JPH05316820A - 施肥装置付き田植機 - Google Patents
施肥装置付き田植機Info
- Publication number
- JPH05316820A JPH05316820A JP4133721A JP13372192A JPH05316820A JP H05316820 A JPH05316820 A JP H05316820A JP 4133721 A JP4133721 A JP 4133721A JP 13372192 A JP13372192 A JP 13372192A JP H05316820 A JPH05316820 A JP H05316820A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- seedlings
- planting
- fertilizer application
- fertilizer applicator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fertilizing (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円滑な肥料供給作業を続行できるとともに、
苗の浮き上がりを阻止することができ、かつ、苗のせ台
上の残り苗を容易に取り出すことができる施肥装置付き
田植機を提供する。 【構成】 苗植付装置2における苗のせ台5の下端部か
ら苗を取り出して植付ける植付機構6の上方箇所に施肥
装置3を装着し、苗のせ台5上の載置苗の浮き上がりを
阻止する苗押さえステー11を苗載置面5aに沿った作
用姿勢と上方に退避する退避姿勢とに亘り苗移動方向下
手側の横軸芯周りで回動自在に設け、植付伝動ケースか
ら立設した支持レール23に、施肥装置3を下方側の作
業位置と上方に退避する位置とに亘り上下位置変更自在
に支持するよう構成するとともに、この施肥装置3の上
方退避位置を、苗押さえステー11の退避姿勢への揺動
操作の際に干渉しない位置に設定してある。
苗の浮き上がりを阻止することができ、かつ、苗のせ台
上の残り苗を容易に取り出すことができる施肥装置付き
田植機を提供する。 【構成】 苗植付装置2における苗のせ台5の下端部か
ら苗を取り出して植付ける植付機構6の上方箇所に施肥
装置3を装着し、苗のせ台5上の載置苗の浮き上がりを
阻止する苗押さえステー11を苗載置面5aに沿った作
用姿勢と上方に退避する退避姿勢とに亘り苗移動方向下
手側の横軸芯周りで回動自在に設け、植付伝動ケースか
ら立設した支持レール23に、施肥装置3を下方側の作
業位置と上方に退避する位置とに亘り上下位置変更自在
に支持するよう構成するとともに、この施肥装置3の上
方退避位置を、苗押さえステー11の退避姿勢への揺動
操作の際に干渉しない位置に設定してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付装置における苗
のせ台の下端部から苗を取り出して植付ける植付機構の
上方箇所に施肥装置を装着するとともに、苗のせ台上の
載置苗の浮き上がりを阻止する苗押さえステーを苗載置
面に沿った作用姿勢と上方に退避する退避姿勢とに亘り
苗移動方向下手側の横軸芯周りで回動自在に設けてある
施肥装置付き田植機に関する。
のせ台の下端部から苗を取り出して植付ける植付機構の
上方箇所に施肥装置を装着するとともに、苗のせ台上の
載置苗の浮き上がりを阻止する苗押さえステーを苗載置
面に沿った作用姿勢と上方に退避する退避姿勢とに亘り
苗移動方向下手側の横軸芯周りで回動自在に設けてある
施肥装置付き田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記施肥装置付き田植機において、従来
では、例えば実開平3−22616号公報に示されるよ
うに、前記施肥装置は植付伝動ケースから立設した支持
フレームにより位置固定状態で配備する構成となってい
た。
では、例えば実開平3−22616号公報に示されるよ
うに、前記施肥装置は植付伝動ケースから立設した支持
フレームにより位置固定状態で配備する構成となってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来構
造においては、苗植付け箇所の上方に背高の施肥装置が
各条毎に複数配備される構成であるから、例えば、ある
圃場での作業が終了した時点で、苗のせ台上に少しだけ
残っている載置苗を取り出し作業する場合、この施肥装
置が邪魔になって作業が行う難いものになる弊害があ
り、改善の余地があった。本発明は上記不具合点を解消
することを目的としている。
造においては、苗植付け箇所の上方に背高の施肥装置が
各条毎に複数配備される構成であるから、例えば、ある
圃場での作業が終了した時点で、苗のせ台上に少しだけ
残っている載置苗を取り出し作業する場合、この施肥装
置が邪魔になって作業が行う難いものになる弊害があ
り、改善の余地があった。本発明は上記不具合点を解消
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した施肥装置付き田植機において、前記苗植付
装置のフレームから立設した支持レールに、前記施肥装
置を下方側の作業位置と上方に退避する位置とに亘り上
下位置変更自在に支持するよう構成するとともに、この
施肥装置の上方退避位置を、前記苗押さえステーの退避
姿勢への揺動操作の際に干渉しない位置に設定してある
点にある。
頭に記載した施肥装置付き田植機において、前記苗植付
装置のフレームから立設した支持レールに、前記施肥装
置を下方側の作業位置と上方に退避する位置とに亘り上
下位置変更自在に支持するよう構成するとともに、この
施肥装置の上方退避位置を、前記苗押さえステーの退避
姿勢への揺動操作の際に干渉しない位置に設定してある
点にある。
【0005】
【作用】施肥装置を植付機構に近い上方箇所の作業位置
に装着して有効に施肥作業を行うことができるととも
に、植付け作業終了後に少量の残り苗を苗のせ台から取
り出す場合には、施肥装置を支持レールに沿って上方の
高い位置に退避移動させることで、苗のせ台下端部の外
方側が大きく開放されることとなり、苗取り出し作業が
容易に行えるものとなる。又、このとき、施肥装置を上
方退避位置に移動させた際に、残り苗の上方側に押さえ
作用姿勢で残る苗押さえステーを外方側の退避姿勢に開
放揺動させても、施肥装置に干渉することが無く、植付
機構の上方箇所には何も存在しないので、苗押さえステ
ーを大きく開放させることができて、大きく開放された
状態で残り苗を容易に取り出すことができる。
に装着して有効に施肥作業を行うことができるととも
に、植付け作業終了後に少量の残り苗を苗のせ台から取
り出す場合には、施肥装置を支持レールに沿って上方の
高い位置に退避移動させることで、苗のせ台下端部の外
方側が大きく開放されることとなり、苗取り出し作業が
容易に行えるものとなる。又、このとき、施肥装置を上
方退避位置に移動させた際に、残り苗の上方側に押さえ
作用姿勢で残る苗押さえステーを外方側の退避姿勢に開
放揺動させても、施肥装置に干渉することが無く、植付
機構の上方箇所には何も存在しないので、苗押さえステ
ーを大きく開放させることができて、大きく開放された
状態で残り苗を容易に取り出すことができる。
【0006】
【発明の効果】従って、植付け作業状態では、施肥装置
を植付機構に出来るだけ近接させて、植付け苗に極力近
接した箇所に有効に肥料供給を行えるとともに、苗のせ
台上の載置苗の植付け作動に伴う縦送り作動の際に苗の
浮き上がりを有効に阻止して円滑な植付け作業を続行す
ることができるものでありながら、作業終了後における
残り苗の取り出し作業を能率良く楽に行えるものを提供
できるに到った。
を植付機構に出来るだけ近接させて、植付け苗に極力近
接した箇所に有効に肥料供給を行えるとともに、苗のせ
台上の載置苗の植付け作動に伴う縦送り作動の際に苗の
浮き上がりを有効に阻止して円滑な植付け作業を続行す
ることができるものでありながら、作業終了後における
残り苗の取り出し作業を能率良く楽に行えるものを提供
できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に施肥装置付き田植機の後部を示している。この田植機
は図外の走行機体の後部にリンク機構1を介して苗植付
装置2を昇降自在に連結し、苗植付装置2の後方に施肥
装置3を装着して構成してある。苗植付装置2は、フレ
ーム兼用の植付伝動ケース4に対して一定ストロークで
往復横移動する苗のせ台5、苗のせ台5の下端部から苗
を一株づつ取り出して圃場に植付ける植付機構6、複数
の整地フロート7等を備えて構成され、植付機構6は横
軸芯周りで回転駆動される回転ケース8の両端部に夫
々、先端に植付爪9を備えた植付アーム10を相対回動
自在に支承し、図示しないギア機構により回転ケース8
の回転駆動に伴って植付爪9が側面視ほぼ楕円軌跡を描
きながら、植付け作動を行うよう構成してある。苗のせ
台5の苗載置面における下方側箇所には、載置苗の浮き
上がりを阻止する苗押さえステー11を苗載置面5aに
近接する作用姿勢と上方外方に離間する退避姿勢とに亘
り、後部横軸芯X1周りで切り換え揺動自在に設けてあ
る。この苗押さえステー11は、苗のせ台5の各条仕切
り部5aに立設したブラケットに亘って架設した支軸1
1aに固定連設され、この支軸11aを操作具11bに
より回動操作することで、上記姿勢切り換え操作を行え
るよう構成してある。前記施肥装置3は、図3、図4に
示すように、上部に粉粒状の肥料を貯溜するホッパー1
2を2条毎に備え、このホッパー12に下方に各条に繰
り出し機構13を装着するとともに、繰り出されてきた
肥料を作溝器14により圃場面に作成された溝内に流下
案内させる流下パイプ15を配備して構成してある。前
記繰り出し機構13は、繰り出しケース16内に、外周
面に肥料入り込み用凹部を形成した繰り出しロール17
を配備するとともに、この繰り出しロール17を駆動軸
18により回動させ、凹部内に溜められた肥料だけを下
方に流下パイプ15を介して流下案内させるよう構成し
てある。植付機構6における各植付アーム10横側に亘
り架設した支持部材19に、回転ケース8の回転軸芯と
偏芯した位置で枢支連結したロッド20を駆動軸18に
連動連係させて駆動軸18が回動するよう構成してあ
る。そして、前記施肥装置3は全条のものを一体的に、
植付機構6の上方側に近接して配備される作業位置と、
上方側の退避位置とに亘り上下位置変更自在に支持する
よう構成してある。つまり、植付伝動ケース4の後部側
から左右一対の支持レール23,23を立設するととも
に、各条の施肥装置3を支持アーム24を介して一体的
に連結固定した横フレーム25を、左右一対の可動フレ
ーム26,26に連結し、左右夫々の可動フレーム2
6,26を上下一対のガイドローラ27によりスライド
移動自在に支持レール23,23に係合支持させてあ
る。図8に示すように、前記各可動フレーム26,26
には、支持レール23,23に形成した係合孔28に入
り込む係合作用位置と上方側に揺動して係合を解除する
スライド操作位置との切り換え揺動自在並びに係合側に
図示しないバネにより回動付勢したロック具29を備
え、支持レール23,23には下方側作業位置に施肥装
置3を係止保持する位置と、最大上昇させた退避位置に
係止保持する位置の夫々に係合孔28を形成してあり、
上方にスライド移動させると、自動的に係合ロックが掛
かるよう構成してある。又、前記退避位置まで施肥装置
3を上昇させると、苗押さえステー11が退避姿勢への
切り換え作動に際して施肥装置3が邪魔にならない位置
になるよう設定してある(図2参照)。前記植付機構6
及び作溝器14は位置固定状態に設けられるから、上記
したように施肥装置3がスライド移動するに伴って、こ
れらとの間の連係を解除するよう構成してある。つま
り、肥料流下経路の途中部に分離部30を形成し、この
分離部30の下部側がラッパ状に形成して差し込み装着
並びに分離が容易に行えるよう構成してある。又、繰り
出し駆動用ロッド20は植付機構6側の端部を容易に連
結を解除できるようにしてある。この連結箇所は図6に
示すように、ロッド端部に設けられるボールジョイント
31の連結用軸部32に支持部材19に対して相対回動
自在に嵌合する筒体33を螺合装着し、支持部材19に
取付けてあるストッパー部材34により、筒体33の抜
け止めを行うよう構成し、ストッパー部材34をピン3
5長孔36係合により抜け止め係合位置と係合解除位置
とにスライド自在に設け、このストッパー部材34をス
ライドさせて筒体33を抜き外すことで容易に連結を解
除できるよう構成してある。そして、このように連結が
解除されたロッド20は、施肥装置3を上方に退避させ
た場合に、苗取り出しに邪魔にならないよう位置保持す
るようにしてある。つまり、施肥装置3の後方側に横軸
芯X2周りで揺動開閉自在な蓋体45で繰り出し機構1
3を覆うよう構成するとともに、図9に示すように、こ
の蓋体45に係止フック46を設け、開放させた状態で
この係止フック46に係止して、苗のせ台5の上方を開
放させた姿勢で前記ロッド20を係止保持させるように
してある。図4、図5に示すように、左右各支持レール
23,23の上部同士に亘って横支持杆37を架設連結
し、この横支持杆37に横方向に沿ってブラケットを介
して付勢機構の一例としてのガススプリング39を架設
支持してある。そして、前記左右可動フレーム26,2
6の下部に夫々、ワイヤ40,40の一端を連結し、各
ワイヤ40,40を横支持杆37の左右両側部に支承し
たプーリ41,42、中間部に支承したプーリ43並び
にガススプリング39の移動ロッド39aの先端部に支
承した可動プーリ44を介して巻回して、横支持杆37
に夫々の他端を連結支持してある。つまり、ガススプリ
ング39の付勢力により可動プーリ44の横移動付勢力
により、各ワイヤ40,40の可動フレーム26,26
側が上方に持ち上げ方向に補助的な付勢力が付与される
ことになる。従って、施肥装置3を下方作業位置から上
昇操作する際に、人為操作により持ち上げ操作しても、
その操作を軽く行えることとなる。そして、施肥装置3
を上方退避位置に移動させた状態で、苗のせ台5上の残
り苗を取り出す作業を行う場合には、施肥装置3が誤っ
て支持レール23,23に沿って下方に落下するのを阻
止するロック機構を備えてある。つまり、図10に示す
ように、苗押さえステー11の回動支軸11aの近傍に
この苗押さえステー11が作用姿勢から退避姿勢に切り
換わるとそのことを検出する検出スイッチSWを設け、
この検出スイッチSWが検出状態になると、施肥装置3
が退避位置に保持されている状態でガイドローラ27に
係止してその位置をロック保持させる電磁ソレノイドS
Lを支持レール23に取付けてある。この電磁ソレノイ
ドSLは苗押さえステー11が作用姿勢に戻し操作さ
れ、検出スイッチSWが非作動状態になると、落下牽制
状態を解除して、下方移動を許容するよう構成してあ
る。
に施肥装置付き田植機の後部を示している。この田植機
は図外の走行機体の後部にリンク機構1を介して苗植付
装置2を昇降自在に連結し、苗植付装置2の後方に施肥
装置3を装着して構成してある。苗植付装置2は、フレ
ーム兼用の植付伝動ケース4に対して一定ストロークで
往復横移動する苗のせ台5、苗のせ台5の下端部から苗
を一株づつ取り出して圃場に植付ける植付機構6、複数
の整地フロート7等を備えて構成され、植付機構6は横
軸芯周りで回転駆動される回転ケース8の両端部に夫
々、先端に植付爪9を備えた植付アーム10を相対回動
自在に支承し、図示しないギア機構により回転ケース8
の回転駆動に伴って植付爪9が側面視ほぼ楕円軌跡を描
きながら、植付け作動を行うよう構成してある。苗のせ
台5の苗載置面における下方側箇所には、載置苗の浮き
上がりを阻止する苗押さえステー11を苗載置面5aに
近接する作用姿勢と上方外方に離間する退避姿勢とに亘
り、後部横軸芯X1周りで切り換え揺動自在に設けてあ
る。この苗押さえステー11は、苗のせ台5の各条仕切
り部5aに立設したブラケットに亘って架設した支軸1
1aに固定連設され、この支軸11aを操作具11bに
より回動操作することで、上記姿勢切り換え操作を行え
るよう構成してある。前記施肥装置3は、図3、図4に
示すように、上部に粉粒状の肥料を貯溜するホッパー1
2を2条毎に備え、このホッパー12に下方に各条に繰
り出し機構13を装着するとともに、繰り出されてきた
肥料を作溝器14により圃場面に作成された溝内に流下
案内させる流下パイプ15を配備して構成してある。前
記繰り出し機構13は、繰り出しケース16内に、外周
面に肥料入り込み用凹部を形成した繰り出しロール17
を配備するとともに、この繰り出しロール17を駆動軸
18により回動させ、凹部内に溜められた肥料だけを下
方に流下パイプ15を介して流下案内させるよう構成し
てある。植付機構6における各植付アーム10横側に亘
り架設した支持部材19に、回転ケース8の回転軸芯と
偏芯した位置で枢支連結したロッド20を駆動軸18に
連動連係させて駆動軸18が回動するよう構成してあ
る。そして、前記施肥装置3は全条のものを一体的に、
植付機構6の上方側に近接して配備される作業位置と、
上方側の退避位置とに亘り上下位置変更自在に支持する
よう構成してある。つまり、植付伝動ケース4の後部側
から左右一対の支持レール23,23を立設するととも
に、各条の施肥装置3を支持アーム24を介して一体的
に連結固定した横フレーム25を、左右一対の可動フレ
ーム26,26に連結し、左右夫々の可動フレーム2
6,26を上下一対のガイドローラ27によりスライド
移動自在に支持レール23,23に係合支持させてあ
る。図8に示すように、前記各可動フレーム26,26
には、支持レール23,23に形成した係合孔28に入
り込む係合作用位置と上方側に揺動して係合を解除する
スライド操作位置との切り換え揺動自在並びに係合側に
図示しないバネにより回動付勢したロック具29を備
え、支持レール23,23には下方側作業位置に施肥装
置3を係止保持する位置と、最大上昇させた退避位置に
係止保持する位置の夫々に係合孔28を形成してあり、
上方にスライド移動させると、自動的に係合ロックが掛
かるよう構成してある。又、前記退避位置まで施肥装置
3を上昇させると、苗押さえステー11が退避姿勢への
切り換え作動に際して施肥装置3が邪魔にならない位置
になるよう設定してある(図2参照)。前記植付機構6
及び作溝器14は位置固定状態に設けられるから、上記
したように施肥装置3がスライド移動するに伴って、こ
れらとの間の連係を解除するよう構成してある。つま
り、肥料流下経路の途中部に分離部30を形成し、この
分離部30の下部側がラッパ状に形成して差し込み装着
並びに分離が容易に行えるよう構成してある。又、繰り
出し駆動用ロッド20は植付機構6側の端部を容易に連
結を解除できるようにしてある。この連結箇所は図6に
示すように、ロッド端部に設けられるボールジョイント
31の連結用軸部32に支持部材19に対して相対回動
自在に嵌合する筒体33を螺合装着し、支持部材19に
取付けてあるストッパー部材34により、筒体33の抜
け止めを行うよう構成し、ストッパー部材34をピン3
5長孔36係合により抜け止め係合位置と係合解除位置
とにスライド自在に設け、このストッパー部材34をス
ライドさせて筒体33を抜き外すことで容易に連結を解
除できるよう構成してある。そして、このように連結が
解除されたロッド20は、施肥装置3を上方に退避させ
た場合に、苗取り出しに邪魔にならないよう位置保持す
るようにしてある。つまり、施肥装置3の後方側に横軸
芯X2周りで揺動開閉自在な蓋体45で繰り出し機構1
3を覆うよう構成するとともに、図9に示すように、こ
の蓋体45に係止フック46を設け、開放させた状態で
この係止フック46に係止して、苗のせ台5の上方を開
放させた姿勢で前記ロッド20を係止保持させるように
してある。図4、図5に示すように、左右各支持レール
23,23の上部同士に亘って横支持杆37を架設連結
し、この横支持杆37に横方向に沿ってブラケットを介
して付勢機構の一例としてのガススプリング39を架設
支持してある。そして、前記左右可動フレーム26,2
6の下部に夫々、ワイヤ40,40の一端を連結し、各
ワイヤ40,40を横支持杆37の左右両側部に支承し
たプーリ41,42、中間部に支承したプーリ43並び
にガススプリング39の移動ロッド39aの先端部に支
承した可動プーリ44を介して巻回して、横支持杆37
に夫々の他端を連結支持してある。つまり、ガススプリ
ング39の付勢力により可動プーリ44の横移動付勢力
により、各ワイヤ40,40の可動フレーム26,26
側が上方に持ち上げ方向に補助的な付勢力が付与される
ことになる。従って、施肥装置3を下方作業位置から上
昇操作する際に、人為操作により持ち上げ操作しても、
その操作を軽く行えることとなる。そして、施肥装置3
を上方退避位置に移動させた状態で、苗のせ台5上の残
り苗を取り出す作業を行う場合には、施肥装置3が誤っ
て支持レール23,23に沿って下方に落下するのを阻
止するロック機構を備えてある。つまり、図10に示す
ように、苗押さえステー11の回動支軸11aの近傍に
この苗押さえステー11が作用姿勢から退避姿勢に切り
換わるとそのことを検出する検出スイッチSWを設け、
この検出スイッチSWが検出状態になると、施肥装置3
が退避位置に保持されている状態でガイドローラ27に
係止してその位置をロック保持させる電磁ソレノイドS
Lを支持レール23に取付けてある。この電磁ソレノイ
ドSLは苗押さえステー11が作用姿勢に戻し操作さ
れ、検出スイッチSWが非作動状態になると、落下牽制
状態を解除して、下方移動を許容するよう構成してあ
る。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】田植機後部の側面図
【図2】施肥装置上方移動時の側面図
【図3】施肥装置の正面図
【図4】付勢機構の正面図
【図5】付勢機構の平面図
【図6】駆動系分離部の正面図
【図7】駆動系分離部の側面図
【図8】ロック機構の側面図
【図9】係止フックの後面図
【図10】落下牽制機構を示す側面図
2 苗植付装置 3 施肥装置 4 フレーム 5 苗のせ台 5a 苗載置面 6 植付機構 11 苗押さえステー 23 支持レール
Claims (1)
- 【請求項1】 苗植付装置(2)における苗のせ台
(5)の下端部から苗を取り出して植付ける植付機構
(6)の上方箇所に施肥装置(3)を装着するととも
に、苗のせ台(5)上の載置苗の浮き上がりを阻止する
苗押さえステー(11)を苗載置面(5a)に沿った作
用姿勢と上方に退避する退避姿勢とに亘り苗移動方向下
手側の横軸芯周りで回動自在に設けてある施肥装置付き
田植機であって、前記苗植付装置(2)のフレーム
(4)から立設した支持レール(23)に、前記施肥装
置(3)を下方側の作業位置と上方に退避する位置とに
亘り上下位置変更自在に支持するよう構成するととも
に、この施肥装置(3)の上方退避位置を、前記苗押さ
えステー(11)の退避姿勢への揺動操作の際に干渉し
ない位置に設定してある施肥装置付き田植機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4133721A JP3016228B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 施肥装置付き田植機 |
KR1019920023771A KR950014652B1 (ko) | 1992-03-02 | 1992-12-10 | 시비장치가 부착된 이앙기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4133721A JP3016228B2 (ja) | 1992-05-26 | 1992-05-26 | 施肥装置付き田植機 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10248344A Division JP3012604B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 施肥装置付き田植機 |
JP10248345A Division JP3012605B2 (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 施肥装置付き田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05316820A true JPH05316820A (ja) | 1993-12-03 |
JP3016228B2 JP3016228B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=15111359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4133721A Expired - Fee Related JP3016228B2 (ja) | 1992-03-02 | 1992-05-26 | 施肥装置付き田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016228B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113692820A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-11-26 | 安徽舒州生态农业科技有限责任公司 | 一种智能化可侧深施肥的水稻直播机及其工作方法 |
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1992
- 1992-05-26 JP JP4133721A patent/JP3016228B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113692820A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-11-26 | 安徽舒州生态农业科技有限责任公司 | 一种智能化可侧深施肥的水稻直播机及其工作方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3016228B2 (ja) | 2000-03-06 |
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