JP2838827B2 - 施肥装置付き田植機 - Google Patents
施肥装置付き田植機Info
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- JP2838827B2 JP2838827B2 JP16988693A JP16988693A JP2838827B2 JP 2838827 B2 JP2838827 B2 JP 2838827B2 JP 16988693 A JP16988693 A JP 16988693A JP 16988693 A JP16988693 A JP 16988693A JP 2838827 B2 JP2838827 B2 JP 2838827B2
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- Japan
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- fertilizer
- planting
- push
- pull
- rice transplanter
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付装置における苗
のせ台の下端部から苗を取り出して植付ける植付機構の
上方箇所に施肥装置を装着し、前記植付機構から押引き
連係部材を介して連動連係して施肥装置における肥料繰
出し用ロールを回動させるよう構成してある施肥装置付
き田植機に関する。
のせ台の下端部から苗を取り出して植付ける植付機構の
上方箇所に施肥装置を装着し、前記植付機構から押引き
連係部材を介して連動連係して施肥装置における肥料繰
出し用ロールを回動させるよう構成してある施肥装置付
き田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記施肥装置付き田植機において、従来
では、施肥装置は植付伝動ケースから立設した支持フレ
ームにより位置固定状態で配備する構成となっており、
施肥装置駆動用押引き連係部材は常に枢支連結されてい
た。
では、施肥装置は植付伝動ケースから立設した支持フレ
ームにより位置固定状態で配備する構成となっており、
施肥装置駆動用押引き連係部材は常に枢支連結されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造において
は、苗のせ台の後方上方側に背高の施肥装置がほぼ全植
付け幅に亘り存在するので、例えば、ある圃場で植付作
業が終了した後に苗のせ台上に少しだけ残っている載置
苗を取り出す作業を行う際に、この施肥装置が邪魔にな
って作業が行い難いものになる欠点があった。本発明
は、上記不具合点を解消するとともに、そのための構造
改良に伴う前記押引き連係部材の分離接続構造を合理的
に構成することで、作業性が低下するのを防止しなが
ら、繰出し作動を円滑に行わせることができるようにす
ることを目的としている。
は、苗のせ台の後方上方側に背高の施肥装置がほぼ全植
付け幅に亘り存在するので、例えば、ある圃場で植付作
業が終了した後に苗のせ台上に少しだけ残っている載置
苗を取り出す作業を行う際に、この施肥装置が邪魔にな
って作業が行い難いものになる欠点があった。本発明
は、上記不具合点を解消するとともに、そのための構造
改良に伴う前記押引き連係部材の分離接続構造を合理的
に構成することで、作業性が低下するのを防止しなが
ら、繰出し作動を円滑に行わせることができるようにす
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した施肥装置付き田植機において、前記苗植付
装置のフレームから立設した縦フレームに、前記施肥装
置を下方側の作業位置と上方に退避する位置とに亘り上
下位置変更自在に支持し、前記押引き連係部材をその途
中部において上下に分割するとともに、前記押引き連係
部材の上下分割部分のうちのいずれか一方に押引き方向
と交差する方向に沿って突起を形成し、他方にこの突起
に嵌まり合う係合孔を形成するとともに、前記突起が前
記係合孔に嵌まり込んだ状態で、前記各分割部分同士を
弾性的に挟み込み支持する状態と挟み込み状態を解除す
る状態とに切り換え自在な挟持具を設けてある点にあ
る。
頭に記載した施肥装置付き田植機において、前記苗植付
装置のフレームから立設した縦フレームに、前記施肥装
置を下方側の作業位置と上方に退避する位置とに亘り上
下位置変更自在に支持し、前記押引き連係部材をその途
中部において上下に分割するとともに、前記押引き連係
部材の上下分割部分のうちのいずれか一方に押引き方向
と交差する方向に沿って突起を形成し、他方にこの突起
に嵌まり合う係合孔を形成するとともに、前記突起が前
記係合孔に嵌まり込んだ状態で、前記各分割部分同士を
弾性的に挟み込み支持する状態と挟み込み状態を解除す
る状態とに切り換え自在な挟持具を設けてある点にあ
る。
【0005】
【作用】施肥装置を下方側の作業位置に設定しておく
と、繰出される肥料と肥料を供給する圃場面との間の流
下経路が短くなり、肥料詰まり等の生じにくい円滑な施
肥作業が行え、作業終了後に苗のせ台上に少し残ってい
る載置苗を取り出す場合には、施肥装置を上方退避位置
に位置変更することで、苗のせ台下部の外方側が大きく
開放され苗取り出し作業が容易に行える。又、施肥装置
の上方スライドに際して分離する必要がある押引き連係
部材をその途中部において上下に分割する構成であるか
ら、連結用各部材が相対回転する枢支連結箇所で分離さ
せる場合に比較して連結状態における当該連結箇所への
泥よけ具等を配備し易く、かつ、分離することに起因す
る枢支連結箇所への泥土や肥料粉の侵入により磨耗の進
行を早めるといったおそれも生じない。更に、押引き連
係部材の接続分離作業は、上下分割部分のいずれか一方
に形成された突起を他方に形成した係合孔に押引き操作
方向と交差する方向に沿って嵌め込み、挟持具で弾性的
に両分割部分を挟み込み支持する手順で、あるいは、そ
の逆の手順で簡単に行え、しかも、押引き操作に対して
は突起と係合孔との係合による強固な連結強度が得ら
れ、挟持具による弾性支持に対しては押引き操作による
抜け外れ力が作用せず、連結状態が確実に維持できる。
と、繰出される肥料と肥料を供給する圃場面との間の流
下経路が短くなり、肥料詰まり等の生じにくい円滑な施
肥作業が行え、作業終了後に苗のせ台上に少し残ってい
る載置苗を取り出す場合には、施肥装置を上方退避位置
に位置変更することで、苗のせ台下部の外方側が大きく
開放され苗取り出し作業が容易に行える。又、施肥装置
の上方スライドに際して分離する必要がある押引き連係
部材をその途中部において上下に分割する構成であるか
ら、連結用各部材が相対回転する枢支連結箇所で分離さ
せる場合に比較して連結状態における当該連結箇所への
泥よけ具等を配備し易く、かつ、分離することに起因す
る枢支連結箇所への泥土や肥料粉の侵入により磨耗の進
行を早めるといったおそれも生じない。更に、押引き連
係部材の接続分離作業は、上下分割部分のいずれか一方
に形成された突起を他方に形成した係合孔に押引き操作
方向と交差する方向に沿って嵌め込み、挟持具で弾性的
に両分割部分を挟み込み支持する手順で、あるいは、そ
の逆の手順で簡単に行え、しかも、押引き操作に対して
は突起と係合孔との係合による強固な連結強度が得ら
れ、挟持具による弾性支持に対しては押引き操作による
抜け外れ力が作用せず、連結状態が確実に維持できる。
【0006】
【発明の効果】従って、苗植付け作業中には肥料詰まり
等の生じにくい円滑な施肥作業を行えるものでありなが
ら、作業後の苗のせ台上の残り苗の取り出しが背高の施
肥装置に邪魔されることなく容易に行えるものとなり、
しかも、施肥装置を移動させるときに分離せざるを得な
い駆動用押引き連係部材を合理的な構造で分離接続させ
ることで、飛散した泥土が固まり分離作業が行い難くな
ったり、施肥繰出し駆動系の耐久性が低下する等の弊害
の生じにくいものであり且つ円滑な肥料繰出し用駆動が
円滑に行え、接続分離作業が簡単な作業で対応できる施
肥装置付き田植機を提供できるに到った。
等の生じにくい円滑な施肥作業を行えるものでありなが
ら、作業後の苗のせ台上の残り苗の取り出しが背高の施
肥装置に邪魔されることなく容易に行えるものとなり、
しかも、施肥装置を移動させるときに分離せざるを得な
い駆動用押引き連係部材を合理的な構造で分離接続させ
ることで、飛散した泥土が固まり分離作業が行い難くな
ったり、施肥繰出し駆動系の耐久性が低下する等の弊害
の生じにくいものであり且つ円滑な肥料繰出し用駆動が
円滑に行え、接続分離作業が簡単な作業で対応できる施
肥装置付き田植機を提供できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
に施肥装置付き乗用型田植機の後部を示している。この
田植機は、図外の乗用型走行機体の後部にリンク機構を
介して苗植付装置1を連結するとともに、その後方上部
に施肥装置2を装着して構成してある。苗植付装置1
は、フレーム兼用の植付ケース3に対して一定ストロー
クで往復横移動する苗のせ台4、苗のせ台4の下端部か
ら一株づつ苗を取り出して植付ける5個の植付機構5、
圃場面を整地する整地フロート6等を備えて5条植え形
式で構成され、施肥装置2は、上部の肥料貯溜ホッパー
7の下方に肥料を所定量づつ繰出す5個の繰出し機構8
を連設し、各繰出し機構8から繰り出される肥料を流下
パイプ9を介して圃場面に施肥溝を作成する作溝器10
に向けて流下案内するよう構成してある。前記各植付機
構5は、夫々、横軸芯周りで回転駆動される回転ケース
11の両側端に植付爪12を取付けた爪支持ケース13
を相対回動自在に支持し、各植付ケース3内に内装され
るチェーン伝動機構〔図示せず〕を介して動力が供給さ
れ、図示しないギア機構により植付爪12が側面視ほぼ
楕円軌跡を描いて苗を植付けることができるよう構成し
てある。
に施肥装置付き乗用型田植機の後部を示している。この
田植機は、図外の乗用型走行機体の後部にリンク機構を
介して苗植付装置1を連結するとともに、その後方上部
に施肥装置2を装着して構成してある。苗植付装置1
は、フレーム兼用の植付ケース3に対して一定ストロー
クで往復横移動する苗のせ台4、苗のせ台4の下端部か
ら一株づつ苗を取り出して植付ける5個の植付機構5、
圃場面を整地する整地フロート6等を備えて5条植え形
式で構成され、施肥装置2は、上部の肥料貯溜ホッパー
7の下方に肥料を所定量づつ繰出す5個の繰出し機構8
を連設し、各繰出し機構8から繰り出される肥料を流下
パイプ9を介して圃場面に施肥溝を作成する作溝器10
に向けて流下案内するよう構成してある。前記各植付機
構5は、夫々、横軸芯周りで回転駆動される回転ケース
11の両側端に植付爪12を取付けた爪支持ケース13
を相対回動自在に支持し、各植付ケース3内に内装され
るチェーン伝動機構〔図示せず〕を介して動力が供給さ
れ、図示しないギア機構により植付爪12が側面視ほぼ
楕円軌跡を描いて苗を植付けることができるよう構成し
てある。
【0008】肥料繰出し機構8は、一体回転する各爪支
持ケース13の支軸同士に亘って架設連結された連結板
40の回転軸芯から少し偏芯した箇所に枢支連結された
押引き連係部材14を介して繰出しロール15が回転駆
動され、植付け作動に伴って所定量づつ肥料を繰出すよ
う構成してある。詳述すると、図3〜図5に示すよう
に、繰出しロール15が一体回転自在に外嵌された駆動
軸22に大径ギア23を取付けるとともに、このギア2
3に咬合う小径ギア24を回動支軸25に取付け、この
回動支軸25に固定のアーム26と前記回転ケース11
の途中部とを押引き連係部材14を介して枢支連結して
ある。前記アーム26は左右2箇所に設けられ、これら
のアーム26,26及び、各押引き連係部材14,14
と左右の回転ケース11との枢支点は約90度回動位相
をずらせてある。従って、回転ケース11の回転駆動に
伴って回動支軸25も同方向に一方向回転し、ギア咬合
により繰出しロール15が所定ピッチづつ回動するよう
構成してある。前記各植付機構5の上方側には植付け作
動に伴って圃場の泥土を上方に掻き上げ飛散させるのを
阻止する泥避けカバー41を配設してある。この泥避け
カバー41は合成樹脂材からなり、前記縦フレーム16
から固定延設した支持部材42により載置され弾性係止
保持するよう構成してある。
持ケース13の支軸同士に亘って架設連結された連結板
40の回転軸芯から少し偏芯した箇所に枢支連結された
押引き連係部材14を介して繰出しロール15が回転駆
動され、植付け作動に伴って所定量づつ肥料を繰出すよ
う構成してある。詳述すると、図3〜図5に示すよう
に、繰出しロール15が一体回転自在に外嵌された駆動
軸22に大径ギア23を取付けるとともに、このギア2
3に咬合う小径ギア24を回動支軸25に取付け、この
回動支軸25に固定のアーム26と前記回転ケース11
の途中部とを押引き連係部材14を介して枢支連結して
ある。前記アーム26は左右2箇所に設けられ、これら
のアーム26,26及び、各押引き連係部材14,14
と左右の回転ケース11との枢支点は約90度回動位相
をずらせてある。従って、回転ケース11の回転駆動に
伴って回動支軸25も同方向に一方向回転し、ギア咬合
により繰出しロール15が所定ピッチづつ回動するよう
構成してある。前記各植付機構5の上方側には植付け作
動に伴って圃場の泥土を上方に掻き上げ飛散させるのを
阻止する泥避けカバー41を配設してある。この泥避け
カバー41は合成樹脂材からなり、前記縦フレーム16
から固定延設した支持部材42により載置され弾性係止
保持するよう構成してある。
【0009】そして、左右両端側に位置する2個づつの
植付機構5,5は、夫々、左右両側に位置する植付ケー
ス3,3の両側に対向配備され、一体的に回転駆動する
よう構成し、左右両端側に位置する2個づつの繰出し機
構8,8の回動支軸25は一体的に形成され、中央側に
位置する1個の植付機構は中央側の植付ケース3により
回転駆動するよう構成し、且つ、それに対応する繰出し
機構8の回動支軸25は単独で駆動するように構成して
ある。従って、図3に示すように、左右両側の2個づつ
の繰出し機構8,8の回動支軸25は、夫々対応する植
付機構5,5から夫々押引き連係部材14,14で連動
連結されている。又、中央側の繰出し機構8の回動支軸
25は、一方側が、対応する植付機構5に押引き連係部
材14を介して連動連係され、他方側は、植付ケース3
の植付機構配設部とは反対側に植付機構駆動用回転軸に
より駆動される偏芯クランクアーム50に連動連結され
ている。
植付機構5,5は、夫々、左右両側に位置する植付ケー
ス3,3の両側に対向配備され、一体的に回転駆動する
よう構成し、左右両端側に位置する2個づつの繰出し機
構8,8の回動支軸25は一体的に形成され、中央側に
位置する1個の植付機構は中央側の植付ケース3により
回転駆動するよう構成し、且つ、それに対応する繰出し
機構8の回動支軸25は単独で駆動するように構成して
ある。従って、図3に示すように、左右両側の2個づつ
の繰出し機構8,8の回動支軸25は、夫々対応する植
付機構5,5から夫々押引き連係部材14,14で連動
連結されている。又、中央側の繰出し機構8の回動支軸
25は、一方側が、対応する植付機構5に押引き連係部
材14を介して連動連係され、他方側は、植付ケース3
の植付機構配設部とは反対側に植付機構駆動用回転軸に
より駆動される偏芯クランクアーム50に連動連結され
ている。
【0010】前記施肥装置2は植付機構5のすぐ上方側
に位置し苗のせ台4の下端部と重なる下方作業位置〔図
1参照〕と、植付け作業時において載置苗を押さえる苗
押さえ杆39が外方に退避して、苗のせ台4の下端部を
開放する上方退避位置〔図2参照〕とに亘り上下スライ
ド移動自在に設けて、植付け作業終了時における苗のせ
台4上の残り苗を容易に取り出すことができるよう構成
してある。詳述すると、植付ケース3から立設した左右
一対の縦フレーム16にガイドローラ17及び縦向きア
ーム38を介してスライド自在に支持される横向きフレ
ーム18に施肥装置2を支持するとともに、左右一対の
ブラケット27,27により前記駆動軸22並びに回動
支軸25を回動自在に支持してある。又、縦フレーム1
6の上下端部に形成した係合孔19,20のいずれかに
係合して施肥装置2を前記2位置に固定するロック操作
具21を備え、上下位置変更するときは、このロック操
作具21のロックを解除して手動で施肥装置2を持ち上
げ操作するようにしてある。尚、左右の縦フレーム1
6,16の上部に亘って架設連結した横杆28には操作
ワイヤ29を介して施肥装置2を上方に持ち上げ付勢し
て手動持ち上げの補助をするエアーシリンダ30を取付
けてある。
に位置し苗のせ台4の下端部と重なる下方作業位置〔図
1参照〕と、植付け作業時において載置苗を押さえる苗
押さえ杆39が外方に退避して、苗のせ台4の下端部を
開放する上方退避位置〔図2参照〕とに亘り上下スライ
ド移動自在に設けて、植付け作業終了時における苗のせ
台4上の残り苗を容易に取り出すことができるよう構成
してある。詳述すると、植付ケース3から立設した左右
一対の縦フレーム16にガイドローラ17及び縦向きア
ーム38を介してスライド自在に支持される横向きフレ
ーム18に施肥装置2を支持するとともに、左右一対の
ブラケット27,27により前記駆動軸22並びに回動
支軸25を回動自在に支持してある。又、縦フレーム1
6の上下端部に形成した係合孔19,20のいずれかに
係合して施肥装置2を前記2位置に固定するロック操作
具21を備え、上下位置変更するときは、このロック操
作具21のロックを解除して手動で施肥装置2を持ち上
げ操作するようにしてある。尚、左右の縦フレーム1
6,16の上部に亘って架設連結した横杆28には操作
ワイヤ29を介して施肥装置2を上方に持ち上げ付勢し
て手動持ち上げの補助をするエアーシリンダ30を取付
けてある。
【0011】肥料繰出し駆動用の押引き連係部材14の
上方側途中部において分離自在な接続部Sを設けてあ
り、施肥装置2のスライド移動に先立って、この接続部
Sにおいて分離させるよう構成してある。詳述すると、
図6、図9に示すように、前記繰出し機構駆動用のアー
ム26にピン枢支連結される枢支リンク14a〔上下分
割部分の一方〕に長手方向に所定間隔をあけて一対の挿
通孔43,43〔係合孔の一例〕を横向き形成するとと
もに、下端部が連結板40に枢支連結されたロッド14
b〔上下分割部分の他方〕の上部側にこれらの挿通孔4
3,43に挿通する一対の連結ピン44,44〔突起の
一例〕を突設し、これらの連結ピン44,44を各挿通
孔43,43に差し込んだ状態で、枢支リンク14aに
回動自在に取付けられたクランプ部材45〔挟持具の一
例〕により偏平状に潰し成形されたロッド上端部を弾性
的に挟み込んで抜け止めを阻止して連結状態に設定で
き、クランプ部材45の摘み部45aを持って回動させ
ることで容易に連結を解除できるよう接続部Sを構成し
てある。前記各挿通孔43,43のうちの一方(実施例
では下方のもの)は、押引き操作方向に沿う長孔に形成
して、連結時における横方向のガタツキを少なくさせな
がら、接続作業が容易に行えるようにしてある。前記枢
支リンク14aとロッド14bにより押引き連係部材1
4を構成する。又、図10に示すように、分離状態で上
方側が自由状態となるロッド14bを後方倒れ斜め姿勢
で係止保持する受け部材46を前記泥避けカバー41の
支持部材42の横側端から一体的に連設してある。尚、
この支持部材42には流下パイプ9を受け止め支持する
パイプ受け具47も一体的に連設してある。
上方側途中部において分離自在な接続部Sを設けてあ
り、施肥装置2のスライド移動に先立って、この接続部
Sにおいて分離させるよう構成してある。詳述すると、
図6、図9に示すように、前記繰出し機構駆動用のアー
ム26にピン枢支連結される枢支リンク14a〔上下分
割部分の一方〕に長手方向に所定間隔をあけて一対の挿
通孔43,43〔係合孔の一例〕を横向き形成するとと
もに、下端部が連結板40に枢支連結されたロッド14
b〔上下分割部分の他方〕の上部側にこれらの挿通孔4
3,43に挿通する一対の連結ピン44,44〔突起の
一例〕を突設し、これらの連結ピン44,44を各挿通
孔43,43に差し込んだ状態で、枢支リンク14aに
回動自在に取付けられたクランプ部材45〔挟持具の一
例〕により偏平状に潰し成形されたロッド上端部を弾性
的に挟み込んで抜け止めを阻止して連結状態に設定で
き、クランプ部材45の摘み部45aを持って回動させ
ることで容易に連結を解除できるよう接続部Sを構成し
てある。前記各挿通孔43,43のうちの一方(実施例
では下方のもの)は、押引き操作方向に沿う長孔に形成
して、連結時における横方向のガタツキを少なくさせな
がら、接続作業が容易に行えるようにしてある。前記枢
支リンク14aとロッド14bにより押引き連係部材1
4を構成する。又、図10に示すように、分離状態で上
方側が自由状態となるロッド14bを後方倒れ斜め姿勢
で係止保持する受け部材46を前記泥避けカバー41の
支持部材42の横側端から一体的に連設してある。尚、
この支持部材42には流下パイプ9を受け止め支持する
パイプ受け具47も一体的に連設してある。
【0012】前記施肥装置2のスライド移動に先立って
肥料流下経路は途中で分離するようにしてある。つま
り、繰出し機構8の下方側繰出し口8aと流下パイプ9
の上方側開口部9aとの接続箇所をゴムブーツGで外方
を覆うよう構成するとともに、施肥装置2の上方スライ
ドにより前記接続箇所がそのまま分離される構成として
いる。そして、図7及び図8に示すように、流下パイプ
9の上方側端部は、前記パイプ受け具47から延設され
た筒状支持部47aにより外嵌支持され、且つ、パイプ
内方側からこれらを貫通する状態でゴムクリップ48を
差し込み装着して、抜け止めするよう構成してある。
肥料流下経路は途中で分離するようにしてある。つま
り、繰出し機構8の下方側繰出し口8aと流下パイプ9
の上方側開口部9aとの接続箇所をゴムブーツGで外方
を覆うよう構成するとともに、施肥装置2の上方スライ
ドにより前記接続箇所がそのまま分離される構成として
いる。そして、図7及び図8に示すように、流下パイプ
9の上方側端部は、前記パイプ受け具47から延設され
た筒状支持部47aにより外嵌支持され、且つ、パイプ
内方側からこれらを貫通する状態でゴムクリップ48を
差し込み装着して、抜け止めするよう構成してある。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】田植機の後部の側面図
【図2】上方スライド状態の施肥装置の側面図
【図3】施肥装置の後面図
【図4】繰出し機構の駆動系を示す側面図
【図5】繰出し機構の側面図
【図6】分離状態の繰出し機構の側面図
【図7】流下パイプ上部の側面図
【図8】流下パイプ上部の平面図
【図9】接続部の切欠平面図
【図10】支持部材の平面図
1 苗植付装置 2 施肥装置 3 フレーム 4 苗のせ台 5 植付機構 14 押引き連係部材 14a,14b 上下分割部分 15 肥料繰出し用ロール 43 係合孔 44 突起 45 挟持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/00 302 A01C 15/00 A01C 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】 苗植付装置(1)における苗のせ台
(4)の下端部から苗を取り出して植付ける植付機構
(5)の上方箇所に施肥装置(2)を装着し、前記植付
機構(5)から押引き連係部材(14)を介して連動連
係して施肥装置(2)における肥料繰出し用ロール(1
5)を回動させるよう構成してある施肥装置付き田植機
であって、前記苗植付装置(1)のフレーム(3)から
立設した縦フレーム(16)に、前記施肥装置(2)を
下方側の作業位置と上方に退避する位置とに亘り上下位
置変更自在に支持し、前記押引き連係部材(14)をそ
の途中部において上下に分割するとともに、前記押引き
連係部材(14)の上下分割部分(14a),(14
b)のうちのいずれか一方に押引き方向と交差する方向
に沿って突起(44)を形成し、他方にこの突起(4
4)に嵌まり合う係合孔(43)を形成するとともに、
前記突起(44)が前記係合孔(43)に嵌まり込んだ
状態で、前記各分割部分(14a),(14b)同士を
弾性的に挟み込み支持する状態と挟み込み状態を解除す
る状態とに切り換え自在な挟持具(45)を設けてある
施肥装置付き田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16988693A JP2838827B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 施肥装置付き田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16988693A JP2838827B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 施肥装置付き田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723625A JPH0723625A (ja) | 1995-01-27 |
JP2838827B2 true JP2838827B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=15894784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16988693A Expired - Lifetime JP2838827B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 施肥装置付き田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838827B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP16988693A patent/JP2838827B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723625A (ja) | 1995-01-27 |
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