JPH0531529B2 - - Google Patents

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JPH0531529B2
JPH0531529B2 JP16269285A JP16269285A JPH0531529B2 JP H0531529 B2 JPH0531529 B2 JP H0531529B2 JP 16269285 A JP16269285 A JP 16269285A JP 16269285 A JP16269285 A JP 16269285A JP H0531529 B2 JPH0531529 B2 JP H0531529B2
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JP
Japan
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zeolite
gas
weight
tablets
carbon dioxide
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JP16269285A
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Hidenori Yorozu
Yasuteru Eguchi
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Kao Corp
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は易崩壊性錠剤、更に詳細には、新規な
崩壊剤を配合した、水等の溶剤に投入すると短時
間に崩壊してその有効成分を放出する錠剤に関す
る。 〔従来の技術〕 錠剤は、一般に有効成分を賦形剤、結合剤、崩
壊剤、滑沢剤、吸着剤、湿潤剤等と共に打錠する
ことにより製造されている。 錠剤はその使用用途によつて速溶性が望まれた
り、また遅溶性が要求されたりするが、これを用
時水等の溶剤に投入して溶解し、有効成分の溶液
を調製する場合には、可及的に速く崩壊するのが
望ましい。 斯かる目的のために、水には溶解しないが、水
によく濡れて膨潤し、錠剤を破壊してその表面積
を増大させ、有効成分の溶解、懸濁あるいは分散
を促進する崩壊剤が配合されている。そして、従
来、崩壊剤としては、デンプン、アルギン酸、寒
天、無水ケイ酸、デンプン誘導体、セルロース、
セルロース誘導体、ゼラチン、アミロース、カゼ
イン、ビーガム、ベントナイト等が知られてお
り、就中、カルボキシメチルセルロースカルシウ
ム(CMC−Ca)、ハイドロキシプロピルスター
チ(HPS)等が汎用されている。更にまた、酸
とアルカリとの反応によつて発生する炭酸ガス等
を利用して崩壊させる方法も知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来の崩壊剤では必ずしも満足
な崩壊性能を得ることができず、更に優れた崩壊
剤及び崩壊方法の開発が望まれていた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者は、上記問題点を解決せんと
鋭意研究を行つた結果、ガスを吸着保持せしめた
ゼオライトが崩壊剤として優れた性能を有し、こ
れを配合した錠剤は水に濡れた場合その崩壊能が
著しく向上することを見出し、本発明を完成し
た。 すなわち、本発明は、ガスを吸着保持せしめた
ゼオライトを崩壊剤として配合した易崩壊性錠剤
を提供するものである。 本発明において、ガス保持物質として使用され
るゼオライトとしては無定型、部分結晶型、結晶
型のいずれでも使用できるが、結晶型のものが好
適である。具体的には、方沸石、斜方沸石等の天
然アルミノ珪酸塩、ゼオライトA、X、Y等の名
称で指称される合成ゼオライト等が使用される。
就中、不純物等來雑物が少ない下記一般式で表わ
される合成ゼオライトが好ましい。 (M2/ox・Al2O3・(SiO2y・(H2O)z (式中、Mは原子価nの金属原子を、xは0.7〜
1.5、yは0.8〜10、zは0以上の数を示す) 一般式の合成ゼオライトのうち、Mで示される
金属原子としてはナトリウム、カリウム、カルシ
ウム、マグネシウム等が挙げられ、zとしては
0、すなわち実質的に水分を含有しないものが好
ましい。 ゼオライトの大きさは、粒径0.5〜100μ、特に
1〜40μのものが好ましく、これは当該粒径の微
粉末のままもしくは顆粒状、ペレツト等として使
用できるが、効果の点から微粉末が好ましい。 また、ガスとしては、ゼオライトに吸着保持さ
れるものであればよく、例えば炭酸ガス、酸素、
窒素、ヘリウム、ネオン、アルゴン、水素、硫化
水素、二酸化イオウ等が挙げられるが、就中、安
全性の面から炭酸ガス、酸素、窒素、ヘリウム、
ネオン、アルゴン及び水素が好ましい。 ゼオライトにガスを吸着させるには、例えばゼ
オライトとガスを接触させることによつて行われ
る。この際ゼオライトは加熱処理により脱水し
て、最適には実質的に水分を含有しないものを用
いることが好ましい。当該吸着は好ましくは無水
条件下に、ガス圧力0.1Kg/cm2以上、好適には1
〜10Kg/cm2で行なわれる。温度は30℃以下、好ま
しくは20℃以下で、時間は特に制限されないが、
好ましくは平衡に達するまで行なわれる。ガスの
ゼオライトへの吸着量は、0.1gガス/100gゼオ
ライト以上であることが好ましいが、特に0.5g
ガス/100gゼオライト以上が好ましい。 本発明の錠剤へのガス吸着保持ゼオライトの配
合量は、錠剤の種類、使用用途等によつても異な
るが、通常全組成の5〜60重量%、特に10〜40重
量%が好ましい。 本発明の錠剤は崩壊剤として上記ガス吸着保持
ゼオライトを使用する以外は、有効成分及び通常
使用される賦形剤、結合剤、滑沢剤、吸着剤、湿
潤剤等を用いて、自体公知の方法によつて製造さ
れる。例えば、賦形剤としては、バレイシヨデン
プン、水素デンプン、コーンスターチ、米デンプ
ン等のデンプン類、乳糖、シヨ糖、ブドウ糖、マ
ンニツト、ソルビツト糖の二糖類、単糖類、リン
酸カルシウム、硫酸カルシウム等が;結合として
は、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ボ
リビニルピロリドン、微結晶セルロース、α−セ
ルロース等が;滑沢剤としては、高級脂肪酸及び
その金属塩、高級アルコール、タルク、微粒子性
酸化ケイ素、合成ケイ酸アルミニウム等が;吸着
剤としてはケイ酸又はそのカルシウム塩等が、;
湿潤剤としてはグリセリン、プロピレングリコー
ル、ソルビツト等が使用される。尚崩壊剤として
は、ガス吸着保持ゼオライトの他に、カルボキシ
メチルセルロースのナトリウムもしくはカルシウ
ム塩、カルボキシメチルスターチ、アルギン酸ナ
トリウム、イオン交換樹脂等の公知の崩壊剤を併
用することもできる。 〔発明の効果〕 叙上の如き本発明の易崩壊性錠剤は、後述の実
施例に示す如く、これを水等の溶剤に投入すると
極めて短時間に崩壊して有効成分が放出されるの
で、用時速やかに有効成分の溶液、懸濁液ないし
は分散液を調製することができる。従つて、本発
明錠剤は、特に用時水に溶解して使用する錠剤、
例えば、洗剤、入浴剤、薬剤、消毒殺菌剤、殺虫
殺菌剤、清涼剤用等の錠剤として有利である。 〔実施例〕 次に実施例を挙げて説明する。 参考例 1 粒状のゼオラム(A−4)〔東洋ソーダ(株)ゼオ
ライトの商品名〕1000gを耐圧容器に封入し、炭
酸ガスを5気圧で加圧し、炭酸ガス吸着ゼオライ
トを得た。吸着量は13.1g/ゼオライト100gで
あつた。 参考例 2 参考例1において、炭酸ガスの代りに窒素ガス
を用いる以外は同様にして窒素ガス吸着ゼオライ
トを得た。吸着量は0.2g/ゼオライト100gであ
つた。 実施例 1 下記発明品1〜2、比較品1〜4の混合物を直
径2cm、重量3gの錠剤とし、崩壊時間を測定し
た。崩壊時間は、水(20℃)1中において、内
径21.5mm、長さ77.5mmのガラス管の底に網目の開
き2mm、線径0.6mmの金網をつけたガラス管中に
錠剤を入れ、10往復毎分の上下運動を行つて試料
を崩壊させ、試料がガラス管内に認められなくな
つた時までとした。 発明品1 マンニトール 80重量% 炭酸ガス吸着ゼオライト(参考例1のもの)
20 発明品2 乳糖 50重量% 合成ケイ酸アルミニウム 15 ステアリン酸カルシウム 0.5 炭酸ガス吸着ゼオライト(参考例1のもの)
34.5 比較品1 マンニトール 80重量% CMC−Ca 20 比較品2 マンニトール 80重量% バレイシヨデンプン 20 比較品3 マンニトール 80重量% ゼオライト 20 比較品4 マンニトール 80重量% ポリビニルピロリドン 20 その結果は第1表のとおりである。
【表】 実施例 2 マンニトール80重量%、窒素ガス吸着ゼオライ
ト20重量%の混合物を直径2cm、重量3gの錠剤
とし、実施例1と同様にして崩壊性を試験した。
このものの崩壊時間は30秒以内であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガスを吸着保持せしめたゼオライトを崩壊剤
    として配合した易崩壊性錠剤。 2 ガスが炭酸ガス、酸素、窒素、ヘリウム、ネ
    オン、アルゴン及び水素からなる群から選ばれる
    1種又は2種以上のものである特許請求の範囲第
    1項記載の易崩壊性錠剤。 3 ガスを吸着保持せしめたゼオライトの配合量
    が全組成の5〜60重量%である特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の易崩壊性錠剤。
JP16269285A 1985-07-23 1985-07-23 易崩壊性錠剤 Granted JPS6222729A (ja)

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JP16269285A JPS6222729A (ja) 1985-07-23 1985-07-23 易崩壊性錠剤

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JPS6222729A JPS6222729A (ja) 1987-01-30
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IL143197A0 (en) * 1998-11-20 2002-04-21 Rtp Pharma Inc Dispersible phospholipid stabilized microparticles

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JPS6222729A (ja) 1987-01-30

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