2の金属をチタンとしたNチャネルMOSFETの場
合について説明する。
【0047】まず、P型シリコン基板201の表面に、
選択酸化法によるフィールド酸化膜202が形成され
る。フィールド酸化膜202の膜厚は800nm程度で
ある。フィールド酸化膜202の形成により、バッファ
ー回路領域221,内部回路領域222が同時に形成さ
れる。領域221,222はそれぞれフィールド酸化膜
202に囲まれている。領域221,222表面には、
熱酸化法によるゲート酸化膜203が形成される。ゲー
ト酸化膜203の膜厚は21.5nmである。全面に膜
厚約300nmのN型の多結晶シリコン膜204がCV
D法により形成され、さらに、スパッタ法により、膜厚
100nm程度のチタン膜216が堆積される〔図7
(A)〕。
【0048】次に、不活性雰囲気で600℃−800℃
の熱処理が行なわれる。この熱処理により、膜厚200
nm程度のチタンシリサイド膜217が形成され、同時
にN型の多結晶シリコン膜204は膜厚200nm程度
のN型の多結晶シリコン膜224になる。この積層膜の
層抵抗は、2Ω/□程度である。全面に、CVD法によ
り、膜厚200nm程度のシリコン酸化膜218が堆積
される。シリコン酸化膜218上には、フォトレジスト
膜231のパターンが形成される。フォトレジスト膜2
31はゲート電極用のエッチングマスクである〔図7
(B)〕。
【0049】次に、フォトレジスト膜231をマスクに
用いて、シリコン酸化膜218,チタンシリサイド膜2
17,多結晶シリコン膜224が順次エッチングされ
る。これにより、第1,第2のMOSFETのポリサイ
ド構造のゲート電極206a,206bが形成される。
ゲート電極206aはN型の多結晶シリコン膜224a
とチタンシリサイド膜217aとから形成される。ゲー
ト電極206bはN型の多結晶シリコン膜224bとチ
タンシリサイド膜217bとから形成される。ゲート電
極206a,206bの上面には、シリコン酸化膜21
8が残留している。燐のイオン注入により、第1,第2
のMOSFETのN- 型ソース・ドレイン領域207
a,207bが形成される。フォトレジスト膜231が
除去された後、全面に膜厚約200nmのシリコン酸化
膜がCVD法により堆積され、このシリコン酸化膜がエ
ッチバックされてスペーサ209が形成される。このエ
ッチバックに際して、シリコン酸化膜218の膜厚は多
少減少するが、150nm程度は残留する。全面に、C
VD法による膜厚30nm程度のシリコン酸化膜210
を堆積する〔図7(C)〕。
【0050】その後、第1の実施例の製造方法と同様の
方法により、チタンシリサイド膜212a,212b,
+ 型ソース・ドレイン拡散層213a,213bが形
成され、CVD法による層間絶縁膜214が堆積され、
コンタクト孔215が形成される〔図7(D)〕。
【0051】本実施例は、第1の実施例に比べて、ゲー
ト電極の層抵抗が低いため、より高速の半導体集積回路
装置が得られる。
【0052】なお、本実施例において、チタンシリサイ
ド膜217,チタンシリサイド膜212を別個に形成す
る方法が採用されている。これは、多結晶シリコン膜の
みによりゲート電極のパターンを形成し、スペーサを形
成した後、ソース・ドレイン形成領域と同時にゲート電
極のシリサイド化する方法をとると、ゲート電極部では
体積膨張のため、ゲート電極の形状が崩れやすくなり、
ゲート電極が微細化がきわめて困難となるからである。
【0053】図8(A),(B)は本発明の第3の実施
例の構成を説明するための略平面図,略断面図である。
本実施例は、説明を容易にするためにLDD構造のソー
ス・ドレイン拡散層を有するNチャネルのMOSFET
のみから構成された半導体集積回路装置である。
【0054】N型シリコン基板301表面には、フィー
ルド酸化膜302が選択的に設けられている。フィール
ド酸化膜302の膜厚は、800nm程度である。フィ
ールド酸化膜302により、シリコン基板301表面に
は、バッファー回路領域321,および内部回路領域3
22が区画されて形成される。バッファー回路領域32
1,および内部回路領域322には、第1のNチャネル
MOSFET,第2のNチャネルMOSFETが設けら
れている。
【0055】第1,第2のMOSFETは膜厚21.5
nmのゲート酸化膜303を有している。第1,第2の
MOSFETは、ポリサイド構造のゲート電極306
a,306bを有している、ゲート電極306aはN+
型の多結晶シリコン膜304aとタングステンシリサイ
ド膜305aとから形成される。ゲート電極306bは
+ 型の多結晶シリコン膜304bとタングステンシリ
サイド膜305bとから形成される。多結晶シリコン膜
304a,304bの膜厚は約200nmである。タン
グステンシリサイド膜305a,305bの膜厚は約2
00nmである。ゲート電極306a,306bの層抵
抗は6Ω/□程度である。ゲート電極306a,306
bの側面には、シリコン酸化膜からなるスペーサ309
が形成されている。スペーサ309の幅は200nm程
度である。
【0056】第1,第2のMOSFETは、ゲート電極
306a,306bに自己整合的に形成されたN- 型ソ
ース・ドレイン拡散層307a,307bを有してい
る。第1,第2のMOSFETは、スペーサ309並び
にゲート電極306a,スペーサ309並びにゲート電
極306bに自己整合的に形成されたN+ 型ソース・ド
レイン拡散層313a,313bを有している。N+
ソース・ドレイン拡散層313b表面には、これと自己
整合的にチタンシリサイド膜312bが形成されてい
る。チタンシリサイド膜312bの膜厚は160nm程
度であり、層抵抗は2Ω/□程度である。N+ 型ソース
・ドレイン拡散層313a,313bのみでの層抵抗は
40Ω/□程度である。
【0057】半導体集積回路装置の表面には、膜厚1μ
m程度の層間絶縁膜314が形成される。層間絶縁膜3
14には、N+ 型ソース・ドレイン拡散層313a,チ
タンシリサイド膜312bに達するコンタクト孔315
a,315が設けられている。チタンシリサイド膜31
2bがバリアメタルとして機能する。このため、コンタ
クト孔315の径は小さくしても、コンタクト抵抗の増
大は大きくない。しかしながら、コンタクト孔315a
にはバリアメタルとして機能する膜が無いため、径をコ
ンタクト孔315より広くする必要がある。
【0058】本実施例におけるゲート電極,および内部
回路領域322でのソース・ドレイン拡散層は、配線の
一部に転用さても支障は来たさない。これは、これらの
層抵抗が従来のものより充分低いためである。また、本
実施例において、バッファー回路を構成する第1のNチ
ャネルMOSFETのゲート電極306aとコンタクト
孔315aとの間に存在するソース・ドレイン領域は、
層抵抗が40Ω/□程度の層抵抗を有するN+ 型ソース
・ドレイン拡散層313aにより構成されているので、
バッファー回路のソース・ドレイン拡散層に外部装置か
ら放電電流が流入しても、ゲート電極306a端部での
熱破壊は起りにくくなる。
【0059】次に、図9,図10,および図8を用い
て、本発明の第3の実施例の半導体集積回路装置の製造
方法を説明する。
【0060】まず、P型シリコン基板301表面に、選
択酸化法によるフィールド酸化膜302が形成される。
フィールド酸化膜302の膜厚は800nm程度であ
る。フィールド酸化膜302の形成により、バッファー
回路領域321,内部回路領域322が同時に形成され
る。領域321,322はそれぞれフィールド酸化膜3
02に囲まれている。領域321,322表面には、熱
酸化法によるゲート酸化膜303が形成される。ゲート
酸化膜の膜厚は21.5nmである。全面に膜厚約20
0nmのN+ 型の多結晶シリコン膜304がCVD法に
よる形成される。引き続いて、スパッタ法により、膜厚
約200nmのタングステンシリサイド膜305が全面
に堆積される。タングステンシリサイド膜305上に
は、フォトレジスト膜331のパターンが形成される。
フォトレジスト膜331はゲート電極用のエッチングマ
スクである〔図9(A)〕。
【0061】次に、フォトレジスト膜331をマスクに
用いて、タングステンシリサイド膜305,多結晶シリ
コン膜304が順次エッチングされる。これにより、第
1,第2のMOSFETのポリサイド構造のゲート電極
306a,306bが形成される。ゲート電極306a
はN+ 型の多結晶シリコン膜304aとタングステンシ
リサイド膜305aとから形成される。ゲート電極30
6bはN+ 型の多結晶シリコン膜304bとタングステ
ンシリサイド膜305bとから形成される。燐のイオン
注入により、第1,第2のMOSFETのN- 型ソース
・ドレイン領域307a,307bが形成される。燐の
イオン注入条件は、注入エネルギーが20keV−10
0keV,ドーズ量が1×1013cm-2程度である。フ
ォトレジスト膜331が除去された後、全面に膜厚約2
00nmのシリコン酸化膜308が、CVD法により、
堆積される〔図9(B)〕。
【0062】次に、シリコン酸化膜308がエッチバッ
クされ、シリコン酸化膜からなるスペーサ309がゲー
ト電極306a,306bの側面に形成される。全面に
膜厚30nm程度のシリコン酸化膜310が、CVD法
により堆積される。内部回路領域322を覆うフォトレ
ジスト膜333が形成される。これをマスクにした砒素
のイオン注入により、第1のNチャネルMOSFETの
+型ソース・ドレイン拡散層313aが形成される
〔図9(C)〕。
【0063】次に、フォトレジスト膜333が除去され
た後、フォトレジスト膜332のパターンがバッファー
回路 領域321上に形成される。フォトレジスト膜3
32をマスクにしてシリコン酸化膜310がエッチング
され、シリコン酸化膜310aが形成される〔図9
(D)〕。
【0064】次に、フォトレジスト膜332が除去さ
れ、全面に膜厚約100nmのチタン膜311がスパッ
タ法により堆積される〔図10(A)〕。
【0065】次に、不活性雰囲気で600℃−800℃
の熱処理が行なわれ、チタンシリサイド膜312bが形
成される。未反応のチタン膜311はエッチング除去さ
れる。内部回路領域322に開口部を有するフォトレジ
スト膜334が形成され、これをマスクにした砒素のイ
オン注入により、第2のNチャネルMOSFETのN+
型ソース・ドレイン拡散層313bが形成される〔図1
0(B)〕。
【0066】次に、フォトレジスト膜334が除去さ
れ、シリコン酸化膜310aがエッチング除去される。
CVD法により、全面に膜厚1μm程度の層間絶縁膜3
14が形成される。層間絶縁膜314にはチタンシリサ
イド膜312b,N+ 型ソース・ドレイン拡散層313
aに達するコンタクト孔315,315aが形成される
〔図8(A),(B)〕。コンタクト孔315aのた
め、本実施例では第1の実施例よりN+ 型ソース・ドレ
イン拡散層の面積が広くなる。
【0067】本実施例の製造方法は、NチャネルMOS
FETの場合について述べてきたが、この製造方法はP
チャネルMOSFETにも応用できる。さらに、C−M
OSFET,Bi−CMOSFETにも応用できる。
【0068】本実施例を適用した半導体集積回路装置の
ESDに関してして説明する。本実施例の適用例による
半導体集積回路装置は、第1の実施例の適用例に準ず
る。図11の測定による本実施例のESDの測定結果
は、図12(A),(B)における折線Bから明かなよ
うに、本実施例が第1の実施例よりさらにESD耐性を
改善していることを示している。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体集積
回路装置は、第1のMOSFETを含んで構成され外部
装置に直接接続されるバッファー回路と第2のMOSF
ETを含む内部回路とからなる半導体集積回路装置にお
いて、第1のMOSFETのゲート電極および第2のM
OSFETのゲート電極並びにソース・ドレイン拡散層
が低抵抗化され、高速化された半導体集積回路装置とな
る。また、第1のMOSFETにおけるソース・ドレイ
ン拡散層は、すくなくともゲート電極に隣接する領域が
高抵抗であるため、この半導体集積回路装置のESD耐
性は高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための略平面
図,略断面図であり、分図Bは分図AのXY線での略断
面図である。
【図2】上記第1の実施例に係わる半導体集積回路装置
の製造方法を説明するための工程順の略断面図である。
【図3】上記第1の実施例に係わる半導体集積回路装置
の製造方法を説明するための工程順の略断面図である。
【図4】上記第1の実施例の第1の応用例を説明するた
めの略断面図である。
【図5】上記第1の実施例の第2の応用例を説明するた
めの略断面図である。
【図6】上記第1の実施例の第3の応用例を説明するた
めの略断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例を、その製造方法に沿っ
て、説明するための工程順の略断面図である。
【図8】本発明の第3の実施例を説明するための略平面
図,略断面図であり、分図Bは分図AのXY線での略断
面図である。
【図9】上記第3の実施例に係わる半導体集積回路装置
の製造方法を説明するための工程順の略断面図である。
【図10】上記第3の実施例に係わる半導体集積回路装
置の製造方法を説明するための工程順の略断面図であ
る。
【図11】出力バッファー回路のESDの測定をそれぞ
れ説明するための模式的回路図である。
【図12】本発明の第1の実施例および第3の実施例の
効果をそれぞれ説明するための図であり、本発明の第1
の実施例および第3の実施例を適用した半導体集積回路
装置における出力バッファー回路のESDの測定結果を
示すグラフである。
【符号の説明】
101,201,301 P型シリコン基板 102,202,302 フィールド酸化膜 103,203,303 ゲート酸化膜 104,104a,104b,204,224,224
a,224b,304a,304b 多結晶シリコン
膜 105,105a,105b,305a,305b
タングステンシリサイド膜 106a,106b,206a,206b,306a,
306b ゲート電極 107a,107b,107c,107d,207a,
207b,307a,307b N- 型ソース・ドレ
イン拡散層 108,110,110a,210,218,308,
310,310a シリコン酸化膜 109,209,309 スペーサ 111,216,311 チタン膜 112a,112b,212a,212b,217,2
17a,217b,312b チタンシリサイド膜 113a,113b,113c,113d,213a,
213b,313a,313b N+ 型ソース・ドレ
イン拡散層 114,214,314 層間絶縁膜 115,215,315,315a コンタクト孔 121,221,321 バッファー領域 122,222,322 内部回路領域 131,132,231,331,332,333,3
34 フォトレジスト膜

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のMOSFETを含み外部装置に直
    接に接続されるバッファー回路と第2のMOSFETを
    含む内部回路とからなる半導体集積回路装置において、
    前記第1のMOSFETおよび前記第2のMOSFET
    のゲート電極が第1の金属からなる膜,前記第1の金属
    のシリサイド膜,および多結晶シリコン膜と前記第1の
    金属のシリサイド膜との積層膜のいずれかによりそれぞ
    れ構成され、前記第1および第2のMOSFETの各々
    のゲート電極のそれぞれの側面には絶縁膜からなるスペ
    ーサが設けられ、前記第1のMOSFETのゲート電極
    から所定距離離れた領域のソース・ドレイン拡散層の表
    面および前記第2のMOSFETのソース・ドレイン拡
    散層の表面に第2の金属のシリサイド膜が設けらたこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属がタングステン,モリブ
    デン,あるいはチタンであることを特徴とする請求項1
    記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の金属がチタン,コバルト,あ
    るいはタンタルであることを特徴とする請求項1記載の
    半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記バッファー回路が出力バッファー回
    路であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路装置。
  5. 【請求項5】 前記バッファー回路が入力バッファー回
    路であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路装置。
  6. 【請求項6】 前記バッファー回路がI/Oバッファー
    回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体集積
    回路装置。
  7. 【請求項7】 前記バッファー回路および前記内部回路
    がNチャネルMOSFETから構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記バッファー回路および前記内部回路
    が相補型MOSFETから構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記バッファー回路および前記内部回路
    がBiCMOSから構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 第1のMOSFETを含み外部装置に
    直接に接続されるバッファー回路と第2のMOSFET
    を含む内部回路とからなる半導体集積回路装置におい
    て、前記第1のMOSFETおよび前記第2のMOSF
    ETのゲート電極が第1の金属からなる膜,前記第1の
    金属のシリサイド膜,および多結晶シリコン膜と前記第
    1の金属のシリサイド膜との積層膜のいずれかにより構
    成され、前記第1および第2のMOSFETの各々のゲ
    ート電極の側面には絶縁膜からなるスペーサが設けら
    れ、前記第2のMOSFETのソース・ドレイン拡散層
    の表面に第2の金属のシリサイド膜が設けらたことを特
    徴とする半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の金属がタングステン,モリ
    ブデン,あるいはチタンであることを特徴とする請求項
    10記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の金属がチタン,コバルト,
    あるいはタンタルであることを特徴とする請求項10記
    載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記バッファー回路が出力バッファー
    回路であることを特徴とする請求項10記載の半導体集
    積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記バッファー回路が入力バッファー
    回路であることを特徴とする請求項10記載の半導体集
    積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記バッファー回路がI/Oバッファ
    ー回路であることを特徴とする請求項10記載の半導体
    集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記バッファー回路および前記内部回
    路がNチャネルMOSFETから構成されていることを
    特徴とする請求項10記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記バッファー回路および前記内部回
    路が相補型MOSFETから構成されていることを特徴
    とする請求項10記載の半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 前記バッファー回路および前記内部回
    路がBiCMOSから構成されていることを特徴とする
    請求項10記載の半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 第1のMOSFETを含み外部装置に
    直接に接続するバッファー回路と第2のMOSFETを
    含む内部回路とからなる半導体集積回路装置の製造方法
    において、シリコン基板表面に前記バッファー回路形成
    領域および前記内部回路形成領域を形成するように選択
    的にフィールド絶縁膜を形成し、前記バッファー回路形
    成領域および前記内部回路形成領域表面にゲート絶縁膜
    を形成する工程と、前記基板表面の全体に第1の金属か
    らなる膜,前記第1の金属のシリサイド膜,および多結
    晶シリコン膜と前記第1の金属のシリサイド膜との積層
    膜のいずれかを形成してパターニングし、前記バッファ
    ー回路形成領域および前記内部回路形成領域の各々の表
    面に前記第1のMOSFETのゲート電極および前記第
    2のMOSFETのゲート電極を形成する工程と、前記
    第1および前記第2のMOSFETのゲート電極をマス
    クにして前記第1のMOSFETの低濃度ソース・ドレ
    イン拡散層および前記第2のMOSFETの低濃度ソー
    ス・ドレイン拡散層を形成する工程と、前記第1および
    前記第2のMOSFETの各々のゲート電極の側面に第
    1の絶縁膜からなるスペーサを形成し、前記第1および
    第2のMOSFETのゲート電極および前記スペーサ直
    下以外の前記ゲート絶縁膜を除去する工程と、前記第1
    のMOSFETのゲート電極および少なくともこのゲー
    ト電極に隣接する所定領域を第2の絶縁膜により覆う工
    程と、前記基板表面の全体に第2の金属からなる膜を形
    成し、熱処理により第2の金属のシリサイド膜を形成
    し、第2の金属からなる膜を除去する工程と、を有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記基板表面の全体に第1の金属から
    なる膜,前記第1の金属のシリサイド膜,および多結晶
    シリコン膜と前記第1の金属のシリサイド膜との積層膜
    のいずれかを形成し、前記基板表面の全体に第3の絶縁
    膜を形成してパターニングし、前記バッファー回路形成
    領域および前記内部回路形成領域の表面に前記第1のM
    OSFETのゲート電極および前記第2のMOSFET
    のゲート電極を形成する工程を有することを特徴とする
    請求項19記載の半導体集積回路装置の製造方法。
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