JPH05314832A - 超電導多重成形撚線 - Google Patents
超電導多重成形撚線Info
- Publication number
- JPH05314832A JPH05314832A JP3284159A JP28415991A JPH05314832A JP H05314832 A JPH05314832 A JP H05314832A JP 3284159 A JP3284159 A JP 3284159A JP 28415991 A JP28415991 A JP 28415991A JP H05314832 A JPH05314832 A JP H05314832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- twisted
- primary
- wire
- superconducting
- molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 複数本の超電導素線１をＳ撚りしたＳ撚り一
次撚線２と、複数本の超電導素線１をＺ撚りしたＺ撚り
一次撚線３とを交互に配置して撚り合わせ、圧縮成形し
た。 【効果】 充填率を高くしても、ねじれが少なく直線性
に優れ、しかも超電導素線および超電導フィラメントの
局部的な損傷の少ない超電導多重成形撚線を得ることが
できる。
次撚線２と、複数本の超電導素線１をＺ撚りしたＺ撚り
一次撚線３とを交互に配置して撚り合わせ、圧縮成形し
た。 【効果】 充填率を高くしても、ねじれが少なく直線性
に優れ、しかも超電導素線および超電導フィラメントの
局部的な損傷の少ない超電導多重成形撚線を得ることが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導多重成形撚線に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】超電導多重成形撚線は、超電導素線を複
数本撚り合わせて一次撚線を作り、この一次撚線を複数
本撚り合わせて圧縮成形することにより製造される。従
来の多重成形撚線は、一次撚線と成形撚線の撚り方向を
逆にしたものと、同じにしたものとが知られている。す
なわち、一次撚線をＳ撚り（またはＺ撚り）とし、成形
撚線をＺ撚り（またはＳ撚り）にする場合と、一次撚線
をＳ撚り（またはＺ撚り）とし、成形撚線をＳ撚り（ま
たはＺ撚り）にする場合とがある（特開平３−７４０１
３号公報）。
数本撚り合わせて一次撚線を作り、この一次撚線を複数
本撚り合わせて圧縮成形することにより製造される。従
来の多重成形撚線は、一次撚線と成形撚線の撚り方向を
逆にしたものと、同じにしたものとが知られている。す
なわち、一次撚線をＳ撚り（またはＺ撚り）とし、成形
撚線をＺ撚り（またはＳ撚り）にする場合と、一次撚線
をＳ撚り（またはＺ撚り）とし、成形撚線をＳ撚り（ま
たはＺ撚り）にする場合とがある（特開平３−７４０１
３号公報）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】多重成形撚線では、一
次撚線と成形撚線の撚り方向を逆にすると、上層側に位
置する一次撚線の素線と下層側に位置する一次撚線の素
線が互いに交差するため、その交差部が圧縮成形の際に
強加工を受ける。その結果、多重成形撚線の充填率を上
げようとすると、超電導素線の断線が生じたり、素線内
部の超電導体フィラメントが損傷を受けたりする等の問
題があった。
次撚線と成形撚線の撚り方向を逆にすると、上層側に位
置する一次撚線の素線と下層側に位置する一次撚線の素
線が互いに交差するため、その交差部が圧縮成形の際に
強加工を受ける。その結果、多重成形撚線の充填率を上
げようとすると、超電導素線の断線が生じたり、素線内
部の超電導体フィラメントが損傷を受けたりする等の問
題があった。
【０００４】また一次撚線と成形撚線の撚り方向を同じ
にすると、上記のような問題は回避できるが、多重成形
撚線のねじれが大きくなり、超電導マグネット製造時の
コイル巻き工程で多重成形撚線を均一に巻き込むことが
出来なくなるという問題があった。
にすると、上記のような問題は回避できるが、多重成形
撚線のねじれが大きくなり、超電導マグネット製造時の
コイル巻き工程で多重成形撚線を均一に巻き込むことが
出来なくなるという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決した超電導多重成形撚線を提供するもので、
その構成は、図１に示すように、複数本の超電導素線１
をＳ撚りしたＳ撚り一次撚線２と、複数本の超電導素線
１をＺ撚りしたＺ撚り一次撚線３とを交互に配置して撚
り合わせ、圧縮成形したことを特徴とするものである。
課題を解決した超電導多重成形撚線を提供するもので、
その構成は、図１に示すように、複数本の超電導素線１
をＳ撚りしたＳ撚り一次撚線２と、複数本の超電導素線
１をＺ撚りしたＺ撚り一次撚線３とを交互に配置して撚
り合わせ、圧縮成形したことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】このようにすると、一次撚線を撚り合わせて圧
縮成形するときに、一次撚線の撚り方向に基づくねじれ
が打ち消されるため、ねじれの少ない直線性に優れた超
電導多重成形撚線が得られる。また隣合う一次撚線の素
線同士がほぼ平行な状態で接触するため、超電導素線の
局部的変形が小さくなり、超電導体フィラメントの損傷
を少なくできる。
縮成形するときに、一次撚線の撚り方向に基づくねじれ
が打ち消されるため、ねじれの少ない直線性に優れた超
電導多重成形撚線が得られる。また隣合う一次撚線の素
線同士がほぼ平行な状態で接触するため、超電導素線の
局部的変形が小さくなり、超電導体フィラメントの損傷
を少なくできる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【０００８】実施例１ 図２に本実施例に用いた超電導素線を示す。この超電導
素線１は中心の安定化銅４の周囲にＮｂＴｉフィラメン
ト群５を配置し、その外側にＣｕ−10％Ｎｉの安定化材
６を被せたもので、外径は0.45mm、ＮｂＴｉフィラメン
ト数は4000本、銅比は1.7 である。
素線１は中心の安定化銅４の周囲にＮｂＴｉフィラメン
ト群５を配置し、その外側にＣｕ−10％Ｎｉの安定化材
６を被せたもので、外径は0.45mm、ＮｂＴｉフィラメン
ト数は4000本、銅比は1.7 である。
【０００９】この超電導素線１を図３のように７本撚り
合わせ、図４のようなＳ撚り一次撚線２と、図５のよう
なＺ撚り一次撚線３を、それぞれ６本ずつ製造した。各
一次撚線２、３の撚りピッチは16mmである。次に、これ
らのＳ撚り一次撚線２とＺ撚り一次撚線３を交互に配置
して撚り合わせると共に、平角形に圧縮成形して、図１
に示すような多重成形撚線で、断面寸法：2.33mm×7.86
mm、撚りピッチ：80.5mm、充填率：72.9％の多重成形撚
線を製造した。
合わせ、図４のようなＳ撚り一次撚線２と、図５のよう
なＺ撚り一次撚線３を、それぞれ６本ずつ製造した。各
一次撚線２、３の撚りピッチは16mmである。次に、これ
らのＳ撚り一次撚線２とＺ撚り一次撚線３を交互に配置
して撚り合わせると共に、平角形に圧縮成形して、図１
に示すような多重成形撚線で、断面寸法：2.33mm×7.86
mm、撚りピッチ：80.5mm、充填率：72.9％の多重成形撚
線を製造した。
【００１０】実施例２ 実施例１と同じ超電導素線、同じ一次撚線を用い、Ｓ撚
り一次撚線とＺ撚り一次撚線を交互に配置して、断面寸
法：2.20mm×7.90mm、撚りピッチ：80.5mm、充填率：7
6.8％の多重成形撚線を製造した。
り一次撚線とＺ撚り一次撚線を交互に配置して、断面寸
法：2.20mm×7.90mm、撚りピッチ：80.5mm、充填率：7
6.8％の多重成形撚線を製造した。
【００１１】実施例３ 実施例１と同じ超電導素線、同じ一次撚線を用い、Ｓ撚
り一次撚線とＺ撚り一次撚線を交互に配置して、断面寸
法：2.10mm×7.91mm、撚りピッチ：80.5mm、充填率：8
0.4％の多重成形撚線を製造した。
り一次撚線とＺ撚り一次撚線を交互に配置して、断面寸
法：2.10mm×7.91mm、撚りピッチ：80.5mm、充填率：8
0.4％の多重成形撚線を製造した。
【００１２】比較例１ 外径0.47mmの超電導素線を７本撚り合わせて、撚りピッ
チ25mmのＺ撚り一次撚線を12本製造し、次いでこれらの
Ｚ撚り一次撚線をＺ撚りで撚り合わせると共に圧縮成形
して、断面寸法：2.49mm×8.41mm、撚りピッチ：89.2m
m、充填率：69.6％の多重成形撚線を製造した。
チ25mmのＺ撚り一次撚線を12本製造し、次いでこれらの
Ｚ撚り一次撚線をＺ撚りで撚り合わせると共に圧縮成形
して、断面寸法：2.49mm×8.41mm、撚りピッチ：89.2m
m、充填率：69.6％の多重成形撚線を製造した。
【００１３】 比較例２比較例１と同じ超電導素線、同じ一次撚線を用
い、その一次撚線を比較例１と同じくＺ撚りで撚り合わ
せ、圧縮成形して、断面寸法：2.29mm×8.48mm、撚りピ
ッチ：89.2mm、充填率：75.0％の多重成形撚線を製造し
た。
い、その一次撚線を比較例１と同じくＺ撚りで撚り合わ
せ、圧縮成形して、断面寸法：2.29mm×8.48mm、撚りピ
ッチ：89.2mm、充填率：75.0％の多重成形撚線を製造し
た。
【００１４】以上のようにして製造した各多重成形撚線
について、ねじれ角度を測定した結果は表１のとおりで
あった。なお、ねじれ角度の測定は、図６に示すよう
に、長さ800 mmの試料を下端に１Kgの重りをつけて吊り
下げ、上端から600 mmの箇所のねじれ角度θを測定する
という方法で行った。
について、ねじれ角度を測定した結果は表１のとおりで
あった。なお、ねじれ角度の測定は、図６に示すよう
に、長さ800 mmの試料を下端に１Kgの重りをつけて吊り
下げ、上端から600 mmの箇所のねじれ角度θを測定する
という方法で行った。
【００１５】
【表１】
【００１６】比較例３ 外径0.45mmの超電導素線を７本撚り合わせて、撚りピッ
チ16mmのＺ撚り一次撚線を12本製造し、次いでこれらの
Ｚ撚り一次撚線をＳ撚りで撚り合わせると共に圧縮成形
して、断面寸法：2.33mm×7.86mm、撚りピッチ：89.2m
m、充填率：72.9％の多重成形撚線を製造した。この多
重成形撚線は、超電導素線およびＮｂＴｉフィラメント
の断線が発生した。
チ16mmのＺ撚り一次撚線を12本製造し、次いでこれらの
Ｚ撚り一次撚線をＳ撚りで撚り合わせると共に圧縮成形
して、断面寸法：2.33mm×7.86mm、撚りピッチ：89.2m
m、充填率：72.9％の多重成形撚線を製造した。この多
重成形撚線は、超電導素線およびＮｂＴｉフィラメント
の断線が発生した。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、充
填率を高くしても、ねじれが少なく直線性に優れ、しか
も超電導素線および超電導フィラメントの局部的な損傷
の少ない超電導多重成形撚線を得ることができる。
填率を高くしても、ねじれが少なく直線性に優れ、しか
も超電導素線および超電導フィラメントの局部的な損傷
の少ない超電導多重成形撚線を得ることができる。
【図１】 本発明に係る超電導多重成形撚線の一例を示
す平面図。
す平面図。
【図２】 本発明の実施例で使用した超電導素線の断面
図。
図。
【図３】 同じく一次撚線の断面図。
【図４】 同じくＳ撚り一次撚線の平面図。
【図５】 同じくＺ撚り一次撚線の平面図。
【図６】 超電導多重成形撚線のねじれ角度測定方法を
示す説明図。
示す説明図。
１：超電導素線 ２：Ｓ撚り一次撚線 ３：Ｚ撚り
一次撚線
一次撚線
Claims (1)
- 【請求項１】複数本の超電導素線をＳ撚りしたＳ撚り一
次撚線と、複数本の超電導素線をＺ撚りしたＺ撚り一次
撚線とを交互に配置して撚り合わせ、圧縮成形したこと
を特徴とする超電導多重成形撚線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284159A JPH05314832A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 超電導多重成形撚線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3284159A JPH05314832A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 超電導多重成形撚線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05314832A true JPH05314832A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=17674948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3284159A Pending JPH05314832A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 超電導多重成形撚線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05314832A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110220391A1 (en) * | 2010-03-15 | 2011-09-15 | Hitachi Cable, Ltd. | Bend resistant cable |
| CN113257477A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-08-13 | 上海超导科技股份有限公司 | 准各向同性超导带材制备方法、超导带材及超导缆线 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP3284159A patent/JPH05314832A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110220391A1 (en) * | 2010-03-15 | 2011-09-15 | Hitachi Cable, Ltd. | Bend resistant cable |
| US8710371B2 (en) * | 2010-03-15 | 2014-04-29 | Hitachi Metals, Ltd. | Bend resistant cable |
| CN113257477A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-08-13 | 上海超导科技股份有限公司 | 准各向同性超导带材制备方法、超导带材及超导缆线 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3801737B2 (ja) | ゴム補強用の集束スチールコード | |
| JPH07119059A (ja) | 超電導成形撚線の製造方法 | |
| JPH05314832A (ja) | 超電導多重成形撚線 | |
| JPH0617387A (ja) | 弾性製品のための強化用コード | |
| JPH0673672A (ja) | ゴム補強用スチールコード | |
| CN209975234U (zh) | 一种层状交互捻钢丝帘线 | |
| JP2001003281A (ja) | スチールコードの製造方法およびこの方法に用いる撚線機 | |
| CN221218282U (zh) | 一种紧密型多结构钢帘线 | |
| CN214410819U (zh) | 一种高稳定性交织绞合自粘丝包线 | |
| JP2997006B2 (ja) | 成形撚線 | |
| JP2524323Y2 (ja) | ワイヤロープ | |
| CN214831474U (zh) | 一种超微细钨丝绳 | |
| JP2001181989A (ja) | 無撚りスチールコード及びその製造方法 | |
| CN111834039B (zh) | 一种智慧能源用超柔大电流电缆及其制备方法 | |
| JPH0673673A (ja) | ゴム補強用スチールコード | |
| JPS5926588A (ja) | スチ−ルコ−ドの製造方法 | |
| JPH03141515A (ja) | 交流用Ｎｂ―Ｔｉ超電導ケーブルの製造方法 | |
| JPS5952491B2 (ja) | 安定化超電導撚線の製造方法 | |
| JPH02126519A (ja) | 超電導々体 | |
| JP2004172019A (ja) | 高屈曲ケーブル | |
| CN113186744A (zh) | 一种超微细钨丝绳及其制备方法和其应用 | |
| KR20220009149A (ko) | 연선공정을 통한 다심 형태의 MgB2 초전도 선재 및 제조방법 | |
| JPS62254942A (ja) | 超電導圧縮成形撚線の製造方法 | |
| JPS5859514A (ja) | 通信ケ−ブル用カツドおよびその製造方法 | |
| JPH04149915A (ja) | 超電導多重成形撚線の製造方法 |